JP2006337609A - 照明装置、投写型映像表示装置 - Google Patents

照明装置、投写型映像表示装置 Download PDF

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誠 前田
Taketaka Kurosaka
剛孝 黒坂
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Abstract

【目的】 光利用効率を低下させることなく、高輝度化を実現する照明装置を提供する。照明装置において採用する。
【構成】 照明装置10は、光源部1a、1b、直線偏光生成部2a、2b、偏光依存性反射部3、波長依存性偏光回転部4、ロッドインテグレータ5などで構成される。光源部1aは緑色LED素子を備え、光源部1bは赤色LED素子、及び青色LED素子を備える。各光源部からの光は、直線偏光生成部2、偏光依存性反射部3、波長依存性偏光回転部4を経ることにより、ロッドインテグレータ5に導かれると共に、同一又は略同一の偏光方向を備えた直線偏光光に変換される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、照明装置、投写型映像表示装置に関する。
液晶プロジェクタなどに用いられる照明装置としては、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等のランプと、その照射光を平行光化するパラボラリフレクタから成るものが一般的である。更に、近年においては、発光ダイオード(LED)を光源として用いることも試みられている(特許文献1参照)。
かかる照明装置においては、照射面の光量むらを軽減するために、ロッドインテグレータによるインテグレート機能を持たせたものがある。このロッドインテグレータを採用した照明装置においては、照明装置を更に小型化するため、同一基板上に3色のLED素子を配置した光源部を、ロッドインテグレータの入射開口側に設けたものがある。
図13は、従来の投写型映像表示装置50を示した説明図である。投写型映像表示装置50は、光源部51、ロッドインテグレータ52とを備えた照明光学系と、液晶表示パネル53、投写レンズ54とを備えた投写光学系とからなる。
光源部51は、赤色光を出射する赤色LED、青色光を出射する青色LED、緑色光を出射する緑色LEDとを備える。
図14は、光源部51の構成を示した図である。光源部51は、基板112と、基板112上に形成された赤色LED素子111R、青色LED素子111B、緑色LED素子111G1、緑色LED素子111G2などを有する。赤色、青色のLED素子が1つずつであるのに対し、緑色のLED素子が2つ設けられているのは、緑色光の光量が不足しているからである。
基板112は、絶縁性の基板である。基板112の裏面には、ヒートシンク113が装着されており、LED素子の熱をこのヒートシンク113から放熱するように構成されている。
再び図13を参照して、光源部51から出射して、ロッドインテグレータ52に入射した光束は、ロッドインテグレータ52の側面で全反射を繰り返しながら均一な面光源となって出射される。
ロッドインテグレータ52を出射した光は、液晶表示パネル53、投写レンズ54等からなる、投写光学系を経て図示しないスクリーンに投写される。液晶表示パネル53を透過することで変調された光(映像光)は、投写レンズ54によって拡大投写され、スクリーン上に投影表示される。
特開平10−186507号
しかし、上記のようなLED素子を光源に用いた照明装置においては、スクリーンに投写される光量が不足するという問題がある。ハロゲンランプ等との光源と比較して、LED素子は発光量が少ないからである。
そこで、高輝度化を図るための方法として、光源部51に使用するLED集光素子の数を増やすことが、まず考えられる。しかし、LED集光素子からは略放射状の光が出射されるので、多数配置したLED集光素子からの光を多く取り込むためには、ロッドインテグレータ52の入射開口を大きくする必要がある。しかし、ロッドインテグレータの入射開口を大きくした場合、液晶プロジェクタ光学系の光利用効率が低下するという問題がある。
そこで、本願発明は上記の事情に鑑み、特にロッドインテグレータ等の光インテグレータを採用した照明装置において、光利用効率を低下させることなく、高輝度化を実現する照明装置を提供することを目的とする。
(本願発明の照明装置の基本的構成)
