JP2006197719A - 無停電電源装置、無停電電源装置の制御方法、制御用プログラム、および、無停電電源システム - Google Patents

無停電電源装置、無停電電源装置の制御方法、制御用プログラム、および、無停電電源システム Download PDF

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Abstract

【課題】 設計を簡易に行うことができるとともに、電流バランスの安定性が高い無停電電源装置を提供すること。
【解決手段】 他の無停電電源装置と並列に接続され、共通の負荷に交流電力を供給する無停電電源装置において、直流電力を交流電力に変換する電力変換手段(インバータ10c)と、電力変換手段の動作の基準となる正弦波を発生する正弦波発生手段(正弦波発生器10f)と、正弦波発生手段によって発生された正弦波に応じて電力変換手段を駆動する駆動手段(PWMドライブ回路10d)と、電力変換手段の出力電圧に応じて正弦波発生手段が発生する正弦波を調整して駆動手段に供給する調整手段(瞬時電圧補償器)と、を有し、調整手段は、電力変換手段の出力電流も参照して、正弦波の調整を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無停電電源装置、無停電電源装置の制御方法、制御用プログラム、および、無停電電源システムに関する。
従来の無停電電源装置で、いわゆる常時インバータ方式の無停電電源装置では、商用電源からの交流電力を変換して得た直流電力を交流電力に変換して負荷機器に出力し、商用電源が停電したときには、二次電池からの直流電力を交流電力に変換して負荷機器に出力する。そして、この無停電電源装置は、電力変換用のインバータ回路と、このインバータ回路を構成する半導体スイッチング素子をPWM制御して商用電力と同期した交流電力を出力させるためのPWM制御信号発生手段を含むインバータ回路制御装置とを備えている。
大きな容量を必要とする場合には、この種の無停電電源装置を複数台数並列接続して運転することが行われている。また、高い信頼性を必要とするシステムにおいては、負荷容量を満たすのに必要な無停電電源装置の台数よりも多くの台数を並列運転する冗長システム構成とすることも行われている。複数台の無停電電源装置を並列運転する場合、1台の無停電電源装置の負荷分担率が極端に大きくなると、インバータに大きな負担がかかる場合がある。また保護回路が働いて、並列運転ができなくなる場合もある。
そして、無停電電源装置を複数台並列運転する場合には、各無停電電源装置の出力電圧に振幅の差があると無効電流の横流電流が発生する。また出力電流に位相の差があると有効電流の横流電流が発生する。
そこで、このような問題を解決するために、並列接続された無停電電源装置のそれぞれが自己の出力状態を監視して出力電力の位相と周波数を独立して制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、このような無停電電源装置の構成を示す図である。無停電電源装置210は、他の無停電電源装置(図示せず)と並列母線280を介して相互に接続されて並列運転を行い、負荷270(例えば、ホストコンピュータ等)に対して電力を供給する。
無停電電源装置210は、コンバータ210a、二次電池210b、インバータ210c、PWM(Pulse Width Modulation)ドライブ回路210d、瞬時電圧補償器210e、正弦波発生器210f、AVR(Auto Voltage Regulator)回路210g、PLL(Phase Locked Loop)回路210h、電流検出器210i、電圧検出器210j、P−θ補償器210k、Q−V補償器210m、P検出器210n、Q検出器210o、インダクタ210p、キャパシタ210q、電圧検出器210r、および、加算器210sによって構成されている。
ここで、コンバータ210aは、商用電源の交流電力を入力し、直流電力に変換して出力する。二次電池210bは、コンバータ210aから出力される直流電力によって充電され、インバータ210cに対して直流電力を供給する。
インバータ210cは、コンバータ210aまたは二次電池210bから供給される直流電力をPWMドライブ回路210dの制御に応じて交流電力に変換して出力する。PWMドライブ回路210dは、瞬時電圧補償器210eの出力に応じてインバータ210cを制御する。
瞬時電圧補償器210eは、電圧検出器210jによって検出された出力電圧に応じて正弦波発生器210fから供給される正弦波を調整して、PWMドライブ回路210dに供給する。
正弦波発生器210fは、AVR回路210gからの出力に応じた振幅と、加算器210sからの出力に応じた位相を有する正弦波を発生して、瞬時電圧補償器210eに供給する。
電圧検出器210rは、商用電源の電圧を検出してPLL回路210hに供給する。加算器210sは、PLL回路210hから出力される信号と、P−θ補償器210kから出力される信号の和を演算し、得られた結果を出力する。
AVR回路210gは、図示せぬ制御回路から供給される目標電圧を示すRMS(Root Mean Square)指令値と、Q−V補償器210mから供給される信号と、電圧検出器210jによって検出された出力電圧に応じて正弦波発生器210fが発生する正弦波の振幅を制御する。
