JP2006197864A - 植物栽培器とそれを使用した観賞用植物及び植物の栽培方法 - Google Patents

植物栽培器とそれを使用した観賞用植物及び植物の栽培方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 内容器と、該内容器へ通液させる栽培液を受ける外容器とを備えた植物栽培器において、同じ大きさの栽培器であっても植物を長期間栽培できるようにすることにより、自宅の室内や会社のデスク上などの限られたスペースにも長く置いて楽しむことができるようにしたものであり、更に灌水回数を少なくすることができるようにしたものを提供する。
【解決手段】 植物栽培器A1は、内容器1と、内容器1を取り付けでき、内容器1へ通液させる栽培液を受ける外容器2とを備えている。内容器1には、植物Bの根5を発根させるための栽培液を吸収した吸水性樹脂3が入れてある。内容器1と外容器2の間には、栽培液を吸収した吸水性樹脂4が入れてある。内容器1は、植物Bの根5が外容器2へ通過することができる通液孔23を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、植物栽培器とそれを使用した観賞用植物及び植物の栽培方法に関する。
更に詳しくは、内容器と、該内容器へ通液させる栽培液を受ける外容器とを備えた植物栽培器において、同じ大きさの栽培器であっても植物を長期間栽培できるようにすることにより、自宅の室内や会社のデスク上などの限られたスペースにも長く置いて楽しむことができるようにしたものであり、更に灌水又は水やり(以下、灌水という)回数を少なくすることができるようにしたものに関する。
近年、自宅や会社の机の上などに、プラスチック製等の簡単な栽培容器に植えた観賞用植物を置いて楽しむことが行われている。例えば特許文献1には、この種の栽培容器が開示されている。
実開平5−20545号公報(第9頁、第1図)
特許文献1によれば、栽培容器は内容器と外容器を備え、以下のようにして使用する。まず、花木の栽培場所において、水苔や用土等で根部を包んだ花木の苗を内容器内に植え付ける。苗を植え付けた内容器を外容器に入れ、外容器の支持台の上の突起を内容器の孔をはめ込む。この前後に適当量の吸水性樹脂を外容器に入れて適当量の水を加えて吸水させ、蓋を被せる。これにより、「蓋によって水分の蒸発が抑制されて給水回数を少なくすることができる」という作用・効果が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の栽培容器を用いて、本発明者が植物の栽培を行った結果、次のような課題があることが分かった。
即ち、成長した植物の根は内容器の孔から外容器内の吸水性樹脂に伸びてはいかず、内容器内で伸び続け、最後には内容器内で目詰まりを起こし酸素不足となって枯れてしまう。よって、同じ大きさの栽培容器で植物を長期間栽培するためには、内容器を大きくする必要がある。そのためには内容器を受ける外容器も大きくなり、栽培容器全体が大きくなってしまう。しかし、これでは自宅や会社の机の上などの限られたスペースに置く栽培容器としては適さない。
なお、外容器をなるべく小さくして、栽培容器全体の大きさを抑えることも考えられるが、そうなると外容器に蓄えられる水の量が減って、灌水回数が増えてしまう。
また内容器には、水苔や用土等といった空気が通る隙間を含む培地が入れられている。このため、外容器に水を加え過ぎて水位が上がると、内容器内の水苔や用土にも同じ水位まで水が侵入し、内容器内で根腐れが起きてしまう。よって、外容器には一度に沢山の水を与えるができない。このため、必然的に灌水回数が多くなる。
よって、栽培容器に植物を植えて販売する小売業者にとっては、灌水を頻繁に行う必要があり、人手を要する。また購入後においては、長期旅行などで灌水を怠ると、植物が枯れてしまう。
本発明者は以上のような課題を解決すべく、まずは何故、内容器で成長した植物の根が外容器内の吸水性樹脂へ伸びてはいかず、内容器内で伸び続け、最後には目詰まりを起こして枯れてしまうかについて、その原因を追及すべく、数々の実験を繰り返した。
その結果、水苔や用土等のような空気が通る隙間を含む培地で発根した植物の根は、あくまでも土壌栽培用に適した根であり、栽培液を吸収した外容器内の吸水性樹脂のように、空気が通る隙間を含まない培地には適合しない根であることを見い出した。
したがって、発根した植物を内容器へ植え替えるのでなく、栽培液を吸収した吸水性樹脂を培地とする内容器内で植物を新しく発根させることにより、その根を空気が通る隙間を含まない培地に適した根とすることができ、その結果、内容器内の根を外容器内の吸水性樹脂へ伸ばして成長させることが可能であることを知見した。しかも、その根は水耕栽培に適した根(水根)となっており、吸水性樹脂だけでなく、栽培液だけでも成長できる根であることを見い出した。
