JP2006160102A - エアバッグカバーおよびエアバッグカバーの製造方法。 - Google Patents
エアバッグカバーおよびエアバッグカバーの製造方法。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】
機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、加えてさらに難燃性およびエアバッグ基布の収納組み立て作業性に優れたエアバッグカバーおよびそれからなるエアバッグ収納部材を提供する。
【解決手段】
本発明のエアバッグカバーは、引張強力S(N/mm)と布帛の厚みt(mm)との比S/t(N/mm2)がタテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内である布帛からなることを特徴とし、そして、布帛の目付が30〜120g/m2の範囲内であり、布帛の厚みtが0.05〜0.15mmの範囲内であることが好ましい。
【選択図】 なし
機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、加えてさらに難燃性およびエアバッグ基布の収納組み立て作業性に優れたエアバッグカバーおよびそれからなるエアバッグ収納部材を提供する。
【解決手段】
本発明のエアバッグカバーは、引張強力S(N/mm)と布帛の厚みt(mm)との比S/t(N/mm2)がタテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内である布帛からなることを特徴とし、そして、布帛の目付が30〜120g/m2の範囲内であり、布帛の厚みtが0.05〜0.15mmの範囲内であることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
本発明は、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、加えてエアバッグ基布の収納組み立て作業性に優れたエアバッグカバーおよびそれからなるエアバッグ収納部材に関するものである。
近年、各種交通機関、特に自動車の事故が発生した際に、乗員の安全を確保するため、種々のエアバッグが開発されており、その有効性が認識され、急速に実用化が進んでいる。それらは前突から乗員を保護する運転席用エアバッグ、助手席用エアバッグ、さらに乗員の下肢部を保護するニーエアバッグがあり、側突から乗員を保護するサイドエアバッグやカーテンエアバッグも普及している。このようなエアバッグは、車両の衝突時にバッグを膨張させ、乗員の動きを拘束し衝突の衝撃から乗員を保護する。エアバッグの構成としては、ガス発生器であるインフレーター、ガスにより膨張するエアバッグ基布、折り畳まれたエアバッグ基布をおさえるエアバッグカバー、およびエアバッグ収納部材からなる。
車両に搭載されるエアバッグ基布は、所定に折り畳まれた後、癖付けを施し形崩れしないようにした後、エアバッグカバーにより折り畳まれたエアバッグ基布を覆うようにエアバッグ基布を固定し、収納部材に入れられ組み立てられる。しかしながら、エアバッグの折り畳み容量は、折り畳み直後と癖付け後で異なり、折り畳み直後はエアバッグ基布に折り癖が付いておらず、そのエアバッグ基布の折り畳み反発により、収納や組み立て作業が困難となることがある。
そこで、折り畳まれたエアバッグ基布をおさえるためのエアバッグカバーとしては、織布を用い折り畳み反発を解消する方法が提案されているが、使用した織布の機械的特性、軽量性、コンパクト性、および難燃性に対する技術的提案はされおらず、織布を単にエアバッグカバーとして取り付けているだけでは、エアバッグを車両に装備している間のエアバッグ基布反発を抑制し、かつ軽量性とコンパクト性を兼ね備えるという点では十分なものではなかった。(特許文献1参照。)。
また、エアバッグ用ラッピング材として、リン原子を含有した化合物を共重合してなる難燃性ポリエステル不織布を用いたものが提案されているが、これは不織布に限定した提案であり、難燃性は満足するものの、不織布は織布にくらべ厚く、エアバッグ用ラッピング材として重要であるコンパクト性を満足することは難しい(特許文献2参照。)。
特開平10−244895号公報
特開2004−204408号公報
本発明の目的は、かかる従来のエアバッグカバーの欠点に鑑み、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、加えてエアバッグ基布の収納組み立て作業性に優れたエアバッグカバーおよびその製造方法ならびにエアバッグ収納部材を提供することにある。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用する。すなわち、本発明のエアバッグカバーは、引張強力S(N/mm)と厚みt(mm)との比S/tが、タテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内である布帛からなることを特徴とするエアバッグカバーである。
また、本発明のエアバッグカバーは、引張強力S(N/mm)と厚みt(mm)との比S/tが、タテ方向およびヨコ方向共に60〜140N/mm2の範囲内である布帛からなることを特徴とするエアバッグカバーである。
本発明のエアバッグカバーの好ましい態様によれば、上記の布帛の目付は30〜120g/m2の範囲内であり、布帛の厚みtは0.05〜0.15mmの範囲内である。
