JP2006248024A - 印刷方法決定装置、印刷装置、および印刷方法の決定方法 - Google Patents

印刷方法決定装置、印刷装置、および印刷方法の決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷用記録媒体により適した印刷方法を決定することのできる印刷方法決定装置、印刷装置、および印刷方法の決定方法を提供する。
【解決手段】 発明にかかる印刷方法決定装置200は、印刷用記録媒体の空隙率を評価する空隙率評価部220と、前記空隙率評価部220が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体の印刷方法を決定する印刷方法決定部240と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷方法決定装置、印刷装置、および印刷方法の決定方法に関する。本発明は、特に印刷用記録媒体の印刷方法を決定する印刷方法決定装置、印刷装置、および印刷方法の決定方法に関する。
近年、インクジェットプリンタ等の印刷装置において、所望の印刷物の画質によって種々の印刷用記録媒体を使い分け、それぞれの印刷用記録媒体に適した印刷方法をドライバで設定して印刷する。このとき印刷装置のユーザは、印刷用記録媒体の種類等を入力しなければならず、操作が煩わしいだけでなく、不適切な入力をしてしまう等の問題が生じることもあった。そこで、印刷用記録媒体を自動的に識別する方法が開発されている。たとえば特許文献1は、印刷用記録媒体を介した透過光または反射光を検知して印刷用記録媒体を識別する方法を開示している。
特開2000−301805号公報
本発明の目的は、印刷用記録媒体により適した印刷方法を決定することのできる印刷方法決定装置、印刷装置、および印刷方法の決定方法を提供することにある。
本発明にかかる印刷方法決定装置は、
印刷用記録媒体の空隙率を評価する空隙率評価部と、
前記空隙率評価部が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体の印刷方法を決定する印刷方法決定部と、
を含む。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記空隙率評価部が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体の種類を識別する記録媒体識別部をさらに含み、
前記印刷方法決定部は、前記記録媒体識別部が識別した前記印刷用記録媒体の種類に対応する前記印刷方法を、前記印刷用記録媒体の印刷方法として決定することができる。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記空隙率評価部は、開口部から空気を吸引する吸引装置と、吸引装置内の圧力を検出する圧力センサとを有し、
前記吸引装置の前記開口部を印刷用記録媒体に吸着させている間に、前記圧力センサが検出した前記吸引装置内の圧力値を、前記空隙率として評価することができる。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記印刷用記録媒体の印刷面に前記開口部を押しつける押し付け部をさらに含むことができる。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記印刷用記録媒体を載置するためのステージをさらに含み、
前記押し付け部は、前記ステージの上に載置された前記印刷用記録媒体の印刷面に、上方から前記開口部を押しつけることができる。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記空隙率評価部は、前記吸引装置の前記開口部を前記印刷用記録媒体に吸着させて吸引し始めてから、所定の期間経過後の前記吸引装置内の圧力値を、前記空隙率として評価することができる。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記吸引装置の前記開口部を前記印刷用記録媒体に吸着させて吸引し始めてから、前記吸引装置内の圧力値の変化率が所定値以下になるまでの経過時間を、前記所定の期間として予め決定する期間決定部をさらに含むことができる。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記空隙率評価部は、前記吸引装置の前記開口部を前記印刷用記録媒体に吸着させて吸引し始めてから、前記吸引装置内の圧力値の変化率が所定値以下になるまでの経過時間を、前記空隙率として評価することができる。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記空隙率評価部は、前記吸引装置の前記開口部を前記印刷用記録媒体に吸着させて吸引し始めてから、前記吸引装置内の圧力値の変化率が所定値以下になったときの圧力値を、前記空隙率として評価することができる。