JP2006149601A - 電気調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 料理に関する各種情報を記憶させたICタグを用いて、料理に関する各種情報を表示することにより、ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】 料理を収容する料理収容容器5A,5Bと、該料理収容容器5A,5Bを所定温度に保温する加熱手段(電気ヒータ7)を備えた保温台6とを備えた電気調理器において、前記料理収容容器5A,5Bあるいは前記保温台6に、料理に関する各種情報を記憶する記憶手段を有するICタグ1A,1Bを付設する一方、前記保温台6に、前記ICタグ1A,1Bとの間で前記各種情報を授受する送受信ユニット2を配設するとともに、該送受信ユニット2が受信した各種情報を表示する表示手段14A,14Bを付設して、ユーザが、表示手段14A,14Bに表示された各種情報を視認することによって、それらの情報のうち必要なものを確認することができるようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、電気調理器に関するものであり、さらに詳しくは、料理を収容する料理収容容器と、該料理収容容器を所定温度に保温する加熱手段を備えた保温台とを備えた電気調理器に関するものである。
従来、例えばホテルやレストランのパーティー会場、あるいはホテルなどにおいてバイキング形式で料理を提供する場合等においては、大きな皿や鍋等の料理収容容器に料理を収容してパーティー出席者に提供することが行われており、料理収容容器内に収容された料理の旨みを長時間に亘って持続させるために、料理収容容器を保温する保温台が用いられている(特許文献1参照)。
特開平8−215072号公報
ところが、上記特許文献1に開示されている料理収容容器あるいは保温台には、収容された料理の種類(即ち、メニュー)がメニューパネルにより表示されているに過ぎず、料理に関する各種の情報(例えば、原材料、原材料の原産地、料理の最適保温状態等の情報)については表示されていない。
上記したパーティ会場での料理の提供、あるいはバイキング形式による料理の提供の場合、不特定多数の人が利用することが想定され、子供の利用も少なくない。近年、子供には食物アレルギーをもつものが多くなってきており、アレルギー性のある料理材料を見分けることができないため、外食時に苦労している。また、グルメ指向の高まりにより、料理に使われている原材料の原産地を知ることが、当該料理の価値を高める一つの手段となる。さらに、料理の保温状態を視覚で確認できれば、便利である。
近年、情報蓄積量の大きなICチップをタグに利用したICタグ(電子荷札)の開発が進み、実用化されてきている。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、料理に関する各種情報を記憶させたICタグを用いて、料理に関する各種情報を表示することにより、ユーザの利便性を向上させることを目的とするものである。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、料理を収容する料理収容容器と、該料理収容容器を所定温度に保温する加熱手段を具備した保温台とを備えた電気調理器において、前記料理収容容器あるいは前記保温台に、料理に関する各種情報を記憶する記憶手段を有するICタグを付設する一方、前記保温台に、前記ICタグとの間で前記各種情報を授受する送受信ユニットを配設するとともに、該送受信ユニットが受信した各種情報を表示する表示手段を付設している。
上記のように構成したことにより、料理収容容器あるいは保温台に付設されたICタグの記憶手段に、料理に関する各種情報(例えば、原材料、原材料の原産地、料理の最適保温状態等の情報)が記憶され、該各種情報は、送受信ユニットを介して表示手段に表示されることとなる。従って、ユーザは、表示手段に表示された各種情報を視認することによって、それらの情報のうち必要なものを確認することができることとなり、ユーザの利便性が著しく向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた電気調理器において、前記ICタグの記憶手段に、料理の材料に設けられたICチップから得られた原材料情報を記憶するようにすることもでき、そのように構成した場合、料理の材料に設けられたICチップから得られた原材料情報がICタグおよび送受信ユニットを介して表示手段に表示されることとなり、表示された原材料情報(例えば、アレルギー性を有する原材料)により料理を忌避することができ、ユーザの利便性がさらに向