JP2006287931A - パケットベースofdmシステムの効率的チャンネルトラッキング - Google Patents

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Abstract

【課題】OFDM送信機から送信されるOFDM信号を提供する。
【解決手段】データシンボルとパディングシンボルとの組み合わせ数がOFDMシンボルの整数個に等しくなるように第1個数のデータシンボルと第2個数のパディングシンボルとで構成されるペイロード部を有し、パディングシンボルがトレーニングシンボルにより構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、OFDM(Orthogonal frequency Division Multiplexed:直交周波数分割多重)通信システムに使用する信号、装置及び方法に関し、特に、MIMO(Multiple-input Multiple-output)OFDMシステムのような複数の送信アンテナを用いるシステムでのチャンネル推定に関する。
Hiperlan/2及びIEEE802.11aのような高データレート無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)標準の現世代は最大54Mbit/sのデータレートを提供する。しかし、インターネット、ビデオ及びマルチメディアのようなさらに高いデータレートサービスの絶え間なく増大する需要により次世代無線LANから改良帯域幅効率の必要性が生じてきた。現IEEE802.11a標準は直交周波数分割多重(OFDM)及び適応変調復調の帯域幅効率方式を採用している。システムは特に、リンクの各端にシングル送受信アンテナを採用しているシングル入力−シングル出力(SISO)システムとして設計されていた。しかし、ETSI BRAN内でマルチアンテナ又はセクタアンテナの幾つかの対策により改良ダイバーシティゲイン及び故にリンク耐性について調査された。
Hiperlan/2は5GHz帯域で動作する、セキュリティ特徴を備えた54Mbpsのヨーロッパ標準である。IEEE802.11及び、特に、IEEE802.11aは異なるネットワークアーチテクチャを規定しており、しかも5GHz帯域を用い、最大54Mbpsのデータレートを提供するUS標準である。Hiperlan (High Performance Radio Local area Network)タイプ2スタンダードはベイシックデータ転送機能及びデータリンクコントロール(DLC)サブレイヤを備えるデータリンクコントロール(DLC)レイヤと、共通部定義及びイーサネット(登録商標)サービス特定収束サブレイヤ(RLC)を備えるパケットベース収束レイヤと、物理レイヤ規定とネットワーク管理規定によって定義されている。Hiperlan/2をさらに詳細に説明するために、参照としてここに含められる下記の文献を参照する。即ち、ETSI TS 101 761-1 (V1.3.1): "Broadband Radio Access Networks (BRAN); HIPERLAN Type 2; Data Link Control (DLC) Layer; Part 1: Basic Data Transport Functions"; ETSI TS 101 761-2 (V1.2.1): "Broadband Radio Access Networks (BRAN); HIPERLAN Type 2; Data Link Control (DLC) Layer; Part 2: Radio Link Control (RLC) sublayer"; ETSI TS 101 493-1 (V1.1.1): "Broadband Radio Access Networks (BRAN); HIPERLAN Type 2; Packet based Convergence Layer; Part 1: Common Part"; ETSI TS 101 493-2 (V1.2.1): "Broadband Radio Access Networks (BRAN); HIPERLAN Type 2; Packet based Convergence Layer; Part 2: Ethernet (登録商標) Service Specific Convergence Sublayer (SSCS)"; ETSI TS 101 475 (V1.2.2): "Broadband Radio Access Networks (BRAN); HIPERLAN Type 2; Physical (PHY) layer"; ETSI TS 101 762 (V1.1.1): "Broadband Radio Access Networks (BRAN); HIPERLAN Type 2; Network Management"。