PLL回路210hは、電圧検出器210jによって検出された出力電圧または電圧検出器210rによって検出された商用電源の周波数および位相に応じて、正弦波発生器210fが発生する正弦波の周波数および位相を制御する。
電流検出器210iは、インバータ210cの出力電流を検出して検出値を出力する。電圧検出器210jは、インダクタ210pからの出力電圧を検出して検出値を出力する。
P−θ補償器210kは、P検出器210nによって検出された出力電力の有効電力に応じて、正弦波発生器210fが発生する正弦波の位相を制御する信号を出力する。Q−V補償器210mは、Q検出器210oによって検出された無効電力に応じて、正弦波発生器210fが発生する正弦波の振幅を制御する信号を出力する。
P検出器210nは、電流検出器210iによって検出された電流値と、電圧検出器210jによって検出された電圧値に応じて有効電力を計算して出力する。Q検出器210oは、電流検出器210iによって検出された電流値と、電圧検出器210jによって検出された電圧値に応じて無効電力を計算して出力する。
インダクタ210pおよびキャパシタ210qは、平滑回路を構成し、インバータ210cから出力される交流電力に含まれている高周波成分を減衰する。
以上のような無停電電源装置210では、P検出器210nによって検出された有効電力に応じて、正弦波発生器210fが発生する正弦波の位相が制御され、また、Q検出器210oによって検出された無効電力に応じて、正弦波発生器210fが発生する正弦波の振幅が制御される。また、インダクタ210pからの出力電圧の瞬時値に応じて瞬時電圧補償器210eが瞬時電圧を制御し、出力電圧が適正値となるように制御する。
特表2000−513560号公報(特許請求の範囲、要約書)
ところで、前述のような無停電電源装置210では、例えば、インバータ210cが有する寄生抵抗成分が装置の特性に影響を与える。このような寄生抵抗成分は、その値を特定することが困難であるため、設計が困難となるという問題点がある。
また、このような無停電電源装置210では、各装置の電流バランスの変動に対して、高速に追従することができないことから、電流バランスの安定性が低いという問題点もある。
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、設計を簡易に行うことができるとともに、電流バランスの安定性が高い無停電電源装置、無停電電源装置の制御方法、制御用プログラム、および、無停電電源システムを提供することである。
上述の目的を達成するため、本発明の無停電電源装置は、他の無停電電源装置と並列に接続され、共通の負荷に交流電力を供給する無停電電源装置において、直流電力を交流電力に変換する電力変換手段と、電力変換手段の動作の基準となる正弦波を発生する正弦波発生手段と、正弦波発生手段によって発生された正弦波に応じて電力変換手段を駆動する駆動手段と、電力変換手段の出力電圧に応じて正弦波発生手段が発生する正弦波を調整して駆動手段に供給する調整手段と、を有し、調整手段は、電力変換手段の出力電流も参照して、正弦波の調整を行うようにしている。
このため、設計を簡易に行うことができるとともに、電流バランスの安定性が高い無停電電源装置を提供することができる。
また、他の発明の電源装置によれば、上述の発明に加えて、正弦波発生手段が、電力変換手段から出力される有効電力に応じた振幅と、無効電力に応じた位相を有する正弦波を発生するようにしている。このため、他の無停電電源装置との同期を確実に図ることが可能になる。
また、他の発明の電源装置によれば、上述の発明に加えて、調整手段が、電力変換手段の出力電流に対応する信号に対して所定のフィルタリング処理を施して得られた信号に基づいて正弦波の調整を行うようにしている。このため、他の無停電電源装置との電流バランスを迅速に安定化させることができる。
また、他の発明の電源装置によれば、上述の各発明に加えて、フィルタリング処理の伝達関数f(s)は、f(s)=f/(1+s/ω)であるようにしている。このため、出力電流に含まれている高調波成分による誤動作を防止することができる。
また、他の発明の電源装置によれば、上述の各発明に加えて、電力変換手段の寄生抵抗をrとした場合に、伝達関数に含まれるfは、f>>rとなるように設定されている。このため、寄生抵抗の影響を無視することができるので、装置の設計を簡易化することができる。
また、他の発明の電源装置によれば、上述の各発明に加えて、電力変換手段が出力する交流電力の基本角周波数をωとし、電力変換手段のインダクタンス成分をLとした場合に、伝達関数に含まれるfは、f>>ω・Lとなるように設定されている。このため、所定の制御パラメータが他の制御量に影響を与えにくくなるので、制御を確実に行うことができる。
また、本発明は、他の無停電電源装置と並列に接続され、共通の負荷に交流電力を供給する無停電電源装置の制御方法において、直流電力を交流電力に変換する電力変換ステップと、電力変換ステップの動作の基準となる正弦波を発生する正弦波発生ステップと、正弦波発生ステップによって発生された正弦波に応じて電力変換ステップを駆動する駆動ステップと、電力変換ステップの出力電圧に応じて正弦波発生ステップが発生する正弦波を調整して駆動ステップに供給する調整ステップと、を有し、調整ステップは、電力変換ステップの出力電流も参照して、正弦波の調整を行う。
