JP2006227200A - 撮影装置および表示装置 - Google Patents

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隆志 加藤
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Abstract

【課題】 光学式ファインダの小型化が図られた撮影装置およびその撮影装置に好適な表示装置を提供する。
【解決手段】 対物レンズ10_41と接眼レンズ10_42との間に、光透過性基板に光透過性のLEDが二次元的に搭載された透過表示板10_43を配置し、レンズ位置情報,露出値情報,背景色情報に基づいて透過表示板10_43上のLEDを表示制御部129で点灯することにより、光学式ファインダ10_4内の被写体像と重なる位置に、撮影条件を表わす文字(T,(W),40mm,F5.6,1/250)を表示する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を撮像素子上に結像して画像データを生成する撮影装置および表示装置に関する。
従来より、撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を撮像素子上に結像して画像データを生成する撮影装置として、光学式ファインダを備えたカメラが知られている。このようなカメラにおいて、光学式ファインダ内に、プリズムやハーフミラー等の光学部材と2色(赤色,緑色)それぞれで点灯するLEDと液晶表示部とを有する表示装置を備え、合焦範囲内であればLEDを緑色に点灯させるとともに液晶表示部にその旨を表示する技術が提案されている。この技術によれば、光学式ファインダを覗き込むことにより、合焦範囲内であるか否かを被写体とともに視認することができる(特許文献1参照)。
特開平6−301083号公報
上述した特許文献1に提案された技術では、合焦範囲内であるか否かを視認するために、プリズムやハーフミラー等の光学部材とLEDと液晶表示部とを有する表示装置が必要とされる。また、LEDと液晶表示部は、被写体光が通過する光路の外部に設けられている。このため、光学式ファインダのサイズが大きいという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、光学式ファインダの小型化が図られた撮影装置およびその撮影装置に好適な表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の撮影装置のうちの第1の撮影装置は、撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を撮像素子上に結像して画像データを生成する撮影装置において、
被写体像と重なる位置に、光透過性基板に光透過性のLEDが二次元的に搭載された透過表示板が配置された光学式ファインダと、
上記透過表示板上のLEDの点灯あるいは点滅により、撮影条件を表わす文字を表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の第1の撮影装置は、被写体像と重なる位置に、光透過性基板に光透過性のLEDが二次元的に搭載された透過表示板が配置された光学式ファインダを備え、その透過表示板上のLEDの点灯あるいは点滅により、撮影条件を表わす文字を表示させるものである。このように、光学式ファインダ内の、被写体光が通過する光路上に、上記透過表示板が配置されてなる構成であるため、従来の、プリズムやハーフミラー等の光学部材を有するとともに光路外にLEDと液晶表示部を有する表示装置を備える技術と比較し、光学式ファインダのサイズを小さく抑えたまま、被写体像と重なる位置に撮影条件を表わす文字を表示することができる。また、撮影条件を表わす文字は、透過表示板上のLEDの点灯あるいは点滅により表示されるため、周囲が暗い場合であっても視認することができる。
ここで、本発明の第1の撮影装置における上記透過表示板は、複数色それぞれで発光するLEDが二次元的に搭載されたものであって、上記表示制御部は、撮影中の画像を表わす画像データに基づいて上記透過表示板の発光色を変化させるものであることが好ましい。
このようにすると、撮影条件を表わす文字を、光学式ファインダ内の被写体像の色とは異なる色で表示させることができるため、視認性が高まる。
また、上記目的を達成する本発明の撮影装置のうちの第2の撮影装置は、撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を撮像素子上に結像して画像データを生成する撮影装置において、
被写体像と重なる位置に、光透過性基板に光透過性のLEDが二次元的に搭載された透過表示板が配置された光学式ファインダと、
上記透過表示板上のLEDの点灯あるいは点滅により、その透過表示板上に撮影済みの画像を表示させる表示制御部を備えたことを特徴とする。
