JP2006306151A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】トレッド部ショルダー領域の偏摩耗を抑制できる空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】この空気入りタイヤ1では、一対の傾斜ベルト材42、43のうちの少なくとも一方42(43)が、タイヤ周方向に対する繊維方向の傾斜角度φaを有するハイアングル部42a(43a)と、ハイアングル部の傾斜角度φaよりも小さい繊維方向の傾斜角度φbを有するローアングル部42b(43b)とを有すると共に、ローアングル部を42b(43b)トレッド部のショルダー領域に位置させている。また、ローアングル部42b(43b)の配置位置における一対の傾斜ベルト材42、43の繊維方向の交差角度θshが40[deg]≦θsh≦70[deg]の範囲内にある。
【選択図】 図2
【解決手段】この空気入りタイヤ1では、一対の傾斜ベルト材42、43のうちの少なくとも一方42(43)が、タイヤ周方向に対する繊維方向の傾斜角度φaを有するハイアングル部42a(43a)と、ハイアングル部の傾斜角度φaよりも小さい繊維方向の傾斜角度φbを有するローアングル部42b(43b)とを有すると共に、ローアングル部を42b(43b)トレッド部のショルダー領域に位置させている。また、ローアングル部42b(43b)の配置位置における一対の傾斜ベルト材42、43の繊維方向の交差角度θshが40[deg]≦θsh≦70[deg]の範囲内にある。
【選択図】 図2
Description
この発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗(肩落ち摩耗)を抑制できる空気入りタイヤに関する。
近年、低い扁平率(あるいは特殊なベルト構造)を有する空気入りタイヤが増加している。かかる空気入りタイヤでは、トレッド部のショルダー領域にて偏摩耗(肩落ち摩耗)が発生するため、その改善が求められている。
かかる課題において、従来の空気入りタイヤには、特許文献1に記載される技術が知られている。従来の空気入りタイヤは、一対のビードコア間にわたってトロイド状をなして跨がるラジアルカーカスのタイヤ径方向外側に、ベルト層、ベルト補強層およびトレッドを順次に配置した空気入りラジアルタイヤであって、ベルト層は、1本または複数本のコードにゴム被覆した帯状体を、ベルト層両側縁の一端から他端へタイヤの赤道面に対して斜めにかつ側縁での折れ曲がりを介して実質上トレッドの周方向にジグザグ状に連続して延ばした配置になり、ベルト補強層は、タイヤの赤道面に対して斜めに配置した多数本のコードのゴム引き層を、少なくともトレッド側域に相当する領域に配置してなり、さらにベルト層およびベルト補強層は、ベルト層の幅方向最外側端を通るタイヤ回転軸の垂線とトレッド表面との交点からタイヤ最大径位置までのタイヤ径方向の距離が、ベルト補強層のベルト幅方向最外側端を通るタイヤ回転軸の垂線とトレッド表面との交点からタイヤ最大径位置までのタイヤ径方向の距離の65%以下となる関係を満足することを特徴とする。
この発明は、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗(肩落ち摩耗)を抑制できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる空気入りタイヤは、カーカス層と、積層された複数のベルト材から成ると共に前記カーカス層のタイヤ径方向外周に配置されるベルト層とを有する空気入りタイヤであって、複数の前記ベルト材が、タイヤ周方向に対して傾斜する繊維方向を有すると共に繊維方向を相互に交差させて配置される一対の傾斜ベルト材と、タイヤ周方向に対して略平行な繊維方向を有する周方向ベルト材とを含み、一対の前記傾斜ベルト材のうちの少なくとも一方が、タイヤ周方向に対する繊維方向の傾斜角度φaを有するハイアングル部と、前記ハイアングル部の傾斜角度φaよりも小さい繊維方向の傾斜角度φbを有するローアングル部とを有すると共に、前記ローアングル部をトレッド部のショルダー領域に位置させており、且つ、前記ローアングル部の配置位置における一対の前記傾斜ベルト材の繊維方向の交差角度θshが40[deg]≦θsh≦70[deg]の範囲内にあることを特徴とする。
この空気入りタイヤでは、一対の傾斜ベルト材のうちの少なくとも一方が、タイヤ周方向に対する繊維方向の傾斜角度φaを有するハイアングル部と、ハイアングル部の傾斜角度φaよりも小さい繊維方向の傾斜角度φbを有するローアングル部とを含むと共に、ローアングル部をトレッド部のショルダー領域に位置させているので、傾斜ベルト材のローアングル部により、トレッド部ショルダー領域のタイヤ周方向の剪断剛性が高められる。これにより、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗(肩落ち摩耗)が抑制される利点がある。また、トレッド部ショルダー領域(ローアングル部の配置位置)における一対の傾斜ベルト材の繊維方向の交差角度θshが適正化されることにより、タイヤ接地時におけるトレッド部ショルダー領域の剪断変形が適正化される。これにより、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗がより好適に低減される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、一対の前記傾斜ベルト材のうちの少なくとも一方が前記ハイアングル部と前記ローアングル部とにタイヤ幅方向に分割されている。
