JP2006299527A - ガスケットおよび建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】底面部21および一対の側壁部22を有して断面略コ字形に形成したガスケット20において、側壁部22に第1、第2、第3の突条部23,24,25を形成し、第1突条部23同士の間隔寸法(L1 )を、第2突条部24同士の間隔寸法(L2 )よりも小さく設定するとともに、第2突条部24同士の間隔寸法(L2 )よりも第3突条部25同士の間隔寸法(L3 )を小さく設定して、これら第1および第2の突条部23,24を面材表面に密接させた。従って、第1および第2の突条部23,24によって止水性が確保できるとともに、第2突条部24および第3突条部25と複層ガラス19との摩擦抵抗を低減してガスケット20の装着性を向上させることができる。
【選択図】 図6
Description
特許文献1における第1の実施形態に記載されたガスケットは、硬質樹脂から断面略コ字形に形成された本体部(呑込み部)と、この本体部の側壁上端部に設けられた軟質樹脂からなる一対のシール部とを備えて構成されている。そして、シール部の上端には、面材の内外表面に密接する密接部(対向面)が形成されており、この密接部と面材表面との密接によって、面材の外表面を流れ落ちた雨水等が枠材内部に浸入しないようになっている。さらに、本体部における側壁内面には、突条が形成されており、この突条によって面材の位置決めができるようになっている。
また、特許文献1における第2の実施形態に記載されたガスケットでは、シール部における密接部の下側にシール突条が形成されており、これらの密接部およびシール突条が面材表面に密接することによって、雨水等の浸入が防止されるようになっている。
また、第1突条部の先端同士の見込み方向間隔寸法(L1 )を、第2突条部の先端同士の見込み方向間隔寸法(L2 )よりも小さく設定した(L1 <L2 )、あるいは、第1および第2の突条部の突出長さを、第1突条部と面材との密接強さが第2突条部と面材との密接強さよりも大きくなるように設定したことで、第1突条部によって止水性を確保しつつ、第2突条部による面材との摩擦抵抗を低減して装着性を向上させることができる。
さらに、第3突条部の先端同士の見込み方向間隔寸法(L3 )を、第2突条部の見込み方向間隔寸法(L2 )よりも短く設定した、あるいは、第3突条部の突出長さを、当該第3突条部と面材との密接強さが第2突条部と面材との密接強さよりも小さくなるように設定し、または通常装着状態において当該第3突条部が面材に当接しないように設定したことで、面材への装着性を確保しつつ、強風時に面材に作用する風圧力で第1および第2の突条部が変形しても、第3突条部が面材に密接して面材の移動を防止することができ、止水性が確保できる。
この際、面材としては、単板ガラスや合せガラス、網入りガラス、複層ガラス等の任意のパネル体が利用可能であるが、特に、見込み寸法(厚さ寸法)の公差が大きい複層ガラスを用いた場合には、止水性を確保しつつ装着性の悪化が防止できるという効果を顕著に発揮することができる。
そして、以上のようなガスケットは、高い耐風圧が必要とされ、かつ気密性や遮音性、断熱性が求められる高層建物(特に、高層住宅)のサッシ窓に好適である。
なお、通常装着状態とは、ガスケットを装着した面材を障子の框等に組み込んだ状態、かつ、風圧力等の外力によって面材が見込み方向に移動したり撓んだりしていない状態のことである。つまり、面材に風圧力等の外力が作用して面材が見込み方向に移動したり撓んだりすることによってガスケットが撓んだ状態は、通常装着状態ではない。
このような構成によれば、前述したように厚さ寸法の公差が大きい複層ガラスを用いても止水性および装着性が確保できるとともに、第4突条部が複層ガラスのガラスパネル端縁に当接することで、複層ガラスのシーリング材とガスケットの底面部とが離隔され、これらの間に隙間(空間)が形成される。これにより、万一複層ガラスとガスケットとの間に雨水等が侵入したとしても、この雨水等がシーリング材に触れることなく、シーリング材を透湿して複層ガラスの中空層への湿気の侵入を防止することができる。
このような構成によれば、万一、面材とガスケットとの間に雨水等が侵入したとしても、この雨水等が開口から速やかに排出されて面材の端縁に雨水等が接触することを防止できる。従って、特に面材が複層ガラスである場合には、ガスケットを乾燥させておくことで、シーリング材の劣化や中空層内面のくもり等を確実に防止することができる。
このような構成によれば、ゴム状弾性体からなるガスケットを面材の大きさに合わせて環状に形成しておき、このガスケットを伸ばしながら取り付けるだけで、容易に面材の四周に装着することができるとともに、装着したガスケットが外れにくくできるため、面材と枠材との組立性も向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である引違い窓1を示す縦断面図である。図2は、引違い窓1を示す横断面図である。図3は、引違い窓1における障子15を示す正面図である。
図1、図2において、引違い窓1は、高層住宅等の外壁開口部に設けられて室内空間と室外空間とを仕切るもので、気密性や水密性、遮音性等について所定の性能を有している。そして、引違い窓1は、それぞれアルミ押出形材製の上枠11、下枠12、および左右の縦枠13を四周枠組みした窓枠10と、この窓枠10の内側にスライド開閉自在に支持された室内外一対の障子15とを備えて構成されている。窓枠10は、外壁開口部における床や壁等の建物躯体2に固定され、この窓枠10の室内側には、窓額縁3が設けられている。