本願発明の照明装置は、第1光源部と、前記第1光源部とは光出射方向が異なる第2光源部と、前記第1、第2光源部からの各色光を合成して同一又は略同一方向に導く合成手段と、を備える。この照明装置は、いわゆる二灯式の照明装置である。
この照明装置においては、照明中は各色光が常時出射されるように構成されている。或いは、照明中は各色光が時分割で出射されるように構成されている。更に、前記合成手段から出射した光を照明対象物上で均一化するインテグレート手段を備えても良い。
(照明装置の第1構成)
本願発明の照明装置は、上記説明した基本的構成において、合成手段は、前記第1光源部からのランダム偏光光を第1の偏光方向の直線偏光に変換する第1偏光変換手段と、前記第2光源部からのランダム偏光光を第2の偏光方向の直線偏光に変換する第2偏光変換手段と、前記第1、第2偏光変換手段からの出射光のいずれか一方の偏光光を反射させ、他方を透過させることにより、前記第1、第2光源部からの光を同一方向又は略同一方向に導く偏光依存性反射手段を備える。合成手段は、更には、前記第1、第2偏光変換手段からの出射光の偏光方向を同一方向又は略同一方向に変換する波長依存性偏光回転手段を備えても良い。この構成の照明装置を、以後「第1構成の照明装置」と呼ぶ。
(照明装置の第2構成)
本願発明の照明装置は、上記第1構成とは異なる第2構成であっても良い。第2構成の照明装置は、上記説明した基本的構成に加えて、前記合成手段は、前記第1、第2光源部からの出射光のいずれか一方を反射させ、他方を透過させる波長依存性反射手段を備える。
(照明装置の第3構成)
第3構成の照明装置は、上記説明した基本的構成に加えて、前記第1色ないし第3色光源を時分割で順次点灯させる点灯制御手段を備え、前記合成手段は、電圧印加の有無によって反射と透過の切り替えることができる時分割反射手段と、所定の光源が点灯しているときに前記時分割反射手段を反射状態とし、他の所定の光源が点灯しているときに前記時分割反射手段を透過状態とする素子制御手段と、を備える。
(光源部の構成)
例えば、この照明装置は、少なくとも、赤、青、緑の3色の光源を含んでおり、合成手段は白色光を出射することが可能である。このとき、第1光源部は、前記3色のうちの第1色光源を備え、第2光源部は、前記3色のうち、第2及び第3色光源を備える。
また、どの色を第1光源部に配置し、どの色を第2光源部に配置するかについては、合成手段により合成された光が、白色光となるよう決定されるべきである。例えば、光源数を同数とした場合に、白色光を出射させるのに不足する色成分がある場合、その色成分を補うべく、当該色の光源数を多くするようにしても良い。例えば、第1光源部に配置できる光源数と、第2光源部に配置できる光源数をほぼ同数とした場合、第1色光源の数を、第2色、第3色光源の数よりも多くすることができる。そこで、このような場合においては、前記の不足色成分の光源を第1光源部に配置するようにしても良い。
好ましくは、前記第2光源部は、所定領域内に、複数個の第2色光源、及び、複数個の第3色光源が配置されてなり、前記第2色光源、及び、前記第3色光源の少なくとも何れかは、前記所定領域の中心に対して点対称に配置される。
各色光源を点対称に配置することにより、照明装置からの各色の出射光の照度をより均一化することができる。ひいては、この照明装置による出射光の色むらを減らすことができる。
或いは、前記第1又は第2光源部は、第4色光源を更に備えてもよい。例えば、第1光源部は、第1色光源、第4色光源を備え、第2光源部は、第2色光源、第3色光源を備える。或いは、第1光源部が第1色光源を備え、第2光源部が第2〜第4色光源を備えても良い。
第4色光源を用いることにより、照明装置の色再現性を向上させることができる。また、照明光の輝度を向上させることができる。なお、第1ないし第3色を赤、青、緑の三原色としたとき、第4色とは、例えば、黄色などである。
また、前記第1光源部が複数個の第1色光源、及び、複数個の第4色光源を備えたものである場合、前記第1色光源、及び、前記第4色光源のそれぞれは、第1光源部内の所定領域の中心に対して点対称に配置されても良い。
また、この照明装置は、更にマジェンタ、シアンといった、第5色、第6色の光源を備えていても良い。即ち、請求項7、8の照明装置は、4色の光源のみを備えた照明装置という趣旨ではなく、4色以上の光源を備える照明装置という趣旨のものである。
或いは、前記第1光源部は、前記第1の発光波長である第1色第1波長光源と、前記第1の発光波長よりも短い第2の発光波長である第1色第2波長光源と、を備えてもよい。
