JP2006308251A - 蓄熱熱回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】室外側熱交換器30からの冷媒の熱エネルギによって熱交換を行う室内熱交換器10、ショーケース熱交換機20、蓄熱熱交換器40およびこれらを接続する冷媒回路90とを備えている。そして、冷媒回路90は、室内熱交換器10において熱交換された冷媒の熱エネルギをショーケース熱交換機20における熱交換に使用する熱回収運転と、室内熱交換器10またはショーケース熱交換機20からの冷媒と蓄熱槽42における水との間で蓄熱熱交換器40によって熱交換させて熱エネルギを水に蓄えさせるか、使用する蓄熱運転と、のいずれかを実現させるために接続状態の一部を切り換える。
【選択図】 図1
Description
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、回収される熱エネルギをリアルタイムに利用できない場合であっても、熱回収を効率的に行うことが可能な蓄熱熱回収装置を提供することにある。
また、例えば、エネルギが他方の利用側熱交換器において多く必要となってエネルギ不足になることに備えて予め蓄熱材にエネルギを蓄えさせておくことで、蓄熱熱回収装置全体に掛かる負荷を分散させることが可能になる。これにより、機器の設計容量を低減することもできるようになる。さらに、負荷のピークを分散化させることで消費電力のピークを分散化できるため、ピーク値に基づいて電気料金が定まる契約条件において電気料金コストを削減することができるようになる。
ここでは、冷媒配管の接続切り換えによって、第1運転または第2運転だけでなく、さらに第3運転についても実行させることができる。よって、第1運転により熱回収を行いながら第2運転によりエネルギを蓄えたり利用したりすることができる。
これにより、消費エネルギのピーク値を自動的に低減させることが可能になる。
これにより、暖房負荷のレベルに応じて運転効率を向上させることができるようになる。
ここでは、蓄熱熱交換器において蒸発工程を行う対象となる冷媒が、モリエル線図上で少なくとも過冷却状態とされる。
このため、過冷却状態の冷媒によって蓄熱熱交換器における蒸発工程を行うことができるため、蓄冷を効率よく行うことが可能になる。
ここでは、冷媒回路が、室内熱交換器と、冷蔵熱交換器と、冷凍熱交換器との2つ以上と、室外熱交換器とによって構成され、各利用側熱交換器における利用形態が異なる場合であっても、好適化されたタイミングでエネルギを利用できるようになり、省エネ効果を向上させることができる。
これにより、エネルギを蓄える運転を行う場合には、冷媒の流路を蓄熱膨張流路とすることで、蓄熱膨張弁を通過させて蒸発工程を行うことが可能になり、蒸発工程を行うことなく蓄熱熱交換器に向けて冷媒を送る場合には、冷媒の流路を蓄熱膨張回避流路とすることで、蓄熱膨張弁を通過することによる圧損を低減することが可能になる。
これにより、第1利用側熱交換器において蒸発工程を行う場合には、冷媒の流路を第1膨張回避流路とすることで、第1膨張弁を通過させて蒸発工程を行うことが可能になり、蒸発工程を行うことなく蓄熱熱交換器に向けて冷媒を送る場合には、冷媒の流路を第1膨張回避流路とすることで、第1膨張弁を通過することによる圧損を低減することが可能になる。
また、第1圧縮機と第2圧縮機とのいずれか一方の運転のみで足りる運転状況の場合には、他方の圧縮機の稼働を停止することで省エネ効果が得られる。
ここでは、第1圧縮機および第2圧縮機の吸引側が開閉機構を有する補助ラインで接続されている。このため、第1利用側熱交換器において蒸発された冷媒を圧縮させるための第1圧縮機と、第2利用側熱交換器において蒸発された冷媒を圧縮させるための第2圧縮機とにおける稼働率を開閉機構によって調整することができる。
このため、負荷が大きい方を補助するように開閉機構を制御することで、よりいっそう省エネ効果を得ることができるようになる。
これに対して第11発明の蓄熱熱回収装置では、冷熱を蓄えることができる蓄熱槽および蓄えられている冷熱と熱交換させるための蓄熱熱交換器が設けられている。そして、圧縮機から吐出されて第1利用側熱交換器において凝縮させた冷媒を、蓄熱熱交換器において蓄熱槽内の蓄熱材の冷熱を利用することでさらに凝縮させ、第2膨張機構によって減圧した冷媒を第2利用側熱交換器において蒸発させるように通過させている。
