JP2006264792A - 整列手段および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送路中央から外れた位置で搬送されたシート状媒体を一度で搬送方向と、搬送方向と直交する方向の2方向について整列させる整列手段などの提供。
【解決手段】搬送方向9に対して交差する方向に軸心を有し駆動原に連結された軸47と、この軸47に偏心して取り付けられた押し付け部材48と、シート状媒体の縁部に接触して整列するフェンス41、44を有し、対向面と該押し付け部材48の間に進入したシート状媒体10の表面に接触状態での回転によりシート状媒体10に送りをかけて前記フェンス41、44に突き当てて整列する。
【選択図】図11

Description

本発明は、シート状媒体を整列する整列手段およびこの整列手段が使用される複写機、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ、複合機などの画像形成装置に関する。
用紙サイズがA2、A0などの広幅の画像形成装置においては、主な用途は新聞や新聞広告、設計図面などの特殊用途で使われる。しかしながら、それ以下のサイズであるA3サイズやA4サイズの一般文書も兼用で利用されている。例えばA2サイズの画像形成装置を例にとり、A2サイズのプリント速度が1分間に20枚の速度と仮定すると、用紙搬送速度は大サイズの場合も小サイズの場合も一定であるためA4のプリント速度は紙間距離を50mm離した場合で、次に示した式のように、1分間に34枚程度のプリント速度になる。
20 × 594(A2長手サイズ)/ (297(A4長手サイズ)+50(紙間距離)) = 34.2 (枚/分)
このように、小サイズのプリントでも思ったほどプリント速度は上がらない。
そこで、例えば、A2サイズの給紙カセット内に、A4サイズ以下の用紙を2種類積載し、複数枚同時、もしくは独立に給紙する事で、生産性(プリント速度)の向上と、小サイズ紙の積載種類の増大を図ることが提案されている。
しかしながら、例えばカセット内に用紙を並列に配置することで、用紙の主走査方向(搬送方向と直交する紙幅方向)での搬送位置は搬送経路の中央部を通過するのではなく、端部を通過することになる。搬送経路中、例えば、定着装置の定着ローラが、しわ防止のために鼓形状をしているとき、該定着ローラの軸心方向の中央部でなく端部を通過した定着ローラのテーパ部分で送られるため、搬送方向と交差する方向に送り分力を受けてスキューやレジストずれが発生してしまう。
この対策として、定着ローラ内に配置された加熱ヒーターの配光分布を変更したり、バックアップローラを追加してニップ分布を変えることで、スキューの発生を防止することが提案されている。しかし、定着ローラの温度分布を変える方式では、温度が目標の温度分布になるまでに1分近く時間がかかり、ユーザーを待たせてしまうことになる。又、ニップ分布を変更する方式では、機構が複雑になりコスト高になってしまうので何れも現実的でない。
(A) 一方、並列して搬送される複数枚の複写紙に画像を形成する複写機において、各排紙トレイに排出される複写機の項揃えの手間を不要にする技術として、排紙トレイのうち少なくとも1つの搬送路に対応するトレイ部が、他の搬送路に対応する排紙トレイのトレイ面より高くなっていると共に、当該高い方の排紙トレイに排出された記録シートをその排出方向と直交する方向に移動させて、低い方の排紙トレイに移す排紙移動手段を備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
(B) また、並進搬送される用紙を軸方向に径の異なるローラ群からなる排紙駆動ローラ群で搬送する途中で方向転換させて並進される用紙を斜めに重ね合わせる技術が提案されている(特許文献2参照)。
(C) さらに、シート状媒体を積載する積載手段上に積載されたシート状媒体の排出方向と平行な端面を挟むように接している揃え手段を用いてシート状媒体の揃え動作を行う技術が提案されている(特許文献3参照)。
しかし、上記(A)、(B)の技術は並進された用紙を合体させるもので、スキューやレジストずれを直す観点がなく、上記(C)の技術における揃え部材はシート状媒体の幅方向を挟むように整列するものである。
特開平10−48900号公報 特開昭61−192660号公報 特開2002−293472号公報