そして、吸水性樹脂に差し芽をして植物の根を発根させる研究を更に進めたところ、吸水性樹脂に吸収させる栽培液に窒素、リン、カリウム等の植物の栄養素を入れると、植物は水に差した切り花のように茎の道管から栽培液を吸い上げて発根せず、その結果、植物は発根しないまま長持ちせずに枯れてしまうことを知見した。つまり、植物は茎の道管から栽培液を吸い上げて養分を吸収することができるため、発根を促進する植物ホルモンを作らず、発根しないのである。以上のような知見によって、本発明者は、内容器内の吸収性樹脂には、窒素、リン、カリウム等の植物の栄養素を含む栽培液を吸収させることは好ましくないことを見い出した。
本発明は、以上のような知見に基づいて完成したものである。
(本発明の目的)
そこで本発明の目的は、内容器と、該内容器へ通液させる栽培液を受ける外容器とを備えた植物栽培器において、同じ大きさの栽培器であっても植物を長期間栽培できるようにすることにより、自宅の室内や会社のデスク上などの限られたスペースにも長く置いて楽しむことができ、更に灌水回数を少なくすることができるようにすることにある。
本発明の他の目的は、上記した目的を達成できるようにした観賞用植物と植物の栽培方法を提供することにある。
また本発明の他の目的は、外容器内の栽培液が植物の成長に有効に作用するようにした植物栽培器を提供することにある。
更に本発明の他の目的は、栽培液の蒸発を防いで灌水回数をより減らすことができるようにすることにある。
その他の本発明の目的は以下の説明から明らかになろう。
上記目的を達成するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
内容器と、該内容器へ通液させる栽培液を受ける外容器とを備えており、
内容器には、植物の根を発根させるための栽培液を吸収した吸水性樹脂が入れてあり、
内容器と外容器の間には、栽培液を吸収した吸水性樹脂または/及び栽培液が入れてあり、
内容器は、植物の根が外容器へ通過することができる通過要素を有していることを特徴とする、
植物栽培器である。
第2の発明にあっては、
水耕栽培に適した根を発根させる吸水性樹脂を収容し、側壁または/及び底壁には根または/及び栽培液の通過要素が設けてある内容器と、
根に栽培液を供給する吸水性樹脂または/及び栽培液を収容する外容器と、
を備え、
上記外容器に収容された内容器には、上記通過要素を通って栽培液が内容器内に供給されるようにしたことを特徴とする、
植物栽培器である。
第3の発明にあっては、
外容器に入れられた吸水性樹脂は、温度の変化によって栽培液を吸収したり排出したりする感温吸水性樹脂を含んでいることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る植物栽培器である。
第4の発明にあっては、
栽培液を排出する設定温度が異なる感温吸水性樹脂が複数組み合わせて用いられていることを特徴とする、
第3の発明に係る植物栽培器である。
第5の発明にあっては、
第1,2,3または第4の発明に係る植物栽培器に植物が栽培されていることを特徴とする、
観賞用植物である。
第6の発明にあっては、
栽培液を吸収した吸水性樹脂が入れられた内容器内で植物の根を発根させ、栽培液を吸収した吸水性樹脂または/及び栽培液が入れてある外容器内で、内容器で発根させた植物の根を成長させるようにしたことを特徴とする、
植物の栽培方法である。
外容器及び内容器の材料としては、例えばプラスチック(合成樹脂)、アルミニウム等の金属、木材、ガラス、陶器等を挙げることができる。その中でも軽量で透明な容器を作りやすく低コストという観点から、プラスチック製のものが好ましい。
外容器及び内容器の形状は、横断面で円形、楕円形、方形、あるいはその他の多角形や異形状の筒状体や器状のものやその他の形状が挙げられる。栽培液の蒸発を防止するために、外容器及び内容器には蓋や蓋の代わりになるプラスチックフォーム等を設けることが好ましい。
外容器及び内容器は、透明または半透明(透視性を有するもの)あるいは不透明のもの(有色)でも良い。透明または半透明であれば、外部から植物の根の成育状態を観察することができる。例えば透明または半透明の容器内に、蛍光色のようにカラフルに着色した吸水性樹脂を入れると外から色が透けて見え綺麗であり、意匠上の付加価値が高い商品となる。また特に外容器は、観賞用としてデザイン性に優れたものであっても良い。
内容器に設けてある通過要素としては、根が通過できる孔や網目を挙げることができ、また根が自らの力で突き破って通過できる脆弱性を有する素材(例えば紙等)で部分的に通過要素を構成することもできる。本明細書にいう「側壁または/及び底壁」には、側壁または底壁のいずれか一方を含む場合もあるし、あるいは側壁及び底壁の両方を含む場合もある。また本明細書にいう「根または/及び栽培液」には、根または栽培液のいずれか一方を含む場合もあるし、あるいは根及び栽培液の両方を含む場合もある。