第2発明に係る蓄熱熱回収装置では、熱回収しながら蓄熱や放熱を行うことができ、省エネをより向上させることができる。
第4発明に係る蓄熱熱回収装置では、暖房負荷のレベルに応じて運転効率を向上させることができるようになる。
第5発明に係る蓄熱熱回収装置では、過冷却状態の冷媒によって蓄熱熱交換器における蒸発工程を行うことができるため、蓄冷を効率よく行うことが可能になる。
第7発明に係る蓄熱熱回収装置では、エネルギを蓄える運転を行う場合には、冷媒の流路を蓄熱膨張流路とすることで、蓄熱膨張弁を通過させて蒸発工程を行うことが可能になり、蒸発工程を行うことなく蓄熱熱交換器に向けて冷媒を送る場合には、冷媒の流路を蓄熱膨張回避流路とすることで、蓄熱膨張弁を通過することによる圧損を低減することが可能になる。
第10発明に係る蓄熱熱回収装置では、負荷が大きい方を補助するように開閉機構を制御することでさらなる省エネ効果を得ることができるようになる。
第11発明に係る蓄熱熱回収装置では、従来のように熱源側熱交換器において熱を捨てることなく、第2利用側熱交換器における蒸発工程の不足分を補うことが可能になる。
本発明は、複数の利用側熱交換器と、熱源側熱交換器と、蓄熱熱交換器とが冷媒配管で接続されて冷媒回路が構成される蓄熱熱回収システム等を提供する。本発明の蓄熱熱回収システムでは、運転状況が異なる複数の利用側熱交換器の間において熱エネルギの回収(熱回収)を行い、この熱回収において過剰となる熱エネルギを蓄熱材に蓄えることができる。また、蓄えられた熱エネルギは、必要な時に利用側熱交換器における熱交換に利用できる。このように、利用するエネルギが過剰したり不足したりしてリアルタイムに有効利用できない場合であっても、エネルギの無駄を生じさせないことで、省エネ効果を向上させることができる点に特徴がある。
また、エネルギを予め蓄えることで、消費エネルギの負荷を分散でき、機器の設計容量を低減することもでき、さらに、電気料金がピーク値に基づいて定まる契約条件の場合には、電気料金コストを削減することができるという点にも特徴がある。
以下、本発明の蓄熱熱回収システム100について、具体的に説明する。
次に、本発明の一実施形態が採用された蓄熱熱回収システム100の外観概略図を、図1等に示す。
室外熱交換器30は、屋外に設置される室外機(図示せず)の内部に設けられており、冷房運転時には、屋外の空気と熱交換させることで冷媒を凝縮させる。また、暖房運転時には、屋外の空気と熱交換させることで冷媒を蒸発させる。
制御部71は、送受信部73を介して、上述した電子膨張弁11、41および2方弁15、45、55等と接続されており、各開度を調整する制御を行うことで各種運転モードを実行させる。また、制御部71は、実行されている運転モードにおいて消費される電力等を計算したり、消費電力検出部80から入力部72が受信するデータを得て、出力部75に出力する。記憶部74には、各種運転モードを実行する場合における電子膨張弁11、41および2方弁15、45、55等の開閉条件等の運転条件データが格納されている。制御部71は、これらの運転条件データを、消費電力検出部80から得られるデータに基づいて、制御実行時に読み出して実行することができるようになっている。そして、制御部71は、ユーザから入力部72を介して入力される運転モードの指令を受けて、算出される消費電力や、消費電力検出部80から得られるデータや、時間帯等に基づいて上記冷媒配管90の接続の切り換え制御(電子膨張弁11、21、41や2方弁15、45の開閉制御)を行う。
<蓄熱熱回収システム100の運転モード>
蓄熱熱回収システム100では、図7において示すように、季節、時間帯、外気温等に応じて、6種類の運転モードが実行される。なお、ショーケースについては、食材等を冷蔵保存するために、店が閉店した夜間においても冷蔵運転が持続されることが前提となるものとする。
また、夜間放冷運転Yは、冬季の寒い時期等において、昼間の店内の暖房運転によって蓄熱槽42に蓄えられている冷熱を夜間に放冷することでショーケースの冷蔵を行う運転モードである(空調運転は停止)。