本発明は、搬送路中央から外れた位置で搬送されたシート状媒体を一度で搬送方向と、搬送方向と直交する方向の2方向について整列させることのできる簡易な整列手段および画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を達成するため請求項1にかかる発明は、搬送方向に対して傾いて搬送されてくるシート状媒体の傾きをなおして整列する整列手段であって、前記搬送方向に対して交差する方向に軸心を有し駆動原に連結され、この軸心を中心に回転する押し付け部材と、シート状媒体の縁部に接触して整列するフェンスを有し、前記押し付け部材は回転位置により、対向面から離間して該対向面との間にシート状媒体の進入可能空間をつくる離間状態と、前記対向面と該押し付け部材との間に進入したシート状媒体の表面に接触する接触状態とをとることができ、前記接触状態での回転によりシート状媒体に送りをかけて前記フェンスに突き当てて整列することとした。
請求項2に係る発明は、給紙部から画像形成部、転写部、定着部を経由する搬送経路を経て送られる間に画像形成されたシート状媒体を積載するスタック部を備えると共に、前記搬送経路中にシート状媒体の幅方向のしわ延ばし用のローラが配置されている画像形成装置において、前記スタック部に請求項1記載の整列手段を具備することとした。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記給紙部は、当該画像形成装置で画像形成可能な最大サイズのシート状媒体よりも小さいサイズのシート状媒体を1つの積載部に複数セット並置可能であり、該給紙部に複数セット並置されたシート状媒体を、並進、若しくは、時間差をもって、又は独立に給紙する構成を備え、前記整列手段が前記並置されたシート状媒体の各セットに対応して設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3記載の画像形成装置において、前記搬送経路中にシート状媒体の幅方向のしわ延ばし用のローラが配置されているものとした。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の画像形成装置において、前記しわ延ばし用のローラは前記定着部における定着ローラであって鼓形をしているものとした。
請求項6に係る発明は、請求項2乃至5の何れかに記載の画像形成装置において、前記整列手段を備えたスタック部が胴内排紙部に設置されているものとした。
請求項7に係る発明は、請求項6記載の画像形成装置において、前記胴内排紙部の奥側に排出されたシート状媒体をジョブ終了後に移動させるジョガー機構を備えるものとした。
請求項8にかかる発明は、請求項2乃至5の何れかに記載の画像形成装置において、前記整列手段を備えたスタック部が後処理装置に設置されているものとした。
この発明では、画像形成装置内に定着バックアップローラなどのスキュー補正機構を持たせることなく、搬送路中央(紙幅方向の中心位置)から外れた両端側に排出されたシート状媒体のスキューを簡易な構成の手段で補正し、コスト低減を行うことができる。
以下に、この発明の実施の形態を説明する。
[1]画像形成装置の概要
図1に本発明が適用された画像形成装置を示す。装置本体1の最上部には画像読み取り装置37が位置し、その下部には5つ給紙カセット4〜8が備えられている。当該画像形成装置で画像形成可能な最大サイズのシート状媒体(以下、用紙という。)がA2サイズの用紙とする。下から3段目までのカセット、つまり、カセット4、5、6がA2サイズまでの用紙を収容することが可能なカセットである。下から4段目、5段目のカセット7、8はA3サイズまで収容可能なカセットであり、A2サイズのカセットよりも収納枚数が多くなっている。
ここで、給紙部の詳細を説明する。図2におけるA2サイズの用紙を収容するカセット4、5、6内には、図3、図5、図7のようにA2サイズよりも小さいA4サイズ用紙10が2セット1つの積載部(1つのカセット)に並置、収納される場合と、図4、図6、図8の様に最大サイズであるA2サイズ用紙14が1セット収納される場合がある。図5において、用紙の搬送方向9に対してA4サイズ用紙10が横方向に並列配置されている。 図7に示すように、A4サイズ用紙10の短手方向が用紙の搬送方向9と直交して配置され、各A4サイズ用紙の各セット間には、図5に示すような用紙中央規制部材11が配置されている。
