JP2006255227A - 石鹸液補給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】石鹸液の補給作業を簡単に行うことのできる石鹸液補給装置を提供する。
【解決手段】手洗器12に備えられた石鹸液の補給口22と、補給口22より下方の石鹸液タンクとを補給路96で連絡してなる石鹸液補給装置84において、補給口22に、上面に開口部が上向きに設けられて開口部が注入口110とされ、前板部116が補給口22の蓋を成す引出容器86を前後にスライド可能に設け、引出容器86を引き出した状態で上面の注入口110より石鹸液を補給可能とする。
【選択図】 図8

Description

この発明は石鹸液を補給口を通じて石鹸液タンクに補給する石鹸液補給装置に関する。
従来、公共トイレ等において、手洗いの際に手を差し出すと人体検知センサによる検知に基づいて吐出口から石鹸液を自動的に吐出する自動手洗装置が用いられている。
この自動手洗装置では、石鹸液の吐出を繰り返すと石鹸液タンク内の石鹸液の液量が減少するため、石鹸液タンクへの石鹸液の補給を行うことが必要である。
そのための石鹸液補給装置として、従来より各種のものが提案されている。
例えば下記特許文献1に、この種の石鹸液補給装置が開示されている。
図12及び図13はその具体例を示している。
図12において200は陶器製の手洗器、202はその後部から立ち上がるバックガードで、このバックガード202のカバー204の図中左側面、即ち手洗器200におけるボウル部(水受凹部)206の上端外周縁より外方位置において、石鹸液の補給口208が設けられている。
図13(A)において、210は補給口208とこれより下方の石鹸液タンクとを連絡するための補給管で、内部に補給路212が形成されている。
この補給管210は、その端部がベース214に形成された筒状部216に嵌合状態に接続されている。
この補給管210及び筒状部216の内側には、短管状をなすフレキ管218が軸方向に所定距離移動可能に設けられている。
このフレキ管218の図中左端は石鹸液の注入口220とされている。
224は補給口208を閉鎖する蓋で、回転操作によりアーム228と補給口208の縁部230との係合を外して、補給口208から取外し可能とされている。
この図12及び図13(A)に示す石鹸液補給装置では、石鹸液を補給するに際して、先ず蓋224を回転操作して補給口208から取り外し、しかる後図13(B)に示しているようにフレキ管218を補給口208から図中左向きに引き出した上で、容器226から石鹸液を、注入口220を通じて補給路212内に注入する。
その後フレキ管218を元の位置まで押し込んだ上で、蓋224を回転操作して補給口208を閉鎖する。
しかしながらこの石鹸液補給装置の場合、石鹸液の補給に際して、蓋224を回転操作して補給口208から取り外し、その後に補給口208の奥にあるフレキ管218を摘んで補給口208より外部に引き出した上で石鹸液の補給をしなければならず、またその後においては再びフレキ管218を元の位置まで押し込んだ上で、蓋224を回転操作して補給口208を閉鎖する状態にカバー204に取り付けなければならず、石鹸液の補給に際しての作業に面倒を伴なう。
また注入口220が横向きをなしていて、石鹸液を容器226から横向きに注入しなければならず、注入作業がし辛い問題がある。
また注入口220に注入し損なった石鹸液が、補給口208からカバー204とベース214との間の隙間に入り込んでしまう恐れがあった。
特公平7−114755号公報
本発明は石鹸液の補給作業を簡単に行うことのできる石鹸液補給装置を提供することを目的としてなされたものである。
また本発明の他の目的は、補給作業の際に石鹸液がこぼれても支障を生ずることのない石鹸液補給装置を提供することを目的とする。