植物の根を発根させるための栽培液には、植物活性剤(植物ホルモン)を含ませることが好ましい。これにより、短期間で強制的にまたは円滑に植物の根を発根させることができる。植物活性剤としては、発根促進剤であるオーキシン(インドール酢酸)、細胞分裂促進剤であるサイトカイニンやカイネチンが好ましい。
内容器と外容器の間には、栽培液を吸収した吸水性樹脂または/及び栽培液が入れてある。本明細書にいう「栽培液を吸収した吸水性樹脂または/及び栽培液」には、栽培液を吸収した吸水性樹脂または栽培液のいずれか一方を含む場合もあるし、あるいは栽培液を吸収した吸水性樹脂及び栽培液の両方を含む場合もある。
外容器及び内容器に入れられる吸水性樹脂の形状としては、粉末状、マイクロビーズ状、ファイバー状、不定形状のものが挙げられる。また上記したように、意匠上の付加価値を高めるために吸水性樹脂に着色を施しても良い。更に吸水性樹脂に芳香剤を加えて、植物栽培器から心地よい香りが発せられるようにしても良い。なお、その場合は植物の発根に極力影響を与えないように、内容器ではなく、外容器内の吸水性樹脂に着色剤や芳香剤を加えることが好ましい。
外容器に入れた吸水性樹脂と吸水能力(吸水速度)の異なる吸水性樹脂を、内容器に入れることもできる。例えば外容器に比べて吸水性(吸収能力)の高い吸水性樹脂を内容器に入れることにより、栽培液が外容器から内容器へと円滑に通液される。これにより、栽培液を吸い上げる力が弱い植物であっても、外容器内の栽培液を有効に利用でき、順調に成育する。この場合、使用する吸水性樹脂の種類を変えて吸水能力(吸水速度)を変えても良く、使用する樹脂の種類は変えず大きさを変えることによって吸水能力(吸水速度)を変えても良い。
外容器及び内容器には、吸水性樹脂以外にゼオライトや麦飯石等を入れることもできる。これにより、栽培液の腐敗を防止できる。
外容器に入れられた吸水性樹脂は、そのすべてが感温吸水性樹脂でも良く、その一部が感温吸水性樹脂であっても良い。内容器に入れられた吸水性樹脂についても、そのすべてまたは一部が感温吸水性樹脂であっても良い。ただし、感温吸水性樹脂の特性を有効に利用するためには、吸水性樹脂のすべてが感温吸水性樹脂であることが好ましい。
感温吸水性樹脂は、温度の変化によって栽培液を吸収したり排出したりするものである。具体的には、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、アクリロイルピロリジン、アクリロイルピペリジン等のN−アルキル置換アクリルアミドモノマーを主成分とし、これに架橋性の多官能モノマーを加えて重合することによって得られるポリマーが挙げられる。また、栽培液を吸収したり排出したりする設定温度のコントロール、吸収倍率の向上等、必要に応じて他のビニルモノマーを共重合することがもでき、共重合可能なビニルモノマーとしては、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸及びその塩、オーブチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド等が挙げられる。市販品としては、「サーモゲル」(商標名、株式会社興人製)が使用できる。
また植物栽培器に芳香作用または/及び消臭作用を持たせることもできる。「芳香作用または/及び消臭作用」には、芳香作用または消臭作用のいずれか一方を含む場合もあるし、あるいは芳香作用及び消臭作用の両方を含む場合もある。芳香作用または/及び消臭作用は、例えば芳香剤または/及び消臭剤を植物栽培器に入れることで持たせることができる。なお、植物の成育に悪影響が出ないように、芳香剤または/及び消臭剤は栽培液と混じらないように分けて設けることが好ましい。芳香剤または/及び消臭剤は液状、固形状といった性状は問わず、吸水性樹脂やゲル等に含浸させても良い。
(作 用)
本発明は次のように作用する。
内容器に入れられた吸水性樹脂を培地として植物の根を発根させる。この吸水性樹脂には、植物の根を発根させるための栽培液が吸収されているので、植物はその栽培液により円滑に発根する。吸水性樹脂で発根した根は、吸水性樹脂や栽培液のごとく、空気が通る隙間を含まない培地に適した根(水耕栽培にも適した根)となっている。よって、内容器内で発根した根は、外容器内の栽培液を吸収した吸水性樹脂または/及び栽培液へ伸びて順調に成長する。
外容器は内容器を受けて取り付けできるので、植物を発根させるまでは内容器だけを用いて行い、出荷時に該内容器を外容器と組み合わせるといった栽培方式を採用できる。
外容器に入れられた吸水性樹脂が、温度によって栽培液を吸収したり排出したりする感温吸水性樹脂を含んでいるものは、例えば昼間のように温度が高く植物の蒸散が盛んになるときに感温吸水性樹脂から栽培液を排出させ、また夜間のように温度が低く植物の蒸散が減るときに栽培液を感温吸水性樹脂に吸収させるといった使用が可能である。
