JP2006352425A - プリンタシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダミー抵抗を用いることなく、画像読み取り部のみが動作する場合の間欠発振による直流出力の低下を防止することの出来るプリンタシステムを提供する。
【解決手段】 画像形成装置と画像読み取り部とが共通の電源装置にて動作されるマルチファンクションプリンタにおいて、画像読み取り動作時に画像形成装置側にて負荷を発生する手段を提供することを特徴とする。
【選択図】 図2−1

Description

本発明はプリンタシステムに関し、詳しくは、マルチファンクションプリンタ等のプリンタシステムを構成するための電源装置に関するものであり、特に画像読み取り装置が動作するときの電源装置の制御に関するものである。
(スイッチング電源装置部の基本動作)
従来のスイッチング電源装置を図9に示した自励型フライバックコンバータ(RCC:リンギングチョークコンバータ)を基本回路として説明する。絶縁トランスT91は入力側の1次巻線Npと出力側の2次巻線Nsおよび1次側の補助巻線Nbにて構成されている。補助巻線Nbは主スイッチング素子Q91の制御端子のオン/オフ制御を行うスイッチング素子Q92の駆動用巻線である。直流入力電圧Eは商用電源電圧から図示しないが、ブリッジダイオード、アルミ電界コンデンサにより整流平滑されて、1次巻線Npの一端と主スイッチング素子Q91の電流流出端子の間に印加され、入力電圧の(+)側は1次巻線Npの一端、入力電圧の(−)側は主スイッチング素子Q91の電流流出端子に接続されている。また、補助巻き線Nbは1次巻き線Npと同極に、2次巻線Nsは異極に接続されている。入力電圧の(+)側と主スイッチング素子Q91の制御端子間には起動抵抗R901が接続されている。また、主スイッチング素子Q91の制御端子と直流電圧Eの(−)側との間には抵抗R902が接続され、起動抵抗R901と直流入力電圧Eを分圧することにより主スイッチング素子Q91がオンするに充分な電圧を発生する。主スイッチング素子Q91の制御端子と補助巻線Nbの1次巻線との同極側との間にはコンデンサC91と抵抗R903、R904が接続されている。抵抗R904の両端には補助巻線Nb側をカソードの向きにしたダイオードD91が接続されており、主スイッチング素子Q91のターンオン、ターンオフのスピードを調整している。スイッチング素子Q92は主スイッチング素子Q91のオン、オフを制御するために設けられており、電流流入端子は主スイッチング素子Q91の制御端子に、電流流出端子は直流電圧Eの(−)側に接続され、制御端子と電流流出端子との間にはコンデンサC92が接続されている。補助巻線Nbとスイッチング素子Q92の制御端子との間には抵抗R905が接続され、コンデンサC92との間で時定数回路を構成している。
オプトカプラIC91の1次側の電流流入端子と主スイッチング素子Q91の制御端子との間には抵抗R902が接続され、オプトカプラIC91に流れる電流を制限している。オプトカプラIC91のフォトトランジスタの電流流出端子はスイッチング素子Q92の制御端子に接続されている。絶縁トランスT91の2次巻線Nsの1次巻線との異極側には整流用のダイオードD92のアノード側が接続され、ダイオードD92のカソード側と2次巻線Nsの1次巻線と同極側との間には電界コンデンサC93が接続され、ダイオードD92にて整流された交番電圧の平滑を行っている。出力電圧Voは抵抗R907、R908によって分圧され、分圧された電圧は差動増幅器IC92の反転入力端子に接続され、ツェナーダイオードZD91と抵抗R909とで生成された基準電圧は差動増幅器IC92の非反転入力端子に入力され、差動増幅器IC92は反転入力端子の入力電圧を、基準電圧と比較することで出力端子の電圧変化され、抵抗R910を介してオプトカプラIC91の発光側のダイオードに流れる電流を制御している。差動増幅器IC92の反転入力端子と出力端子との間に接続された抵抗R911とコンデンサC94は閉ループの利得、位相を調整するためのものである。