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記印刷方法決定部は、前記空隙率評価部が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体に用いる印刷方法として、インクのドット径を決定することができる。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記印刷方法決定部は、前記空隙率評価部が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体に用いる印刷方法として、インクのドット密度を決定することができる。
本発明にかかる印刷方法決定装置において、
前記印刷方法決定部は、前記空隙率評価部が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体に用いる印刷方法として、印字タイミングを決定することができる。
本発明に係る印刷装置は、
上述したいずれかの印刷方法決定装置と、
前記印刷方法決定装置が決定した印刷方法を用いて、前記印刷用記録媒体に印刷する印字部と、
を含む。
本発明にかかる印刷方法の決定方法は、
印刷用記録媒体の空隙率を評価し、
評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体の印刷方法を決定する。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
1.印刷装置
図1は、本実施の形態にかかる印刷装置の機能構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる印刷装置100は、印刷方法決定装置200を備える。印刷方法決定装置200は、空隙率評価部220と、記録媒体識別部230と、印刷方法決定部240とを含む。
空隙率評価部220は、印刷用記録媒体の空隙率を評価し、評価値を記録媒体識別部230に送る。記録媒体識別部230は、空隙率評価部220から評価値に基づいて、印刷用記録媒体の種類を識別し、識別した種類を示す種類情報を印刷方法決定部240に送る。印刷方法決定部240は、記録媒体識別部230から受け取った種類情報に対応付けられている印刷方法を読み出し、印刷制御部130に送る。
印刷装置100は、さらに印刷制御部130、印字部140、搬送機構150、通信部120、および記憶部110を含む。印刷制御部130は、印刷方法決定装置200、記憶部110、および通信部120から受け取った情報に基づいて印刷方法決定装置200、印字部140および搬送機構150を制御する。印字部140は、印刷制御部130の制御に従って印刷用記録媒体に印字する。搬送機構150は、印刷制御部130の制御に従って印刷用記録媒体を搬送する。
記憶部110は、各種の設定データ(たとえば、測定制御用データなど)を記憶する他に、印刷制御部130および印刷方法決定装置200の各種処理機能を実現するためのワーク領域となるもので、その機能はRAM、ROM、光ディスク、光磁気ディスクなどのハードウエアにより実現できる。また記憶部110には、印刷装置100の各部を機能させるためのプログラムが格納されていてもよい。また、記憶部110に代えて、上述した各機能を実現するためのプログラム等を、伝送路を介してホスト装置等からダウンロードすることによって上述した印刷装置100の各部の機能を実現することも可能である。
通信部120は、印刷用記録媒体に印字するための画像データ、印刷装置100に関する情報等を外部のコンピュータ等から受信または外部のコンピュータ等に送信する。
次に、印刷方法決定装置200の詳細について説明する。図2は、印刷装置100を模式的に示す概略図である。空隙率評価部220は、図2に示すように、吸引装置226と、圧力センサ221と、制御部229と、圧力センサ221と、押し付け部228と、チューブ支持部227と、ステージ222とを有する。
吸引装置226は、チューブ224を有し、チューブ224の開口部225から空気を吸引する。圧力センサ221は、吸引装置226内の圧力を検出する。本実施の形態にかかる圧力センサ221は、吸引装置226のチューブ224内の圧力を検出する。圧力センサ221は、公知の圧力センサを用いることができ、アナログまたはデジタル信号で圧力を出力する。チューブ224の開口部225側の先端は、図3に示すように、その断面が円弧状であることが好ましい。これによりチューブ224は、高い密着度で印刷用記録媒体170に密着することができる。吸引装置226は、たとえば600Torr以下の負圧を発生することのできる小型のダイヤフラムポンプであることが望ましい。チューブ224の材質は、吸引装置226がかける負圧によって変形しないものであればよく、プラスチック、ゴム、金属等を用いることができる。ただし、チューブ224の開口部225側の先端は、後述するように印刷用記録媒体170に押し付けられることから、印刷用記録媒体170に密着可能な柔らかい材質であることが好ましく、たとえばゴムからなることが望ましい。チューブ224の内径は、内部損圧がおこらないものであることが好ましく、たとえば1mm程度から40mm程度であることができる。