暖房軽負荷運転Bは、暖かい中間期において、店内を弱めに暖房すると同時に、弱めの暖房運転によって回収する冷熱と、蓄熱槽42に蓄えられている冷熱と、を利用してショーケースの冷蔵を行う運転モードである。
暖房大負荷運転Dは、冬季において、店内を強めに暖房すると同時に、強めの暖房運転によって回収する冷熱を利用して、ショーケースの冷蔵および蓄冷を行う運転モードである。
(夜間蓄冷運転X)
夜間蓄冷運転Xでは、図1に示すように、制御部71が、室内機の運転を停止させて2方弁45を閉じると共に、空調圧縮機50(C点)とショーケース圧縮機60(B点)とから吐出した冷媒を合流させて室外熱交換器30において凝縮させる(D点)。そして、一部の冷媒を電子膨張弁41において減圧させて(E点)、蓄熱熱交換器40において蓄熱槽42内の水と熱交換させることで蓄熱槽に氷を生成して冷熱を蓄える(G点)。また、他方の冷媒を、電子膨張弁21において減圧させて(F点)ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換させることで蒸発させ、ショーケース内を冷却させる(A点)。なお、ここで、制御部71は、空調負荷に応じて2方弁55の開度を調整することで、空調圧縮機50側に流れる冷媒の量とショーケース圧縮機60側に流れる冷媒の量とを調整することで、負荷を軽減させる制御を行う。
蓄熱冷房運転Aでは、図2に示すように、制御部71が、電子膨張弁41と2方弁15を閉じると共に、空調圧縮機50(C点)とショーケース圧縮機60(B点)とから吐出した冷媒を合流させて室外熱交換器30において凝縮させる(D点)。そして、電子膨張弁45を通過した冷媒を蓄熱熱交換器40において蓄熱槽42内の氷を融解して冷熱を利用することで過冷却状態とする(H点)。そして、一部の冷媒を電子膨張弁11において減圧させて(I点)、室内熱交換器10において店内の空気と熱交換させることで蒸発させて(G点)、店内を冷房させる。また、他方の冷媒を、電子膨張弁21において減圧させて(F点)、ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換させることで蒸発させ、ショーケース内を冷却させる(A点)。
暖房軽負荷運転Bでは、図3に示すように、制御部71が、室外機と空調圧縮機50の運転を停止させて、電子膨張弁11、41を全閉し2方弁15、45を全開させると共に、ショーケース圧縮機60(B点)から吐出した冷媒を室内熱交換器10において凝縮させる(J点)。そして、2方弁15、45を通過した冷媒を、蓄熱熱交換器40において蓄熱槽42内の氷を融解して冷熱を利用することで過冷却状態とする(K点)。そして、この冷媒を、電子膨張弁21において減圧させて(F点)、ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換させることで蒸発させ、ショーケース内を冷却させる(A点)。
暖房均衡運転Cでは、図4に示すように、制御部71が、室外機、空調圧縮機50および蓄熱運転とを停止させて、2方弁15を全閉させると共に、ショーケース圧縮機60(B点)から吐出した冷媒を室内熱交換器10において凝縮させる(L点)。そして、電子膨張弁11、21において減圧させて(F点)、ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換させることで蒸発させ、ショーケース内を冷却させる(A点)。
暖房大負荷運転Dでは、図5に示すように、制御部71が、室外機を停止させて、2方弁15を全開させ、2方弁45を全閉させると共に、空調圧縮機50(C点)とショーケース圧縮機60(B点)とから吐出した冷媒を合流させて室内熱交換器10において凝縮させて(D点)、2方弁15を通過させる(D点)。そして、一部の冷媒を電子膨張弁41において減圧させて(E点)、蓄熱熱交換器40において蓄熱槽42内の水と熱交換させることで蓄熱槽に氷を生成して冷熱を蓄える(G点)。また、他方の冷媒を、電子膨張弁21において減圧させて(F点)、ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換させることで蒸発させ、ショーケース内を冷却させる(A点)。
