JP2006194590A - 光学機器、カメラシステムおよび交換レンズ - Google Patents

光学機器、カメラシステムおよび交換レンズ Download PDF

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Abstract

【課題】結像レンズの位置から距離情報を求める際に、使用環境温度の変動により移動する結像レンズの位置に対応した距離情報を、使用環境温度により補正し、常に正確な距離情報を求める。
【解決手段】結像レンズのフォーカシング位置に基づいて当該光学機器と測定対象までの距離を検出する距離検出手段(#112)と、使用環境温度を検出する温度検出手段(#113)と、前記温度検出手段により検出される温度情報をもとに、前記算出された距離を、温度変動を補正した距離情報(#114)とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、結像光学系のフォーカシング位置に基づいて当該光学機器と測定対象までの距離を算出する光学機器、カメラシステム、および、交換レンズに関するものである。
ストロボ撮影を行う際に、ストロボによる被写体での反射光を調光して自動露出撮影を行う方法として、大別して、TTL自動調光方式および外部調光方式の2つの方式が一般的に用いられている。
これらの被写体反射光を用いて調光制御を行う方式では、被写体反射光の影響によりストロボの発光量が変わってしまうため、被写体が同じ距離に居た場合でも、白い服を着た場合と黒い服を着た場合ではストロボ発光量が大幅に異なってしまうという欠点を有している。また、被写体側にガラスや鏡などの反射率の高い被写体がある場合、その高反射率の被写体に露出が引っ張られて結果として主被写体の露出が不足する場合がある。
上記対策として、ピントの合っている距離に主被写体があるものとして、ストロボを撮影直前に予備発光させ、撮影領域を複数に分割して各領域で測光を可能にする測光センサを用いて、被写体から戻ってくる反射光を測光し、ある領域の測光結果が撮影距離から求められる輝度よりも高い場合にその領域に高反射物があるとして、その領域を調光領域から排除することにより、異常反射物の影響を受けにくくした自動調光カメラが特許文献1により開示されている。
一方、被写体の反射光を用いないで、被写体距離から直接絞りあるいは発光量を制御する方式、つまり、オートフォーカスカメラの合焦レンズ位置を検知するフォトインタラプタの出力により被写体距離を検出し、その値に応じて絞りを制御してストロボ撮影を行う、いわゆるフラッシュマチックと呼ばれるストロボ制御方式が特許文献2に開示されている。この方式では、被写体の反射率に影響される事なく適正なストロボ写真を得ることが出来るという特徴をもつ。
特開平3−287240号公報 特開昭61−292608号公報
しかしながら、上記特許文献1および2に記載の自動調光カメラでは、被写体距離を単にフォーカシングレンズの位置から求めているだけなので、ピント合わせの精度がそのまま被写体距離の精度に影響し、適正な被写体距離を得ることができなかった。また、特許文献2に記載されているカメラでは、被写体距離の精度がそのまま調光精度になるために、被写体距離精度が悪いと正しい調光精度が得られないという問題がある。特に焦点距離の長いレンズでは、使用環境温度の変動によりレンズの曲率やレンズ鏡筒の伸び縮みなどの要因でピント位置が異なるので、フォーカシングレンズの繰り出し位置が異なり、結果として正しい距離情報が得られなくなり、調光精度が悪くなるという問題があった。
(発明の目的)
本発明の第1の目的は、結像レンズの位置から距離情報を求める際に、使用環境温度の変動により移動する結像レンズの位置に対応した距離情報を、使用環境温度により補正し、常に正確な距離情報を求めることのできる光学機器、カメラシステムおよび交換レンズを提供しようとするものである。
本発明の第2の目的は、上記第1の目的を達成すると共に、正確な距離情報をストロボの調光動作に用いて適正なストロボ発光制御を行うことのできるカメラシステムを提供しようとするものである。
本発明の第3の目的は、上記第1の目的を達成すると共に、正確な距離情報をストロボの調光動作に用いて適正なストロボ発光制御を行わせることのできる交換レンズを提供しようとするものである。
上記第1の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、結像レンズのフォーカシング位置に基づいて当該光学機器と測定対象までの距離を検出する距離検出手段と、使用環境温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出される温度情報をもとに、前記算出された距離を、温度変動を補正した距離情報とする光学機器とするものである。
同じく上記第1の目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、結像レンズのフォーカシング位置に基づいて被写体までの距離を検出する距離検出手段と、使用環境温度を検出する温度検出手段と、使用環境温度によるフォーカシング位置の変動に関する情報を予め記憶している記憶手段とを有するカメラシステムであって、前記温度検出手段により検出される温度情報と前記記憶手段の記憶情報より、前記算出された距離を、温度変動を補正した距離情報とするカメラシステムとするものである。
また、上記第2の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、補正された距離情報を、ストロボの調光動作に用いるカメラシステムとするものである。