ステージ222に、印刷用記録媒体170が載置される。押し付け部228は、チューブ224を支持するチューブ支持部227を有し、矢印a方向に、チューブ224の開口部225を印刷用記録媒体170の印刷面に押し付ける。このとき印刷用記録媒体170は、ステージ222上に押し付けられる。このようにステージ222を有することにより印刷用記録媒体170が、チューブ224を押し付ける力によって変形するのを防ぐことができる。
制御部229は、吸引装置226、圧力センサ221、および押し付け部228を制御する。また制御部229は、圧力センサ221から圧力値を受け取り、当該圧力値に基づいて空隙率を評価する。印刷装置100は、印刷用記録媒体保持部160をさらに含む。印刷用記録媒体保持部160は、複数の印刷用記録媒体170を保持することができる。
また、印刷装置100は、必要に応じて印刷装置100の設定状態あるいは作動状態などを画像出力する表示部や、印刷装置100のオペレータが各種の設定データや操作データを入力するための入力部等を備えてもよい(図示せず)。
空隙率評価部220は、吸引装置226の開口部225を印刷用記録媒体170に吸着させて吸引装置226が吸引し始めてから、所定の期間が経過した後の吸引装置226内の圧力値を空隙率として評価する。印刷用記録媒体は、空隙の大きさや数によって吸インク特性が異なる。そこで、空隙の大きさや数に基づく数値である空隙率を図2に示す印刷方法決定装置200を用いて測定することにより、印刷用記録媒体の種類を識別することができ、印刷用記録媒体に適した印刷方法を決定することができる。
2.印刷方法の決定方法
次に、印刷方法の決定方法および印刷装置100の動作について詳細に説明する。
(1)まず、印刷制御部130は、通信部120を介して外部から印刷すべき旨の支持および画像データを受け取ると、印刷用記録媒体保持部160に保持されている印刷用記録媒体170を、図2に示すようにステージ222上に搬送機構150を用いて搬送する。
(2)次に、空隙率評価部220は、搬送された印刷用記録媒体170の空隙率を評価する。具体的には、チューブ224の開口部225を印刷用記録媒体170に吸着させて吸引装置226が吸引し始めてから、所定の期間経過後に圧力センサ221が検出した圧力値(到達圧力)を評価値とする。
ここで所定の期間とは、チューブ224の開口部225を印刷用記録媒体170に吸着させて吸引装置226が吸引し始めてから、圧力センサ221の圧力値の変化率が所定値以下になるまでの経過時間である。圧力値の変化率が所定値以下になるまでの経過時間とは、圧力値がほぼ一定になるまでの時間を意味する。圧力値がほぼ一定になるまでの時間が経過した後の圧力値(到達圧力)を用いて空隙率を評価することにより、印刷装置100は、印刷用記録媒体170にとって、より適切な印刷方法を決定することができる。
(3)次に、記録媒体識別部230は、空隙率評価部220が評価した評価値に基づいて印刷用記録媒体170の種類を識別する。具体的には、記録媒体識別部230は、種類データベース112において、圧力センサ221が検出した到達圧力に対応付けられている印刷用記録媒体の種類を読み出して、印刷方法決定部240に送る。図4は、種類データベース112のデータフォーマットの一例を示す。種類データベース112は、たとえば記憶部110に格納されている。たとえば到達圧力が410Torrである場合には、記録媒体識別部230は、種類データベース112から「専用紙」を読み出す。
(4)次に、印刷方法決定部240は、印刷用記録媒体170の種類に基づいて印刷方法を決定する。具体的には、記録媒体識別部230は、記録媒体識別部230が読み出した印刷用記録媒体170の種類に対応する印刷方法を決定する。印刷方法とは、たとえばインクのドット径、ドット密度、印字タイミング等である。印刷方法決定部240は、「専用紙」を示す情報を記録媒体識別部230から受け取った場合に、予め「専用紙」に適した印刷方法の設定として予め定められている情報を印刷用記録媒体170の印刷方法として決定する。
(5)次に、印刷制御部130は、搬送機構150を用いて印字部140が印字可能に印刷用記録媒体170を搬送し、印刷方法決定部240が決定した印刷方法により印字部140を用いて印字する。