夜間放冷運転Yでは、図6に示すように、制御部71が、室内機の運転および空調圧縮機50の運転を停止させて電子膨張弁41を全閉すると共に2方弁45を全開し、ショーケース圧縮機60(B点)から吐出した冷媒を室外熱交換器30において凝縮させる(M点)。そして、電子膨張弁45を通過した冷媒を蓄熱熱交換器40において蓄熱槽42内の氷を融解して冷熱を利用することで過冷却状態とする(N点)。そして、電子膨張弁21において減圧されて(F点)ショーケース熱交換器20において庫内の空気と熱交換を行うことで蒸発し、ショーケース内を冷却させる(A点)。
(1)
従来の冷凍空調装置では、2つの利用側熱交換器間における回収分と利用分とがバランスしていない運転状態では、熱源側熱交換器において蒸発工程を行うことで不足分を補ったり凝縮工程を行うことで過剰分を排熱処理したりしている。すなわち、2つの利用側熱交換器において熱エネルギを効果的に回収利用できるのは、各利用側熱交換器における回収分と利用分とがバランスしている場合に限られている。
このため、利用する冷熱がショーケース熱交換器20にとって過剰したり不足したりする状態で、回収される冷熱をリアルタイムに利用できない場合であっても、必要とされるタイミングで冷熱を有効利用できるようになり、熱回収を効率化できることで省エネ効果を向上させることができる。
さらに、負荷のピークを分散化させて、消費電力のピークを分散化できる。このため、電気料金がピーク値に基づいて定まる契約条件の場合には、電気料金コストを削減することができる。
本実施形態における蓄熱熱回収システム100では、消費電力検出部80により得られる消費電力に基づいて制御部71が消費電力の程度を判断して冷媒配管90の接続状態を制御している。このため、例えば、店内を冷房する場合において、消費電力が多い昼間において必要とされるエネルギ分を、消費電力が少ない夜のうちに蓄熱槽42に氷を生成させておくことで蓄えておくことができる。これにより、消費電力のピーク値を自動的に低減させることができる。
さらに、電気料金の契約において、消費電力のピーク値に基づいて料金が定められている場合においても、電気料金を自動的に低減することができる。
本実施形態における蓄熱熱回収システム100では、蓄熱熱交換器40の吸込側の冷媒を対象として、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに対してモリエル線図上で過冷却状態となるように、制御部71が、蓄熱熱交換器40の吸込側に設けられている2方弁45を全開とする。このため、蓄熱熱交換器40を通過する冷媒が、モリエル線図上で少なくとも過冷却状態とされる。したがって、過冷却状態の冷媒を用いてショーケース熱交換器20における蒸発工程を行うことができるので、省エネ効果を向上できる。
本実施形態における蓄熱熱回収システム100では、膨張配管43が設けられており、蓄熱運転時には、蓄熱熱交換器40の冷媒吸引側に設けられた膨張流路44の電子膨張弁41において減圧された冷媒と蓄熱槽42内の水とを熱交換させることで氷を生成して蓄冷する。また、放冷運転時には、膨張流路44の電子膨張弁41を介することなく、バイパス流路46の2方弁45を流れた冷媒と蓄熱槽42内において氷と熱交換させることで氷を融解して放冷し、冷媒を冷却させる。
これにより、蓄冷時には電子膨張弁41を通過させて蒸発工程を行うことが可能になり、放冷時にはバイパス流路46に冷媒を流すことで、電子膨張弁41を通過することによる圧損を回避できる。
これにより、冷房時には電子膨張弁11を通過させて蒸発工程を行うことが可能になり、他の場合にはバイパス流路46に冷媒を流すことで、電子膨張弁41を通過することによる圧損を回避できる。
本実施形態における蓄熱熱回収システム100では、空調圧縮機50とショーケース圧縮機60とで容量が異なる場合であっても、運転モードに応じて2つの圧縮機の稼働状態を制御することができる。このため、室内熱交換器10の蒸発温度とショーケース熱交換器20の蒸発温度とが異なる所望の温度となるように空調圧縮機50とショーケース圧縮機60とを駆動させることができる。これによりCOP成績係数をより向上させることができる。
また、第1圧縮機と第2圧縮機とのいずれか一方の運転のみで足りる運転状況の場合には、他方の圧縮機の稼働を停止することで省エネ効果が得られる。
