JP2007016705A - 電動送風機 - Google Patents

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Takao Taruya
隆夫 樽谷
Noriaki Kimura
規明 木村
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Abstract

【課題】 電動送風機の効率向上と騒音低減をより効果的に実現する。
【解決手段】 電動機部2と、この電動機部2によって回転駆動される遠心ファン17及びそのディフューザ19がファンカバー20で覆われた送風機部3とから成り、ディフューザ19には遠心ファン17の吐出口31に対向してボリュート壁23が形成された電動送風機1において、遠心ファン吐出口31の軸方向両端部よりもボリュート壁入口33の軸方向両端部がそれぞれ所定間隔C,D内側に位置するように形成して軸方向両側に段差部を設けた。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、電気掃除機等に用いられる電動送風機に関するものである。
一般に、電気掃除機等に用いられる電動送風機は、電動機部と、この電動機部によって回転駆動される遠心ファン及びそのディフューザがファンカバーで覆われた送風機部とから成り、ディフューザには遠心ファンの吐出口に対向してボリュート壁が形成されている。
このような電動送風機を或る風量以下で運転した時、例えば特許文献1に示されているようにファン吐出口の軸方向両端部間隔よりディフューザのボリュート壁入口の軸方向両端部間隔の方が大きい場合、ファンから吐出される風量よりディフューザの吸気部面積が大きいと、逆流が生じてサージングが発生しやすい問題があり、ファン効率が最大になる風量領域でサージングが発生し、ファン効率が小さくなると共に騒音が発生する問題があった。
なお、特許文献2には、ファン吐出口の軸方向電動機部側よりもボリュート壁入口の軸方向電動機部側が内側に位置するように形成して、電動機部側に段差を設けるように構成したものが開示されている。
また、ファンカバー外周部に排気口を設けて排気効率を大きくすることによって、高性能化を図った電動送風機においては、送風機部からの排気がファンカバーから直接外部に排出されるため、騒音が大きくなる問題があった。
なお、上記のような騒音を低減するために特許文献3に記載のような防音カバーを設けたものも開示されている。
特開平5−240189号公報 特開平7−119699号公報 特開2004−116450号公報
しかしながら、上記特許文献2に開示されているように、電動機部側に段差を設けた場合、幾分かの効果はあるが、片側だけのため、ファンから吐出される風は、反電動部側では段差がない分、その効果が不十分であった。
また、上記特許文献3に示されたように防音カバーを設ける場合、別部品で構成する必要があった。
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、電動送風機の効率向上と騒音低減をより効果的に実現することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本願発明は、電動機部と、この電動機部によって回転駆動される遠心ファン及びそのディフューザがファンカバーで覆われた送風機部とから成り、前記ディフューザには前記遠心ファンの吐出口に対向してボリュート壁が形成された電動送風機において、前記遠心ファン吐出口の軸方向両端部よりも前記ボリュート壁入口の軸方向両端部がそれぞれ所定間隔内側に位置するように形成して軸方向両側に段差部を設けたことを特徴とするものである。
さらに、前記遠心ファン吐出口とボリュート壁入口との間隔を2〜4mm離したことを特徴とするものである。
また、前記段差部を断面円弧状に形成し、前記ボリュート壁入口を前記断面円弧状の段差部に沿った形状に形成したことを特徴とするものである。
一方、電動機部と、この電動機部によって回転駆動される遠心ファン及びそのディフューザがファンカバーで覆われた送風機部とから成り、前記ファンカバー外周部に排気口が形成された電動送風機において、前記ファンカバー外周部に装着されるクッション材の電動機部側端部に、前記ファンカバー外周部に形成された排気口と所定の間隔を有して電動機部側に延長された延長部を形成したことを特徴とするものである。
さらに、前記クッション材に吸音効果のある多孔質の材質を用いたことを特徴とするものである。