本発明の第2の撮影装置は、被写体像と重なる位置に、光透過性基板に光透過性のLEDが二次元的に搭載された透過表示板が配置された光学式ファインダを備え、その透過表示板上のLEDの点灯あるいは点滅により、その透過表示板上に撮影済みの画像を表示させるものである。このように、光学式ファインダ内の、被写体光が通過する光路上に、上記透過表示板が配置されてなる構成であるため、従来の、プリズムやハーフミラー等の光学部材を有するとともに光路外にLEDと液晶表示部を有する表示装置を備える技術と比較し、光学式ファインダのサイズを小さく抑えたまま、被写体像と重なる位置に撮影済みの画像を表示することができる。また、撮影済みの画像は、透過表示板上のLEDの点灯あるいは点滅により表示されるため、周囲が暗い場合であっても視認することができる。
ここで、本発明の第2の撮影装置における上記表示制御部は、上記透過表示板上に、撮影中の画像を表わす画像データに基づく画像を表示させるものであることが好ましい。
このようにすると、光学式ファインダで生じるパララックス(視差)を確認することができる。
また、本発明の第2の撮影装置における上記表示制御部は、上記透過表示板上に、過去に撮影され記録されている画像データに基づく画像を表示させるものであることも好ましい態様である。
このようにすると、定められた点を定期的に観測する定点観測や合成写真の作成を精度よく行なうことができる。
さらに、上記目的を達成する本発明の表示装置は、
所定の結像面上に結像する第1の光学系と、
その結像面上に配置された、光透過性基板に光透過性のLEDが二次元的に搭載された透過表示板と、
上記透過表示板上のLEDを表示させる表示制御部と、
上記透過表示板を上記第1の光学系とで挟む位置に配置された第2の光学系とを備えたことを特徴とする。
本発明の表示装置は、上記構成のため、例えば本発明の第1,第2の撮影装置における光学式ファインダに好適に用いることができる。
本発明によれば、光学式ファインダの小型化が図られた撮影装置およびその撮影装置に好適な表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の撮影装置の一実施形態のデジタルカメラを前面斜め上から見た外観斜視図である。
図1に示すデジタルカメラ10の前面中央部には、ズームレンズ10_1aを内部に備えたズーム鏡胴10_1が備えられている。また、このデジタルカメラ10の前面上部には、撮影に同期してフラッシュを発するフラッシュ発光部10_2と、フラッシュ発光部10_2からのフラッシュの光量を制御するためにそのフラッシュの光量を検出するフラッシュ調光センサ10_3と、後述する光学式ファインダを構成する光学式ファインダ対物窓10_41aとが備えられている。
また、このデジタルカメラ10の前面左側には、このデジタルカメラ10を確実に握ることができる形状を有するグリップ10_5と、セルフタイマ作動時等に点滅するセルフタイマランプ10_6が備えられている。
さらに、このデジタルカメラ10の上面には、シャッタボタン10_8と、各種の設定を行なうためのモードダイヤル10_9と、電源ボタン10_10とが備えられている。
図2は、図1に示すデジタルカメラを上から見た外観図である。
このデジタルカメラ10には、前述したフラッシュ発光部10_2,シャッタボタン10_8,モードダイヤル10_9,電源ボタン10_10に加えて、このデジタルカメラ10の上方から下方に向けて設けられた斜面部に、フラッシュ発光部10_2をポップアップするためのポップアップボタン10_12が備えられている。また、モードダイヤル10_9には、オートモードを示す文字AUTO、プログラムオートモードを示すP、シャッタスピード優先オートモードを示すS、絞り優先オートモードを示すA、マニュアルモードを示すM、動画モードを示す絵柄、および4つのシーンポジション(夜景、スポーツ、風景、人物のシーンポジション)を示す4つの絵柄が印刷されている。このモードダイヤル10_9を回転操作することにより、所望のモードに設定することができる。ここで、各モードについて簡単に説明する。
オートモード(AUTO)は、カメラ側で露出やホワイトバランス等全てを制御するためのモードである。プログラムオートモード(P)は、シャッタスピードと絞りを自動的に設定するためのモードである。シャッタスピード優先オートモード(S)は、シャッタスピードを優先的に設定するためのモードである。絞り優先オートモード(A)は、絞りを優先的に設定するためのモードである。マニュアルモード(M)は、シャッタスピードと絞りを自由に設定するためのモードである。マニュアルモード(M)の隣りの絵柄で示される動画モードは、動画撮影用のモードである。
また、この動画モードから見て時計回りに4つの撮影シーン(夜景、スポーツ、風景、人物)を選択するための4つのシーンポジションモードがある。
夜景用のシーンポジションモードは、夕景や夜景などの雰囲気を活かした撮影に好適なモードである。スポーツ用のシーンポジションモードは、スポーツシーンをはじめ、動体撮影に好適なモードである。風景用のシーンポジションモードは、建物や山等、昼間の風景撮影に好適なモードである。人物用のシーンポジションモードは、肌色をより美しく写し出すことができるポートレート撮影に好適なモードである。
