JP2006334085A - 放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法 - Google Patents

放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から簡易に除去することができる放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 検出されたX線検出信号に含まれる時間遅れ分をX線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行う際に、撮像におけるX線の照射前の非照射時に複数のX線検出信号を取得して(ステップS2〜S5)、それらX線検出信号に基づくラグ画像を取得し(ステップS6)、その取得されたラグ画像をX線画像から減算する(ステップS8)ことで上述したラグ補正を行うので、X線検出信号に含まれる時間遅れ分をX線検出信号から簡易に除去することができる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、被検体を照射して検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を得る放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法に係り、特に、放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から除去する技術に関する。
放射線撮像装置の例としてX線を検出してX線画像を得る撮像装置では、従来においてX線検出手段としてイメージインテンシファイア(I.I)が用いられていたが、近年において、フラットパネル型X線検出器(以下、『FPD』と略記する)が用いられている。
FPDは、感応膜が基板上に積層されて構成されており、その感応膜に入射した放射線を検出して、検出された放射線を電荷に変換して、2次元アレイ状に配置されたキャパシタに電荷を蓄積する。蓄積された電荷はスイッチング素子をONすることで読み出されて、放射線検出信号として画像処理部に送り込まれる。そして、画像処理部において放射線検出信号に基づく画素を有した画像が得られる。
かかるFPDを用いた場合、従来から用いられているイメージインテンシファイアなどに比べて、軽量で、かつ複雑な検出歪みが発生しない。したがって、装置構造や画像処理の面でFPDは有利である。
しかしながら、FPDを用いると、X線検出信号に時間遅れ分が含まれる。その時間遅れ分によって前回の撮像におけるX線の照射時の残像がアーティファクトとしてX線画像に写りこんでしまう。特に、短時間の時間間隔(例えば1/30秒)でX線照射を連続的に行う透視においては、時間遅れ分のタイムラグの影響が大きく診断の妨げとなる。
そこで、バックライトを用いて時間遅れ分の長時定数成分の低減を図る(例えば、特許文献1参照)、あるいは時間遅れ分が複数の時定数を有する指数関数の総和であるとして、それら指数関数を用いて再帰的演算処理を行って、ラグ補正を行う(例えば、特許文献2参照)ことで、時間遅れ分によるアーティファクトを低減させる。
特開平9−9153号公報(第3−8頁、図1) 特開2004−242741号公報(第4−11頁、図1,3−6)
しかしながら、上述した特許文献1のようにバックライトを用いるとバックライトのための構造によって構造が複雑化となる。特に、軽量構造を実現したFPDにバックライトを用いると、構造が再度に重量化、複雑化となる。また、上述した特許文献2の場合には、X線検出信号を取得するサンプリングの回数分、再帰的演算処理を行ってラグ補正を行う必要があり、ラグ補正に煩雑さが伴う。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から簡易に除去することができる放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、被検体に向けて放射線を照射する放射線照射手段と、被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段とを備え、放射線検出手段から検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を得る放射線撮像装置であって、放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行うラグ補正手段と、撮像における放射線の照射前の非照射時に複数の放射線検出信号を取得する非照射信号取得手段と、その非照射信号取得手段で取得されたそれら放射線検出信号に基づくラグ画像を取得するラグ画像取得手段とを備え、前記ラグ画像取得手段で取得されたラグ画像を撮像の対象となる放射線画像から減算することで前記ラグ補正手段によるラグ補正を行うことを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、ラグ補正手段は、放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行い、非照射信号取得手段は、撮像における放射線の照射前の非照射時に複数の放射線検出信号を取得する。また、ラグ画像取得手段は、その非照射信号取得手段で取得されたそれら放射線検出信号に基づくラグ画像を取得する。そして、上述したラグ画像取得手段で取得されたラグ画像を撮像の対象となる放射線画像から減算することで上述したラグ補正手段によるラグ補正を行う。このように、上述した特許文献2のように放射線検出信号を取得するサンプリングの回数分、再帰的演算処理を行ってラグ補正を行う必要がない。したがって、放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から簡易に除去することができる。また、上述した特許文献1のようなバックライトを用いる必要がなく、装置の構造が複雑化となることもない。