本発明のエアバッグカバーの好ましい態様によれば、上記の布帛のタテ方向およびヨコ方向の引張強力Sは共に1〜70N/mmの範囲内であり、上記の布帛のタテ方向およびヨコ方向の引裂強力は50〜1000Nの範囲内である。
本発明のエアバッグカバーの好ましい態様によれば、上記の布帛を構成する糸はポリエステル系繊維であり、上記の布帛は織布からなることである。
本発明のエアバッグカバーは、それを用いてエアバッグ収納部材とすることができる。
本発明のエアバッグカバーの製造方法は、少なくとも次の工程を順次経由することを特徴とするものである。
第1工程:強度が4〜20cN/dtexの範囲内で、総繊度が25〜200detxの範囲内である合成繊維を用いて整経する工程、
第2工程:整経後に得られたドラムを用いて、ヨコ糸の強度が4〜20cN/dtexの範囲内で、総繊度が25〜200detxの範囲内であり、かつタテ糸とヨコ糸の総繊度差が100dtex以下となる合成繊維を用いて、平組織に製織する工程、
第3工程:得られた織布を精練する工程、
第4工程:第3工程の精練を行った織布を熱セットする工程。
第2工程:整経後に得られたドラムを用いて、ヨコ糸の強度が4〜20cN/dtexの範囲内で、総繊度が25〜200detxの範囲内であり、かつタテ糸とヨコ糸の総繊度差が100dtex以下となる合成繊維を用いて、平組織に製織する工程、
第3工程:得られた織布を精練する工程、
第4工程:第3工程の精練を行った織布を熱セットする工程。
本発明のエアバッグカバーの製造方法の好ましい態様によれば、上記の第1工程を行う直前もくは第1工程内にて糊付けをすることである。
本発明によれば、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、加えてエアバッグ基布の収納組み立て作業性に優れたエアバッグカバーおよびそれからなるエアバッグ収納部材を提供することができるので、エアバッグによる乗員保護システムを普及促進させることができる。
また、本発明では、エアバッグカバーの製造過程で、得られた織布に付着している紡糸オイルやタテ糸糊剤などを除去することにより、難燃性を満足する材料を得ることができる。
また、本発明では、エアバッグカバーの製造過程で、得られた織布に付着している紡糸オイルやタテ糸糊剤などを除去することにより、難燃性を満足する材料を得ることができる。
次に、本発明のエアバッグカバーにおける最良の形態について説明する。本発明のエアバッグカバーは、引張強力S(N/mm)と厚みt(mm)との比S/tが、タテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内である布帛からなることを特徴とするエアバッグカバーである。
本発明で用いられる布帛は、繊維布帛であって、好適には合成繊維で構成することができる。本発明で用いられる合成繊維としては、繊維形成性ポリマーであれば特に限定されることはなく、一般的に用いられるポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリルあるいはそれらからなる共重合体などからなる合成繊維を使用することができる。それらの中でも、エアバッグ搭載車が地球上で通常使用されるあらゆる環境、例えば、砂漠地帯のような高温地帯や薬品を積載し使用するような環境に耐えられるように、耐熱性あるいは耐アミン性に優れたポリエステルあるいはそれらの共重合体などからなるポリエステル系合成繊維が実用上好ましく使用される。
かかる合成繊維には、原糸の製造工程や加工工程での生産性あるいは特性改善のために通常使用されている各種添加剤を含んでもよい。例えば、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防止剤、可塑剤、増粘剤、顔料および難燃剤などを含有せしめることができる。
本発明のエアバッグカバーは、織布や不織布などのようなエアバッグカバーとしての引張強力および引裂強力等の機械的特性を満足する布帛であれば良い。その中でも、軽量かつコンパクトである材料であることが好ましく、さらに好ましくは、難燃性を有することである。ここで難燃性とは、具体的に燃焼速度がFMVSS302に規定された方法で90mm/min以下であることであり、難燃性であることで自動車用途として使用することのできる材料となる。
本発明のエアバッグカバーを構成する布帛は、機械的特性面および軽量性、コンパクト性面を両立させるため、引張強力S(N/mm)と布帛の厚みt(mm)との比S/t(N/mm2)が、タテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内であることが必要であり、好ましくは、比S/t(N/mm2)を60〜140N/mm2の範囲内とすることである。
エアバッグの組み立て作業時には、エアバッグカバーを一定方向に引張ながら折り畳んだエアバッグ基布を覆う作業において、十分な引張強力が必要となり、また組み立てられ収納されたエアバッグは、コンパクトであることが要求されており、エアバッグ基布およびインフレーターはもとより、エアバッグカバーにおいても厚みの薄いものを用いるなどコンパクト性を追求したものが必要とされている。よって、引張強力Sと厚みtとの比S/tを、本発明で規定する範囲内とすることにより、エアバッグカバーは優れた機械的特性を持ちつつ、軽量性とコンパクト性に対して優位となる。