これら文献はETSI ウエブサイトwww.etsi.orgで入手できる。
直交周波数分割多重は高ビットレートデジタルデータ信号を送信する周知の技術である。シングルキャリアを高速データで偏重するよりもむしろデータは多数の低データレートチャンネルに分割され、各々は分離サブキャリヤで送信される。このようにマルチパスフェーディング影響が緩和される。OFDM信号では、分離キャリアはそれらがオーバラップするように間隔があけられ、サブキャリア周波数はサブキャリアが相互に直交するように選択され、それによりサブキャリアに変調される分離信号は受信機で回復できる。1つのOFDMシンボルはシンボルのセットによって定義され、それは各サブキャリヤに変調される(故に複数のデータビットに対応する)。サブキャリアはそれらが1/T(但し、TはOFDMシンボル期間)の間隔だけ周波数的に離間されていれば直交となる。
OFDMシンボルは入力シンボルのセットに逆フーリエ変換、好ましくは逆高速フーリエ変換(IFFT)を行うことによって得ることができる。入力シンボルはOFDMにフーリエ変換、好ましくは高速フーリエ変換を行うことによって回復できる。FFTはOFDMシンボルに各サブキャリアを効果的に乗算し、シンボル期間Tに渡って積分する。所定のサブキャリアに対してOFDMシンボルからの1つのサブキャリアだけがこの手順によって抽出され、他方、OFDMシンボルの他のサブキャリアとのオーバラップは積分期間Tに渡ってゼロになるように平均化されることは理解できる。
時には、サブキャリアはQAM(Quadrature amplitude Modulation)シンボルによって変調されるが、位相変位変調(PSK)又はパルス振幅変調(PAM)のような他の変調形態が利用できる。これら変調形態は信号点マッピングとして呼ばれ、多数のデータビットを一連の信号点シンボルに実質的にマップする。選択された変調に依存して1つの信号点シンボルは(例えば、信号点シンボル当たり2ビット存在する直交PSK変調において)1データビット以上表すことができる。
マルチパスの影響を減じるためにOFDMシンボルは通常各シンボルの開始点で監視期間だけ拡張される。2つのマルチパス成分の相対遅延が監視期間より小さいと仮定すると、少なくとも第1近似値までシンボル間干渉(ISI)が存在しない。
無線チャンネルの状態は(例えば、送信機、又は一様な人々、自動車及び同様なものによる動きにより)やがて変わる。故に、多くの移動無線通信システムにおいては、送信済みメッセージデータを回復するために送信機と受信機との間のチャンネル状態を推定し、追跡する必要がある。
代表的には、チャンネル推定は送信機及び受信機の両方に既知であるトレーニングシーケンスを送信し、そして現チャンネル状態を推定するためこれらシーケンスを受信機で用いることによって行われる。
図1はOFDM方式で送信されるパケット1の構造の代表的一例を示す。
メッセージデータはパケット1のペイロード部3に保持される。この例では、ペイロード部3はプレアンブル5部及びヘッダ部7の後ろにあり、ポストアンブル部9の前にある。ミッドアンブル部11はペイロード部3の本体に挿入されて示されている。OFDMパケットは当該の通信方式に依存してプレアンブル部、ミッドアンブル部及びポストアンブル部の幾つか又は全てにより構成できることを留意する。
プレアンブル部、ミッドアンブル部及びポストアンブル部はゲインタイミング及び分割アンテナダイバーシティのような各種タスクに使用される。ミッドアンブル部は受信機側で受信が中断される場合にシステムが同期を回復できるように使用されてもよい。
ヘッダ部はパケットの構造、例えば、パケット長、コードレート、スクランブル初期化、及びチェックシーケンスに関する情報にて構成される。
