JP2006238657A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入力電圧が変動しても常に一定の出力電圧を維持すること。
【解決手段】 入力電圧(VIN)が出力電圧(VOUT)より低いとき、昇圧式DC/DCコンバータ(12)は入力電圧(VIN)を昇圧して、出力電圧(VOUT)を生成する。一方、入力電圧(VIN)が出力電圧(VOUT)より高いとき、シリーズレギュレータ(14)は、入力電圧(VIN)をレギュレートして(換言すれば、降圧して)、安定化された出力電圧(VOUT)を生成する。これにより、出力電圧(VOUT)は、入力電圧(VIN)によらずに、常に一定とすることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電源装置に関し、特に、白色LEDなどのLEDを駆動するためのLEDドライバとして使用される電源装置に関する。
従来、この種のLEDドライバとしては、チャージポンプ式LEDドライバが使用されている。
以下、図1を参照して、チャージポンプ式LEDドライバについて説明する。この例では、LEDが白色LEDであるとして説明する。
チャージポンプ式LEDドライバは、チャージポンプ10を備え、このチャージポンプ10にはリチウムイオン電池などの電池20から電池電圧が入力電圧VINとして印加される。電池20には入力コンデンサCINが並列に接続されており、この入力コンデンサCINの両端間で入力電圧VINが保持される。
図示のチャージポンプ10は、入力電圧VINを1倍、1.5倍、又は2倍にして、出力電圧VOUTを出力する機能を有する。チャージポンプ10には、第1及び第2のコンデンサC1、C2が接続されている。
この出力電圧VOUTは出力コンデンサCOUTに印加される。この出力コンデンサCOUTと並列に、白色LED30と定電流源40とから成る直列回路が複数個、接続されている。
すなわち、チャージポンプ式LEDドライバでは、出力コンデンサCOUTに白色LED30を並列に接続し、それぞれのLED電流Iを定電流源40でドライブしている。チャージポンプ10は、入力電圧(電池電圧)VINと出力電圧VOUTとを比較して、その昇圧倍率(1倍、1.5倍、2倍)を変化させる。
図2に、図1に示したチャージポンプ式LEDドライバの、入力電圧VINに対する効率を示す。図2において、横軸に入力電圧を示し、縦軸にチャージポンプ式LEDドライバの効率を示す。
図2に示されるように、入力電圧VINが約2V以下では、チャージポンプ10はその昇圧倍率を2倍にする。入力電圧VINが約2Vから約3.8Vの範囲で、チャージポンプ10はその昇圧倍率を1.5倍にする。そして、入力電圧VINが約3.8V以上において、チャージポンプ10はその昇圧倍率を1倍にする。
このため、チャージポンプ式LEDドライバの効率は、図2に示されるように、入力電圧VINとチャージポンプ10の昇圧倍率により変化し、全体の効率を落としている。特に、白色LED30の順方向電圧Vは約3.6Vであり、リチウムイオン電池20の公称電圧である3.7V付近で、チャージポンプ10はその昇圧倍率を変化(1.5倍から1倍へ、或いは1倍から1.5倍へ)させる必要がある。図2から明らかなように、入力電圧VINが3.7V付近で、チャージポンプ式LEDドライバの効率が小さいことが分かる。
具体例を挙げて説明する。チャージポンプ10が1.5倍のモードで動作しているとする。各白色LED30の順方向電圧Vが3,6Vであるとする。
この場合において、入力電圧VINが3.0Vのとき、出力電圧VOUTは4.5Vとなる。そのため、各定電流源40の両端には(4.5−3.6)V=0.9Vの電圧が印加され、各定電流源40にはIのLED電流が流れるので、各定電流源40のロスは0.9Iとなる。
一方、入力電圧VINが3.6Vのとき、出力電圧VOUTは5.4Vとなる。そのため、各定電流源40の両端には(5.4−3.6)V=1.8Vの電圧が印加され、各定電流源40にはIのLED電流が流れるので、各定電流源40のロスは1.8Iとなる。
上述したように、従来のチャージポンプの電源装置を用いたLEDドライバでは、その効率が入力電圧VINとチャージポンプ10の倍率により変化するので、全体としての効率を落としてしまうという問題がある。それは、変動する入力電圧VINに対して出力電圧VOUTも変化するからである。
したがって、本発明の課題は、入力電圧が変動しても常に一定の出力電圧を維持できる電源装置を提供することにある。
本発明の他の課題は、入力電圧に依存せずに高効率を維持できる電源装置を提供することにある。
本発明によれば、変動する入力電圧(VIN)に対して一定の出力電圧(VOUT)を発生する電源装置(10A、10B)であって、前記入力電圧が前記出力電圧より低いときは前記入力電圧を昇圧して前記出力電圧を生成する昇圧手段(12)と、前記入力電圧が前記出力電圧より高いときは前記入力電圧を降圧して前記出力電圧を生成する降圧手段(14、14A)と、を備えた電源装置が得られる。