主スイッチング素子Q91は起動抵抗R901と抵抗R902により制御端子に電圧が印加され導通状態となる。主スイッチング素子Q91が導通状態になると1次巻線Npに入力電圧Eが印加され、補助巻線Nbに1次巻線と同極側を正とする電圧が誘起される。このとき2次巻線Nsにも電圧が誘起されるが、整流ダイオードD92のアノード側を負とする電圧であるため2次側には電圧は伝達されない。従って1次巻線Npを流れる電流は絶縁トランスT91の励磁電流だけで絶縁トランスT91には励磁電流の2乗に比例したエネルギーが蓄積される。この励磁電流は時間に比例して増大する。補助巻線Nbに誘起された電圧によりコンデンサC91、抵抗R903、R904を介して主スイッチング素子Q91の制御端子が充電され、さらに導通状態が継続される。時定数回路を構成している抵抗R905、コンデンサC92には補助巻線Nbから電荷が充電され、コンデンサC92の両端の電圧がスイッチング素子Q92の閾値より高くなるとスイッチング素子Q92が導通状態となり、主スイッチング素子Q91の制御端子電圧が低下することで主スイッチング素子Q91は非導通状態となる。このとき絶縁トランスT91の各巻線には起動時と逆極性の電圧が発生し、2次巻線には整流ダイオードD92のアノード側を正とする電圧が発生するため、絶縁トランスT91に蓄積されたエネルギーが整流、平滑され、2次側に伝達される。絶縁トランスT91に蓄えられているエネルギーが2次側にすべて伝達されると主スイッチング素子Q91は再び導通状態となる。これはスイッチング素子Q91の電流流入、電流流出端子間の電圧の巻線比分の電圧が補助巻線Nbに発生しているが、主スイッチング素子Q91が非導通状態になった直後は制御端子が負にバイアスされているが、2次側にエネルギーの伝達が終わると負のバイアスが徐徐に低下するため、CカップリングしているコンデンサC91から再び主スイッチング素子Q91の制御端子が正方向にバイアスされるためである。フォトカプラIC91からの電流は出力電圧Voが高いときに電流を多く流すので、それによってコンデンサC92に電流が供給され、充電時間が短くなる。これは主スイッチング素子Q91の導通時間が短くなることを示しており、これによって絶縁トランスT91に蓄積されるエネルギーが減少することで出力電圧Voが下がり、定電圧動作を行っている。出力電圧が低い場合は逆の動作になる。
図10はRCC方式における各部の波形を示している。Vgsは主スイッチング素子Q91の制御端子電圧を、Vdsは主スイッチング素子Q91の電流流入端子、電流流出端子間電圧を、Idは主スイッチング素子Q91に流れる電流を、VNsは2次巻線Nsに発生する電圧を、Isは2次側の整流ダイオードD92に流れる電流を、VNbは補助巻線Nbに発生する電圧を示している。
まず、主スイッチング素子Q91のオン期間について説明する。起動抵抗により制御端子に電圧が印加され、Vgsの電位が上昇することによって主スイッチング素子Q91は導通状態となり、Idは時間とともに正の傾きで直線的に増加し、絶縁トランスT91にエネルギーが蓄積される。このときVdsは主スイッチング素子Q91が導通状態であるため、電位はほぼ零になっており、2次側の整流ダイオードにはVNsが印加され、逆バイアスされているため、Isは流れない。このとき補助巻線Nbの電圧を示したのがVNbである。
コンデンサが充電され、トランジスタが導通状態になると主スイッチング素子Q91の制御端子電圧Vgsは零になり、主スイッチング素子Q91は非導通状態となるため、Idは零になり、Vdsは直流入力電圧Eと2次側の出力電圧の巻線比倍の電圧、およびサージ電圧を重畳したものとなる。このとき2次側の整流ダイオードは導通状態となり、絶縁トランスT91に蓄積されたエネルギーが2次側に伝達される。Isは負の傾きで直線的に減少する。このとき補助巻線には負電圧が発生するが、その後の負電圧の低下により再度主スイッチング素子が導通状態となることで継続して発振動作を行うことになる。
