JP2006157103A - 被接続材に対するコードの位置固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】補強用細線を備えるコードを、被接続材に対し必要な引っ張り強度を備えた状態のもとで接続でき、被接続材を含む接続部位の小型化をも同時に実現できる被接続材に対するコードの位置固定構造の提供。
【解決手段】信号線や電源線として用いられる芯線と、該心線に添設された補強用細線13とを少なくとも備えてなるコード11と、該コード11の前記芯線が接続される被接続材21とで構成され、該被接続材21におけるベース部23には、コード11側から取り出された補強用細線13が導入される導入部25を設け、コード11側から取り出して導入部25内を挿通させた補強用細線13の導入部位は、該導入部25側に圧接させた止着材31を介してベース部23側に位置固定させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部にケプラー線などの補強用線材を備えるマイクコードなどの各種のコードを相手材である被接続材に対し必要な引っ張り強度を付与して接続し、かつ、その接続部位の小型化をも実現することができる被接続材に対するコードの位置固定構造に関する技術である。
図4は、下記特許文献1の図8(a)に示されているマイクロホンとマイクコードとの間の接続構造例についての説明図であり、この図によれば、マイクコード2は、2本の信号線2a,2bと1本のシールド線2cとを有しており、これら2本の信号線2a,2bは、マイクロホンを構成しているケーシング1内に配設されている例えばインピーダンス変換器(図示せず)側の所定位置に各別に接続され、シールド線2cは、ケーシング1の内壁面にはんだ付けされることになる。
実用新案登録第3027420号公報
この場合、マイクコード2は、所要の引っ張り強度を確保した状態のもとでケーシング1側に接続しておく必要があるので、ブッシュ4を介してケーシング1内へと引き込んだ後、その端部に結び玉3を作り、該結び玉3は接着剤でケーシング1内に固定されている。
一方、図5は、上記特許文献1の図8(b)に示されているマイクロホンとマイクコードとの間の接続構造の他例を示す説明図であり、この図によれば、ケーシング1内に引き込まれた部位のマイクコード2に対し止め金具5をかしめ止着し、これを接着剤でケーシング1内に固定することで、所要の引っ張り強度を確保した状態のもとでマイクロホン側にマイクコード2が接続されている。
しかし、図4に示されているマイクロホン側のケーシング1とマイクコード2との間の接続構造による場合には、結び玉3の収容スペースを確保する余裕のない接続部位の小型化の要請には対応することができない不都合があった。
また、図5に示す接続構造による場合には、かしめた止め金具5が固定しているのはマイクコード2におけるシース側に対してのみであり、該シース内にて強度確保のために信号線2a,2bに添設されているケプラー線などの補強用細線をも固定することができるものではなかった。このため、補強用細線は、マイクコード2が引っ張られた際にその内部で滑動して所定の引っ張り強度を発揮させることができないという不具合があった。
本発明は、従来技術の上記課題に鑑み、内部にケプラー線などの補強用細線を備えるマイクコードなどの各種のコードを、被接続材に対し必要な引っ張り強度を備えた状態のもとで接続することができるとともに、被接続材を含む接続部位の小型化をも同時に実現することができる被接続材に対するコードの位置固定構造を提供することに目的がある。
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、信号線や電源線として用いられる芯線と、該心線に添設された補強用細線とを少なくとも備えてなるコードと、該コードの前記芯線が接続される被接続材とで構成され、該被接続材におけるベース部には、コード側から取り出された前記補強用細線が導入される導入部を設け、前記コード側から取り出して前記導入部内を挿通させた前記補強用細線の導入部位は、該導入部側に圧接させた止着材を介してベース部側に位置固定させたことを最も主要な特徴とする。
この場合、被接続材の前記ベース部を微小なプリント基板とし、前記コードを細径なマイクコードとすることももできる。また、前記被接続材への前記コード側の位置固定部位は、該コードの引出し部を保護するブッシュ部を含めて一体成形された樹脂成形体により一体化することもできる。