本実施形態における蓄熱熱回収システム100では、空調圧縮機50の吸引側の空調圧縮機吸引配管53およびショーケース圧縮機60の吸引側のショーケース圧縮機吸引配管63が2方弁55を有する補助ライン54で接続されている。このため、室内熱交換器10において蒸発された冷媒を圧縮させるための空調圧縮機50と、ショーケース熱交換器20において蒸発された冷媒を圧縮させるためのショーケース圧縮機60とにおける稼働率を2方弁55によって調整することができる。
このため、空調とショーケースの冷蔵とにおいて、制御部71が、負荷が大きい方を補助するように2方弁55の開閉制御を行うことで、よりいっそう省エネ効果を得ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態における蓄熱熱回収システム100では、運転状態を消費電力に応じて制御部71が変更する場合について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、記憶部74に予め負荷に応じた第1閾値と第2閾値のデータを格納させておいて、制御部71が、消費電力検出部80から消費電力を把握して空調負荷を判断して、第1閾値や第2閾値と比較して冷媒配管90の接続の切り換え制御(電子膨張弁11、21、41や2方弁15、45の開閉制御)を行うことで空調負荷のレベル別に運転状態を変更させてもよい。
上記実施形態における蓄熱熱回収システム100では、利用側熱交換器として、店内の空調を行う室内熱交換器10と庫内の冷却を行う冷蔵用のショーケース熱交換器20とを例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、複数の利用側熱交換器それぞれが空調負荷の異なる位置に配置されて、エリア別に空調および熱回収を行うようなシステムとしてもよい。
上記実施形態における蓄熱熱回収システム100では、ショーケース圧縮機60として、いわゆる1段圧縮機構が採用された圧縮機が用いられている場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、ショーケース圧縮機60において2段圧縮機構を採用した冷媒回路の蓄熱熱交換システムとしてもよい。
11 電子膨張弁(第1膨張弁)
13 室内配管(第1利用配管)
14 膨張流路(第1膨張流路)
15 2方弁(開閉機構)
16 バイパス流路(第1膨張回避流路)
20 ショーケース熱交換器(第2利用側熱交換器)
21 電子膨張弁(第2膨張機構)
30 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
40 蓄熱熱交換器
41 電子膨張弁(蓄熱膨張弁)
42 蓄熱槽
43 蓄熱配管
44 膨張流路(蓄熱膨張流路)
45 2方弁(開閉機構)
46 バイパス流路(蓄熱膨張回避流路)
50 空調圧縮機(圧縮機、第1圧縮機)
53 空調圧縮機吸引配管(第1ライン)
54 補助ライン
55 2方弁(開閉機構)
60 ショーケース圧縮機(圧縮機、第2圧縮機)
63 ショーケース圧縮機吸引配管(第2ライン)
70 制御装置
71 制御部(膨張弁制御部)
80 消費電力検出部(消費エネルギ把握手段)
90 冷媒配管
100 蓄熱熱回収システム(蓄熱熱回収装置)
Claims (12)
- 熱源側熱交換器(30)から送られてくる冷媒が有する熱エネルギを利用して熱交換を行うことが可能な第1利用側熱交換器(10)および第2利用側熱交換器(20)と、
蓄熱材に熱エネルギを蓄える、もしくは、蓄熱材に蓄えられた熱エネルギを利用するための蓄熱熱交換器(40)と、
前記熱源側熱交換器(30)と、前記第1利用側熱交換器(10)と、前記第2利用側熱交換器(20)と、前記蓄熱熱交換器(40)とを接続する冷媒配管(90)と、
を備え、
前記冷媒配管(90)は、前記接続の少なくとも一部を切り換えて、
前記第1利用側熱交換器(10)において熱交換された冷媒の有する熱エネルギの少なくとも一部を直接的または間接的に正のエネルギもしくは負のエネルギとして前記第2利用側熱交換器(20)における熱交換に利用する第1運転と、