このため、設計を簡易に行うことができるとともに、電流バランスの安定性が高い無停電電源装置の制御方法を提供することができる。
また、本発明は、他の無停電電源装置と並列に接続され、共通の負荷に交流電力を供給する無停電電源装置の制御用プログラムにおいて、コンピュータを、直流電力を交流電力に変換する電力変換手段、電力変換手段の動作の基準となる正弦波を発生する正弦波発生手段、正弦波発生手段によって発生された正弦波に応じて電力変換手段を駆動する駆動手段、電力変換手段の出力電圧に応じて正弦波発生手段が発生する正弦波を調整して駆動手段に供給する調整手段、として機能させ、調整手段は、電力変換手段の出力電流も参照して、正弦波の調整を行う。
このため、設計を簡易に行うことができるとともに、電流バランスの安定性が高い無停電電源装置の制御用プログラムを提供することができる。
また、本発明は、複数の無停電電源装置が並列に接続され、共通の負荷に交流電力を供給する無停電電源システムにおいて、各無停電電源装置は、直流電力を交流電力に変換する電力変換手段と、電力変換手段の動作の基準となる正弦波を発生する正弦波発生手段と、正弦波発生手段によって発生された正弦波に応じて電力変換手段を駆動する駆動手段と、電力変換手段の出力電圧に応じて正弦波発生手段が発生する正弦波を調整して駆動手段に供給する調整手段と、を有し、調整手段は、電力変換手段の出力電流も参照して、正弦波の調整を行うようにしている。
このため、設計を簡易に行うことができるとともに、電流バランスの安定性が高い無停電電源システムを提供することができる。
本発明は、設計を簡易に行うことができるとともに、電流バランスの安定性が高い無停電電源装置、無停電電源装置の制御方法、制御用プログラム、および、電源システムを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る無停電電源システムの構成例を示す図である。この図に示すように、本発明の実施の形態に係る無停電電源システムは、無停電電源装置10〜60を有しており、これらは並列母線80を介して相互に接続されて並列運転を行い、負荷70(例えば、ホストコンピュータ等)に対して電力を供給する。
図2は、図1に示す無停電電源装置10の詳細な構成例を示すブロック図である。なお、無停電電源装置20〜60は、無停電電源装置10と同様の構成であるので、無停電電源装置10を例に挙げて説明を行う。この図に示すように、無停電電源装置10は、コンバータ10a、二次電池10b、インバータ10c、PWMドライブ回路10d、瞬時電圧補償器10e、正弦波発生器10f、AVR回路10g、PLL回路10h、電流検出器10i、電圧検出器10j、Q−θ補償器10k、P−V補償器10m、Q検出器10n、P検出器10o、インダクタ10p、キャパシタ10q、電圧検出器10r、加算器10s、および、フィルタ10tを主要な構成要素としている。
ここで、コンバータ10aは、商用電源の交流電力を入力し、直流電力に変換して出力する。二次電池10bは、コンバータ10aから出力される直流電力によって充電され、インバータ10cに対して直流電力を供給する。
電力変換手段としてのインバータ10cは、コンバータ10aまたは二次電池10bから供給される直流電力をPWMドライブ回路10dの制御に応じて交流電力に変換して出力する。駆動手段としてのPWMドライブ回路10dは、瞬時電圧補償器10eから供給される正弦波信号に応じてインバータ10cに内蔵されている半導体スイッチをスイッチングし、直流電力を交流電力に変換させる。
調整手段としての瞬時電圧補償器10eは、電圧検出器10jによって検出された出力電圧と、電流検出器10iによって検出され、フィルタ10tにより所定のフィルタリング処理が施された出力電流に応じて、正弦波発生器10fから供給される正弦波を調整して、PWMドライブ回路10dに供給する。
正弦波発生手段としての正弦波発生器10fは、AVR回路10gからの出力信号のレベルに応じた振幅と、加算器10sからの出力信号のレベルに応じた位相を有する正弦波を発生して、瞬時電圧補償器10eに供給する。
電圧検出器10rは、商用電源の周波数および位相を検出して出力する。加算器10sは、PLL回路10hから出力される信号と、Q−θ補償器10kから出力される信号の和を演算し、得られた結果を出力する。
AVR回路10gは、図示せぬ制御部から供給されるRMS指令値、電圧検出器10jから供給される出力電圧、および、P−V補償器10mから供給される信号に応じて、正弦波発生器10fが発生する正弦波の振幅を制御する。
PLL回路10hは、電圧検出器10jによって検出された出力の周波数および位相または電圧検出器10rによって検出された商用電源の周波数および位相に応じて正弦波発生器10fが発生する正弦波の周波数および位相を制御する。
電流検出器10iは、インバータ10cの出力電流を検出して検出値を出力する。電圧検出器10jは、インダクタ10pからの出力電圧を検出して検出値を出力する。
Q−θ補償器10kは、Q検出器10nによって検出された無効電力に応じて、正弦波発生器10fが発生する正弦波の位相を制御する信号を出力する。P−V補償器10mは、P検出器10oによって検出された有効電力に応じて、正弦波発生器10fが発生する正弦波の振幅を制御する信号を出力する。