図5、6において、各A4サイズ用紙10、A2サイズ用紙14、の各側面には用紙側面規制部材12が両側に配置されており、これら用紙が搬送される場合のスキューの防止と、用紙搬送位置の横方向13の位置決めを行っている。
図7、8において、各A4サイズ用紙10のセットについてそれぞれ対応するようにして、また、A2サイズ用紙14については共通配置となるように、用紙搬送手段が設けられている。
この用紙搬送手段は、呼び出しコロ15、給紙ローラ16、逆転コロ17、及び、用紙を呼び出しコロ15の高さまで上昇させるための、A4底板18、19およびA2底板20で構成されている。
図5、図7に示すように、カセット4、5、6の何れかにA4サイズ用紙10が積載されている場合は、図2及び図3において軸21が図示しない駆動手段によって反時計回りに回転することで軸21に固定されたA4用底板加圧レバー22が、A4サイズ用紙10に対応したA4底板18、19をそれぞれ独立して軸210を中心に回動させて上方に押し上げる。これにより、A4サイズ用紙10が呼び出しコロ15まで押し上げられる。
用紙給送に際しては、呼び出しコロ15が回転してA4サイズ用紙10が給紙ローラ16、逆転ローラ17まで搬送され、これら給紙ローラ16および逆転ローラ17により用紙の重送が起きないように1枚ずつに分離される。これらの動作は、図7に示すように複数セット並置されたA4サイズ用紙10のそれぞれについて行われ、同時に搬送され並進する。
同時に搬送されたA4サイズ用紙10は、一対のコロが多数、縦方向に間隔をおいて配置されたグリップ搬送ローラなどの縦搬送手段24により並進搬送され、一対の搬送コロ25を経て一対のレジストローラ26に突き当たって一旦停止する。レジストローラ26に突き当てて停止させることで、用紙と画像のレジストやスキューが矯正される。
感光体ドラム27のまわりには、よく知られるように静電記録方式のプロセス部材が配置されて画像形成部を構成している。すなわち、帯電手段28、光書込み装置29、現像手段30、転写帯電手段としての転写ローラ31、クリーニング手段32などである。
帯電手段28で帯電された感光体ドラム表面は光書込み装置29からの露光光により、並進する各A4サイズ用紙10にそれぞれ画像が形成されるように露光領域が定められて露光され、静電潜像が担持される。この静電潜像は現像手段30を通過する間にトナーで可視像化され、こうして担持されたトナー画像は、光書込み装置28からのデータと同期をとり、レジストローラ26から再度スタートし、送り出された用紙上には転写部を構成する転写ローラ31の転写バイアス印加により感光体ドラム27上のトナー画像が転写される。
転写ローラ31は、搬送ベルト40の支持ローラを兼用していて、転写を終えた2枚のA4サイズ用紙10は搬送ベルト40の回転と共に並進し、定着装置33を以って構成される定着部を通る間に定着される。
定着装置33を出たA4サイズ用紙10は、搬送コロ34を出た位置で図示しない分岐手段により進路が分かれる。一つの進路は反転しつつ一対の排出コロ35から胴内排紙部36からなるスタック部に排出される経路であり、もう一つの進路は、一対の排出コロ360を経て後処理装置に至る経路であり、何れかが選択されて送られる。
胴内排紙部36は図9に示すように、装置本体1の側部に形成された手前側の一方向のみ開口している横穴上の空間部からなる。
一方、図6、図8に示すように、給紙部において、カセット4、5、6の何れかにA2サイズ用紙14がカセット内に配置された場合は、図2及び図3において軸21が図示しない駆動手段によって時計回りに回転することで軸21に固定されたA2用底板加圧レバー23が、A2サイズ用紙14に対応したA2底板20を軸210を支点に回動させることにより上方に押し上げこれに伴い、A4底板18、19も軸210を支点に回動することで押し上げられて、これにより、A2サイズ用紙14がA2サイズの概ね全体幅で2つの呼び出しコロ15まで押し上げられる。
A2サイズ用紙14は、図8に示されるようにA4サイズ用紙10の搬送で用いられた2つの用紙搬送手段によって送り出される。この後はA4サイズ用紙10の場合と同様な経路をたどって図1の排出コロ35又は360を経て胴内排紙部36又は後処理装置に排出される。
[2]整列手段
図1において、定着装置33の内部には、熱源を内蔵した定着ローラ38に加圧ローラ39が圧接されている。転写部でトナー像が転写された後、搬送ベルト40で送られる用紙上の未定着トナー画像は定着装置33内の上記定着ローラ38と加圧ローラ39との間を通過する間に定着される。