而して請求項1のものは、手洗器等水受器に備えた石鹸液の補給口と、該補給口より下方の石鹸液タンクとを補給路で連絡して成る石鹸液補給装置において、前記補給口に引出容器を前後にスライド可能に設け、該引出容器は上面に開口部が上向きに設けられて該開口部が注入口とされるとともに前板部が該補給口の蓋として構成されており、該引出容器を引き出した状態で該上面の注入口より石鹸液を補給可能となしてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記補給口及び引出容器を前記水受器の水受凹部内方の上側に且つ該水受凹部に臨んで配置してあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記補給口と石鹸液タンクとを結ぶ補給路が密閉構造となしてあり、該補給路及び前記引出容器内に石鹸液を満液状態に注入した状態で該引出容器を該補給路内に押し込んだときの該引出容器からの溢出液を前記水受凹部に落とすようになしてあることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記補給口の下側に前記引出容器を収納状態にロックするロック機構及びロック解除のための解除操作部が設けてあることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項1〜4の何れかにおいて、前記補給路を形成する補給管の内側に前記石鹸液タンクからのエア抜きをなすエア抜管が通してあり、且つ該エア抜管の上端が前記引出容器の上面の注入口より高位置に位置させてあることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項1〜5の何れかにおいて、前記引出容器には、該引出容器内部を通過して前記補給路に入り込む石鹸液に対して濾過作用で異物除去するストレーナが設けてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、上面に開口部が上向きに設けられてその開口部が注入口とされ、前板部が補給口の蓋を成す引出容器を手洗器やキッチンの流し台等の水受器に備えた補給口に前後にスライド可能に設け、その引出容器を引き出した状態で上面の注入口より石鹸液を補給可能となしたもので、本発明によれば、単に引出容器を引き出すだけでワンタッチで石鹸液を補給可能な状態とすることができる。
また石鹸液の補給後においては、単に引出容器を押し込むだけで補給口を閉鎖した状態となすことができる。
しかも本発明では、石鹸液の注入口が引出容器の上面に上向きに設けられているため、その引出容器に対し石鹸液を上から下へと注入することができ、石鹸液の注入作業自体も簡単である。
従って本発明によれば、石鹸液の補給作業を簡単に行うことができる。
請求項2は、補給口及び引出容器を水受器のボウル部等の水受凹部の上側に且つ水受凹部に臨んで配置し、引出状態にある引出容器への石鹸液の注入時にこぼれた石鹸液を水受凹部に落とすようになしたもので、本発明によれば、石鹸液の注入時に石鹸液がこぼれても、そのこぼれた石鹸液は水受凹部に落ちるため、石鹸液の補給に際して石鹸液がこぼれても何ら支障を生じない。
ここで引出容器は、引出状態で少なくとも上面の注入口が水受凹部の上端外周縁より内方に位置するように配置しておくことができる。
本発明ではまた、補給口と石鹸液タンクとを結ぶ補給路を密閉構造となし、補給路及び引出容器内に石鹸液を満液状態まで注入した状態で引出容器を補給路内に押し込んだときの引出容器からの溢出液を水受凹部に落とすようになしておくことができる(請求項3)。
次に請求項4は、補給口の下側に引出容器を収納状態にロックするロック機構及びロック解除のための解除操作部を設けたもので、このようにしておけば、引出容器が何らかの外力によって或いは意図せず不用意に引き出されてしまうのを防止することができる。
一方で引出容器を引き出す必要があるときには、解除操作部を操作することで簡単に引出容器を引出操作することができる。
またこれらロック機構及び解除操作部は、外部から見え難い補給口の下側にあるため、引出容器を収納した状態においてその外観を良好となすことができるとともに、それらロック機構及び解除操作部が見え難い位置にあるため、悪戯等によってそれらが操作されてしまって、引出容器が引き出されてしまうのを防止することができる。
この場合においてロック機構及び解除操作部は、正面から見て引出容器の前板部の後ろに隠れる位置に設けておくことができる。
このようにすれば、より効果的にロック機構及び解除操作部を隠蔽状態とすることができ、解除操作部の操作によって引出容器が引き出されてしまうのをより効果的に防止することができる。
