JP2006290149A - 車両用走行制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両制御中にドライバーの減速意思が検出されたときに、車両の外部状況に応じて的確な車両制御を行う。
【解決手段】 先行車に対する追従走行制御を行っているときに、運転者意思検出手段M5がドライバーの減速意思を検出し、外部状況検出手段M6の走行路幅検出手段m1が自車走行路の幅の減少を検出し、かつ割り込み車両検出手段m2が割り込み車両を検出すると、制御目標値補正手段M7が追従走行制御の設定車間距離を増加させるので、先行車との車間距離を増加させて割り込み車両をスムーズに割り込ませたいというドライバーの心理を反映した車両制御が可能になる。一方割り込み車両検出手段M2が割り込み車両を検出しないときには、定速走行制御の設定車速を減少させるので、前方の道路幅が減少したときに安全な運転をしたいというドライバーの心理を反映した車両制御が可能になる。
【選択図】 図1
【解決手段】 先行車に対する追従走行制御を行っているときに、運転者意思検出手段M5がドライバーの減速意思を検出し、外部状況検出手段M6の走行路幅検出手段m1が自車走行路の幅の減少を検出し、かつ割り込み車両検出手段m2が割り込み車両を検出すると、制御目標値補正手段M7が追従走行制御の設定車間距離を増加させるので、先行車との車間距離を増加させて割り込み車両をスムーズに割り込ませたいというドライバーの心理を反映した車両制御が可能になる。一方割り込み車両検出手段M2が割り込み車両を検出しないときには、定速走行制御の設定車速を減少させるので、前方の道路幅が減少したときに安全な運転をしたいというドライバーの心理を反映した車両制御が可能になる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、先行車が存在するときには車間距離設定手段により設定された設定車間距離に基づいて自車を先行車に追従走行させるとともに、先行車が存在しないときには車速設定手段により設定された設定車速に基づいて自車を定速走行させる車両制御手段を備えた車両用走行制御装置に関する。
先行車との車間距離を設定車間距離に維持すべく自車の車速を制御するものにおいて、自車および先行車間に割り込む割り込み車両が存在する場合に、運転者状態検出センサで割り込みの発生による運転者の精神状態を計測し、運転者の精神状態に応じて先行車との設定車間距離を補正するものが、下記特許文献1により公知である。
特開平10−338053号公報
ところで、先行車との間に所定の設定車間距離を維持する追従走行制御を行っているときにドライバーが自発的に制動操作を行った場合、従来は一律に追従走行制御を中止していた。しかしながら、車両の周囲の状況に応じて追従走行制御を形を変えて継続すれば、ドライバーの心理を反映した更に適切な車両制御を行える可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、車両制御中にドライバーの減速意思が検出されたときに、車両の外部状況に応じて的確な車両制御を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、先行車が存在するときには車間距離設定手段により設定された設定車間距離に基づいて自車を先行車に追従走行させるとともに、先行車が存在しないときには車速設定手段により設定された設定車速に基づいて自車を定速走行させる車両制御手段を備えた車両用走行制御装置において、ドライバーの減速意思を検出する減速意思検出手段と、自車の外部状況を検出する外部状況検出手段と、前記減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出したときに、前記外部状況検出手段が検出した自車の外部状況に基づいて、前記車両制御手段による車両制御の制御目標値を補正する制御目標値補正手段とを備えたことを特徴とする車両用走行制御装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記外部状況検出手段は、自車走行路の幅を検出する走行路幅検出手段と、自車前方の走行路に割り込もうとする割り込み車両を検出する割り込み車両検出手段とを備え、前記減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、前記走行路幅検出手段が自車走行路の幅の減少を検出し、かつ前記割り込み車両検出手段が割り込み車両を検出したときに、前記制御目標値補正手段は、前記設定車間距離を増加させるとともに前記設定車速を維持することを特徴とする車両用走行制御装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