図10に示すように、定着ローラ38は、用紙が定着ローラ38を通過する際にしわが発生しないようにローラの中央部(符号O―Oで示す部位)の径を該ローラの軸心方向での両端部の径に比べて僅かに小さくなるテーパを付した形状にしてあり、全体として鼓形をしている。
つまり、定着ローラ38は鼓形の形状特性により、搬送中の用紙に対して該用紙の幅方向(用紙の搬送方向と直交する方向)の中心から両端側に向けて用紙を引っ張る方向に力を作用させて用紙のしわを延ばす。かかるしわ延ばしの働きにより、しわ延ばし用のローラといえる。すなわち、鼓形の形状により、定着ローラ38はローラ両端部の周速が僅かに速くなりセンター基準で搬送されるA2サイズ用紙などの用紙に対して、用紙の幅方向の中心O−Oより常に外側に応力がかかるようにしてしわを延ばし或いはしわの発生を防止している。
ところが、図10に示したように、A4サイズ用紙10が並列で同時に搬送されるモード、或いは片側のみの用紙が、定着ローラ38の軸方向での中央部(搬送路の中心)を通過せずに、該中央部から外れた端部を通過してきた場合は、該A4サイズ用紙10は中心O−Oを間にして独立した存在であるため、鼓形をしたローラの鼓効果により2つのA4サイズ用紙10は下流側の間隔が狭まる傾向のスキューによりハの字状の態様で送られ排紙されてしまう。
そこで、本例においては以下のように構成した。先ず、図12において、胴内排出部36の用紙載置面(用紙スタック部)を構成しているスタック面構成部材42にスリット42Sを形成し、駆動アクチュエータで正逆転可能に回転駆動される軸43を中心に揺動可能な側面突き当て部材41がこのスリット42Sから上に出没可能にし、このような構成を胴内排紙部36の前後(奥側と手前側)に設けておく。
その上で、図11に示すように、用紙が定着ローラ38の軸心の長さ方向の中心(用紙の幅方向の中心O−O)を通過しない用紙搬送モードである場合は、用紙が排出コロ35から排出された後に、胴内排紙部36の前後(奥側と手前側)に設けられた側面突き当て部材(サイドフェンス)41が胴内排紙部36の下側から駆動アクチェータによって駆動され、胴内排紙部36の上側までせり出してくるようにした。なお、後ろ側(奥側)の側面突き当て部材41は用紙の取り出しに際して障害にならないので固定式であってもよい。
図11、図12において、用紙スタック面構成部材42について用紙の搬送方向9での上流側の端部はL字状に折曲されて用紙の後端突き当て部材(エンドフェンス)44が形成されている。また、用紙スタック面構成部材42の上面は用紙搬送方向9での下流側ほど高くなる傾向に傾斜している。
図1、図11において、胴内排紙部36には、用紙の搬送方向に対して交差する方向に軸心O2―O2を有し駆動原たるモータ45にベルト46で連結された回転軸47と、この回転軸47に取り付けられ偏心カム形状をしていてスポンジなど弾性を有する柔らかな材質で用紙に対して滑らない、例えば発泡性の弾性部材からなり偏心カム形状の一例として半月状をしたローラなどからなる押し付け部材48と、用紙の縁部に接触して整列する側面突き当て部材41、後端突き当て部材44などのフェンスが設けられ、押し付け部材48は回転軸47の回転位置により、対向面(用紙の積載がないときは用紙スタック面構成部材42の上面、用紙の積載があるときは用紙の最上面)から離間して該対向面との間に用紙の進入可能空間49をつくる離間状態と、前記対向面と該押し付け部材48との間に進入した用紙の表面に弾性変形して接触する接触状態とをとることができ、前記接触状態での回転軸47の回転により用紙との摩擦により用紙を捉えて用紙に送りをかけて前記フェンス(側面突き当て部材41、後端突き当て部材44)に突き当たるように用紙を送り、以って整列するようにした整列手段を構成した。
これにより、画像形成装置内に定着バックアップローラなどのスキュー補正機構を持たなくても、用紙排出後に用紙の紙幅方向(用紙面上で該用紙の搬送方向と直交する方向)での中心から外れた両端側に排出された例えば、ハの字状に排紙された2枚の並進用紙のスキューを各用紙に対応した本発明にかかる個別の整列手段により補正することで、機構を簡略化しコスト低減を行うことができる。また、定着の温度分布の変更を行うことによって生じる、待ち時間を不要にすることができる。本例では整列手段を胴内排紙部に設けたのでスキュー補正のための特別のスペースを必要とせず省スペース化を図ることができた。