パケットベースOFDM方式では、プレアンブルは一般的に冗長トレーニングシーケンスをプレアンブル部に挿入することによってチャンネル推定に利用される。幾つかのケースでは、チャンネル推定処理を支援するためにトレーニングシーケンスがミッドアンブル及びポストアンブル部に挿入される。そのような追加のトレーニング情報が存在すると、チャンネル状態情報及び他の同様なパラメータの推定を現代まで保つことによってシステムの性能を向上できる。
文献“Analysis of end-of-burst degradation in the OFDM UL PHY under mobile conditions,” by R. Yaniv and T. Kaitz (IEEE 802.16 Broadband Wireless Access Working Group, C802.16d-04/52, 2004) 及び “Ranging postamble for OFDMA,” by S. Cai et al. (IEEE 802.16 Broadband Wireless Access Working Group, C802.16e-04/400, 2004)はミッド及びポストアンブルが使用されるパケットベースシステムを開示している。
本発明に関する通信システムでは、各種レイヤがある機能を行う階層設計が使用されている。レイヤは物理、媒体アクセス制御(MAC)/リンク&ネットワークレイヤを含む。
物理レイヤは通信媒体を介してデータを送る物理的手段を扱う。MACレイヤは物理レイヤへのアクセスを制御し、それを多くのユーザに共有する。これに対して、リンクレイヤはそれに渡ってデータを保持するために手順及びプロトコルを使用する(また、リンクレイヤは送信エラーを検出し、修正する)。最後に、ネットワークレイヤは無線ネットワーク内でルーティングするため並びにどのようにデータパケットがモデム間で転送されるかを決定するために応答できる。
各種レイヤを介して物理レイヤに伝えられるデータの量がまれに整数個のシンボルとなることに留意する。その結果、OFDMシステムのパケットのデータ部(図1のパイロード部)はペイロード部のシンボルの合計数(データシンボル+パディングシンボル)がOFDMシンボルの整数個に等しくなるようにゼロビットで満たされている。
一般的には、OFDMシンボル当たりの信号点シンボルの数Nは通信システムがその下で動作する必要がある特定の要求に基づいて選択される。それは必要ではないけれども、これがハードウエア実施を支援するので2の累乗であるNの任意の値は一般的には好ましい。N=64,128及び1024のシステムが従来知られている。例えば、IEEE802.11a及びHiperLAN/2システムはN=64サブキャリアを利用しており、MBOA提案はN=128を指定しており、そしてデジタルオーディオブロードキャスト(DAB)はN=256,512,1024及び2048を支援している。
上述したようにOFDMシステムは一般的に逆高速フーリエ変換成分を含み、そのようなIFFT成分は2の累乗である値となるように選択されるNによってより効率的に動作することも留意する。
パディングシンボルがOFDM信号のペイロード部からなくなれば、そのときには高速フーリエ変換ベースの技術を使用することができなくなり、より低速の離散フーリエ変換が必要となると考えられる。このため、パディングシンボルが必要とされる箇所に含まれることが非常に好ましい。
図2は3つのOFDMシンボル(15,17,19)により構成されるペイロード部13の一例を示している。最初の2つのOFDMシンボル(15,17)はデータ(信号点)シンボル(例えば、QAM,PSKシンボル)だけで作られている。しかし、最後のOFDMシンボル19は完全なOFDMシンボルを構成するために(図2のd,d,d...として示される)十分なデータシンボル21により構成されない。それ故に、ペイロード部12のビットの合計数をOFDMシンボルの整数個(この場合、3個のOFDMシンボル)にするためにパディングゼロシンボル23は最後のOFDMシンボル19以内に含まれる。
冗長なプレアンブル、ミッドアンブル及びポストアンブルが挿入されると、通信システムの全データレートに大きく影響する可能性がある高価なオーバヘッドが生じることになる。
それ故に、本発明の目的は上記問題を実質的に解決するため、又は緩和することである。