また、請求項2に記載の発明は、被検体を照射して検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を得る信号処理を行う放射線検出信号処理方法であって、検出された放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行う際に、撮像における放射線の照射前の非照射時に複数の放射線検出信号を取得して、それら放射線検出信号に基づくラグ画像を取得し、その取得されたラグ画像を撮像の対象となる放射線画像から減算することで前記ラグ補正を行うことを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項2に記載の発明によれば、検出された放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行う際に、撮像における放射線の照射前の非照射時に複数の放射線検出信号を取得して、それら放射線検出信号に基づくラグ画像を取得し、その取得されたラグ画像を撮像の対象となる放射線画像から減算することで上述したラグ補正を行う。このように、上述した特許文献2のように放射線検出信号を取得するサンプリングの回数分、再帰的演算処理を行ってラグ補正を行う必要がない。したがって、放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から簡易に除去することができる。
上述した発明において、前回の撮像における放射線の照射から所定時間経過後の非照射時に複数の放射線検出信号を取得することで、今回の撮像における放射線の照射前の非照射時での複数の放射線検出信号を取得するのが好ましい(請求項3に記載の発明)。前回の撮像における放射線の照射が終了して非照射状態に移行すれば、時間遅れ分のうちの短時定数成分あるいは中時定数成分は短時間で減衰し、減衰後は長時定数成分が支配的になり、ほぼ同じ強さで残留し続ける。したがって、前回の撮像における放射線の照射が終了した直後に、放射線検出信号を取得すると短/中時定数成分が含まれた状態で信号が取得されて、短/中時定数成分の時間遅れ分まで正しく除去することができない。そこで、前回の撮像における放射線の照射から所定時間経過後の非照射時に複数の放射線検出信号を取得することで、今回の撮像における放射線の照射前の非照射時での複数の放射線検出信号を取得することになり、所定時間経過後に残留している長時定数成分のみが含まれた状態で信号が取得されるので、短/中時定数成分の時間遅れ分がなく、かつ長時定数成分の時間遅れ分をも正確に除去することができる。
また、これらの発明において、放射線検出信号に基づくラグ画像の一例として、以下のようなものがある。すなわち、上述した非照射時に各放射線検出信号を逐次に取得することで複数の放射線検出信号を取得して、非照射時におけるある時点を含めてこれまでに逐次に取得された複数の放射線検出信号に基づくラグ画像を取得するために、その時点で取得された放射線検出信号と、その時点よりも前に放射線検出信号が取得された時点を含めてこれまでに逐次に取得された複数の放射線検出信号に基づくラグ画像とに基づいて行う再帰的演算処理を繰り返し行うことで、ラグ画像を取得することである(請求項4に記載の発明)。非照射時に各放射線検出信号を逐次に取得するたびに、その得られた最新の放射線検出信号と、過去にこれまでに逐次に取得された複数の放射線検出信号に基づくラグ画像とに基づいて再帰的演算処理を繰り返し行う。そして、最終的に得られたラグ画像が、ラグ補正の基となる、求めるべき画像となる。なお、再帰的演算処理で得られた最新のラグ画像、およびそのラグ画像よりも前のラグ画像(すなわち再帰的演算処理の基となるラグ画像)のみを残して、残りのラグ画像(前々回やそれよりも以前のラグ画像)を棄却すれば、2画像分のみを保持すればよいので、構造面でもより簡易になるという効果をも奏する。
また、再帰的演算処理の一例は、再帰的な加重平均である(請求項5に記載の発明)。このような加重平均によってラグ画像を取得するので、ラグ補正をより確実に行うことができる。
この発明に係る放射線撮像装置および放射線検出信号処理方法によれば、検出された放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行う際に、撮像における放射線の照射前の非照射時に複数の放射線検出信号を取得して、それら放射線検出信号に基づくラグ画像を取得し、その取得されたラグ画像を撮像の対象となる放射線画像から減算することで上述したラグ補正を行うので、放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から簡易に除去することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1に係るX線透視撮影装置のブロック図であり、図2は、X線透視撮影装置に用いられている側面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路であり、図3は、平面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路である。後述する実施例2,3も含めて、本実施例1では放射線検出手段としてフラットパネル型X線検出器(以下、適宜「FPD」という)を例に採るとともに、放射線撮像装置としてX線透視撮影装置を例に採って説明する。
本実施例1に係るX線透視撮影装置は、図1に示すように、被検体Mを載置する天板1と、その被検体Mに向けてX線を照射するX線管2と、被検体Mを透過したX線を検出するFPD3とを備えている。X線管2は、この発明における放射線照射手段に相当し、FPD3はこの発明における放射線検出手段に相当する。