Q検出器10nは、電流検出器10iによって検出された電流値と、電圧検出器10jによって検出された電圧値に応じて無効電力の値を計算して出力する。P検出器10oは、電流検出器10iによって検出された電流値と、電圧検出器10jによって検出された電圧値に応じて有効電力の値を計算して出力する。
インダクタ10pおよびキャパシタ10qは、平滑回路を構成し、インバータ10cから出力される交流電力に含まれている高周波成分を減衰する。
フィルタ10tは、電流検出器10iから出力される信号に対して所定のフィルタリング処理を施して出力する。
図3は、図2に示すブロック図の一部の詳細な構成例を示す図である。具体的には、この図は、図2に示す瞬時電圧補償器10e、正弦波発生器10f、AVR回路10g、PLL回路10h、Q−θ補償器10k、P−V補償器10m、Q検出器10n、P検出器10o、電圧検出器10r、加算器10s、および、フィルタ10tの詳細な構成を示している。
この図に示すように、上述の回路は、乗算器120〜123、LPF(Low Pass Filter)124〜126、増幅器127〜130、位相シフタ131、位相差検出部132、PLL133、減算器134〜137、加算器138〜141、積分器142、正弦波発生回路143、瞬時電圧補償器144、および、フィルタ145を主要な構成要素としている。
ここで、乗算器120は、インバータ10cの出力電圧vの2乗を算出して出力する。乗算器121は、インバータ10cの出力電圧vと、インバータ10cの出力電流iの積を算出して出力する。乗算器122は、位相シフタ131の出力と、インバータ10cの出力電流iの積を算出して出力する。乗算器123は、加算器139の出力と正弦波発生器143の出力との積を算出して出力する。
LPF124は、乗算器120の出力信号の低域成分を通過させる。LPF125は、乗算器121の出力信号の低域成分を通過させる。LPF126は、乗算器122の出力信号の低域成分を通過させる。
増幅器127は、LPF125の出力信号を所定のゲインで増幅して出力する。増幅器128は、LPF126の出力信号を所定のゲインで増幅して出力する。増幅器129は、減算器135の出力信号を所定のゲインで増幅して出力する。増幅器130は、フィルタ145の出力信号を所定のゲインで増幅して出力する。
位相シフタ131は、インバータ10cの出力電圧vの位相を90度ずらして出力する。位相差検出部132は、インバータ10cの出力電圧vと商用電源(または並列母線80)の電圧vとの位相差を検出して出力する。PLL133は、位相差検出部132によって検出された位相差に応じた信号を出力する。
減算器134は、RMS指令値から増幅器127の出力信号を減算した結果を出力する。減算器135は、減算器134の出力信号からLPF124の出力信号を減算した結果を出力する。減算器136は、乗算器123の出力信号からインバータ10cの出力電圧vを減算した結果を出力する。減算器137は、瞬時電圧補償器144の出力信号から増幅器130の出力信号を減算した結果を出力する。
加算器138は、増幅器129の出力信号と積分器142の出力信号の和を算出して出力する。加算器139は、加算器138の出力信号と、減算器134の出力信号の出力信号の和を算出して出力する。加算器140は、増幅器128の出力信号と、PLL133の出力信号の和を算出して出力する。加算器141は、乗算器123の出力信号と、減算器137の出力信号の和を算出して出力する。
積分器142は、減算器135の出力信号を積分して出力する。正弦波発生器143は、加算器140の出力信号に対応した位相を有する正弦波を発生して出力する。
瞬時電圧補償器144は、減算器136の出力信号に対して所定のフィルタリング処理を施して出力する。フィルタ145は、出力電流iに対応する信号に対して所定のフィルタリング処理を施して出力する。
なお、この図において、乗算器120、LPF124、減算器134,135、増幅器129、積分器142、加算器138,139は、図2に示すAVR10gに対応している。乗算器121およびLPF125は、P検出器10oに対応している。増幅器127は、P−V補償器10mに対応している。増幅器128は、Q−θ補償器10kに対応している。加算器140は、加算器10sに対応している。正弦波発生器143および乗算器123は、正弦波発生器10fに対応している。位相差検出部132およびPLL133は、PLL10hに対応している。減算器136、瞬時電圧補償器144、減算器137、および、加算器141は、瞬時電圧補償器10eに対応している。フィルタ145および増幅器130は、フィルタ10tに対応している。
つぎに、以上の実施の形態の動作について説明する。
図1に示す無停電電源装置10〜60の並列運転が開始されると、各無停電電源装置は、他の無停電電源装置との関係において、負荷分担が適切となるように制御を行う。なお、各無停電電源装置の動作は同様であるので、以下では、無停電電源装置10を例に挙げて動作の説明を行う。
電流検出器10iは、インバータ10cの出力電流iを検出してフィルタ10t、Q検出器10n、および、P検出器10oに供給する。一方、電圧検出器10jは、インダクタ10pの出力電圧vを検出して、瞬時電圧補償器10e、Q検出器10n、P検出器10o、AVR回路10g、および、PLL回路10hに供給する。