以上の動作により機器動作時であり負荷が大きい場合には、負荷変動に対して一定電圧を出力するよう制御を行う。その際にはマイクロコントローラIC93が備えるモード選択端子はスイッチング素子Q93の制御端子をLOWとする。これによりスイッチング素子Q93は導通状態にはならず、強制的に主スイッチング素子Q91は発振を停止してしまうことはない。一方、機器休止時となり負荷が小さくなると、上記モード選択端子はスイッチング素子Q93の制御端子にHI/LOWを繰り返すパルス状の信号を加える。(以下パルスモードと呼ぶことにする。)スイッチング素子Q93の制御端子がHIの期間、オプトカプラIC91の2次側の発光ダイオードには差動増幅器IC92の出力とは関係なく抵抗R912で制限される電流が流れる。この電流は機器動作時に比べて充分に大きく、オプトカプラIC21の1次側のフォトトランジスタに伝えられると、瞬時にコンデンサC92の電圧を上昇させることでスイッチング素子Q22の導通状態にさせ、主スイッチング素子Q21を非導通状態にする。
この状態を自励式スイッチング電源の発振周波数の例えば2〜20倍位継続すると、絶縁トランスT91のエネルギーが完全に放出され、本自励式スイッチング電源の1次側は起動前と同じ状態になる。この状態におけるスイッチング電源の2次側の負荷は小さいため、出力電圧はほぼそのままの状態で維持できる。スイッチング素子Q93の制御端子がHIからLOWに戻ると、オプトカプラIC91の2次側の発光ダイオードの電流もほぼ以前の状態に回復する。抵抗R905によるオプトカプラIC91のフォトトランジスタの電流による電圧降下を、スイッチング素子Q92の閾値電圧よりも大きく設定した場合、スイッチング素子Q92は導通状態を継続し、起動抵抗R901からの電流はスイッチング素子Q92にすべて流れ込む。従って主スイッチング素子Q91はオンすることができないため、本自励式スイッチング電源は発振停止状態を継続する。
時間の経過に伴い、コンデンサC93にたまった電荷が負荷により消費されていくと、2次側の出力電圧も下がる。それに伴い差動増幅回路の出力電圧も上昇し、オプトカプラIC91のフォトトランジスタ側に流れる電流が減少するため、抵抗R905による電圧降下がスイッチング素子Q92の閾値電圧よりも小さくなると、起動抵抗R901よりコンデンサC21に充電が行われ、主スイッチング素子Q91がオンするため、本自励式スイッチング電源は再び発振を開始する。
以上のようにスイッチング素子Q93の制御端子に対してHI/LOWの信号を繰り返し入力することにより、本自励式スイッチング電源の単位時間あたりの発振回数を減少させることができるため、負荷が軽いときの損失を低減することができ、より高効率化を図ることができる。
R913は直流出力電圧に対するダミー負荷を示している。このダミー負荷は本自励スイッチング電源がマイクロコントローラIC93のモード選択端子によるスイッチング動作解除後も間欠発振による直流出力電圧が低下することのないように常にスイッチング電源装置に負荷を与えている。
特開2004−140955号公報
省エネモードを解除する際の間欠発振による電圧降下を防止するために特許文献1の従来例に記載されているように電源装置内にダミー負荷を配置する方法がある。しかしながら、この構成では間欠発振することによる出力リップル電圧の増大、スイッチング素子等へのストレスおよびトランスからの変音を防止するためにダミー抵抗を設けても、ダミー抵抗の増加による部品点数の増大およびそれらによる実装面積の増大、ダミー抵抗が発熱することによる周辺部品の温度上昇などの問題があった。
また、特許文献1にて記載されているように画像形成装置に直流出力を供給する電源装置の間欠発振を防止するためにステッピングモータ等の負荷を利用する方法も考えられているが、画像読み取り部のみが動作する場合には間欠発振を防ぐことができる負荷が存在しないため、電源装置の直流出力が低下してしまうという問題があった。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、ダミー抵抗を用いることなく、画像読み取り部のみが動作する場合の間欠発振による直流出力の低下を防止することの出来るプリンタシステムを提供することを目的とする。