この空気入りタイヤでは、一つの傾斜ベルト材がハイアングル部とローアングル部とにタイヤ幅方向に分割されるので、タイヤ接地時にてトレッド部ショルダー側のローアングル部が独立して変位できる。これにより、トレッド部ショルダー領域における傾斜ベルト材の剪断歪みが低減されて、傾斜ベルト材のセパレーションが抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記ハイアングル部の幅Waと前記ローアングル部の幅WbとがWa>Wbの関係を有する。
この空気入りタイヤでは、ローアングル部の幅Wbがハイアングル部の幅Waよりも狭いので、タイヤ接地時にてローアングル部側が独立して変位し易い。これにより、傾斜ベルト材のセパレーションがより効果的に抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記ハイアングル部および前記ローアングル部が所定の間隔tを隔てて配置される。
この空気入りタイヤでは、ハイアングル部およびローアングル部が、タイヤ幅方向に所定の間隔tを隔てて分離されて配置されるので、タイヤ接地時にてトレッド部が座屈したときに、ハイアングル部とローアングル部とが係合しない。これにより、トレッド部の座屈時における傾斜ベルト材の破損が抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部の平面視にて、前記傾斜ベルト材の分割位置が前記周方向ベルト材上にある。
この空気入りタイヤでは、トレッド部の平面視にて、傾斜ベルト材の分割位置(隙間t)が周方向ベルト材上にあるので、傾斜ベルト材の分割位置が周方向ベルト材によって補強される。これにより、タイヤ転動時にて分割端部の変位が低減されて、傾斜ベルト材の分割位置におけるトレッドゴムのセパレーションが抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部の平面視にて、前記ローアングル部のタイヤ径方向外側の縁部が他方の前記傾斜ベルト材の縁部よりもタイヤ幅方向内側にある。
この空気入りタイヤでは、タイヤ接地時にてカーカス層がタイヤ径方向に変形したときに、ローアングル部(傾斜ベルト材)の縁部の変位が抑制される。これにより、ローアングル部の縁部におけるトレッドゴムのセパレーションが抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記傾斜ベルト材が、ベルト面内にて繊維方向を屈折あるいは湾曲させることにより、前記ハイアングル部および前記ローアングル部を単一のベルト面内に有する。
この空気入りタイヤでは、傾斜ベルト材がハイアングル部およびローアングル部を単一のベルト面内に有するので、傾斜ベルト材が単一のベルト材により構成される。これにより、その構造上の強度が維持される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部センター領域における一対の前記傾斜ベルト材の繊維方向の交差角度θcが60[deg]≦θc≦85[deg]の範囲内にある。
この空気入りタイヤでは、トレッド部センター領域における一対の傾斜ベルト材の繊維方向の交差角度θcが適正化されるので、トレッド部の偏摩耗が抑制されると共にトレッド剛性が適正に維持される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、一対の前記傾斜ベルト材の双方が前記ハイアングル部および前記ローアングル部をそれぞれ有し、且つ、トレッド部のセンター領域にて双方の前記傾斜ベルト材の前記ハイアングル部同士が前記交差角度θcにて交差すると共に、両ショルダー領域にて一方の前記傾斜ベルト材の前記ハイアングル部と他方の前記傾斜ベルト材の前記ローアングル部とが前記交差角度θshにて交差する。
この空気入りタイヤでは、トレッド部の両ショルダー領域にローアングル部が配置されるので、両ショルダー領域にてタイヤ周方向の剪断剛性が高められて偏摩耗が抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記ハイアングル部の繊維方向の傾斜角度φaが45[deg]≦φa≦70[deg]の範囲内にあり、且つ、前記ローアングル部の繊維方向の傾斜角度φbが15[deg]≦φb≦30[deg]の範囲内にある。
この空気入りタイヤでは、各傾斜ベルト材におけるハイアングル部の繊維方向の傾斜角度φaが適正化されているので、ハイアングル部同士の交差角度θcならびにハイアングル部とローアングル部との交差角度θshが好適に実現される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、一対の前記傾斜ベルト材の交差角度θcが上記範囲内となる領域を含む位置に、前記周方向ベルト材が配置される。
この空気入りタイヤでは、一対の傾斜ベルト材と周方向ベルト材との配置が適正化されることにより、トレッド部センター領域の剛性が確保される。これにより、タイヤ外径が適性に維持される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤ子午線方向の断面視にて、前記周方向ベルト材の幅Wxと前記カーカス層の幅Wyとの比Wx/Wyが0.55≦Wx/Wy≦0.75の範囲内にある。