本発明のうち、請求項1に係る発明によれば、コードにおける補強用細線は、止着材により止着された状態のもとで位置固定されることになるので、コードがかりにある程度強く引っ張られることがあったとしても、補強用細線を介してその引張力によく耐えることができるので、芯線側が接続部位から外れるなどの断線状態の発生を確実に阻止することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、被接続材のベース部を微小なプリント基板とし、コードを細径なマイクコードとすることができるので、結び玉を必要としない強靱な接続構造のもとで被接続材のさらなる小型化を実現することができる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、被接続材側と樹脂成形体とを一体化させることができるので、被接続材側に必要になる後作業もより簡単に行うことができるほか、部品単価の低廉化に寄与させたり、デザイン上の自由度を高めたりすることができる。
図1は、本発明の一例を示す説明図であり、そのうちの(a)は要部側面図を、(b)は(a)に対応させた要部斜視図をそれぞれ示す。この図によれば、その全体は、信号線や電源線として用いられる図示しない芯線と、該心線に添設された補強用細線12とを少なくとも備えてなるコード11と、該コード11の芯線が接続される相手材としての被接続材21とで構成されている。
本発明においては、コード11のひとつであるマイクコード12側からむき出すなどして取り出されたケプラー線などの補強用細線13が用意され、該補強用細線13を被接続材21の側に位置固定した状態のもとで芯線側が所定位置に接続(図示せず)されることになる。
被接続材21は、例えば微小なプリント基板24をベース部23として図3に示されているような本体部22側に組み込むことにより形成されており、プリント基板24の適宜位置の板面24aには、マイクコード12側から取り出された補強用細線13が導入される適宜口径の通孔26が導入部25として設けられている。
ベース部23であるプリント基板24に対するマイクコード12における補強用細線13の位置固定は、通孔26内に補強用細線13を挿通させた上で、通孔26を介して圧着される止着材31によりその導入部位を抜脱困難に止着することで行われる。なお、止着材31は、適宜の接着剤を介在させた上で通孔36内に圧入することもできる。
合成樹脂材や弾性部材などからなる止着材31は、例えば通孔26よりやや大径な外径部分を有して先細りとなるテーパーが付され、かつ、プリント基板24の板厚以上の長さを有する差込み部32と、該差込み部32の頂端面側にその外径を差込み部32よりも大径とすることで一体に形成されたストッパー部33とを備えている。
図2は、図1の変形例を示す説明図であり、その全体は、図1に示す例と同様に補強用細線12を備えるコード11と、該コード11の図示しない芯線が接続される相手材としての被接続材21とで構成されている。
被接続材21におけるプリント基板24の適宜位置の側縁部24bには、マイクコード12側から取り出された補強用細線13が導入される適宜サイズの方形切欠部27がその側縁側に導入口28を有する開口部25として設けられている。
プリント基板24に対する補強用細線13の位置固定は、方形切欠部27内に補強用細線13を挿通させた上で、開口28を介して送り込んで嵌着される止着材31によりその導入部位を抜脱困難に止着することで行われる。
この場合における止着材31は、プリント基板24の板厚と略一致する縦寸の空隙部35を有してコ字形を呈する嵌着材34により形成されている。なお、この場合も嵌着材34は、適宜の接着剤を介在させた上で方形切欠部27内に嵌着することもできる。
一方、図3は、本発明の他例を示す要部拡大斜視図であり、この例においては、被接続材21への前記コード11側の位置固定部位は、樹脂成形体41により一体化されている。
すなわち、被接続材21側とコード11側との間の接続構造は、図3には特に示されていないものの、図1や図2に示すようにベース部23であるプリント基板24の導入部25に対し、マイクコード12の補強用細線13を止着材31を用いて止着して位置固定させた状態のもとで行われている。
このようにして被接続材21にコード11を位置固定させた後は、コード11の引出し部14を保護するために被着されるブッシュ部42を含めてその位置固定部位を樹脂成形体41で覆うことにより、ベース部23であるプリント基板24側と樹脂成形体41とは一体化されている。なお、図3は、被接続材21を構成している本体部22にプリント基板24であるベース部23を組み込み、その一方側と他方側とのそれぞれに上記構造のもとでコード11を各別に位置固定させた状態を、図示しない上ケース部を取り外した開蓋状態のもとで示したものである。