Q検出器10nは、図3に示すように、位相シフタ131によって90度位相がシフトされた出力電圧vと、出力電流iとを乗算し、得られた結果の信号に対して、LPF126によってフィルタリング処理を施すことにより、無停電電源装置10から出力される無効電力を求める。
P検出器10oは、図3に示すように、出力電圧vと、出力電流iとを乗算し、得られた結果の信号に対して、LPF125によってフィルタリング処理を施すことにより、無停電電源装置10から出力される有効電力を求める。
Q−θ補償器10kは、Q検出器10nによって検出された無効電力の値を、増幅器128により所定のゲインで増幅して加算器10sに出力する。P−V補償器10mは、P検出器10oによって検出された有効電力の値を、増幅器127により所定のゲインで増幅して出力する。
PLL回路10hは、商用電源が正常である場合には、インバータ10cの出力電圧vの位相が商用電源に同期するように制御を行い、停電が発生した場合には出力周波数があらかじめ設定された周波数となるように無停電電源装置の出力周波数を制御する。具体的にはPLL回路10hは、これらの信号と出力電圧vとの差分を計算し、差分に応じた電圧を有する信号を出力する。
AVR回路10gは、図示せぬ制御部から出力されるRMS指令値と、電圧検出器10jによって検出された出力電圧vと、P−V補償器10mからの出力とに応じた信号を正弦波発生器10fに対して出力する。
加算器10sは、PLL回路10hの出力と、Q−θ補償器10kの出力を加算し、得られた結果を正弦波発生器10fに供給する。
正弦波発生器10fは、AVR回路10gからの出力信号に対応した振幅を有し、また、加算器10sからの出力信号に対応した位相を有する正弦波を発生して出力する。
瞬時電圧補償器10eは、正弦波発生器10fから出力された正弦波信号に対して、フィルタ10tおよび電圧検出器10jから出力される信号に応じた調整を行い、PWMドライブ回路10dに出力する。
PWMドライブ回路10dは、瞬時電圧補償器10eから供給された正弦波信号に対してPWM変換を施し、得られたPWM信号に基づいて、インバータ10cが有する半導体スイッチをスイッチングする。
インバータ10cは、PWMドライブ回路10dから供給されたPWM信号に基づいて内蔵されている半導体スイッチをスイッチングし、二次電池10bから出力される直流電力を交流電力に変換して出力する。
インバータ10cから出力された交流電力は、インダクタ10pおよびキャパシタ10qによって構成される平滑化回路によって、スイッチングによって生じた高周波成分が除外され、並列母線80を介して負荷70に交流電力が供給される。
このとき、インバータ10cの出力電流iと出力電圧vは、電流検出器10iおよび電圧検出器10jによってそれぞれ検出され、P検出器10oおよびQ検出器10nによってそれぞれ有効電力と無効電力が算出される。P検出器10oによって検出された有効電力は、P−V補償器10mを介してAVR回路10gに供給される。AVR回路10gは、P−V補償器10mからの出力、RMS指令値、および、出力電圧vに応じた信号を出力する。その結果、正弦波発生器10fは、AVR回路10gからの出力信号に応じた振幅を有する正弦波を発生するので、これらに応じて出力電圧の振幅が調整される。また、Q検出器10nによって検出された無効電力は、Q−θ補償器10kを介して加算器10sに供給される。加算器10sは、Q−θ補償器10kからの出力と、PLL回路10hからの出力を加算して値を正弦波発生器10fに供給する。この結果、正弦波発生器10fは、加算器10sから供給された位相に応じた正弦波を発生するので、これらの値に応じて出力電圧の周波数および位相が調整される。
一方、電圧検出器10jによって検出された出力電圧vは、瞬時電圧補償器10eに供給され、瞬間的な電圧の変動に対する補正がなされる。また、電流検出器10iによって検出された出力電流iは、フィルタ10tによってフィルタリング処理が施された後、瞬時電圧補償器10eに供給され、瞬間的な電流の変動に対する補正がなされる。
したがって、無効電力および有効電力に応じた正弦波が生成され、これに基づいてPWM制御がなされる。また、出力電圧および出力電流の瞬時値に基づいて正弦波が調整され、当該正弦波に基づいてPWM制御がなされるので、横流の発生を防止するとともに、瞬時値に応じて電流のバランスを迅速に安定化することができる。
つぎに、以上の実施の形態の制御系の動作について詳細に説明する。なお、以下では簡単のために2台の無停電電源装置10,20が並列接続されて運転されている場合を例に挙げて説明する。
図4は、2台の無停電電源装置10,20が並列接続された場合の等価回路を示す図である。この図に示すように、各無停電電源装置は、インバータからの出力電圧vi1,vi2と、インバータ以降の回路のインピーダンスZとによって等価的に表される。
図5は、図4に示す無停電電源装置10の左端の端子に接続される回路の構成例であり、図2に示す瞬時電圧補償器10eの詳細を示している。この図において、vref1は正弦波発生器10fから供給される正弦波の電圧を示している。vo1はインバータ10cの出力電圧を示している。is1はインバータ10cの出力電流を示している。増幅器130、減算器136,137、加算器141、瞬時電圧補償器144、および、フィルタ145は、図3に示すものと同様である。
図4に示す図において、インピーダンスZF1(s)について回路方程式を立てると、以下のようになる。