この空気入りタイヤでは、周方向ベルト材の幅Wxとカーカス層の幅Wyとの比Wx/Wyが適正化されているので、カーカス層の形状(タイヤ形状)が適正に保持されると共に周方向ベルト材の破断が防止される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、前記カーカス層のタイヤ径方向外周に前記周方向ベルト材が配置され、その外周に一対の前記傾斜ベルト材が配置される。
この空気入りタイヤでは、周方向ベルト材と一対の傾斜ベルト材との配置が適正化されているので、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗(肩落ち摩耗)がより効果的に抑制される利点がある。
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、扁平率が70[%]以下である。
この空気入りタイヤは、トレッド部ショルダー領域における偏摩耗が顕著である扁平率70[%]以下の重荷重用空気入りタイヤに適用されるので、より顕著な偏摩耗の抑制効果が得られる利点がある。
この発明にかかる空気入りタイヤでは、一対の傾斜ベルト材のうちの少なくとも一方が、タイヤ周方向に対する繊維方向の傾斜角度φaを有するハイアングル部と、ハイアングル部の傾斜角度φaよりも小さい繊維方向の傾斜角度φbを有するローアングル部とを含むと共に、ローアングル部をトレッド部のショルダー領域に位置させているので、傾斜ベルト材のローアングル部により、トレッド部ショルダー領域のタイヤ周方向の剪断剛性が高められる。これにより、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗(肩落ち摩耗)が抑制される利点がある。また、トレッド部ショルダー領域(ローアングル部の配置位置)における一対の傾斜ベルト材の繊維方向の交差角度θshが適正化されることにより、タイヤ接地時におけるトレッド部ショルダー領域の剪断変形が適正化される。これにより、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗がより好適に低減される利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一つのものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、この発明にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。図2および図3は、図1に記載したベルト層を示す説明図である。図4および図5は、図1に記載したベルト層の変形例を示す説明図である。図6〜図8は、この発明にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す表である。
この空気入りタイヤ1は、ビードコア2、2と、カーカス層3と、ベルト層4とを有する(図1参照)。ビードコア2、2は、左右一対を一組として構成される。カーカス層3は、左右のビードコア2、2間にトロイド状に架け渡される。ベルト層4は、積層された複数のベルト材41〜43から成ると共にカーカス層3のタイヤ径方向外周に配置される。また、カーカス層3およびベルト層4のタイヤ径方向外周には、トレッド部を構成するトレッドゴムが配置される。カーカス層3のタイヤ幅方向外側には、サイドウォール部を構成するサイドウォールゴムが配置される。
ここで、この空気入りタイヤ1では、ベルト層4が周方向ベルト材41と一対の傾斜ベルト材42、43とから成る(図1および図2参照)。周方向ベルト材41は、有機繊維製あるいはスチール製のベルトコードから成り、タイヤ周方向に対して略平行(±5[deg]以内)な繊維方向を有する。また、周方向ベルト材41は、カーカス層3のタイヤ径方向外側に配置される。一対の傾斜ベルト材42、43は、有機繊維製あるいはスチール製のベルトコードから成り、いわゆるクロスプライベルト層を構成する。これらの傾斜ベルト材42、43は、タイヤ周方向に対して傾斜した繊維方向を有している。また、各傾斜ベルト材42、43の繊維方向は、タイヤ周方向に対して相互に異なる方向に傾斜する。また、これらの傾斜ベルト材42、43は、その繊維方向を相互に交差させつつ積層されて、周方向ベルト材41のタイヤ径方向外側に配置される。
また、各傾斜ベルト材42、43がタイヤ幅方向に二分割されている(図3参照)。具体的には、一つの傾斜ベルト材42(43)が、相対的に大きな傾斜角度φaを有するハイアングル部42a(43a)と、小さな傾斜角度φbを有するローアングル部42b(43b)とにそれぞれ二分割されている。すなわち、一つの傾斜ベルト材42(43)にかかるハイアングル部42a(43a)およびローアングル部42b(43b)では、その繊維方向の傾斜角度φa、φbがφa>φbの関係にある。また、一つの傾斜ベルト材42(43)内では、ハイアングル部42a(43a)およびローアングル部42b(43b)の繊維方向がタイヤ周方向に対して同一側に傾斜する。また、これらの傾斜ベルト材42、43間では、ベルト総幅、ハイアングル部42a(43a)の幅Waおよび同一つのローアングル部42b(43b)の幅Wbがそれぞれ等しい。
また、各傾斜ベルト材42、43は、そのローアングル部42b、43bをトレッド部のショルダー領域に位置させる(図1および図2参照)。また、一対の傾斜ベルト材42、43がセンター領域(センタークラウンCL)を中心として左右対称となるように配置される。すなわち、一方(左側)のショルダー領域には一方の傾斜ベルト材42のローアングル部42bが位置し、他方(右側)のショルダー領域には他方のローアングル部43bが位置するように、各傾斜ベルト材42、43がそれぞれ配置される。