上記電源装置において、前記昇圧手段は昇圧式DC/DCコンバータ(12)から構成されて良い。また、前記降圧手段は、シリーズレギュレータ(14)や降圧式DC/DCコンバータ(14A)から構成されて良い。また、上記電源装置は、前記出力電圧と前記入力電圧とを比較して、前記入力電圧が前記出力電圧より低いときは前記昇圧手段を駆動し、前記入力電圧が前記出力電圧より高いときは前記降圧手段を駆動する駆動制御手段(16,18)を更に有することが好ましい。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、昇圧手段と降圧手段とを備えているので、入力電圧が変動しても常に出力電圧を一定に維持することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る電源装置10Aについて説明する。図示の電源装置10Aは、白色LEDを駆動するためのLEDドライバとして使用されるものである。図示の電源装置10Aは、従来のチャージポンプ10(図1)とは異なり、変動する入力電圧VINに対して一定の出力電圧VOUTを発生するものである。
電源装置10Aには、リチウムイオン電池などの電池20から電池電圧が入力電圧VINとして印加される。電池20には入力コンデンサCINが並列に接続されている。入力コンデンサCINの両端子間に入力電圧VINが保持される。
電源装置10Aから発生された出力電圧VOUTは、出力コンデンサCOUTに印加される。この出力コンデンサCOUTには、白色ダイオード30と定電流源40とから成る直列回路が複数個、並列に接続されている。
図示の電源装置10Aは、入力電圧VINを昇圧して出力電圧VOUTを出力する昇圧式DC/DCコンバータ12と、入力電圧VINをレギュレートして一定の出力電圧VOUTを出力するシリーズレギュレータ14とを有する。
また、電源装置10Aは、入力電圧VINと出力電圧VOUTとを比較して、比較結果信号を出力するコンパレータ16と、比較結果信号を反転して反転した信号を出力するインバータ18とを更に有する。詳述すると、コンパレータ16の反転入力端子−には入力電圧VINが入力され、非反転入力端子+には出力電圧VOUTが入力されている。したがって、入力電圧VINが出力電圧VOUTより低いときは、コンパレータ16は論理ハイレベルの比較結果信号を出力する。この論理ハイレベルの比較結果信号に応答して、昇圧式DC/DCコンバータ12が駆動される。一方、入力電圧VINが出力電圧VOUTより高いときは、コンパレータ16は論理ローレベルの比較結果信号を出力する。この論理ローレベルの比較結果信号はインバータ18で反転されて、インバータ18から論理ハイレベルの反転した信号が出力される。この論理ハイレベルの反転した信号に応答して、シリーズレギュレータ14は駆動される。
したがって、入力電圧VINが出力電圧VOUTより低いときは、昇圧式DC/DCコンバータ12は入力電圧VINを昇圧して、一定の出力電圧VOUTを生成する。一方、入力電圧VINが出力電圧VOUTより高いときは、シリーズレギュレータ14は、入力電圧VINをレギュレートして(換言すれば、降圧して)、安定化された出力電圧VOUTを生成する。これにより、出力電圧VOUTは、入力電圧VINによらずに、常に一定とすることができる。
とにかく、コンパレータ16とインバータ18との組合わせは、出力電圧VOUTと入力電圧VINとを比較して、入力電圧VINが出力電圧VOUTより低いときは昇圧式DC/DCコンバータ12を駆動し、入力電圧VINが出力電圧VOUTより高いときはシリーズレギュレータ14を駆動する駆動制御手段として働く。
図3に図示した電源装置10Aは、たとえ入力電圧VINが変動しても常に一定の出力電圧VOUTを発生するので、各定電流源40のロスは常に一定である。
尚、図3に示されるように、昇圧式DC/DCコンバータ12には、第1のインダクタL1と第1のショットキーバリアダイオードSBD1とが接続されている。
図4に、電源装置10Aの入力電圧VINと出力電圧VOUTの特性を示す。この例では、出力電圧VOUTが3.8Vに常に維持されているとする。入力電圧VINが3.8Vより低いときは、昇圧式DC/DCコンバータ12が駆動されて、出力電圧VOUTは3.8Vに維持される。一方、入力電圧VINが3.8Vより高いときは、シリーズレギュレータ14が駆動されて、出力電圧VOUTは3.8Vに安定化される。
図5に、電源装置10Aを用いたLEDドライバ(図3)の、入力電圧VINに対する効率を示す。図5において、横軸に入力電圧VINを示し、縦軸に図3に図示したLEDドライバの効率を示す。
図5と図2とを比較して明らかなように、電源装置10Aを用いたLEDドライバ(図3)の方が、チャージポンプ式LEDドライバ(図1)に比較して、高効率を実現していることが分かる。特に、昇圧式DC/DCコンバータ12で入力電圧VINを昇圧している入力電圧範囲では、高効率を確保することができる。その理由は、昇圧式DC/DCコンバータ12の昇圧率は小さいため、より高効率化が可能だからである。すなわち、昇圧式DC/DCコンバータ12の昇圧率は1〜2倍程度となるため、スイッチング電流が小さくなる。このため、第1のショットキーバリアダイオードSBD1や昇圧式DC/DCコンバータ12のスイッチング抵抗でのロスが小さくなり、より高効率となるからである。したがって、特に、リチウムイオン電池の公称電圧である3.7V付近での効率改善効果が大きいことが分かる。
このように、図3に示した電源装置10Aを用いたLEDドライバは、入力電圧VINを昇圧式DC/DCコンバータ12で昇圧するときに、効率の入力電圧依存を小さくできる。
