JP2006149251A - コンバイン - Google Patents

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Takeyuki Ishida
健之 石田
Masashi Kamoto
政司 嘉本
Tatsuya Yamane
達也 山根
Shigeaki Maeda
滋昭 前田
Toshiyuki Ishibashi
俊之 石橋
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Abstract

【課題】 前処理部駆動用ギヤケースとオイルタンクの簡潔な配置構造によりコンパクト化を可能にしたコンバインを提供する。
【解決手段】 機体前方に前処理部16を昇降自在に支持し、かつ前記機体の前記前処理部16の後方部分に脱穀部15を配置したコンバイン10において、前記機体の前部に前記前処理部16と前記脱穀部15との間に位置するように、前記前処理部16に動力伝達する前処理部駆動用ギヤケース28と、前記前処理部16等の作業部を昇降作動する油圧装置用又は動力伝達装置の潤滑用オイルを溜めるオイルタンク42とを、前記機体の左右方向に並べて配置した。前処理部駆動用ギヤケース28とオイルタンク42とを前記機体の左右方向に並べて配置することにより、コンバイン10をコンパクト化することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、油圧無段変速装置を介して前処理部と脱穀装置のフィードチェーンを駆動するようにしたコンバインに関する。
前処理部の回転速度と脱穀装置のフィードチェーンの速度を車速に同調させるようにしたコンバインにおいて、前処理部とフィードチェーンとへ各々動力を分配する前処理部駆動用ギヤケース(伝動装置)の入力側に油圧無段変速装置を設け、該油圧無段変速装置に連動する前処理部駆動用ギヤケースの歯車列の高速部位から前処理部の入力部へ、また低速部位からフィードチェーンへ各々動力を伝達するようにしたコンバインが公知である(例えば、特許文献1参照)。
機体の前端部にオイルタンクを固定設置すると共に、該オイルタンクに、前処理部を昇降自在に支持する支持部を設け、オイルタンクとその後方の脱穀部との間にエンジンからの動力を分配する前処理部駆動用ギヤケース(動力分配ケース)を配設して、脱穀部(脱穀装置)への動力分配の連係機構を比較的簡単な構造にしたコンバインが公知である(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−199812号公報(第3頁、図3) 特開2000−92950号公報(第3頁、図2)
前者の従来技術では、前処理部駆動用ギヤケースに潤滑用オイルを供給したり、各種油圧機器にオイルを供給するためのオイルタンクが必要となるが、オイルタンクの設置については、何ら開示されていない。
また、後者の従来技術では、オイルタンクと前処理部駆動用ギヤケースとを機体の前後方向に並設しているため、コンバインが大型化することになる。特に、2条刈り等の小型のコンバインにおいては、前処理支持部下方のスペースが小さいためオイルタンク等の設置ができず、オイルタンクと前処理部駆動用ギヤケースを前後方向に並設すると、コンバインが必要以上に大きくなる。
前記の事情に鑑み、本発明は、前処理部駆動用ギヤケースとオイルタンクの簡潔な配置構造によりコンパクト化を可能にしたコンバインを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、機体(11)前方に前処理部(16)を昇降自在に支持し、かつ前記機体(11)の前記前処理部(16)の後方部分に脱穀部(15)を配置したコンバイン(10)において、
前記前処理部(16)と前記脱穀部(15)との間における前記機体(11)に、前記前処理部(16)に動力伝達する前処理部駆動用ギヤケース(28)と、前記前処理部(16)等の作業部を昇降作動する油圧装置用又は動力伝達装置の潤滑用オイルを溜めるオイルタンク(42)とを前記機体(11)の左右方向に並べて配置した、
ことを特徴とするコンバインにある。
請求項2に係る本発明は、前記前処理部駆動用ギヤケース(28)と前記オイルタンク(42)の間における前記機体(11)に冷却ファン(48)を、その送風方向を左右方向として配置した、
請求項1記載のコンバインにある。
請求項3に係る本発明は、前記前処理部(16)から前記脱穀部(15)に穀稈を搬送すると共に前記脱穀部(15)での扱深を調節する扱深さ搬送体(26)を備え、
前記扱深さ搬送体(26)を揺動駆動する駆動装置(44)を、前記前処理部駆動用ギヤケース(28)と前記オイルタンク(42)の間における前記機体(11)に配置した、