例えば、前記第1光源部が、630nmのLED素子と、600nmのLED素子とを備えるものとしたとき、630nmのLED素子が第1色第1波長光源の一例に相当し、600nmのLED素子が第1色第2波長光源の一例に相当する。
このように同一色内の複数波長の光源を採用することにより、照明装置の色再現性を向上させることができる。
このとき、前記第1光源部は、所定領域内に、複数個の前記第1色第1波長光源、及び、複数個の前記第1色第2波長光源、が配置されてなり、前記第1色第1波長光源、及び、前記第1色第2波長光源のそれぞれは、前記所定領域の中心に対して点対称に配置されてもよい。
好ましくは、前記第1光源部に配置される光源の個数と、前記第2光源部に配置される光源の総数は同数である。
また、上記の第1〜第4光源部の光源は、例えば、固体光源素子である。
(投写型映像表示装置)
照明中は各色光が常時出射されるように構成されている上記照明装置を採用した、本願発明の投写型映像表示装置は、前記照明装置の出射側に設けられた1つのフルカラーライトバルブと、前記フルカラーライトバルブを経て光変調された映像光を投写する投写手段とを備える。
照明中は各色光が時分割で出射されるように構成されている上記照明装置を採用した、本願発明の投写型映像表示装置は、前記照明装置の出射側に設けられた1つのライトバルブと、色光の出射タイミングに同期して前記ライトバルブに各色用の映像信号を供給する手段と、前記ライトバルブを経ることで得られた映像光を投写する投写手段とを備える。
或いは、上記構成の照明装置を複数備え、それぞれの照明装置の出射側にそれぞれ設けられたライトバルブと、色光の出射タイミングに同期して前記ライトバルブに各色用の映像信号を供給する手段と、前記ライトバルブからの出射光を色合成する色合成手段と、前記合成手段を経ることで得られた映像光を投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする投写型映像表示装置であっても良い。即ち、本願発明の二灯式の照明装置を用いた2板式の投写型映像表示装置であっても良い。この種の投写型映像表示装置における各照明装置は、白色光を出射する(或いは出射可能な)ものでなくても良い。
本願発明によれば、光利用効率を低下させることなく、高輝度化を実現する照明装置を提供することができる。
以下、本願発明の照明装置、及び、この照明装置を用いた投写型映像表示装置の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、照明装置10の構成を示す図である。照明装置10は、光源部1a、1b、直線偏光生成部2a、2b、偏光依存性反射部3、波長依存性偏光回転部4、ロッドインテグレータ5などで構成される。
光源部1a、1bは、それぞれ本願発明の第1、第2光源部の一実施形態である。直線偏光生成部2a、2bは、それぞれ本願発明の第1、第2偏光変換手段の一実施形態である。偏光依存性反射部3は、本願発明の偏光依存性反射手段の一実施形態である。波長依存性偏光回転部4は、本願発明の波長依存性偏光回転手段の一実施形態である。ロッドインテグレータ5は、本願発明のインテグレート手段の一実施形態である。
光源部1aは緑色LED素子を備え、光源部1bは赤色LED素子、及び青色LED素子を備える。光源部1aからの出射光の主光線の方向と、光源部1bからの出射光の主光線の方向とは垂直又は略垂直である。光源部1a、1bの具体的構成については後で詳しく説明する。
直線偏光生成部2aは、光源部1aから出射された緑色ランダム偏光光を所定偏光方向の直線偏光(以後、これを「P偏光光」と呼ぶ)に変換する。直線偏光生成部2bは、光源部1bから出射された赤色ランダム偏光光、及び青色偏光光を所定の偏光方向を備えた直線偏光(以後、これを「S偏光光」と呼ぶ)に変換する。この直線偏光生成部2a、2bは、複数の偏光ビームスプリッタ(Polarized Beam Splitter)により構成される。直線偏光生成部2a、2bの具体的構成については後で詳しく説明する。
偏光依存性反射部3は、直線偏光生成部2aからの光(P偏光)を透過させ、直線偏光生成部2bからの光(S偏光)を反射させることで、直線偏光生成部2a、2bからの光を合成して同一方向、又は略同一方向に導く。この偏光依存性反射部3は、例えば偏光ビームスプリッタにより実現される。この偏光ビームスプリッタは、該偏光ビームスプリッタの第1作用面から入射した直線偏光生成部2aからのP偏光を透過させ、第1作用面とは反対側の第2作用面から入射した直線偏光生成部2bからのS偏光を反射させる。