引張強力Sと厚みtとの比S/tが30N/mm2未満となると、引張強力および厚みがエアバッグカバーとして必要な機械的特性およびコンパクト性が満足できないものとなり、エアバッグ収納作業時に該カバーが破れる恐れがあり、また組み立てられたエアバッグはコンパクト性に劣るものとなる。逆に、引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tが170N/mm2を超えると、布帛の強力が高く、エアバッグ展開時に該カバーは破れにくくなり、エアバッグ基布の展開を妨げる恐れがある。ここで、引張強力Sと厚みtとの比S/tを30〜170N/mm2の範囲内とするには、織布を用いた場合には引張強力Sをタテ方向およびヨコ方向共に1〜70N/mmの範囲内とし、さらに好ましくは3〜20N/mmの範囲内とし、厚みtを0.05〜0.15mmの範囲内とし、織組織を平組織として製織することが好ましい。前記引張強力Sを達成するためには、使用する合成繊維の強度を4〜20cN/dtexの範囲内とすることで達成することができる。また、厚みtは使用する合成繊維の総繊度を25〜200dtexの範囲内とすることで達成することができる。平組織で製織する場合、合成繊維はタテ糸とヨコ糸に使用する合成繊維の総繊度差を100dtex以下とすることが好ましく、さらに好ましくはタテ糸とヨコ糸に使用する合成繊維は同繊度のものを用いることである。
本発明のエアバッグカバーを構成する布帛は、軽量性および機械的特性面を両立させるために、目付が30〜120g/m2の範囲内にあることが好ましい。目付が30g/m2未満であると、過度に布帛の重量が軽いため、エアバッグ基布の収納組み立て作業時の作業性が悪く、エアバッグの組み立て作業効率の悪化を招くことがある。また、目付が120g/m2より大きいと、エアバッグカバーの重量は重くなり、軽量であることを要求されているエアバッグカバーとして不適な材料となる。ここで、目付を30〜120g/m2の範囲内にするには、織布を用いた場合では製織工程にて、織密度を前記目付となるように製織することにより達成することができる。例えば、総繊度150dtexの合成繊維を使用し、織密度をタテ89本ヨコ67本に平組織で製織することで目付112g/m2となり、前記目付を達成することができる。
また、本発明のエアバッグカバーに用いられる布帛の厚みは、コンパクト性および難燃性を実現することにおいて、0.05〜0.15mmの範囲内とすることが好ましい。布帛の厚みが0.05mm未満であると、コンパクト性においては優位であるが、布帛自体の体積に対して大気と接触する面積が大きくなり、自動車用途として必要な難燃性を満足することが難しくなる。また、布帛の厚みが0.15mmを超えると、コンパクト性が不利となり、嵩高いエアバッグとなる。ここで、厚みtを0.05〜0.15mmの範囲内とするには、織布を用いた場合では使用する合成繊維の総繊度を25〜200dtexの範囲内とし、平組織に製織することで達成することができる。平組織で製織する場合、合成繊維はタテ糸とヨコ糸に使用する合成繊維の総繊度差を100dtex以下とすることが好ましく、さらに好ましくはタテ糸とヨコ糸に使用する合成繊維は同繊度とすることである。
本発明のエアバッグカバーを構成する布帛は、エアバッグカバーの機械的特性において、引張強力が1〜70N/mmの範囲内であることが好ましい。引張強力が1N/mm未満であると、エアバッグ基布の収納組み立て作業時に実施されるカバーを引っ張って折り畳んだバッグを覆う作業において、カバーが破損しやすくなり、折り畳んだエアバッグ基布をおさえる機能を果たすことができない恐れがある。また、引張強力が70N/mmを超えると、布帛が嵩高いもしくは、重量が高いため、コンパクト面もしくは、軽量面において問題が生じる。ここで、引張強力Sを1〜70N/mmの範囲内とするには、織布を用いた場合では使用する合成繊維の強度を4〜20cN/dtexの範囲とすることで達成することができる。
引張強力以外にも、引裂強力が、エアバッグカバーとして重要な機械的特性として挙げられる。引裂強力は50〜1000Nの範囲内にすることで、エアバッグカバーとしてより好ましい機械特性を有する材料となる。引裂強力が50Nより低いと、折り畳まれたエアバッグ基布を押さえることが難しく、エアバッグを車両に装備している間のエアバッグ基布反発により、引き裂かれる可能性がある。逆に、引裂強力が1000N以上である場合、エアバッグ展開時にエアバッグカバーが引き裂かれず、エアバッグの展開が阻害されるため、乗員を保護できない場合がある。エアバッグの展開をスムーズにするためには、エアバッグカバーにミシン目を施すことで可能となるが、切れ目を長くする必要があり、該切れ目よりエアバッグ基布が突出する可能性がある。ここで、引裂強力を50〜1000Nの範囲内とするには、織布を用いた場合では使用する合成繊維の強度を4〜20cN/dtexの範囲内とすることで達成することができる。
本発明のエアバッグカバーに用いられる布帛は、織布を用いることで、上述のとおり機械的特性面および軽量コンパクト面に優れる新規エアバッグカバーを提供することができる。