請求項1記載のコンバインにある。
なお、前記した括弧内の符号等は、図面を参照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。
請求項1に係る本発明によると、前処理部駆動用ギヤケースとオイルタンクとを、前処理部と脱穀部との間に左右方向に並べて配置したので、簡潔な配置構造によりコンバインをコンパクトに構成することができ、かつ上記前処理部駆動用ギヤケースから前処理部への駆動経路を短く構成できると共に、オイルタンクから各操作部用油圧装置又は動力伝達装置への配置を短くすることができる。
請求項2に係る本発明によると、1個の冷却ファンにより前処理部駆動用ギヤケース及びオイルタンクの両方を冷却すること可能になり、特に上記ギヤケースにHSTを設けた場合、HSTを有効に冷却することができる。
請求項3に係る本発明によると、扱深さ搬送体の揺動駆動装置を前処理部駆動用ギヤケースとオイルタンクの間に配置して、コンバインをコンパクトに構成することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図7は本発明の実施の形態を示すもので、図1は、本発明に係るコンバインの左側面図、図2は、本発明に係るコンバインの右側面図、図3は、図1及び図2に示すコンバインの前部を示す平面図、図4は、図3の前処理部を外したコンバインの正面図、図5は、図4におけるギヤケースの設置状態を示す右側面図、図6は、図5の正面図、図7は、図1及び図2に示すコンバインの伝動系統図である。
図1乃至図4に示すように、コンバイン10は、機体11の下にクローラ走行装置12を有し、該クローラ走行装置12の作動により走行及び旋回可能に構成されている。前記機体11の左右一側には運転席13が配置され、他側には脱穀部15が配置されている。また、前記機体11の前方には、前処理部16が配置されている。
前記前処理部16は、左右一対の支持部材17、18により回転自在に支持された横伝動パイプ20と、該横伝動パイプ20に固定された縦伝動パイプ21を備え、該縦伝動パイプ21の先端に、デバイダ22、刈刃(図示せず)、刈取搬送装置(図示せず)等が配置されている。そして、刈刃、刈取搬送装置等は、前記横伝動パイプ20及びたて伝動パイプ21内を通して伝達される動力によって駆動される。なお、前記支持部材17は、連結部材23を介して前記脱穀部15に固定されている。
前記脱穀部15には、該脱穀部15に沿って穀稈を搬送するためのフィードチェーン25が付設されている。該フィードチェーン25と前記前処理部16の刈取搬送装置との間には、前記脱穀部15に対する穀稈の穂先の通過位置を調整し得るように、前記横伝動パイプ20に回動自在に支持された扱深さ搬送体26が配置されている。
図3乃至図6に示すように、前記機体11の前部には、前記脱穀部15と前記前処理部16との間に位置するように、前記支持部材18と取付部材27を介して前処理部駆動用ギヤケース28が配置され、連結部材30を介して脱穀部15に連結固定されている。即ち、前記支持部材18は、前記前処理部駆動用ギヤケース28の取付部材を兼ねている。前記機体11の前部に前処理部駆動用ギヤケース28を配置することにより、前記前処理部駆動用ギヤケース28から前記前処理部16への駆動経路を短く構成できる
前記前処理部駆動用ギヤケース28の側面には、油圧無段変速装置(以下、HSTという)31が配置され、HST用のオイルタンク32が付設されている。また、前記前処理部駆動用ギヤケース28に固定された取付ブラケット33には、モータ35とポテンショメータ36が支持されている。
そして、前記モータ35の出力軸に固定されたギヤ37により前記HST31トラニオン軸に固定された扇形ギヤ38を駆動して、前記HST31の出力を調整する。また、前記ポテンショメータ36は、その可動軸に固定されたセンサアーム40を介して前記扇形ギヤ38の揺動量を検出し、前記HST31の出力を検出するようになっている。
前記機体11には、前記脱穀部15と前記前処理部16との間に位置するように、取付部材41を介してオイルタンク42が前記前処理部駆動用ギヤケース28と前記機体11の左右方向に並ぶように配置されている。該オイルタンク42内のオイルは、コンバイン10の走行用HSTの潤滑油として使用される外、前記前処理部16や他の油圧機器の作動油として使用される。前記機体11の前部に前記オイルタンク42を配置することにより、前記オイルタンク42から各操作部用油圧装置又は動力伝達装置への配置を短くすることができる。