また、トレッド部ショルダー領域では、一対の傾斜ベルト材42、43の繊維方向の交差角度θshが所定の範囲内にある。すなわち、一方の傾斜ベルト材42(43)のローアングル部42b(43b)と、他方の傾斜ベルト材43(42)のハイアングル部43a(42b)との繊維方向の交差角度θshが40[deg]≦θsh≦70[deg]の範囲内にあるように、各傾斜ベルト材42の繊維方向が規定される(図2参照)。
なお、トレッド部のショルダー領域とは、トレッド部の縁部からタイヤ幅方向内側に向かってトレッド展開幅TrWの四分の一までの範囲内を言う。一方、センター領域とは、トレッド部全域からショルダー領域を差し引いた領域をいう。
ここで、トレッド展開幅TrWとは、タイヤが正規リムに装着されて正規内圧を付与されると共に無負荷状態とされたときのタイヤのトレッド模様部分の両端の直線距離をいう。正規リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、正規内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。また、正規荷重とは、JATMAに規定される「最大負荷能力」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、あるいはETRTOに規定される「LOAD CAPACITY」をいう。ただし、乗用車用タイヤの場合には、正規内圧が空気圧180[kPa]であり、正規荷重が最大負荷能力の88[%]である。
[効果]
この空気入りタイヤ1では、一対の傾斜ベルト材42、43のうちの少なくとも一方42(43)が、タイヤ周方向に対する繊維方向の傾斜角度φaを有するハイアングル部42a(43a)と、ハイアングル部42a(43a)の傾斜角度φaよりも小さい繊維方向の傾斜角度φbを有するローアングル部42b(43b)とを含むと共に、ローアングル部42b(43b)をトレッド部のショルダー領域に位置させている(図2および図3参照)。かかる構成では、傾斜ベルト材42(43)のローアングル部42b(43b)により、トレッド部ショルダー領域のタイヤ周方向の剪断剛性が高められる。これにより、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗(肩落ち摩耗)が抑制される利点がある。
この空気入りタイヤ1では、一対の傾斜ベルト材42、43のうちの少なくとも一方42(43)が、タイヤ周方向に対する繊維方向の傾斜角度φaを有するハイアングル部42a(43a)と、ハイアングル部42a(43a)の傾斜角度φaよりも小さい繊維方向の傾斜角度φbを有するローアングル部42b(43b)とを含むと共に、ローアングル部42b(43b)をトレッド部のショルダー領域に位置させている(図2および図3参照)。かかる構成では、傾斜ベルト材42(43)のローアングル部42b(43b)により、トレッド部ショルダー領域のタイヤ周方向の剪断剛性が高められる。これにより、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗(肩落ち摩耗)が抑制される利点がある。
また、トレッド部ショルダー領域(ローアングル部の配置位置)における一対の傾斜ベルト材42、43の繊維方向の交差角度θshが適正化されることにより、タイヤ接地時におけるトレッド部ショルダー領域の剪断変形が適正化される。これにより、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗がより好適に低減される利点がある。なお、かかる交差角度θshがθsh<40[deg]の範囲にある構成では、ベルト層4端部におけるタイヤ周方向の伸びが不足し、交差角度θshがθsh>70[deg]の範囲にある構成では、タイヤ周方向のトレッド部(ショルダー領域)の剛性が不足する。
[変形例1]
なお、この空気入りタイヤ1では、一つの傾斜ベルト材42(43)がハイアングル部42a(43a)とローアングル部42b(43b)とにタイヤ幅方向に分割(二分割)されることが好ましい(図3参照)。かかる構成では、タイヤ接地時にてトレッド部ショルダー側のローアングル部42b(43b)が独立して変位できるので、トレッド部ショルダー領域における傾斜ベルト材42(43)の剪断歪みが低減される。これにより、傾斜ベルト材42(43)のセパレーションが抑制される利点がある。
なお、この空気入りタイヤ1では、一つの傾斜ベルト材42(43)がハイアングル部42a(43a)とローアングル部42b(43b)とにタイヤ幅方向に分割(二分割)されることが好ましい(図3参照)。かかる構成では、タイヤ接地時にてトレッド部ショルダー側のローアングル部42b(43b)が独立して変位できるので、トレッド部ショルダー領域における傾斜ベルト材42(43)の剪断歪みが低減される。これにより、傾斜ベルト材42(43)のセパレーションが抑制される利点がある。
また、かかる構成では、傾斜角度φa、φbが異なるハイアングル部42a(43a)およびローアングル部42b(43b)を個別に製造できる。これにより、傾斜ベルト材42(43)の製造が容易となる利点がある。