波長依存性偏光回転部4は、偏光依存性反射部3で合成された光の偏光方向を一方向に揃える。一例として、波長依存性偏光回転部4は、青色光、赤色光に対しては2分の1波長板として作用し、緑色光に対しては波長板として作用しないように設計される。これにより、光源部1bからの赤色光、青色光は、S偏光からP偏光に変換される。一方、光源部1aからの緑色光はP偏光のままである。これにより、偏光依存性反射部3で合成された光は共にP偏光となる。このように、適当な波長域のみ選択して偏光軸を回転させる素子は、周知となっているものであり、例えば、カラーリンク社より「カラーセレクト」の名称で、すでに商品化もされている(←特開2003-287818の[0141]の記載を参考にした)。
ロッドインテグレータ5は、内面がミラー面とされた四角筒構造(中空構造)、或いは、四角柱構造(ガラスロッド)を有している。或いは四角柱以外の形状であっても良いし、入射開口と出射開口のサイズが異なるテーパ状のものであっても良い。ロッドインテグレータ5に入射した、波長依存性偏光回転部4からの光束は、ロッドインテグレータ5の側面で全反射を繰り返しながら均一な面光源となって出射される。
図2は、光源部1aの構成を示す図である。光源部1aは、基板12aと、基板112a上に形成された緑色LED素子11Gを4つ有する。基板12aは絶縁性の基板である。基板12aの裏面には、ヒートシンク13aが装着されており、LED素子の熱をこのヒートシンク13aから放熱するように構成されている。
図3は、光源部1bの構成を示す図である。光源部1bは、基板12bと、基板112b上に形成された赤色LED素子11Rを2つ、青色LED素子11Bを2つ有する。
なお、この照明装置10では、青色LED素子、赤色LED素子よりも、緑色LED素子の数を多く配置している。このように異なる光源数としているのは、照明装置10が白色光を出力することができるようにするためである。緑色は青色、赤色と比較して視感度が高く、輝度(cd/m)を他の色よりも高くする必要がある。そこで、緑色のLEDの個数を他色のLEDの個数よりも多くすることで、輝度不足の問題を解消しても良い。
或いは、所定のスペクトルを有する3色のLED光源(赤、青、緑の各色光のLED光源の出射光量をLr、Lb、Lgとする)を用いて白色光を出射させる場合において、各色(赤、青、緑)の光量比をLr’:Lb’:Lg’であるとき白色光を発生可能であることが分かっている場合、Lr/Lr’、Lb/Lb’、Lg/Lg’のうち、最も小さい色光の光源の数を多くするようにしても良い。
なお、上記の光源部1a、1bの例では、光源の個数を多くしたい色を光源部1aに配置し、それ以外の2色を光源部1bに配置している。
図4は、直線偏光生成部2aの構成を示す図である。直線偏光生成部2aは、偏光ビームスプリッタ21a、21b、21c、21dからなる偏光ビームスプリッタアレイ21と、偏光ビームスプリッタ21b、21cの光出射側に配置された2分の1波長板22a、22bと、偏光ビームスプリッタ21a、21dの光入射側に配置された反射ミラー23a、23bと、から成る。
ランダム偏光光が、偏光ビームスプリッタ21b、21cに入射すると、P偏光光は、偏光ビームスプリッタ21b、21cをそれぞれ透過する。
一方、S偏光光については、偏光ビームスプリッタ21b、又は21cで反射して、偏光ビームスプリッタ21a又は21dの方向へ進む。偏光ビームスプリッタ21a、21dへ進んだ光はそれぞれ反射する。そして、それぞれの光は、2分の1波長板22a、22bによりその偏光方向が90度回転されてP偏光光となって直線偏光生成部2aから出射されて、偏光依存性反射部3へ向かう。
なお、偏光ビームスプリッタ21a、21dの光入射側に反射ミラー23が設けられているのは、光源部1aからの光が直接偏光ビームスプリッタ21a、21dに入るのを防ぐためである。光源部1aからの光が直接偏光ビームスプリッタ21a、21dに入ると、上記例ではS偏光光が直線偏光生成部2aから出射されてしまうからである。
なお、偏光ビームスプリッタ21a、21dの光入射側に設けるのは、上記の反射ミラー23に限る必要はなく、遮光できる部材であればよい。
また、偏光ビームスプリッタ21a、21dに代えて、反射ミラーを用いても良い。
図5は、直線偏光生成部2bの構成を示す図である。同図では、図4の直線偏光生成部2aと機能が同一である部材については同一の符号を付している。
偏光ビームスプリッタ21b、21cを透過したP偏光は、2分の1波長板22cによりS偏光に変換される。