また、上記第1の目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、カメラ本体との情報通信手段と、結像レンズのフォーカシング位置に基づいて被写体まで距離を算出する距離算出手段と、使用環境温度を検出する温度検出手段と、使用環境温度によるフォーカシング位置の変動に関する情報を予め記憶している記憶手段とを有する、カメラ本体に装着可能な交換レンズであって、前記温度検出手段により検出された温度情報と前記記憶手段の記憶情報により、前記算出された距離を、温度変動を補正した距離情報とすると共に、該補正した距離情報を前記情報通信手段より前記カメラ本体に送信する交換レンズとするものである。
同じく上記第1の目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、カメラ本体との情報通信手段と、結像レンズのフォーカシング位置に基づいて被写体までの距離を算出する距離算出手段と、使用環境温度によるフォーカシング位置の変動に関する情報を予め記憶している記憶手段とを有する、カメラ本体に装着可能な交換レンズであって、前記カメラ本体より前記情報通信手段を介して取得した温度情報と前記記憶手段の記憶情報とにより、前記算出された距離を、温度変動を補正した距離情報とすると共に、該補正された距離情報を前記情報通信手段より前記カメラ本体に送信する交換レンズとするものである。
また、上記第3の目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、ストロボの調光動作に用いられる補正された距離情報を、カメラ本体に送信する請求項4または5に記載の交換レンズとするものである。
本発明によれば、結像レンズの位置から距離情報を求める際に、使用環境温度の変動により移動する結像レンズの位置に対応した距離情報を、使用環境温度により補正し、常に正確な距離情報を求めることができる光学機器、カメラシステムまたは交換レンズを提供できるものである。
また、本発明によれば、使用環境温度により補正された正確な距離情報をストロボの調光動作に用いて、適正なストロボ発光制御を行うことができるカメラシステムまたは交換レンズを提供できるものである。
また、本発明によれば、使用環境温度により補正された正確な距離情報をストロボの調光動作に用いて適正なストロボ発光制御を行わせることができる交換レンズを提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1および実施例2に示す通りである。
図1は本発明の実施例1に係る一眼レフレックスカメラと該カメラに装着されるストロボ装置とにより成るカメラシステムを示す構成図であり、ここでは主に光学的な配置関係を示している。
同図において、1はカメラ本体であり、その前面には該カメラ本体1に装着可能な交換レンズであるところの撮影レンズ11が装着される。カメラ本体1内には、光学部品、機械部品、電気回路、および、フィルムやCCD等の撮像素子などが収納され、写真又は画像撮影が行えるようになっている。2は主ミラーであり、ファインダ観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。また、主ミラー2はハーフミラーとなっており、撮影光路内に斜設されているときは、後述する焦点検出光学系へ被写体からの光線の約半分を透過させる。
3は後述のレンズ12〜14の予定結像面に配置されたピント板、4はファインダ光路変更用のペンタプリズムである。5はアイピースであり、撮影者はこの窓からピント板3を観察することで撮影画面を観察することができる。6と7はファインダ観察画面内の被写体輝度を測定するための結像レンズと測光センサであり、結像レンズ6はペンタプリズム4内の反射光路を介してピント板3と測光センサ7とを共役に関係付けている。
8はフォーカルプレーンシャッタである。9は感光部材であり、銀塩フィルム又はCCD等の撮像素子が用いられる。25はサブミラーであり、主ミラー2とともに、ファインダ観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。このサブミラー25は、斜設された主ミラー2を透過した光線を下方に折り曲げて、後述の焦点検出ユニットの方に導くものである。
26は焦点検出ユニットであり、2次結像ミラー27、2次結像レンズ28、焦点検出ラインセンサ29や後述の焦点検出回路等から構成されている。2次結像ミラー27および2次結像レンズ28は焦点検出光学系を構成しており、撮影レンズ11の2次結像面を焦点検出ラインセンサ29上に形成している。この焦点検出ユニット26はいわゆる位相差検出法によって撮影レンズ11の焦点調節状態を検出し、その検出結果を撮影レンズ11の焦点調節機構を制御する自動焦点調節装置へ送出する。10はカメラ本体1と撮影レンズ11との通信インターフェイスとなるマウント接点群である。
撮影レンズ11内において、12〜14はレンズであり、1群レンズ(以下、フォーカシングレンズと記す)12は光軸上を前後に移動することで撮影画面のピント位置を調整するものであり、2群レンズ13は光軸上を前後に移動することで撮影レンズ11の焦点距離を変更し、撮影画面の変倍を行うものであり、14は固定の3群レンズである。15は絞りである。16は自動焦点調節動作時にフォーカシングレンズ12を光軸方向に前後移動させるフォーカス駆動モータである。17は絞り15の開口径を変化させるための絞り駆動モータである。18は距離エンコーダであり、フォーカシングレンズ12に取り付けられたブラシ19が摺動することで、該フォーカシングレンズ12の位置を読み取り、被写体距離に相当する信号を発生する。詳しくは、距離エンコーダ18とブラシ19および後述のレンズマイコン112が、ピント調節された後のフォーカシングレンズ12の位置を読み取り、該位置よりその時の被写体距離に換算した信号(被写体距離情報)を出力する被写体距離検出手段を構成している。
