JP2006149083A - アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型化が容易なアクチュエータを提供する。
【解決手段】筒状の第1の移動体11の内壁11aに、第2の移動体12及び圧電素子13の端面13aが接しており、圧電素子の端面13bが固定部材に固定されている。第2の移動体12には第1の移動体11の内壁11aからの摩擦力が作用しており、第1の移動体11の内壁11aには圧電素子13の端面13aからの摩擦力が作用している。圧電素子13は、圧電性セラミックス13cの左右面に電極13d,13dが設けられたものである。圧電性セラミックス13cは矢印方向に分極している。
【選択図】図2
【解決手段】筒状の第1の移動体11の内壁11aに、第2の移動体12及び圧電素子13の端面13aが接しており、圧電素子の端面13bが固定部材に固定されている。第2の移動体12には第1の移動体11の内壁11aからの摩擦力が作用しており、第1の移動体11の内壁11aには圧電素子13の端面13aからの摩擦力が作用している。圧電素子13は、圧電性セラミックス13cの左右面に電極13d,13dが設けられたものである。圧電性セラミックス13cは矢印方向に分極している。
【選択図】図2
Description
本発明は直線移動型及び回転移動型のアクチュエータに係り、特に小型化が容易な直線移動型及び回転移動型のアクチュエータに関する。
図17は特許文献1(特開平5−105291号公報)に記載されている圧電素子を用いた搬送装置1の概念図である。電圧印加方向に垂直な方向に分極している圧電素子2の両端の電極3a,3bに電圧Vをゆっくりと印加する(図17(a))。これにより、電極3a上に置かれた搬送物4は、作用部2aの変形と共にY方向に移動する(図17(b))。この動作に次いで、電圧の印加を止めて圧電素子2を元の位置に急速にX方向に戻す。この時、動摩擦係数は静摩擦係数よりも小さいため、搬送物4は移動した後の位置からは動かず、圧電素子2の作用部2aの変形のみを元の位置に戻すことができる(図17(c))。このような一連の動作を繰り返して行うことにより、搬送物4をY方向に移動させることが可能となる。
特開平5−105291号公報
特許文献1には、圧電素子2を用いる搬送装置の基本概念が記載されているが、この圧電素子2を用いて、複数種類の搬送物を移動することに関しては記載されていない。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、少ない数の圧電素子によって複数種類の移動体を移送させることができ、小型化が容易な直線移動型及び回転移動型のアクチュエータを提供することを目的としている。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、少ない数の圧電素子によって複数種類の移動体を移送させることができ、小型化が容易な直線移動型及び回転移動型のアクチュエータを提供することを目的としている。
本発明は、直線移動可能又は回転可能な移動体と、前記移動体に直線駆動力又は回転駆動力を与える駆動体とを有するアクチュエータにおいて、
前記移動体は、第1の移動体及び第2の移動体を有し、前記駆動体は分極方向と交叉する方向に電圧が印加される電気機械エネルギー変換素子であり、この電気機械エネルギー変換素子の前記分極方向と平行な両端面のうち一方の端面が固定部材に固定され、他方の端面が前記第1の移動体の直線移動方向又は回転接線方向に平行な面と接しており、
前記電気機械エネルギー変換素子の前記他方の端面を前記第1の移動体の前記直線移動方向又は回転接線方向の正方向と逆方向に異なる速度で変位させることにより、前記直線移動方向又は回転接線方向に前記第1の移動体を移動させることを特徴とするものである。
前記移動体は、第1の移動体及び第2の移動体を有し、前記駆動体は分極方向と交叉する方向に電圧が印加される電気機械エネルギー変換素子であり、この電気機械エネルギー変換素子の前記分極方向と平行な両端面のうち一方の端面が固定部材に固定され、他方の端面が前記第1の移動体の直線移動方向又は回転接線方向に平行な面と接しており、
前記電気機械エネルギー変換素子の前記他方の端面を前記第1の移動体の前記直線移動方向又は回転接線方向の正方向と逆方向に異なる速度で変位させることにより、前記直線移動方向又は回転接線方向に前記第1の移動体を移動させることを特徴とするものである。