本願発明によれば、遠心ファン吐出口の軸方向両端部よりもボリュート壁入口の軸方向両端部がそれぞれ所定間隔内側に位置するように形成して軸方向両側に段差部を設けることによって、風量が減少した時に発生するサージングをより少ない風量域まで遅らす効果があり、電動送風機のファン効率向上と騒音低減をより効果的に図ることができる。
さらに、騒音を低減するために遠心ファン吐出口とボリュート壁入口との間隔を大きくすると、ファン効率が小さくなる問題が生じるが、遠心ファン吐出口とボリュート壁入口との間隔を2〜4mm離すことで、上述した段差部を設けることによるファン効率の向上によってファン効率が低下することなく、騒音がより低減した電動送風機を提供できる。
また、上記段差部を断面円弧状に形成し、ボリュート壁入口を断面円弧状の段差部に沿った形状に形成することにより、ファン吐出口とボリュート壁入口との間隔を変えずに風の流れをスムーズにして、ファン効率向上と騒音の更なる低減を実現した高性能の電動送風機を提供できる。
一方、ファンカバー外周部に装着されるクッション材の電動機部側端部に、ファンカバー外周部に形成された排気口と所定の間隔を有して電動機部側に延長された延長部を形成し、排気口より発生する騒音を遮断するように配置することによって、防音カバーを新たに設けることなく、ファンカバー外周部に形成した排気口による排気効率の向上と共に、騒音の低減効果を得ることができ、電動送風機の排気効率向上と騒音低減をより効果的に実現することができる。
さらに、クッション材に吸音効果のある多孔質の材質を用いることにより、このクッション材の吸音効果と上述した遮音効果の相乗効果により、さらに騒音の低減を図ることができる。
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本願発明による電動送風機の一実施形態の全体構成を示す一部破断図であり、電動送風機1は、電動機部2と送風機部3とから構成されている。
電動機部2は、一端(図では上端)側を開口した有底筒状のブラケット4内に、固定子5や回転子6が収納され、上記一端側開口にはネジ7にて電動機フレーム8が取り付けられている。回転子6の回転軸9の両端側は、ブラケット4底面及び電動機フレーム8の各中央部に各々圧入固定されたベアリング10で回転自在に支持されている。また、ブラケット4には、固定子5や回転子6を冷却した排気風が排出される排気口11が形成されると共に、ブラシ保持具12が取り付けられている。このブラシ保持具12内にはコイルバネ13を介してカーボンブラシ14が保持され、このカーボンブラシ14がコイルバネ13により回転軸9側の整流子15外周面に圧接されるように構成されている。
また、送風機部3は、電動機2のフレーム8から突出する回転軸9にナット16により固定された遠心ファン17と、この遠心ファン17と電動機フレーム8との間に配置されて電動機フレーム8にネジ18にて固定されるディフューザ19とから成り、これらが金属製のファンカバー20で覆われるように構成されている。
上記ディフューザ19は、上記遠心ファン17との間に間隔を設けるための凹部21が形成された合成樹脂製の基部22と、この基部22の表面側(遠心ファン17側)に遠心ファン17の外周に対向して遠心ファン17の回転方向に放射状に立設されたボリュート壁23と、基部27の裏面側(電動機部2側)に一体形成されて、遠心ファン17から吐出され上記ボリュート壁23及びファンカバー20を介して方向転換された排気風を電動機フレーム8に形成された通風口24に導く排気通路25を形成する渦巻き状の案内羽根26とから形成されている。
一方、遠心ファン17は、渦巻き状の複数枚のブレード27とその前後を挟む前面シュラウド28及び後面シュラウド29とから構成されている。前面シュラウド28は、その中央部に空気を吸い込む吸気口30が形成され、この吸気口30から外周部に向かって後面シュラウド29との間隔が漸次狭くなるように形成されており、外周部に吐出口31が形成されて、前面中央部の吸気口30から吸い込んだ空気を圧縮して外周部の吐出口31から放射方向に排出するように構成されている。
また、ファンカバー20は、遠心ファン17及びディフューザ19の前面及び外周面を覆うようにして電動機2のフレーム8の外周部に圧入固定されるように形成され、その前面側中央部には、遠心ファン17の吸気口30に対応した吸込口32が形成されている。