第1態様では、本発明はOFDM送信機から送信されるOFDM信号であって、データシンボルとパディングシンボルの総合個数がOFDMシンボルの整数個に等しくなるような第1個数のデータシンボルと第2個数のパディングシンボルとを有するペイロード部により構成され、前記パディングシンボルがトレーニングシンボルにより構成される、OFDM信号を提供する。
従来例に記載されているパディングシンボルの使用はパディングシンボルがOFDMを使用することを可能にする以外の目的に寄与しないので無駄である。故に、本発明はパディングシンボルがトレーニングシンボルと置き換えることを提案している。これは、チャンネル推定、周波数オフセットトラッキング及びタイミングオフセットトラッキングのようなあるパラメータ/タスクの評価を容易にしながら整数個のOFDMシンボルがシステムに存在する要求を可能にする。
本発明は一般技術を越える幾つかの利点を有する。
最初に、データ送信のために上位レイヤによって特定されるリソース以外に送信のために付加的リソースは利用されない。これは1つの追加ポストアンブルがたぶん数百のトレーニングサンプルで構成され、非常に大きなオーバヘッドである場合に、潜在的臨界リアルタイムアップリケーション及びマルチアンテナシステムを考慮するときに特に重要である。
更に、この問題解決法は調整可能である。例えば、パケットベース送信方式において、送信機が各送信パケットでチャンネルを再推定することを不必要と判断すれば、それはポストアンブルでシステムリソースを無駄にしないでチャンネル推定以外のものに対して特別のシンボルスペースを用いることができる。送信機の決定はパケットのヘッダにおいて受信機に伝えることができる。
最後に、マルチバンドOFDMアリアンス(multi-band OFDM alliance:MBOA)提案のような幾つかの仕様はチャンネルを推定し、同期を行うために大量のトレーニングを必要とする。チャンネルの前回推定値が提案された技術の使用により利用可能であり、システムがパケットの先頭で粗く同期すれば、そのようなオーバヘッドは削除されないが減少できる。
パディングトレーニングシンボルの箇所はシステム構成に依存して帰ることができる。一般的に、ペイロードが複数のOFDMシンボルで構成される場合にパディングシンボルは最後のOFDMシンボルの終端に設けることができる。
或いは、パディングトレーニングシンボルは最後のOFDMシンボルの全体に渡り又は信号の全ペイロード部の全体に渡っても拡張することができる。
都合のよいことにパケットフォーマットで送信されたOFDM信号に対してはパディングシンボルの数及び位置はパケットのヘッダ部に含めることができる。
パディングとして含まれるトレーニングシンボルは好都合にチャンネル推定或いは周波数オフセットトラッキング及びタイミングオフセットトラッキングのような他の評価タスクに使用できる。
第2の形態では、本発明は少なくとも1つの送信アンテナを有するOFDM送信機であって、前記送信アンテナの各々からOFDM信号を送信するように構成され、前記OFDM信号はデータシンボルとパディングシンボルの総合個数がOFDMシンボルの整数個に等しくなるような第1個数のデータシンボルと第2個数のパディングシンボルとを有するペイロード部により構成され、前記パディングシンボルがトレーニングシンボルにより構成される、OFDM送信機を提供する。
OFDM送信機によって送信されるOFDM信号は本発明の第1の形態に関して述べられたOFDM信号の全ての特徴を持つことができる。
OFDM送信機は所定量のデータを含むパケットに挿入できるトレーニングシンボルの数を記憶するルックアップテーブルを備えている。このデータは用意に事前計算できる。
本発明の第3の形態は、通信装置に装荷されると、装置を本発明の第2の形態に従ったものにするオペレーティングプログラムを提供する。
本発明の第4形態は、少なくとも1つの送信アンテナを有するOFDM送信機からOFDM信号を提供する方法であって、トレーニングシンボルとデータシンボルの合計数がOFDMシンボルの整数個に等しくなるように前記トレーニングシンボルと送信されるべき前記OFDM信号のペイロード部の前記データシンボルに付加することを含む、方法を提供する。