一方、偏光ビームスプリッタ21b、又は21cで反射するS偏光光については、S偏光のまま、偏光依存性反射部3へ向かう。
図6は、上記照明装置10を用いた投写型映像表示装置100を示す図である。投写型映像表示装置100は、上記説明した照明装置10と、液晶パネル31、投写レンズ32等からなる。
液晶パネル31は、RGBカラーフィルタを備えた構造、或いはRGBカラーフィルタを備えない構造を有する。RGBカラーフィルタを備える構造の液晶パネル31を用いる場合には、全LED光源を同時点灯して白色光を液晶パネル31に導く。前記RGBカラーフィルタを備えない構造の液晶パネル31を用いる場合には、各色LED光源を時分割で色毎順次に所定時間点灯させると共に、この所定時間点灯のタイミングに同期させて液晶パネル31に各色の映像信号を供給する。
液晶パネル31を透過することで変調された光(映像光)は、投写レンズ32によって拡大投写され、図示しないスクリーン上に投影表示される。
なお、上記の波長依存性偏光回転部4は、光源部1aからの光と、光源部1bからの光を共にP偏光光にするものであったが、共にS偏光光にするものでも良い。この場合、波長依存性偏光回転部4を、緑色光に対しては2分の1波長板として作用し、青色光、赤色光に対しては波長板として作用しないよう設計することで実現できる。
なお、上記の投写型映像表示装置100の液晶パネル31は、本願発明のライトバルブ(或いはフルカラーライトバルブ)の一実施例に相当するものであるが、本願発明のライトバルブの他の実施例としては、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス:登録商標)を用いたDLP(デジタル・ライト・プロセッシング:登録商標)によるものであっても良い。DMDにおいては、液晶パネルのように入射光の偏光方向を所定方向に揃えておく必要はないので、照明装置10において波長依存性偏光回転部4は不要である。
(第2の実施形態)
図7は、照明装置20の構成を示す図である。照明装置20は、光源部1c、1d、波長依存性反射部16、ロッドインテグレータ5などで構成される。
光源部1cは赤色LED素子11Rを4つ備え(図8参照)、光源部1dは青色LED素子11Bを2つ、緑色LED素子11Gを2つ備える(図9参照)。
波長依存性反射部16は、光源部1cからの赤色光を透過させ、光源部1dからの青色光、緑色光を反射させて、光源部1cからの光、及び、光源部1dからの光を同一方向、又は略同一方向に導く。この波長依存性反射部16は、例えばダイクロイックミラーにより実現される。
なお、ロッドインテグレータ5の後段(投写光学系側)にはそれぞれのランダム偏光光を同じ偏光方向の直線偏光に変換する(図示しない)偏光変換素子が設けられる。或いは、偏光変換素子は、ロッドインテグレータ5の前段に設けられても良い。
(第3の実施形態)
図10は、本願発明の他の照明装置30を示す図である。照明装置30は、光源部1a、1b、時分割ミラー17、ロッドインテグレータ5などで構成される。
図1の照明装置10と同様、光源部1aは、緑色LED素子を4つ備え、光源部1bは赤色LED素子、青色LED素子を2つずつ備える。
時分割ミラー17は、電圧印加の有無によって反射と透過を切り替えることができるものであり、例えば、スイッチング回折素子であるDigiLens(登録商標)を用いて構成することができる(特表2002−520648号公報(特に、明細書の段落「0008」「0009」参照)、及び特表2002−525646号公報参照)。時分割ミラー17は、図示しないミラー制御回路によって制御される。
光源部1a、1bの各色光源は、色毎に時分割にオンオフ駆動される。時分割ミラー17は、光源部1a、1bの各色光源のオンオフ駆動に同期してスイッチングされる。
例えば、図10を参照して、各色光源は赤→青→緑の順で点灯される。光源部1bの赤色LED素子が点灯しているとき、時分割ミラー17は赤色光を反射させてロッドインテグレータ5の方へ導く(同図(a)を参照)。光源部1bの青色LED素子が点灯しているとき、時分割ミラー17は、青色光を反射させてロッドインテグレータ5の方へ導く(同図(a)を参照)。光源部1cの緑色LED素子が点灯しているとき、時分割ミラー17は、緑色光を透過させてロッドインテグレータ5の方へ導く(同図(a)を参照)。
即ち、時分割ミラー17を制御するミラー制御回路は、所定の光源が点灯しているときに時分割ミラーを反射状態とし(電圧の印加又は非印加)、他の所定の光源が点灯しているときに時分割ミラーを透過状態とする(電圧の非印加又は印加)ものである。
(他の光源色の配置例)