栽培液を排出する設定温度が異なる感温吸水性樹脂が複数組み合わせて用いられているものは、例えば15℃、20℃、25℃、30℃、35℃のように設定温度が異なるものを複数組み合わせることで、植物栽培器が置かれた環境の気温上昇に対応して感温吸水性樹脂から栽培液が段階的に所要量ずつ排出する。
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明によれば、内容器で発根させた植物の根を、栽培液または/及び栽培液を吸収した吸水性樹脂が入れてある外容器内で成長させることができるので、同じ大きさの栽培器であっても植物を長期間栽培できる。したがって、自宅の室内や会社のデスク上などの限られたスペースにも長く置いて楽しむことができる。
(b)内容器で発根させた植物の根は、吸水性樹脂だけでなく、水耕栽培にも適した根(水根)となっている。よって、根が栽培液中に浸かった状態でも、根腐れするようなことはない。したがって、外容器を栽培液で一杯に満たしても、植物の成長に特に支障はない。これにより、灌水回数を少なくすることができる。
(c)外容器に入れられた吸水性樹脂が、温度によって栽培液を吸収したり排出したりする感温吸水性樹脂を含んでいるものは、例えば昼間のように温度が高く植物の蒸散が盛んになるときに感温吸水性樹脂から栽培液を排出させ、また夜間のように温度が低く植物の蒸散が減るときに栽培液を感温吸水性樹脂に吸収させるといった使用が可能である。したがって、感温吸水性樹脂に吸収された栽培液が植物に十分に行き渡り、植物の成長に有効に作用する。
(d)栽培液を排出する設定温度が異なる感温吸水性樹脂が複数組み合わせて用いられているものは、例えば15℃、20℃、25℃、30℃、35℃のように設定温度が異なるものを複数組み合わせることで、植物栽培器が置かれた環境の気温上昇に対応して感温吸水性樹脂から段階的に所要量ずつ栽培液を排出させることができる。したがって、同じ感温吸水性樹脂を一種類用いた場合と相違して、感温吸水性樹脂から多くの量の栽培液が一度に排出されることを防止できるので、栽培液の蒸発を防ぐことができる。
また、感温吸水性樹脂から多くの量の栽培液が一度に排出されることを防止することにより、誤って植物栽培器を倒しても栽培液が吸水性樹脂と共に流れ出ることを防ぐことができる。
更に、例えば栽培容器内に栽培液だけを充填し、これを直射日光が差し込む窓際などに置いた場合は、植物の激しい蒸散により根から栽培液が際限なく吸い上げられ、栽培液が著しく減少する場合がある。そこで、本発明のごとく、設定温度が異なる感温吸水性樹脂を複数組み合わせよって段階的に所要量ずつ栽培液を排出させるようにすれば、根から栽培液が際限なく吸い上げられることを防止して、栽培液の減少を防止できる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。
[植物栽培器を用いて栽培した観賞用植物]
図1は、本発明に係る植物栽培器の第一の実施例を示しており、植物を栽培している状態の植物栽培器を断面して内部構造を表した側面視説明図である。
植物栽培器A1は、内容器1と、内容器1を取り付けでき、内容器1へ通液させる栽培液を受ける外容器2とを備えている。内容器1には植物Bの根5を発根させるための栽培液を吸収した吸水性樹脂3が入れてある。内容器1と外容器2の間には栽培液を吸収した吸水性樹脂4が入れてある。符号Bは植物栽培器A1に栽培された植物を示しており、植物栽培器A1と植物Bによって観賞用植物を構成する。
外容器2と内容器1は共に透明なプラスチック製で、上部が円形に開口している。外容器2と内容器1の大きさは、栽培する植物の種類に応じて適宜設定される。本実施例では、外容器2の内径が約6cm、高さが約6cmである。
吸水性樹脂4が入れられた外容器2の中に、内容器1が差し入れられている。外容器2内の吸水性樹脂4によって、内容器1は外容器2の底部内面21から離れた状態で保持されている。なお、内容器1の底部が外容器2の底部内面21に接触していても良い。
内容器1には蓋11が設けてあり、吸水性樹脂3を培地として発根した植物Bが蓋11の中央に開けられた孔111から外へ茎を伸ばした状態となっている。内容器1の上部側は外容器2から上方にやや突出している。外容器2には、内容器1の周りを塞ぐように中央に孔221を備えた蓋22が設けてある。内容器1と外容器2に被せられた蓋11,22により、吸水性樹脂3,4から栽培液の蒸発を防いでいる。
内容器1の側壁下部には、外容器2からの栽培液の通液が可能な孔である通液孔23が設けられている。通液孔23は内容器1に所要数(本実施例では二箇所)設けてある。通液孔23は内容器1の底壁に設けることもできる。通液孔23は、内容器1内で発根した植物Bの根が外容器2へ通過できる大きさとなっており、通過要素を構成する。本実施例では、通液孔23の孔径は約3.5mmである。