かかる整列手段は、図5、図7で示したように給紙カセットに並置してセットされたA4用紙サイズの用紙の2つのセット毎に対応させて設けている。これにより、これら並置された用紙セットの用紙が並進、若しくは時間差をもって、又は独立に給紙する場合でも整列を行なうことができる。しわ延ばしローラが定着ローラ38以外の、搬送路上に設けられたローラであっても、そのローラが整列手段よりも搬送方向上流に設けられていれば、該整列手段により、整列が可能である。
図1に示したように、押し付け部材48は、用紙の進入前は、用紙の進入可能空間49をつくり離間状態で待機しており、この離間状態のもとで用紙の進入可能空間49を経て2枚のA4サイズ用紙10が並進して排出され用紙スタック面構成部材42上に載置されたら、図11に示したように回転軸47をそれぞれ矢印方向に回転させることで押し付け部材48を回転させてA4サイズ用紙10に弾性変形させつつ押し当てかつ回動させることにより、押し付け部材48は半径の大きい部分で排出されたA4サイズ用紙10に搬送方向9と交差した方向に押し付け力を生じ、側面突き当て部材41と後端突き当て部材44の各延長が交差する方向に送り、これら側面突き当て部材41と後端突き当て部材44に用紙の縁部を突き当てて整列させる。
押し付け部材48やモータ45などは、胴内排紙部36の上部に位置する画像読み取り装置37に支持台50により固定する。モータ45としては例えば、パルスモーターを使用する。押し付け部材を用紙に押し付けて回転することによる用紙の送り方向は、別の表現をすれば、各々のA4サイズ用紙10を機械の外側(各A4サイズ用紙10同士がお互いに離れる方向)であり、側面突き当て部材41に押し当てる方向と、後端突き当て部材44に押し当てる方向との概ね中間方向に設定する。押し付け部材による用紙の送りにより、スキューしていた用紙は、側面突き当て部材と、端面突き当て部に突き当てられ、スキュー、レジストが補正される。
ジョブ終了後は、側面突き当て部材41が用紙スタック面構成部材42の内側に収納され、ユーザーが用紙を手前側から取り出し易いようにしている。排出紙に押し付け力を与える押し付け部材48としては、例えば、スポンジなど発泡性の材料からなる偏心カム、例えば半月状の形状をした半月ローラを使用することができるが、用紙に押し付け力を与えるものであれば上記発泡性の半月ローラでなくても、これに代えて適用することができ、例えば、図19に示したように回転軸47に相当する回転軸52に取り付けた薄片部材(マイラーなど)からなる可とう性部材51の先端に、ゴムなどの高摩擦部材53を取り付けたものを代りに用いてもよい。
上記の例では、斜め方向に押し付け部材48若しくは薄片部材からなる押し付け部材51で押し付け力を付加するが、用紙の排出方向に直角で、お互いに外側(お互いに離れる方向)に押す押し付け部材と、排出方向と平行で、方向が逆の押し付け部材の2つに分離して、押し付けることもできる。
又、給紙カセット4、5、6などの内部に並列に並べられた用紙セットのどちらか一方しか排出されない場合でも、予め整列手段を複数備えていれば、どちらか一方の整列手段を使ってスキュー、レジストを補正することができる。
図5、図7に示したように、給紙カセット4、5、6などの中に並列に配置された用紙セットのうち、胴内排紙部36の奥側に相当する用紙のみが排出された場合、或いは、手前側、奥側の両方に相当する用紙が排出された場合、本発明にかかる整列手段で整列しても機械の奥側にストックされた用紙の取り出しは、胴内の手前側からしか用紙を取り出せない構造であるため困難である。つまり、図9からもわかるように、胴内排紙の奥側にストックされた場合、ユーザーからは目的物である用紙が殆ど見えず、用紙の取り忘れや、ジャム発生の要因となってしまう。
そこで、対策の一つは、図13、図14に示したように、用紙スタック面構成部材42を奥側部材42Aと、手前側部材42Bとに2分割し、手前側部材42Bについては、搬送方向9側端部を軸53で支持しこの軸53を支点にして揺動可能とし、スタック時は奥側部材42Aと、手前側部材42Bとを用紙スタック面が同一レベルとなる状態で一体的にロックしておき、ジョブ終了後に、手前側部材42Bのロックを解除して図14に示すように軸53を支点にして後端突き当て部材44側を押し下げる。これにより手前側の開口が広がるので奥側に整列された用紙を目視でき、かつ、用紙の取り出しも容易となる。なお、手前側の側面突き当て部材41は下げておくのがよい。