各光源部に配置するLED素子は上記の色パターンに限られるものではない。
例えば、上記第1の実施形態においては、光源部1aに青色LED素子11Bを4つ配置し、光源部1dに赤色LED素子11Rを2つ、緑色LED素子11Gを2つ配置しても良い。この場合、波長依存性偏光回転部4は、例えば、青色光に対しては2分の1波長板として作用し、緑色光、赤色光としては波長板として作用しないようなものに設計される必要がある。
また、上記例では、各光源部1a〜1dには、LED素子を4つずつ配置(2×2配列)しているが、個数はこれに限られない。例えば、3×3配列、5×5配列、4×3配列、或いは多角形配列でも良い。
或いは、上記第2の実施形態においては、光源部1cに青色LED素子11Bを4つ配置し、光源部1dに赤色LED素子11Bを2つ、緑色LED素子11Gを2つ配置しても良い。このとき、波長依存性反射部16は、光源部1cからの青色光を透過させ、光源部1dからの緑色光、赤色光を反射させて、光源部1cからの光、及び、光源部1dからの光を同一方向、又は略同一方向に導くよう設計される。
或いは、図8の光源部1cに代えて、図11で示すような光源部1c’を採用しても良い。図8の光源部1cは、同一又は略同一波長の赤色LED素子11Rを4つ備えるものだった。これに対し、光源部1c’は、第1の波長(例えば600nm)の赤色LED素子11R1を2個、第2の波長(例えば630nm)の赤色LED素子11R2を2個、備える。このように同じ色でも波長が若干異なる2種類のLED素子を用いることにより、照明装置の色再現性を改善することができる。或いは、赤色LED素子11R1、11R2に代えて、第1の波長の緑色LED素子と第2の波長の緑色LED素子、或いは、第1の波長の青色LED素子と第2の波長の青色LED素子、を備えても良い。
また、図2の光源部1aに代えて、波長が異なる2種類の緑色LED素子を採用することで、照明装置10の色再現性を改善させても良い。
また、上記の赤色、青色、緑色に加えて、第4色の固体光源素子を用いてもよい。例えば、黄色光源を採用することで、照明装置の色再現性を向上させたり、照明光の輝度を向上させたりすることができる。更には、第5色、第6色の固体光源素子を更に用いて色再現性をさらに向上させても良い。例えば、シアンやマジェンタ等の色を光源に用いても良い。或いは黄色に変えて、シアン、マジェンタ等を第4色光源として用いても良い。
(複数の照明装置を備えた投写型映像表示装置)
図12は、複数の照明装置を用いた投写型映像表示装置200を示す図である。投写型映像表示装置200は、複数の照明装置40(40a、40b)、液晶パネル41、42、合成手段43、投写レンズ44等からなる。
照明装置40(40a、40b)の構成は上記説明した照明装置40の構成とほぼ同じである。但し、照明装置40aと40bは異なる色の光源を備えており、照明装置10aのごとく、白色光を出射しない点で相違する。例えば、照明装置40aは、赤色、黄色の光源を備え、照明装置40bは、青色、緑色の光源を備えている。照明装置40aから出射される光は、液晶パネル41を透過することで変調される。この液晶パネル41へは、赤色、黄色の映像信号が、図示しない液晶表示パネルドライバから供給される。照明装置40bから出射される光は、液晶パネル42を透過することで変調される。この液晶パネル42へは、青色、緑色の映像信号が、図示しない液晶表示パネルドライバから供給される。液晶パネル41で変調された光と、液晶パネル42で変調された光は、合成手段43で合成され、投写レンズ44によって拡大投写され、図示しないスクリーン上に投影表示される。
合成手段43は、偏光ビームスプリッタ、若しくは、ダイクロイックミラー等で構成される。合成手段43が偏光ビームスプリッタの場合、液晶パネル41を透過した光がP偏光、液晶パネル42を透過した光がS偏光となるよう、照明装置40、及び、液晶パネル41、42が設計される。合成手段43がダイクロイックミラーの場合、ダイクロイックミラーは赤色、黄色を透過させ、青色、緑色を反射させるよう設計される。
或いは、上記投写型映像表示装置200において、照明装置40に代えて、白色光を出射する照明装置10を用いても良い。この場合、合成手段43には、偏光ビームスプリッタが用いられる。
また、上記では、合成手段43の前段に光変調手段(液晶パネル41、液晶パネル42)を配置していたが、光変調手段を合成手段43の後段に配置するものであっても良い。例えば合成手段43と投写レンズ44の間に液晶パネルを1つ配置しても良い。この場合、液晶パネルには、赤色、黄色、青色、緑色の映像信号が、図示しない液晶表示パネルドライバから供給される。
