JP2007000511A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技球を貯留したまま下皿の位置を変位させたり、球箱に移送された遊技球の貯留状態や偏り具合を容易に視認でき、球箱への遊技球の偏った移送を少なくできるパチンコ遊技機の提供を課題とする。
【解決手段】 上皿5、下皿11、下皿11に設けられる球抜口11c、上皿5内の遊技球を下皿11側へ排出する排出口12を有し、下皿11は第1受入位置、第2受入位置、遊技球の受け入れが不能な非受入位置の間を変位可能に構成し、第1受入位置にあるときに排出口12と連通して遊技球を下皿11内に取り込む第1取込口、下皿11が第2受入位置にあるときに排出口12と連通して遊技球を取り込む第2取込口11gを備え、これにより下皿11が第1受入位置にあるときに球抜口11cが臨む第1落下位置、下皿11が第2受入位置にあるときに球抜口11cが臨む第2落下位置を構成するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明はパチンコ遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機においては、入賞等によって遊技機側から出てきた遊技球は、先ず上皿に貯留されるようになっている。そして上皿に貯留されている遊技球の量が増えてくると、遊技者は必要に応じて上皿の遊技球を下皿に移すことを行っていた。下皿は上皿の下方に配置され、上皿の排出操作ツマミ等を操作することで、上皿内の遊技球が遊技機内を通って排出口から下皿に流下してくる構成になされている。
遊技球を貯留するものとして、更に球箱が使用されている。この球箱は持ち運び自在の箱であって、通常、下皿の下方の台(棚板)上に置かれ、下皿内に貯留されている遊技球が一杯になってきた場合、遊技者が遊技を終了する場合、或いはパチンコ台を移る場合等、必要に応じて下皿から遊技球を球箱に移すことが行われる。下皿から球箱への遊技球の移送は、下皿の底部に設けられた球抜口を開閉自在に開くことにより、遊技球を球箱に落下させて行っていた。
下皿から球箱に遊技球を移送させて溜める場合、下皿からの遊技球の落下位置が常に同じであるので、落下した遊技球が球箱内で偏って貯留されやすく、そのため未だ満杯ではないのにもかかわらず、球箱から遊技球がこぼれ落ちるようなことがあった。
従来のパチンコ遊技機として、例えば下皿の球抜口を移動可能にすると共に、球抜口の下端外側面に球ならし用の突起を設け、これによって遊技球を球箱に均等に貯留しようと工夫がなされたものが開示されている(特許文献1)。
また下皿が動くものとしては、下皿が回動することで、内部の遊技球を一気に球箱に流下させて移し替えることができるようにしたものが提供されている(特許文献2)。
特開2003−62275号公報 特開平9−155040号公報
上記した特許文献1の発明では、球抜口及び球ならし用の突起を移動させて、球箱内の遊技球を均等な貯留状態にしようとする場合においても、結局は遊技者が当該貯留状態を視覚的に或いは手を差し入れて触覚的に偏り状態を判断し、球抜口及び球ならし用突起の移動方向を決定する必要があった。
ところが従来のパチンコ遊技機では、一般に下皿はパチンコ遊技機の前面下方に固定的に設備されており、しかも球箱は下皿の直ぐ下方に接近した間隙で置かれるような構成となっているために、遊技者にとっては下皿で球箱が遮蔽された状態となり、このため通常の遊技姿勢のままでは球箱内の遊技球の貯留状態を視認して判断することが難しかった。また手を下皿と球箱の間に差し入れて貯留状態やその偏り具合を確認したり、またそれによってならし操作行う場合でも、下皿と球箱との間隙が狭いために作業が容易ではなかった。