また、傾斜ベルト材42、43は、二分割に限らず、さらに複数に分割されても良い。例えば、一つの傾斜ベルト材42(43)が、二つのハイアングル部42a、42a’(43a、43a’)と、一つのローアングル部42b(43b)とにタイヤ幅方向に分割されても良い(図5参照)。
また、上記の構成では、傾斜ベルト材42(43)のハイアングル部42a(43a)の幅Waとローアングル部42b(43b)の幅WbとがWa>Wbの関係を有することが好ましい(図3参照)。かかる構成では、ローアングル部42b(43b)の幅Wbがハイアングル部42a(43a)の幅Waよりも狭いので、タイヤ接地時にてローアングル部42b(43b)側が独立して変位し易い。これにより、傾斜ベルト材42(43)のセパレーションがより効果的に抑制される利点がある。
また、上記の構成では、ハイアングル部42a(43a)およびローアングル部42b(43b)が、タイヤ幅方向に所定の間隔tを隔てて分離されて配置されることが好ましい(図3参照)。また、この所定の間隔tが2[mm]≦t≦5[mm]の範囲内に設定されることが好ましい。かかる構成では、タイヤ接地時にてトレッド部が座屈したときに(バックリング現象が生じたときに)、ハイアングル部42a(43a)とローアングル部42b(43b)とが係合しない。これにより、トレッド部の座屈時における傾斜ベルト材42、43の破損が抑制される利点がある。
また、上記の構成では、トレッド部の平面視にて、傾斜ベルト材42(43)の分割位置(隙間t)が周方向ベルト材41上にあることが好ましい。かかる構成では、傾斜ベルト材42(43)の分割位置が周方向ベルト材41によって補強されるので、タイヤ転動時にて分割端部の変位が低減される。これにより、傾斜ベルト材42(43)の分割位置におけるトレッドゴムのセパレーションが抑制される利点がある。
また、上記の構成では、ローアングル部42b(43b)が傾斜ベルト材42(43)の本体(ハイアングル部42a(43a))から分割されているので、タイヤ接地時にて変位し易い。したがって、ローアングル部42b(43b)のタイヤ径方向外側の縁部が、トレッド部の平面視にて、他方の傾斜ベルト材43(42)の縁部(ハイアングル部43a(42a)のタイヤ幅方向外側の縁部)よりもタイヤ幅方向内側にあることが好ましい(図1および図2参照)。かかる構成では、タイヤ接地時にてカーカス層3がタイヤ径方向に変形したときに、ローアングル部42b(43b)(傾斜ベルト材42(43))の縁部の変位が抑制される。これにより、ローアングル部42b(43b)の縁部におけるトレッドゴムのセパレーションが抑制される利点がある。
また、上記の構成では、ローアングル部42b(43b)のタイヤ径方向外側の縁部から他方の傾斜ベルト材43(42)の縁部までのタイヤ幅方向の距離Wuが、5[mm]≦Wu≦15[mm]の範囲内にあることが好ましい(図3参照)。これにより、ローアングル部42b(43b)の縁部におけるトレッドゴムのセパレーションがより効果的に抑制される利点がある。
また、上記の構成に限らず、傾斜ベルト材42(43)が、ベルト面内にて繊維方向(ベルトコード)を屈折あるいは湾曲させることにより、ハイアングル部42a(43a)およびローアングル部42b(43b)を単一のベルト面内に有しても良い(図4参照)。これにより、傾斜ベルト材42(43)が単一のベルト材により構成されるので、その構造上の強度が維持される利点がある。
[変形例2]
また、この空気入りタイヤ1では、トレッド部センター領域における一対の傾斜ベルト材42、43の繊維方向の交差角度θcが60[deg]≦θc≦85[deg]の範囲内にあることが好ましい。かかる交差角度θcがθc<60[deg]の範囲にある構成では、タイヤ周方向のトレッド部(センター領域)の剛性が過度となり、トレッド部ショルダー領域にて踏面のせり上がり現象が発生し易い。また、交差角度θcが85[deg]<θcの範囲にある構成では、トレッド部のセンター領域およびショルダー領域の双方にてタイヤ周方向の剛性が不足する。したがって、トレッド部センター領域における一対の傾斜ベルト材42、43の繊維方向の交差角度θcが上記のように適正化されることにより、トレッド部の偏摩耗が抑制されると共に、トレッド剛性が適正に維持される利点がある。
また、この空気入りタイヤ1では、トレッド部センター領域における一対の傾斜ベルト材42、43の繊維方向の交差角度θcが60[deg]≦θc≦85[deg]の範囲内にあることが好ましい。かかる交差角度θcがθc<60[deg]の範囲にある構成では、タイヤ周方向のトレッド部(センター領域)の剛性が過度となり、トレッド部ショルダー領域にて踏面のせり上がり現象が発生し易い。また、交差角度θcが85[deg]<θcの範囲にある構成では、トレッド部のセンター領域およびショルダー領域の双方にてタイヤ周方向の剛性が不足する。したがって、トレッド部センター領域における一対の傾斜ベルト材42、43の繊維方向の交差角度θcが上記のように適正化されることにより、トレッド部の偏摩耗が抑制されると共に、トレッド剛性が適正に維持される利点がある。
また、上記の構成では、一対の傾斜ベルト材42、43の双方がハイアングル部42a、43aおよびローアングル部42b、43bをそれぞれ有しており、且つ、トレッド部のセンター領域にて双方の傾斜ベルト材42、43のハイアングル部42a、43a同士が前記交差角度θcにて交差すると共に、両ショルダー領域にて一方の傾斜ベルト材42(43)のハイアングル部42a(43a)と他方の傾斜ベルト材43(42)のローアングル部43b(42b)とが交差することが好ましい(図1および図2参照)。