内容器1に入れてある吸水性樹脂3と、内容器1と外容器2の間に入れてある吸水性樹脂4は、共に感温吸水性樹脂である(以下、説明の便宜上、感温吸水性樹脂3,4と符号を付して説明する場合がある)。感温吸水性樹脂3,4は、温度の変化によって栽培液を吸収したり排出したりするもので、所定の設定温度以下では栽培液を吸収し、所定の設定温度を越えると栽培液を排出する。外容器2と内容器1のそれぞれには、感温吸水性樹脂3,4と一緒にゼオライト(符号省略)が入れてある。
内容器1内に入れられた感温吸水性樹脂3と、内容器1と外容器2との間に入れられた感温吸水性樹脂4とは種類が異なる。
外容器2に入れられた感温吸水性樹脂4は、栽培液を吸収または排出する設定温度が異なる複数の感温吸水性樹脂が組み合わせられたものである。具体的には、吸収した栽培液を排出する設定温度が20℃、25℃、30℃、35℃と室温の前後で段階的に異なる感温性吸水樹脂が複数(四種類)混合されているものを用いている。つまり、例えば設定温度が20℃のものは、20℃以下では栽培液を吸収し、20℃を越えると栽培液を排出する。また設定温度が25℃のものは、25℃以下では栽培液を吸収し、25℃を越えると栽培液を排出する。
一方、内容器1に入れられた感温吸水性樹脂3は、栽培液を吸収または排出する設定温度が35℃のものを使用している。なお、感温性吸水樹脂3,4はいずれも商標名「サーモゲル」(株式会社興人製)を使用している。この感温吸水性樹脂の作用については後述する。感温性吸水樹脂は公知技術を採用しているので、その組成等についての詳細な説明は省略する。
なお、図1では、栽培液を吸収して膨潤した吸水性樹脂を外容器2内に一杯に入れた状態を図示しているが、入れる吸水性樹脂の量は特に限定しない。例えば膨潤した吸水性樹脂を半分入れて、その上の半分に栽培液で満たすようにしても良い。
[植物の栽培方法]
植物栽培器A1を用いた植物の栽培方法を順を追って説明する。なお、以下に示す栽培方法は一つの例を示しており、特にこの方法に限定するものではない。
まず、内容器1に入れる栽培液を調整する。この栽培液は、植物Bの根5を発根させるためのもので、窒素、リン、カリウム等といった植物の栄養素は含まれていない。まず、植物活性剤(植物ホルモンとも称される)を水で1000倍(容量換算)に希釈ものを栽培液とする。本実施例では、植物活性剤としては、発根促進剤であるオーキシンと細胞分裂促進剤であるサイトカイニンの混合液(商品名「バイオメジャーM1」、(有)メジャーグリーン研究所製)を用いている。
そして、この栽培液を感温吸水性樹脂3に加えて飽和状態になるまで吸収させ、ゲル化させる。感温吸水性樹脂3は、その体積が約50倍程度に膨潤する。更にこの感温吸水性樹脂100重量%に対し、土壌改良剤としてゼオライトを10重量%混合する。以上のようにして栽培液を吸収した感温吸水性樹脂4を培地として内容器1に充填し、蓋11をする。
カットした挿穂(芽)を内容器1の孔111から感温吸水性樹脂3に差し芽をし、ビニールハウス内で発根させ育苗する。このように、植物活性剤を含む栽培液を用い、ハウス栽培を行うことで、植物を短期間で発根させる。また根5は、内容器1に入れられた吸水性樹脂3に適した根となっている。
また上記したように、内容器1の感温吸水性樹脂3は、吸収した栽培液を排出する設定温度が35℃と比較的高いものを使用している。これは、ビニールハウス内の温度よりも高い。よって、ビニールハウス内の高温の環境下においても、栽培液が過剰に排出されることを防止して栽培液の蒸発を防ぐ。なお、温度が35℃以下でも感温吸水性樹脂3に吸収された栽培液を根が吸い上げるため、植物Bの成長に支障はない。
一方、外容器2には感温吸水性樹脂4を入れ、栽培液である液肥を吸収させた後、蓋22をしておく。そして、図1に示すように内容器1を外容器2の孔221から差し入れて植物栽培器A1を構成する。
このように内容器1が外容器2内から着脱可能となっているため、植物Bを発根させるまでは内容器1だけを用いて行い、そして出荷時に該内容器1を外容器2と組み合わせるといった栽培方式を採用することができる。よって、挿穂の育成をハウス栽培で行う場合には、小スペースで大量の苗を栽培できるので、生産性が高い。また出荷時に内容器1をデザイン性の高い外容器2と組み合わせることで、栽培時の汚れなどが付着せず、観賞用として優れた植物栽培器A1が得られる。
外容器2内の感温吸水性樹脂4に吸収された栽培液は、内容器1に設けられた通液孔23を通り、感温吸水性樹脂3を介して内容器1へ通液する。また図1に示すように、植物の根が成長した場合、この通液孔23から根が内容器1の外に伸びる。このように、内容器1で発根させた植物の根を、栽培液を吸収した感温吸水性樹脂4が入れてある外容器2内で成長させることができるので、同じ大きさの栽培器であっても植物を長期間栽培できる。したがって、自宅の室内や会社のデスク上などの限られたスペースにも長く置いて楽しむことができる。