次に、上記構成からなる本発明につき図1に示す例に基づいてその作用・効果を説明する。まず、マイクコード12側から取り出した補強用細線13は、ベース部23である微小なプリント基板24の板面24aに設けた導入部25としての通孔26内に導入する。
このようにして補強用細線13を通孔26内に導入した後は、該通孔26に止着材31における差込み部32を圧入する。このとき、差込み部32は、そのテーパーを利用して通孔26内に円滑に送り込まれ、かつ、圧接するようにして密に挿入される。
このため、通孔26内に位置する補強用細線13の導入部位は、止着材31の差込み部32により止着され、この状態のもとで位置固定されることになる。したがって、マイクコード12は、かりにある程度強く引っ張られることがあったとしても、プリント基板24側に止着された補強用細線13がその引張力によく耐えることができるので、芯線側がプリント基板24側の接続部位から外れるなどの断線状態の発生を確実に阻止することができる。
また、図2に示す変形例によれば、プリント基板24の側縁部24bに導入部25として設けられている方形切欠部27内にマイクコード12側から取り出した補強用細線13を導入した上で、開口28側から嵌着材34を押し込んで嵌着させることにより、補強用細線13の導入部位をプリント基板24位置固定させることができる。したがって、マイクコード12をある程度強く引っ張ったとしても、図1におけると同様に芯線側がプリント基板24側の接続部位から外れるなどの断線状態の発生を確実に阻止することができる。
一方、図3に示す例によれば、被接続材21とコード11との間の位置固定部位は、ブッシュ部42を含めて樹脂成形体41により覆われており、これによりプリント基板24側と樹脂成形体41とを一体化させることができるので、例えば後作業としてプリント基板24側に必要な作業をする際の作業性を高めてやることができる。また、このようにして樹脂成形する場合には、部品単価をより安価なものとすることができるほか、その全体形状も任意の形状を付与して自由に形成することができる。
以上は、本発明を図示例に基づいて説明したものであり、その具体的な構成はこれに限定されるものではない。例えば、被接続材におけるベース部は、プリント基板以外の適宜の板状部材であってもよい。また、通孔に止着される止着材は、ストッパー部を有しない差込み部だけのものであってもよい。
本発明の一例を示す説明図であり、そのうちの(a)は要部側面図を、(b)は(a)に対応させた要部斜視図をそれぞれ示す。 図1の変形例を示す説明図。 本発明の他例を示す要部拡大斜視図。 マイクロホンとマイクコードとの間の接続構造の従来例についての説明図。 マイクロホンとマイクコードとの間の接続構造の他の従来例を示す説明図。
符号の説明
11 コード
12 マイクコード
13 補強用細線
14 引出し部
21 被接続材
22 本体部
23 ベース部
24 プリント基板
24a 板面
24b 側縁部
25 導入部
26 通孔
27 方形切欠部
28 開口
31 止着材
32 差込み部
33 ストッパー部
34 嵌着材
35 空隙部
41 樹脂成形体
42 ブッシュ部



Claims (3)

  1. 信号線や電源線として用いられる芯線と、該心線に添設された補強用細線とを少なくとも備えてなるコードと、
    該コードの前記芯線が接続される被接続材とで構成され、
    該被接続材におけるベース部には、コード側から取り出された前記補強用細線が導入される導入部を設け、
    前記コード側から取り出して前記導入部内を挿通させた前記補強用細線の導入部位は、該導入部側に圧接させた止着材を介してベース部側に位置固定させたことを特徴とする被接続材に対するコードの位置固定構造。
  2. 被接続材の前記ベース部は微小なプリント基板であり、前記コードは細径なマイクコードである請求項1に記載の被接続材に対するコードの位置固定構造。
  3. 前記被接続材への前記コード側の位置固定部位は、該コードの引出し部を保護するブッシュ部を含めて一体成形された樹脂成形体により一体化した請求項1または請求項2に記載の被接続材に対するコードの位置固定構造。

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