具体的には、一対の傾斜ベルト材42、43から成るベルト層4の積層部分(クロスプライ層)がタイヤ赤道に対して対称となる。すなわち、一対の傾斜ベルト材42、43がハイアングル部42a、43aおよびローアングル部42b、43bにそれぞれ二分割され、一方のショルダー領域には一方の傾斜ベルト材42のローアングル部42bが位置し、他方のショルダー領域には他方のローアングル部43bが位置するように、各傾斜ベルト材42、43がそれぞれ配置される。
かかる構成では、トレッド部の両ショルダー領域にローアングル部42b(43b)が配置されるので、両ショルダー領域にてタイヤ周方向の剪断剛性が高められて偏摩耗が抑制される利点がある。
また、上記の構成では、一対の傾斜ベルト材42、43間におけるハイアングル部42a、43aとローアングル部42b、43bとの境界位置(分割位置)間のタイヤ幅方向の距離Wtが、トレッド展開幅TrWに対して25[%]以上50[%]以下の範囲内にあることが好ましい(図2参照)。これにより、トレッド部センター領域にて傾斜ベルト材42、43のハイアングル部42a、43a同士が交差する範囲(距離Wt)のベルト剛性が適正化される利点がある。
しかし、上記の構成に限らず、例えば、タイヤの用途や仕様によりトレッド部の片方のショルダー領域にのみ偏摩耗が発生し易い構成では、トレッド部の一方のショルダー領域にのみローアングル部42b(43b)が配置されても良い(図示省略)。これにより、必要十分な範囲にてショルダー領域の偏摩耗が抑制される利点がある。
また、上記の構成では、各傾斜ベルト材42、43におけるハイアングル部42a、43aの繊維方向の傾斜角度φaが45[deg]≦φa≦70[deg]の範囲内にあり、ローアングル部42b、43bの繊維方向の傾斜角度φbが15[deg]≦φb≦30[deg]の範囲内にあることが好ましい。これにより、ハイアングル部42a、43a同士の交差角度θc、ならびに、ハイアングル部42a、43aとローアングル部42b、43bとの交差角度θshが好適に実現される利点がある。
また、かかる構成では、一対の傾斜ベルト材42、43の交差角度θcが上記範囲内となる領域(センター領域)を含む位置(範囲)に、周方向ベルト材41が配置されることが好ましい(図1および図2参照)。これにより、トレッド部センター領域の剛性が確保されるので、タイヤ外径が適性に維持される利点がある。
[変形例3]
また、この空気入りタイヤ1では、周方向ベルト材41の幅Wxとカーカス層3の幅Wyとの比Wx/Wyが0.55≦Wx/Wy≦0.75の範囲内にあることが好ましい(図1参照)。これにより、カーカス層3の形状(タイヤ形状)が適正に保持されると共に、周方向ベルト材41の破断が防止される利点がある。なお、この比Wx/WyがWx/Wy<0.55の範囲にある構成では、カーカス層3の径成長によりカーカス層3の形状が適正に保持されなくなる。また、比Wx/Wyが0.75<Wx/Wyの範囲にある構成では、カーカス層3の径成長により周方向ベルト材41が破断するおそれがある。
また、この空気入りタイヤ1では、周方向ベルト材41の幅Wxとカーカス層3の幅Wyとの比Wx/Wyが0.55≦Wx/Wy≦0.75の範囲内にあることが好ましい(図1参照)。これにより、カーカス層3の形状(タイヤ形状)が適正に保持されると共に、周方向ベルト材41の破断が防止される利点がある。なお、この比Wx/WyがWx/Wy<0.55の範囲にある構成では、カーカス層3の径成長によりカーカス層3の形状が適正に保持されなくなる。また、比Wx/Wyが0.75<Wx/Wyの範囲にある構成では、カーカス層3の径成長により周方向ベルト材41が破断するおそれがある。
[変形例4]
また、この空気入りタイヤ1では、カーカス層3のタイヤ径方向外周に周方向ベルト材41が配置され、その外周に一対の傾斜ベルト材42、43が積層されて配置されることが好ましい(図1および図2参照)。これにより、トレッドセンター部の剛性が適正化されるので、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗(肩落ち摩耗)がより効果的に抑制される利点がある。しかし、これに限らず、周方向ベルト材41および一対の傾斜ベルト材42、43の積層順序は、当業者自明の範囲内にて任意に変更し得る。例えば、周方向ベルト材41が、(1)一対の傾斜ベルト材42、43に対してタイヤ径方向外側に配置されても良いし、(2)一対の傾斜ベルト材42、43の中間に配置されても良い(図示省略)。
また、この空気入りタイヤ1では、カーカス層3のタイヤ径方向外周に周方向ベルト材41が配置され、その外周に一対の傾斜ベルト材42、43が積層されて配置されることが好ましい(図1および図2参照)。これにより、トレッドセンター部の剛性が適正化されるので、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗(肩落ち摩耗)がより効果的に抑制される利点がある。しかし、これに限らず、周方向ベルト材41および一対の傾斜ベルト材42、43の積層順序は、当業者自明の範囲内にて任意に変更し得る。例えば、周方向ベルト材41が、(1)一対の傾斜ベルト材42、43に対してタイヤ径方向外側に配置されても良いし、(2)一対の傾斜ベルト材42、43の中間に配置されても良い(図示省略)。
[適用例]