30はカメラ本体1に着脱可能なストロボ装置であり、カメラ本体1に装着され、該カメラ本体1からの信号に従って発光制御を行うものである。31はキセノン管(以下、Xe管と記す)であり、電流エネルギーを発光エネルギーに変換する。32と33はフレネルレンズと反射板であり、それぞれ発光エネルギーを効率良く被写体に向けて集光する役目を持つ。37はグラスファイバーであり、Xe管31の発光量をモニターするために、該Xe管31から発せられた光の一部をフォトダイオード等の第1の受光素子38に導くものである。これにより、Xe管31の予備発光および本発光の光量をモニターすることができる。
35はXe管31から発せられた光をモニターするフォトダイオード等の第2の受光素子である。この第2の受光素子35の出力により、Xe管32の発光電流を制限してフラット発光の制御を行う。34と36は反射笠33と一体となったライトガイドであり、第2の受光素子35又はグラスファイバー37にXe管31からの光の一部を反射して導くものである。39はカメラ本体1とストロボ30との通信インターフェイスとなるストロボ接点群である。
次に、図2を用いて、上記ストロボ撮影システムの回路構成について説明する。なお、図1と共通の構成要素には同じ符号を付している。
まず、カメラ本体1内の回路構成について説明する。カメラマイコン100には、焦点検出回路105、測光センサ7、シャッタ制御回路107、モータ制御回路108、スイッチセンス回路110および液晶表示回路111が接続されている。また、カメラマイコン100は、撮影レンズ11内に配置されたレンズマイコン112とはマウント接点10を介して信号伝達を行い、ストロボ装置30内に設けられたストロボマイコン200とはストロボ接点群39を介して信号伝達を行う。
焦点検出回路105は、カメラマイコン100からの信号に従って焦点検出ラインセンサ29の蓄積制御と読み出し制御を行い、それぞれの画素情報をカメラマイコン100に出力する。カメラマイコン100はこの情報をA/D変換し、位相差検出法による焦点調節状態の検出を行い、レンズマイコン112と信号のやりとりを行うことによって、撮影レンズ11の焦点調節制御を行う。
測光センサ7は、ストロボ装置30にて被写体へ向けて予備発光されていない定常状態と予備発光されている状態の双方の状態で輝度信号を出力し、カメラマイコン100はその輝度信号をA/D変換し、撮影の露出調節のための絞り値およびシャッタ速度の演算と、露光時のストロボ本発光量の演算とを行う。
シャッタ制御回路107は、カメラマイコン100からの信号に従ってフォーカルプレーンシャッタ8を構成するシャッタ先幕駆動マグネットMG−1およびシャッタ後幕駆動マグネットMG−2の通電制御を行い、シャッタ先幕および後幕を走行させ、露出動作を行う。モータ制御回路108は、カメラマイコン100からの信号に従ってモータMを制御することにより、主ミラー2のアップダウンおよびシャッタチャージなどを行う。
SW1は不図示のレリーズボタンの第1ストローク(半押し)操作でONし、測光、AF(自動焦点調節)を開始させるスイッチである。SW2はレリーズボタンの第2ストローク(全押し)操作でONし、シャッタ走行、すなわち露光動作を開始させるスイッチである。SWFELKは予備発光を独立して行わせるスイッチである。スイッチSW1,SW2,SWFELK、および、その他の操作部材であるISO感度設定スイッチ、絞り設定スイッチ、シャッタ速度設定スイッチなどの不図示の各スイッチの状態信号は、スイッチセンス回路110を介してカメラマイコン100が読み取る。
液晶表示回路111は、ファインダ内表示器24と外部表示器42をカメラマイコン100からの信号に従って制御する。
次に、撮影レンズ11内の電気回路構成について説明する。カメラ本体1と撮影レンズ11とはレンズマウント接点10を介して相互に電気的に接続される。このレンズマウント接点10は、撮影レンズ11内のフォーカス駆動モータ16および絞り駆動モータ17の電源用接点である接点L0と、レンズマイコン112の電源用接点L1と、シリアルデータ通信を行うためのクロック用接点L2と、カメラ本体1から撮影レンズ11へのデータ送信用接点L3と、撮影レンズ11からカメラ本体1へのデータ送信用接点L4と、モータ用電源に対するモータ用グランド接点L5と、レンズマイコン112用電源に対するグランド接点L6とから構成されている。
レンズマイコン112は、レンズマウント接点10を介してカメラマイコン100と接続され、カメラマイコン100からの信号に応じてフォーカシングレンズ12を駆動するフォーカス駆動モータ16および絞り15を駆動する絞り駆動モータ17を動作させ、撮影レンズ11の焦点調節と絞りを制御する。50と51は光検出器とパルス板であり、レンズマイコン112がパルス数をカウントすることによりピント調節(合焦動作)時のフォーカシングレンズ12の位置情報を得る。これにより、撮影レンズ11の焦点調節を行うことができる。
20はカメラシステムの周囲温度(使用環境温度)を検出する温度検出回路であり、レンズマイコン112は検出される温度に比例した電圧をA/D入力端子AD0から読み込み、A/D変換する。18は前述した距離エンコーダであり、ここで読み取られたフォーカシングレンズ12の位置情報はレンズマイコン112に入力され、ここで被写体距離情報に変換され、カメラマイコン100に伝達される。