請求項5は、補給路を形成する補給管の内側に石鹸液タンクからのエア抜きをなすエア抜管を通し、そしてそのエア抜管の上端を、引出容器の上面の注入口より高位置に位置させたもので、このようにしておけば、引出容器内に石鹸液を注入し補給する際、石鹸液タンク内のエアが良好に抜き出されて、石鹸液をスムーズに石鹸液タンク内に流し込むことができる。
従ってこの請求項5によれば石鹸液を速い速度で補給することができ、補給作業を短時間で済ませることができるようになる。
次に請求項6は、引出容器内部を通過して補給路に入り込む石鹸液に対し、濾過作用で異物除去するストレーナを引出容器に設けたもので、このようにしておけば、石鹸液の補給の際に石鹸液タンク内に異物が入り込むのを良好に防止することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は自動手洗乾燥装置(ここでは壁掛式)で、陶器製の手洗器12と、その下部のキャビネット14及び手洗器12に装着された機能部ユニット16とを有している。
機能部ユニット16はケース18を有しており、各種機能部がそこに内蔵されている。
ここでケース18は、ケース本体としての下ケース18Aと、その上端の開口を閉鎖する上蓋18Bとを有している。
手洗器12の後部には、図2及び図3に示しているようにその後端縁に沿って立上る後壁部24と左右一対の側壁部26とで囲まれた収容凹部28が形成されており、図2に示しているようにその収容凹部28に上記の機能部ユニット16が収容されている。
機能部ユニット16は、その後面と側面とがそれぞれ後壁部24と左右一対の側壁部26とで囲われており、その前面が手洗器12のボウル部(水受凹部)32に向けて開放されている。
ここで収容凹部28の底部は、機能部ユニット16を支持する平坦な支持部30とされている。
尚図2において、34はボウル部32に設けられた排水口である。
図1に示しているように、機能部ユニット16におけるケース18の前面壁20には、石鹸液の吐出口40と対応する人体検知センサ46,手洗水の吐水口38と対応する人体検知センサ44、及び手乾燥用の温風を吹き出す吹出口36と対応する人体検知センサ42が設けられている。
ここで吹出口36は、吹出ノズル48の先端に左右に細長いスリット状に形成されている。
この自動手洗乾燥装置10では、石鹸液の吐出口40の前方に手を差し出すと、人体検知センサ46がこれを検知して吐出口40から自動的にムース状の石鹸液(石鹸液に空気を混合して泡状としたもの)を吐出する。
また吐水口38の前方に手を差し出すと、人体検知センサ44がこれを検知して吐水口38から自動的に手洗水としての温水を吐水する。
更に吹出口36の前方に濡れた手を差し出すと、人体検知センサ42がこれを検知して吹出口36から自動的に温風を吹き出し、濡れた手を乾燥させる。
尚図5及び図6に示しているように、機能部ユニット16におけるケース18の前面壁20は、手洗器12のボウル部32に臨んで設けられている。
詳しくは、この前面壁20はその下端縁がボウル部32の後端且つ上端縁に位置していて、その上端縁に沿って図1中左右方向に延びており、そして下端縁から上方に進むに連れて図5中左向き、即ち上方に進むに連れてボウル部32の内方且つ中心側に移行する形態の傾斜形状で設けられている。
従って上記石鹸液の吐出口40,手洗水の吐水口38,温風の吹出口36及びそれぞれに対応する人体検知センサ46,44,42もまた、それぞれボウル部32に臨んで位置している。
より詳しくは、それらの何れもがボウル部32の後端且つ上端縁よりボウル部32の内方側に位置していて、それぞれが斜め下向きをなしている。
図1に示しているように、キャビネット14の内部には排水管50が設けられており、その上端がボウル部32の排水口34に接続されている。
ボウル部32からの排水は、この排水管50のトラップ部52を経て外部に排出される。
キャビネット14にはまた、その内部且つ下部に石鹸液タンク60が設けられており、そこに所定量の石鹸液(水石鹸液)が貯溜されるようになっている。
この石鹸液タンク60からは給液管62が延び出しており、その給液管62上に給液ポンプ64が設けられている。
石鹸液タンク60内の石鹸液は、この給液ポンプ64により給液管62を通じて上記の石鹸液の吐出口40へと送られる。
70は空気ポンプで、この空気ポンプ70により空気が給気管68を通じて上記石鹸液の吐出口40に向けて送られる。
石鹸液はこの空気とともに混合されてムース状とされ、吐出口40からボウル部32に向けて吐出される。