本発明に用いられる前記電気機械エネルギー変換素子は例えば圧電素子であり、分極方向と交叉する方向に電圧が印加されるものである。この圧電素子の前記分極方向と平行な両端面のうち一方の端面が固定部材に固定され、他方の端面が前記第1の移動体の直線移動方向又は回転接線方向に平行な面と接しているので、前記圧電素子に電圧を印加すると、この電圧方向と交叉する分極方向にすべり変位が発生して、前記第1の移動体が直線移動又は回転移動する。
本発明では圧電素子のすべり変位を利用するため、前記圧電素子を前記第1の移動体の移動方向に平行な面に設置することができる。このため、アクチュエータ全体の寸法を小さく抑えることが容易になる。
また、本発明では、前記移動体が第1の移動体と第2の移動体を有している。
前記第2の移動体は前記第1の移動体に例えば摩擦力によって支持されている。前記第1の移動体の移動速度が小さく、前記第2の移動体にかかる力が静止摩擦力であるときには前記第2の移動体は前記第1の移動体と共に移動し前記第1の移動体に対する前記第2の移動体の相対位置は移動しない。
前記第2の移動体は前記第1の移動体に例えば摩擦力によって支持されている。前記第1の移動体の移動速度が小さく、前記第2の移動体にかかる力が静止摩擦力であるときには前記第2の移動体は前記第1の移動体と共に移動し前記第1の移動体に対する前記第2の移動体の相対位置は移動しない。
あるいは、前記電気機械エネルギー変換素子の前記他方の端面を前記第1の移動体の前記直線移動方向又は回転接線方向の正方向と逆方向に異なる速度で変位させることにより、前記直線移動方向又は回転接線方向における、前記第2の移動体の前記第1の移動体に対する相対位置を移動させることもできる。
前記第1の移動体の前記第2の移動体に対する相対移動速度が大きく、前記第2の移動体にかかる力が動摩擦力であるときには前記第2の移動体は慣性により前記第1の移動体と共に移動しなくなる。このとき、前記第2の移動体は前記第1の移動体に対して相対的に移動することになる。
このように、本発明では、前記第1の移動体を駆動させて、前記第2の移動体の前記第1の移動体上での相対位置を固定したままにしたり、移動させたりすることができる。
前記第1の移動体は前記駆動体からの摩擦力を受けているが、前記第1の移動体の周囲に、前記第1の移動体を前記駆動体に向けて押圧する加圧部材を設けて、前記第1の移動体が前記駆動体から受ける摩擦力を調節できることが好ましい。
これによって、本発明では、前記第1の移動体の前記駆動体に対する相対位置を移動させ、前記第2の移動体の前記第1の移動体に対する相対位置を変化させない移動パターンと、前記第1の移動体の前記駆動体に対する相対位置を移動させず、前記第2の移動体の前記第1の移動体に対する相対位置を変化させる移動パターンの制御が容易になる。
本発明では圧電素子のすべり変位を利用するため、前記圧電素子を前記第1の移動体の移動方向に平行な面に設置することができる。このため、アクチュエータ全体の寸法を小さく抑えることが容易になる。
また、本発明では前記第1の移動体に接している前記駆動体によって、前記第1の移動体の前記駆動体に対する相対位置移動と、前記第2の移動体の前記第1の移動体に対する相対位置移動を制御することができるので、機構を簡易化できる。
図1は本発明の第1の実施の形態のアクチュエータを示す部分分解斜視図であり、図2は図1の2−2線で切断し、矢印方向から見た断面図、図3は図1に示されたアクチュエータの上面図である。
このアクチュエータ10は、筒状の第1の移動体11の内壁11aに、第2の移動体12及び圧電素子(電気機械エネルギー変換素子)13の端面(他方の端面)13aが接しており、圧電素子の端面(一方の端面)13bが固定部材14に固定されているものである。第2の移動体12には第1の移動体11の内壁11aからの摩擦力が作用しており、第1の移動体11の内壁11aには圧電素子13の端面13aからの摩擦力が作用している。なお、図3では第2の移動体12の図示を省略している。
このアクチュエータ10は、筒状の第1の移動体11の内壁11aに、第2の移動体12及び圧電素子(電気機械エネルギー変換素子)13の端面(他方の端面)13aが接しており、圧電素子の端面(一方の端面)13bが固定部材14に固定されているものである。第2の移動体12には第1の移動体11の内壁11aからの摩擦力が作用しており、第1の移動体11の内壁11aには圧電素子13の端面13aからの摩擦力が作用している。なお、図3では第2の移動体12の図示を省略している。