図3は、図1に示すデジタルカメラを背面から見た外観図である。
図3に示すデジタルカメラ10の背面上部には、光学式ファインダを構成する光学式ファインダ接眼窓10_42bと、露出補正ボタン10_24と、押下することにより広角側(ワイド側)にズームアップする広角ズームボタン10_25と、押下することにより望遠側(テレ側)にズームアップする望遠ズームボタン10_26と、撮影モード側10_27aと再生モード側10_27bとに切り換えるモードスイッチ10_27とが備えられている。
また、モードスイッチ10_27の下側には、フォトモードボタン10_30と、十字ボタン10_31と、メニュー/OKボタン10_32と、DISP/BACKボタン10_33とが備えられている。さらに、デジタルカメラ10の背面中央部には、液晶モニタ10_34が備えられている。
フォトモードボタン10_30は、ピクセル数,感度,色味,プリント枚数等を設定するためのボタンである。
十字ボタン10_31は、液晶モニタ10_34上にメニュー画面などが表示された場合には、その十字キー10_31の上ボタン10_31a、下ボタン10_31b、左ボタン10_31c、右ボタン10_31dの4つのボタンを操作することによってメニューの選択を行なうことができる。また、左ボタン10_31cは、マクロ撮影を行なうか否かを切り換えるためのボタンでもあり、一度押下するとマクロ撮影モードとなり、再度押下するとマクロ撮影モードが解除される。さらに、右ボタン10_31dは、フラッシュボタンの役割を担うボタンでもあり、押下する毎に、オートフラッシュ→赤目低減フラッシュ→強制フラッシュ→フラッシュ禁止→スローシンクロ→オートフラッシュというようにフラッシュの状態を繰り返し切り換えるためのボタンでもある。
メニュー/OKボタン10_32は、撮影時や再生時における各種のメニューを表示したり、選択されたメニューを決定するためのボタンである。
DISP/BACKボタン10_33は、DISPボタンおよびBACKボタン双方の役割を担うボタンである。DISPボタンの役割の場合は、液晶モニタ10_34に表示された画面の状態を切り換えるためのボタンとなり、例えば撮影時に液晶モニタ10_34の表示をオン,オフしたり、再生時に文字表示をオン,オフしたりする。一方、BACKボタンの役割の場合は、MENU/OKボタン10_32等による操作状態を1つ前に戻したり取り消したりするためのボタンとなる。
液晶モニタ10_34は、このデジタルカメラ10で被写体光を捉えて生成された画像データに基づく画像、およびメッセージ表示用の文字データに基づくメッセージを表示する。
図4は、図1に示すデジタルカメラを下から見た外観図である。
デジタルカメラ10には電池カバー10_13が備えられており、この図4には電池カバー10_13が開放された状態のデジタルカメラ10が示されている。
また、デジタルカメラ10には、電池100が挿入される電池挿入部10_14が設けられている。さらに、このデジタルカメラ10には、記録メディア10_54が挿入される記録メディアスロット10_15が設けられている。また、このデジタルカメラ10には、三脚用ねじ穴10_16も設けられている。
図5は、図1に示すデジタルカメラの内部構成を示す図である。
このデジタルカメラ10には、撮影光学系を構成するズームレンズ10_1a,アイリス10_1b,フォーカスレンズ10_1cと、それらズームレンズ10_1a,アイリス10_1b,フォーカスレンズ10_1cを駆動することによりズーミング,フォーカシング,露光量調整を行なうためのモータドライバ111,112,113が備えられている。
また、デジタルカメラ10には、CCD114と、タイミングジェネレータ115と、MPU(Micro Processor Unit)116とが備えられている。
CCD114は、ズームレンズ10_1a,アイリス10_1b,フォーカスレンズ10_1cを経由してきた被写体光を捉える固体撮像素子である。このCCD1114には、入射された被写体光を電気信号である画像信号に変換するフォトダイオード等の光電変換素子が多数個備えられている。
タイミングジェネレータ115は、MPU116からの指示により所定のタイミングでCCD114を駆動する。これにより、CCD114に入射されている被写体光が所定のフレームレートで光電変換され、そのCCD114からアナログ画像信号として出力される。
MPU116は、このデジタルカメラ10全体の制御を行なう。具体的には、MPU116にはROM116aが内蔵されており、その内蔵されたROM116aのプログラムの手順にしたがってデジタルカメラ10全体の動作が制御される。
さらに、デジタルカメラ10には、CCD114から出力されたアナログ画像信号の雑音を低減する処理等を行なうCDSAMP117と、その処理等が施されたアナログ画像信号をデジタル画像信号にアナログ/デジタル変換するA/D変換部1118と、A/D変換部118でデジタル画像信号に変換されたRGBからなる画像データをデータバスを介して、メモリであるSDRAM125に転送する画像入力コントローラ119とが備えられている。