本発明の第5形態は、本発明の第2形態に従ったOFDM送信機によって送信されたとき本発明の第1形態に従ったOFDM信号を受信するように構成されたOFDM受信機を提供する。
本発明の第6形態は、本発明の第1形態のOFDM信号を送信するように構成されたOFDM送信機及びOFDM信号を受信するように構成されたOFDM受信機により構成されるOFDMデータ通信システムを提供する。
好ましくは、OFDM受信機は送信機と受信機との間のチャンネル応答を推定するチャンネル推定器を含む。
データペイロードに付帯できるトレーニングシンボルの数が小さい場合、又は送信アンテナの数が高い場合に、全チャンネル応答を推定できなくてもよい。例えば、
i) シングル送信アンテナが存在し、シンボルの数が余りにも小さければ、そのとき、チャンネルはトレーニングシンボルを搬送するサブキャリアについてだけ推定できる。
ii) 送信アンテナの数が余りにも高い(即ち、1より大きく、トレーニングシンボルの数が十分でない)ならば、そのとき、送信アンテナのサブセットと受信アンテナとの間のチャンネルが推定されてもよい。
上述したOFDM受信機及び方法を実施する上記オペレーティングプログラムはディスク、CD−ROM又はDVD−ROMのようなデータ媒体、読み取り専用メモリ(ファイヤウエイ)のようなプログラム化メモリに、或いは光又は電気信号媒体のようなデータ媒体に設けることができる。多くのアプリケーションのために、上述した送信機の実施形態及び上述した方法に従って機能するように構成された送信機はDSP(Digital signal Processor)、ASIC(Application specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)において実現される。故に、発明の実施形態を実施するためのコード(及びデータ)は一般のプログラムコード、又はマイクロコード又は、例えばASIC或いはFPGAをセットアップ又は制御するコードで構成されてもよい。同様に、コードはVerilog(商標)又はVHDL(Very high speed integrated circuit Hardware Description Language)のようなハードウエア記述語のコードで構成されてもよい。当業者が認識するようにそのようなコード及び/又はデータは通信において複数の結合要素間で互いに配分できる。
上述したように、従来システムでは、トレーニングシーケンスデータは送信パケットのプレアンブル部(及び有ればミッド及びポストアンブル部)内にしばしば含まれる。
本発明では、トレーニングシンボルは代わりにOFDM信号パケットのデータ部内にパディングシンボルとして含められる。これらトレーニングシンボルはチャンネル推定に又は搬送周波数オフセットトラッキング及びタイミングオフセットトラッキングのような他の評価タスクに使用できる。
図3はOFDM信号のペイロード部が3つのOFDM信号で構成される本発明に従ってOFDM信号の例を示している。図2に示すように(注:同じ番号は同じ特徴を示している)、最初の2つのOFDM信号15,17はデータシンボルだけで構成されている。しかし、最後のOFDMシンボル19は(再度d0,d1,d2…として示される)多数の信号点シンボル21及び(図にt0,t1,t2として示されるように)多数のパディングトレーニングシンボル25によって構成される。
図4はパディングトレーニングシンボルにより構成されるOFDM信号の2つの例を示す。図4aに示される例1では、パディングシンボル25は(また、図3に示されるように)OFDMシンボルの終端に付帯されている。図4bに示される例2では、パディングトレーニングシンボル25はOFDMシンボルに渡って均等に配分される。
シンボルの位置及びデザインは通信システムの性能に影響を及ぼすことがあり、例えば、最小二乗(LS)(例えば、E. Larsson and J. Li. “Preamble design for multiple-antenna OFDM-based WLANs with null subcarriers,” IEEE Signal Processing Letters, vol. 8, no. 11, Nov. 2001参照)推定のようなチャンネル推定技術の性能に影響することがある。