以上のように動作することにより、印刷装置100は、印刷用記録媒体170の種類が不明であっても印刷用記録媒体170の性質に適した印刷方法を決定することができる。
搬送機構150を用いることにより、先の印刷用記録媒体170が印字されている間に、空隙率評価部220が後の印刷用記録媒体170の到達圧力を測定することができるため、外部から画像データを受けとってから印字が終了するまでの時間が長期化するのを抑制することができる。
3.実験例
本実施の形態にかかる印刷装置100の空隙率評価部220について以下のような実験を行った。
インクジェットプリンタで使用可能な10種類の印刷用紙(印刷用記録媒体)について図5に示す装置を用いて到達圧力を測定した。図5は、実験例に用いた装置を模式的に示す図である。吸引装置226としては、圧力センサ221つきのダイヤフラムポンプを用いた。第1のチューブ254および第2のチューブ256の間に三方コック252を設けて接続した。第1のチューブ254および第2のチューブ256としては、外径10mm内径5mm、長さ15cmのシリコーンチューブを用いた。第1のチューブ254の開口部255側の先端は、図6に示すように、シリコーンチューブの先端を外側に折り返すことにより円弧状とした。第1のチューブ254の直下に押し付け部228を配置した。押し付け部228は、ステージ222およびステージ222上に載置されている印刷用記録媒体170の高さを調整することができる。支持部250は、第1のチューブ254の位置が変わらないように支持することができる。印刷用紙を約3cm角に切り、ステージ222上に載置して、ステージ222を矢印b方向に押し上げて、第1のチューブ254の開口部255側の先端が印刷用紙170に押しあたるように押し付け部228を調節した。このとき第1のチューブ254の開口部255側の先端によって、ステージ222には約200g/cmの力がかかっていたと考えられる。その後、吸引装置226を稼働させ、稼働開始から6秒後に圧力値が一定になった。この6秒後の圧力値を到達圧力とした。各印刷用紙について上記測定を行った。測定結果を図7に示す。
なお、第1のチューブ254の開口部255側の先端を直接にステージ222に押し付けたときの到達圧力(750Torr)を0%とし、第1のチューブ254の開口部255側の先端を開放したときの圧力センサ221の圧力値(375Torr)を100%として「到達圧力(%)」を算出した。
図7によれば、普通紙として販売されている印刷用紙の到達圧力は、445Torr〜415Torrであり、コート紙として販売されている印刷用紙の到達圧力は、410Torrであり、コート光沢紙、レジンコートマット紙またはレジンコート光沢紙として販売されている印刷用紙の到達圧力は、395Torr〜380Torrであった。
通常、普通紙として販売されている印刷用紙は、普通紙用のドライバ設定により印刷され、コート紙として販売されている印刷用紙は、専用紙用のドライバ設定により印刷され、コート光沢紙、レジンコートマット紙またはレジンコート光沢紙として販売されている印刷用紙は、光沢紙用のドライバ設定により、各印刷用紙に適した印刷を行うことができる。したがって、本実験例によれば、印刷方法決定装置200は、到達圧力が約90%未満であれば普通紙に対応した印刷方法を用い、到達圧力が約90%〜約91%であれば専用紙に対応した印刷方法を用い、到達圧力が約93%以上であれば、光沢紙に対応した印刷方法を用いることにより、それぞれの印刷用紙に適した印刷方法を決定できることが確認された。即ち、印刷方法決定装置200を備えた印刷装置100は、印刷用記録媒体の種類が予め不明であっても、到達圧力を測定することにより、その種類を識別し、各印刷用記録媒体に適した印刷を行うことができる。
また図7において、番号8のレジンコートマット紙と、番号9のレジンコート光沢紙は、同じコート層を利用したもので表面形状のみが違うため、本来は同一の印刷方法が選択されるべきであるが、光の反射率等による印刷用紙の他の判別方法では別の印刷方法が選択されてしまうことがある。しかし、本実験例によれば、互いに同一の到達圧力を有するため、同一の印刷方法を選択することができる。
4.変形例
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、たとえば以下のような変形が可能である。
4.1.第1の変形例