エアバッグカバーとして不織布を用いる例は特開平08−244545号公報等に開示されているが、不織布を用いた場合には、機械的特性面特に、引張強力を満足させるためには厚みが大きくなることが多く、引張強力Sと厚みtとの比S/tがタテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内とすることは困難である。ここで、不織布を引張強力Sと厚みtとの比S/tがタテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内とするには、目付80〜120g/m2のタイベック(TYVEK)(登録商標)を、熱プレスローラー等を通すことにより、厚みtを低減させることで、前記範囲内とすることができるが、製造工程数が増えることにより、コスト面において不利となる。
また逆に、コンパクト面を満足させるために厚みを小さくすると、引張強力が低くなり、エアバッグ基布の収納組み立て作業時に実施されるカバーを引っ張って折り畳んだバッグを覆う作業において、カバーが破損しやすくなり、折り畳んだエアバッグ基布をおさえる機能を果たすことが出来ない恐れがある。よって、エアバッグカバーに要求される機械的特性、軽量性およびコンパクト性を満たす布帛は織布であることが好ましい。
ここで、前記エアバッグカバーに用いられる布帛は、ポリエステル系合成繊維を用いることで、機械的特性面、軽量コンパクト面およびコスト面において有利な材料となり、加えてエアバッグ基布の収納組み立て作業性を具備したエアバッグカバーを提供することができる。
また、本発明のエアバッグカバーは、エアバッグ基布が大きく折り畳み後の基布反発の大きい、助手席用エアバッグやカーテンエアバッグなどの収納部材として使用することで、本発明のエアバッグカバーが有する、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を最大限に活用することができる。また、折り畳み後の基布反発の小さい、運転席用エアバッグ、サイドエアバッグ、後部座席用エアバッグなどにも、軽量コンパクト面において優位な本発明のエアバッグカバーは、エアバッグ収納部材として使用することができる。本発明のエアバッグカバーおよびエアバッグ収納部材の特徴は、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、加えてエアバッグ基布の収納組み立て作業性に優れるという点にある。
次に、本発明のエアバッグカバーの製造方法について、工程別に説明する。
[第1工程:整経工程]
この工程は、織布に用いられるタテ糸を、所定の本数に引きそろえてドラム状の筒に巻き取る工程である。使用する合成繊維からなる糸条の総繊度が30〜200dtexの範囲内である場合には、整経工程前あるいは整経工程内にて糊剤を付与することが好ましい。糊剤を付与する目的は、合成繊維からなる糸条の欠点である単糸切れを包括し、次工程である製織工程の工程通過性を向上させるだけでなく、製品の帯電防止や風合いを調整することができるなどの効果を得るためである。すなわち、合成繊維からなる糸条の総繊度が30〜200dtexの範囲内であった場合には、得られた織布は柔らかい風合いとなるが、糊付けを行うことによって、適度な剛性を付与することが可能となり、エアバッグ基布の収納組み立て作業性が向上する。
この工程は、織布に用いられるタテ糸を、所定の本数に引きそろえてドラム状の筒に巻き取る工程である。使用する合成繊維からなる糸条の総繊度が30〜200dtexの範囲内である場合には、整経工程前あるいは整経工程内にて糊剤を付与することが好ましい。糊剤を付与する目的は、合成繊維からなる糸条の欠点である単糸切れを包括し、次工程である製織工程の工程通過性を向上させるだけでなく、製品の帯電防止や風合いを調整することができるなどの効果を得るためである。すなわち、合成繊維からなる糸条の総繊度が30〜200dtexの範囲内であった場合には、得られた織布は柔らかい風合いとなるが、糊付けを行うことによって、適度な剛性を付与することが可能となり、エアバッグ基布の収納組み立て作業性が向上する。
糊付け時に使用する糊剤としては、大別すると非水系糊剤と水系糊剤の2種類があり、どちらの糊剤についても使用することができるが、汎用的に広く使用されておりコスト面において優位である水系糊剤を使用することが好ましく、さらに好ましくは、最も汎用的に使用されるアクリル系糊剤もしくはポリビニルアルコール糊剤である。
[第2工程:製織工程]
第1工程にて作成した、ドラム状の筒に巻き付けた合成繊維からなる糸条を製織する工程である。使用する合成繊維はタテ糸とヨコ糸の総繊度差を100dtex以下とすることが好ましく、さらに好ましくはタテ糸とヨコ糸に使用する合成繊維は同繊度のものを用いることである。
第1工程にて作成した、ドラム状の筒に巻き付けた合成繊維からなる糸条を製織する工程である。使用する合成繊維はタテ糸とヨコ糸の総繊度差を100dtex以下とすることが好ましく、さらに好ましくはタテ糸とヨコ糸に使用する合成繊維は同繊度のものを用いることである。
製織工程にて使用する織機としては、シャトル織機、ウォータージェットルーム、エアジェットルームおよびレピア織機などどのような織機を選択しても良いが、生産速度において有利なウォータージェットルームおよびエアジェットルームを選択することが好ましい。また、織り組織としては、平組織、斜文組織および朱子組織などどのような組織に織り上げても良いが、好ましくは平組織に織り上げることで、エアバッグカバーとして使用する場合に織布のいずれの部分を使用しても、均一な機械的特性を有する材料を得ることができる。
[第3工程:精練工程]