キャビネット14の内部にはまた湯水の混合部54と、温水の供給遮断を行う電磁弁56とが設けられており、その混合部54に対し冷水と湯とを供給する配管が接続されている。
混合部54に供給された冷水と湯とは、ここで所定比率に混合されて適温の混合水とされ、電磁弁56の開弁により給水管58を通じて吐水口38へと送られて、そこからボウル部32に向けて吐水される。
キャビネット14の内部には更に、ケース72の内部に送風機及びヒータを収容した乾燥機本体35が設けられており、この乾燥機本体35から送風管74が上向きに延び出している。
この乾燥機本体35のケース72には吸気口76が設けられており、この吸気口76から吸入された空気がヒータの加熱作用で温風とされて、送風機による送風作用で送風管74を通じて吹出口36へと送られる。
図2に示しているように、吹出ノズル48は吹出室ケース78に一体的に設けられている。
吹出室ケース78の内部には吹出室80が形成されている。
この吹出室80は送風路の一部を成しており、乾燥機本体35から送り出された温風が、送風管74内部を上向きに流れて送風路の一部をなす吹出室80内に流入し、吹出口36から外部に勢い良く吹き出される。
図1において、84は自動手洗乾燥装置10における石鹸液補給装置で、機能部ユニット16におけるケース18の前面壁20に設けられた補給口22、及びこの補給口22と石鹸液タンク60とを連絡するための補給管66を有している。
ここで補給管66は、石鹸液タンク60から補給口22の側に向けて図中上向きに延び出している。
補給口22は、ボウル部32の上側においてボウル部32に臨んで配置されている。
詳しくは、この補給口22はボウル部32の上側においてその略全体がボウル部32の上端外周縁よりもボウル部32の内方に位置しており、且つボウル部32内方に向けて斜め下向きをなしている。
図4及び図6に示しているように、この補給口22には石鹸液の補給を行うための引出容器86が出入れ可能に、即ち前後にスライド可能に設けられている。
また図6に示しているように、補給口22の後側且つ機能部ユニット16におけるケース18の内部には引出ケース88が設けられており、この引出ケース88内部の収納室90に引出容器86が前後にスライド可能に保持されている。
この引出ケース88の奥部且つ底部には開口92が形成されており、この開口92の周りから接続管94が下向きに延び出していて、その接続管94に上記補給管66の上端部が嵌合状態に挿込接続されている。
ここで接続管94の内部及び収納室90は、それぞれ補給口22と石鹸液タンク60とを連絡する補給路96の一部を成している。
図7に示しているように、引出ケース88は全体として円筒状をなしており、図中右端即ち奥側の一端が閉鎖されるとともに、図中左端即ち補給口22側の前端が、前面壁20の傾斜角度に対応した角度で下向きをなす斜めの開口部98とされている。
またその円筒状の引出ケース88の上端に、軸方向に沿って延びる一条のスライドガイド溝100が設けられている。
一方引出容器86は、半円筒状をなす本体部102と、その後部の円筒状の嵌合部104とを有しており、この嵌合部104が引出ケース88の内面にほぼ隙間無く前後にスライド可能に嵌合している。
この嵌合部104には、引出ケース88の上記スライドガイド溝100に対応する上端位置にスライド突起106が設けられていて、このスライド突起106が、スライドガイド溝100にスライド可能に嵌り合っている。
引出容器86のスライド案内は、これらスライドガイド溝100とスライド突起106とによって行われる。
尚、円筒状をなす嵌合部104は、図11に示しているようにケース18の前面壁20に設けられた斜めの補給口22から取出可能なように、その幅(軸方向の幅)が小さいものとされている。
図7に示しているように、この嵌合部104の後端は開口形状とされていて、そこにストレーナ108が固設されている。
ここでストレーナ108はメッシュ状部材から成っている。
半円筒状をなす本体部102は、その上面全体が上向きの開口部とされていて、その開口部が石鹸液の注入口110とされている。
この本体部102にはまた、半円筒の両端を橋架けするようにしてばね板部112が設けられており、そのばね板部112の中央部且つ上面に、ストッパ114が突出状に設けられている。