また特許文献2の発明では、遊技球を下皿から一気に球箱へ移送することができるものの、下皿を回動させない通常時においては、やはり球箱が下皿の直下に近接状態で置かれるため、球箱が遮蔽されて、遊技球の貯留量や偏り具合の視認や、手による球ならし操作が簡単、容易にはできなかった。また下皿が回動することにより、球箱の上方が開放されて、球箱内の貯留球の視認性や球ならし操作の作業性が向上するものの、回動に伴って下皿内の遊技球は球箱に移送されてしまうため、下皿の貯留量を維持しつつ変位することができなかった。
そこで本発明は上記従来のパチンコ遊技機における問題を解消し、下皿の貯留量を維持したまま、該下皿の位置を容易に変位させることができ、上皿や下皿から球箱に移送された遊技球の貯留状態やその偏り具合を遊技者が容易に視認することが可能であると共に、上皿や下皿から球箱に遊技球を移送させる際に偏りを少なく移送させることが可能なパチンコ遊技機の提供を課題とする。
上記課題を達成するため、本発明のパチンコ遊技機は、遊技球を貯留する上皿と、該上皿の下方に設けられる下皿と、該下皿に設けられる球抜口と、前記上皿内に貯留された遊技球を前記下皿側へ排出する排出口とを少なくとも有するパチンコ遊技機であって、
前記下皿は、前記排出口から排出された遊技球を受け入れることができる第1受入位置と、該第1受入位置の側方にあって前記排出口から排出された遊技球を受け入れることができる第2受入位置と、前記第1受入位置と第2受入位置との中間にあって前記排出口からの遊技球を受け入れることができない非受入位置との間を変位可能に構成し、
前記下皿は、下皿が前記第1受入位置にあるときに前記排出口と連通して排出口からの遊技球を下皿内に取り込む第1取込口と、下皿が前記第2受入位置にあるときに前記排出口と連通して排出口からの遊技球を下皿内に取り込む第2取込口とを備え、これによって下皿が第1受入位置にあるときに該下皿の球抜口が臨む第1落下位置と、下皿が第2受入位置あるときに該下皿の球抜口が臨む第2落下位置とを構成するようにしたことを第1の特徴としている。
また本発明のパチンコ遊技機は、遊技球を貯留する上皿と、該上皿の下方に設けられる下皿と、該下皿に設けられる球抜口と、前記上皿内に貯留された遊技球を前記下皿側へ排出する排出口とを少なくとも有するパチンコ遊技機であって、
前記下皿は、前記排出口の前方を開放または遮蔽する排出口開閉手段を備え、排出口を開放して遊技球を排出口から排出可能な複数の開放位置と、排出口の前方を遮蔽して遊技球を排出口から排出不能な閉塞位置とに変位可能に構成し、これによって前記下皿が何れかの開放位置にあるときには、排出口から排出される遊技球が下皿に収容され、下皿が排出口の閉塞位置にあるときには、排出口からの遊技球の排出が阻止される構成としたことを第2の特徴としている。
上記請求項1に記載のパチンコ遊技機によれば、遊技者は上皿に溜まった遊技球を下皿に移送させようとするときは、下皿を第1受入位置に変位させて、下皿の第1取込口を排出口に連通させることで遊技球を移送させることができる。また下皿を第1受入位置の側方にある第2受入位置に変位させて、下皿の第2取込口を排出口に連通させることによっても遊技球を移送させることができる。
また遊技者は下皿を第1受入位置、第2受入位置、非受入位置の間で変位させる場合に、下皿内の貯留遊技球を放出したりすることなく、そのままの状態で変位させることができる。
また上皿からの遊技球を下皿で受けたくない場合には、下皿を非受入位置に変位させることで、排出口からの遊技球が下皿に移送されないようにすることができる。
また遊技者は、下皿が第1受入位置や第2受入位置にある場合でも、非受入位置にある場合においても、下皿の球抜口を開放する操作を行うことで、下皿内の遊技球を下方に落下させ、下方に置かれた球箱に移送させることができる。
また遊技者は下皿を側方に変位させることで、下皿を側方に退避させることができるので、下方に置かれる球箱を下皿との重なりから外れた状態に露出させることができる。よって遊技者は遊技姿勢を保ったままで露出した球箱を見ることが可能となり、球箱内の遊技球の貯留状態や偏り状態を確認することが可能となる。また露出状態において球箱内に簡単に手を差し入れて、遊技球の偏りを容易に球ならし作業することができる。