また、デジタルカメラ10には、SDRAM125の画像データを読み出させ、YC信号への変換を行なう画像処理プロセスを実行する画像信号処理部120と、画像処理プロセスが終了した時点でJPEGプロセスを実行して画像データの圧縮を行なう圧縮処理部121と、画像データをビデオ信号に変換して前述した液晶モニタ10_34に導くためのVideo/LCDエンコーダ122とが備えられている。
さらに、デジタルカメラ10には、画像のピント情報を検出するAF検出部123と、画像の輝度情報と白色バランス情報を検出するAE&AWB検出部124と、作業領域用のメモリとしても使用されるSDRAM125と、A領域,B領域を有する表示用のバッファとしてのVRAM126と、画像データを前述した記録メディア10_54に記憶するための制御を行なうメディアコントローラ127とが備えられている。
尚、この図5には、前述したモードダイヤル10_9,ポップアップボタン10_12,露出補正ボタン10_24,モードスイッチ10_27,フォトモードボタン10_30,十字ボタン10_31,メニュー/OKボタン10_32,DISP/BACKボタン10_33からなる操作部10_100が示されている。
また、デジタルカメラ10には、現在撮影されている画像(スルー画像)の背景色を検出するための背景色検出部128と、表示制御部129と、光学式ファインダ10_4とが備えられている。これら背景色検出部128,表示制御部129,光学式ファインダ10_4については後述することとし、先ず、このデジタルカメラ10の概略動作について説明する。
このデジタルカメラ10の動作は統括的にMPU116により制御される。このMPU116内にはROM116aが内蔵されており、その内蔵されたROM116a内にプログラムが格納されている。このプログラムの手順にしたがってデジタルカメラ10全体の動作がMPU116により制御される。また、SDRAM125にはROM1116aに記述されているプログラムの手順にしたがってMPU116がこのデジタルカメラ10全体を制御しているときに、処理中の画像データが一時的に格納されたりする。
また、表示用のバッファとしてのVRAM126にはスルー画像を表わす画像データがA領域、B領域に順次記憶され、それらの領域にある画像データが交互にVideo/LCDエンコーダ122に供給され画像データに基づく画像が順次切り換えられてスルー画像として液晶モニタ10_34上に表示される。
先ず、モードダイヤル10_9(図2参照)がオートモード(AUTO)に切り替えられて撮影が行なわれた場合の画像データの流れを、図5を参照して説明する。
モードダイヤル10_9がオートモード(AUTO)に切り替えられると、MPU116は撮影光学系を経由した被写体光をCCD114で捉え、そのCCD114で生成される画像データを所定の間隔ごとにCDSAMP117側へ出力させ、A/D変換部118,画像入力コントローラ119,画像信号処理部120で表示可能な画像データに変換してスルー画像を液晶モニタ10_34の画面上に表示させる。そのスルー画像に基づいて任意にフレーミングが行なわれ、AF検出部123が絶えずフォーカスレンズ10_1cを前後させ合焦点検出を行なってフレーミングの中央に焦点のあった画像をCCD114に結像させる。このときにはAE&AWB検出部124によって被写界輝度が検出され、その検出結果に基づいてモータドライバ112により小絞、あるいは開放絞りが設定されたり、ホワイトバランス調整のため、R、G、Bの各色信号のゲインが調整されたりする。このように被写界輝度に応じて露出が調節され焦点のあった画像を表わす画像データを、タイミングジェネレータ115からのタイミング信号に応じて所定の間隔ごとにCDSAMP117へ出力させ、後段でスルー画像を得ている。撮影者はこのスルー画像を見ながらフレーミングを行ない、シャッタチャンスにレリーズ操作を行なう。
レリーズ操作が行なわれると、MPU116は、CCD114にレリーズ操作時の画像を結像させるため、タイミングジェネレータ115からタイミング信号を供給させる。このタイミング信号はCCD114に露光開始および露光終了を告げるものでありいわゆるシャッタスピードに相当する。MPU116はこの露光終了時にCCD114から画像データ(RGBの光の3原色R,G、Bからなる画像データ)を出力させ、後段のCDSAMP117に供給させる。さらに、CDSAMP117でそのCCD114から出力された画像データの雑音が低減され、その雑音が低減された画像データがA/D変換部118でデジタル信号に変換される。このA/D変換部118でデジタル信号に変換されたRGBからなる画像データは、後段の画像入力コントローラ119によりデータバスを介してSDRAM125に供給され、このSDRAM125にCCD114のすべての画素の画像データが記憶される。すべての画素データに対応する画像データがSDRAM125に記憶されると、MPU116が画像信号処理部120の画像処理プロセスを起動させ、その画像処理プロセスによってSDRAM125の画像データを読み出させ、YC信号への変換を行なわせる。さらに、この画像信号処理部120の画像処理プロセスが終了したことをMPU116が検知すると、MPU116は圧縮処理部121のJPEGプロセスを起動させ、JPEGプロセスによって画像データの圧縮を行なわせる。この圧縮処理部121での圧縮が完了したことをMPU116が検知すると、MPU116は次に記録処理プロセスを起動させ、JPEG圧縮された画像データを、メディアコントローラ127を介して記録メディア10_54に記録させる。以上がオートモードのときの撮影データの流れである。