本発明は上記従来の問題点を解決するためのものであり、画像形成装置と画像読み取り部とが共通の電源装置にて動作されるマルチファンクションプリンタにおいて、画像読み取り動作時に画像形成装置側にて負荷を発生する手段を提供する。
すなわち本発明は、1次巻線、補助巻線、2次巻線を有したトランスと、前記トランスの1次巻線の一端と商用電源より生成した直流電源の高電位側が接続され、前記トランスの1次巻線の他端と前記直流電源の低電位側との間に接続され、前記トランスの1次巻線に流れる電流を制御する巻線電流制御手段と、前記2次巻線に発生する交番電圧を平滑整流する平滑整流手段と、前記平滑整流手段の出力電圧を基準電圧と比較し、その差に応じた電圧を出力する誤差検出手段と、1次側部分及び2次側部分を備え前記誤差検出手段の出力を1次側に伝達する伝達手段と、前記伝達手段からの帰還信号と前記補助巻線からの帰還信号により前記巻線電流制御手段に流れる電流の導通遮断を制御する制御手段とを備えた電源装置と、前記電源装置は前記誤差検出手段の出力を前記巻線電流制御手段が停止するに充分な時間だけ強制的に低下させる発振手段を有することで省エネ動作を行う動作モード選択手段とを有し、
前記電源装置からの出力電圧により動作する画像形成装置及び画像読み取り装置を有するプリンタシステムにおいて、
画像読み取り装置を動作させるために前記電源装置の省エネモードを解除する際、画像形成装置内にて電源装置に対する負荷を生成することを特徴とするプリンタシステムである。
本発明によれば画像形成装置と画像読み取り部とが共通の電源装置にて動作されるマルチファンクションプリンタにおいて、画像読み取り部が動作するときの電源装置の間欠発振を防止することができ、出力電圧の低下を防止することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
本発明の第1の実施例を説明する。図2−1は本発明の第1の実施例を説明する断面図であり、画像形成装置としてはレーザビームプリンタ、画像読み取り部としてはADF機能付きのフラットベットタイプのイメージスキャナにて構成されたマルチファンクションプリンタを示している。以下、構成及び動作について説明する。
画像形成装置であるレーザビームプリンタ本体201は、記録紙Pをセットする給紙カセット202を有し、給紙カセット202の記録紙Pの有無を検知する紙有無センサ203、給紙カセット202から記録紙Pを取り出す給紙ローラ204、給紙ローラ204の下流には記録紙Pがレジローラ205まで到達したことを検知するレジセンサ206、レジローラ206で整合された記録紙Pが画像書き出し位置まできたことを検知するTOPセンサ207が設けられている。プロセスカートリッジ208は電子写真方式に必要な感光ドラム209、一次帯電ローラ210、現像器211、クリーナ212を具備している。レーザスキャナ部213内のレーザユニット214からのレーザ光をポリゴンミラー215に照射し、結像レンズ216及び折り返しミラー217を介して感光ドラム209上に潜像が形成され、現像器211によって感光ドラム209上に可視像化され、転写ローラ218により記録紙P上にトナー像が転写される。転写ローラの下流には記録紙P上に形成されたトナー像を熱定着する定着器219が設けられており、記録紙Pと共に回転するポリイミドフィルム220内に具備されたヒータ発熱体221と加圧ローラ222により記録紙P上のトナー像が記録紙P上に定着する。さらに定着器219の下流には紙の搬送状態を検知する排紙センサ223、記録紙Pを排紙する排紙ローラ224が設けられている。また、ファンモータ225はプリンタ本体201の機内の温度を下げる役割を果たしている。