更に下皿が第1受入位置にあるときに下皿の球抜口を開放することで、遊技球を第1落下位置から落下させることができる。また下皿が第2受入位置にあるときに下皿の球抜口を開放することで、遊技球を第2落下位置から落下させることができる。第1落下位置と第2落下位置とは2箇所に分散されているので、下方に置かれる球箱に対して遊技球を分散させて落下させることが可能となる。即ち、第1落下位置と第2落下位置とを選択することで、遊技球を偏りなく球箱に貯留することが可能となる。
また請求項2に記載のパチンコ遊技機によれば、下皿を開放位置に変位・配置させることで、下皿の排出口開閉手段が排出口を開放し、遊技球を下皿に落下させることが可能となる。また下皿を遮蔽位置に変位・配置させることで、排出口を閉塞状態にして遊技球の排出口からの排出を阻止した状態にすることができる。従って、例えば排出口からの遊技球を下皿に受け入れる場合においても、一旦下皿を閉塞位置に変位させることで、遊技球が排出口から勢いよく飛び出すのを抑制し、その後に下皿を元の開放位置に戻すことで、排出口からの遊技球の飛び出し力を弱めた状態で確実に下皿に受け入れることができる。即ち、排出口から下皿に勢いよく飛び込んだ遊技球が跳ねて下皿の外へ飛び出すようなことを簡単な操作で予防できる。
先ず本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の構成を、図1〜図3を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図、図2は下皿装置の斜視図、図3は下皿装置の分解斜視図である。
パチンコ遊技機は、遊技領域1の下方の前面に上皿パネル2が設けられ、更に上皿パネル2の下に下皿パネル3、幕板4が設けられている。
前記上皿パネル2には、遊技者に貸し出された遊技球、或いは払い出された遊技球等を貯留可能な上皿5が前方に向って張り出されて設けられている。
下皿パネル3の前面の右端部には、発射ハンドル取付ボス(図2参照)6aが前方に向って凸設され、更にその前方に発射ハンドル6が取り付けられている。
発射ハンドル6の左側方向には、下皿11を含む下皿装置10が取り付けられている。
前記幕板4には、下皿11に対して配置される球箱7の位置決めを行う一対の位置決め部材8、8が設けられている。
一対の位置決め部材8、8は球箱7の左右方向の長さよりも僅かに大きな間隔をおいて配置されると共に、幕板4の前面から前方に向って突出して設けられている。
前記下皿11を含む下皿装置10について更に説明する。
下皿装置10の下皿11は、上方に開口した略箱状に形成される。上方に開口した内部空間は、遊技球を貯留可能な貯留部11aとされている。貯留部11aの下方の底部11bには、貯留した遊技球を下方に放出する球抜口11cが設けられている。この球抜口11cは、下皿11の底部11bの左右方向の右側端部から左方に概ね下皿の横幅寸法の4分の1程度の位置で前後方向の略中央に開設されており、バネ付勢されたレバー11dを操作することで開閉自在とされている。遊技者は必要に応じてレバー11dを操作することで、下皿11に貯留されている遊技球を下方へ落下・放出させて、球箱7に移送させることができる。底部11bは球抜口11cに向けて緩やかに傾斜するようにしている。
貯留部11aの後方の後壁部11eには遊技球の第1取込口11fと第2取込口11gが設けられている。この第1、第2取込口11f、11gは、後述する排出口12に対応した高さ位置に貫通して形成されている。
第1取込口11fは下皿11の左端部より右方に概ね下皿11の横幅寸法の4分の1程中央よりの位置に開設されている。
第2取込口11gは、上記球抜口11cから僅かに左側方であって、下皿11の右端部より左方に概ね下皿11の横幅寸法の4分の1程度中央よりの位置に開設されている。