図3〜図7において、複層ガラス19は、室内外一対のガラスパネル191,192と、これらのガラスパネル191,192間に形成された中空層193と、ガラスパネル191,192間の四周に介装されたスペーサ194およびシーリング材195とを有して形成されている。中空層193には、アルゴンガス等の熱伝導率が低い気体が封入され、複層ガラス19の断熱性能が高められている。そして、複層ガラス19は、上框16、下框17、および左右の縦框18の面材支持部161,171(縦框18の面材支持部は図示略)にガスケット20を介して支持されている。
また、ガスケット20の側面部22外側には、面材支持部161,171の側壁162,172内面に密接する第5突条部27が2つずつ形成されている。これらの第5突条部27は、面材支持部161,171の側壁162,172に向かって略直交して突設されている。
すなわち、図8に示すように、複層ガラス19の厚さ寸法T2 が前記L3 よりも大きい場合には、第3突条部25がつぶれることで複層ガラス19を保持するようになっている。この際、2つの第3突条部25は、互いに離れる側に傾斜した傾斜面を有して形成されている(図6参照)ため、押圧された際につぶれやすくなっており、複層ガラス19への装着時の摩擦抵抗が小さくできるようになっている。これにより、複層ガラス19へのガスケット20の装着性が確保される。
(1)すなわち、ガスケット20の側面部22に第1突条部23、第2突条部24、および第3突条部25が形成され、少なくとも第1突条部23および第2突条部24が複層ガラス19の室内外表面に密接することで、複層ガラス19とガスケット20との間への雨水等の浸入が確実に防止でき、止水性を確保することができる。
例えば、前記実施形態においては、引違い窓1について説明したが、本発明の建具は、引違い窓1に限らず、片引き窓や上げ下げ窓、嵌め殺し窓や開き窓、縦(横)辷出し窓、突出し窓、内倒し窓等、任意形式のサッシ窓とすることができる。
また、前記実施形態では、障子15が窓枠10に開閉自在に支持されていたが、これに限らず、障子15が方立てや無目等に支持されていてもよい。
さらに、ガスケット20の底面部21に形成された開口28,29,30は、前記実施形態の位置、形状および大きさに限定されるものではなく、任意の位置、形状および大きさに設定することが可能である。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (6)
- 面材の端縁に装着されて枠材に対して当該面材を支持するガスケットであって、
底面部および一対の側面部を有して断面略コ字形にゴム状弾性体から形成され、前記一対の側面部には、前記面材に向かって突出した第1、第2、第3の突条部がそれぞれ対向して設けられ、
前記第1突条部は、前記底面部から離れた前記側面部の開口端に形成され、前記第2突条部は、前記側面部における前記底面部寄りの位置に形成され、前記第3突条部は、前記第1および第2の突条部の間に形成され、
前記面材に未装着の状態において、前記互いに対向した第1突条部の先端同士の見込み方向間隔寸法(L1 )は、前記互いに対向した第2突条部の先端同士の見込み方向間隔寸法(L2 )よりも小さく設定され(L1 <L2 )、第2突条部の先端同士の見込み方向間隔寸法(L2 )は、前記互いに対向した第3突条部の先端同士の見込み方向間隔寸法(L3 )よりも小さく設定され(L2 <L3 )、
前記面材に装着した状態において、前記第1、第2、第3の突条部のうち、少なくとも第1および第2の突条部が撓みつつ当該面材の一方および他方の表面に密接するガスケット。 - 面材の端縁に装着されて枠材に対して当該面材を支持するガスケットであって、
底面部および一対の側面部を有して断面略コ字形にゴム状弾性体から形成され、前記一対の側面部には、前記面材に向かって突出した第1、第2、第3の突条部がそれぞれ対向して設けられ、
前記第1突条部は、前記底面部から離れた前記側面部の開口端に形成され、前記第2突条部は、前記側面部における前記底面部寄りの位置に形成され、前記第3突条部は、前記第1および第2の突条部の間に形成され、
前記互いに対向した第1および第2の突条部は、それぞれ撓みつつ前記面材の一方および他方の表面に密接するとともに、これら第1および第2の突条部の突出長さは、当該第1突条部と前記面材との密接強さが当該第2突条部と前記面材との密接強さよりも大きくなるように設定されるとともに、前記互いに対向した第3突条部の突出長さは、当該第3突条部と前記面材との密接強さが前記第2突条部と前記面材との密接強さよりも小さくなるように設定され、または通常装着状態において当該第3突条部が前記面材に当接しないように設定されているガスケット。 - 前記面材は、室内外一対のガラスパネルと、これらのガラスパネル間に介装されたシーリング材とを有して形成された複層ガラスであって、
前記底面部には、前記複層ガラスにおける一対のガラスパネルの端面にそれぞれ当接する一対の第4突条部が形成されている請求項1または請求項2に記載のガスケット。 - 前記底面部には、開口が形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載のガスケット。
- 前記面材の四周端縁に沿って連続した全体環状に形成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載のガスケット。
- 窓枠と、この窓枠に支持された障子とを備えた建具であって、
前記障子は、上下左右の框材と、これらの框材で囲まれた内部に嵌め込まれる面材と、この面材の端縁に装着されて前記框材に対して当該面材を支持する請求項1から請求項5のいずれかに記載のガスケットとを有して構成され、
前記框材は、凹溝状の面材支持部を有して形成され、
前記ガスケットの側面部外側には、前記面材支持部の側壁内面に密接する第5突条部が形成されている建具。
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