図5は図4に示される2つのOFDMシンボル構造に対するチャンネル長(L)対チャンネル推定値の平均二乗誤差(MSE)のプロットを示す。トレーニングシンボルをOFDMシンボルに渡って配分する例2はLの値が増加するに従って(OFDMシンボルの終端だけにトレーニングシンボルを配分する)例1より少ないMSEを示す。
OFDM信号に挿入できるパディングシンボルの数はそれらの位置だけでなく数について変わることがある。
パケットベース信号のペイロードサイズは大幅に変わることがある。結果として、ペイロードのデータシンボルの数、故にパディングシンボルの数が変化する。M送信アンテナ及びOFDMシンボル当たりのNデータシンボルを有するシステムに関して、パケットに付帯できる追加のパディングシンボルの数はゼロ(データシンボルの合計数が実質的にOFDMシンボルの整数となる場合)からMN−1に変えることができる。
一定量のデータを含むパケットに付帯できるトレーニングシンボルの数は容易に算出でき、送信機及び受信機でルックアップテーブルに記憶できる。多くのパケットベースシステムはパケットヘッダのパケットの長さに「関する情報を含む。ヘッダはパケットの先頭で受信される(図1参照)ので、この情報はどれ位のトレーニングが実際に送信されたか、また受信機がチャンネルを推定するためにトレーニングシンボルを使用できる前に知らなければならないトレーニングシンボルの位置を得るために受信機で使用できる。
図3及び4に示されたパケット構造に関して、パケットの最後のOFDMシンボルを除く全てのシンボルが通常のように受信機で処理(即ち、等化、検出、復号など)ができる。このとき、最後のOFDMシンボルのトレーニングシンボルがチャンネルを推定するため(又は、上述した他の評価タスクの1つを行うため)に使用される。チャンネル推定について、一般の技術はLS又は最小平均二乗誤差(MMSE)チャンネル推定を採用できる。そのようなアルゴリズムは当業者に知られているが、完全性のためにLMSアルゴリズムについて述べている「Lee and Messerschmitt, “Digital Communication”, Kluwer Academic Publishers, 1994」を参照できる。
データが送信されている最後のOFDMシンボルのサブキャリヤが推定装置により“ナル(null)”サブキャリヤとして処理される、即ち、チャンネル推定器がこれらのトーンで送信されたトレーニングシンボルは無いと仮定することは留意される。
幾つかの通信仕様はビットを信号点シンボルにマッピングし、次にそれらをOFDMシンボルに配置する前に符号化され、インターリーブされるべきデータビット及び前提ビットを要求している。そのような方式はデータビット30及びパディングビット32が最初符号化器に移し、それからインタリーバ36に移し、最後にシンボルマッパ38に移される図6に示される。
そのようなインターリーブステップはパケットに渡って符号化パディングビットを本質的に配分している。本発明は次の方法でインターリーブするシステムに使用できる。
1.データ及びパディングビットを通常通り符号化する。
2.符号化データビットをインタリーブするが、符号化パディングビットをインターリーブしない。
3.インターリーブ化、符号化データビットを信号点シンボル(例えば、PSK又はQAMシンボル)にマップする。
4.符号化ゼロビットを適切な数のトレーニングシンボルと置き換える。その数は次式によって決められる。
Figure 2006287931
全チャンネル応答が推定できるだけである。故に、データペイロードに含めることができるトレーニングシンボルの数が少ない場合及び/又は送信アンテナの数が多い場合には、全体のチャンネルを推定できないことがある。この場合、2つの選択肢が利用できる。
1.M=1(即ち、1つのアンテナだけがある)ならば、チャンネルはトレーニングさんブルを保持しているサブキャリアについてだけ推定できる。これらのトーンためにチャンネル推定値を回復するために他のサブキャリア全体に対して補間ができるが、それは正確なチャンネル推定値が得られない可能性がある。
2.M>1ならば、全てのサブキャリアについて補間ができない。代わりに、送信アンテナのサブセットと受信アンテナとの間のチャンネルが推定できる。これは上記式によって与えられる限界を緩和するMを効率的に小さくする。この場合、問題となっている送信アンテナのサブセットからトレーニングサンプルを送信するだけのことができる可能性がある。受信機はパケットのこのサブセットの同一性を識別できる。全体のチャンネルは1つのOFDMシンボルでこの方法では推定できないが、得られる部分推定値はまだ使用できる。