記外部状況検出手段は、自車走行路の幅を検出する走行路幅検出手段と、自車前方の走行路に割り込もうとする割り込み車両を検出する割り込み車両検出手段とを備え、前記減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、前記走行路幅検出手段が自車走行路の幅の減少を検出し、かつ前記割り込み車両検出手段が割り込み車両を検出しないときに、前記制御目標値補正手段は、前記設定車間距離を維持するとともに前記設定車速を減少させることを特徴とする車両用走行制御装置が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項2または請求項3の構成に加えて、前記割り込み車両検出手段は、自車との横相対距離が所定値以上であり、かつ自車に接近する方向に移動する車両を割り込み車両であると判定することを特徴とする車両用走行制御装置が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項2または請求項3の構成に加えて、前記割り込み車両検出手段は、自車および先行車の相対距離と、自車および任意の車両の相対距離とに基づいて、前記任意の車両を割り込み車両であると判定することを特徴とする車両用走行制御装置が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記外部状況検出手段は、自車走行路の幅を検出する走行路幅検出手段を備え、前記減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、かつ前記走行路幅検出手段が自車走行路の幅の減少を検出したときに、前記制御目標値補正手段は、前記車両制御手段による車両減速制御の許容減速度を増加させるか、あるいは車両減速制御の減速開始タイミングを早めることを特徴とする車両用走行制御装置が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記外部状況検出手段は、自車走行路の交通量を検出する交通量検出手段を備え、前記減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、かつ前記交通量検出手段が自車走行路の交通量が所定値以下であることを検出したときに、前記制御目標値補正手段は、前記設定車間距離を増加させるとともに前記設定車速を維持することを特徴とする車両用走行制御装置が提案される。
また請求項8に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記外部状況検出手段は、先行車の加減速頻度を検出する加減速頻度検出手段を備え、前記減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、かつ前記加減速頻度検出手段が先行車の加減速頻度が所定値以上であることを検出したときに、前記制御目標値補正手段は、前記設定車間距離を増加させるとともに前記設定車速を維持することを特徴とする車両用走行制御装置が提案される。
また請求項9に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記外部状況検出手段は、自車進行方向における視認距離を検出する視認距離検出手段を備え、前記減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、かつ前記視認距離検出手段が視認距離が所定値以下であることを検出したときに、前記制御目標値補正手段は、前記設定車間距離を増加させるとともに前記設定車速を減少させることを特徴とする車両用走行制御装置が提案される。
また請求項10に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記外部状況検出手段は、先行車の車幅を検出する車幅検出手段を備え、前記減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、かつ前記車幅検出手段が先行車の車幅が所定値以上であることを検出したときに、前記制御目標値補正手段は、前記設定車間距離を増加させるとともに前記設定車速を維持することを特徴とする車両用走行制御装置が提案される。
尚、実施例の車速設定スイッチ16は本発明の車速設定手段に対応し、実施例の車間距離設定スイッチ17は本発明の車間距離設定手段に対応し、実施例の運転者意思検出手段M5は本発明の減速意思検出手段に対応する。