内容器1と外容器2との双方には栽培液を吸収する感温吸水性樹脂3,4が入れているため、多少の揺れや誤って倒したりしても栽培液がこぼれない。したがって、生産業者から小売業者等に配送する際にも、それほど丁寧に梱包する必要はなく、作業効率は向上する。またデスクの上などに飾った植物栽培器A1を誤って倒しても、書類が濡れてしまうというような不都合もない。更に、用土を使用したものと比べ、雑菌やこけが繁殖することも少なく衛生的であり、用土特有の臭いもしないので食卓等にも気軽に置くことができる。
また栽培液は感温吸水性樹脂3,4に吸収されるため、容器内に栽培液を単に入れたもの比べ、栽培液の蒸発を防ぐことができる。その結果、灌水回数を減らすことができるので、小売業者においては灌水をする手間がかからない。また購入後、特に植物栽培器A1を直射日光が差し込む窓際などに飾った場合には、栽培液の蒸発防止の効果は顕著である。
外容器2に入れられた感温吸水性樹脂4は、栽培液を吸収または排出する設定温度が20℃、25℃、30℃、35℃と段階的に異なる感温性吸水樹脂が複数混合されているものを用いている。よって、植物栽培器A1が置かれた環境の気温上昇に対応して感温吸水性樹脂4から段階的に所要量ずつ栽培液を排出させることができる。したがって、同じ感温吸水性樹脂を一種類用いた場合と相違して、感温吸水性樹脂4から多くの量の栽培液が一度に排出されることを防止できるので、栽培液の蒸発を防ぐことができる。
また、感温吸水性樹脂4から多くの量の栽培液が一度に排出されることを防止することにより、誤って植物栽培器A1を倒しても栽培液が感温吸水性樹脂4と共に流れ出ることを防ぐことができる。
更に、本実施例と相違して、例えば栽培容器内に栽培液だけを充填し、これを直射日光が差し込む窓際などに置いた場合は、植物の激しい蒸散により根から栽培液が際限なく吸い上げられ、栽培液が著しく減少する場合がある。そこで、本実施例のごとく、設定温度が異なる感温吸水性樹脂4を複数組み合わせることによって段階的に所要量ずつ栽培液を排出させるようにすれば、根から栽培液が際限なく吸い上げられることを防止して、栽培液の減少を防止することができる。
[実験例1]
上記した植物栽培器A1を用いて植物の栽培を行い、植物の根の成長状態を観察した。栽培した植物はペペロミアである。なお、説明の都合上、上記した植物の栽培方法で説明した構成部材(図1参照)と同一の箇所には同一の符号を付して説明する。
上記した栽培方法と同じ手順で、内容器1に入れる栽培液(植物活性剤「バイオメジャーM1」(商品名)を1000倍(容量換算)希釈したもの)を調整した。この栽培液を吸水性樹脂3に加えて飽和状態になるまで吸水させ、ゲル化させた。更にこの吸水性樹脂100重量%に対し、土壌改良剤としてゼオライトを10重量%混合した。以上のようにして栽培液を吸収した感温吸水性樹脂3を培地として内容器1に充填し、蓋11をした。
5cm程度にカットしたペペロミアの挿穂を内容器1の孔111から吸水性樹脂3に差し芽をし、3週間程かけてビニールハウス内で発根させた。
一方、外容器2には吸水性樹脂4を入れ、栽培液である液肥を吸収させた後、蓋22をした。そして、上記のようにしてペペロミアが発根した内容器1を外容器2の孔221から差し入れた。この日を0日目とし、ペペロミアの根の成長状態を観察した。
その結果、ペペロミアの根は内容器1内で順調に伸び続け、2週間目には内容器1の通液孔23を通過して外容器2へ伸び始めた。そして、1ヶ月を経過しても、ペペロミアの根は外容器2内で順調に伸び続け、ペペロミアの葉の成育も良好であった。しかも、この1ヶ月の間の灌水は不要であった。
(考察)
実験例1の結果、吸水性樹脂を培地とする内容器内で発根させたものは、その根を外容器内の吸水性樹脂へ伸長させることができることが分かる。つまり、吸水性樹脂を培地として発根させた植物の根は、栽培液を吸収した吸水性樹脂のように空気が通る隙間を含まない培地に適した根となっていることが分かる。
[比較実験例]
用土で発根させたペペロミアを内容器に植え替えて、植物の栽培を行い、植物の根の成長状態を観察した。内容器と外容器は、上記した植物栽培器A1と同じものを用いた。なお、説明の都合上、上記した実施例1(図1参照)と同一の箇所には同一の符号を付して説明する。
即ち、ポリエチレン製の育苗ポットに用土を入れ、5cm程度にカットしたペペロミアの挿穂を差し芽をし、4週間程かけてビニールハウス内で発根させた。この発根したペペロミアを根洗し、内容器1に入れた用土に植え替えた。
一方、外容器2には吸水性樹脂4を入れ、栽培液である液肥を吸収させた後、蓋22をした。そして、上記のようにしてペペロミアを植え替えた内容器1を外容器2の孔221から差し入れた。この日を0日目とし、ペペロミアの根の成長状態を観察した。