圧電素子13は、圧電性セラミックス13cの左右面に電極13d,13dが設けられたものである。圧電性セラミックス13cは図2及び図3に示される矢印方向に分極している。従って、電圧は分極方向と交叉する方向に印加される。なお、圧電素子13の端面13a,13bは分極方向と平行な端面である。
第1の移動体11の外側には、第1の移動体11を圧電素子11に向けて押圧する加圧部材として、圧電素子15及び固定部材16が設けられている。圧電素子15の分極方向は第1の移動体11を圧電素子13に向けて押圧する方向であり、図2に示されるように第1の移動体の外壁11bに垂直な方向である。
第1の移動体11が圧電素子13の端面13aと平行な方向に直線移動方向する機構を図2、4、5を参照して説明する。
図2の状態から圧電素子13の電極13d,13d間に図7(a)に示されるような立ち上がり速度と立ち下がり速度が異なる電圧、例えばのこぎり波電圧を印加する。
最初に電圧はゆっくり立ち上がる(図7の区間(B))。このとき圧電素子13はこの電圧方向と交叉する分極方向にすべり変位が発生して、圧電素子13の端面13aの変位と共に第1の移動体が図示上方に直線移動する(図4)。
次に、電圧が急激に降下し(図7の区間(C))、圧電素子13は元の形状に急速に復帰する。このときは、第1の移動体11の内壁11aにかかる摩擦力は、圧電素子の端面13aからの動摩擦力になり、動摩擦力は静止摩擦力より小さい。その結果、第1の移動体11は図4の位置からは動かず、圧電素子13の端面13aのみが元の位置にもどる(図5)。このような一連の動作を繰り返すことにより、第1の移動体11を図示上方向に移動させることができる。
なお、圧電素子13の電極13d,13d間に図7(b)に示されるような立ち上がり速度と立ち下がり速度が異なるのこぎり波電圧を印加すると、第1の移動体11は図示下方に移動する。
本発明では圧電素子のすべり変位を利用するため、圧電素子13を第1の移動体11の移動方向に平行な端面13aに設置することができる。このため、アクチュエータ10の図示上下方向寸法を小さく抑えることが容易になる。
第2の移動体12は第1の移動体11に摩擦力によって支持されている。第1の移動体11の移動速度が小さく、第2の移動体12にかかる力が静止摩擦力であるときには第2の移動体12は第1の移動体11と共に移動し第1の移動体11に対する第2の移動体12の相対位置は移動しない。図2、図4、図5では第2の移動体12の第1の移動体11に対する相対位置は変化していない。
次に、図2、図4、図6を参照して、第1の移動体11に対する第2の移動体12の相対位置を移動させる機構を説明する。
図2の状態から圧電素子13の電極13d,13d間に図7(a)に示されるような立ち上がり速度と立ち下がり速度が異なるのこぎり波電圧を印加する。
最初に電圧はゆっくり立ち上がる(図7(a)の区間B)。このとき圧電素子13はこの電圧方向と交叉する分極方向にすべり変位が発生して、圧電素子13の端面13aの変位と共に第1の移動体が図示上方に直線移動する。このとき、第2の移動体12は第1の移動体11の内壁11aに摩擦力によって固定された状態を維持したまま第1の移動体11と共に図示上方に直線移動する(図4)。
次に、電圧が急激に降下し(図7aの区間C)、圧電素子13は元の形状に急速に復帰する。このとき、第1の移動体11の内壁11aにかかる摩擦力が静止摩擦力であるようにする。本実施の形態では、第1の移動体11の外壁11bに接している圧電素子15の電極15b,15b間に電圧を印加して、圧電素子15を図示左右方向に伸張させる。これによって、第1の移動体11を中心方向に加圧し、第1の移動体11が圧電素子13の端面13aから受ける静止摩擦力を大きくしている。
従って、圧電素子13の復元と共に第1の移動体も元の位置にもどる。ここで、第2の移動体12にかかる力が動摩擦力になるように、第1の移動体11の第2の移動体12に対する相対移動速度を大きくすると、慣性が働いて第2の移動体12は第1の移動体11と共に移動しなくなる。このとき、第2の移動体12は第1の移動体11に対して相対的に図示上方向に移動することになる(図6)。このような一連の動作を繰り返すことにより、第2の移動体12を図示上方向に移動させることができる。