また、別の対策としては、図15に示すように、胴内排紙部36の奥側に排出されたA4サイズ用紙10を、ジョブ終了後に移動させるジョガー機構を備える構成とする。ジョガー機構としては、公知のものを適用することができる。例えば、図15において、機械の奥側から手前側に延びる2本の軸54、55に揃え部材56を装備する。
揃え部材56は軸54、56に沿って往復動自在、かつ軸まわりを回動停止可能に構成されている。ジョブ終了後に奥側に整列されたA4サイズ用紙10を、揃え部材56に係る位置まで軸まわりに回転させた上で、用紙を引っ掛けて手前側に向けて押し出し取り出し易い位置で停止する。そこで、用紙を取り出す。このような揃え部材56については、図16(a)、(b)に示したように軸55(54)まわりを回動駆動されるとともに軸長手方向に移動もできる板状の揃え部材56を用いることができる(例えば、前記特許文献3参照)。
ジョガー機構を備えることにより、揃え部材56により用紙を手前側に搬送し、ユーザーの用紙取り出し操作が容易になる。排紙部の機械後ろ側にスタックされた小サイズの用紙はユーザーから見えにくく取り出しずらいため、ジョガー機構によって手前側に移動させることにより、ユーザーが用紙を取り出し易い様に、操作性の向上をはかる。
胴内排紙部を持たない機械や、胴内排紙部があっても、オプションとして取り付けられるソーター、ステープラなど後処理装置が付帯される場合には、後処理装置に本発明にかかる整列手段を具備したスタック部を設置することができる。
後処理装置3は、画像形成装置本体1に設けられた排出コロ360から排出された用紙を受け入れることができるように入口3−1のレベルを合わせてある。後処理装置3の内部には、穴あけを行うパンチユニット3−2、ステープラ3−3などが配置されており、また、付帯する部材としてプレスタックトレイ3−4、ステープルトレイ3−5、分岐爪3−6、搬送ベルト3−7、3−8、送りローラなどがある。
送りローラ、分岐爪3―6などの働きにより、パンチユニット3―2或いはステープラ3―3を経由することにより処理された転写紙は送りローラ、搬送ベルト3―7などにより、上トレイ3―9、下トレイ3―10などに排出される。本発明にかかる整列手段は、ステープルトレイ3―5に設ける。
ステープラ3―3で処理する前に排出コロ57により並進する2つの用紙がステープルトレイ3―5に排出されるが、この排出コロ57より排出されるA4サイズ用紙10をステープルトレイ3―5上で揃える手段として、図1に示した押し付け部材48と同じ構成の押し付け部材480、或いは、図19に示した押し付け部材51相当の押し付け部材を設ける。後処理部に整列手段を設けたことで、スキュー補正のための特別のスペースを必要とせず省スペース化を図ることができた。
本例では、これまで、単色の画像形成装置に対する実施の形態を説明したが、複数の感光体ドラムを有するタンデム型のカラー画像形成装置に適用されてもよい。図18に例示するカラー画像形成装置72は、最上位に画像読み取り装置73を有し、また、中間転写ベルト60のまわりにシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの画像を形成する4つの画像ステーション61〜64を配置し、カラー画像を書き込む光書込み装置65からの走査光で各画像ステーションの感光体ドラム61d〜64dを露光走査して静電潜像をつくり、これらの静電潜像をそれぞれカラートナーで現像し、中間転写ベルト60上に重ねカラー画像を得たのち、この重ねカラー画像を前記図1における給紙カセット4、5、6と同じようにA4サイズ用紙を並置する給紙カセットが装備された給紙部66から給紙される用紙に転写部67で転写してから、加圧ローラ68、定着ローラ69を有する定着装置70を経て排出コロ71から胴内排紙部360に排出する。
定着ローラ69が図1における定着ローラ38と同様の鼓形をしたしわ延ばしローラであったとして、胴内排紙部360には、図1に示した押し付け部材48と同じ構成の押し付け部材4800、或いは、図10に示した押し付け部材51相当の押し付け部材を設けることができる。
かかる中間転写ベルト60を備えたカラ−画像形成装置は転写工程で、一括して多色のトナ−を転写するため、副数枚同時転写時の用紙の搬送むら(スキューなど)の影響による位置ずれが発生しにくく、整列手段による整列が良好に行なわれる。