図6を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る電源装置10Bについて説明する。図示の電源装置10Bも、図3に示した電源装置10Aと同様に、白色LEDを駆動するためのLEDドライバとして使用されるものである。図示の電源装置10Bも、図3に示した電源装置10Aと同様に、従来のチャージポンプ10(図1)とは異なり、変動する入力電圧VINに対して一定の出力電圧VOUTを発生するものである。
図示の電源装置10Bには、シリーズレギュレータ14の代わりに降圧式DC/DCコンバータ14Aを使用している点を除いて、図3に示した電源装置10Aと同様の構成を有し動作をする。従って、図3に示したものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付して、説明の簡略化のためにそれらの説明を諸略する。
降圧式DC/DCコンバータ14Aには、第2のインダクタL2と第2のショットキーバリアダイオードSBD2とが接続されている。
図6に図示した電源装置10Bも、図3に図示した電源装置10Aと同様に、たとえ入力電圧VINが変動しても常に一定の出力電圧VOUTを発生するので、各定電流源40のロスは常に一定である。
図7に、電源装置10Bを用いたLEDドライバ(図6)の、入力電圧VINに対する効率を示す。図7において、横軸に入力電圧VINを示し、縦軸に図6に図示したLEDドライバの効率を示す。
この例でも、出力電圧VOUTが3.8Vに常に維持されているとする。入力電圧VINが3.8Vより低いときは、昇圧式DC/DCコンバータ12が駆動されて、出力電圧VOUTは3.8Vに維持される。一方、入力電圧VINが3.8Vより高いときは、降圧式DC/DCコンバータ14Aが駆動されて、出力電圧VOUTは3.8Vに維持される。
図5と図7とを比較して明らかなように、電源装置10Bを用いたLEDドライバ(図6)の方が、電源装置10Aを用いたLEDドライバ(図3)に比較して、高入力電圧時の効率も改善されることが分かる。とにかく、図6に示した電源装置10Bを使用したLEDドライバでは、入力電圧VINに依存せずに常に高効率を確保できることが分かる。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、上記実施の形態においては、昇圧手段として昇圧式DC/DCコンバータを使用した例についてのみ説明したが、他の昇圧手段を使用しても良いのは勿論である。また、上記実施の形態においては、降圧手段としてシリーズレギュレータ又は降圧式DC/DCコンバータを使用した例についてのみ説明したが、それ以外の降圧手段を使用しても良いのは勿論である。更に、昇圧手段と降圧手段とを切り換えて駆動する駆動制御手段は、上記実施の形態で説明したような、コンパレータとインバータとの組み合わせに限定されず、他の構成を採用しても良いのは勿論である。本発明に係る電源装置は、LEDドライバに使用されるものに限定されず、変動する入力電圧に対して常に一定の出力電圧を発生する装置に適用可能であるのは言うまでもない。
従来のチャージポンプ式LEDドライバの構成を示すブロック図である。 図1に示したチャージポンプ式LEDドライバの、入力電圧に対する効率の特性を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電源装置を使用したLEDドライバの構成を示すブロック図である。 図3に示した電源装置の入力電圧と出力電圧の特性を示す図である。 図3に図示した電源装置を用いたLEDドライバの、入力電圧に対する効率の特性を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電源装置を使用したLEDドライバの構成を示すブロック図である。 図6に図示した電源装置を用いたLEDドライバの、入力電圧に対する効率の特性を示す図である。
符号の説明
10A、10B 電源装置
12 昇圧式DC/DCコンバータ
14 シリーズレギュレータ
14A 降圧式DC/DCコンバータ
16 コンパレータ
18 インバータ
20 電池(リチウムイオン電池)
30 白色LED
40 定電流源

Claims (5)

  1. 変動する入力電圧に対して一定の出力電圧を発生する電源装置であって、
    前記入力電圧が前記出力電圧より低いときは前記入力電圧を昇圧して前記出力電圧を生成する昇圧手段と、
    前記入力電圧が前記出力電圧より高いときは前記入力電圧を降圧して前記出力電圧を生成する降圧手段と、
    を備えた電源装置。
  2. 前記昇圧手段が昇圧式DC/DCコンバータから構成されている、請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記降圧手段がシリーズレギュレータから構成されている、請求項1に記載の電源装置。
  4. 前記降圧手段が降圧式DC/DCコンバータから構成されている、請求項1に記載の電源装置。
  5. 前記出力電圧と前記入力電圧とを比較して、前記入力電圧が前記出力電圧より低いときは前記昇圧手段を駆動し、前記入力電圧が前記出力電圧より高いときは前記降圧手段を駆動する駆動制御手段を更に有する、請求項1に記載の電源装置。
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