なお、圧電素子13の電極13d,13d間に図7(b)に示されるような立ち上がり速度と立ち下がり速度が異なるのこぎり波電圧を印加すると、第2の移動体12は図示下方に移動する。
このように、第1の移動体11を駆動させて、第2の移動体12の第1の移動体11上での相対位置を固定したままにしたり、移動させたりすることができる。
本実施の形態では第1の移動体11に接している圧電素子13によって、第1の移動体11の圧電素子13に対する相対位置移動と、第2の移動体12の第1の移動体11に対する相対位置移動を制御することができるので、機構を簡易化できる。
加圧部材である圧電素子15及び固定部材16が設けられていると、第1の移動体11の圧電素子13に対する相対位置を移動させ、第2の移動体12の第1の移動体11に対する相対位置を変化させない移動パターンと、第1の移動体11の圧電素子13に対する相対位置を移動させず、第2の移動体12の第1の移動体11に対する相対位置を変化させる移動パターンの制御が容易になる。
図8は本発明の第2の実施の形態のアクチュエータを示す斜視図であり、図9は図8の9−9線で切断し、矢印方向から見た断面図、図10は図8に示されたアクチュエータの上面図である。
このアクチュエータ20では、筒状の第1の移動体21の内壁21aに第2の移動体22が接しており、第1の移動体の外壁21bに圧電素子(電気機械エネルギー変換素子)23の端面(他方の端面)23aが接している。圧電素子の端面(一方の端面)23bは固定部材24に固定されている。第2の移動体22には第1の移動体21の内壁21aからの摩擦力が作用しており、第1の移動体21の外壁21bには圧電素子23の端面23aからの摩擦力が作用している。
このアクチュエータ20では、筒状の第1の移動体21の内壁21aに第2の移動体22が接しており、第1の移動体の外壁21bに圧電素子(電気機械エネルギー変換素子)23の端面(他方の端面)23aが接している。圧電素子の端面(一方の端面)23bは固定部材24に固定されている。第2の移動体22には第1の移動体21の内壁21aからの摩擦力が作用しており、第1の移動体21の外壁21bには圧電素子23の端面23aからの摩擦力が作用している。
圧電素子23は、圧電性セラミックス23cの左右面に電極23d,23dが設けられたものである。圧電性セラミックス23cは図9に示される矢印方向に分極している。従って、電圧は電極分極方向と交叉する方向に印加される。なお、圧電素子23の端面23a,23bは分極方向と平行な端面である。
固定部材24の外側には、圧電素子23を第1の移動体21に向けて押圧する加圧部材として、圧電素子25及び固定部材26が設けられている。圧電素子25の分極方向は第1の移動体21を圧電素子23に向けて押圧する方向であり、図9に示されるように第1の移動体の外壁21bに垂直な方向である。
圧電素子23の電極23d,23d間に図7(a)に示されるような立ち上がり速度と立ち下がり速度が異なるのこぎり波電圧を印加する。
最初に電圧はゆっくり立ち上がる(図7の区間(B))。このとき圧電素子23はこの電圧方向と交叉する分極方向にすべり変位が発生して、圧電素子23の端面23aの変位と共に第1の移動体が図示上方に直線移動する。
次に、電圧が急激に降下し(図7の区間(C))、圧電素子23は元の形状に急速に復帰する。このときは、第1の移動体21の外壁21bにかかる摩擦力は、圧電素子の端面23aからの動摩擦力になり、動摩擦力は静止摩擦力より小さい。その結果、第1の移動体21は動かず、圧電素子23の端面23aのみが元の位置にもどる。このような一連の動作を繰り返すことにより、第1の移動体21を図示上方向に移動させることができる。
なお、圧電素子23の電極23d,23d間に図7(b)に示されるような立ち上がり速度と立ち下がり速度が異なるのこぎり波電圧を印加すると、第1の移動体21は図示下方に移動する。
本発明では圧電素子のすべり変位を利用するため、圧電素子23を第1の移動体21の移動方向に平行な端面23aに設置することができる。このため、アクチュエータ10の図示上下方向寸法を小さく抑えることが容易になる。