第1、第2取込口11f、11gの開口寸法は排出口12と略同じとし、下皿11が後述する右ストッパー15に当接している状態で第1取込口11fが排出口12に重なり、排出口12からの遊技球を下皿11内に取り込み可能となる。また下皿11が後述する左ストッパー14に当接している状態で第2取込口11gが排出口12に重なり、排出口12からの遊技球を下皿11内に取り込み可能となる。
前記下皿パネル3には、上皿5に貯留されている遊技球を機内を介して排出する排出口12が開口されている。上皿5に設けられた排出操作ツマミ5aを操作することで、上皿5内の遊技球が機内を通って排出口12から下皿11へ排出される。
前記排出口12を挟んで、下皿11の左右方向への摺動をガイドする上下一対のガイドレール13、13が下皿パネル3に構成される。ガイドレール13は断面がL字状をなし、該ガイドレール13、13に対して前記下皿11の後壁部11eの上縁と下縁が嵌り込む状態になされる。これによって下皿11はガイドレール13、13にガイドされて左右方向(水平方向)に摺動自在とされる。
前記上下一対のガイドレール13の左右両側方向には、略半円盤状に形成されると共に左右一対に構成された左ストッパー14及び右ストッパー15が設けられる。この左右のストッパー14、15は、前記下皿11のガイドレール13、13への取り付け後に下皿パネル3に取り付けられる。
左右のストッパー14、15の裏面には位置決めのための位置決めボス14a、15aが後方に向って突設されており、下皿パネル3の対応する箇所にボス孔16、16が穿設されている。
また左右のストッパー14、15の上下2箇所に取付ビス用皿孔14b、15bが設けられている。この取付ビス用皿孔14b、15bに対して左右のストッパー14、15を下皿パネル3に取り付け固定するための取付ビス17が挿通される。下皿パネル3の対応する位置には、前記取付ビス17が螺合されるビス用ネジ孔18が設けられている。
図2を参照して、下皿装置10が下皿パネル3に完成された状態においては、下皿11がガイドレール13、13によってガイドされながら、左右水平方向に変位することができる。より具体的には、遊技球の貯留状態をそのまま維持した状態で左右水平方向に移動することができる。ここで、本明細書において「移動する」とは「変位する」の下位概念である。
そして下皿11が右ストッパー15に当接する位置において、下皿11の第1取込口11fが下皿パネル3の排出口12に重なり、遊技球の排出口12から取込口11fを通って下皿11内への移送が可能となる。
この下皿11が右ストッパー15に当接する位置では、球箱7は下皿11の真下に配置された状態となる。この状態では、遊技者は上方から球箱7内を簡単に覗くことができない。また球箱7内に手を簡単に差し入れることができない。
一方、下皿11が左ストッパー14に当接する位置においては、下皿11の第2取込口11gが下皿パネル3の排出口12に重なり、この場合も排出口12から第2取込口11gを通って下皿11内への遊技球の移送が可能となる。
この下皿11が左ストッパー14に当接する位置では、球箱7はその略半部が下皿11の下方から露出し、球箱7内を遊技者が上から簡単に覗くことが可能となる。また手を差し入れることも簡単に行える。
前記下皿11が左右ストッパー14、15との当接位置から中央方向に移動すると、次第に排出口12が下皿11の後壁部11eによって遮蔽されてゆき、ちょうど中間付近では排出口12が完全に遮蔽される状態となる。
前記球箱7は、上部が開口した容器に構成されており、持ち運び自在である。この球箱7は、前記幕板4の一対の位置決め部材8、8間に位置決めされて配置される。球箱7の横寸法は下皿11の横寸法と略同じであり、下皿11が前記右ストッパー15に当接した状態(図1、図2)においては、該下皿11と前記位置決めされた球箱7とは、上下方向に整列することになる。