図7は上記選択肢2を示している。図7において、3つの送信アンテナ(40,42,44)が2つの受信機アンテナ(46,48)に送信する。3つの送信アンテナ(40,42,44)の各アンテナ毎に最後のOFDMシンボルが示されている。上2つのアンテナ(40,42)に対して最後のOFDMシンボルがデータ及びトレーニングシンボルにより構成される。しかし、第3アンテナ44はデータシンボルだけを送信する。受信機は上2つのアンテナ(40,42)により構成される送信アンテナのサブセットでチャンネルを推定できる。
本発明の更なる実施は追加のシンボルインターリーブステップを含み、これはデータシンボル及びトレーニングシンボルからなるパケットに適用できる。
図8はこの更なる実施の例を示している。図8は2つの信号ストリームを示している。両ストリームは2つのOFDMシンボルにより構成される。上のストリームには、トレーニングシンボルが最後のOFDMシンボルの終端だけに設けられる。追加のインタリーブステップはトレーニングシンボルが信号のペイロード部に渡って配分されている下の信号ストリームとなる。
追加のインタリーブステップはパケットに渡って(できるだけ)近接しない位置にトレーニングシンボルを配置する。故に、各結果OFDMシンボルは多数のシンボルを有しており、これらシンボルはチャンネル及び/又は周波数オフセットのようなトラックパラメータを推定するために使用できる。既に述べたようにこれらシンボルの構造に関する情報はパケットのヘッダを介して受信機に伝送できる。
OFDMシステムにおけるパケット構造の例を示す。 OFDMシンボルを満たすパディング“ゼロ”シンボルの例を示す。 本発明に従ったOFDMシンボルの例を示す。 OFDMシンボル内のトレーニング及びデータシンボルの配置の第1例を示す。 OFDMシンボル内のトレーニング及びデータシンボルの配置の第2例を示す。 図4の2つの例のチャンネルインパルス長に対してプロットされた最小二乗チャンネル推定値の平均二乗誤差のプロットを示す。 従来システムに使用されるような符号化及びインタリーブ処理手順を示す。 送信アンテナのサブセットからトレーニングシンボルを送信する例を示す。 単一パケットを通してインタリーブされたトレーニングシンボルを示す。

Claims (26)

  1. OFDM送信機から送信されるOFDM信号であって、データシンボルとパディングシンボルの総合個数がOFDMシンボルの整数個に等しくなるような第1個数のデータシンボルと第2個数のパディングシンボルとを有するペイロード部により構成され、前記パディングシンボルがトレーニングシンボルにより構成される、OFDM信号。
  2. 前記ペイロードは複数のOFDMシンボルにより構成され、前記パディングシンボルは最後のOFDMシンボルの終端に挿入される、請求項1記載のOFDM信号。
  3. 前記ペイロードは複数のOFDMシンボルにより構成され、前記パディングシンボルは最後のOFDMシンボルに渡って広がっている、請求項1記載のOFDM信号。
  4. 前記ペイロードは複数のOFDMシンボルにより構成され、前記パディングシンボルは全ペイロードに渡って広がっている、請求項1記載のOFDM信号。
  5. 前記信号はパケット形態で構成され、前記パケットは前記ペイロード部とパディングシンボルの数及び配置に関する情報を含むヘッダ部とで構成される、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のOFDM信号。
  6. 前記トレーニングシンボルはチャンネル推定に適用される、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のOFDM信号。
  7. 前記トレーニングシンボルは搬送周波数オフセットトラッキング又はタイミングオフセットトラッキングに適用される、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のOFDM信号。