第2の移動体22は第1の移動体21に摩擦力によって支持されている。第1の移動体21の移動速度が小さく、第2の移動体22にかかる力が静止摩擦力であるときには第2の移動体22は第1の移動体21と共に移動し第1の移動体21に対する第2の移動体22の相対位置は移動しない。
ただし、図1ないし図3に示されたアクチュエータと同様に、第2の移動体22を第1の移動体21に対して相対的に移動させることが可能である。
第1の移動体21の外壁21bに接している圧電素子25の電極25b,25b間に電圧を印加して、圧電素子25を図示左右方向に伸張させることによって、圧電素子23を中心方向に加圧し、第1の移動体21が圧電素子23の端面23aから受ける静止摩擦力を大きくする。この状態で圧電素子23を駆動させて第1の移動体21を図示上方向に移動させる。
ここで、第1の移動体21を上方向に動かすときには、第2の移動体22が第1の移動体21に支持された状態で一緒に図示上方向に移動するようにゆっくりした速度で動かす。反対に第1の移動体21を下方向に動かすときには、第2の移動体22にかかる力が動摩擦力になるように、第1の移動体21の第2の移動体22に対する相対移動速度を大きくする。すると、慣性が働いて第2の移動体22は第1の移動体21と共に移動しなくなる。このとき、第2の移動体22は第1の移動体21に対して相対的に図示上方向に移動することになる。このような一連の動作を繰り返すことにより、第2の移動体22を図示上方向に移動させることができる。
なお、圧電素子23の電極23d,23d間に図7(b)に示されるような立ち上がり速度と立ち下がり速度が異なるのこぎり波電圧を印加すると、第2の移動体22は図示下方に移動する。
このように、第1の移動体21を駆動させて、第2の移動体22の第1の移動体21上での相対位置を固定したままにしたり、移動させたりすることができる。
本実施の形態では第1の移動体21に接している圧電素子23によって、第1の移動体21の圧電素子23に対する相対位置移動と、第2の移動体22の第1の移動体21に対する相対位置移動を制御することができるので、機構を簡易化できる。
加圧部材である圧電素子25及び固定部材26が設けられていると、第1の移動体21の圧電素子23に対する相対位置を移動させ、第2の移動体22の第1の移動体21に対する相対位置を変化させない移動パターンと、第1の移動体21の圧電素子23に対する相対位置を移動させず、第2の移動体22の第1の移動体21に対する相対位置を変化させる移動パターンの制御が容易になる。
図1ないし図10では、第1の移動体11、21が図示上下方向に移動する。
ここで、圧電素子13、23の分極方向を図11、図12の矢印方向に示すように、第1の移動体11、21の円周に沿った方向にすると、圧電素子13、23に図7(a)、(b)に示すのこぎり波電圧を印加することによって、第1の移動体11、21を円周方向に回転運動させることができる。
ここで、圧電素子13、23の分極方向を図11、図12の矢印方向に示すように、第1の移動体11、21の円周に沿った方向にすると、圧電素子13、23に図7(a)、(b)に示すのこぎり波電圧を印加することによって、第1の移動体11、21を円周方向に回転運動させることができる。
また、図13、図14に示すように、複数個の圧電素子13、23のうち一部の分極方向を第1の移動体11、21の円周に沿った方向にし、他を第1の移動体13、23の上方向(図示Z方向)にすると、圧電素子13、23に図7(a)、(b)に示すのこぎり波電圧を適宜印加することによって、第1の移動体11、21を、上下方向に直進運動させたり、円周方向に回転運動させたり、または、らせん運動させることができる。
図15は本発明の他の実施の形態のアクチュエータを示す上面図であり、図16は図15に示されたアクチュエータを16−16線で切断して矢印方向から見た断面図である。
このアクチュエータ30は、筒状の第1の移動体31の内壁31aに第2の移動体32が接しており。第1の移動体31の外壁31bに圧電素子(電気機械エネルギー変換素子)35の端面(他方の端面)35aが接しているものである。圧電素子35の端面(一方の端面)35bは固定部材36に固定されている。第2の移動体32には第1の移動体31の内壁31aからの摩擦力が作用しており、第1の移動体31の外壁31bには圧電素子35の端面35aからの摩擦力が作用している
