JP2006193165A - 梱包箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 梱包箱底部に配置する成形緩衝材の位置決めを確実にして梱包の作業性を向上する。
【解決手段】 断面横長形状の胴部の下端に対向する2組のフラップを連設し、該フラップを貼着閉塞した箱体の内側底部の長手方向に複数の成形緩衝材22〜24を適間隔をおいて配置し、該成形緩衝材22〜24の上部に被梱包物を支持させる梱包箱21において、長手方向と平行に折曲されるフラップ21f,21hの両先端の両方または一方を、成形緩衝材22〜24のそれぞれの間の区間のみ、フラップ先端突き合わせ中心線よりも突出させ、突片21q,21rを形成し、該突片21q,21rを上方へ折曲して、成形緩衝材22〜24の長手方向の位置決めをする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液晶テレビ等の横長な被梱包物を収納する、段ボール等からなる梱包箱に関し、詳しくは横長な梱包箱の内側底部の両端と中間に、発泡スチロール樹脂等からなる成形緩衝材を詰めてから、その成形緩衝材の上部に被梱包物を支持させて梱包する梱包箱において、中間の成形緩衝材を配置する際に、容易に所定位置に位置決めすることを可能にし、同時に、その配置された成形緩衝材が配置位置から移動しないように確実に保持することを可能にして梱包作業を容易にした梱包箱に関する。
従来、液晶テレビ等の電子機器は、工場出荷時に段ボール等からなる梱包箱に収納してから出荷するのが一般的である。図8は、荷姿が横長の液晶テレビを出荷する際の梱包箱の構造を示す分解斜視図である。図示されるように、梱包箱の底部分を構成する底トレイ1の内側に、長手方向の両端と中間部の3個からなる成形緩衝材2〜4が配置されている。これら成形緩衝材2〜4は、通常、発泡スチロール樹脂の成形品が用いられており、本来ならば、底トレイ1の内側寸法と一致する一体物であることが好ましいが、金型製作の際のコスト削減等のため、分割されている。
ここで、中間の成形緩衝材3は、その上面に液晶テレビ下端のスタンド(図示せず)が載置されるので、そのスタンド下面形状に対応した凹部分5が形成されている。そのため、成形緩衝材3については、長手方向の中央位置に正確に保持しておかないと、液晶テレビを載置する際に、スタンド下面が成形緩衝材3の凹部分5に正確に入らないことになり、梱包作業の障害になる。同様に、両端の成形緩衝材2,4についても、底トレイ1の両端に位置合わせすることは簡単であるが、位置合わせした後、成形緩衝材2,4が内側にずれてしまうと、液晶テレビを載置する際に、液晶テレビの下端部分と干渉して、作業性が損なわれることになる。
そこで、従来は、成形緩衝材2〜4を所定位置に保持するため、底トレイ1の幅方向両側の壁面部分に、係合孔6〜8を形成するとともに、その係合孔6〜8に対応する成形緩衝材3の側面に突起11〜13を突設しておき、成形緩衝材2〜4を底トレイ1上に配置する際は、それら突起11〜13を係合孔6〜8に挿入して位置決めをしていた。なお、図6に示されるような、成形緩衝材の側面を底トレイに係合して位置決めする従来技術として、特許文献1に記載の「緩衝材を具えた梱包函」がある。
特開2002−284148号公報
上述したように、液晶テレビを、底トレイ1を用いて梱包する場合は、成形緩衝材2〜4の上に、液晶テレビを載置した後、必要な場合は液晶テレビの上部に成形緩衝材を嵌め込み、さらに、図示しない上箱を被せることが必要であった。このように、底トレイ1と上箱の2個を使うと、その分、コストアップとなり、さらには使用後のリサイクル処理も、余分にかかることになる。そのため、可能であるならは、液晶テレビの梱包には、1個の箱で済ませられることが求められている。1個の箱で梱包を済ませようとすると、一般的な構造として、段ボールからなる4面側壁の箱の底部と天部にそれぞれ2組ずつ連設された相対向するフラップを折曲して、底部と天部を閉じる構造の箱が用いられることになる。