エンジンコントローラ226はプリンタの各種動作の制御を行う。モータ127は給紙ローラ204、感光ドラム209、定着器219、排紙ローラ224等の回転動作を司り、記録紙Pを搬送する動作を行っている。図示しないが、モータ127はエンジンコントローラ226上に搭載されたマイクロコントローラIC93によって制御されている。モータ127としてはオープンループでの制御が可能であり、比較的安価であるステッピングモータを駆動源として使用することが多い。電源装置228は例えばエンジンコントローラ226にて使用される5Vの直流電圧、モータ127にて使用される24V等の複数の直流出力を生成し、供給する役割を果たしている。電源装置228としては従来例に示したようなRCC方式の電源装置を使用している。本実施例ではRCC方式に関して述べるが電源装置228としては他励式のフライバック、フォワード方式等その他の各種方式であってもよい。電源装置228に関しては従来例と同様な箇所に関しては説明を省略することにする。また、電源装置228は画像形成装置201と次に述べる画像読み取り装置両方に電力を供給している。
図2−2はイメージスキャナ等の画像読み取り装置の構成を詳細に説明するためのものであり、229は原稿、230はガラス等の透明な原稿台、231は原稿201に光を照射するための光源、232は反射ミラー、233は集光レンズ、234は受光した光をその強度に応じた電気信号に変換するCCD(電荷結合素子)等の光電変換素子、235は光電変換素子234より出力された電気信号から画像データを生成する画像データ生成部、236は光源231、反射ミラー232、集光レンズ233、光電変換素子234から成る光学ユニット、237は光学ユニット236を駆動する光学ユニット駆動モータ、238は光学ユニット236が画像読み取り開始可能な位置(ホームポジション)に在ることを検知するホームポジションセンサ、239は複数の原稿を連続して読み取るための自動原稿給紙装置(ADF)、240はADFの原稿搬送を行うADF駆動モータ、241は光学ユニット236、画像データ生成部235、光学ユニット駆動モータ237、ADF239等の画像読み取り装置全体の制御を行うコントローラである。コントローラ241はエンジンコントローラ226と通信を行うことで、コピー動作等に画像形成装置201側と協調して動作するようにコントロールされる。
画像読み取りを行う場合にはコントローラ241は光学ユニット236がホームポジションに在ることをホームポジションセンサ238で確認した後、画像読み取り動作を開始する。原稿台230にセットされた原稿229には、光源231より光が照射される。原稿229で反射された光は反射ミラー232を経て、集光レンズ233で結像された後、光電変換素子234に入射する。入射した光は光電変換素子234で光の強度に応じた電気信号に変換される。この電気信号に基づき画像データ生成部235で原稿1ライン分に相当する画像データが生成される。コントローラ241は読み取り動作開始と同時に光学ユニット駆動モータ237を駆動して光学ユニット236を副走査方向に定速移動させながら上記の1ライン毎の画像データ生成を行うことにより原稿229全体の画像読み取りを行う。なお、画像データ生成部235で生成される画像データはコントローラ241を介してエンジンコントローラ226にデータを転送する。またADF239を用いた複数原稿の連続読み取りの場合、コントローラ241は光学ユニット236を所定位置に停止して、ADF駆動モータ240を駆動してADF239にセットされた原稿を1枚ずつ定速搬送する。原稿は搬送路上に停止された光学ユニット236上を通過して所定の排紙口に排出され、次の原稿が順次搬送される。光学ユニットは原稿通過時に上記と同様の画像読み取り動作を行い、画像データを生成、送出する。コントローラ241はコピー動作時には読み取りデータを画像形成装置201に転送し、画像読み取り動作時のみにはホストコントローラ等にデータが転送される。
図3はエンジンコントローラ226上に搭載されたマイクロコントローラIC93とモータ127との関係を示している。マイクロコントローラIC93とモータ127との間にはモータドライバ301が存在し、マイクロコントローラからのA相、B相信号、Vref信号により速度制御、定電流制御等を行っている。