また、この空気入りタイヤ1は、扁平率が70[%]以下の重荷重用空気入りタイヤに適用されることが好ましい。かかるタイヤでは、トレッド部ショルダー領域における偏摩耗が顕著である。したがって、かかるタイヤを適用対象とすることにより、より顕著な偏摩耗の抑制効果が得られる利点がある。
また、この空気入りタイヤ1は、扁平率が70[%]以下の重荷重用空気入りタイヤに適用されることが好ましい。かかるタイヤでは、トレッド部ショルダー領域における偏摩耗が顕著である。したがって、かかるタイヤを適用対象とすることにより、より顕著な偏摩耗の抑制効果が得られる利点がある。
[性能試験]
この実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、(1)耐ショルダー肩落ち摩耗性能、(2)耐センター摩耗性能、および、(3)耐ベルトエッジセパレーション性能にかかる性能試験が行われた(図6〜図8参照)。この性能試験では、タイヤサイズ435/45R22.5の空気入りタイヤがJATMA規定の正規リムに装着されて正規内圧および正規荷重を付与される。
この実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、(1)耐ショルダー肩落ち摩耗性能、(2)耐センター摩耗性能、および、(3)耐ベルトエッジセパレーション性能にかかる性能試験が行われた(図6〜図8参照)。この性能試験では、タイヤサイズ435/45R22.5の空気入りタイヤがJATMA規定の正規リムに装着されて正規内圧および正規荷重を付与される。
(1)耐ショルダー肩落ち摩耗性能および(2)耐センター摩耗性能にかかる性能試験では、空気入りタイヤを装着した試験車両がテストコースを5000[km]走行し、トレッド部のセンター領域の周方向主溝の残量とショルダー領域の周方向主溝の残量とが測定されて比較される。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この評価は数値が大きいほど好ましい。
(3)耐ベルトエッジセパレーション性能にかかる性能試験では、各空気入りタイヤについて室内ドラム試験が行われ、ベルト層のエッジ部にセパレーションが発生したときの走行距離が測定される。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準(100)とする指数評価が行われる。この指数評価は、数値が大きいほど好ましい。
従来例1、3、5の空気入りタイヤは、ウェーブベルト材から成るベルト層を有する。従来例2、4、6の空気入りタイヤは、周方向ベルト材から成るベルト層を有する。発明例1〜7の空気入りタイヤ1は、図1〜図3に記載される構成を有する。
図6の試験結果に示すように、発明例1〜3の空気入りタイヤでは、(1)耐ショルダー肩落ち摩耗性能、(2)耐センター摩耗性能および(3)耐ベルトエッジセパレーション性能が向上あるいは維持されていることが分かる。また、トレッド部のセンター領域の傾斜ベルト層の交差角度θcおよびショルダー領域の傾斜ベルト層の交差角度θshが適正化されることにより、これらの性能が向上あるいは適正に維持されることが分かる。
また、図7の試験結果に示すように、一方の傾斜ベルト材のローアングル部(幅狭部)のタイヤ径方向外側の縁部が、他方の傾斜ベルト材のハイアングル部(幅広部)のタイヤ径方向外側の縁部よりもタイヤ幅方向内側にある構成(幅広側が外側)では、耐ベルトエッジセパレーション性能が向上あるいは維持されていることが分かる。さらに、図8の試験結果に示すように、周方向ベルト材の幅Wxが適正化されることにより、耐ベルトエッジセパレーション性能が向上することが分かる。
以上のように、本発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部ショルダー領域の偏摩耗(肩落ち摩耗)を抑制できる点で有用である。
1 空気入りタイヤ
2 ビードコア
3 カーカス層
4 ベルト層
41 周方向ベルト材
42、43 傾斜ベルト材
42a、43a ハイアングル部
42b、43b ローアングル部
2 ビードコア
3 カーカス層
4 ベルト層
41 周方向ベルト材
42、43 傾斜ベルト材
42a、43a ハイアングル部
42b、43b ローアングル部
Claims (14)
- カーカス層と、積層された複数のベルト材から成ると共に前記カーカス層のタイヤ径方向外周に配置されるベルト層とを有する空気入りタイヤであって、
複数の前記ベルト材が、タイヤ周方向に対して傾斜する繊維方向を有すると共に繊維方向を相互に交差させて配置される一対の傾斜ベルト材と、タイヤ周方向に対して略平行な繊維方向を有する周方向ベルト材とを含み、
一対の前記傾斜ベルト材のうちの少なくとも一方が、タイヤ周方向に対する繊維方向の傾斜角度φaを有するハイアングル部と、前記ハイアングル部の傾斜角度φaよりも小さい繊維方向の傾斜角度φbを有するローアングル部とを有すると共に、前記ローアングル部をトレッド部のショルダー領域に位置させており、且つ、
前記ローアングル部の配置位置における一対の前記傾斜ベルト材の繊維方向の交差角度θshが40[deg]≦θsh≦70[deg]の範囲内にあることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 一対の前記傾斜ベルト材のうちの少なくとも一方が前記ハイアングル部と前記ローアングル部とにタイヤ幅方向に分割されている請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ハイアングル部の幅Waと前記ローアングル部の幅WbとがWa>Wbの関係を有する請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ハイアングル部および前記ローアングル部が所定の間隔tを隔てて配置される請求項2または3に記載の空気入りタイヤ。