第2工程で得られた織布に付着している紡糸オイルやタテ糸糊剤などを除去する工程であり、この精練工程を行わないと、織布に残留した該オイルや糊剤のため該織布は燃焼性を有し、自動車用途として使用するエアバッグカバーとしては不適な材料となる。このため、精練工程はエアバッグカバーとして必要な、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を兼ね備えつつ、加えて難燃性を満足する材料を得るため重要な工程である。この精練で用いられる処理液としては、水または界面活性剤とアルカリを含む水溶液が良い。該精練を行う方法としては限定されないが、一般的に織布の精練で用いられているオープンソーパー型連続精練機液流型染色機、浴中懸垂型連続処理機、ウインス染色機およびソフサー精練機などが好ましい。
第2工程で得られた織布に付着している紡糸オイルやタテ糸糊剤などを除去する工程であり、この精練工程を行わないと、織布に残留した該オイルや糊剤のため該織布は燃焼性を有し、自動車用途として使用するエアバッグカバーとしては不適な材料となる。このため、精練工程はエアバッグカバーとして必要な、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を兼ね備えつつ、加えて難燃性を満足する材料を得るため重要な工程である。この精練で用いられる処理液としては、水または界面活性剤とアルカリを含む水溶液が良い。該精練を行う方法としては限定されないが、一般的に織布の精練で用いられているオープンソーパー型連続精練機液流型染色機、浴中懸垂型連続処理機、ウインス染色機およびソフサー精練機などが好ましい。
[第4工程:熱セット工程]
製織後の織布および精練後の織布は、織布構造が崩れ易くエアバッグカバーとして使用するには織布の織り巾方向において不均一な機械的特性を持つことが多くまた、エアバッグ基布の収納組み立て作業時において織布の剛性が弱いため作業性に劣る材料である。第3行程である精練を行った織布に熱を加えることで、織構造を均一な織り組織とした上で熱固定させ、該織布に均一な機械的特性および適度な剛性を付与することができる。該熱セットを行う方法としては、限定されないが一般的に織布の加工時に熱処理機として用いられるピンテンター型のヒートセッターで熱処理行うことが好ましい。このとき、熱処理温度としては140〜200℃の温度範囲内にすることで、織構造を熱固定させることができる。また、ピンテンター型のヒートセッターで熱処理を行う場合、製織後の織布巾よりも狭いもしくは広い設定巾にて、織布の両端を固定して処理することにより、仕上げる織布の組織を調節することで、エアバッグカバーとして必要な機械的特性、目付および風合いを調節することができる。
製織後の織布および精練後の織布は、織布構造が崩れ易くエアバッグカバーとして使用するには織布の織り巾方向において不均一な機械的特性を持つことが多くまた、エアバッグ基布の収納組み立て作業時において織布の剛性が弱いため作業性に劣る材料である。第3行程である精練を行った織布に熱を加えることで、織構造を均一な織り組織とした上で熱固定させ、該織布に均一な機械的特性および適度な剛性を付与することができる。該熱セットを行う方法としては、限定されないが一般的に織布の加工時に熱処理機として用いられるピンテンター型のヒートセッターで熱処理行うことが好ましい。このとき、熱処理温度としては140〜200℃の温度範囲内にすることで、織構造を熱固定させることができる。また、ピンテンター型のヒートセッターで熱処理を行う場合、製織後の織布巾よりも狭いもしくは広い設定巾にて、織布の両端を固定して処理することにより、仕上げる織布の組織を調節することで、エアバッグカバーとして必要な機械的特性、目付および風合いを調節することができる。
上記工程により製造されたエアバッグカバーは、所定の形状に裁断し、エアバッグ展開時の破断予定部にミシン目状の切れ目を施して使用する。本発明のエアバッグカバーは、基布より所定の形状に裁断する際、織り方向を限定する必要はない。より好ましくは、タテ方向およびヨコ方向の織り方向に沿った形で、ミシン目を施すことができる裁断をすることであり、さらに好ましくは、該エアバッグカバーの引裂強力が弱い方向に沿った形で、ミシン目を施すことができるように裁断する。
次に実施例により、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中における各評価は、下記の方法に従って行った。
[目付]
タテ1m、ヨコ1mの布帛の重量を測定し、目付を求めた。
タテ1m、ヨコ1mの布帛の重量を測定し、目付を求めた。
[厚みt]
JIS L1096(8.5.1)(1999年)に基づき求めた。
JIS L1096(8.5.1)(1999年)に基づき求めた。
[引張強力S]
JIS L1096(8.12.1A法)(1999年)に基づき、織布幅は50mm引張つかみ間隔200mm、引張速度100mm/minで引っ張ったときの破断強力を測定した。測定結果はN/mm換算した。
JIS L1096(8.12.1A法)(1999年)に基づき、織布幅は50mm引張つかみ間隔200mm、引張速度100mm/minで引っ張ったときの破断強力を測定した。測定結果はN/mm換算した。
[破断伸度]
JIS L1096(8.12.1A法)(1999年)に基づき求めた。
JIS L1096(8.12.1A法)(1999年)に基づき求めた。