前記機体11には、前記脱穀部15と前記前処理部16との間に位置するように、前記扱深さ搬送体26の揺動駆動装置44を前記前処理部駆動用ギヤケース28と前記オイルタンク42の間に配置している。前記揺動駆動装置44は、前記支持部材17と前記オイルタンク42の間に位置するように配置されたモータ45と、該モータ43の出力軸に固定された送りねじ46と、該送りねじ46に連結され、前記扱深さ搬送体26を、前記横伝動パイプ20を中心として回動させるリンク機構47で構成されている。前記扱深さ搬送体26の揺動駆動装置44を前記前処理部駆動用ギヤケース28と前記オイルタンク42の間に配置することにより、前記コンバイン10をコンパクトに構成することができる。
前記HST31には、該HST31側から前記オイルタンク42側に向けて送風するように冷却ファン48が配置されている。従って、前記前処理部駆動用ギヤケース28の周囲の空気が前記冷却ファン48の回転により吸引されるので、前記前処理部駆動用ギヤケース28を冷却することができる。また、前記オイルタンク42に前記冷却ファン48から吹付けられる空気によって、前記オイルタンク42を冷却することができる。また、前記前処理部駆動用ギヤケース28に前記HST31を設けた場合、前記HST31をも有効に冷却することができる。
図7に示すように、前記脱穀部15は、穀稈から穀粒を扱ぎ落とす第1扱胴51及び第2扱胴52と、扱ぎ落とされた穀粒と藁屑から穀粒を選別する揺動選別体53と、選別された穀粒を脱穀部15の外へ搬出する1番ラセン55と、藁屑交じりの穀粒を前記揺動選別体53に還流させる2番ラセン56と、前記揺動選別体53に穀粒と藁屑を選別するための選別風を送風する唐箕ファン57と、前記揺動選別体53から吹き飛ばされた藁屑を吸引して脱穀部15の外部へ排出する排塵ファン58と、脱穀部15の後部に配置され脱穀が終った排藁を短く切断して排出する排藁処理部60と、前記フィードチェーン25により搬送され、前記第1扱胴51及び第2扱胴52により脱穀された穀稈を前記フィードチェーン25から引継ぎ前記排藁処理部60に搬送する排藁搬送チェーン61を備えている。なお、前記コンバイン10に穀粒を貯蔵するグレンタンク(図示せず)と、該グレンタンクから穀粒を搬出するオーガ62を設置することもできる。
前記コンバイン10の伝動系統は、図7に示すように構成されている。エンジン71の出力軸71aには、プーリ71b、71c、71dが固定されている。前記プーリ71bからベルト71eを介して前記オーガ62に動力が伝達される。前記プーリ71cからベルト71fを介してコンバイン10の走行駆動系に動力が伝達される。
伝動軸72には、プーリ72a、72bと傘歯車72cが固定されている。前記伝動軸72には、前記プーリ71dとプーリ72aの間に掛け渡されたベルト71gにより動力が伝達される。
前記第1扱胴51の駆動軸51aには、プーリ51b、51bが固定されている。前記第2扱胴52の駆動軸52aには、プーリ52bと前記傘歯車72cと噛合う傘歯車52cが固定されている。前記プーリ51bと前記プーリ52bとの間には、ベルト52dが掛け渡されている。
伝動軸73には、プーリ73aと傘歯車73bが固定されている。前記プーリ51cと前記プーリ73aの間には、ベルト51dが掛け渡されている。前記排藁搬送チェーン61の駆動軸61aには、前記傘歯車73bと噛合う傘歯車61bが固定されている。
前記伝動軸72に伝達された動力は、前記傘歯車72c、52cを介して駆動軸52aに伝達され、前記第2扱胴を回転駆動すると共に、前記プーリ52b、ベルト52d及びプーリ51bを介して前記駆動軸51aに伝達され、前記第1扱胴51を回転駆動する。さらに、該駆動軸51aの動力を、前記プーリ51c、ベルト51d及びプーリ73aを介して前記伝動軸73に伝達し、該伝動軸73から前記傘歯車73b、傘歯車61bを介して前記駆動軸61aに伝達して、前記排藁搬送チェーン61を駆動する。
前記2番ラセン56の駆動軸56aには、プーリ56b、56c、56dが固定され、該プーリ56bと前記プーリ72bとの間には、ベルト72dが掛け渡されている。前記1番ラセン55の駆動軸55aには、プーリ55bが固定されている。前記揺動選別体53の駆動軸53aには、プーリ53bが固定されている。前記唐箕ファン57の駆動軸57aには、プーリ57b、57cが固定されている。前記プーリ56c、55b、53b及び57bの間には、ベルト56eが掛け渡されている。前記排塵ファン58の駆動軸58aには、プーリ58bが固定されている。前記排藁処理部60の駆動軸60aには、プーリ60bが固定されている。前記プーリ56d、58b及び60bの間には、ベルト56fが掛け渡されている。