また、第1の移動体31の内壁31aに圧電素子(電気機械エネルギー変換素子)33の端面(他方の端面)33aが接しており、圧電素子33の端面(一方の端面)33bは固定部材34に固定されている。第1の移動体31の内壁31aには圧電素子33の端面33aからの摩擦力が作用している。
また、第1の移動体31の内壁31aに圧電素子(電気機械エネルギー変換素子)33の端面(他方の端面)33aが接しており、圧電素子33の端面(一方の端面)33bは固定部材34に固定されている。第1の移動体31の内壁31aには圧電素子33の端面33aからの摩擦力が作用している。
なお、図15では第2の移動体32の図示を省略している。
圧電素子35は、圧電性セラミックス35cの左右面に電極35d,35dが設けられたものである。圧電性セラミックス35cは図9に示される矢印方向に分極している。圧電素子33は、圧電性セラミックス33cの左右面に電極33d,33dが設けられたものである。圧電性セラミックス33c、35cは図15、図16に示される矢印方向に分極している従って、電圧は分極方向と交叉する方向に印加される。
圧電素子35は、圧電性セラミックス35cの左右面に電極35d,35dが設けられたものである。圧電性セラミックス35cは図9に示される矢印方向に分極している。圧電素子33は、圧電性セラミックス33cの左右面に電極33d,33dが設けられたものである。圧電性セラミックス33c、35cは図15、図16に示される矢印方向に分極している従って、電圧は分極方向と交叉する方向に印加される。
固定部材36の外側には、圧電素子35を第1の移動体31に向けて押圧する加圧部材として、圧電素子37及び固定部材38が設けられている。圧電素子37の分極方向は圧電素子35を第1の移動体31に向けて押圧する方向であり、図15に示されるように第1の移動体の外壁31bに垂直な方向である。
圧電素子35の電極35d,35d間に図7(a)に示されるような立ち上がり速度と立ち下がり速度が異なるのこぎり波電圧を印加することにより、第1の移動体31を図16の図示上下方向に移動させることができる。
また、図1ないし図3に示されたアクチュエータと同様に、第2の移動体32を第1の移動体31に対して相対的に移動させることが可能である。
第1の移動体31の外壁31bに接している圧電素子37の電極37b,37b間に電圧を印加して、圧電素子37を図示左右方向に伸張させることによって、圧電素子35を中心方向に加圧し、第1の移動体31が圧電素子35の端面35aから受ける静止摩擦力を大きくする。この状態で圧電素子35を駆動させて第1の移動体31を図示上方向に移動させる。
ここで、第1の移動体31を上方向に動かすときには、第2の移動体32が第1の移動体31に支持された状態で一緒に図示上方向に移動するようにゆっくりした速度で動かす。反対に第1の移動体31を下方向に動かすときには、第2の移動体32にかかる力が動摩擦力になるように、第1の移動体31の第2の移動体32に対する相対移動速度を大きくする。すると、慣性が働いて第2の移動体32は第1の移動体31と共に移動しなくなる。このとき、第2の移動体32は第1の移動体31に対して相対的に図示上方向に移動することになる。このような一連の動作を繰り返すことにより、第2の移動体32を図示上方向に移動させることができる。
なお、圧電素子35の電極35d,35d間に図7(b)に示されるような立ち上がり速度と立ち下がり速度が異なるのこぎり波電圧を印加すると、第2の移動体32は図示下方に移動する。
このように、第1の移動体31を駆動させて、第2の移動体32の第1の移動体31上での相対位置を固定したままにしたり、移動させたりすることができる。
また、圧電素子33の電極33d,33d間に図7(a)、(b)に示されるような立ち上がり速度と立ち下がり速度が異なるのこぎり波電圧を印加することにより、第1の移動体31を円周方向に回転させることができる。
さらに、圧電素子33と圧電素子35を同時に駆動することにより、第1の移動体31を螺旋運動させることができる。
なお、本発明のアクチュエータはカメラのオートフォーカス装置などに用いることが可能である。例えば、第1の移動体を筐体とし、第2の移動体をレンズ体としてズーミングやピント合わせを行うことができる。
11、21、31 第1の移動体
12、22、32 第2の移動体
13、23、33 圧電素子
14、24、34 固定部材
15、25、35 圧電素子
16、26、36 固定部材
12、22、32 第2の移動体