以降、モードダイヤル10_9がマニュアルモードに切り替えられたときの画像データの処理について説明する。
モードダイヤル109がマニュアルモード(M)に切り替えられると、撮影条件が手動により設定されて撮影が行なわれる。このデジタルカメラ10においては撮影条件の一つであるフォーカスポイントも自在に設定することができるが、ここでは撮影条件の1つとして露出条件を挙げて以降説明する。
モードダイヤル10_9がマニュアルモード(M)に切り替えられると、スルー画像とともに露出補正値、シャープネス、フラッシュ光量などの補正を行なうための表示画面が液晶モニタ10_34に表示される。この表示画面の中の選択項目、例えば露出値の切り替えを十字キー10_31により行なうことができる。
このようにマニュアルモードのときには、撮影者が任意に撮影条件の設定を行なえるようになっており、これらの撮影条件下で撮影が行なわれる。
このようなマニュアルモードで撮影が行なわれるときには、その設定された撮影条件によって露光アンダーであろうが、露光オーバーであろうがそのまま撮影が行なわれる。例えば、この露光アンダー、露光オーバーは、AE&AWB検出部124の検出結果に基づきMPU116が判定する。
次に、背景色検出部128,表示制御部129,光学式ファインダ10_4の動作について図5、図6、図7を参照して説明する。
図6は、表示制御部および光学式ファインダの機能を説明するための図、図7は、図6に示す透過表示板の構造を模式的に示す図である。
先ず、図6を参照して、光学式ファインダ10_4について説明する。この光学式ファインダ10_4は表示制御部129とともに、本発明にいう表示装置の一例を構成するものであり、この光学式ファインダ10_4には、ズームレンズ10_1aにより変化する視野に応じて変化するズームファインダを実現するための、所定の結像面に結像する第1の光学系である対物レンズ10_41が備えられている。また、この光学式ファインダ10_4には、透過表示板10_43と、第2の光学系である接眼レンズ10_42が備えられている。
透過表示板10_43には、図7に示すように、光透過性基板10_430が備えられている。また、この光透過性基板10_430上には、赤色で発光する光透過性のLED10_43Rが二次元的に搭載された赤色LED層10_431と、緑色で発光する光透過性のLED10_43Gが二次元的に搭載された緑色LED層10_432と、青色で発光する光透過性のLED10_43Bが二次元的に搭載された青色LED層10_433とが積層されている。
また、図5に示す背景色検出部128は、現在撮影されている画像の背景色を検出する。さらに、表示制御部129は、図6に示すように、AF検出部123からのレンズ位置情報,AE&AWB検出部124からの露出値情報,背景色検出部128からの背景色情報を、データバスを介して入力し、それら情報に基づいて透過表示板10_43上のLED10_43R,10_43G,10_43Bを点灯(あるいは点滅)制御することにより、撮影条件を表わす文字を表示させる。具体的には、表示制御部129は、光学式ファインダ10_4を介して視認されている矢印Aで示す画像(図6参照)を構成する背景色のデータ等に基づいて、透過表示板10_43の発光色を変化させる。これにより、図6の矢印Bで示すように、光学式ファインダ10_4内には、矢印Aで示す画像と重なる位置に、テレ側にズームアップしたことを示す文字T,焦点距離を示す文字40mmがLED10_43Rで表示される。また、ワイド側にズームアップしたことを示す文字(W),シャッタスピードを示す文字1/250がLED10_43Gで表示される。さらに、絞り値を示す文字F5.6がLED10_43Bで表示される。このようにして、撮影者に対して撮影に必要な情報が提供される。尚、LED10_43R,10_43G,10_43Bが消灯している場合は、これらLED10_43R,10_43G,10_43Bを光が透過するため、矢印Aで示す画像がそのまま視認される。
ここで、上記LED10_43R,10_43G,10_43Bの製造方法について説明する。本実施形態のLED10_43R,10_43G,10_43Bは、透明酸化物ダイオードであり、この透明酸化物ダイオードの製造方法において、n型CuInO2を形成する透明基板は、室温において可視光が良く透過するものであることが好ましい。波長380nm〜800nmの可視光領域における光透過率は好ましくは50〜100%であり、より好ましくは80〜100%である。