Figure 2006197719
上式において、vi1 は、図5に示す回路の出力信号としての電流指令値を示している。ここで、ZF1(s)の現実のインピーダンスは、以下の式によって表される。
Figure 2006197719
上式において、rs1は、インバータ10cの半導体スイッチのオン抵抗等としての寄生抵抗である。また、Lは、インダクタ10pのインダクタンス分である。ここで、vref1から見た出力電圧vまでの等価インピーダンスを求めることを考える。フィルタ10tの伝達関数が以下の式で表されるとする。
Figure 2006197719
この場合、vref1から見た出力電圧vo1までの等価インピーダンスZ’F1(s)は、以下の式で表される。なお、Kinst1(s)は、瞬時電圧補償器144の伝達関数である。
Figure 2006197719
伝達関数Kinst1(s)および伝達関数finst1(s)は、角周波数ω=ω(ωは基本周波数)においては、以下のように近似することができる。
Figure 2006197719
したがって、等価インピーダンスZ’F1(s)は、以下のように表すことができる。
Figure 2006197719
このように、vref1から見た出力電圧vo1までの等価インピーダンスZ’F1(s)には、主回路定数であるZF1(s)が含まれていない。したがって、本実施の形態の無停電電源装置10では、f01およびK01のみによって回路の特性を決定することができるため、装置の設計を簡略化することができる。また、等価インピーダンスZ’F1(s)には、寄生抵抗rs1が含まれていない。ここで、寄生抵抗rs1は、半導体スイッチのオン抵抗、導線の抵抗成分、および、接続部分の接触抵抗等であるので、設計段階においてその値を確定することが困難である。したがって、本実施の形態の無停電電源装置10では、このような不確定要素を排除することにより、装置の設計を簡略化するとともに、製造後の装置の調整を簡略化することができる。
以下の式は、本実施の形態の無停電電源装置10,20を並列接続した場合における無停電電源装置10の基準正弦波の位相θ、振幅変化率δ、有効電流Ip1、無効電流Iq1の関係を示している。
Figure 2006197719
一方、以下の式は、図11に示す従来の無停電電源装置を2台並列接続した場合における基準正弦波の位相θ、振幅変化率δ、有効電流Ip1、無効電流Iq1の関係を示している。
Figure 2006197719
ここで、寄生抵抗rs1を無視すると、式(8)は、以下のように表される。
Figure 2006197719
式(7)と式(9)を比較すると、式(7)では、対角項が零であり、非対角項が非零となっているので、位相によって無効電流を制御し、振幅によって有効電流を制御する。一方、式(9)では、対角項が非零であり、非対角項が零となっているので、位相によって有効電流を制御し、振幅によって無効電流を制御する。すなわち、図11では有効電力によって位相を制御し、無効電力によって振幅を制御する構成となっているのに対し、図2では無効電力によって位相を制御し、有効電力によって振幅を制御する構成となっている。なお、このような制御を実現する前提としては、f01>>ω・LF1となるように設定することが必要である。例えば、f01≧10・ω・LF1となるように設定する。
また、式(7)と式(8)との比較から、式(7)では寄生抵抗rs1が含まれていないが、式(8)では寄生抵抗rs1が含まれている。前述したように、設計段階において寄生抵抗rs1を確定することは困難であることから、本実施の形態では不確定項を排除することにより設計を簡略化することができ、また、不確定項を排除することにより、製造後の無停電電源装置の動作を安定化することができる。なお、rs1の影響を排除するためには、f01>>rs1(Ω)となるように設定する必要がある。具体的には、例えば、f01≧10・rs1となるように設定する。
つぎに、以上の実施の形態に係る電源システムをコンピュータによってシミュレーションした結果について説明する。
まず、閉ループの時定数として以下の値を選択する。すなわち、P制御の時定数τとしては以下の値を設定する。
Figure 2006197719
また、Q制御の時定数τとしては以下の値を設定する。なお、gは式(12)のように定義される。
Figure 2006197719
Figure 2006197719
さらに、RMS電圧制御の時定数τrmsとしては以下の値を設定する。
Figure 2006197719
図6は、図4に示すように2台の無停電電源装置10,20を並列接続し、負荷70として4+j3[Ω]を接続し、t=0.402[sec]において、無停電電源装置10の位相を+0.1[rad]進めた場合のシミュレーション結果を示している。図6(A)は、無停電電源装置10の有効電流Ip1と、無停電電源装置20の有効電流Ip2の変化を示している。この図に示すように、位相を変化させた場合には、無停電電源装置10および無停電電源装置20の有効電流Ip1および有効電流Ip2は、ほとんど変化しない。図6(B)は、無停電電源装置10の無効電流Iq1と、無停電電源装置20の無効電流Iq2の変化を示している。この図に示すように、位相を変化させた場合には、無停電電源装置10の無効電流Iq1は減少する方向に変化し、無効電流Iq2は増加する方向に変化した後、それぞれもとの状態に戻っている。