次に、図3を用いて、図2に示した測光センサ7について説明する。測光センサ7は、シリコンフォトダイオードなどの受光素子と該受光素子で発生した光電流を増幅するアンプなどから構成されている集積回路であり、図3は測光センサ7の受光部を入射面から眺めたものである。測光センサ7の受光部は、撮像素子またはフィルムなどの感光部材9の画面とほぼ同一の範囲を受光するように配置されており、その受光面は図3のP(0,0)〜P(6,4)で示すように、複数の領域(35の受光部)に分割されている。各々の受光部はシリコンフォトダイオードなどの受光素子であり、光があたると所定の光電流が発生するもので、光電流の出力は公知の対数圧縮増幅器を経て、図中の左上から順次カメラマイコン100に送られる。カメラマイコン100は各々の受光素子の出力をA/D変換を行うことにより、撮影範囲各部の輝度をデジタル値として測光することができる。
次に、ストロボ装置30の構成について、図4を用いて説明する。同図において、200はストロボ装置30全体の動作を制御するストロボマイコン、201は電源電池である。202はDC/DCコンバータであり、電池電圧を数100Vに昇圧する。203は発光エネルギーを蓄積するメインコンデンサである。204,205は抵抗であり、メインコンデンサ203の電圧を所定比に分圧する。206は発光電流を制限するためのコイル、207は発光停止時に発生する逆起電圧を吸収するためのダイオード、31はXe管である。211はトリガー回路、212はIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などの発光制御回路である。
230はデータセレクタであり、Y0,Y1の2入力の組み合わせにより、D0,D1,D2の入力を選択してY端子に出力する。231はフラット発光の発光レベル制御用のコンパレータ、232は閃光発光(ストロボ発光)時の発光量制御用のコンパレータである。35はフラット発光制御用の受光センサであるフォトダイオード等の第2の受光素子であり、Xe管31の光出力をモニターする。234は第2の受光素子35に流れる微少電流を増幅すると共に光電流を電圧に変換する測光回路である。38は閃光発光制御用の受光センサであるフォトダイオード等の第1の受光素子であり、Xe管31の光出力をモニターする。236は第1の受光素子38に流れる光電流を対数圧縮するとともにXe管31の発光量を圧縮積分するための積分回路である。
39はカメラ本体1との通信を行うためにホットシューに設けられたストロボ接点群である。242はストロボ30の電源オンオフを切り換えるための電源スイッチである。
次に、ストロボマイコン200の各端子について説明する。CNTはDC/DCコンバータ202の充電動作を制御する制御出力端子、COM2はスイッチ242のグランド電位に相当する制御出力端子、OFFはストロボ装置30が電源オフ時に選択される入力端子、ONはストロボ装置30が電源オン時に選択される入力端子である。CLKはカメラ本体1とのシリアル通信のための同期クロックの入力端子、DOは同期クロックに同期して、ストロボ装置30からカメラ本体1にシリアルデータを転送するためのシリアルデータ出力端子、DIは同期クロックに同期して、カメラ本体1からストロボ装置30にシリアルデータを転送するためのシリアルデータ入力端子である。
INTは積分回路236の積分制御出力端子であり、AD0は積分回路236の発光量を示す積分電圧を読み込むためのA/D変換入力端子、DA0はコンパレータ231および232のコンパレート電圧を出力するためのD/A出力端子である。Y0,Y1は前述したデータセレクタ230の選択状態の出力端子であり、TRIGは発光トリガーの出力端子である。
次に、上記構成のカメラシステムの動作について、図5および図6のフローチャートを用いて説明する。
図2で示したカメラ本体1のスイッチSW1がオンされると、ステップ#100より動作を開始する。ここではカメラマイコン100は、焦点検出回路105を含む焦点検出ユニット26内の焦点検出ラインセンサ29のオートフォーカス(AF)像の取り込みを行う。そして、次のステップ#101では、焦点検出ラインセンサ29の2像のずれから、公知の方法でディフォーカス量を演算する。続くステップ#102では、検出したディフォーカス量と所定の合焦幅とを比較し、合焦幅以内であればAF駆動を終了してステップ#104へ進み、合焦幅に入っていない場合はステップ#103へ分岐する。
合焦幅に入っていないとしてステップ#103ヘ進むと、カメラマイコン100は、ディフォーカス量をレンズ駆動量に変換して、前述のシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してレンズマイコン112に対して出力する。レンズ駆動量が入力されるとレンズマイコン112は、フォーカス駆動モータ16を駆動し、それに直結したパルス板51の回転を光検出器50で読み取り、フォーカス駆動モータ16が指定された駆動量を駆動するとフォーカス駆動モータ16を停止する。
合焦動作が終了してステップ#104ヘ進むと、カメラマイコン100は、測光した各領域での輝度値BVa(0,0)〜BVa(6,4)より公知の方法で露出値(BVs)を決定する。そして、設定されたカメラの撮影モードに従って、シャッタ速度の値(TV)と絞りの値(AV)とを決定する。そして、次のステップ#105にて、上記ステップ#104で決定されたTV値とAV値をファインダ内表示器24および外部表示器42に表示する。続くステップ#106では、撮影開始用のスイッチSW2がオンされているかを判定し、オンしていればステップ#107へ進み、オフであればステップ#104に戻り、同様の動作を繰り返す。
次のステップ#107では、カメラマイコン100は、予備発光の直前に、上記ステップ#104と同様の方法でもう一度定常光を測光する。これは、定常光が蛍光灯の場合に、電源周波数に同期してフリッカーが発生するので、該フリッカーの影響を排除する為に、予備発光の直前のタイミングでもう一度測光する為である。次のステップ#108では、通信端子S0,S1,S2を通してシリアル通信によりストロボマイコン200に対して予備(プリ)発光を指令する。ストロボマイコン200はこの予備発光指令を受けて、所定光量での予備発光動作を行う。