前記第1利用側熱交換器(10)または前記第2利用側熱交換器(20)から送られてくる冷媒と前記蓄熱材との間で前記蓄熱熱交換器(40)によって熱交換させることで、前記送られてくる冷媒の有する熱エネルギの少なくとも一部を正のエネルギもしくは負のエネルギとして前記蓄熱材に蓄えさせるか、または、前記第1利用側熱交換器(10)または前記第2利用側熱交換器(20)に向けて送る冷媒と前記蓄熱材との間で前記蓄熱熱交換器(40)によって熱交換させることで、前記蓄熱材に蓄えられている熱エネルギの少なくとも一部を正のエネルギもしくは負のエネルギとして前記送られる先での熱交換に利用する第2運転と、
を実現させる、
蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記冷媒配管(90)は、前記接続の少なくとも一部を切り換えて、前記第1運転と、前記第2運転と、前記第1運転および前記第2運転を両立させる第3運転とを実現させる、
請求項1に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 単位時間当たりの消費エネルギを把握するための消費エネルギ把握手段(80)と、
前記消費エネルギ把握手段(80)により把握される把握値に基づいて、前記第2運転において熱エネルギを正のエネルギもしくは負のエネルギとして蓄える運転を行う時間帯と、熱エネルギを正のエネルギもしくは負のエネルギとして利用する運転を行う時間帯とを調節するように前記冷媒配管(90)の接続の少なくとも一部を切り換える制御部(71)と、
をさらに備えた請求項1または2に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記制御部は、前記第1利用側熱交換器(10)において冷媒が凝縮されて前記第2利用側熱交換器(20)において冷媒が蒸発される場合に、前記消費エネルギ把握手段(80)により把握される把握値に基づいて、前記冷媒配管(90)の接続の少なくとも一部を切り換えて、
前記把握値が第2閾値以上である場合に、前記第1利用側熱交換器(10)において凝縮された冷媒を前記蓄熱熱交換器(40)において冷却させて前記第2利用側熱交換器(20)に送る運転を行い、
前記把握値が前記第1閾値以上の値である第2閾値未満である場合に、前記第1利用側熱交換器(10)において凝縮された冷媒を前記蓄熱熱交換器(40)を経由させることなく前記第2利用側熱交換器(20)に送る運転を行い、
前記把握値が前記第1閾値以下である場合に、前記第1利用側熱交換器(10)において凝縮された冷媒の一部を前記蓄熱熱交換器(40)において蒸発させ、他の一部の冷媒を前記第2利用側熱交換器(20)に送る運転を行う、
請求項3に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記蓄熱熱交換器(40)の吸込側に設けられた2方弁(45)と、
前記蓄熱熱交換器(40)の吸込側の冷媒を対象として、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに対してモリエル線図上で少なくとも過冷却状態となるように前記2方弁(45)の開度を調節する2方弁制御部(71)と、
をさらに備えた請求項1から4のいずれか1項に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記熱源熱交換器(30)は、冷媒と外気との間で熱交換させるための室外熱交換器であり、
前記第1利用側熱交換器(10)は、冷媒と対象空間の空気とを熱交換させて空調するための室内熱交換器と、前記室内熱交換器を流れる冷媒の温度よりも低温の冷媒と冷蔵庫内の空気とを熱交換させるための冷蔵熱交換器と、前記冷蔵熱交換器を流れる冷媒よりも低温の冷媒と冷凍庫内の空気とを熱交換させるための冷凍熱交換器と、の少なくともいずれか1つの機能を有し、
前記第2利用側熱交換器(20)は、前記第1利用側熱交換器(10)が有している機能とは異なる機能であって、前記室内熱交換器と、前記冷蔵熱交換器と、前記冷凍熱交換器と、の少なくともいずれか1つの機能を有する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記第2運転において熱エネルギを蓄える場合と熱エネルギを利用する場合とのいずれの場合においても前記蓄熱熱交換器(40)の冷媒の吸込側に配置されて、前記蓄熱熱交換器(40)に接続された蓄熱吸込側配管(43)をさらに備え、