  8. 少なくとも1つの送信アンテナを有するOFDM送信機であって、前記送信アンテナの各々からOFDM信号を送信するように構成され、前記OFDM信号はデータシンボルとパディングシンボルの総合個数がOFDMシンボルの整数個に等しくなるような第1個数のデータシンボルと第2個数のパディングシンボルとを有するペイロード部により構成され、前記パディングシンボルがトレーニングシンボルにより構成される、OFDM送信機。
  9. 前記ペイロードは複数のOFDMシンボルにより構成され、前記パディングシンボルは最後のOFDMシンボルの終端に挿入される、請求項8記載のOFDM送信機。
  10. 前記ペイロードは複数のOFDMシンボルにより構成され、前記パディングシンボルは最後のOFDMシンボルを介して広がっている、請求項8記載のOFDM送信機。
  11. 前記ペイロードは複数のOFDMシンボルにより構成され、前記パディングシンボルは全ペイロードを介して広がっている、請求項8記載のOFDM送信機。
  12. 前記信号はパケット形態で構成され、前記パケットは前記ペイロード部とパディングシンボルの数及び配置に関する情報を含むヘッダ部とで構成される、請求項8乃至請求項11のいずれか1項記載のOFDM送信機。
  13. 一定量のデータシンボルを含むパケットに対する前記OFDM信号に含むことができるトレーニングシンボルの数に関する情報を含むルックアップテーブルを具備する、請求項8乃至請求項12のいずれか1項記載のOFDM送信機。
  14. 前記トレーニングシンボルはチャンネル推定に適用される、請求項8乃至請求項13のいずれか1項記載のOFDM送信機。
  15. 前記トレーニングシンボルは搬送周波数オフセットトラッキング又はタイミングオフセットトラッキングに適用される、請求項8乃至請求項13のいずれか1項記載のOFDM送信機。
  16. 通信装置に装荷されると、この装置を請求項8乃至請求項15のいずれか1項記載のものにさせる、オペレーティングプログラム。
  17. キャリア媒体に保持する、請求項16記載のオペレーティングプログラム。
  18. 前記キャリア媒体は送信媒体である、請求項17記載のオペレーティングプログラム。
  19. 前記キャリア媒体は記憶媒体である、請求項17記載のオペレーティングプログラム。
  20. 少なくとも1つの送信アンテナを有するOFDM送信機からOFDM信号を提供する方法であって、トレーニングシンボルとデータシンボルの合計数がOFDMシンボルの整数個に等しくなるように前記トレーニングシンボルと送信されるべき前記OFDM信号のペイロード部の前記データシンボルに付加することを含む、方法。
  21. 請求項9乃至請求項15のいずれか1項記載のOFDM送信機によって送信されたとき請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のOFDM信号を受信するように構成されるOFDM受信機。
  22. 一定量のデータシンボルを含むOFDM信号パケットに含めることができるトレーニングシンボルの数に関する情報を含むルックアップテーブルを具備する、請求項21記載のOFDM受信機。
  23. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載のOFDM信号を送信するように構成されるOFDM送信機と、前記OFDM信号を受信するように構成されるOFDM受信機とで構成されるOFDMデータ通信システム。
  24. 前記OFDM送信機は1つの送信アンテナを具備し、前記OFDM受信機はトレーニングシンボルだけを含むサブキャリアのチャンネルを推定するように構成されるチャンネル推定器を具備する、請求項23記載のOFDMデータ通信システム。
  25. トレーニングシンボルを用いないでサブキャリアのチャンネルの補間によってサブキャリア全体で完全チャンネル推定値を求める、請求項24記載のOFDM通信システム。
  26. 前記OFDM送信機は複数の送信アンテナを具備し、前記OFDM受信機はチャンネル推定器を具備し、前記OFDM信号で送信されるトレーニングシンボルの数はML未満であり、但し、Mは送信アンテナの数、Lはチャンネルインパルスレスポンス長であり、前記チャンネル推定器は前記送信アンテナの所定のサブセットに渡りチャンネルを推定する、請求項23記載のOFDM通信システム。
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