X線透視撮影装置は、他に、天板1の昇降および水平移動を制御する天板制御部4や、FPD3の走査を制御するFPD制御部5や、X線管2の管電圧や管電流を発生させる高電圧発生部6を有するX線管制御部7や、FPD3から電荷信号であるX線検出信号をディジタル化して取り出すA/D変換器8や、A/D変換器8から出力されたX線検出信号に基づいて種々の処理を行う画像処理部9や、これらの各構成部を統括するコントローラ10や、処理された画像などを記憶するメモリ部11や、オペレータが入力設定を行う入力部12や、処理された画像などを表示するモニタ13などを備えている。
天板制御部4は、天板1を水平移動させて被検体Mを撮像位置にまで収容したり、昇降、回転および水平移動させて被検体Mを所望の位置に設定したり、水平移動させながら撮像を行ったり、撮像終了後に水平移動させて撮像位置から退避させる制御などを行う。FPD制御部5は、FPD3を水平移動させたり、被検体Mの体軸の軸心周りに回転移動させることによる走査に関する制御などを行う。高電圧発生部6は、X線を照射させるための管電圧や管電流を発生してX線管2に与え、X線管制御部7は、X線管2を水平移動させたり、被検体Mの体軸の軸心周りに回転移動させることによる走査に関する制御や、X線管2側のコリメータ(図示省略)の照視野の設定の制御などを行う。なお、X線管2やFPD3の走査の際には、X線管2から照射されたX線をFPD3が検出できるようにX線管2およびFPD3が互いに対向しながらそれぞれの移動を行う。
コントローラ10は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されており、メモリ部11は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体などで構成されている。また、入力部12は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。X線透視撮影装置では、被検体Mを透過したX線をFPD3が検出して、検出されたX線に基づいて画像処理部9で画像処理を行うことで被検体Mの撮像を行う。
なお、画像処理部9は、X線検出信号に含まれる時間遅れ分をX線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行うラグ補正部9aと、撮像におけるX線の照射前の非照射時に複数のX線検出信号を取得する非照射信号取得部9bと、その非照射信号取得部9bで取得されたそれらX線検出信号に基づくラグ画像を取得するラグ画像取得部9cとを備えている。上述したラグ画像取得部9cで取得されたラグ画像を撮像の対象となるX線画像から減算することで上述したラグ補正部9aによるラグ補正を行う。ラグ補正部9aは、この発明におけるラグ補正手段に相当し、非照射信号取得部9bは、この発明における非照射信号取得手段に相当し、ラグ画像取得部9cは、この発明におけるラグ画像取得手段に相当する。
なお、メモリ部11は、非照射信号取得部9bで取得された非照射時の各X線検出信号を書き込んで記憶する非照射信号用メモリ部11aと、ラグ画像取得部9cで取得されたラグ画像を書き込んで記憶するラグ画像用メモリ部11bとを備えている。後述する実施例2も含めて本実施例1では、非照射信号用メモリ部11aから読み出された非照射時の各X線検出信号に基づいてラグ画像取得部9cはラグ画像を取得する(図6を参照)。なお、後述する実施例3ではラグ画像の取得については後述する再帰的な加重平均(リカーシブ処理)によって行われる(図8を参照)。また、後述する実施例2,3も含めて本実施例1では、ラグ画像用メモリ部11bから読み出されたラグ画像をラグ補正部9aはX線画像から減算する。
FPD3は、図2に示すように、ガラス基板31と、ガラス基板31上に形成された薄膜トランジスタTFTとから構成されている。薄膜トランジスタTFTについては、図2、図3に示すように、縦・横式2次元マトリクス状配列でスイッチング素子32が多数個(例えば、1024個×1024個)形成されており、キャリア収集電極33ごとにスイッチング素子32が互いに分離形成されている。すなわち、FPD3は、2次元アレイ放射線検出器でもある。
図2に示すようにキャリア収集電極33の上にはX線感応型半導体34が積層形成されており、図2、図3に示すようにキャリア収集電極33は、スイッチング素子32のソースSに接続されている。ゲートドライバ35からは複数本のゲートバスライン36が接続されているとともに、各ゲートバスライン36はスイッチング素子32のゲートGに接続されている。一方、図3に示すように、電荷信号を収集して1つに出力するマルチプレクサ37には増幅器38を介して複数本のデータバスライン39が接続されているとともに、図2、図3に示すように各データバスライン39はスイッチング素子32のドレインDに接続されている。
図示を省略する共通電極にバイアス電圧を印加した状態で、ゲートバスライン36の電圧を印加(または0Vに)することでスイッチング素子32のゲートがONされて、キャリア収集電極33は、検出面側で入射したX線からX線感応型半導体34を介して変換された電荷信号(キャリア)を、スイッチング素子32のソースSとドレインDとを介してデータバスライン39に読み出す。なお、スイッチング素子がONされるまでは、電荷信号はキャパシタ(図示省略)で暫定的に蓄積されて記憶される。各データバスライン39に読み出された電荷信号を増幅器38で増幅して、マルチプレクサ37で1つの電荷信号にまとめて出力する。出力された電荷信号をA/D変換器8でディジタル化してX線検出信号として出力する。
次に、本実施例1に係るラグ補正部9aや非照射信号取得部9bやラグ画像取得部9cによる一連の信号処理について、図4のフローチャートおよび図5のタイミングチャートを参照して説明する。なお、この処理では、前回の撮像におけるX線の照射の終了から、今回の撮像におけるX線の照射までを例に採って説明する。
(ステップS1)待ち時間が経過したか?