このストッパ114は、図8に示しているように引出容器86が一定量引き出されたところでケース18の前面壁20に当接して、それ以上の引出しを阻止するストッパとして働く。
尚ばね板部112を図中下向きに押して弾性変形させると、前面壁20に対するストッパ114の当接が外れてストッパ作用が解除され、引出容器86の更なる引出し及び補給口22からの取外しが可能となる。
引出容器86の前端には、ケース18の前面壁20即ち補給口22に対応した角度で傾斜する前板部116が設けられている。
この前板部116は補給口22の蓋を成すもので、引出容器86を押し込むことで自動的にこの前板部116にて補給口22が閉鎖された状態となる。
この前板部116は、図6に示しているように補給口22の下端を越えて斜め下向きに延び出す延長部118を下部に有しており、この延長部118の裏側即ち後側に、同図中の部分拡大図に示しているようにレバー爪120が軸122周りに回転可能に設けられている。
ここで延長部118は、引出容器86を引き出す際の取手部となる部分である。
このレバー爪120は、奥側の先端部に掛止爪部124を有しており、この掛止爪部124が、ケース18の底部に設けられた掛止凹部126に掛止するようになっている。
引出容器86は、この掛止爪部124の掛止凹部126に対する掛止によって収納状態にロックされる。
ここでレバー爪120は、ばね128にて掛止爪部124を掛止凹部126に掛止させる向きに常時付勢されている。
このレバー爪120の掛止爪部124とは反対側の部分は解除操作部130とされており、この解除操作部130を図中上向き即ち軸122に対し時計回りに回転操作することで、掛止爪部124と掛止凹部126との掛止が外れて、引出容器86が引出可能な状態となる。
本実施形態においては掛止爪部124,掛止凹部126,ばね128等にて引出容器86を収納状態にロックするロック機構が構成されている。
またレバー爪120における解除操作部130はロック機構によるロックを解除する働きをなす部分である。
尚、掛止爪部124とケース18の下面とには、引出容器86を押し込む際に掛止爪部124を軸122を中心とする図中時計回りに回転案内するための、湾曲形状のカム面132,133がそれぞれ形成されている。
また解除操作部130と前板部116詳しくは延長部118には、レバー爪120の一定以上の図中反時計回りの回転を規制する回転規制部134,135が設けられている。
図6に示しているように、上記補給管66の内部にはエア抜管136が挿通されている。
このエア抜管136は、内部のエア抜路138を通じて石鹸液タンク60内のエア抜きをするためのもので、かかる石鹸液タンク60から上向きに立ち上がっており、その上端が引出容器86の注入口110よりも高位置に位置させられている。
ここでエア抜管136は、その上端部が引出ケース88内部において固定部材140により引出ケース88に固定保持されている。
次に本実施形態の石鹸液補給装置84の作用を説明する。
本実施形態において石鹸液を補給するには、先ず図6に示す収納状態にある引出容器86を、図8に示すように前方に引き出す。
このときレバー爪120の解除操作部130を上向きに持ち上げて、掛止爪部124と掛止凹部126との掛止を解除し、そのまま前板部116の延長部118を取手として引出容器86に引出力を加える。
図8はこのようにして引出容器86を一定量引出ケース88から引き出した状態を表わしている。
このとき引出容器86に設けたストッパ114がケース18の前面壁20に当ってストッパ作用をなし、それ以上の引出容器86の引出しが規制される。
この状態で容器142内に入れた石鹸液を引出容器86の上面の注入口110に注ぎ込むと、引出容器86の内部に注ぎ込まれた石鹸液が引出容器86を軸方向に通過し、更に引出ケース88の内部(収納室90)、更に補給管66を通って石鹸液タンク60内に供給される。
尚、補給される石鹸液は引出容器86を通過する際に、その後端に設けたストレーナ108によって濾過作用を受け、そこで石鹸液に含まれる異物が除去される。
このようにして石鹸液を補給する際、石鹸液タンク60内のエアがエア抜管136を通じて良好にエア抜きされる。
従って石鹸液をスムーズに石鹸液タンク60内に補給することができ、石鹸液の補給速度を高めることができる。