従って下皿11が右ストッパー15に当接した状態においては、下皿11の底部11bの球抜口11cは球箱7の開口の右半部の中央付近に臨み、遊技球を球箱7に落下させることができる。
前記球箱7の横寸法は必ずしも下皿11の寸法と同じである必要はない。また球箱7は必ずしも位置決め部材8、8によって位置決めされる必要はない。球箱7は、要するに下皿11から落下してくる遊技球を受け入れることができるように、その大きさと配置がなされればよい。
前記下皿11が右ストッパー15に当接している状態は、下皿11が第1受入位置にある状態である。また下皿11が第1受入位置にある状態において、下皿11の球抜口11cが臨む位置を第1落下位置Aとする。
一方、下皿11が左ストッパー14に当接した状態においては、下皿11の球抜口11cが、前記位置決めされた球箱7の左端部と中央との中間位置、言い換えれば球箱7の左端側から球箱7の左右寸法の4分の1程度中央に寄った位置になるように、前記左ストパー14の位置を設定している。即ち、下皿11が左ストッパー14に当接している状態では、下皿11の球抜口11cからの遊技球は位置決め部材8、8によって位置決めされる球箱7の左半部の中央付近に臨み、遊技球を球箱7に落下させることになる。
前記下皿11が左ストッパー14に当接している状態は、下皿11が第2受入位置にある状態である。また下皿11が第2受入位置にある状態において、下皿11の球抜口11cが臨む位置を第2落下位置Bとする。
前記第1落下位置Aは、位置決め部材8、8によって位置決めされた状態の球箱7に対して、球箱の右半部の中央付近となり、第2落下位置Bは、位置決めされた状態の球箱7に対して、球箱7の左半部の中央付近となり、遊技球の球箱7への落下位置を分散することが可能となる。
更に下皿11が左ストッパー14に当接した状態では、位置決めされた球箱7の開口の略右半部が排出口12の下方に露出状態となる。この状態では、既述したように、遊技者は遊技姿勢のままで、球箱7の右半部の露出した部分から球箱7内の貯留球の状態や偏り状態を、視覚を通じて判断したり、確認したりすることができ、或いは簡単に手を入れて球の貯留状態や偏り状態を判断することができる。
前記下皿11が左右ストッパー14、15の中間にある状態は、排出口12からの遊技球を下皿11が受け入れない非受入位置に在る状態である。勿論、この非受入位置においても、下皿11の球抜口11cを開放すると、遊技球は下皿11の位置に応じて前記第1落下位置Aと第2落下位置Bの間で落下し、下方に配置された球箱7内に移送される。
前記下皿11の後壁部11eとそこに設けられる第1取込口11f、第2取込口11gの機能を別の観点から見ると、後壁部11e、第1取込口11f、第2取込口11gは排出口12の前方を開放または遮蔽する機能を有することから、排出口開閉手段を構成する。
そして排出口開閉手段である後壁部11eが排出口12を遮蔽している状態では、下皿11は閉塞位置にある。この閉塞位置に下皿11があるときには、排出口12から遊技球が排出されるのが阻止される。
また排出口開閉手段である第1取込口11f若しくは第2取込口11gが排出口12に一致する状態では、下皿11は開放位置にある。この開放位置に下皿11があるときには、排出口12の前方が開放され、遊技球が下皿11に落下して入ることが可能となる。
また排出口開閉手段が排出口12を部分的に閉塞する位置にある場合には、排出口12からの遊技球の流出流量を絞ることができる。
以上のように下皿11は開放位置と閉塞位置、或いはその中間の一部閉塞位置とに変位し、具体的にはスライド移動し、その開放位置、閉塞位置、一部閉塞位置での機能を果たす。
図4を参照して、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の作用を説明する。
図4−Aは、下皿11が右ストッパー15に当接する位置、即ち第1受入位置に変位(移動)して、遊技球を排出口12、第1取込口11fから下皿11を介して球箱7に移送させる状態を示す。