前回の撮像におけるX線の照射の終了から、図5に示すように所定の待ち時間TWが経過したか否かを判断する。照射の終了直後には時間遅れ分のうちの短時定数成分あるいは中時定数成分が多く含まれる。これら短/中時定数成分は短時間で減衰し、減衰後は長時定数成分が支配的になり、ほぼ同じ強さで残留し続ける。そこで、前回の撮像におけるX線の照射から所定時間経過後の非照射時にX線検出信号を取得するように待ち時間TWを設け、その待ち時間TWが経過してから、次のステップS2に進むようにする。なお、待ち時間TWが経過したか否かの判断を、タイマ(図示省略)によって行えばよい。すなわち、前回の撮像におけるX線の照射の終了と同時にタイマをリセットして『0』にして、タイマのカウントを開始して、待ち時間TWに相当するカウントに達したら、待ち時間TWが経過したと判断すればよい。待ち時間TWは、この発明における所定時間に相当する。
また、FPD3個別のラグ特性にもよるが、待ち時間TWについては15秒程度が好ましく、30秒程あれば十分である。また、待ち時間TWは長いほど、例えば30秒以上が望ましいが、時間を長くとりすぎると撮影間の時間が延長してしまう。そこで、実際には待ち時間TWは3秒程度が現実的である。
(ステップS2)非照射時のX線検出信号の取得
非照射信号取得部9bは、待ち時間TW経過後の非照射時に各X線検出信号をサンプリング時間間隔(例えば1/30秒)毎に逐次に取得する。今回の撮像におけるX線の照射の開始までのサンプリング回数を(N+1)(ただし、K=0,1,2,…,N−1,Nとする)とし、待ち時間TW経過直後に最初に取得する添え字をK=0とする。そして、(K+1)番目に取得するX線検出信号をIKとすると、待ち時間TW経過直後に最初に取得されるX線検出信号はI0となり、今回の撮像におけるX線の照射の開始直前に取得されるX線検出信号はINとなる。なお、サンプリング時間間隔(図5では1フレーム分の周期T)毎にステップS2〜S5を続けて行うとする。
(ステップS3)今回の撮像に達したか?
ステップS2でのX線検出信号の取得の時点、すなわちサンプリング時点が、今回の撮像におけるX線の照射の開始に達したか(ここではK=N+1になったか)否かを判断する。もし、達した場合には、ステップS6に跳ぶ。もし、達していない場合には、次のステップS4に進む。
(ステップS4)Kの値を1ずつ繰り上げる
添え字Kの値を1ずつ繰り上げて、次のサンプリングのために準備する。
(ステップS5)前のX線検出信号の棄却
ステップS2で非照射信号取得部9bによって取得されたX線検出信号IKを非照射信号用メモリ部11aに書き込んで記憶する。このとき、X線検出信号IKよりも前の時点で取得されたX線検出信号IK-1は不要となるので棄却する。したがって、最新のX線検出信号のみが非照射信号用メモリ部11aに記憶されることになる。なお、ステップS4でK=0からK=1に繰り上げてステップS5に進んだ場合には、X線検出信号I0よりも前の時点ではX線検出信号は存在しないので棄却する必要がない。そして、次のサンプリングのためにステップS2に戻って、サンプリング時間間隔毎にステップS2〜S5を繰り返して行う。本実施例1では前のX線検出信号を棄却して最新のX線検出信号のみを残したが、もちろん、必ずしも棄却する必要はない。
(ステップS6)ラグ画像の取得
ステップS3でサンプリング時点が今回の撮像におけるX線の照射の開始に達したら、ステップS2で取得された(N+1)番目のX線検出信号INをラグ画像として採用する。すなわち、ラグ画像取得部9cは、今回の撮像におけるX線の照射の開始直前に取得されたX線検出信号INを非照射信号用メモリ部11aから読み出して、そのX線検出信号INをラグ画像として取得する。ラグ画像をLとするとL=INとなる。そして、ラグ画像取得部9cによって取得されたラグ画像Lをラグ画像用メモリ部11bに書き込んで記憶する。
(ステップS7)今回の撮像でのX線画像の取得
今回の撮像におけるX線の照射を終了すると、その照射によって得られた照射時のX線検出信号に基づいて、画像処理部9は種々の処理を行ってX線画像を取得する。このX線画像をXとする。X線画像は、この発明における撮像の対象となる放射線画像に相当する。
(ステップS8)ラグ補正
ラグ補正部9aは、ステップS6で取得されたラグ画像Lをラグ画像用メモリ部11bから読み出して、ステップS7で取得されたX線画像からラグ画像Lを減算する。ラグ補正後のX線画像をYとすると、Y=X−Lとなる。