[引裂強力]
JIS L1096(8.15.2A−2法)(1999年)に基づき、引張速度200mm/minで引っ張ったときの引裂強力を求めた。
JIS L1096(8.15.2A−2法)(1999年)に基づき、引張速度200mm/minで引っ張ったときの引裂強力を求めた。
[難燃性]
FMVSS302(1991年)に規定された方法で、基布端から38mmにある標線からの燃焼速度を求めた
[引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/t]
前記の引張強力S(N/mm)を前記の厚みt(mm)で割った値で求めた。
FMVSS302(1991年)に規定された方法で、基布端から38mmにある標線からの燃焼速度を求めた
[引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/t]
前記の引張強力S(N/mm)を前記の厚みt(mm)で割った値で求めた。
(実施例1)
タテ糸に、総繊度56dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数36本の丸断面マルチフィラメントフィラメント糸にポリビニールアルコールで糊付けした糸を用いて整経し、ヨコ糸に、総繊度84dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数36本の丸断面マルチフィラメント糸を用い、平織組織でタテ密度103本/25.4mm、ヨコ密度79本/25.4mmの織布を製織した。得られた織布をソフサー精練機で糊抜きし、精練処理した後、乾燥し、ピンテンターを用いて190℃の温度で1分間セットし、タテ密度が110本/25.4mm、ヨコ密度が80本/25.4mmの織布を得た。得られた織布について、目付、厚みt、引張強力S、破断伸度、引裂強力の測定と難燃性試験(FMVSS302法に準ずる)を行い、結果を表1に示した。
タテ糸に、総繊度56dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数36本の丸断面マルチフィラメントフィラメント糸にポリビニールアルコールで糊付けした糸を用いて整経し、ヨコ糸に、総繊度84dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数36本の丸断面マルチフィラメント糸を用い、平織組織でタテ密度103本/25.4mm、ヨコ密度79本/25.4mmの織布を製織した。得られた織布をソフサー精練機で糊抜きし、精練処理した後、乾燥し、ピンテンターを用いて190℃の温度で1分間セットし、タテ密度が110本/25.4mm、ヨコ密度が80本/25.4mmの織布を得た。得られた織布について、目付、厚みt、引張強力S、破断伸度、引裂強力の測定と難燃性試験(FMVSS302法に準ずる)を行い、結果を表1に示した。
表1から明らかなように、得られた織布は、引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tが、タテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内となり、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、加えて難燃性およびエアバッグの収納組み立て作業性に優れたものであり、さらに自動車用途として必要な難燃性を有していた。
得られたエアバッグカバーを所定の形状に裁断し、ヨコ方向の織り方向に沿ってミシン目状の切れ目を施し、エアバッグの収納組み立て作業を行った。作業中に該エアバッグカバーは破損することなく、エアバッグを作成することができた。展開時にはミシン目に沿ってエアバッグカバーは裂け、スムーズにエアバッグを展開することができた。
(実施例2)
タテ糸に、総繊度75dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数36本の丸断面マルチフィラメントフィラメント糸にポリビニールアルコールで糊付けした糸を用いて整経し、ヨコ糸に、総繊度100dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数50本の丸断面マルチフィラメント糸を用い、実施例1と同様の方法で製織、精練、セット処理し、タテ密度107本/25.4mm、ヨコ密度92本/25.4mmの織布を得た。得られた織布について、実施例1と同様の評価を行い、結果を表1に示した。表1から明らかなように、引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tがタテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内となり、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、加えて難燃性およびエアバッグの収納組み立て作業性に優れたものであり、さらに自動車用途として必要な難燃性を有していた。