また、上記の投写型映像表示装置200においても、液晶パネルに代えて、DLPをライトバルブに用いても良い。
今回開示された実施の形態、及び実験例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記の実施形態では、各LED素子は、同一の基板上に配置されるものとして説明したが、別々の基板上に配置されるものであっても良い。
上記では本願発明の「光インテグレータ」の実施例としてロッドインテグレータを挙げたが、光インテグレータとしては、フライアイレンズ(群)であっても良い。
上記では本願発明の「光源」の実施例としてLED素子を挙げたが、LED素子以外の固体光源素子であっても良い。或いは、固体光源素子以外の小型の光源であっても良い。
照明装置10の構成を示す図である。 光源部1aの構成を示す図である。 光源部1bの構成を示す図である。 直線偏光生成部2aの構成を示す図である。 直線偏光生成部2bの構成を示す図である。 照明装置10を用いた投写型映像表示装置100を示す図である。 照明装置20の構成を示す図である。 光源部1cの構成を示す図である。 光源部1dの構成を示す図である。 照明装置30を示す図である。 光源部1c’の構成を示す図である。 複数の照明装置を用いた投写型映像表示装置200を示す図である。 従来の投写型映像表示装置50を示した説明図である。 光源部51の構成を示す図である。
符号の説明
1a、1b 光源部
2a、2b 直線偏光生成部
3 偏光依存性反射部
4 波長依存性偏光変換部
5 ロッドインテグレータ
10 照明装置
11R 赤色LED素子
11G 緑色LED素子
11B 青色LED素子
21 偏光ビームスプリッタアレイ
21a、21b、21c、21d 偏光ビームスプリッタ
22 2分の1波長板
100 投写型映像表示装置

Claims (21)

  1. 少なくとも、赤、青、緑の3色の光源を含む照明装置であって、
    前記3色のうちの第1色光源を備えてなる第1光源部と、
    前記3色のうち、第2及び第3色光源を備え、前記第1光源部とは光出射方向が異なる第2光源部と、
    前記第1、第2光源部からの各色光を合成して同一又は略同一方向に導く合成手段と、を備えた、照明装置。
  2. 前記第1、第2光源部に配置される各色光源の個数は、前記合成手段が、前記第1、第2光源部からの各色光を合成して白色光を発生できるよう設定される、請求項1記載の照明装置。
  3. 前記合成手段は、
    前記第1光源部からのランダム偏光光を第1の偏光方向の直線偏光に変換する第1偏光変換手段と、
    前記第2光源部からのランダム偏光光を第2の偏光方向の直線偏光に変換する第2偏光変換手段と、
    前記第1、第2偏光変換手段からの出射光のいずれか一方の偏光光を反射させ、他方を透過させることにより、前記第1、第2光源部からの光を同一方向又は略同一方向に導く偏光依存性反射手段を備える、請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 前記第1、第2偏光変換手段からの出射光の偏光方向を同一方向又は略同一方向に変換する波長依存性偏光回転手段を備える、請求項3記載の照明装置。
  5. 前記合成手段は、
    前記第1、第2光源部からの出射光のいずれか一方を反射させ、他方を透過させる波長依存性反射手段を備える、請求項1又は2記載の照明装置。
  6. 前記第2光源部は、
    所定領域内に、複数個の第2色光源、及び、複数個の第3色光源が配置されてなり、
    前記第2色光源、及び、前記第3色光源の少なくとも何れかは、それぞれの光源が前記所定領域の中心に対して点対称に配置される、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記第1又は第2光源部のいずれかに第4色光源を更に備えた、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記第1光源部は、第4色光源を更に備え、
    該第1光源部は、所定領域内に、複数個の第1色光源、及び、複数個の第4色光源が配置されてなり、
    前記第1色光源、及び、前記第4色光源の少なくとも何れかは、それぞれの光源が前記所定領域の中心に対して点対称に配置される、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記第1光源部は、