なお、実際には、今回の撮像におけるX線の照射のタイミングは必ずしも予め決定されているわけでない。したがって、K=N+1に達するタイミングも必ずしも事前にわかっているわけでない。そこで、実際には、上述したステップS2〜S5をサンプリング時間間隔毎に繰り返し行って、ステップS3でサンプリング時点が今回の撮像におけるX線の照射の開始に達したときが、K=N+1に達したタイミングとなる。もちろん、今回の撮像におけるX線の照射のタイミングが予め決定されている場合には、K=N+1に達するタイミングも事前にわかっているので、Nの値を予め決定してK=N+1に達したタイミングに合わせて、サンプリング時点が今回の撮像におけるX線の照射の開始に達するように設定してもよい。
以上のように構成された本実施例1によれば、ラグ補正部9aは、X線検出信号に含まれる時間遅れ分をX線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行い、非照射信号取得部9bは、撮像におけるX線の照射前の非照射時に複数のX線検出信号(本実施例1ではI0,I1,I2,…,IN-1,IN)を取得する。また、ラグ画像取得部9cは、その非照射信号取得部9bで取得されたそれらX線検出信号に基づくラグ画像Lを取得する。そして、上述したラグ画像取得部9cで取得されたラグ画像LをX線画像Xから減算することで上述したラグ補正部9aによるラグ補正を行う。
このように、上述した特許文献2のように放射線検出信号(本実施例1ではX線検出信号)を取得するサンプリングの回数分、再帰的演算処理を行ってラグ補正を行う必要がない。したがって、放射線検出信号(X線検出信号)に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号(X線検出信号)から簡易に除去することができる。また、上述した特許文献1のようなバックライトを用いる必要がなく、装置の構造が複雑化となることもない。
後述する実施例2,3も含めて、本実施例1では、前回の撮像におけるX線の照射から所定時間(本実施例1では待ち時間TW)経過後の非照射時に複数のX線検出信号を取得することで、今回の撮像におけるX線の照射前の非照射時での複数のX線検出信号を取得している。前回の撮像におけるX線の照射が終了して非照射状態に移行すれば、時間遅れ分のうちの短時定数成分あるいは中時定数成分は短時間で減衰し、減衰後は長時定数成分が支配的になり、ほぼ同じ強さで残留し続ける。したがって、前回の撮像におけるX線の照射が終了した直後に、X線検出信号を取得すると短/中時定数成分が含まれた状態で信号が取得されて、短/中時定数成分の時間遅れ分まで正しく除去することができない。そこで、本実施例1のように、前回の撮像におけるX線の照射から所定時間経過後の非照射時に複数のX線検出信号を取得することで、今回の撮像におけるX線の照射前の非照射時での複数のX線検出信号を取得することになり、所定時間経過後に残留している長時定数成分のみが含まれた状態で信号が取得されるので、短/中時定数成分の時間遅れ分がなく、かつ長時定数成分の時間遅れ分をも正確に除去することができる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例2を説明する。
上述した実施例1と共通する箇所については同じ符号を付してその説明を省略する。また、実施例2に係るX線透視撮影装置は、実施例1に係るX線透視撮影装置と同様の構成で、ラグ補正部9aや非照射信号取得部9bやラグ画像取得部9cによる一連の信号処理のみが、実施例1と異なる。
そこで、本実施例2に係るラグ補正部9aや非照射信号取得部9bやラグ画像取得部9cによる一連の信号処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。なお、上述した実施例1と共通するステップについては、同じ番号を付してその説明を省略する。
(ステップS1)待ち時間が経過したか?
上述した実施例1と同じように、前回の撮像におけるX線の照射の終了から待ち時間TWが経過したか否かを判断する。待ち時間TWが経過してから、次のステップS12に進む。
(ステップS12)非照射時のX線検出信号の取得
上述した実施例1と同じように、待ち時間TW経過後の非照射時に各X線検出信号をサンプリング時間間隔(例えば1/30秒)毎に逐次に取得する。ただし、本実施例2では、後述する説明から明らかなように、8番目のX線検出信号I7(すなわちK=7)を取得するまでは、待ち時間TW経過直後に最初に取得されたX線検出信号I0から7番目に取得されたX線検出信号I6までは棄却されずに、非照射信号用メモリ部11aに記憶された状態である。なお、サンプリング時間間隔毎にステップS12〜S15を続けて行うとする。
(ステップS13)K=7?