図4−Bは、下皿11が非受入位置に変位(移動)している状態を示す。
図4−Cは、下皿11が左ストッパー14に当接する位置、即ち第2受入位置に変位(移動)して、遊技球を排出口12、第2取込口11gから下皿11を介して球箱7に移送させる状態を示す。
図4−Aに示すように、先ずパチンコ遊技機は棚板9の上面に配置され、また棚板9の上面に球箱7が一対の位置決め部材8、8に左右両方をガイドされつつ配置される。
下皿11が第1受入位置、即ち右ストッパー15に当接する位置に移動した状態においては、下皿パネル3の排出口12と下皿11の第1取込口11fとが重なる。上皿5から機内を通って排出される遊技球は、排出口12及び第1取込口11fを介して、下皿11の左端部から下皿11の横幅寸法の4分の1程度中央に寄った位置付近から貯留部11aに流入して貯留される。下皿11に貯留された遊技球は、球抜口11cがレバー11dの操作により開放されると、下皿11内の右端部から下皿11の横幅寸法の4分の1程度中央に寄った位置付近にある球抜口11cから球箱7の右半部の中央付近である第1落下位置Aに落下される。
前記下皿11が右ストッパー15に当接する第1受入位置は、下皿11の排出口開閉手段(後壁部11e、第1取込口11f、第2取込口11g)によって排出口12が開放された開放位置でもある。
図4−Bを参照して、遊技者は上記図4−Aの状態から下皿11を水平方向に移動して、第1取込口11f及び第2取込口11gの何れもが排出口12に一致しない位置、即ち非受入位置まで移動させることができる。このときには、パチンコ遊技機の機内からの遊技球の排出が連続的に行われる状況にあっても、その排出を後壁部11eによって遮蔽し、一時的に下皿11への流入を停止させて、貯留量や偏りの増加を防止することができる。
また下皿11が左方向へ移動したことで、球箱7の上方が右端部から略4分の1程度開放される。これによって、球箱7の様子が見やすくなる。また球箱7内に手を差し入れ易くなる。
図4−Bに示す非受入位置は、排出口12を排出口開閉手段が遮蔽する閉塞位置でもある。
図4−Cを参照して、遊技者は下皿11を左ストッパー14に当接するまで移動させることで、第2取込口11gを排出口12に一致させることができる。この第2受入位置では、排出口12からの遊技球は第2取込口11gを介して、下皿11の右端部から下皿11の横幅寸法の3分の1程度中央に寄った位置付近から下皿11内に流入して貯留される。
第2受入位置において、下皿11内の貯留遊技球を球箱7に移送させる場合には、下皿11内の球抜口11cを開放することで、第2受入位置にあるときに球抜口11cが球箱7に臨む第2落下位置Bから遊技球を落下させて球箱7内に移送する。
前記第2落下位置は球箱7の左半部の中央付近にあるので、前記第1落下位置Aと併せて選択的に利用することで、球箱7への遊技球を左右の2箇所に分散して、偏りなく貯留してゆくことができる。
また下皿11が第2受入位置まで移動すると、球箱7の略右半部が上方に開放される。これによって、球箱7の様子が十分に見やすくなる。また球箱7内に簡単の手を差し入れて、遊技球の貯留状態や偏り状態を判断することができる。
なお前記下皿11が左ストッパー14に当接する第2受入位置は、下皿11の排出口開閉手段(後壁部11e、第1取込口11f、第2取込口11g)によって排出口12が開放された開放位置でもある。