その結果、二週間を経過しても、ペペロミアの根は内容器1内で伸び続け、通液孔23を通って外容器2へ伸びることはなかった。その発根状態は良好とは言えず、一部は目詰まりを起こして枯れていた。そして、1ヶ月を経過しても根は外容器2へ伸びることはなく、内容器1内で根は完全に目詰まりを起こし、酸素不足となって枯れ果てていた。またペペロミアの葉も枯れ落ちてしまった。
(考察)
比較実験例の結果、用土を培地として発根させたものは、その根を内容器1から外容器2内の吸水性樹脂4へ伸長させることが困難であることが分かる。つまり、用土を培地として発根させた植物の根は、あくまでも空気が通る隙間を含む培地に適した根となっており、栽培液を吸収した吸水性樹脂のように空気が通る隙間を含まない培地に適しない根となっていることが分かる。
図2は、本発明に係る植物栽培器の第二の実施例を示しており、植物を栽培した状態の植物栽培器を断面して内部構造を表した側面視説明図である。
なお、実施例1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。これについては、後述する実施例3についても同様である。
本実施例に係る植物栽培器A2では、実施例1に係る植物栽培器A1と相違して、外容器2に吸水性樹脂は入れず、栽培液4aを入れてある。栽培液4aの蒸発は外容器2の蓋22で防いでいる。
植物の栽培方法は実施例1と大体同じであり、吸水性樹脂3を培地とする内容器1内で発根させた植物Bの根5を、外容器2内の栽培液4aへ伸長させている。空気が通る隙間を含まない吸水性樹脂3で発根させた根5は、水耕栽培に適した根(水根)となっている。よって、外容器2内で根腐れすることなく、根5は成長する。
内容器1内の吸水性樹脂3は、栽培液を飽和状態になるまで吸収して膨潤している。そして、植物Bの根5が吸水性樹脂3から栽培液を吸い上げると、外容器2内の栽培液4aが吸水性樹脂3を介して内容器1内へ通液する。よって、内容器1内の吸水性樹脂3は、常に飽和状態まで膨潤している。
そして、膨潤した吸水性樹脂3によって通液孔23が塞がれている。よって、内容器1に用土を入れた場合と相違して、内容器1内に栽培液4aが流れ込んで一杯になるということはない。また仮に通液孔23の内側に空気が一部残り、栽培液4aが内容器1内に入り込んできたとしても、吸水性樹脂3で発根させた根は水耕栽培に適した根(水根)となっているため、内容器1内で根腐れを起こすことはない。したがって、内容器1に用土を入れた場合と相違して、外容器2を栽培液4aで一杯に満たすことができるので、灌水回数を少なくすることができる。
なお、図2では、外容器2内に栽培液4aだけを入れた状態を図示しているが、栽培液4aの中に所要量の吸水性樹脂を入れても良い。その場合、例えば養分や着色剤を吸収させた吸水性樹脂を所要量入れ、吸水性樹脂から栽培液に養分や着色剤を溶出させるようにすることも可能である。また、養分を吸収する吸水性樹脂を感温吸水性樹脂で構成し、温度が高い昼間に、吸水性樹脂から養分を多く溶出させるようにすることもできる。
その他の作用及び効果は、実施例1と大体において同じであるため、説明を省略する。
[実験例2]
上記した植物栽培器A2を用いて植物の栽培を行い、植物の根の成長状態を観察した。栽培した植物はペペロミアである。
内容器1の吸水性樹脂3内でペペロミアの根を発根させるまでは、実験例1と同じ手順で行った。一方、外容器2には栽培液4aである液肥を入れ、蓋22をした。そして、ペペロミアが発根した内容器1を外容器2の孔121から差し入れた。この日を0日目とし、ペペロミアの根の成長状態を観察した。
その結果、ペペロミアの根は内容器1内で順調に伸び続け、2週間目には内容器1の通液孔23を通過して外容器2へ伸び始めた。そして、1ヶ月を経過しても、ペペロミアの根は外容器2内で順調に伸び続け、ペペロミアの葉の成育も良好であった。しかも、この1ヶ月の間の灌水は不要であった。
(考察)
実験例2の結果、吸水性樹脂を培地とする内容器1内で発根させたものは、その根を外容器内の栽培液へ伸長させることができることが分かる。つまり、吸水性樹脂を培地として発根させた植物の根は、水耕栽培に適した根(水根)となっていることが分かる。
図3は、本発明に係る植物栽培器の第三の実施例を示しており、植物を栽培した状態の植物栽培器を断面して内部構造を表した側面視説明図である。
本実施例に係る植物栽培器A3では、外容器2内の吸水性樹脂4の上方に(内容器1の周りを取り囲むように)、栽培液を吸収する保水材であるプラスチックフォーム6が配置されている。プラスチックフォーム6は連続気泡のスポンジで構成されている。符号61は内容器1を差し入れるための孔を示している。
このプラスチックフォーム6により、外容器2に蓋を設けなくても吸水性樹脂4に吸収された栽培液の蒸散を防ぐことができる。また、栽培液を吸収した吸水性樹脂4がプラスチックフォーム6に浸透して膜を形成することにより、栽培液の蒸散はより抑えられる。更に蓋がないので、灌水時に蓋を外す手間がいらず、便利である。またプラスチックフォーム6が柔軟性または変形性を有するものであれば、内容器1の径が多少異なるものでも差し入れることができる。その他の作用及び効果は、実施例1と大体において同じであるため、説明を省略する。