添え字Kが7になったか、すなわちサンプリング時点が8番目に達したか(ここではK=7になったか)否かを判断する。もし、達した場合には、ステップS2に跳ぶ。もし、達していない場合には、次のステップS14に進む。
(ステップS14)Kの値を1ずつ繰り上げる
上述した実施例1と同じように、添え字Kの値を1ずつ繰り上げて、次のサンプリングのために準備する。そして、8番目のX線検出信号I7(すなわちK=7)を取得するまでは、ステップS12で非照射信号取得部9bによって取得された各X線検出信号IKを順に非照射信号用メモリ部11aに書き込んで記憶する。このとき、X線検出信号IKよりも前の時点で取得されたX線検出信号IK-1については棄却せずに、非照射信号用メモリ部11aに記憶した状態として、X線検出信号が8個分になるまで蓄積する。そして、次のサンプリングのためにステップS12に戻って、サンプリング時間間隔毎にステップS12〜S14を繰り返して行う。
(ステップS2)〜(ステップS8)
ステップS13でサンプリング時点が今回の撮像におけるX線の照射の開始に達したら、上述した実施例1と同様のステップS2〜S8を行う。ただし、非照射信号用メモリ部11aには8個分のX線検出信号が常に記憶されるようにしており、ステップS5で新たに最新のX線検出信号が非照射信号用メモリ部11aに記憶されると、最古のX線検出信号のみが棄却されるようになっている。そして、ステップS3でサンプリング時点が今回の撮像におけるX線の照射の開始に達したら、ステップS2で取得された(N−6)番目のX線検出信号IN-7から(N+1)番目のX線検出信号INまでの8個分の信号に基づいてラグ画像Lを求める。具体的には、これらの信号の平均をラグ画像として求める(L=ΣIi/8、ただしΣはi=N−7〜Nの総和)。ラグ画像Lの取得以降からラグ補正については実施例1と同様なので、その説明を省略する。
以上のように構成された本実施例2によれば、上述した実施例1と同様に、検出されたX線検出信号に含まれる時間遅れ分をX線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行う際に、撮像におけるX線の照射前の非照射時に複数のX線検出信号(本実施例2ではI0,I1,I2,…,IN-1,IN)を取得して、それらX線検出信号に基づくラグ画像Lを取得し、その取得されたラグ画像LをX線画像から減算することで上述したラグ補正を行うので、X線検出信号に含まれる時間遅れ分をX線検出信号から簡易に除去することができる。
なお、実施例1では、ラグ補正後のX線画像Yのランダムノイズ成分がXの21/2倍となるので、SN比が41%(=(21/2−1))劣化する。この劣化を抑えるために、本実施例2の場合には、実施例1と相違して、複数のX線検出信号(本実施例2ではIN-7、IN-6、…IN-1、IN)を直接的に用いてラグ画像Lを求めている。この場合には、ラグ補正後のX線画像Yのランダムノイズ成分は補正前のX線画像Xの6%の劣化に留まるので、SN比を劣化させることなくラグ補正を実現することができる。
本実施例2では8個分のX線検出信号を直接的に用いてラグ画像Lを求めたが、用いるX線検出信号の個数については限定されない。また、信号の平均でラグ画像Lを求めたが、例えば中央値でラグ画像Lを求める、あるいは信号の強度に関するヒストグラムを取って、そのヒストグラムから最頻値をラグ画像Lとして求めるなど、ラグ画像Lの具体的な求め方については特に限定されない。
次に、図面を参照してこの発明の実施例3を説明する。
図8は、実施例3に係る画像処理部およびメモリ部に関するデータの流れを示した概略図である。上述した実施例1,2と共通する箇所については同じ符号を付してその説明を省略する。また、実施例3に係るX線透視撮影装置は、図8の画像処理部9およびメモリ部11に関するデータの流れを除けば、実施例1,2に係るX線透視撮影装置と同様の構成である。また、ラグ補正部9aや非照射信号取得部9bやラグ画像取得部9cによる一連の信号処理についても、実施例1,2と異なる。
本実施例3では、図8に示すように、非照射信号用メモリ部11aから読み出された非照射時のX線検出信号、およびラグ画像用メモリ部11bから読み出された前回のラグ画像に基づいて、ラグ画像取得部9cは再帰的演算処理でラグ画像を取得する。再帰的演算処理によるラグ画像の取得については、後述する図9のフローチャートで説明する。なお、ラグ画像用メモリ部11bから読み出されたラグ画像をラグ補正部9aが今回の撮像でのX線画像から減算するのは、上述した実施例1,2と同様である。
次に、本実施例3に係るラグ補正部9aや非照射信号取得部9bやラグ画像取得部9cによる一連の信号処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。なお、上述した実施例1,2と共通するステップについては、同じ番号を付してその説明を省略する。
(ステップS1)待ち時間が経過したか?