例えば、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチルなどのプラスチック基板、石英ガラス、パイレックス(コーニング インコーポレーテッド登録商標)ガラスなどのガラス基板、などの結晶基板などが挙げられる。ガラス基板は、光透過率を高めるために、両面を光学研磨してあることが好ましい。
n型およびp型CuInO2層を積層する方法として、例えば、PLD法、スパッタリング法、CVD法、MBE法、真空蒸着法などを選ぶことができる。
p型CuInO2の成長方法において、p型CuInO2層を形成する際には、雰囲気ガスとして1×10-4Pa〜100Paの酸素ガスを容器内に導入することが好ましい。基板温度は、より好ましくは300℃〜700℃の範囲である。
焼結体ターゲットとしては、2価の金属イオンをInサイトに0〜20atomic%置換したものを用いる。ホール濃度はMg2+,Ca2+,Sr2+,Ba2+,Zn2+などの2価の金属イオンの置換率で制御できる。中でも、Ca2+を用いた場合にホール濃度の制御性が良好である。
n型CuInO2の成長方法において、n型CuInO2層を形成する際には、雰囲気ガスとして1×10-4Pa〜100Paの酸素ガスを容器内に導入することが好ましい。基板温度は200℃〜1000℃の範囲で選択することが好ましい。
焼結体ターゲットとしては、4価の金属イオンをInサイトに0〜20atomic%置換したものを用いる。キャリア電子濃度はTi4+,Zr4+,Hf4+,Si4+,Ge4+,Sn4+などの4価の金属イオンの置換率で制御できる。中でも、Sn4+を用いた場合に電子濃度の制御性が良好である。
本実施形態のデジタルカメラ10は、被写体像と重なる位置に、光透過性基板10_430に光透過性のLED10_43R,10_43G,10_43Bが二次元的に搭載された透過表示板10_43が配置された光学式ファインダ10_4を備え、その透過表示板10_43上のLED10_43R,10_43G,10_43Bの点灯(あるいは点滅)により、撮影条件を表わす文字を表示させるものである。このように、光学式ファインダ10_4内の、被写体光が通過する光路上に、透過表示板10_43が配置されてなる構成であるため、従来の、プリズムやハーフミラー等の光学部材を有するとともに光路外にLEDと液晶表示部を有する表示装置を備える技術と比較し、光学式ファインダ10_4のサイズを小さく抑えたまま、被写体像と重なる位置に撮影条件を表わす文字を表示することができる。また、撮影条件を表わす文字は、光学式ファインダ10_4内の被写体像の色とは異なる色で表示されるため、文字の視認性が高まる。さらに、撮影条件を表わす文字は、透過表示板10_43上のLED10_43R,10_43G,10_43Bの点灯(あるいは点滅)により表示されるため、周囲が暗い場合であっても視認することができる。
図8は、本発明の第2の撮影装置の一実施形態のデジタルカメラの内部構成を示す図である。
尚、本発明の第2の撮影装置の一実施形態のデジタルカメラの外観図は、前述した、図1,図2,図3,図4に示すデジタルカメラ10の外観図と同じであるため、図示省略する。
また、図8に示すデジタルカメラ20の内部構成は、図5に示すデジタルカメラ10の内部構成と比較し、背景色検出部128に代えて画像展開部201,サイズ・座標変換部202が備えられている。また、表示制御部129に代えて表示制御部203が備えられている。
本実施形態のデジタルカメラ20は、前述したデジタルカメラ10と同様にして、被写体像と重なる位置に、前述した光透過性基板10_430に光透過性のLED10_43R,10_43G,10_43Bが二次元的に搭載された透過表示板10_43が配置された光学式ファインダ10_4を備えている。さらに、このデジタルカメラ20は、この光学式ファインダ10_4に、透過表示板10_43上のLED10_43R,10_43G,10_43Bの点灯(あるいは点滅)により、その透過表示板10_43上に、以下に説明するようにして、撮影済みの画像を表示させるものである。
図8に示す画像展開部201は、過去に撮影され記録メディア10_54に記録されている画像データを、メディアコントローラ127を介して読み出して、光学式ファインダ10_4用の画像として表示するための画像展開処理を行なう。
サイズ・座標変換部202は、画像展開部201で画像展開処理された画像データに基づいて、画像のサイズ変換や画像の座標変換を行なう。
表示制御部203は、透過表示板10_43のLED10_43R,10_43G,10_43Bの点灯(あるいは点滅)により、その透過表示板10_43上に撮影済みの画像を表示させる。
図8に示すデジタルカメラ20を構成する光学式ファインダ10_4に、以前撮影した画像を被写体像と重なる位置に表示させるオーバーレイ表示を行なうにあたり、このデジタルカメラ20は、撮影直後の画像を被写体像と重なる位置に表示する第1のモードと、記録メディア10_54に記録されている画像を被写体像と重なる位置に表示する第2のモードを有する。これら第1,第2のモード切替は、操作部10_100の操作により行なうことができる。詳細には、第1のモードに切り替えられると、表示制御部203は、透過表示板10_43上に、撮影中の画像を表わす画像データに基づく画像を表示させる。また、第2のモードに切り替えられると、表示制御部203は、透過表示板10_43上に、過去に撮影され記録されている画像データに基づく画像を表示させる。