図4は今回例として取り上げる2相励磁方式におけるA相信号、B相信号の関係を示したもので、STEP1の時はA相とB相が励磁されていることを示している。STEP1からSTEP4を介して再びSTEP1までA相、B相(STEP1)→A相、/B相(STEP2)→/A相、/B相(STEP3)→/A相、B相(STEP4)→A相、B相(STEP1)と順次励磁することにより、ステッピングモータは回転運動をすることになる。
図5はステッピングモータ用のモータドライバ301内の簡略化したブロック図を示したものである。巻線501、502はステッピングモータ内のそれぞれA相巻線、B相巻線を示しており、503から510はバイポーラ方式の駆動を実現するためのMOSFETを示している。図5内の矢印の向きに示した方向にA相巻線、B相巻線はMOSFET503〜510により励磁される。抵抗511、512はA相巻線、B相巻線に流れる電流を検出するための検出抵抗を示しており、Vsenseは検出抵抗511、512の両端に発生する電圧値を示している。図内513はダイオードとコンデンサおよびスイッチにて構成された昇圧回路を示しており、ハイサイド用のMOSFET503、505、507、509を駆動するために24Vの直流電圧よりも高い電圧(例えば28V等)を生成している。図内514〜521は図4に示したようにA相巻線、B相巻線を順次励磁するための論理回路を示しており、それぞれの出力がMOSFET503〜510のゲートに接続されている。また、論理回路514〜521には出力の可否を制御するイネーブル端子を持っており、コンパレータ522、523の出力がHiときは動作せず、Lowのときに動作する。コンパレータ522、523の反転入力端子にはマイクロコントローラIC93からのVref1信号が入力されており、非反転入力端子には検出抵抗の両端の電圧であるVsenseが入力されている。すなわちVref1よりもVsenseが小さいときは論理回路は動作し、Vref1よりもVsenseが大きいときは論理回路は動作しない。すなわちMOSFET503〜510は動作しないことになる。
図6は2相励磁しているときのA相巻線、B相巻線それぞれに流れる電流波形を示している。図6は画像形成装置がプリント動作しているときの波形を示しており、以下にその波形について説明する。マイクロコントローラIC93からは画像形成装置本体の設定速度に従ったパルスレートでパルス信号がそれぞれA相、B相に出力される。その波形は図6のようになり、図4に示した順序で励磁する。A相巻線、B相巻線に流れる電流はMOSFETがオンしてから徐徐に電流値が増加し、検出抵抗の両端の電圧であるVsenseがマイクロコントローラIC93からの信号であるVref1に等しくなると、MOSFETをオフさせる。その後VsenseがVref1よりも小さくなるため、再びMOSFETがオンする。このような動作を各相の励磁期間で繰り返すことでチョッピング動作による定電流制御を実現している。
本実施例ではエンジン制御用のマイクロコントローラIC93とコントローラ213が行っている通信に対して、画像読み取り動作時にはマイクロコントローラIC93から電源装置228に対して行っている省エネモードの解除を行うが、このとき同時にプリント動作の必要のない画像形成装置内にて電源装置228が間欠発振を回避できる負荷を供給することに特徴がある。
図1は画像形成装置内のエンジンコントローラ226が画像読み取り装置内のコントローラ241から画像読み取り装置に関する制御情報をもらい、どのように制御を行うかのフローチャートを示したものである。画像読み取り部に対して動作命令が発生した場合には、画像形成装置内にて負荷を生成し、その後パルスモード(省エネモード)を解除し、画像読み取り動作が終了したら再度パルスモードをオンし、画像形成装置内に生成した負荷を解除するという順番にて制御を行う。画像形成装置内にて負荷を発生させる方法としては、スキャナモータ、メインモータ等の駆動、メモリへのアクセス等が考えられるが、特に回路を追加する必要もなく、安価に実現できる方法としては本実施例ではステッピングモータ127の駆動電流を利用する例を説明する。