タテ糸に、総繊度75dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数36本の丸断面マルチフィラメントフィラメント糸にポリビニールアルコールで糊付けした糸を用いて整経し、ヨコ糸に、総繊度100dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数50本の丸断面マルチフィラメント糸を用い、実施例1と同様の方法で製織、精練、セット処理し、タテ密度107本/25.4mm、ヨコ密度92本/25.4mmの織布を得た。得られた織布について、実施例1と同様の評価を行い、結果を表1に示した。表1から明らかなように、引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tがタテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内となり、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、加えて難燃性およびエアバッグの収納組み立て作業性に優れたものであり、さらに自動車用途として必要な難燃性を有していた。
得られた該エアバッグカバーを所定の形状に裁断し、ヨコ方向の織り方向に沿ってミシン目状の切れ目を施し、エアバッグの収納組み立て作業を行った。作業中に該エアバッグカバーは破損することなく、エアバッグを作成することができた。展開時にはミシン目に沿ってエアバッグカバーは裂け、スムーズにエアバッグを展開することができた。
(実施例3)
タテ糸に、総繊度150dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数30本の丸断面マルチフィラメントフィラメント糸にポリビニールアルコールで糊付けした糸を用いて整経し、ヨコ糸に、総繊度150dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数30本の丸断面マルチフィラメント糸を用い、実施例1と同様の方法で製織、精練、セット処理しタテ密度89本/25.4mm、ヨコ密度67本/25.4mmの織布を得た。得られた織布について、実施例1と同様の評価を行い、結果を表1に示した。表1から明らかなように、引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tがタテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内となり、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、エアバッグの収納組み立て作業性に優れたものであり、さらに自動車用途として必要な難燃性を有していた。
タテ糸に、総繊度150dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数30本の丸断面マルチフィラメントフィラメント糸にポリビニールアルコールで糊付けした糸を用いて整経し、ヨコ糸に、総繊度150dtexのポリエチレンテレフタレートを原料とした単糸数30本の丸断面マルチフィラメント糸を用い、実施例1と同様の方法で製織、精練、セット処理しタテ密度89本/25.4mm、ヨコ密度67本/25.4mmの織布を得た。得られた織布について、実施例1と同様の評価を行い、結果を表1に示した。表1から明らかなように、引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tがタテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内となり、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、エアバッグの収納組み立て作業性に優れたものであり、さらに自動車用途として必要な難燃性を有していた。
得られたエアバッグカバーを所定の形状に裁断し、ヨコ方向の織り方向に沿ってミシン目状の切れ目を施し、エアバッグの収納組み立て作業を行った。作業中に該エアバッグカバーは破損することなく、エアバッグを作成することができた。展開時にはミシン目に沿ってエアバッグカバーは裂け、スムーズにエアバッグを展開することができた。
(比較例1)
タテ糸およびヨコ糸に、総繊度470dtex、単糸数72本のナイロン66の丸断面フィラメント糸に糊付け工程を行わず、タテおよびヨコ密度46本/25.4mmの織布を製織した。得られた織布を精練処理した後、乾燥し、ピンテンターを用いて180℃の温度で1分間セットし、タテおよびヨコ密度46本/25.4mmの織布を得た。表1から明らかなように、得られた織布は引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tが170N/mm2を超え、厚みも0.15mmを超え、目付についても120g/m2を超えていることから、エアバッグカバーとしては過度な機械的特性を有し、コンパクト性および軽量性に欠ける材料となった。
タテ糸およびヨコ糸に、総繊度470dtex、単糸数72本のナイロン66の丸断面フィラメント糸に糊付け工程を行わず、タテおよびヨコ密度46本/25.4mmの織布を製織した。得られた織布を精練処理した後、乾燥し、ピンテンターを用いて180℃の温度で1分間セットし、タテおよびヨコ密度46本/25.4mmの織布を得た。表1から明らかなように、得られた織布は引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tが170N/mm2を超え、厚みも0.15mmを超え、目付についても120g/m2を超えていることから、エアバッグカバーとしては過度な機械的特性を有し、コンパクト性および軽量性に欠ける材料となった。