以下に、ストロボマイコン200での予備発光動作について、図4を参照しながら説明する。
ストロボマイコン200は、カメラ本体1より指示された所定発光レベルに応じて、DA0端子に所定の電圧を設定する。次に、データセレクタ230のY1,Y0にHi(ハイレベルを意味する),Lo(ローレベルを意味する)を出力し、入力D2を選択させる。このとき、Xe管31は未だ発光していないので、第2の受光素子35の光電流はほとんど流れず、コンパレータ231の反転入力端子に入力される測光回路234の出力は発生せず、コンパレータ231の出力はHiであるので、発光制御回路212は導通状態となる。
次に、TRIG端子よりトリガー信号を出力すると、トリガー回路211が高圧を発生してXe管31を励起し、予備発光が開始される。
また、ストロボマイコン200は積分回路236に積分開始を指示し、この指示を受けた積分回路236が光量積分用の第1の受光素子38の対数圧縮された光電出力の積分を開始すると同時に、発光時間をカウントするタイマーを起動させる。予備発光が開始されると、フラット発光の発光レベル制御用の第2の受光素子35からの光電流が多くなり、測光回路234の出力が上昇する。そして、測光回路234の出力がコンパレータ231の非反転入力に設定されている所定のコンパレート電圧より高くなると、コンパレータ231の出力はLoに反転し、発光制御回路212はXe管31の発光電流を遮断する。これにより、放電ループが断たれるが、ダイオード209およびコイル206により環流ループを形成し、発光電流は回路の遅れによるオーバーシュートが収まった後、徐々に減少する。
発光電流の減少に伴い、発光レベルが低下するので、第2の受光素子35の光電流は減少し、測光回路234の出力も低下する。そして、所定のコンパレートレベル以下に低下すると、再びコンパレータ231の出力がHiに反転し、発光制御回路212が再度導通してXe管31の放電ループが形成され、発光電流が増加して発光レベルも増加する。
このように、DA0に設定された所定のコンパレート電圧を中心に、コンパレータ231は短い周期で発光レベルの増加減少を繰り返し、結果的には、所望するほぼ一定の発光レベルで発光を継続させるフラット発光の制御が行われる。
前述したタイマーのカウントにより所定の発光時間が経過すると、ストロボマイコン200はY1,Y0端子をLo,Loに設定する。これにより、データセレクタ206の入力はD0、すなわちLo入力が選択され、出力は強制的にLoレベルとなり、発光制御回路212はXe管31の放電ループを遮断する。これにより、予備発光(フラット発光)が終了する。
発光終了時に、ストロボマイコン200は、予備発光量を積分した積分回路236の出力をA/D入力端子AD0から読み込んでA/D変換し、積分値、すなわち予備発光時の発光量をデジタル値として読み取る。
上記の予備発光と同時のタイミングで、カメラマイコン100は、ステップ#109にて、被写体反射光の測光を行う。予備発光による被写体反射光は、撮影レンズ11を通して、カメラ本体1の測光センサ7で受光されるので、予備発光時の被写体反射光を上記ステップ#101と同様の方法で各ブロック毎に演算し、これによりストロボ反射光による被写体輝度BVf(0,0)〜BVf(6,4)を測光する。続くステップ#110では、カメラマイコン100は、予備発光時の被写体輝度BVf(x,y)から上記ステップ#107で求めた予備発光直前の自然光による被写体輝度BVa(x,y)を差し引く事により、予備発光による反射光分のみの輝度値dF(x,y)を抽出する。そして、次のステップ#111にて、レンズマイコン112に対して前述のシリアル通信で、距離情報を要求する。
次のステップ#112では、レンズマイコン112は、カメラ本体1からの距離情報要求を受けて、フォーカシングレンズ12の位置情報を距離エンコーダ18から読み取る。そして、次のステップ#113にて、使用環境温度の読み出しの為に、撮影レンズ11内の温度検出回路20の出力をA/D入力端子AD0から読み出す。次いでステップ#114にて、上記ステップ#112,#113で読み出したフォーカシングレンズ12の位置情報と温度情報に応じた補正値を加味した距離情報を、図7のdf000〜df900、dn000〜dn900等で示す距離情報テーブルから読み出す。
ここで、図7は、レンズマイコン112内の不図示のROM内に予め記憶されている使用環境温度によるフォーカシング位置の変動を示す距離情報テーブルであり、横軸は距離エンコーダ18の位置に対応しており、縦軸は温度に対応した2次元のテーブルになっている。本実施例1では、距離エンコーダ18は位置を64のゾーンに分割しており、各ゾーン内のエンコーダパターンの端にあたる、無限方向の絶対距離と至近方向の絶対距離をそれぞれ記憶している。このテーブルは単焦点レンズや、ズーミングによってピント位置が変わらないレンズの場合は、上記2次元のテーブル1つで良いが、ズーミングによりピント位置が変動するレンズの場合は、焦点距離毎に上記テーブルを持てばよく、対応したズーム位置、距離エンコーダ位置、そのときの使用環境温度に応じた補正値を加味した距離情報を得る。
次のステップ#115では、レンズマイコン112は、カメラマイコン110に対して、前述のシリアル通信で上記ステップ#114で読み出した無限方向絶対距離と至近方向絶対距離を通信する。
次のステップ#116では、カメラマイコン110は、上記ステップ#115で取得した距離情報から、適正露光となる測光レベルLVL1を