前記蓄熱吸込側配管(43)は、前記蓄熱熱交換器(40)に向けて送られる冷媒を膨張させるための蓄熱膨張弁(41)を通過させる蓄熱膨張流路(44)と、前記蓄熱膨張弁(41)を通過することなく前記蓄熱熱交換器(40)に向けて冷媒を送るための開閉機構(45)が設けられ蓄熱膨張回避流路(46)と、を有している、
請求項1から6のいずれか1項に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記第1利用側熱交換器(10)において冷媒の凝縮を行う場合に吐出側となり、前記第1利用側熱交換器(10)において冷媒の蒸発を行う場合に吸込側となる位置に配置されて、前記第1利用側熱交換器(10)に接続された第1利用配管(13)をさらに備え、
前記第1利用配管(13)は、前記第1利用側熱交換器(10)において冷媒の蒸発を行う場合に前記第1利用側熱交換器(10)に向けて送られる冷媒を膨張させるための第1膨張弁(11)を通過させる第1膨張流路(14)と、前記第1膨張弁(11)を通過することなく前記蓄熱熱交換器(40)に向けて冷媒を送るための開閉機構(15)が設けられた第1膨張回避流路(16)と、を有している、
請求項1から7のいずれか1項に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記第1利用側熱交換器(10)において蒸発された冷媒を圧縮させるための第1圧縮機(50)と、
前記第2利用側熱交換器(20)において蒸発された冷媒を圧縮させるための第2圧縮機(60)と、
をさらに備え、
前記冷媒配管(90)は、前記第1利用側熱交換器(10)における冷媒の蒸発温度と、前記第2利用側熱交換器(20)における冷媒の蒸発温度とを異ならせるように前記接続を行う、
請求項1から8のいずれか1項に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 前記第1圧縮機(50)は、冷媒を吸引するための第1ライン(53)を有し、
前記第2圧縮機(60)は、冷媒を吸引するための第2ライン(63)を有し、
前記第1ライン(53)と前記第2ライン(63)とは、開閉機構(55)を有する補助ライン(54)を介して接続されている、
請求項9に記載の蓄熱熱回収装置(100)。 - 蓄熱材を蓄える蓄熱槽(42)と、
冷媒を圧縮する圧縮機(50、60)と、
少なくとも冷媒の凝縮器として機能する第1利用側熱交換器(10)と、
少なくとも冷媒の蒸発器として機能する第2利用側熱交換器(20)と、
前記第2利用側熱交換器(20)に向かう冷媒を減圧する第2膨張機構(21)と、
冷媒と前記蓄熱槽(42)内の前記蓄熱材とを熱交換させる熱交換器として機能する蓄熱熱交換器(40)と、
前記圧縮機(50、60)から吐出されて前記第1利用側熱交換器(10)において凝縮させた冷媒を、前記蓄熱熱交換器(40)において前記蓄熱槽(42)内の前記蓄熱材の冷熱を利用することでさらに凝縮させ、前記第2膨張機構(21)によって減圧した冷媒を前記第2利用側熱交換器(20)において蒸発させるように通過させる冷媒配管(90)と、
を備えた蓄熱熱回収装置(100)。 - 蓄熱材を蓄える蓄熱槽(42)と、
冷媒を圧縮する圧縮機(50、60)と、
少なくとも冷媒の凝縮器として機能する第1利用側熱交換器(10)と、
少なくとも冷媒の蒸発器として機能する第2利用側熱交換器(20)と、
前記蓄熱熱交換器(40)に向かう冷媒を減圧する蓄熱膨張機構と、
前記第2利用側熱交換器(20)に向かう冷媒を減圧する第2膨張機構(21)と、
冷媒と前記蓄熱槽内の前記蓄熱材とを熱交換させる熱交換器として機能する蓄熱熱交換器(40)と、
前記圧縮機(50、60)から吐出されて前記第1利用側熱交換器(10)において凝縮させた冷媒の少なくとも一部を前記蓄熱膨張機構によって減圧した後に前記蓄熱熱交換器(40)において蒸発させることによって前記蓄熱槽内(42)の前記蓄熱材において冷熱を蓄え、他の一部の冷媒を前記第2膨張機構(21)によって減圧させた後に前記第2利用側熱交換器(20)において蒸発させるように通過させる冷媒配管(90)と、
を備えた蓄熱熱回収装置(100)。
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