    前記第1の発光波長である第1色第1波長光源と、
    前記第1の発光波長よりも短い第2の発光波長である第1色第2波長光源と、を備えた、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 前記第1光源部は、
    所定領域内に、複数個の前記第1色第1波長光源、及び、複数個の前記第1色第2波長光源、が配置されてなり、
    前記第1色第1波長光源、及び、前記第1色第2波長光源の少なくとも何れかは、それぞれの光源が前記所定領域の中心に対して点対称に配置される請求項9記載の照明装置。
  11. 第1光源部と、
    前記第1光源部とは光出射方向が異なる第2光源部と、
    前記第1、第2光源部からの各色光を合成して同一又は略同一方向に導く合成手段と、を備え、
    前記合成手段は、
    前記第1光源部からのランダム偏光光を第1の偏光方向の直線偏光に変換する第1偏光変換手段と、
    前記第2光源部からのランダム偏光光を第2の偏光方向の直線偏光に変換する第2偏光変換手段と、
    前記第1、第2偏光変換手段からの出射光のいずれか一方の偏光光を反射させ、他方を透過させることにより、前記第1、第2光源部からの光を同一方向又は略同一方向に導く偏光依存性反射手段を備える照明装置。
  12. 前記第1、第2偏光変換手段からの出射光の偏光方向を同一方向又は略同一方向に変換する波長依存性偏光回転手段を備える、請求項11記載の照明装置。
  13. 前記合成手段から出射した光を照明対象物上で均一化するインテグレート手段を備えた、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の照明装置。
  14. 前記第1光源部に配置される光源の個数と、前記第2光源部に配置される光源の総数は同数であることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の照明装置。
  15. 前記光源は、固体光源素子である、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の照明装置。
  16. 前記第1色ないし第3色光源を時分割で順次点灯させる点灯制御手段を備え、
    前記合成手段は、
    電圧印加の有無によって反射と透過の切り替えることができる時分割反射手段と、
    所定の光源が点灯しているときに前記時分割反射手段を反射状態とし、他の所定の光源が点灯しているときに前記時分割反射手段を透過状態とする素子制御手段と、を備えた、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の照明装置。
  17. 照明中は各色光が常時出射されるように構成されている、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の照明装置。
  18. 照明中は各色光が時分割で出射されるように構成されている、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の照明装置。
  19. 請求項17記載の照明装置と、
    前記照明装置の出射側に設けられた1つのフルカラーライトバルブと、
    前記フルカラーライトバルブを経て光変調された映像光を投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする、投写型映像表示装置。
  20. 請求項18記載の照明装置と、
    前記照明装置の出射側に設けられた1つのライトバルブと、
    色光の出射タイミングに同期して前記ライトバルブに各色用の映像信号を供給する手段と、
    前記ライトバルブを経ることで得られた映像光を投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする投写型映像表示装置。
  21. 請求項17又は18記載の照明装置を複数備え、
    それぞれの照明装置の出射側にそれぞれ設けられたライトバルブと、
    色光の出射タイミングに同期して前記ライトバルブに各色用の映像信号を供給する手段と、
    前記ライトバルブからの出射光を色合成する色合成手段と、
    前記合成手段を経ることで得られた映像光を投写する投写手段と、を備えたことを特徴とする投写型映像表示装置。
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