印刷装置100の印刷方法決定装置200は、チューブ224の開口部225を印刷用記録媒体170に吸着させて吸引装置226が吸引し始めてから、圧力センサ221の圧力値の変化率が所定値以下になるまでの経過時間である「所定の期間」を決定する期間決定部をさらに含んでもよい。たとえば期間決定部を備えることにより印刷装置100は、吸引装置226の使用状況に応じて、所定の期間を更新することができる。これにより、たとえば吸引装置226の性能が劣化することにより吸引力が落ち、到達圧力に至るまでの経過時間が延びた場合でも、所定の期間を変更することにより、印刷用記録媒体170に適した印刷方法を決定することができる。即ち、期間決定部をさらに有することにより印刷装置100は、印刷用記録媒体や吸引装置の吸引力等の種々の状況に応じて所定の期間を変更することができ、より信頼性の高い到達圧力を測定することができる。
4.2.第2の変形例
図4に示す種類データベース112は、到達圧力と印刷用記録媒体170の種類とを対応付けて格納しているが、これにかえて、到達圧力とドット径等の印刷方法を対応付けて格納してもよい。これにより、印刷装置100は、到達圧力から直接的に印刷方法を決定することができる。すなわち、印刷装置100は、「普通紙」や「光沢紙」等のカテゴリを設けることなく、未知の印刷用記録媒体であっても到達圧力の値から直接的に印刷方法を決定することができる。
4.3.第3の変形例
図3に示すように、チューブ224の開口部225側の先端の断面は、円弧状であったが、これにかえて、図8に示すように、チューブ324の開口部325側の先端が平坦な形状であってもよい。また、図9に示すように、チューブ424の開口部425側の先端が尖状であってもよい。これらの形状から、チューブの材質に適した形状を選択することにより、より高い密着性でチューブを印刷用記録媒体に吸着させることができる。
4.4.第4の変形例
本実施の形態にかかる印刷方法決定装置200の各機能は、すべて印刷装置100内に備えられているが、これにかえて印刷方法決定装置200の一部の機能は、印刷装置100の外部のコンピュータ等により実現することもできる。この場合、たとえば空隙率評価部220が有する吸引装置226、圧力センサ221、チューブ224、押し付け部228、およびステージ222は、印刷装置100内に備えられるが、圧力センサ221が検出した圧力値を、通信部120を介して外部の記録媒体識別部230が受信し、印刷用記録媒体170の種類を決定する。
4.5.第5の変形例
図4に示す種類データベース112を定期的に更新してもよい。また、図4は、到達圧力の圧力値(Torr)を格納しているが、これにかえて、チューブ224の開口部225側の先端を直接にステージ222に押し付けたときの到達圧力を0%とし、チューブ224の開口部225側の先端を開放したときの圧力センサ221の圧力値を100%としたときの「到達圧力(%)」を格納してもよい。チューブ224の開口部225側の先端を直接にステージ222に押し付けたときの到達圧力を0%とし、チューブ224の開口部225側の先端を開放したときの圧力センサ221の圧力値を100%として「到達圧力(%)」を定期的に算出し、種類データベース112を更新することができる。これにより、吸引装置226等が劣化した場合でも、印刷装置100は、印刷用記録媒体に適した印刷方法を決定することができる。
4.6.第6の変形例
上述した空隙率評価部220は、到達圧力を空隙率として評価しているが、これにかえて、チューブ224の開口部225を印刷用記録媒体170に吸着させて吸引し始めてからの圧力値の変化率が所定値以下になるまでの経過時間を、空隙率として評価してもよい。また、この経過時間と到達圧力との双方を用いることにより、より信頼性を高めることができる。
4.7.第7の変形例
上述した空隙率評価部220は、所定の期間経過後の到達圧力を空隙率として評価しているが、これにかえて、チューブ224の開口部225を印刷用記録媒体170に吸着させて吸引し始めてからの圧力値の変化率が所定値以下になったときの圧力値を、空隙率として評価してもよい。これにより、印刷用記録媒体に応じて測定時間を変更することができるため、測定時間を短縮することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
本実施の形態にかかる印刷装置の機能構成を示すブロック図。 本実施の形態にかかる印刷装置を模式的に示す図。 本実施の形態にかかるチューブの開口部側の先端を示す断面図。 種類データベースのデータフォーマットを示す図。 実験例に用いた装置を模式的に示す図。 実験例に用いたチューブの開口部側の先端を模式的に示す図。 実験結果を示す図。 変形例にかかるチューブの開口部側の先端を示す断面図。 変形例にかかるチューブの開口部側の先端を示す断面図。
符号の説明
100 印刷装置、110 記憶部、112 種類データベース、120 通信部、130 印刷制御部、140 印字部、150 搬送機構、160 印刷用記録媒体保持部、170 印刷用記録媒体、200 印刷方法決定装置、220 空隙率評価部、221 圧力センサ、222 ステージ、224 チューブ、225 開口部、226 吸引装置、228 押し付け部、229 制御部、230 記録媒体識別部、240 印刷方法決定部