LVL1=PRG−log2((無限方向絶対距離+至近方向絶対距離) /2)+K1
PRG:ストロボ装置30のプリ発光ガイドナンバー
K1 :定数
の式で求める。続くステップ#117では、正反射領域(異常反射領域)を判定する判定レベルLVL2を以下の式で決定する。
LVL2=LVL1+K2 K2:正反射判定係数
そして、次のステップ#118にて、上記ステップ#117より求めたLVL2よりも明るい領域は、正反射領域として調光領域から排除する。すなわち、上記ステップ#109で求めた、測光センサ7の各領域の被写体反射光測光値dF(0,0)〜dF(6,4)の各測光値をLVL2と比較して、LVL2より大きい場合はそのセンサエリアを無効エリア(排除領域)と判定する。
図8は、実際の被写体での例を示している。図8の点線で示した領域は、図3で説明した測光センサ7の被写体側での測光領域を示す。また、図9は、図8において点線で示した画像の予備発光反射光の測光結果を3次元で表現した図であり、同図において、横軸は測光センサ7の横方向の分割を示し、縦軸は同様に縦方向の分割を示している。すなわち、P(0,1)〜P(2,2)の領域は高い測光出力が得られている事が分かる。
図10は、図8で示した測光センサ7の各領域で調光制御に用いる領域と、調光制御から排除する領域を示している。同図において、点線で囲った領域(P(2,1)〜P(4,3))は焦点検出領域が中央(P(3,2))の時の調光制御に用いる領域(調光領域)であり、太実線で囲った領域(P(0,1)〜P(2,2))は、上記ステップ#117で求めた正反射領域判定レベルLV2よりも測光出力が高い領域であり、この領域は調光対象から除外する。従って、調光領域内のP(2,1)およびP(2,2)は調光対象から除外されるわけである。
図5に戻り、ステップ#119では、カメラマイコン100は、上記ステップ#118にて排除した残りの領域で調光制御を行う為の予備発光による被写体反射光測光値dFaveを
dFave=SUM(有効領域のdF)/有効領域の数
の式により求める。すなわち、図10の例では、有効領域の数はP(2,1)およびP(2,2)を除いた7個であり、この2点を除いた残りの領域のステップ#110で求めた被写体反射光測光値を加算して、有効領域の数で割ることにより、調光領域平均測光値をdFaveとするわけである。
次のステップ#120では、カメラマイコン100は、本発光量γを以下のようにして求める。まず、上記ステップ#119で求めたdFaveと上記ステップ#116で求めた、被写体距離から求めた適正レベルLVL1を所望の比率で内分した目標測光値dFtを
dFt=dFave*(1−K3)+LVL1*K3
K3:被写体距離寄与率
の式により求める。この様に内分する理由として、K3=1の場合、すなわち被写体距離のみでストロボ光量が決まるいわゆるDV調光またはフラッシュマチックの場合は、被写体の反射光に影響されない調光制御ができるが、AF合焦精度などの影響で被写体距離に誤差がある場合は、調光精度がばらついてしまう問題が生じる。一方、K3=0の場合、すなわち、被写体距離を全く加味しない場合は、AF合焦精度の影響は排除さるのもの、被写体が白い服を着ている場合や、黒い服を着ている場合ではストロボの発光量が変わってしまうように、被写体の反射率に影響を大きくうけしまう。これらの点に鑑み、被写体反射光による測光結果と被写体距離を所望の比率で内分して使うことにより、安定した調光精度が期待できるわけである。
次に、上記ステップ#104で求めたTV値とAV値から、
BVt=TV+AV−SV SV:撮影感度
の式にてBVtを求める。そして、本発光量γを、は以下の式で求める。
γ=BVt−dFt
の式にて求める。
図6に示すステップ#121では、カメラマイコン100は、上記ステップ#120で求めた本発光量γを通信端子S0,S1,S2を通してシリアル通信によりストロボマイコン200に対して指令し、ステップ#122へ進む。そして、ステップ#122では、シャッタ速度が同調速度以下か否かを判定し、同調速度以下の場合はステップ#123へ進み、ストロボマイコン200に対して、閃光発光モードを送信する。一方、同調速度より速い場合はステップ#124へ進み、ストロボマイコン200に対して、フラット発光モードとフラット発光時間(シャッタ速度に幕速を加えた時間)を送信する。
次のステップ#125では、カメラマイコン100は、主ミラー2を跳ね上げて撮影光路から退避させると同時に、レンズマイコン112に対して、絞り15の絞り込みを指示する。そして、次のステップ#126にて、主ミラー2が撮影光路から完全に退避するのを待つ。その後、主ミラー2が撮影光路から完全に退避するとステップ#127へ進み、シャッタ先幕駆動マグネットMG−1に通電し、フォーカルプレーンシャッタ8の開放動作を開始させる。
次のステップ#128では、カメラマイコン100は、発光モードがフラット(FP)発光モードか否かを判定し、フラット発光モードの場合は直ちにステップ#130へ進む。一方、閃光発光モードの場合はステップ#129へ進み、フォーカルプレーンシャッタ8の先幕が完全に開いて不図示のX接点がオンになるまで待ち、これがオンになるとステップ#130へ進む。
ステップ#130では、ストロボマイコン200は、カメラマイコン100から指令された発光モードに応じた本発光制御を行う。すなわち、フラット発光モードの場合はフラット発光制御を行い、閃光発光モードの場合は閃光発光制御を行う。