請求項1の構成によれば、減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出すると、追従走行制御および定速走行制御を行う車両制御手段の制御目標値を、外部状況検出手段が検出した自車の外部状況に基づいて補正するので、ドライバーの減速意思が検出されたときに追従走行制御および定速走行制御を一律に中止することなく、自車の外部状況に応じた的確な追従走行制御および定速走行制御を行うことができる。
請求項2の構成によれば、減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、走行路幅検出手段が自車走行路の幅の減少を検出し、かつ割り込み車両検出手段が割り込み車両を検出すると、追従走行制御の設定車間距離を増加させるので、先行車との車間距離を増加させて割り込み車両をスムーズに割り込ませたいというドライバーの心理を反映した車両制御が可能になる。
請求項3の構成によれば、減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、走行路幅検出手段が自車走行路の幅の減少を検出し、かつ割り込み車両検出手段が割り込み車両を検出しないときに、追従走行制御の設定車間距離を維持するとともに定速走行制御の設定車速を減少させるので、例えば自動車専用道路から市街地道路に進入して前方の道路幅が減少したときに、定速走行制御の設定車速を減少させて安全な運転をしたいというドライバーの心理を反映した車両制御が可能になる。
請求項4の構成によれば、自車との横相対距離が所定値以上であり、かつ自車に接近する方向に移動する車両を割り込み車両であると判定するので、割り込み車両の判定精度を高めることができる。
請求項5の構成によれば、自車および先行車の相対距離と、自車および任意の車両の相対距離とに基づいて、前記任意の車両が割り込み車両であると判定するので、前記任意のが横移動を開始する前に割り込み車両の判定を行うことができる。
請求項6の構成によれば、減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、かつ走行路幅検出手段が自車走行路の幅の減少を検出すると、車両減速制御の許容減速度を増加させるか、あるいは車両減速制御の減速開始タイミングを早めるので、例えば自動車専用道路から市街地道路に進入して道路幅が減少したような場合に、狭い道路で周囲を警戒しながら運転したいというドライバーの心理を反映した車両制御が可能になる。
請求項7の構成によれば、減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、かつ交通量検出手段が自車走行路の交通量が所定値以下であることを検出すると、追従走行制御の設定車間距離を増加させるので、交通量が小さい道路を走行するときに先行車との車間距離を充分に確保してゆったりと運転したいというドライバーの意思を反映した車両制御が可能になる。
請求項8の構成によれば、減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、かつ加減速頻度検出手段が先行車の加減速頻度が所定値以上であることを検出すると、追従走行制御の設定車間距離を増加させるので、運転の荒い先行車に追従走行するときに車間距離を充分に確保して自車の不快な加減速を避けたいというドライバーの意思を反映した車両制御が可能になる。
請求項9の構成によれば、減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、かつ視認距離検出手段が視認距離が所定値以下であることを検出すると、追従走行制御の設定車間距離を増加させるとともに定速走行制御の設定車速を減少させるので、霧、豪雨、吹雪等の悪天候下で安全な運転をしたいというドライバーの意思を反映した車両制御が可能になる。
請求項10の構成によれば、減速意思検出手段がドライバーの減速意思を検出し、かつ車幅検出手段が先行車の車幅が所定値以上であることを検出すると、追従走行制御の設定車間距離を増加させるので、大型のトラックやトレーラ等に追従走行するときに車間距離を増加させて周囲の視界を広く確保しようとするドライバーの意思を反映した車両制御が可能になる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の実施例を示すもので、図1はACCシステムの制御系のブロック図、図2は第1実施例の作用を説明するフローチャート、図3は第2実施例の作用を説明するフローチャート、図4は第3実施例の作用を説明するフローチャート、図5は第4実施例の作用を説明するフローチャート、図6は第5実施例の作用を説明するフローチャート、図7は第6実施例の作用を説明するフローチャートである。