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1の手段を備えた電気調理器において、前記ICタグの記憶手段に、料理の調理時における入力作業により入力される各種情報を記憶するようにすることもでき、そのように構成した場合、料理の調理時における入力作業により入力される各種情報(例えば、原材料、原材料の原産地、料理の最適保温状態等の情報)が送受信ユニットを介して表示手段に表示されることとなり、ユーザは、表示手段に表示された各種情報を視認することによって、それらの情報のうち必要なものを確認することができ、ユーザの利便性が著しく向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた電気調理器において、前記保温台の外郭を構成する部材を、電磁波を遮蔽する遮蔽部材により構成するとともに、前記ICタグを、前記料理収容容器の前記保温台への架設部より下方となる位置に設け且つ前記送受信ユニットを、前記保温台内部に設けることもでき、そのように構成した場合、複数の料理収容容器を近距離に配置した場合であっても、通信干渉がなくなるところから、精度の良い通信が可能となるし、ICタグと送受信ユニットとの間で信号の授受を行った場合であっても、遮蔽部材により電磁波の外部への洩れを防止することができるところから、安全性が向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた電気調理器において、前記送受信ユニットに、前記ICタグからの各種情報に基づいて前記加熱手段による保温制御温度を設定する機能を付与することもでき、そのように構成した場合、ICタグからの各種情報に基づいて加熱手段による保温制御温度が自動的に設定できるところから、料理収容容器に収容された料理の種類毎に保温制御温度の設定を行う必要がなくなり、ユーザにとって極めて便利となる。
本願発明の第1の手段によれば、料理を収容する料理収容容器と、該料理収容容器を所定温度に保温する加熱手段を備えた保温台とを具備した電気調理器において、前記料理収容容器あるいは前記保温台に、料理に関する各種情報を記憶する記憶手段を有するICタグを付設する一方、前記保温台に、前記ICタグとの間で前記各種情報を授受する送受信ユニットを配設するとともに、該送受信ユニットが受信した各種情報を表示する表示手段を付設して、料理収容容器あるいは保温台に付設されたICタグの記憶手段に、料理に関する各種情報(例えば、原材料、原材料の原産地、料理の最適保温状態等の情報)が記憶され、該各種情報は、送受信ユニットを介して表示手段に表示されるようにしたので、ユーザは、表示手段に表示された各種情報を視認することによって、それらの情報のうち必要なものを確認することができることとなり、ユーザの利便性が著しく向上するという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた電気調理器において、前記ICタグの記憶手段に、料理の材料に設けられたICチップから得られた原材料情報を記憶するようにすることもでき、そのように構成した場合、料理の材料に設けられたICチップから得られた原材料情報がICタグおよび送受信ユニットを介して表示手段に表示されることとなり、表示された原材料情報(例えば、アレルギー性を有する原材料)により料理を忌避することができ、ユーザの利便性がさらに向上する。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1の手段を備えた電気調理器において、前記ICタグの記憶手段に、料理の調理時における入力作業により入力される各種情報を記憶するようにすることもでき、そのように構成した場合、料理の調理時における入力作業により入力される各種情報(例えば、原材料、原材料の原産地、料理の最適保温状態等の情報)が送受信ユニットを介して表示手段に表示されることとなり、ユーザは、表示手段に表示された各種情報を視認することによって、それらの情報のうち必要なものを確認することができ、ユーザの利便性が著しく向上する。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた電気調理器において、前記保温台の外郭を構成する部材を、電磁波を遮蔽する遮蔽部材により構成するとともに、前記ICタグを、前記料理収容容器の前記保温台への架設部より下方となる位置に設け且つ前記送受信ユニットを、前記保温台内部に設けることもでき、そのように構成した場合、複数の料理収容容器を近距離に配置した場合であっても、通信干渉がなくなるところから、精度の良い通信が可能となるし、ICタグと送受信ユニットとの間で信号の授受を行った場合であっても、遮蔽部材により電磁波の外部への洩れを防止することができるところから、安全性が向上する。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた電気調理器において、前記送受信ユニットに、前記ICタグからの各種情報に基づいて前記加熱手段による保温制御温度を設定する機能を付与することもでき、そのように構成した場合、ICタグからの各種情報に基づいて加熱手段による保温制御温度が自動的に設定できるところから、料理収容容器に収容された料理の種類毎に保温制御温度の設定を行う必要がなくなり、ユーザにとって極めて便利となる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