ここで、閃光発光制御について説明する。カメラのシャッタ速度がストロボ同調速度以下の場合は閃光発光制御が行われる。この場合、ストロボマイコン200は、まず設定されたマニュアル発光量に応じた制御電圧をDA0端子に出力する。この電圧は、前述の予備発光時に説明した積分回路236の出力電圧、すなわち積分電圧に対して、予備発光と本発光との光量差に相当する制御電圧を加算した電圧である。例えば、フル発光量の1/32の光量で予備発光をした場合の積分電圧をV1としたときに本発光量が同じ1/32の場合は、同じ積分電圧になった時に発光停止すればよいので、コンパレータ232のコンパレート電圧としてV1を設定する。同様にして、本発光量が1/16の場合では、予備発光に対して1段分大きな積分電圧になったときに発光を停止すればよいので、予備発光時の積分電圧に1段分に相当する電圧を加算してコンパレータ232のコンパレート電圧として設定する。
次に、ストロボマイコン200は、Y1,Y0端子に「0,1」を出力し、データセレクタ230のD1入力に接続された閃光発光制御用コンパレータ232を選択する。このときはXe管31は未だ発光していないので、第1の受光素子38にはほとんど光電流が流れない。このため、積分回路236の出力は発生せず、コンパレータ232の−入力電圧は+入力端子よりも電位が低い。したがって、コンパレータ232の出力電圧はハイレベルとなり、発光制御回路212は導通状態となる。また、これと同時にストロボマイコン200はTRIG端子から所定時間の間、Hi信号を出力する。これにより、トリガー回路211は高圧のトリガー電圧を発生する。Xe管31のトリガー電極に高圧が印加されると、Xe管31は発光を開始する。
Xe管31が発光を開始すると、第1の受光素子38に光電流が流れ、積分回路236の出力が上昇し、コンパレータ232の+入力端子に設定された所定の電圧に達すると、コンパレータ232が反転し、その出力電圧はローレベルとなり、発光制御回路212は遮断状態となるので発光が停止される。この時点で、Xe管31は所定の発光量を発生して発光を停止することになり、ストロボ撮影に必要な所望の光量が得られる。
次に、フラット発光制御について説明する。カメラのシャッタ速度がストロボ同調速度より速い場合はフラット発光制御が行われる。ストロボマイコン200は、設定されたマニュアルフラット発光量に応じた制御電圧をDA0端子に出力する。すなわち、前述の予備発光時にコンパレータ231のコンパレート電圧として設定した電圧に対して、予備発光と本発光との光量差に相当する制御電圧を加算した電圧である。例えば、フル発光の1/32の発光で予備発光をした場合の制御電圧をV1としたときに、本発光が同じ1/32の発光の場合は、同じ制御電圧でフラット発光制御をすればよいので、コンパレータ231のコンパレート電圧としてV1を設定する。同様にして、本発光量が1/16の場合では予備発光に対して1段分大きな制御電圧とすればよいので、予備発光時の積分電圧に1段分に相当する電圧を加算してコンパレータ231のコンパレート電圧として設定する。
次に、ストロボマイコン200は、Y1,Y0端子に「1,0」を出力し、データセレクタ230のD2入力に接続されたフラット発光制御用のコンパレータ231を選択する。この後、前述の予備発光動作と同一の動作でフラット発光が行われ、カメラマイコン100から指示された所定時間が経過すると、カメラマイコン200のY1,Y0端子を「0,0」に設定して発光処理を終了する。
図6に戻り、所定のシャッタ開放時間が経過するとステップ#131へ進み、カメラマイコン100は、シャッタ後幕駆動マグネットMG−2に通電し、フォーカルプレーンシャッタ8の後幕を閉じて露出を終了する。なお、発光モードがフラット発光の場合は、後幕が完全に閉じるまで発光が継続する。そして、一連の撮影シーケンスを終了するとステップ#132へ進み、主ミラー2をダウンさせ、撮影を終了する。
上記実施例1によれば、使用環境(周囲)温度により変動する合焦時のフォーカシングレンズ12の位置に基づく被写体距離情報(距離エンコーダ18、ブラシ19およびレンズマイコン112により検出される)を、使用環境温度(温度検出回路20およびレンズマイコン112により検出される)に応じて補正する事により、温度変動の影響を受けない正確な被写体距離情報を得ることができる。従って、この正確な距離情報を、例えばストロボ調光制御に応用すれば、正確なストロボ調光制御を行うことが可能となる。
図11は本発明の実施例2に係わるカメラシステムの回路構成を示すブロック図であり、図1および図2と共通の構成要素には同じ符号を付している。
上記実施例1と異なるのは、上記実施例1では温度検出回路20が交換レンズ11側に配置されていたが、本発明の実施例2では、カメラ本体1内に温度検出回路300として配置されている点である。
カメラ本体1は、AF検出の温度補正、あるいは、自動露出(AE)制御の測光センサの温度補正のために必ず温度検出回路300を持っているので、撮影レンズ11内で温度検出回路を持たない場合でも、カメラ本体1内の温度検出回路300で検出した温度を、撮影レンズ11内に通信する事で、距離情報の温度補正を行うことが出来る。
次に、図12および図13のフローチャートを用いて、本発明の実施例2に係わるカメラシステムの動作について、上記実施例1と異なる個所のみ説明する。
図12において、ステップ#200〜#210までは、上記実施例1における図5のステップ#100〜#120までと同じ動作を行うのでその説明は省略する。
ステップ#211では、カメラマイコン100は、カメラ本体1内の温度検出回路300から現在の温度を読み出すと共に、レンズマイコン112に対して、読み出した温度を送信しかつ距離情報を要求する。
次のステップ#212では、レンズマイコン112は、カメラ本体1からの距離情報要求を受けて、フォーカシングレンズ12の位置情報を距離エンコーダ18から読み取る。そして、次のステップ#214では、図7で示す距離情報テーブルから上記ステップ#212と#213で読み出したフォーカシングレンズ12の位置情報と上記ステップ#211でカメラから受信した温度情報に対応する位置の距離情報を読み出す。次のステップ#215〜#232までは、上記実施例1と同様であるので説明を省略する。