Claims (14)

  1. 印刷用記録媒体の空隙率を評価する空隙率評価部と、
    前記空隙率評価部が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体の印刷方法を決定する印刷方法決定部と、
    を含む、印刷方法決定装置。
  2. 請求項1において、
    前記空隙率評価部が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体の種類を識別する記録媒体識別部をさらに含み、
    前記印刷方法決定部は、前記記録媒体識別部が識別した前記印刷用記録媒体の種類に対応する前記印刷方法を、前記印刷用記録媒体の印刷方法として決定する、印刷方法決定装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記空隙率評価部は、開口部から空気を吸引する吸引装置と、吸引装置内の圧力を検出する圧力センサとを有し、
    前記吸引装置の前記開口部を印刷用記録媒体に吸着させている間に、前記圧力センサが検出した前記吸引装置内の圧力値を、前記空隙率として評価する、印刷方法決定装置。
  4. 請求項3において、
    前記印刷用記録媒体の印刷面に前記開口部を押しつける押し付け部をさらに含む、印刷方法決定装置。
  5. 請求項4において、
    前記印刷用記録媒体を載置するためのステージをさらに含み、
    前記押し付け部は、前記ステージの上に載置された前記印刷用記録媒体の印刷面に、上方から前記開口部を押しつける、印刷方法決定装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記空隙率評価部は、前記吸引装置の前記開口部を前記印刷用記録媒体に吸着させて吸引し始めてから、所定の期間経過後の前記吸引装置内の圧力値を、前記空隙率として評価する、印刷方法決定装置。
  7. 請求項6において、
    前記吸引装置の前記開口部を前記印刷用記録媒体に吸着させて吸引し始めてから、前記吸引装置内の圧力値の変化率が所定値以下になるまでの経過時間を、前記所定の期間として予め決定する期間決定部をさらに含む、印刷方法決定装置。
  8. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記空隙率評価部は、前記吸引装置の前記開口部を前記印刷用記録媒体に吸着させて吸引し始めてから、前記吸引装置内の圧力値の変化率が所定値以下になるまでの経過時間を、前記空隙率として評価する、印刷方法決定装置。
  9. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記空隙率評価部は、前記吸引装置の前記開口部を前記印刷用記録媒体に吸着させて吸引し始めてから、前記吸引装置内の圧力値の変化率が所定値以下になったときの圧力値を、前記空隙率として評価する、印刷方法決定装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかにおいて、
    前記印刷方法決定部は、前記空隙率評価部が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体に用いる印刷方法として、インクのドット径を決定する、印刷方法決定装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかにおいて、
    前記印刷方法決定部は、前記空隙率評価部が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体に用いる印刷方法として、インクのドット密度を決定する、印刷方法決定装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかにおいて、
    前記印刷方法決定部は、前記空隙率評価部が評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体に用いる印刷方法として、印字タイミングを決定する、印刷方法決定装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかの印刷方法決定装置と、
    前記印刷方法決定装置が決定した印刷方法を用いて、前記印刷用記録媒体に印刷する印字部と、
    を含む、印刷装置。
  14. 印刷用記録媒体の空隙率を評価し、
    評価した評価値に基づいて、前記印刷用記録媒体の印刷方法を決定する、印刷方法の決定方法。
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