前記伝動軸72から前記プーリ72b、ベルト72d及びプーリ56bに動力が伝達されると、前記駆動軸56aが駆動され、2番ラセン56を回転駆動させると共に、その動力は前記プーリ56c、ベルト56e、プーリ55b、プーリ53b及びプーリ57bを介して前記駆動軸55a、駆動軸53a及び駆動軸57aに伝達され、前記1番ラセン55、前記揺動選別体53、前記唐箕ファン57を駆動する。さらに、前記プーリ56d、ベルト56f、プーリ58及びプーリ60bを介して前記駆動軸58a、駆動軸60aに伝達され、前記排塵ファン58及び前記排藁処理部60を駆動する。
前記前処理部駆動用ギヤケース28を回転自在に貫通する前記HST31の入力軸31aには、プーリ31bが固定されている。前記プーリ57cと前記プーリ31bとの間には、ベルト57dが掛け渡されている。前記HST31の出力軸31cには、歯車31d、31eが固定されている。
前記前処理部駆動用ギヤケース28には、前記歯車31dに噛合う歯車列28aによって駆動される出力軸28bと、前記歯車31eに噛合う歯車列28cによって駆動される出力軸28dが配置されている。前記出力軸28dにはプーリ28eが固定され、該プーリ28eに掛け渡されたベルト28fを介して前記前処理部16を駆動する。前記出力軸28bは、前記フィードチェーン25のスプロケット25aに直結され、該フィードチェーン25を駆動する。
前記唐箕ファン57の駆動軸57aから前記プーリ57c、ベルト57d及びプーリ31bを介して入力軸31aに動力が伝達されると、その回転速度がHST31及び前処理部駆動用ギヤケース28の前記歯車列28a、28cで変速され、それぞれ前記出力軸28b、28dに出力される。そして、前記出力軸28bから前記スプロケット25aを介して前記フィードチェーン25を駆動し、前記出力軸28dから前記プーリ28e及びベルト28fを介して前処理部16を駆動する。
なお、前記冷却ファン48は、例えば、前記HST31の出力軸31cを前記前処理部駆動用ギヤケース28とは反対側に延設して、該出力軸31cに取付ることができる。
前記のように、前処理部駆動用ギヤケース28とオイルタンク42を機体11の前部に、機体11の左右方向に並べて配置することにより、機体11の前後方向の長さを短くしてコンバイン10をコンパクト化することができる。また、扱深さ搬送体26の揺動駆動装置44を、前処理部駆動用ギヤケース28とオイルタンク42の間に配置することにより、コンバイン10をより一層コンパクト化することができる。
前処理部駆動用ギヤケース28とオイルタンク42の間に1個の冷却ファンを配置したので、前処理部駆動用ギヤケース28とオイルタンク42を効率よく冷却することができる。また、前処理部駆動用ギヤケース28にHST31を配置することにより、HST31をも冷却することができる。
本発明に係るコンバインの左側面図である。 本発明に係るコンバインの右側面図である。 図1及び図2に示すコンバインの前部を示す平面図である。 図3の前処理部を外したコンバインの正面図である。 図4におけるギヤケースの設置状態を示す右側面図である。 図5の正面図である。 図7は、図1及び図2に示すコンバインの伝動系統図である。
符号の説明
10 コンバイン
11 機体
15 脱穀部
16 前処理部
28 前処理部駆動用ギヤケース
42 オイルタンク
44 駆動装置(揺動駆動装置)
48 冷却ファン

Claims (3)

  1. 機体前方に、前処理部を昇降自在に支持し、かつ前記機体の前記前処理部の後方部分に脱穀部を配置したコンバインにおいて、
    前記前処理部と前記脱穀部との間における前記機体に、前記前処理部に動力伝達する前処理部駆動用ギヤケースと、前記前処理部等の作業部を昇降作動する油圧装置用又は動力伝達装置の潤滑用オイルを溜めるオイルタンクとを前記機体の左右方向に並べて配置した、
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記前処理部駆動用ギヤケースと前記オイルタンクの間における前記機体に冷却ファンを、その送風方向を左右方向として配置した、
    請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記前処理部から前記脱穀部に穀稈を搬送すると共に前記脱穀部での扱深を調節する扱深さ搬送体を備え、
    前記扱深さ搬送体を揺動駆動する駆動装置を、前記前処理部駆動用ギヤケースと前記オイルタンクの間における前記機体に配置した、
    請求項1記載のコンバイン。
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