本発明にかかる画像形成装置の概略構成図である。 給紙カセットの平面図である。 図3(a)はA2サイズ用紙を載置するときの給紙カセットの正面図、図3(b)はA2サイズ用紙を載置するときの給紙カセットの側面図である。 図4(a)はA4サイズ用紙を載置するときの給紙カセットの正面図、図4(b)はA4サイズ用紙を載置するときの給紙カセットの側面図である。 A4サイズ用紙を載置した給紙カセットの側面図である。 A2サイズ用紙を載置した給紙カセットの側面図である。 A4サイズ用紙を載置した給紙カセット上での用紙配置状態を示した斜視図である。 A2サイズ用紙を載置した給紙カセット上での用紙配置状態を示した斜視図である。 画像形成装置における胴内排紙部を説明した斜視図である。 用紙がスキューして排出される様子を示した平面図である。 整列手段を説明した胴内排紙部の平面図である。 可動式の側面突き当て部材の構成を説明した図である。 分割形の用紙スタック面構成部材を例示した平面図である。 分割形の用紙スタック面構成部材を例示した斜視図である。 ジョガー機構を採用した胴内排紙部の平面図である。 図16(a)は揃え回転位置にある揃え部材の正面図、図16(b)は収納回転位置にある揃え部材の正面図である。 画像形成装置に取り付けられた後処理装置の概略構成を示した図である。 本発明が適用されたタンデム型のカラー画像形成装置の概略構成図である。 薄片で構成した押し付け部材の構成例を示した正面図である。
符号の説明
41 側面突き当て部材
44 後端突き当て部材
47 軸
48、51 押し付け部材

Claims (8)

  1. 搬送方向に対して傾いて搬送されてくるシート状媒体の傾きをなおして整列する整列手段であって、
    前記搬送方向に対して交差する方向に軸心を有し駆動原に連結され、この軸心を中心に回転する押し付け部材と、シート状媒体の縁部に接触して整列するフェンスを有し、前記押し付け部材は回転位置により、対向面から離間して該対向面との間にシート状媒体の進入可能空間をつくる離間状態と、前記対向面と該押し付け部材との間に進入したシート状媒体の表面に接触する接触状態とをとることができ、前記接触状態での回転によりシート状媒体に送りをかけて前記フェンスに突き当てて整列することを特徴とする整列手段。
  2. 給紙部から画像形成部、転写部、定着部を経由する搬送経路を経て送られる間に画像形成されたシート状媒体を積載するスタック部を備えると共に、前記搬送経路中にシート状媒体の幅方向のしわ延ばし用のローラが配置されている画像形成装置において、
    前記スタック部に請求項1記載の整列手段を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    前記給紙部は、当該画像形成装置で画像形成可能な最大サイズのシート状媒体よりも小さいサイズのシート状媒体を1つの積載部に複数セット並置可能であり、
    該給紙部に複数セット並置されたシート状媒体を、並進、若しくは、時間差をもって、又は独立に給紙する構成を備え、
    前記整列手段が前記並置されたシート状媒体の各セットに対応して設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2又は3記載の画像形成装置において、
    前記搬送経路中にシート状媒体の幅方向のしわ延ばし用のローラが配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記しわ延ばし用のローラは前記定着部における定着ローラであって鼓形をしていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2乃至5の何れかに記載の画像形成装置において、
    前記整列手段を備えたスタック部が胴内排紙部に設置されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置において、
    前記胴内排紙部の奥側に排出されたシート状媒体をジョブ終了後に移動させるジョガー機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項2乃至5の何れかに記載の画像形成装置において、
    前記整列手段を備えたスタック部が後処理装置に設置されていることを特徴とする画像形成装置。
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