また引出容器86の注入口110に石鹸液を容器142から注入する際、図8に示しているようにこの状態で引出容器86の注入口110は、手洗器12のボウル部32の外周縁より内方に位置しているため、引出容器86から石鹸液がこぼれた場合においても、こぼれた石鹸液はそのままボウル部32内に落下する。
従って石鹸液の注入に際して石鹸液がこぼれるようなことがあっても何ら支障は生じない。
図9はこのようにして石鹸液を満液状態となるまで補給した状態を表わしている。
この状態で引出容器86を引出ケース88内に押し込むと、補給路96内の石鹸液が引出容器86から溢れ出すが、この場合においても引出容器86から溢れ出した石鹸液はそのままボウル部32に落下するため、石鹸液の補給に際して図9に示すような満液状態となるまで石鹸液を補給しても何ら問題は生じない。
従って安心して且つ速い速度で石鹸液の補給作業を行うことができる。
上記引出容器86に設けたストレーナ108は、これを定期的に掃除しメンテナンス作業することが必要である。
この場合、引出容器86を補給口22から取り出すことが必要であるが、この操作は次のようにして簡単に行うことができる。
即ち、図10に示しているように引出容器86を前方に引き出すと、あるところでストッパ114が前面壁20に当って引出停止するが、この状態でばね板部112を下向きに押して弾性変形させることでストッパ114によるストッパ作用を解除でき、従って引続き引出容器86を一杯まで前方に引き出すことができる。
図11はこのときの状態を表わしている。
この図11に示す状態では、円筒状の嵌合部104が前面壁20に当ってそれ以上の引出しは停止されるが、この嵌合部104は幅が小さく形成されているため、しかも補給口22は斜めに形成されているため、引出容器86を斜めに傾けて或いはそのまま下方に移動させることで、引出容器86を補給口22から取り出すことができる。
尚、再び引出容器86をセットする際の作業は以上とは逆の操作を行えば良い。
以上のような本実施形態の石鹸液補給装置84によれば、単に引出容器86を引き出すだけで、ワンタッチで石鹸液を補給可能な状態とすることができる。
また石鹸液の補給後においては、単に引出容器86を押し込むだけで補給口22を閉鎖した状態となすことができる。
しかも石鹸液の注入口110が引出容器86の上面に上向きに設けられているため、その引出容器86に対し石鹸液を上から下へと注入することができ、石鹸液の注入作業自体も簡単である。
従って本実施形態によれば、石鹸液の補給作業を簡単に行うことができる。
また本実施形態によれば、補給口22及び引出容器86を手洗器12のボウル部32上側に且つボウル部32に臨んで配置してあるため、石鹸液の注入時に石鹸液がこぼれても、こぼれた石鹸液がボウル部32に落ち、石鹸液の補給に際して石鹸液がこぼれても何ら支障を生じない。
また本実施形態では補給口22の下側に、引出容器86を収納状態にロックするロック機構(掛止爪部124,掛止凹部126,ばね128)及びロック解除のための解除操作部130を設けてあるので、引出容器86が何らかの外力によって或いは意図せず不用意に人によって引き出されてしまうのを防止することができる。
一方で引出容器86を引き出す必要が生じた際には、解除操作部130を操作することで、簡単に引出容器86を引出操作することができる。
またこれらロック機構124,126,128及び解除操作部130は外部から見え難い補給口22の下側にあるため、引出容器86を収納した状態においてその外観を良好となすことができるとともに、それらロック機構124,126,128及び解除操作部130が見え難い位置にあるため、悪戯等によってそれらが操作されてしまって引出容器86が引き出されてしまうのを防止することができる。
更にロック機構124,126,128及び解除操作部130は、正面から見て引出容器86の前板部116の後ろに隠れる位置に設けてあるため、効果的にロック機構124,126,128及び解除操作部130を隠蔽状態とすることができ、解除操作部130の操作によって不用意に引出容器86が引き出されるのをより効果的に防止することができる。
また本実施形態では、補給路96を形成する補給管66の内側に石鹸液タンク60からのエア抜きをなすエア抜管136を通し、そしてそのエア抜管136の上端を引出容器86の上面の注入口110より高位置に位置させてあるため、引出容器86内に石鹸液を注入し補給する際、石鹸液タンク60内のエアが良好に抜き出されて、石鹸液をスムーズに石鹸液タンク60内に流し込むことができる。