第1の実施の形態
図1ないし図3には、本願発明の第1の実施の形態にかかる電気調理器が示されている。
この電気調理器は、図1に示すように、料理を収容する料理収容容器5A,5Bと、該料理収容容器5を所定温度に保温する加熱手段である電気ヒータ7を具備した保温台6とを備えて構成されている。
前記料理収容容器5Aは、スープ等の液状料理を収容するのに適した深鍋形状とされる一方、前記料理収容容器5Bは、ビーフステーキ等の固形料理を収容するのに適した浅鍋形状とされている。前記料理収容容器5Aおよび5Bの側面には、これらの料理収容容器5Aおよび5Bを前記保温台6の上面に形成された係合穴8A,8Bにそれぞれ縣架するための鍔部9A,9Bがそれぞれ形成されている。
一方、前記保温台6の外郭を構成する部材(即ち、本体ケース10)は、電磁波を遮蔽する遮蔽部材(例えば、金属等)により構成されており、その側面下部には、4個の猫足形状の支持脚11,11・・(図1においては、2個のみが図示されている)が形成されている。また、前記本体ケース10の底部を構成する浅い皿形状の底部材12は、前記支持脚11,11・・の内面に対して支持具13,13・・を介して着脱自在に支持されている。さらに、前記底部材12上には、前記電気ヒータ7が取り付けられている。さらにまた、この保温台6の上面には、前記係合穴8A,8Bが形成されている。符号14A,14Bは料理収容容器5A,5Bに対応するように前記保温台6に取り付けられたメニュー表示部であり、該メニュー表示部14A,14Bは、特許請求の範囲における表示手段(即ち、後述する送受信ユニット2が受信した各種情報を表示する表示手段)として作用する。符号15は保温台6の把手、16A,16Bは料理収容容器5A,5Bの蓋体である。
そして、前記料理収容容器5A,5Bの底部には、後述するICタグ1A,1Bがそれぞれ付設される一方、前記保温台6における底部材12の内部には、前記ICタグ1A,1Bとの間で各種情報を授受する送受信ユニット2が配設されている。前記ICタグ1A,1Bは、料理に関する各種情報を記憶する記憶手段を有している。なお、ICタグ1A,1Bは、料理収容容器5A,5Bにおいて保温台6への架設部より下方となる位置に設けるのが望ましい。このようにすると、複数の料理収容容器5A,5Bを近距離に配置した場合であっても、通信干渉がなくなるところから、精度の良い通信が可能となるし、ICタグ1A,1Bと送受信ユニット2との間で信号の授受を行った場合であっても、遮蔽部材で構成された本体ケース10により電磁波の外部への洩れを防止することができるところから、安全性が向上する。
ところで、図2に示すように、上面に磁石17を取り付けた支持台18の下面にICタグ1A(1B)を取り付けてICタグユニットUを構成するようにしてもよい。符号19はICタグ1A(1B)を覆うカバーである。この場合、料理収容容器5A(5B)は、磁性体材料(例えば、鉄系金属等)で構成する必要がある。このようにすると、ICタグユニットUが磁石17による取付となるため、料理収容容器5A(5B)への装着・取外しが簡単に行える。
ついで、前記ICタグ1A,1Bおよび送受信ユニット2の構成について、図3を参照して説明する。ここでは、ICタグ1A,1Bはともに同構造とされているので、以下の説明においてはICタグ1とする。
前記ICタグ1は、電源回路1bと、無線周波数(RF)回路(ワイヤレス送受信回路)1cと、変調回路1dと、復調回路1eと、CPU1fと、該CPU1fに対して入出力可能に接続され、料理に関する各種情報(例えば、原材料、原材料の原産地、料理の最適保温状態等の情報)が記憶されているメモリ1aとを有して構成されている。