図4は、本発明に係る植物栽培器の第四の実施例を示しており、植物を栽培した状態の植物栽培器を断面して内部構造を表した側面視説明図である。
なお、実施例2と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例2で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
本実施例に係る植物栽培器A4では、栽培液4aが入れられた外容器2aの下に、外容器2aを支持する容器7が設けてある。そして、容器7内には芳香液または/及び消臭液を吸収した吸水性樹脂8が収容されている。容器7の所要の位置には、芳香作用または/及び消臭作用を外に発するための孔71が所要数設けてある。更に、容器7は透明または半透明の合成樹脂やガラス等で形成されており、中の吸水性樹脂8が見えて、取り換え時期が分かるようになっている。
このように、植物栽培器A4に芳香作用または/及び消臭作用を持たせることにより、トイレや部屋内の芳香剤や消臭剤としても好適に使用できる。
なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
更に、特許請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、特許請求の範囲を図面記載のものに限定するものではない。
本発明に係る植物栽培器の第一の実施例を示しており、植物を栽培した状態の植物栽培器を断面して内部構造を表した側面視説明図。 本発明に係る植物栽培器の第二の実施例を示しており、植物を栽培した状態の植物栽培器を断面して内部構造を表した側面視説明図。 本発明に係る植物栽培器の第三の実施例を示しており、植物を栽培した状態の植物栽培器を断面して内部構造を表した側面視説明図。 本発明に係る植物栽培器の第四の実施例を示しており、植物を栽培した状態の植物栽培器を断面して内部構造を表した側面視説明図。
符号の説明
A1〜A4 植物栽培器
B 植物
1 内容器
11 蓋
111 孔
2,2a 外容器
21 底部内面
22 蓋
221 孔
23 通液孔
3,4 吸水性樹脂
4a 栽培液
5 根
6 プラスチックフォーム
7 容器
71 孔
8 吸水性樹脂

Claims (6)

  1. 内容器(1)と、該内容器(1)へ通液させる栽培液を受ける外容器(2)とを備えており、
    内容器(1)には、植物の根を発根させるための栽培液を吸収した吸水性樹脂(3)が入れてあり、
    内容器(1)と外容器(2)の間には、栽培液を吸収した吸水性樹脂(4)または/及び栽培液(4a)が入れてあり、
    内容器(1)は、植物の根が外容器(2)へ通過することができる通過要素(23)を有していることを特徴とする、
    植物栽培器。
  2. 水耕栽培に適した根を発根させる吸水性樹脂(3)を収容し、側壁または/及び底壁には根または/及び栽培液の通過要素(23)が設けてある内容器(1)と、
    根に栽培液を供給する吸水性樹脂(4)または/及び栽培液(4a)を収容する外容器(2)と、
    を備え、
    上記外容器(2)に収容された内容器(1)には、上記通過要素(23)を通って栽培液が内容器(1)内に供給されるようにしたことを特徴とする、
    植物栽培器。
  3. 外容器(2)に入れられた吸水性樹脂(4)は、温度の変化によって栽培液を吸収したり排出したりする感温吸水性樹脂を含んでいることを特徴とする、
    請求項1または2記載の植物栽培器。
  4. 栽培液を排出する設定温度が異なる感温吸水性樹脂が複数組み合わせて用いられていることを特徴とする、
    請求項3記載の植物栽培器。
  5. 請求項1,2,3または4記載の植物栽培器(A1)(A2)(A3)(A4)に植物が栽培されていることを特徴とする、
    観賞用植物。
  6. 栽培液を吸収した吸水性樹脂が入れられた内容器内で植物の根を発根させ、栽培液を吸収した吸水性樹脂または/及び栽培液が入れてある外容器内で、内容器で発根させた植物の根を成長させるようにしたことを特徴とする、
    植物の栽培方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100595A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Akita Prefectural Univ 栽培容器、高糖度の果菜の栽培方法、及び高糖度トマト
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