13、23、33 圧電素子
14、24、34 固定部材
15、25、35 圧電素子
16、26、36 固定部材
Claims (3)
- 直線移動可能又は回転可能な移動体と、前記移動体に直線駆動力又は回転駆動力を与える駆動体とを有するアクチュエータにおいて、
前記移動体は、第1の移動体及び第2の移動体を有し、前記駆動体は分極方向と交叉する方向に電圧が印加される電気機械エネルギー変換素子であり、この電気機械エネルギー変換素子の前記分極方向と平行な両端面のうち一方の端面が固定部材に固定され、他方の端面が前記第1の移動体の直線移動方向又は回転接線方向に平行な面と接しており、
前記電気機械エネルギー変換素子の前記他方の端面を前記第1の移動体の前記直線移動方向又は回転接線方向の正方向と逆方向に異なる速度で変位させることにより、前記直線移動方向又は回転接線方向に前記第1の移動体を移動させるアクチュエータ。 - 直線移動可能又は回転可能な移動体と、前記移動体に直線駆動力又は回転駆動力を与える駆動体とを有するアクチュエータにおいて、
前記移動体は、第1の移動体及び第2の移動体を有し、前記駆動体は分極方向と交叉する方向に電圧が印加される電気機械エネルギー変換素子であり、この電気機械エネルギー変換素子の前記分極方向と平行な両端面のうち一方の端面が固定部材に固定され、他方の端面が前記第1の移動体の直線移動方向又は回転接線方向に平行な面と接しており、
前記電気機械エネルギー変換素子の前記他方の端面を前記第1の移動体の前記直線移動方向又は回転接線方向の正方向と逆方向に異なる速度で変位させることにより、前記直線移動方向又は回転接線方向における、前記第2の移動体の前記第1の移動体に対する相対位置を移動させるアクチュエータ。 - 前記第1の移動体の周囲に、前記第1の移動体を前記駆動体に向けて押圧する加圧部材が設けられている請求項1又は2記載のアクチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004335318A JP2006149083A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004335318A JP2006149083A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | アクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006149083A true JP2006149083A (ja) | 2006-06-08 |
Family
ID=36628126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004335318A Withdrawn JP2006149083A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006149083A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008197473A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Mitsumi Electric Co Ltd | リニアアクチュエータ |
| JP2008197476A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Mitsumi Electric Co Ltd | リニアアクチュエータ |
| WO2014140143A3 (en) * | 2013-03-15 | 2014-12-24 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Piezo drive unit |
| CN106131431A (zh) * | 2016-08-05 | 2016-11-16 | 畅索软件科技(上海)有限公司 | 一种自动对焦装置和拍摄装置 |
-
2004
- 2004-11-19 JP JP2004335318A patent/JP2006149083A/ja not_active Withdrawn
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