前記電源回路1bは、蓄電池として作用するコンデンサ(図示省略)を内蔵しており、このコンデンサは、コイル型の第1の送受信アンテナ3とともに共振回路を形成している。このコンデンサには、第1の送受信アンテナ3が特定の周波数の電波(前述の共振回路が共振する周波数の電波)を受信したときに、その相互誘導作用により生じる電力が充電されるようになっている。そして、この電源回路1bは、前記コンデンサからの電力を整流し安定化してCPU1fに供給し、ICタグ1を活性化することとなっている。また、前記第1の送受信アンテナ3は、例えば複数枚の軟磁性アモルファス箔又は複数枚の金属箔を耐熱性樹脂又は耐熱性無機材料からなる絶縁層を介して積層してなる磁芯部材3aと、該磁芯部材3aの外周に巻成された耐熱性被覆導線3bとからなっており、耐熱性の高いものとされている。
また、前記メモリ1aは、例えばROM、RAMおよびEEPROMを含み、CPU1fの制御の下で、後述する送受信ユニット2からの送信電波のデジタル・データ通信による読み出しコマンドに応じて、前記メモリ1aに記憶されている料理に関する各種情報の読み出しを行うとともに、必要に応じ、送受信ユニット2からの書き込みコマンドに応じて必要なデータの書き込みを行うことができるようになっている。
なお、前記ICタグ1および第1の送受信アンテナ3は、所定の耐熱プラスチックケース内にパッケージングされて、製品の適所にセットされているが、同プラスチックケースは、例えばポリイミド、エポキシ、ポリフェニールスルフォイド又はフェノールのような耐熱性の高い合成樹脂により形成され、例えば150℃〜250℃の高温下でも使用可能となっている。
上記したように、料理に関する各種情報のメモリ、ワイヤレス送信機能等を有して構成されたICタグ1は、それに対応して保温台6内に配設された送受信ユニット2とワイヤレスに送受信可能に構成されている。
前記送受信ユニット2は、前記ICタグ1側に記憶された料理に関する各種情報を読み出して、送受信ユニット2のマイコンに転送して入力するとともに、ICタグ1側のメモリ1a内に必要な情報を書き込むように構成されており、前記第1の送受信アンテナ3と相互誘導作用する同じくコイル型の第2の送受信アンテナ4が受信した電波データを処理するデータ処理回路部を有する。第2の送受信アンテナ4は、前記ICタグ1側の第1の送受信アンテナ3に対して所定の電波を送信し、且つICタグ1側の第1の送受信アンテナ3からの所定の電波を受信するように構成されている。また、データ処理回路部は、前記第2の送受信アンテナ4に接続されており、バッテリを内蔵する電源回路2aと、無線周波数(RF)回路(ワイヤレス送受信回路)2bと、変調回路2cと、復調回路2dと、CPU2eと、該CPU2eに対して入出力可能に接続され、前記ICタグ1のメモリ1aから読み取った情報(料理に関する各種情報)を記憶するメモリ2fとを有して構成されている。
前記ICタグ1中のメモリ1aに記憶された料理に関する各種情報の読み出しは、前記送受信ユニット2側の第2の送受信アンテナ4から前記ICタグ1側の第1の送受信アンテナ3に向けて2値化されたデジタル・データ信号を特定周波数の電波により送信することにより行われる。このデジタル・データ信号は、変調回路2cで変調を受け、RF回路2bで増幅されて第2の送受信アンテナ4から送信される。該送信された電波は、ICタグ1側の第1の送受信アンテナ3により受信され、この受信時のアンテナコイル間の相互誘導作用により電源回路1bの蓄電用コンデンサに電力が充電される。そして、この充電電力は、電源回路1bからCPU1fに動作電力として供給され、ICタグ1を活性化して、RF回路1cを作動させる。
そして、ICタグ1側のCPU1fは、この受信信号(読み出しコマンド信号)に基づいて、前記メモリ1aに記憶されている料理に関する各種情報をデータとして送信する。この料理に関する各種情報データの送信は、上記同様に2値化されたデジタル・データ信号を変調回路1dで変調した後、RF回路1cで増幅することによって第1の送受信アンテナ3から送出することにより行われる。この送信されたデジタル・データは、送受信ユニット2側の第2の送受信アンテナ4で受信され、前記データ処理回路部でデータ処理されて、送受信ユニット2側のマイコンに転送され、該送受信ユニット2からの信号伝達により、表示手段として作用するメニュー表示部14A,14B(図1参照)に「メニュー」等が表示されることとなる。
また、前記送受信ユニット2側のCPU2eの入力ゲートには、入力装置(入力回路)2gが接続されており、所定の外部入力手段(例えば、読み取り器Y)からの必要な追加情報が入力装置2gを介して入力され、CPU2e、RF回路2bを通してICタグ1側のメモリ1aに書き込まれるようになっている。
また、図4には、上記電気調理器における電気的要素の結線例が示されている。ここで、既に説明した電気的要素については同一の符号を付している。
これによれば、商用交流電源20からの電力は、内鍋の異常加熱を検知して溶断する温度ヒューズ21および整流回路22を経てマイクロコンピュータユニット(以下、マイコンと略称する)23に供給されることとなっている。