この場合は、先に底部のフラップがテープ貼着により閉じられて、その上面に、図6に用いられたものと同一形状をした成形緩衝材が挿入配置されることになる。このとき、成形緩衝材の位置決め手段がないと、その後工程の液晶テレビを挿入する際に、液晶テレビを正確に成形緩衝材の凹部に嵌合させることができず、作業性が悪くなるという問題が発生した。そこで、本発明は、横長な梱包箱の内側底部の両端と中間に、発泡スチロール樹脂等からなる成形緩衝材を詰めてから、被梱包物を収納する梱包箱において、中間の成形緩衝材を詰める際に、容易に所定位置に配置することを可能にし、同時に、その配置された成形緩衝材が配置位置から移動しないように確実に保持することを可能にして梱包作業を容易にした梱包箱を提案することを目的とした。
上記課題を解決するために、箱内底部に成形緩衝材を配置し、該成形緩衝材の上部に被梱包物を支持させる梱包箱において、成形緩衝材の側部の箱底から箱底を構成する板材を起立させて成形緩衝材の位置決めをすることを特徴とした。
また、本発明は、横長形状の箱内底部に複数の成形緩衝材を長手方向に適間隔をおいて配置し、該成形緩衝材の上部に被梱包物を支持させる梱包箱において、成形緩衝材と成形緩衝材の間の箱底から箱底を構成する板材を起立させて成形緩衝材の長手方向の位置決めをすることを特徴とした。
また、本発明は、断面矩形の胴部の下端に対向する2組のフラップを連設し、該フラップを貼着閉塞した箱体の内側底部に1以上の成形緩衝材を配置し、該成形緩衝材の上部に被梱包物を支持させる梱包箱において、フラップの両先端の両方または一方をフラップ先端突き合わせ中心線よりも突出させ、該突出部を上方へ折曲して、成形緩衝材の位置決めをすることを特徴とした。
また、本発明は、断面横長形状の胴部の下端に対向する2組のフラップを連設し、該フラップを貼着閉塞した箱体の内側底部の長手方向に複数の成形緩衝材を適間隔をおいて配置し、該成形緩衝材の上部に被梱包物を支持させる梱包箱において、長手方向と平行に折曲されるフラップの両先端の両方または一方を、成形緩衝材と成形緩衝材の間の区間のみ、フラップ先端突き合わせ中心線よりも突出させ、該突出部を上方へ折曲して、成形緩衝材の長手方向の位置決めをすることを特徴とした。
なお、ここで、前記構成において、突出したフラップ先端と平行に片側のフラップにスリットを形成しておき、突出したフラップ先端を下方へ折曲してスリットに嵌入することも可能である。
さらには、前記箱体の内側底部の長手方向の中間に成形緩衝材が配置される場合に、該成形緩衝材の底面の短手方向中心位置に溝を形成しておくことも可能である。
以上述べたように本発明によれば、箱底部を構成する板材を起立させて、成形緩衝材の位置決めをするようしたことで、箱底部への成形緩衝材の配置作業が容易になるとともに、配置された成形緩衝材の位置も確実に保持されて、被梱包物の箱内への収納作業が能率よく行えるようになる。
以下、図に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明にかかる梱包箱の第1の実施形態を示す展開図であり、この梱包箱は段ボールを裁断して形成される。用途は、横長な形状をしている液晶テレビを梱包する場合に用いるものとする。図示されるように、梱包箱21は、胴部を形成する4面21a〜21dおよび糊代21eと、胴部の下端に連設された下フラップ21f〜21jと、胴部の上端に連設された上フラップ21k〜21pとから構成され、さらに、長手方向と平行に折曲される下フラップ21hの先端の所定位置に、2個の突片21q,21rが突設されている。図示例では、下フラップ21hの先端のみに突片21q,21rを突設しているが、下フラップ21hと対向する下フラップ21fの先端の同一位置に同一形状の突片を設けておき、組立後、両方の突片が互いに重合するように構成することも可能である。