図1に示すように、先行車が存在するときには予め設定した車間距離を保持して前記先行車に追従走行し、先行車が存在しないときには予め設定した車速で定速走行するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)システムは、走行軌跡推定手段M1と、制御対象領域設定手段M2と、制御対象決定手段M3と、制御目標値決定手段M4と、運転者意思検出手段M5と、外部状況検出手段M6と、制御目標値補正手段M7と、車両制御手段M8とを備える。
走行軌跡推定手段M1には車速センサ11およびヨーレートセンサ12が接続され、制御対象決定手段M3にはレーダー装置13が接続され、運転者意思検出手段M5にはブレーキペダルスイッチ14、アクセル開度センサ15、車速設定スイッチ16および車間距離設定スイッチ17が接続され、外部状況検出手段M6にはレーダー装置13、ナビゲーションシステム18、VICS受信手段19および路車間通信手段20が接続され、車両制御手段M8にはディスプレイ21、減速アクチュエータ22および加速アクチュエータ23が接続される。
外部状況検出手段M6には、走行路幅検出手段m1、割り込み車両検出手段m2、交通量検出手段m3、加減速頻度検出手段m4、視認距離検出手段m5および車幅検出手段m6が含まれる。
走行軌跡推定手段M1は、車速センサ11で検出した車速とヨーレートセンサ12で検出したヨーレートとに基づいて自車の将来の走行軌跡を推定する。即ち、現在の車速およびヨーレートから自車の旋回半径が算出できるため、現在の自車の進行方向に前記旋回半径の円弧を連ねることで自車の将来の走行軌跡を推定することができる。
制御対象領域設定手段M2は、走行軌跡推定手段M1で推定した走行軌跡上に所定幅および所定長さを有する帯状の制御対象領域を設定する。
制御対象決定手段M3は、制御対象領域設定手段M2で設定した制御対象領域でレーダー装置13により検知された先行車が制御対象となり得るか否かを判定する。その際に制御対象候補が複数存在する場合には、自車に最も近い先行車を制御対象として判定し、制御対象候補が一つだけ存在する場合には、その先行車を制御対象として判定する。
制御目標値決定手段M4は、制御対象となった先行車に自車を追従走行させたり、自車を定速走行させたりするためのパラメータである設定車速や設定車間距離を、それぞれ車速設定スイッチ16の出力および車間距離設定スイッチ17の出力から設定する。
運転者意思検出手段M5は、ブレーキペダルスイッチ14やアクセル開度センサ15の出力からドライバーの減速意思を検出したり、アクセル開度センサ15の出力からドライバーの加速意思を検出したり、車速設定スイッチ16の出力からドライバーが意図する定速走行制御の設定車速を検出したり、車間距離設定スイッチ17の出力からドライバーが意図する追従走行制御の設定車間距離を検出したりする。
外部状況検出手段M6は複数の機能を備えており、走行路幅検出手段m1がナビゲーションシステム18からの情報により自車の前方の走行路の幅を検出したり、割り込み車両検出手段m2がレーダー装置13からの情報により自車の前方に割り込もうとする割り込み車両を検出したり、交通量検出手段m3がVICS受信手段19や路車間通信手段20からの情報により自車周辺の交通量を検出したり、加減速頻度検出手段m4がレーダー装置13からの情報により先行車の加速や減速の頻度を検出したり、視認距離検出手段m5がレーダー装置13からの情報により霧、豪雨、吹雪等のために変化する自車の前方の視認距離を検出したり、車幅検出手段m6がレーダー装置13からの情報により先行車の車幅を検出したりする。
割り込み車両検出手段m2による割り込み車両検出の具体的判定手法は二つある。その第1番目は、自車との横相対距離が所定値以上であり、かつ自車に接近する方向に移動する車両を割り込み車両であると判定するもので、この手法を採用すれば割り込み車両の判定精度を高めることができる。また第2番目は、自車および先行車の相対距離と、自車および任意の車両の相対距離とに基づいて、前記任意の車両が割り込み車両であると判定するもので、この手法を採用すれば前記任意の車両が横移動を開始する前に早期に割り込み車両の判定を行うことができる。
制御目標値補正手段M7は、運転者意思検出手段M5がドライバーの減速意思を検出したときに、外部状況検出手段M6で検出した外部状況に応じて、制御目標値決定手段M4で決定した制御目標値を補正する。
車両制御手段M8は、制御目標値補正手段M7で補正した制御目標値に基づいて減速アクチュエータ22や加速アクチュエータ23を駆動し、スロットルバルブを開閉したりブレーキ装置を作動させたりして追従走行制御や定速走行制御を実行するとともに、ディスプレイ23に現在の車両の制御状態を表示してドライバーに報知する。これにより、制御対象決定手段M3により決定された制御対象となる先行車が存在するとき、自車は車間距離設定スイッチ17で設定された所定の車間距離で先行車に追従走行するとともに、制御対象となる先行車が存在しないとき、自車は車速設定スイッチ16で設定された所定の車速で定速走行する。