前記マイコン23は、ヒータ駆動回路24を介して電気ヒータ7への通電を制御する。この通電制御は、温度センサー25からの出力信号に基づいて行なわれる。なお、ICタグ1からの出力信号は、送受信ユニット2を介してマイコン23に入力されることとなっている。
上記のように構成したことにより、料理収容容器5A,5Bに付設されたICタグ1A,1Bの記憶手段に、料理に関する各種情報(例えば、原材料、原材料の原産地、料理の最適保温状態等の情報)が記憶され、該各種情報は、送受信ユニット2を介して表示手段として作用するメニュー表示部14A,14Bに表示されることとなる。従って、ユーザは、メニュー表示部14A,14Bに表示された各種情報を視認することによって、それらの情報のうち必要なものを確認することができることとなり、ユーザの利便性が著しく向上する。
ところで、前記ICタグ1A,1Bの記憶手段には、料理の材料に設けられたICチップから得られた原材料情報を記憶することもできる。そのようにした場合、料理の材料に設けられたICチップから得られた原材料情報がICタグ1A,1Bおよび送受信ユニット2を介してメニュー表示部14A,14Bに表示されることとなり、表示された原材料情報(例えば、アレルギー性を有する原材料)により料理を忌避することができ、ユーザの利便性がさらに向上する。
また、前記ICタグ1A,1Bの記憶手段には、料理の調理時における入力作業により入力される各種情報を記憶することもできる。そのようにした場合、料理の調理時における入力作業により入力される各種情報(例えば、原材料、原材料の原産地、料理の最適保温状態等の情報)が送受信ユニット2を介してメニュー表示部14A,14Bに表示されることとなり、ユーザは、表示された各種情報を視認することによって、それらの情報のうち必要なものを確認することができ、ユーザの利便性が著しく向上する。
さらに、前記送受信ユニット2には、前記ICタグ1A,1Bからの各種情報に基づいて前記電気ヒータ7による保温制御温度を設定する機能を付与することもできる。そのようにした場合、ICタグ1A,1Bからの各種情報に基づいて電気ヒータ7による保温制御温度が自動的に設定できるところから、料理収容容器5A,5Bに収容された料理の種類毎に保温制御温度の設定を行う必要がなくなり、ユーザにとって極めて便利となる。
第2の実施の形態
図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気調理器が示されている。
この場合、電気調理器は、浅鍋形状の1個の料理収容容器5と該料理収容容器5を懸架する保温台6とからなっている。該保温台6は電磁波を通す素材からなっており、その側面には、ICタグ1と表示手段として作用する液晶表示装置26とが付設されている。該ICタグ1の記憶手段には、料理材料のパッケージMに付設されたICチップ27をかざすことにより、原材料情報を記憶することとなっている。この場合、パッケージMに付設されたICチップ27をICタグ1にかざして、ICタグ1に原材料情報を記憶させ、当該原材料情報を送受信ユニット2に読み出す。読み出された原材料情報からアレルギーの原因として多く症例のある食品(例えば、小麦、そば、卵、乳および落花生の5品目)を抜き出して、液晶表示装置26に表示することとなっている。このようにすると、料理の材料に設けられたICチップ27から得られた原材料情報がICタグ1A,1Bおよび送受信ユニット2を介して液晶表示装置26に表示されることとなり、表示された原材料情報(例えば、アレルギー性を有する原材料)により料理を忌避することができ、ユーザの利便性がさらに向上する。なお、お客様に出すときには、前記ICタグ1は、カバー部材28によって覆われることとなっている。
なお、アレルギー物質を含む食品に関する表示については、厚生労働省が小麦、そば、卵、乳および落花生の5品目を表示することを義務付けている。将来的には、あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンの19品目についても表示が義務付けられる可能性がある。つまり、上記した5品目に準じる扱いとなっているので、前記液晶表示装置24に表示できるようにしても良い。
また、原材料情報のうち原産地や生産地(場合によっては、生産者)の情報あるいは牛肉等の場合トレーサビリティ情報を取り出して液晶表示装置26に表示することもできる。なお、遺伝子組み換え食品を使用しているか否かの情報を表示するようにしてもよい。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態
図6には、本願発明の第3の実施の形態にかかる電気調理器の要部が示されている。