従って石鹸液を速い速度で補給することができ、補給作業を短時間で済ませることができる。
更に本実施形態では、引出容器86内部を通過して補給路96に入り込む石鹸液に対して濾過作用で異物除去するストレーナ108が引出容器86の後端に設けてあるので、石鹸液の補給の際に石鹸液タンク60内に異物が入り込むのを良好に防止することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明においては、引出容器86におけるストッパ114を省略するとともに、嵌合部104の軸方向幅を上例よりも僅かに大きくして、かかる嵌合部104自体をケース18の前面壁20に当接してストッパ作用をなすストッパとなすことも場合により可能である。
また本発明は、上記のような自動手洗乾燥装置に備えられた石鹸液補給装置のみならず、他の石鹸液補給装置に適用することも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態の石鹸液補給装置を含む自動手洗乾燥装置の全体を示す一部切欠正面図である。 図1の自動手洗乾燥装置の側断面図である。 図1の機能部ユニットを分解して示す図である。 図1の自動手洗乾燥装置の上蓋を外した状態の上面図である。 図1の補給口周辺を拡大して示す断面図である。 図5の要部拡大図である。 図6の引出容器と引出ケースとを分解して示す斜視図である。 石鹸液の補給の際の作用図である。 石鹸液の補給後の満液状態を示す図である。 引出容器を引き出した際のストッパによるストッパ作用を示す図である。 図10の状態からストッパ作用を解除して引出容器を更に引き出した状態を示す図である。 従来の自動手洗乾燥装置の一例を示す図である。 図12の自動手洗乾燥装置における石鹸液補給装置を示す図である。
符号の説明
12 手洗器
22 補給口
32 ボウル部(水受凹部)
60 石鹸液タンク
66 補給管
84 石鹸液補給装置
86 引出容器
96 補給路
100 スライドガイド溝
106 スライド突起
108 ストレーナ
110 注入口
116 前板部
124 掛止爪部(ロック機構)
126 掛止凹部(ロック機構)
128 ばね(ロック機構)
130 解除操作部
136 エア抜管

Claims (6)

  1. 手洗器等水受器に備えた石鹸液の補給口と、該補給口より下方の石鹸液タンクとを補給路で連絡して成る石鹸液補給装置において
    前記補給口に引出容器を前後にスライド可能に設け、該引出容器は上面に開口部が上向きに設けられて該開口部が注入口とされるとともに前板部が該補給口の蓋として構成されており、該引出容器を引き出した状態で該上面の注入口より石鹸液を補給可能となしてあることを特徴とする石鹸液補給装置。
  2. 請求項1において、前記補給口及び引出容器を前記水受器の水受凹部内方の上側に且つ該水受凹部に臨んで配置してあることを特徴とする石鹸液補給装置。
  3. 請求項2において、前記補給口と石鹸液タンクとを結ぶ補給路が密閉構造となしてあり、該補給路及び前記引出容器内に石鹸液を満液状態に注入した状態で該引出容器を該補給路内に押し込んだときの該引出容器からの溢出液を前記水受凹部に落とすようになしてあることを特徴とする石鹸液補給装置。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記補給口の下側に前記引出容器を収納状態にロックするロック機構及びロック解除のための解除操作部が設けてあることを特徴とする石鹸液補給装置。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記補給路を形成する補給管の内側に前記石鹸液タンクからのエア抜きをなすエア抜管が通してあり、且つ該エア抜管の上端が前記引出容器の上面の注入口より高位置に位置させてあることを特徴とする石鹸液補給装置。
  6. 請求項1〜5の何れかにおいて、前記引出容器には、該引出容器内部を通過して前記補給路に入り込む石鹸液に対して濾過作用で異物除去するストレーナが設けてあることを特徴とする石鹸液補給装置。
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