JP2007016864A - 締結具及びこれを構成するねじ・座金 - Google Patents

締結具及びこれを構成するねじ・座金 Download PDF

Info

Publication number
JP2007016864A
JP2007016864A JP2005197944A JP2005197944A JP2007016864A JP 2007016864 A JP2007016864 A JP 2007016864A JP 2005197944 A JP2005197944 A JP 2005197944A JP 2005197944 A JP2005197944 A JP 2005197944A JP 2007016864 A JP2007016864 A JP 2007016864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
washer
thread
drill
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005197944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4568647B2 (ja
Inventor
Tatsuji Imai
辰治 今井
Koichi Nishida
孝一 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Power Fastening Co Ltd
Original Assignee
JPF Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JPF Works Co Ltd filed Critical JPF Works Co Ltd
Priority to JP2005197944A priority Critical patent/JP4568647B2/ja
Publication of JP2007016864A publication Critical patent/JP2007016864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4568647B2 publication Critical patent/JP4568647B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)

Abstract

【課題】建物の屋根の防水シート及び断熱材を押さえ固定するねじが緩むことを防止する。
【手段】締結具は、ドリル部5を有するねじ1とディスク状の座金2とで構成されている。ねじ1の頭4の座面はテーパ状に形成されており、この座面に、放射方向に延びる複数の突起9が等間隔を隔てて形成されている。座金2の座受け部10は、突起9に対応した複数の舌片14に分断されている。舌片14は、進み側端面14aが半径内側に位置するようにねじられている。座金2は大きな摩擦をもってワーク16に密着しており、その状態でねじ1の突起9が座金2の舌片14に当接することにより、ねじ1の戻り回転(緩み)が防止される。
【選択図】 図4