画像読み取り動作する際には図7に示したようにマイクロコントローラIC93によりVref電圧を下げて(Vref2)、ステッピングモータ127が回転動作をしない程度に励磁する。すなわち電源装置228の直流出力にモータドライバとして負荷を消費するため、電源装置228は画像読み取り装置の動作中、直流出力が低下してしまうことはない。また、従来ダミー負荷として接続されていた抵抗を削除することが可能となる。
図8には本実施例に該当する電源装置の基本回路を提示する。従来例の回路との違いは、ダミー抵抗R913がなく、マイクロコントローラIC93のポート(P2)に画像読み取り装置の動作状況に関する情報が入力されているところに特徴がある。
本発明の第1の実施例を実現するための制御のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のマルチファンクションプリンタの構造及び動作を説明するための断面図である。 本発明の第1の実施例を説明するためのマルチファンクションプリンタを構成する画像読み取り部の断面図である。 本発明の第1の実施例のマイクロコントローラとステッピングモータ及びステッピングモータを駆動するためのドライバとの関係を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施例のステッピングモータの駆動方法を説明するための遷移図である。 本発明の第1の実施例のステッピングモータドライバの動作を説明するための内部等価回路図である。 本発明の第1の実施例の画像形成動作時にステッピングモータに流れる駆動電流を説明するための波形を示す図である。 本発明の第1の実施例の画像読み取り時にステッピングモータに流れる駆動電流を説明するための波形を示す図である。 本発明の第1の実施例の電源装置を説明するための回路図である。 従来の実施例を説明するための電源装置の回路図である。 従来の実施例を説明するための電源装置の各部の動作波形を示す図である。
符号の説明
R913 ダミー抵抗
IC93 マイクロコントローラ
127 ステッピングモータ
228 マルチファンクションプリンタ用電源装置

Claims (3)

  1. 1次巻線、補助巻線、2次巻線を有したトランスと、前記トランスの1次巻線の一端と商用電源より生成した直流電源の高電位側が接続され、前記トランスの1次巻線の他端と前記直流電源の低電位側との間に接続され、前記トランスの1次巻線に流れる電流を制御する巻線電流制御手段と、前記2次巻線に発生する交番電圧を平滑整流する平滑整流手段と、前記平滑整流手段の出力電圧を基準電圧と比較し、その差に応じた電圧を出力する誤差検出手段と、1次側部分及び2次側部分を備え前記誤差検出手段の出力を1次側に伝達する伝達手段と、前記伝達手段からの帰還信号と前記補助巻線からの帰還信号により前記巻線電流制御手段に流れる電流の導通遮断を制御する制御手段とを備えた電源装置と、前記電源装置は前記誤差検出手段の出力を前記巻線電流制御手段が停止するに充分な時間だけ強制的に低下させる発振手段を有することで省エネ動作を行う動作モード選択手段とを有し、
    前記電源装置からの出力電圧により動作する画像形成装置及び画像読み取り装置を有するプリンタシステムにおいて、
    画像読み取り装置を動作させるために前記電源装置の省エネモードを解除する際、画像形成装置内にて電源装置に対する負荷を生成することを特徴とするプリンタシステム。
  2. 前記画像形成装置内にて生成する電源装置に対する負荷として、画像形成装置内に備えられた駆動装置の駆動電流を利用することを特徴とする請求項1記載のプリンタシステム。
  3. 前記駆動装置の駆動電流を任意に設定可能な制御部を有することを特徴とする請求項2記載のプリンタシステム。
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