また前述したように、本実施形態の第1取込口11fは、下皿11の左端部側に開設され、一方、第2取込口11g及び球抜口11cは、下皿11の右端部側に開設されており、更に底部11bは球抜口11cに向かって緩やかな傾斜状に形成されている。このため図4−Aに示す状態において、下皿11に第1取込口11fから流入した遊技球は底部11bの略全域を左から右に向かって転動流下して球抜口11cから排出されるのに対して、図4−Cに示す状態においては、下皿11に第2取込口11gから流入した遊技球は底部11bの略右側に限定された領域において転動流下して球抜口11cから排出される。このように下皿11が図4−Aに示す位置にあるときは、従来の下皿の作用をなすが、下皿11が図4−Cに示す位置にあるときは、流入した遊技球の転動流下から排出に至る作用を貯留部11aの右側の部分のみが担うものであり、左側の部分は作用しないものである。従って下皿11を図4−Cに示す位置に配置することで、貯留部11aの左側の部分を、遊技者がタバコや携帯電話等を置く場所として利用することができ、上皿の球抜き作業時における従来の下皿の機能にはない機能を発揮させることが可能となる、という効果も奏するものである。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 下皿装置の斜視図である。 下皿装置の分解斜視図である。 下皿が第1受入位置にある状態を示し、下皿の球抜口が開放されている状態を示す図である。 下皿が非受入位置にある状態を示す図である。 下皿が第2受入位置にある状態を示し、下皿の球抜口が開放されている状態を示す図である。
符号の説明
1 遊技領域
2 上皿パネル
3 下皿パネル
4 幕板
5 上皿
6 発射ハンドル
6a 発射ハンドル取付ボス
7 球箱
8 位置決め部材
9 棚板
10 下皿装置
11 下皿
11a 貯留部
11b 底部
11c 球抜口
11d レバー
11e 後壁部
11f 第1取込口
11g 第2取込口
12 排出口
13 ガイドレール
14 左ストッパー
14a 位置決めボス
14b 取付ビス用皿孔
15 右ストッパー
15a 位置決めボス
15b 取付ビス用皿孔
16 ボス孔
17 取付ビス
18 ビス用ネジ孔
A 第1落下位置
B 第2落下位置

Claims (2)

  1. 遊技球を貯留する上皿と、該上皿の下方に設けられる下皿と、該下皿に設けられる球抜口と、前記上皿内に貯留された遊技球を前記下皿側へ排出する排出口とを少なくとも有するパチンコ遊技機であって、
    前記下皿は、前記排出口から排出された遊技球を受け入れることができる第1受入位置と、該第1受入位置の側方にあって前記排出口から排出された遊技球を受け入れることができる第2受入位置と、前記第1受入位置と第2受入位置との中間にあって前記排出口からの遊技球を受け入れることができない非受入位置との間を変位可能に構成し、
    前記下皿は、下皿が前記第1受入位置にあるときに前記排出口と連通して排出口からの遊技球を下皿内に取り込む第1取込口と、下皿が前記第2受入位置にあるときに前記排出口と連通して排出口からの遊技球を下皿内に取り込む第2取込口とを備え、これによって下皿が第1受入位置にあるときに該下皿の球抜口が臨む第1落下位置と、下皿が第2受入位置あるときに該下皿の球抜口が臨む第2落下位置とを構成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  2. 遊技球を貯留する上皿と、該上皿の下方に設けられる下皿と、該下皿に設けられる球抜口と、前記上皿内に貯留された遊技球を前記下皿側へ排出する排出口とを少なくとも有するパチンコ遊技機であって、
    前記下皿は、前記排出口の前方を開放または遮蔽する排出口開閉手段を備え、排出口を開放して遊技球を排出口から排出可能な複数の開放位置と、排出口の前方を遮蔽して遊技球を排出口から排出不能な閉塞位置とに変位可能に構成し、これによって前記下皿が何れかの開放位置にあるときには、排出口から排出される遊技球が下皿に収容され、下皿が排出口の閉塞位置にあるときには、排出口からの遊技球の排出が阻止される構成としたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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