図9は、図8に示す表示制御部における第1のモードによるオーバーレイ表示を示す図である。
図9に示す表示制御部203は、第1のモードで動作する。この表示制御部203は、光学式ファインダ10_4を構成する透過表示板10_43上に、撮影中の画像を表わす画像データに基づく画像を表示させる。具体的には、表示制御部203は、光学式ファインダ10_4を介して視認されている矢印Aで示す画像に基づいてサイズ・座標変換された情報を入力し、この情報に基づいて透過表示板10_43上のLED10_43R,10_43G,10_43Bを点灯(あるいは点滅)制御することにより、図9の矢印Bで示すように、透過表示板10_43上に、光学式ファインダ10_4から視認される画像と重なる位置に、点線で示す画像を表示させる。このようにすることにより、光学式ファインダ10_4で生じるパララックス(視差)を確認することができる。
図10は、図9に示す表示制御部における第1のモードによるオーバーレイ表示の処理ルーチンのフローチャートである。
先ず、ステップS1において、撮影モードに切り替える。次に、ステップS2において、操作部10_100を操作してオーバーレイ取込みをオンにし、ステップS3において、撮影を行なう。さらに、ステップS4において、オーバーレイ表示を行なって、このルーチンを終了する。
図11は、図8に示す表示制御部における第2のモードによるオーバーレイ表示を示す図である。
図8に示す表示制御部203は、第2のモードで動作する。ここでは、表示制御部203は、光学式ファインダ10_4を構成する透過表示板10_43上に、過去に撮影され記録メディア10_54に記録されている画像データに基づく画像を表示させる。具体的には、図11に示すように、過去に撮影され記録メディア10_54に記録されている画像データで表わされる9個の画像(サムネイル一覧の画像)のうちの1個を十字ボタン,メニュー/OKボタンで選択し、選択された画像を表わす画像データを画像展開部201で画像展開処理し、サイズ・座標変換部202で画像のサイズ変換や画像の座標変換を行なう。表示制御部203では、サイズ・座標変換された情報を入力し、この情報に基づいて透過表示板10_43上のLED10_43R,10_43G,10_43Bを点灯(あるいは点滅)制御することにより、透過表示板10_43上に、図11に実線で示す被写体像と重なる位置に、点線で示す画像(記録メディア10_54に記録され選択された画像)を表示させる。このようにすることにより、定められた点を定期的に観測する定点観測や合成写真の作成を精度よく行なうことができる。
図12は、図8に示す表示制御部における第2のモードによるオーバーレイ表示の処理ルーチンのフローチャートである。
先ず、ステップS11において、操作部10_100を操作してオーバーレイ画像選択モード(第2のモード)をオンにする。次に、ステップS12において、サムネイル一覧より所望の画像を選択する。さらに、ステップS13において、オーバーレイ表示を行なって、このルーチンを終了する。
本実施形態のデジタルカメラ20は、被写体像と重なる位置に、光透過性基板10_430に光透過性のLED10_43R,10_43G,10_43Bが二次元的に搭載された透過表示板10_43が配置された光学式ファインダ10_4を備え、その透過表示板10_43上のLED10_43R,10_43G,10_43Bの点灯(あるいは点滅)により、その透過表示板10_43に撮影済みの画像を表示させるものである。このように、光学式ファインダ10_4内の、被写体光が通過する光路上に、透過表示板10_43が配置されてなる構成であるため、従来の、プリズムやハーフミラー等の光学部材を有するとともに光路外にLEDと液晶表示部を有する表示装置を備える技術と比較し、光学式ファインダ10_4のサイズを小さく抑えたまま、透過表示板10_43に撮影済みの画像を表示することができる。また、撮影済みの画像は、透過表示板10_43上のLED10_43R,10_43G,10_43Bの点灯(あるいは点滅)により表示されるため、周囲が暗い場合であっても視認することができる。ここで、透過表示板10_43に撮影済みの画像を表示させるにあたり、撮影中の画像を表わす画像データに基づく画像を表示させると、光学式ファインダ10_4で生じるパララックス(視差)を確認することができ、また過去に撮影され記録されている画像データに基づく画像を表示させると、定められた点を定期的に観測する定点観測や合成写真の作成を精度よく行なうことができる。
尚、上述した本実施形態では、デジタルカメラの例で説明したが、これに限られるものではなく、本発明は、携帯電話に搭載されるカメラやビデオカメラ等であってもよい。