この場合、ICタグ1を取り付けた直方体形状りICタグユニットUは、料理収容容器5の把手部材29の角部に形成された開放凹部30に嵌合配置されることとなっている。このICタグユニットUは、料理収容容器5に収容される料理の種類に応じて厨房で調理人が着脱することとなっている。このようにすると、ICタグユニットUを目立たないように料理収容容器5に装着できる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第4の実施の形態
図7には、本願発明の第4の実施の形態にかかる電気調理器における各種メニュープレートが示されている。
この場合、図7(イ)、(ロ)および(ハ)に示すよう、コンソメ用のメニュープレート31A、ポタージュ用のメニュープレート31Bおよび味噌汁用のメニュープレート31Cには、当該料理に適した保温温度(例えば、60℃、50℃および62〜75℃)に保温制御する制御信号を出力するICタグ1A、1Bおよび1Cが付設されている。これらのメニュープレート31A,31B,31Cは、料理収容容器5に収容される料理に対応して取り付けられる。このようにすると、1枚のメニュープレートで、保温制御と料理の種類の案内とを兼ねることができるし、セットし間違えることもなくなる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
なお、本願発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、その他の電気調理器にも適用可能なことは勿論である。
本願発明の第1の実施の形態にかかる電気調理器の縦断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気調理器におけるICタグの取付構造を示す拡大断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気調理器に用いられるICタグおよび送受信ユニットの回路構成図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気調理器における電気的要素の結線回路図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる電気調理器の一部を切除した正面図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる電気調理器の要部を示す斜視図である。 本願発明の第4の実施の形態にかかる電気調理器において用いられるメニュープレートの例を示し、(イ)はコンソメ用を、(ロ)はポタージュ用を、(ハ)は味噌汁用を示している。
符号の説明
1(1A,1B)はICタグ
1aは記憶手段(メモリ)
2は送受信ユニット
5(5A,5B)は料理収容容器
6は保温台
7は加熱手段(電気ヒータ)
14(14A,14B)は表示手段(メニュー表示部)
26は表示手段(液晶表示装置)
27はICチップ
Mはパッケージ
UはICタグユニット

Claims (5)

  1. 料理を収容する料理収容容器と、該料理収容容器を所定温度に保温する加熱手段を具備した保温台とを備えた電気調理器であって、前記料理収容容器あるいは前記保温台には、料理に関する各種情報を記憶する記憶手段を有するICタグを付設する一方、前記保温台には、前記ICタグとの間で前記各種情報を授受する送受信ユニットを配設するとともに、該送受信ユニットが受信した各種情報を表示する表示手段を付設したことを特徴とする電気調理器。
  2. 前記ICタグの記憶手段には、料理の材料に設けられたICチップから得られた材料情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の電気調理器。
  3. 前記ICタグの記憶手段には、料理の調理時における入力作業により入力される各種情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の電気調理器。
  4. 前記保温台の外郭を構成する部材を、電磁波を遮蔽する遮蔽部材により構成するとともに、前記ICタグを、前記料理収容容器の前記保温台への架設部より下方となる位置に設け且つ前記送受信ユニットを、前記保温台内部に設けたことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の電気調理器。
  5. 前記送受信ユニットには、前記ICタグからの各種情報に基づいて前記加熱手段による保温制御温度を設定する機能を付与したことを特徴とする請求項1、2、3および4のいずれか一項記載の電気調理器。
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