上記実施例2によれば、温度により変動する合焦時のフォーカシングレンズの位置に基づく被写体距離情報(距離エンコーダ18、ブラシ19およびレンズマイコン112により検出する)を、周囲温度(温度検出回路300により検出する)に応じて補正する事により、温度変動の影響を受けない正確な被写体距離情報を得ることができる。従って、上記実施例1と同様に、この正確な距離情報を、例えばストロボ調光制御に応用すれば、正確なストロボ発光制御を行うことができる。
本発明の実施例1に係る一眼レフレックスカメラと該カメラに装着されるストロボとによって成るカメラシステムを示す構成図である。 本発明の実施例1に係るカメラシステムの回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係るカメラシステムに具備される測光センサの構成について説明するための図である。 本発明の実施例1に係るカメラシステムの構成要素であるストロボ装置側の回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係るカメラシステムの動作の一部を示すフローチャートである。 図5の動作の続きを示すフローチャートである。 本発明の実施例1において撮影レンズに記憶されている被写体距離情報を示す図である。 本発明の実施例1において異常反射の影響を受ける被写体の例を示す図である。 本発明の実施例1において異常反射の影響を受けた場合の測光データの例を示す図である。 本発明の実施例1において異常反射領域と調光領域を説明するための図である。 本発明の実施例2に係るカメラシステムの回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係るカメラシステムの動作の一部を示すフローチャートである。 図11の動作の続きを示すフローチャートである。
符号の説明
1 カメラ本体
7 測光センサ
11 撮影レンズ
12 フォーカシングレンズ
18 距離エンコーダ
20 温度検出回路
30 ストロボ装置
31 キセノン管
100 カメラマイコン
112 レンズマイコン
200 ストロボマイコン
300 温度検出回路

Claims (6)

  1. 結像レンズのフォーカシング位置に基づいて当該光学機器と測定対象までの距離を検出する距離検出手段と、
    使用環境温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出される温度情報をもとに、前記算出された距離を、温度変動を補正した距離情報とすることを特徴とする光学機器。
  2. 結像レンズのフォーカシング位置に基づいて被写体までの距離を検出する距離検出手段と、
    使用環境温度を検出する温度検出手段と、
    使用環境温度によるフォーカシング位置の変動に関する情報を予め記憶している記憶手段と、
    を有するカメラシステムであって、
    前記温度検出手段により検出される温度情報と前記記憶手段の記憶情報より、前記算出された距離を、温度変動を補正した距離情報とすることを特徴とするカメラシステム。
  3. 前記補正された被写体の距離情報は、ストロボの調光動作に用いられることを特徴とする請求項2に記載のカメラシステム。
  4. カメラ本体との情報通信手段と、
    結像レンズのフォーカシング位置に基づいて被写体まで距離を算出する距離算出手段と、
    使用環境温度を検出する温度検出手段と、
    使用環境温度によるフォーカシング位置の変動に関する情報を予め記憶している記憶手段と、
    を有する、カメラ本体に装着可能な交換レンズであって、
    前記温度検出手段により検出された温度情報と前記記憶手段の記憶情報により、前記算出された距離を、温度変動を補正した距離情報とすると共に、該補正した距離情報を前記情報通信手段より前記カメラ本体に送信することを特徴とする交換レンズ。
  5. カメラ本体との情報通信手段と、
    結像レンズのフォーカシング位置に基づいて被写体までの距離を算出する距離算出手段と、
    使用環境温度によるフォーカシング位置の変動に関する情報を予め記憶している記憶手段と、
    を有する、カメラ本体に装着可能な交換レンズであって、
    前記カメラ本体より前記情報通信手段を介して取得した温度情報と前記記憶手段の記憶情報とにより、前記算出された距離を、温度変動を補正した距離情報とすると共に、該補正された距離情報を前記情報通信手段より前記カメラ本体に送信することを特徴とする交換レンズ。
  6. 前記カメラ本体に送信される前記補正された距離情報は、ストロボの調光動作に用いられることを特徴とする請求項4または5に記載の交換レンズ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017146505A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 リコーイメージング株式会社 光源制御装置および撮像装置
JP2023083980A (ja) * 2021-12-06 2023-06-16 キヤノン株式会社 距離計測装置および距離検出技術、撮像装置
US20240354977A1 (en) * 2023-04-18 2024-10-24 Japan Display Inc. Imaging system and method of correcting subject depth

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