本発明の第1の撮影装置の一実施形態のデジタルカメラを前面斜め上から見た外観斜視図である。 図1に示すデジタルカメラを上から見た外観図である。 図1に示すデジタルカメラを背面から見た外観図である。 図1に示すデジタルカメラを下から見た外観図である。 図1に示すデジタルカメラの内部構成を示す図である。 表示制御部および光学式ファインダの機能を説明するための図である。 図6に示す透過表示板の構造を模式的に示す図である。 本発明の第2の撮影装置の一実施形態のデジタルカメラの内部構成を示す図である。 図8に示す表示制御部における第1のモードによるオーバーレイ表示を示す図である。 図9に示す表示制御部における第1のモードによるオーバーレイ表示の処理ルーチンのフローチャートである。 図8に示す表示制御部における第2のモードによるオーバーレイ表示を示す図である。 図5に示すデジタルカメラを構成するメモリおよび画像信号処理回路の詳細を示す図である。
符号の説明
10,20 デジタルカメラ
10_1 ズーム鏡胴
10_1a ズームレンズ
10_1b アイリス
10_1c フォーカスレンズ
10_2 フラッシュ発光部
10_3 フラッシュ調光センサ
10_4 光学式ファインダ
10_41 対物レンズ
10_41a 光学式ファインダ対物窓
10_42 接眼レンズ
10_43 透過表示板
10_43R,10_43G,10_43B LED
10_5 グリップ
10_6 セルフタイマランプ
10_8 シャッタボタン
10_9 モードダイヤル
10_10 電源ボタン
10_12 ポップアップボタン
10_13 電池カバー
10_14電池挿入部
10_15 記録メディアスロット
10_16 三脚用ねじ穴
10_24 露出補正ボタン
10_25 広角ズームボタン
10_26 望遠ズームボタン
10_27 モードスイッチ
10_30 フォトモードボタン
10_31 十字ボタン
10_31a 上ボタン
10_31b 下ボタン
10_31c 左ボタン
10_31d 右ボタン
10_32 メニュー/OKボタン
10_33 DISP/BACKボタン
10_34 液晶モニタ
10_42b 光学式ファインダ接眼窓
10_54 記録メディア
10_100 操作部
10_430 光透過性基板
10_431,10_432,10_433 LED層
100 電池
111,112,113 モータドライバ
114 CCD
115 タイミングジェネレータ
116 MPU
116a ROM
117 CDSAMP
118 A/D変換部
119 画像入力コントローラ
120 画像信号処理部
121 圧縮処理部
122 Video/LCDエンコーダ
124 AE&AWB検出部
123 AF検出部
125 メモリ(SDRAM)
126 VRAM
127 メディアコントローラ
128 背景色検出部
129,203 表示制御部
201 画像展開部
202 サイズ・座標変換部

Claims (6)

  1. 撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を撮像素子上に結像して画像データを生成する撮影装置において、
    被写体像と重なる位置に、光透過性基板に光透過性のLEDが二次元的に搭載された透過表示板が配置された光学式ファインダと、
    前記透過表示板上のLEDの点灯あるいは点滅により、撮影条件を表わす文字を表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記透過表示板は、複数色それぞれで発光するLEDが二次元的に搭載されたものであって、前記表示制御部は、撮影中の画像を表わす画像データに基づいて前記透過表示板の発光色を変化させるものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 撮影光学系を経由して入射してきた被写体光を撮像素子上に結像して画像データを生成する撮影装置において、
    被写体像と重なる位置に、光透過性基板に光透過性のLEDが二次元的に搭載された透過表示板が配置された光学式ファインダと、
    前記透過表示板上のLEDの点灯あるいは点滅により、該透過表示板上に撮影済みの画像を表示させる表示制御部を備えたことを特徴とする撮影装置。
  4. 前記表示制御部は、前記透過表示板上に、撮影中の画像を表わす画像データに基づく画像を表示させるものであることを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
  5. 前記表示制御部は、前記透過表示板上に、過去に撮影され記録されている画像データに基づく画像を表示させるものであることを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
  6. 所定の結像面上に結像する第1の光学系と、
    該結像面上に配置された、光透過性基板に光透過性のLEDが二次元的に搭載された透過表示板と、
    前記透過表示板上のLEDを表示させる表示制御部と、
    前記透過表示板を前記第1の光学系とで挟む位置に配置された第2の光学系とを備えたことを特徴とする表示装置。
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