上述した実施例1,2と同じように、前回の撮像におけるX線の照射の終了から待ち時間TWが経過したか否かを判断する。待ち時間TWが経過してから、次のステップS22に進む。
(ステップS22)待ち時間経過直後のX線検出信号の取得
上述した実施例1,2と同じように、待ち時間TW経過後の非照射時に各X線検出信号をサンプリング時間間隔(例えば1/30秒)毎に逐次に取得する。先ず、待ち時間TW経過直後のX線検出信号I0を取得する。この待ち時間TW経過直後に最初に取得されたX線検出信号I0を非照射信号用メモリ部11aに書き込んで記憶する。
(ステップS23)初期値のラグ画像の取得
そして、ラグ画像取得部9cは、このX線検出信号I0を非照射信号用メモリ部11aから読み出して、そのX線検出信号I0をラグ画像Lの初期値であるラグ画像L0として取得する。そして、ラグ画像取得部9cによって取得された初期値のラグ画像L0をラグ画像用メモリ部11bに書き込んで記憶する。
(ステップS2)〜(ステップS8)
ステップS23で初期値のラグ画像L0を取得したら、上述した実施例1と同様のステップS2〜S8を行う。ただし、ステップS2での非照射時のX線検出信号の取得は、2番目のX線検出信号I1以降であり、ステップS6でラグ画像Lを取得する際には、(N+1)番目のラグ画像LNを、非照射信号用メモリ部11aから読み出された非照射時のX線検出信号IN、およびラグ画像用メモリ部11bから読み出された前回のラグ画像LN-1に基づく再帰的演算処理で求める。本実施例3では、再帰的な加重平均(以下、適宜「リカーシブ処理」という)によって、下記の(1)式のようにラグ画像LNを取得する。
N=(1−P)×LN-1+P×IN …(1)
ただし、上述したようにI0=L0である。また、Pは加重比率であって、0〜1の値をとる。
また、ステップS6で最新のラグ画像LNをラグ画像Lとして取得する際には、そのラグ画像LNよりも前のラグ画像LN-1、すなわち上記(1)式のリカーシブ処理の基となるラグ画像LN-1のみが必要であるが、残りのラグ画像L、すなわち前々回のラグ画像LN-2やそれよりも以前に取得されたラグ画像LN-3,…,L1,L0は不要である。したがって、最新のラグ画像LNがラグ画像用メモリ部11bに記憶されると、前のラグ画像LN-1のみを記憶して、残りのラグ画像Lが棄却されるようになっている。もちろん、前々回のラグ画像LN-2やそれよりも以前に取得されたラグ画像LN-3を必ずしも棄却する必要はない。
以上のように構成された本実施例3によれば、上述した実施例1,2と同様に、取得されたラグ画像LをX線画像から減算することで上述したラグ補正を行うので、X線検出信号に含まれる時間遅れ分をX線検出信号から簡易に除去することができる。
本実施例3では、非照射時に各X線検出信号をサンプリング時間間隔(例えば1/30秒)毎に逐次に取得することで複数のX線検出信号を取得して、非照射時におけるある時点を(N+1)番目としたときに、その(N+1)番目を含めてこれまでに逐次に取得された複数のX線検出信号に基づくラグ画像L、すなわち(N+1)番目のラグ画像LNを取得するために、その(N+1)番目で取得されたX線検出信号INと、その(N+1)番目よりも前の時点であるN番目を含めてこれまでに逐次に取得された複数のX線検出信号に基づくラグ画像L、すなわちラグ画像LNよりも前のラグ画像LN-1とに基づいて行う再帰的演算処理を繰り返し行うことで、ラグ画像Lを取得している。
非照射時に各X線検出信号を逐次に取得するたびに、その得られた最新のX線検出信号INと、過去にこれまでに逐次に取得された複数のX線検出信号に基づくラグ画像(すなわち前のラグ画像)LN-1とに基づいて再帰的演算処理を繰り返し行う。そして、最終的に得られたラグ画像LNがが、ラグ補正の基となる、求めるべき画像となる。なお、再帰的演算処理で得られた最新のラグ画像LN、およびそのラグ画像よりも前のラグ画像(すなわち再帰的演算処理の基となるラグ画像)LN-1のみを残して、残りのラグ画像(前々回やそれよりも以前のラグ画像)Lを棄却すれば、2画像分のみを保持すればよいので、例えばラグ画像用メモリ部11bの記憶領域を2フレーム分にできるなどのように、構造面でもより簡易になるという効果をも奏する。
本実施例3の場合には、再帰的演算処理として再帰的な加重平均であるリカーシブ処理(上記(1)式を参照)によってラグ画像を取得するので、ラグ補正をより確実に行うことができる。なお、SN比については、図9に示すように、上記(1)式中の加重比率Pにおいて、P=0.25(図9中の実線を参照)の場合には8回以上の再帰的演算を繰り返し実行することでランダムノイズ成分が0.39まで低減し、ラグ補正後のX線画像Yのランダムノイズ成分は、上述した実施例2で8個分のX線検出信号を直接的に用いてラグ画像を求めたときの6%とほぼ同じ7%の劣化に留まる。したがって、SN比を劣化させることなくラグ補正を実現することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、図1に示すようなX線透視撮影装置を例に採って説明したが、この発明は、例えばC型アームに配設されたX線透視撮影装置にも適用してもよい。また、この発明は、X線CT装置にも適用してもよい。
(2)上述した各実施例では、フラットパネル型X線検出器(FPD)3を例に採って説明したが、通常において用いられるX線検出手段であれば、この発明は適用することができる。
(3)上述した各実施例では、X線を検出するX線検出器を例に採って説明したが、この発明は、ECT(Emission Computed Tomography)装置のように放射性同位元素(RI)を投与された被検体から放射されるγ線を検出するγ線検出器に例示されるように、放射線を検出する放射線検出器であれば特に限定されない。同様に、この発明は、上述したECT装置に例示されるように、放射線を検出して撮像を行う装置であれば特に限定されない。