本実施形態においては、遠心ファン17の吐出口31における軸方向両端部間の間隔Aよりディフューザ19のボリュート壁23の入口33における軸方向両端部間の間隔Bの方が小さくなるようにした構成(A>B)で、且つ、遠心ファン17の吐出口31における軸方向両端部31a,31b(図2参照)よりもボリュート壁23の入口33における軸方向両端部33a,33b(図2参照)がそれぞれ所定間隔C,D内側に位置するように形成して軸方向両側に段差部34a,34bを設けたものである。
このように構成することによって、風量が減少した時に発生するサージングをより少ない風量域まで遅らせる効果があり、ファン効率向上と騒音低減をより効果的に図ることができる。
すなわち、遠心ファン17から吐出される気流の流速分布は、ファン吐出口31の軸方向中央部で流速が最大となり、遠心ファン17の前後面シュラウド28,29の近傍となるファン吐出口31の軸方向両端部31a,31bでは遅いので、図2に示すように両側に段差部34a,34bを設けて両側の逆流を防ぐと共に、流速が最大となる位置をディフューザ19のボリュート壁入口33の軸方向中央部になるように構成することによって、風量が減少した時に発生するサージングをより少ない風量域まで遅らせる効果があり、ファン効率向上と騒音低減をより効果的に図ることができる。
なお、上述した所定間隔C,Dのそれぞれの最適な値は、電動送風機1の大きさや遠心ファン17の形状等によってそれぞれ異なる値となるが、一般的な電気掃除機に用いられる電動送風機1においては上記所定間隔C,Dをそれぞれ約0.5mmとすることが好ましい。
図3は、本願発明による電動送風機の他の実施形態の全体構成を示す一部破断図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態においては、前記実施形態の両側に段差部34a,34bを設けた構成において、遠心ファン17の吐出口31とボリュート壁23の入口33との間隔Eを2〜4mm離すように構成したものである。
騒音を低減するために遠心ファン17の吐出口31とボリュート壁23の入口33との間隔を大きくすると、ファン効率が小さくなる問題が生じるが、上記のように遠心ファン17の吐出口31とボリュート壁23の入口33との間隔を2〜4mm離すことで、前述した段差部34a,34bを設けることによるファン効率の向上によってファン効率が低下することなく、騒音をより低減することができる。
図4は、本願発明による電動送風機の更に他の実施形態の全体構成を示す一部破断図、図5はその要部拡大断面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態においては、前記図1,図2に示した両側に段差部34a,34bを設けた構成において、段差部34a,34bを断面円弧状(R)に形成すると共に、ボリュート壁23の入口33を断面円弧状の段差部34a,34bに沿った形状に形成したものである。
このように構成することにより、前記図3に示した実施形態のようにファン吐出口31とボリュート壁入口33との間隔を変えずに風の流れをスムーズにして、ファン効率向上と騒音の更なる低減を実現した高性能の電動送風機を得られる。
図6は、ファンカバー外周部に排気口が形成された電動送風機の一例の全体構成を示す一部破断図、図7は図6の電動送風機に適用した本願発明の更に他の実施形態の全体構成を示す一部破断図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
この電動送風機1は、図6に示すようにファンカバー20の外周部に排気口35を形成して排気効率を大きくすることによって高性能化を図ったものである。
本実施形態では、上記電動送風機1を図示しない掃除機本体内に設置する際にファンカバー20と掃除機本体との間に介在するように、図7に示す如くファンカバー20の外周部に装着されるクッション材36の電動機部2側端部に、ファンカバー20外周部に形成された排気口35と所定の間隔Lを有して電動機部2側に延長された延長部36aを形成したものである。さらに、クッション材36には吸音効果のある多孔質の材質を用いたものである。上記所定の間隔Lとしては、図7に示すように、ファンカバー20外周部の排気口35から排出される排気が矢印で示すように、外側には向かわずに電動機部2の外周部側に向かうような適度な間隔に設定することが好ましい。
以上のように、ファンカバー20外周部に形成された排気口35との間に間隔Lを設けるようにクッション材36を延長し、排気口35より発生する騒音を遮断するように配置することによって、前述した特許文献3のような防音カバーを新たに設けることなく、騒音の低減効果を得ることができる。また、排気口35からは排出される排気は電動機部2の外周部に吹き付けられるので、電動機部2を外周部側からも冷却する冷却効果も得られる。