図2は、図1の展開図に示された梱包箱21を、糊代21eを貼着して胴部を組み立てた後、下フラップ21f〜21jをテープにより貼着して下部を閉塞した状態の断面図である。このとき、下フラップ21hの先端に突設されている突片21q,21rは、上方へ折曲されて箱内側底面から斜め右上方へ起立している状態となる。通常、梱包箱21は、この状態で、液晶テレビの梱包作業場に搬入される。
図3および図4は、図2の梱包箱21の内部を示すために一部を破断して示した斜視図である。液晶テレビ等の被梱包物を梱包する場合、この梱包箱21の内部底面に、長手方向に3分割された発泡スチロール樹脂等からなる成形緩衝材22〜24が挿入配置される。図3に示されるように、中間の成形緩衝材23は、梱包箱21の内部底面に起立している突片21qと突片21rの間に、作業者により挿入されて配置される。続いて、図4に示されるように、突片21qと突片21rのそれぞれの長手方向外側の部分に、成形緩衝材22,24が作業者により挿入されて配置される。
このようにして、成形緩衝材22〜24は、それぞれが突片21qと突片21rのそれぞれの長手方向端部に当接させて挿入することで、成形緩衝材22〜24は長手方向の所定位置に正確に配置される。このとき、成形緩衝材22〜24と突片21q,21rの長手方向の寸法をややきつめに製作しておくと、成形緩衝材22〜24が配置された後、突片21q,21rによってきつく保持され、配置位置が安定してずれることが防止される。この状態で、液晶テレビ等の被梱包物が成形緩衝材22〜24の上部に載置されて梱包がなされる。このとき、成形緩衝材22〜24は所定位置に確実に保持されているため、梱包作業は、容易確実となり、作業効率が向上する。
次に、本発明にかかる梱包箱の第2の実施形態について説明する。この実施形態は、上述した第1の実施形態における突片の先端を下方へ折曲して、下フラップに形成しておいたスリットに嵌入するようにしたものである。すなわち、図5の断面図に示されるように、梱包箱25の下フラップ26の先端に突設された突片27の途中を下方へ折曲し、その先端28を、下フラップ29に予め形成しておいたスリット30に挿嵌して、固定するものである。
この場合は、突片27が立体的に保持されるため、突片27が寝てしまって梱包箱25の底面と密接して、位置決めの用をなさなくなることを防止できる効果がある。なお、突片27の先端28は、梱包が完了した後、梱包箱25内部に押し戻して、外観の見栄えが損なわれないようにしても良い。このように、本発明では、複数の成形緩衝材を使用する梱包の際、成形緩衝材の位置決めが確実になることにより、上部2分割の梱包箱の使用から一体物の梱包箱の使用への移行が可能となり、梱包コストの低減が可能となる。
次に、本発明にかかる梱包箱の第3の実施形態について説明する。この実施形態は、上述した第1の実施形態と同様に、梱包箱21内の底面中間に成形緩衝材が配置される場合の成形緩衝材に関するものである。図6(a)の断面図に示されるように、梱包箱21の底面の短手方向中心位置で突片21q,21rが起立しているが、この突片21q,21rは、梱包箱21の長手方向中間に収納される成形緩衝材の長手方向の両外側で起立することで、成形緩衝材の長手方向の位置決めをする。そのため、突片21qの突片21rとの間の幅の狭い部分21s(図1参照)は、その上に成形緩衝材の底面が押圧されて、梱包終了時には、水平となる。しかし、その狭い部分21sの両側の突片21q,21rは上方へ起立していなければ、位置決めとして機能しないことになる。