(4)上述した各実施例では、FPD3は、放射線(実施例ではX線)感応型の半導体を備え、入射した放射線を放射線感応型の半導体で直接的に電荷信号に変換する直接変換型の検出器であったが、放射線感応型の替わりに光感応型の半導体を備えるとともにシンチレータを備え、入射した放射線をシンチレータで光に変換し、変換された光を光感応型の半導体で電荷信号に変換する間接変換型の検出器であってもよい。
(5)上述した各実施例では、前回の撮像におけるX線の照射から所定時間(各実施例では待ち時間TW)経過後の非照射時にX線検出信号の取得を開始したが、短/中時定数成分が無視できる程度であれば、前回の撮像におけるX線の照射が終了して非照射状態に移行するのと同時にX線検出信号の取得を開始してもよい。X線以外の放射線においても同様である。
(6)上述した各実施例では、ラグ補正の基となるラグ画像は、今回の撮像におけるX線の照射の開始直前に取得されるX線検出信号INのデータが含まれていたが、必ずしもX線検出信号INのデータを含める必要はない。ただし、直前のデータがもっとも信頼性が高いことから、各実施例のようにX線検出信号INのデータを含めてラグ画像を取得して、そのラグ画像を減算することでラグ補正を行うのが好ましい。X線以外の放射線においても同様である。
(7)上述した実施例3では、上記(1)式に示すような再帰的な加重平均(リカーシブ処理)であったが、再帰的演算処理であれば、再帰的な加重平均に限定されず、重み付けなしの再帰的演算処理であってもよい。したがって、X線検出信号INとラグ画像LN-1とで表される関数f(IN、LN-1)が、ラグ画像LNで表されればよい。
各実施例に係るX線透視撮影装置のブロック図である。 X線透視撮影装置に用いられている側面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路である。 平面視したフラットパネル型X線検出器の等価回路である。 実施例1に係るラグ補正部や非照射信号取得部やラグ画像取得部による一連の信号処理を示すフローチャートである。 各X線の照射およびX線検出信号の取得に関するタイミングチャートである。 実施例1,2に係る画像処理部およびメモリ部に関するデータの流れを示した概略図である。 実施例2に係るラグ補正部や非照射信号取得部やラグ画像取得部による一連の信号処理を示すフローチャートである。 実施例3に係る画像処理部およびメモリ部に関するデータの流れを示した概略図である。 実施例3に係るラグ補正部や非照射信号取得部やラグ画像取得部による一連の信号処理を示すフローチャートである。 実施例3で加重比率をそれぞれ変えたときの再帰的演算の回数に対するランダムノイズの変化を示した概略図である。
符号の説明
2 … X線管
3 … フラットパネル型X線検出器(FPD)
9a … ラグ補正部
9b … 非照射信号取得部
9c … ラグ画像取得部
W … 待ち時間
X,Y … X線画像
L … ラグ画像
M … 被検体

Claims (5)

  1. 被検体に向けて放射線を照射する放射線照射手段と、被検体を透過した放射線を検出する放射線検出手段とを備え、放射線検出手段から検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を得る放射線撮像装置であって、放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行うラグ補正手段と、撮像における放射線の照射前の非照射時に複数の放射線検出信号を取得する非照射信号取得手段と、その非照射信号取得手段で取得されたそれら放射線検出信号に基づくラグ画像を取得するラグ画像取得手段とを備え、前記ラグ画像取得手段で取得されたラグ画像を撮像の対象となる放射線画像から減算することで前記ラグ補正手段によるラグ補正を行うことを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 被検体を照射して検出された放射線検出信号に基づいて放射線画像を得る信号処理を行う放射線検出信号処理方法であって、検出された放射線検出信号に含まれる時間遅れ分を放射線検出信号から除去することで時間遅れ分に関するラグ補正を行う際に、撮像における放射線の照射前の非照射時に複数の放射線検出信号を取得して、それら放射線検出信号に基づくラグ画像を取得し、その取得されたラグ画像を撮像の対象となる放射線画像から減算することで前記ラグ補正を行うことを特徴とする放射線検出信号処理方法。
  3. 請求項2に記載の放射線検出信号処理方法において、前回の撮像における放射線の照射から所定時間経過後の非照射時に複数の放射線検出信号を取得することで、今回の撮像における放射線の照射前の非照射時での複数の放射線検出信号を取得することを特徴とする放射線検出信号処理方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載の放射線検出信号処理方法において、前記非照射時に各放射線検出信号を逐次に取得することで複数の放射線検出信号を取得して、非照射時におけるある時点を含めてこれまでに逐次に取得された複数の放射線検出信号に基づくラグ画像を取得するために、その時点で取得された放射線検出信号と、その時点よりも前に放射線検出信号が取得された時点を含めてこれまでに逐次に取得された複数の放射線検出信号に基づくラグ画像とに基づいて行う再帰的演算処理を繰り返し行うことで、前記ラグ画像を取得することを特徴とする放射線検出信号処理方法。
  5. 請求項4に記載の放射線検出信号処理方法において、前記再帰的演算処理は、再帰的な加重平均であることを特徴とする放射線検出信号処理方法。
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