- トレッド部の平面視にて、前記傾斜ベルト材の分割位置が前記周方向ベルト材上にある請求項2〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- トレッド部の平面視にて、前記ローアングル部のタイヤ径方向外側の縁部が他方の前記傾斜ベルト材の縁部よりもタイヤ幅方向内側にある請求項2〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記傾斜ベルト材が、ベルト面内にて繊維方向を屈折あるいは湾曲させることにより、前記ハイアングル部および前記ローアングル部を単一のベルト面内に有する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- トレッド部センター領域における一対の前記傾斜ベルト材の繊維方向の交差角度θcが60[deg]≦θc≦85[deg]の範囲内にある請求項1〜7のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 一対の前記傾斜ベルト材の双方が前記ハイアングル部および前記ローアングル部をそれぞれ有し、且つ、トレッド部のセンター領域にて双方の前記傾斜ベルト材の前記ハイアングル部同士が前記交差角度θcにて交差すると共に、両ショルダー領域にて一方の前記傾斜ベルト材の前記ハイアングル部と他方の前記傾斜ベルト材の前記ローアングル部とが前記交差角度θshにて交差する請求項8に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ハイアングル部の繊維方向の傾斜角度φaが45[deg]≦φa≦70[deg]の範囲内にあり、且つ、前記ローアングル部の繊維方向の傾斜角度φbが15[deg]≦φb≦30[deg]の範囲内にある請求項9に記載の空気入りタイヤ。
- 一対の前記傾斜ベルト材の交差角度θcが上記範囲内となる領域を含む位置に、前記周方向ベルト材が配置される請求項8〜10のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ子午線方向の断面視にて、前記周方向ベルト材の幅Wxと前記カーカス層の幅Wyとの比Wx/Wyが0.55≦Wx/Wy≦0.75の範囲内にある請求項1〜11のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記カーカス層のタイヤ径方向外周に前記周方向ベルト材が配置され、その外周に一対の前記傾斜ベルト材が配置される請求項1〜12のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 扁平率が70[%]以下である請求項1〜13のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005128185A JP2006306151A (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005128185A JP2006306151A (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006306151A true JP2006306151A (ja) | 2006-11-09 |
Family
ID=37473545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005128185A Pending JP2006306151A (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006306151A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100766532B1 (ko) * | 2006-12-06 | 2007-10-15 | 한국타이어 주식회사 | 자동차용 타이어 |
| US20100084068A1 (en) * | 2008-10-03 | 2010-04-08 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic Tire |
-
2005
- 2005-04-26 JP JP2005128185A patent/JP2006306151A/ja active Pending
Cited By (3)
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| US20100084068A1 (en) * | 2008-10-03 | 2010-04-08 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic Tire |
| US8215355B2 (en) * | 2008-10-03 | 2012-07-10 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
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