さらに、クッション材36に多孔質の材質を用いることにより、このクッション材36の吸音効果と上述した遮音効果の相乗効果により、更なる騒音の低減を図ることができるようになる。
ところで、上記のような電動送風機1の電動機部2に用いられる整流子電動機は、その消費電力にバラツキがあるが、一度組み立てが完了した電動機の入力を微調整する手段がなかった。そのため、電動機の消費電力のバラツキが大きくなり、電動機性能のバラツキも大きくなっていた。
図8は、上記のような課題を解決した実施形態における整流子電動機の結線図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態においては、整流子電動機の固定子コイル5aにタップ出しを行い、中間コイル5bを形成することにより、整流子電動機の消費電力を微調整することを可能にしたものである。
すなわち、図8に示すように、固定子コイル5a,5aの途中からタップ出しを行い、中間コイル5b,5bを形成した固定子5,5を使用することにより、電動機組み立て時は、A側の端子線5c,5cを結線し、整流子電動機の消費電力が個々のバラツキにより所望の値より小さい場合は、B側のタップ線5d,5dに結線し直すことにより、消費電力を大きい方に微調整することができる。
このように、電動機消費電力の微調整が可能となることにより、消費電力のバラツキを小さくでき、電動機性能の安定化が可能となる。
本願発明による電動送風機の一実施形態の全体構成を示す一部破断図。 その要部拡大断面図。 本願発明による電動送風機の他の実施形態の全体構成を示す一部破断図。 本願発明による電動送風機の更に他の実施形態の全体構成を示す一部破断図。 その要部拡大断面図。 ファンカバー外周部に排気口が形成された電動送風機の一例の全体構成を示す一部破断図。 図6の電動送風機に適用した本願発明の更に他の実施形態の全体構成を示す一部破断図。 更に他の実施形態における整流子電動機の結線図。
符号の説明
1 電動送風機
2 電動機部
3 送風機部
4 ブラケット
5 固定子
5a 固定子コイル
5b 中間コイル
5c 端子線
5d タップ線
6 回転子
8 電動機フレーム
9 回転軸
11 排気口
17 遠心ファン
19 ディフューザ
20 ファンカバー
23 ボリュート壁
27 ブレード
28 前面シュラウド
29 後面シュラウド
30 吸気口
31 吐出口
31a,31b 軸方向両端部
32 吸込口
33 ボリュート壁入口
33a,33b 軸方向両端部
34a,34b 段差部
35 排気口
36 クッション材
36a 延長部

Claims (5)

  1. 電動機部と、この電動機部によって回転駆動される遠心ファン及びそのディフューザがファンカバーで覆われた送風機部とから成り、前記ディフューザには前記遠心ファンの吐出口に対向してボリュート壁が形成された電動送風機において、
    前記遠心ファン吐出口の軸方向両端部よりも前記ボリュート壁入口の軸方向両端部がそれぞれ所定間隔内側に位置するように形成して軸方向両側に段差部を設けたことを特徴とする電動送風機。
  2. 前記遠心ファン吐出口とボリュート壁入口との間隔を2〜4mm離したことを特徴とする請求項1記載の電動送風機。
  3. 前記段差部を断面円弧状に形成し、前記ボリュート壁入口を前記断面円弧状の段差部に沿った形状に形成したことを特徴とする請求項1記載の電動送風機。
  4. 電動機部と、この電動機部によって回転駆動される遠心ファン及びそのディフューザがファンカバーで覆われた送風機部とから成り、前記ファンカバー外周部に排気口が形成された電動送風機において、
    前記ファンカバー外周部に装着されるクッション材の電動機部側端部に、前記ファンカバー外周部に形成された排気口と所定の間隔を有して電動機部側に延長された延長部を形成したことを特徴とする電動送風機。
  5. 前記クッション材に吸音効果のある多孔質の材質を用いたことを特徴とする請求項4記載の電動送風機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101437392B1 (ko) * 2013-04-24 2014-09-11 인지컨트롤스 주식회사 와류억제 기능을 갖는 블로워

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