(比較例2)
目付55g/m2のDUPONT社製“タイベック”(“TYVEK”)(登録商標)不織布を、布帛として使用した。
表1から明らかなように、タイベックは引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tが30N/mm2より小さく、厚みが0.15mmを超えていることから、エアバッグカバーとして使用するには、機械的特性およびコンパクト性に欠ける材料であった。
目付55g/m2のDUPONT社製“タイベック”(“TYVEK”)(登録商標)不織布を、布帛として使用した。
表1から明らかなように、タイベックは引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tが30N/mm2より小さく、厚みが0.15mmを超えていることから、エアバッグカバーとして使用するには、機械的特性およびコンパクト性に欠ける材料であった。
(比較例3)
総繊度1110dtexのアラミド繊維(商品名:“ケブラー”(デュポン社製、登録商標))をタテ糸およびヨコ糸に用い、平組織でタテ密度31本/25.4mm、ヨコ密度31本/25.4mmとなるようにして織布を製織した。表1から明らかなように、得られた織布は、引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tが280N/mm2以上となり、引張強力の高い材料であった。また、引裂強力に関しては、引き裂かれることなく1350Nの引張荷重を加えた時点で織布構造自体が分解したため、引裂強力は1350N以上と判定し、該織布をエアバッグカバーとして使用すると、インフレーター発動時に引き裂かれず、エアバッグの展開を妨害する恐れのある材料となった。
総繊度1110dtexのアラミド繊維(商品名:“ケブラー”(デュポン社製、登録商標))をタテ糸およびヨコ糸に用い、平組織でタテ密度31本/25.4mm、ヨコ密度31本/25.4mmとなるようにして織布を製織した。表1から明らかなように、得られた織布は、引張強力Sと布帛の厚みtとの比S/tが280N/mm2以上となり、引張強力の高い材料であった。また、引裂強力に関しては、引き裂かれることなく1350Nの引張荷重を加えた時点で織布構造自体が分解したため、引裂強力は1350N以上と判定し、該織布をエアバッグカバーとして使用すると、インフレーター発動時に引き裂かれず、エアバッグの展開を妨害する恐れのある材料となった。
本発明のエアバッグカバーは、機械的特性、軽量性およびコンパクト性を同時に兼ね備え、加えてエアバッグ基布の収納組み立て作業性に優れており、エアバッグによる乗員保護システムを普及促進させることができ有用である。
Claims (11)
- 引張強力S(N/mm)と厚みt(mm)との比S/tが、タテ方向およびヨコ方向共に30〜170N/mm2の範囲内である布帛からなることを特徴とするエアバッグカバー。
- 引張強力S(N/mm)と厚みt(mm)との比S/tが、タテ方向およびヨコ方向共に60〜140N/mm2の範囲内である布帛からなることを特徴とするエアバッグカバー。
- 布帛の目付が30〜120g/m2の範囲内であることを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグカバー。
- 布帛の厚みtが0.05〜0.15mmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアバッグカバー。
- 布帛のタテ方向およびヨコ方向の引張強力Sが共に1〜70N/mmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエアバッグカバー。
- 布帛のタテ方向およびヨコ方向の引裂強力が50〜1000Nの範囲内であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエアバッグカバー。
- 布帛を構成する糸がポリエステル系繊維からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエアバッグカバー。
- 布帛が織布からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のエアバッグカバー。
- 請求項1〜8のいずれかに記載のエアバッグカバーを用いてなるエアバッグ収納部材。
- 少なくとも次の工程を順次経由することを特徴とするエアバッグカバーの製造方法。
第1工程:強度が4〜20cN/dtexの範囲内であり、総繊度が25〜200detxの範囲内である合成繊維を用いて整経する工程、
第2工程:整経後に得られたドラムを用いて、ヨコ糸の強度が4〜20cN/dtexの範囲内で、総繊度が25〜200detxの範囲内であり、かつタテ糸とヨコ糸の総繊度差が100dtex以下となる合成繊維を用いて、平組織に製織する工程、
第3工程:得られた織布を精練する工程、
第4工程:第3工程の精練を行った織布を熱セットする工程。 - 第1行程を行う直前もくは第1行程内にて糊付けし、タテ糸特徴とする請求項10に記載のエアバッグ基布の収納組み立て作業性を向上させることができるエアバッグカバーの製造方法。
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