次に、第1実施例の作用を図2のフローチャートに基づいて説明する。
先ずステップS1で自車が先行車に追従走行しており、ステップS2で運転者意思検出手段M5が例えばブレーキペダルスイッチ14がオンしたことでドライバーの減速意思を検出し、ステップS3で外部状況検出手段M6の走行路幅検出手段m1が自車前方の走行路の幅が減少していることを検出し、かつステップS4で外部状況検出手段M6の割り込み車両検出手段m2が自車前方に割り込もうとしている割り込み車両を検出すると、ステップS5で制御目標値補正手段M7が追従走行制御のための設定車間距離を増加させる方向に補正を行うとともに、定速走行制御のための設定車速を現状のままに維持する。これにより、先行車との車間距離を拡大して自車前方に割り込もうとする割り込み車両をスムーズに割り込ませたいというドライバーの心理を反映した車両制御が可能になる。
また前記ステップS4で外部状況検出手段M6の割り込み車両検出手段m2が自車前方に割り込もうとしている割り込み車両を検出しない場合には、ステップS6で制御目標値補正手段M7が設定車間距離を現状のままに維持して設定車速を減少する方向に補正する。これにより、例えば自動車専用道路から市街地道路に進入して前方の道路幅が減少したときに、定速走行制御の設定車速を減少させて安全な運転をしたいというドライバーの心理を反映した車両制御が可能になる。
尚、前記ステップS1で先行車に追従走行していない場合と、前記ステップS2でドライバーの減速意思を検出しない場合と、前記ステップS3で自車前方の走行路の幅が減少していない場合とには、ステップS7で設定車間距離および設定車速を現状のまま維持する。
次に、第2実施例の作用を図3のフローチャートに基づいて説明する。
先ずステップS11で自車が先行車に追従走行しており、ステップS12で運転者意思検出手段M5が例えばブレーキペダルスイッチ14がオンしたことでドライバーの減速意思を検出し、かつステップS13で外部状況検出手段M6の走行路幅検出手段m1が自車前方の走行路の幅が減少していることを検出すると、ステップS14で追従走行制御のための設定車間距離を増加させる方向に補正を行い、かつ自動制動による自車の減速度を通常時よりも大きくするか、あるいは自車の減速タイミングを通常時よりも早くする。これにより、例えば自動車専用道路から市街地道路に進入して前方の道路幅が減少したような場合に、ドライバーが狭い道路で周囲を警戒しながら運転したいという心理を反映した車両制御が可能になる。
尚、前記ステップS11で先行車に追従走行していない場合と、前記ステップS12でドライバーの減速意思を検出しない場合と、前記ステップS13で自車前方の走行路の幅が減少していない場合とには、ステップS15で設定車間距離および設定車速を現状のまま維持する。
次に、第3実施例の作用を図4のフローチャートに基づいて説明する。
先ずステップS21で自車が先行車に追従走行しており、ステップS22で運転者意思検出手段M5が例えばブレーキペダルスイッチ14がオンしたことでドライバーの減速意思を検出し、かつステップS23で外部状況検出手段M6の交通量検出手段m3が自車周辺の交通量が小さいことを検出すると、ステップS24で追従走行制御のための設定車間距離を増加させる方向に補正を行うとともに、定速走行制御のための設定車速を現状のままに維持する。これにより、ドライバーが交通量が小さい道路を走行中に先行車との車間距離を充分に確保してゆったりと運転したいという心理を反映した車両制御が可能になる。
尚、前記ステップS21で先行車に追従走行していない場合と、前記ステップS22でドライバーの減速意思を検出しない場合と、前記ステップS23で道路交通量が小さくない場合とには、ステップS25で設定車間距離および設定車速を現状のまま維持する。
次に、第4実施例の作用を図5のフローチャートに基づいて説明する。
先ずステップS31で自車が先行車に追従走行しており、ステップS32で運転者意思検出手段M5が例えばブレーキペダルスイッチ14がオンしたことでドライバーの減速意思を検出し、かつステップS33で外部状況検出手段M6の加減速頻度検出手段m4が先行車の加減速頻度が所定値以上であることを検出すると、ステップS34で追従走行制御のための設定車間距離を増加させる方向に補正を行うとともに、定速走行制御のための設定車速を現状のままに維持する。これにより、運転の荒い先行車の後方を走るドライバーが先行車との車間距離を充分に確保して自車が不快な加減速を繰り返したくないという心理を反映した車両制御が可能になる。