図7は、図4に示すように2台の無停電電源装置10,20を並列接続し、負荷70として4+j3[Ω]を接続し、t=0.402[sec]において、無停電電源装置10の電圧を+10%増加させた場合のシミュレーション結果を示している。図7(A)は、無停電電源装置10の有効電流Ip1と、無停電電源装置20の有効電流Ip2の変化を示している。この図に示すように、位相を変化させた場合には、無停電電源装置10の有効電流Ip1は増加する方向に変化し、有効電流Ip2は減少する方向に変化した後、それぞれもとの状態に戻っている。図7(B)は、無停電電源装置10の無効電流Iq1と、無停電電源装置20の無効電流Iq2の変化を示している。この図に示すように、無停電電源装置10および無停電電源装置20の無効電流Iq1および無効電流Iq2は、ほとんど変化しない。
図8は、無停電電源装置10が単独で動作中に、t=0.402において、位相が2.78[deg]遅れた状態で動作している無停電電源装置20を接続した場合の出力電圧vo1およびvo2のシミュレーション結果を示している。この図に示すように、t=0.402において無停電電源装置20が接続されると、出力電圧vo1およびvo2は、ほぼ瞬時に同一の値となっている。
図9は、図8に示す場合における無停電電源装置10,20の有効電流および無効電流の変化を示している。図9(A)は、無停電電源装置10,20のそれぞれの有効電流Ip1,Ip2の変化を示す図である。この図に示すように、無停電電源装置20がt=0.402において接続された後は、有効電流Ip1,Ip2は、同一の値に収束している。図9(B)は、無停電電源装置10,20のそれぞれの無効電流Iq1,Iq2の変化を示す図である。この図に示すように、無停電電源装置20がt=0.402において接続された後は、無効電流Iq1,Iq2についても、同一の値に収束している。
図10は、図8に示す場合における無停電電源装置10,20の出力電流i,iの変化を示している。図10(A)は、無停電電源装置10の出力電流iの変化を示す図である。この図に示すように、無停電電源装置20がt=0.402において接続される前は、無停電電源装置10が負荷70を1台で分担しているので30[A]近い電流が流れているが、無停電電源装置20が接続されると、これとの間で負荷の分担が行われるので、半分の15[A]近い電流に収束している。一方、無停電電源装置20では、t=0.402において接続される前は、負荷70が接続されていないので、出力電流iは、流れていない状態であるが、接続された後は負荷の分担が徐々に増え、無停電電源装置10とほぼ同一の電流である15[A]近い電流に収束している。
以上に説明したように、本発明の実施の形態によれば、主回路定数の影響を僅少とすることにより、装置の設計を簡略化することができる。また、不確定要素である主回路定数の影響を排除することにより、製造後の装置の調整を簡略化することができる。
また、本発明の実施の形態では、インバータ10cの出力電流を瞬時電圧補償器10eにフィードバックするようにしたので、複数接続された無停電電源装置間の電流バランスを高速に安定化することが可能になる。このため、特定の無停電電源装置への負荷分担の偏りを迅速に是正し、特定の無停電電源装置にかかる負担を軽減することができる。
また、フィルタ10tのフィルタ定数f01の値をf01>>ω・LF1となるように設定することにより、有効電流および無効電流の制御系における独立性が高くなる。このため、一方の他方に対する干渉を低減することができる。
なお、以上の実施の形態では、6台の無停電電源装置10〜60によって電源システムを構成する場合を例に挙げて説明したが、例えば、2〜5台または7台以上によって構成される電源システムに本発明を適用可能であることはいうまでもない。
また、以上に示した回路は一例であって、本発明がこのような場合にのみ限定されるものではないことはいうまでもない。
また、以上の実施の形態では、図4に示す機能ブロックをハードウエア的に実現するようにしたが、ソフトウエア的に実現することも可能である。すなわち、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および、インターフェースから構成されるハードウエアのROMに所定のプログラムを格納しておき、当該プログラムに基づいて処理を行うことにより前述したハードウエアのブロックをソフトウエア的に実現することができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、無停電電源装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
本発明は、並列運転を行う無停電電源装置に利用することができる。