そのため、現場での梱包作業の際に、突片21q,21rは、その基端部で反時計方向に折曲させる等の作業が必要な場合が生じる。そこで、これらの不具合をなくすため、図7に示されるように、長手方向中間に収納される成形緩衝材34の底面の短手方向中心位置に、断面台形をした溝35を形成する。この溝35を設けたことで、図6(b)に示されるように、成形緩衝材34を梱包箱21に収納した際、狭い部分21sがその溝35内に収納されることで、突片21q,21rの上方への起立が容易となり、突片21q,21rを、その基端部で反時計方向に折曲させる作業が不要となる。また、成形緩衝材34の底面も、梱包箱21の内部底面に密着することが可能となり、安定性も増大する。
本発明は、液晶テレビの梱包箱以外に、荷姿が横長の被梱包物を梱包する梱包箱に利用可能である。
本発明にかかる梱包箱の第1の実施形態を示す展開図である。 図1の展開図に示された梱包箱の下部を閉塞した状態の断面図である。 図2の梱包箱の内部を示すために一部を破断して示した斜視図である。 図2の梱包箱の内部を示すために一部を破断して示した斜視図である。 本発明にかかる梱包箱の第2の実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる梱包箱の第3の実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる梱包箱の第3の実施形態を示す斜視図である。 従来例を示す分解斜視図である。
符号の説明
21 梱包箱
21a〜21d 胴部を形成する4面
21e 糊代
21f〜21j 下フラップ
21k〜21p 上フラップ
21q,21r 突片
21s 突片の狭い部分
22〜24 成形緩衝材
25 梱包箱
26 突片
27 先端
28 下フラップ
29 スリット
34 成形緩衝材
35 溝

Claims (6)

  1. 箱内底部に成形緩衝材を配置し、該成形緩衝材の上部に被梱包物を支持させる梱包箱において、
    成形緩衝材の側部の箱底から箱底を構成する板材を起立させて成形緩衝材の位置決めをすることを特徴とした梱包箱。
  2. 横長形状の箱内底部に複数の成形緩衝材を長手方向に適間隔をおいて配置し、該成形緩衝材の上部に被梱包物を支持させる梱包箱において、
    成形緩衝材と成形緩衝材の間の箱底から箱底を構成する板材を起立させて成形緩衝材の長手方向の位置決めをすることを特徴とした梱包箱。
  3. 断面矩形の胴部の下端に対向する2組のフラップを連設し、該フラップを貼着閉塞した箱体の内側底部に1以上の成形緩衝材を配置し、該成形緩衝材の上部に被梱包物を支持させる梱包箱において、
    フラップの両先端の両方または一方をフラップ先端突き合わせ中心線よりも突出させ、該突出部を上方へ折曲して、成形緩衝材の位置決めをすることを特徴とした梱包箱。
  4. 断面横長形状の胴部の下端に対向する2組のフラップを連設し、該フラップを貼着閉塞した箱体の内側底部の長手方向に複数の成形緩衝材を適間隔をおいて配置し、該成形緩衝材の上部に被梱包物を支持させる梱包箱において、
    長手方向と平行に折曲されるフラップの両先端の両方または一方を、成形緩衝材と成形緩衝材の間の区間のみ、フラップ先端突き合わせ中心線よりも突出させ、該突出部を上方へ折曲して、成形緩衝材の長手方向の位置決めをすることを特徴とした梱包箱。
  5. 請求項3または4に記載の梱包箱において、
    突出したフラップ先端と平行に片側のフラップにスリットを形成しておき、突出したフラップ先端を下方へ折曲してスリットに嵌入したことを特徴とする梱包箱。
  6. 請求項4に記載の梱包箱において、
    箱体の内側底部の長手方向の中間に成形緩衝材が配置される場合に、該成形緩衝材の底面の短手方向中心位置に溝を形成したことを特徴とする梱包箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017149444A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 集合包装用箱

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