尚、前記ステップS31で先行車に追従走行していない場合と、前記ステップS32でドライバーの減速意思を検出しない場合と、前記ステップS33で先行車の加減速頻度が所定値以上でない場合とには、ステップS35で設定車間距離および設定車速を現状のまま維持する。
次に、第5実施例の作用を図6のフローチャートに基づいて説明する。
先ずステップS41で自車が先行車に追従走行しており、ステップS42で運転者意思検出手段M5が例えばブレーキペダルスイッチ14がオンしたことでドライバーの減速意思を検出し、かつステップS43で外部状況検出手段M6の視認距離検出手段m5が自車の前方の視認距離が所定値以下であることを検出すると、ステップS44で追従走行制御のための設定車間距離を増加する方向に補正を行うとともに、定速走行制御のための設定車速を減少する方向に補正を行う。これにより、霧、豪雨、吹雪などで視界が低下したときに、追従走行制御の設定車間距離を増加させ、かつ定速走行制御の設定車速の減少させることで、悪天候下で安全な運転をしたいというドライバーの心理を反映した車両制御が可能になる。
尚、前記ステップS41で先行車に追従走行していない場合と、前記ステップS42でドライバーの減速意思を検出しない場合と、前記ステップS43で自車前方の視認距離が所定値以下でない場合とには、ステップS45で設定車間距離および設定車速を現状のまま維持する。
次に、第6実施例の作用を図7のフローチャートに基づいて説明する。
先ずステップS51で自車が先行車に追従走行しており、ステップS52で運転者意思検出手段M5が例えばブレーキペダルスイッチ14がオンしたことでドライバーの減速意思を検出し、かつステップS53で外部状況検出手段M6の車幅検出手段m6が先行車の車幅が所定値以上であることを検出すると、ステップS54で追従走行制御のための設定車間距離を増加させる方向に補正を行うとともに、定速走行制御のための設定車速を現状のままに維持する。これにより、大型のトラックやトレーラに追従走行するドライバーが先行車との車間距離を充分に確保して周囲の視界を広く確保しようとする心理を反映した車両制御が可能になる。
尚、前記ステップS51で先行車に追従走行していない場合と、前記ステップS52でドライバーの減速意思を検出しない場合と、前記ステップS53で先行車の車幅が所定値以上でない場合とには、ステップS55で設定車間距離および設定車速を現状のまま維持する。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例ではドライバーの減速意思をブレーキペダルスイッチ14の出力から検出しているが、それ以外にアクセル開度センサ15の出力、トランスミッションのシフトポジション、乗員の会話等から検出することができる。
また実施例では走行路幅検出手段m1がナビゲーションシステム18からの情報により自車の前方の走行路の幅を検出しているが、それ以外にレーダー装置13の出力やカメラ画像等から検出することができる。
また実施例では交通量検出手段m3がVICS受信手段19や路車間通信手段20からの情報により自車周辺の交通量を検出しているが、それ以外にレーダー装置13の出力やカメラ画像等から検出することができる。
また実施例では加減速頻度検出手段m4がレーダー装置13の出力から先行車の加速や減速の頻度を検出しているが、それ以外にカメラ画像等から検出することができる。
また実施例では視認距離検出手段m5がレーダー装置13の出力から自車の前方の視認距離を検出しているが、それ以外にカメラ画像、ナビゲーションシステム18、VICS受信手段19、路車間通信手段20等から検出することができる。
また実施例では車幅検出手段m6がレーダー装置13の出力から先行車の車幅を検出しているが、それ以外にカメラ画像等から検出することができる。
16 車速設定スイッチ(車速設定手段)
17 車間距離設定スイッチ(車間距離設定手段)
M5 運転者意思検出手段(減速意思検出手段)
M6 外部状況検出手段
M7 制御目標値補正手段
M8 車両制御手段
m1 走行路幅検出手段
m2 割り込み車両検出手段
m3 交通量検出手段
m4 加減速頻度検出手段
m5 視認距離検出手段
m6 車幅検出手段
17 車間距離設定スイッチ(車間距離設定手段)
M5 運転者意思検出手段(減速意思検出手段)
M6 外部状況検出手段
M7 制御目標値補正手段
M8 車両制御手段
m1 走行路幅検出手段
m2 割り込み車両検出手段
m3 交通量検出手段
m4 加減速頻度検出手段
m5 視認距離検出手段
m6 車幅検出手段
Claims (10)
- 先行車が存在するときには車間距離設定手段(17)により設定された設定車間距離に基づいて自車を先行車に追従走行させるとともに、先行車が存在しないときには車速設定手段(16)により設定された設定車速に基づいて自車を定速走行させる車両制御手段(M8)を備えた車両用走行制御装置において、