本発明の実施の形態に係る電源システムの構成例を示す図である。 図1に示す無停電電源装置の構成例を示すブロック図である。 図2に示す制御系の詳細な構成例を示す図である。 シミュレーションの対象となるシステムの構成を示す図である。 図4の左端に接続される回路のブロック図である。 図4に示すシステムにおいて無停電電源装置10の位相を0.1[rad]進めた場合の有効電流と無効電流の変化を示す図であり、(A)は有効電流の変化を示す図であり、(B)は無効電流の変化を示す図である。 図4に示すシステムにおいて無停電電源装置10の電圧を10%増加させた場合の有効電流と無効電流の変化を示す図であり、(A)は有効電流の変化を示す図であり、(B)は無効電流の変化を示す図である。 図4に示すシステムにおいて無停電電源装置10が稼働中に無停電電源装置20を接続した場合の出力電圧の変化を示す図である。 図4に示すシステムにおいて無停電電源装置10が稼働中に無停電電源装置20を接続した場合の有効電流および無効電流の変化を示す図であり、(A)は有効電流の変化を示す図であり、(B)は無効電流の変化を示す図である。 図4に示すシステムにおいて無停電電源装置10が稼働中に無停電電源装置20を接続した場合の出力電流の変化を示す図であり、(A)は無停電電源装置10の出力電流の変化を示す図であり、(B)は無停電電源装置20の出力電流の変化を示す図である。 従来の無停電電源装置の構成例を示す図である。
符号の説明
10〜60 無停電電源装置
10c インバータ(電力変換手段)
10d PWMドライブ回路(駆動手段)
10e 瞬時電圧補償器(調整手段)
10f 正弦波発生器(正弦波発生手段)

Claims (9)

  1. 他の無停電電源装置と並列に接続され、共通の負荷に交流電力を供給する無停電電源装置において、
    直流電力を交流電力に変換する電力変換手段と、
    上記電力変換手段の動作の基準となる正弦波を発生する正弦波発生手段と、
    上記正弦波発生手段によって発生された正弦波に応じて上記電力変換手段を駆動する駆動手段と、
    上記電力変換手段の出力電圧に応じて上記正弦波発生手段が発生する正弦波を調整して上記駆動手段に供給する調整手段と、を有し、
    上記調整手段は、上記電力変換手段の出力電流も参照して、正弦波の調整を行うことを特徴とする無停電電源装置。
  2. 前記正弦波発生手段は、前記電力変換手段から出力される有効電力に応じた振幅と、無効電力に応じた位相を有する正弦波を発生することを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置。
  3. 前記調整手段は、前記電力変換手段の出力電流に対応する信号に対して所定のフィルタリング処理を施して得られた信号に基づいて正弦波の調整を行うことを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置。
  4. 前記フィルタリング処理の伝達関数f(s)は、f(s)=f/(1+s/ω)であることを特徴とする請求項3記載の無停電電源装置。
  5. 前記電力変換手段の寄生抵抗をrとした場合に、前記伝達関数に含まれるfは、f>>rとなるように設定されていることを特徴とする請求項4記載の無停電電源装置。
  6. 前記電力変換手段が出力する交流電力の基本角周波数をωとし、前記電力変換手段のインダクタンス成分をLとした場合に、前記伝達関数に含まれるfは、f>>ω・Lとなるように設定されていることを特徴とする請求項4記載の無停電電源装置。
  7. 他の無停電電源装置と並列に接続され、共通の負荷に交流電力を供給する無停電電源装置の制御方法において、
    直流電力を交流電力に変換する電力変換ステップと、
    上記電力変換ステップの動作の基準となる正弦波を発生する正弦波発生ステップと、
    上記正弦波発生ステップによって発生された正弦波に応じて上記電力変換ステップを駆動する駆動ステップと、
    上記電力変換ステップの出力電圧に応じて上記正弦波発生ステップが発生する正弦波を調整して上記駆動ステップに供給する調整ステップと、を有し、
    上記調整ステップは、上記電力変換ステップの出力電流も参照して、正弦波の調整を行うことを特徴とする無停電電源装置の制御方法。
  8. 他の無停電電源装置と並列に接続され、共通の負荷に交流電力を供給する無停電電源装置の制御用プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    直流電力を交流電力に変換する電力変換手段、
    上記電力変換手段の動作の基準となる正弦波を発生する正弦波発生手段、
    上記正弦波発生手段によって発生された正弦波に応じて上記電力変換手段を駆動する駆動手段、
    上記電力変換手段の出力電圧に応じて上記正弦波発生手段が発生する正弦波を調整して上記駆動手段に供給する調整手段、として機能させ、
    上記調整手段は、上記電力変換手段の出力電流も参照して、正弦波の調整を行うことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な制御用プログラム。
  9. 複数の無停電電源装置が並列に接続され、共通の負荷に交流電力を供給する無停電電源システムにおいて、
    各無停電電源装置は、
    直流電力を交流電力に変換する電力変換手段と、
    上記電力変換手段の動作の基準となる正弦波を発生する正弦波発生手段と、
    上記正弦波発生手段によって発生された正弦波に応じて上記電力変換手段を駆動する駆動手段と、
    上記電力変換手段の出力電圧に応じて上記正弦波発生手段が発生する正弦波を調整して上記駆動手段に供給する調整手段と、を有し、
    上記調整手段は、上記電力変換手段の出力電流も参照して、正弦波の調整を行うことを特徴とする無停電電源システム。
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