ドライバーの減速意思を検出する減速意思検出手段(M5)と、
自車の外部状況を検出する外部状況検出手段(M6)と、
前記減速意思検出手段(M5)がドライバーの減速意思を検出したときに、前記外部状況検出手段(M6)が検出した自車の外部状況に基づいて、前記車両制御手段(M8)による車両制御の制御目標値を補正する制御目標値補正手段(M7)と、
を備えたことを特徴とする車両用走行制御装置。 - 前記外部状況検出手段(M6)は、自車走行路の幅を検出する走行路幅検出手段(m1)と、自車前方の走行路に割り込もうとする割り込み車両を検出する割り込み車両検出手段(m2)とを備え、
前記減速意思検出手段(M5)がドライバーの減速意思を検出し、前記走行路幅検出手段(m1)が自車走行路の幅の減少を検出し、かつ前記割り込み車両検出手段(m2)が割り込み車両を検出したときに、前記制御目標値補正手段(M7)は、前記設定車間距離を増加させるとともに前記設定車速を維持することを特徴とする、請求項1に記載の車両用走行制御装置。 - 前記外部状況検出手段(M6)は、自車走行路の幅を検出する走行路幅検出手段(m1)と、自車前方の走行路に割り込もうとする割り込み車両を検出する割り込み車両検出手段(m2)とを備え、
前記減速意思検出手段(M5)がドライバーの減速意思を検出し、前記走行路幅検出手段(m1)が自車走行路の幅の減少を検出し、かつ前記割り込み車両検出手段(m2)が割り込み車両を検出しないときに、前記制御目標値補正手段(M7)は、前記設定車間距離を維持するとともに前記設定車速を減少させることを特徴とする、請求項1に記載の車両用走行制御装置。 - 前記割り込み車両検出手段(m2)は、自車との横相対距離が所定値以上であり、かつ自車に接近する方向に移動する車両を割り込み車両であると判定することを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の車両用走行制御装置。
- 前記割り込み車両検出手段(m2)は、自車および先行車の相対距離と、自車および任意の車両の相対距離とに基づいて、前記任意の車両を割り込み車両であると判定することを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の車両用走行制御装置。
- 前記外部状況検出手段(M6)は、自車走行路の幅を検出する走行路幅検出手段(m1)を備え、
前記減速意思検出手段(M5)がドライバーの減速意思を検出し、かつ前記走行路幅検出手段(m1)が自車走行路の幅の減少を検出したときに、前記制御目標値補正手段(M7)は、前記車両制御手段(M8)による車両減速制御の許容減速度を増加させるか、あるいは車両減速制御の減速開始タイミングを早めることを特徴とする、請求項1に記載の車両用走行制御装置。 - 前記外部状況検出手段(M6)は、自車走行路の交通量を検出する交通量検出手段(m3)を備え、
前記減速意思検出手段(M5)がドライバーの減速意思を検出し、かつ前記交通量検出手段(m3)が自車走行路の交通量が所定値以下であることを検出したときに、前記制御目標値補正手段(M7)は、前記設定車間距離を増加させるとともに前記設定車速を維持することを特徴とする、請求項1に記載の車両用走行制御装置。 - 前記外部状況検出手段(M6)は、先行車の加減速頻度を検出する加減速頻度検出手段(m4)を備え、
前記減速意思検出手段(M5)がドライバーの減速意思を検出し、かつ前記加減速頻度検出手段(m4)が先行車の加減速頻度が所定値以上であることを検出したときに、前記制御目標値補正手段(M7)は、前記設定車間距離を増加させるとともに前記設定車速を維持することを特徴とする、請求項1に記載の車両用走行制御装置。 - 前記外部状況検出手段(M6)は、自車進行方向における視認距離を検出する視認距離検出手段(m5)を備え、
前記減速意思検出手段(M5)がドライバーの減速意思を検出し、かつ前記視認距離検出手段(m5)が視認距離が所定値以下であることを検出したときに、前記制御目標値補正手段(M7)は、前記設定車間距離を増加させるとともに前記設定車速を減少させることを特徴とする、請求項1に記載の車両用走行制御装置。 - 前記外部状況検出手段(M6)は、先行車の車幅を検出する車幅検出手段(m6)を備え、
前記減速意思検出手段(M5)がドライバーの減速意思を検出し、かつ前記車幅検出手段(m6)が先行車の車幅が所定値以上であることを検出したときに、前記制御目標値補正手段(M7)は、前記設定車間距離を増加させるとともに前記設定車速を維持することを特徴とする、請求項1に記載の車両用走行制御装置。
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