Description

本願発明は、防水シートで覆われた断熱材のような軟質材を鋼製部材のような硬質材に固定することに好適な締結具、及び、これを構成するねじと座金とに関するものである。
建物の屋根を断面凹凸形の折板やデッキプレートで構成することがあり、この場合、屋根に、防水シートで覆われた断熱材を張ることが行われている。この防水シート及び断熱材はねじ(ビス)で固定されているが、しっかり押さえるため、例えば直径80mm程度の広い面積のディスク状の座金が使用されている(特許文献1,2参照)。座金は金属板製のものと樹脂製のものとがある。また、ねじとしては、ドリルねじ又はタッピンねじを使用することが多い。
特許第3416644号公報 特開2000−170737号公報
ところで、建物は人の歩行やエアコンの駆動等のために微小に振動することがあり、これらの振動等により、防水シート及び断熱材を固定しているねじが緩むことがあった。工場のように振動源になる機器・設備類が多い建物の場合は、ねじの緩みが現れやすい。
また、例えば鉄板同士を締結する場合のようにねじの頭が硬質のワークに当たる場合は、ねじの頭がワークに当たるとそれ以上はねじ込み不能となるためねじ込み深さは略一定になるが、断熱材のような軟質材を固定する場合は、座金が防水シート及び断熱材にめり込むことから、どの程度までねじ込むかは作業者の勘に頼らざるを得ず、このため、ねじ込み深さが浅くなってしまって緩みやすくなることも懸念されていた。
更に、座金の穴はねじの外径よりもやや大径に設定しているため、保管中にねじが座金から抜け出ることが多く、作業前にねじを一々座金に嵌め入れなければならないという問題もあった。また、ドリルねじの場合、ドリル部の外径をねじ山の谷径よりもやや大径に設定していることが多いため、ねじ込まれる部材の板厚がある程度より薄くなると十分な締結強度を確保できない場合もあった。
本願発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
本願発明は、ねじと座金とのコンビネーションに係る締結具である。この締結具は、外周にねじ山を形成した軸の基端に頭を設けたねじと、前記ねじの軸が嵌まる穴を有する座金とから成っており、前記座金は、ねじの頭の座面が重なる座受け部とその外側に広がる拡張部とを備えており、拡張部の面積が座受け部の面積よりも遥かに大きくなっている。そして、請求項1の発明では、前記ねじにおける頭の座面と座金の座受け部とに、座金を固定した状態でねじをねじ込み回転させることは許容してねじ戻すことは阻止する係合手段を形成している。
請求項2の発明では、請求項1において、前記ねじの軸の先端部はドリル部に形成されていると共に、ねじにおける頭の座面は軸に向けて外径が縮小するテーパ状に形成されており、このねじにおける頭の座面に、ねじの側の係合手段として、放射方向に延びる複数個の突起又は溝を円周方向に沿って等間隔で形成している一方、前記座金の座受け部は周方向に等間隔を隔てて放射方向に延びるスリットによって前記突起と同じ個数の舌片に分断されており、各舌片を、ねじのねじ戻し回転方向に向かって手前側の部分が半径内側にずれるようにねじり形成しており、各舌片を座金の側の係合手段と成している。
請求項3の発明は、請求項1において、前記ねじの軸の先端部はドリル部に形成されており、軸に、ドリル部に連続した第1ねじ山と、首下の近くに位置して第1ねじ山よりも山径が大きい第2ねじ山とを形成しており、前記ドリル部の外径を第1ねじ山の谷径よりも小径に設定している一方、前記座金の穴の内径を、第1ねじ山の外径より大きくて第2ねじ山の外径より小さい寸法に設定している。
本願発明は、請求項4に記載したように、締結具を構成するねじのみ又は座金のみも含んでいる。
本願発明の座金はその外径がねじの頭よりも遥かに大きいため、ワークに密着してねじの頭で押さえられると、座金の回転に対して強い摩擦抵抗が付与されている。そして、ねじ山と座金とに係合手段が存在することにより、ねじをねじ戻すには座金も一緒に回転させなければならないが、座金とワークとの間には大きな摩擦抵抗が存在するため、ねじ及び座金が緩み方向に回転することが阻止される。
従って、防水シート付きの断熱材を折板やデッキプレート等の支持部材に固定したり、壁用の断熱材を型鋼製支柱に固定したりというように軟質材を硬質材に固定するにおいて、ねじの緩みを防止又は著しく抑制することができる。
ねじの頭は鍋頭や六角頭のようにその座面を軸線と直交した状態に形成することもできるが、請求項2のように、ねじの頭の座面をテーパ状に形成して突起又は溝は放射方向に延びるように形成すると、ねじの座面の突起又は溝と座金の舌片との噛み合い状態をより的確に保持して緩み止め効果を向上できる。
つまり、ねじの頭の座面に形成した突起又は溝と座金の舌片との噛み合い深さが1mmあったと仮定すると、ねじの頭が鍋頭や六角頭である場合は、ねじが何らかの理由で緩み方向に回転して軸方向に1mm移動すると突起又は溝と舌片との噛み合いは解除されてねじの緩みが進行するが、請求項2のように構成すると、軸心に対する座面の傾斜角度をθとすると、突起又は溝と舌片との噛み合いが解除されるためには、ねじは軸方向に(1/sinθ)mmだけ移動しなければならず、このため、ねじが緩みかかっても座金との係合状態をできるだけ長く維持し続けるのであり、その結果、高い緩み止め効果を確保できるのである。
更に、請求項2のように構成すると、ねじの頭の座面の突起又は溝はヘッダーで頭を加工するに際して同時に形成できる一方、座金の座受け部の舌片は座金をプレス加工で製造するに際して同時に形成でき、このためコストを抑制できる利点がある。
請求項3のように構成すると、第2ねじ山を座金の穴にねじ込んでおくことにより、座金をねじの首下部分に取付けた状態に保持し続けることができ、このため、一々ねじを座金に嵌め込む手間をなくして作業能率を向上できる。また、請求項3のようにドリル部の外径を第1ねじ山の谷径よりも小径に設定すると、ねじの谷部が折板等の部材にしっかりと密着するため、高い締結強度を確保することができる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4では第1実施形態を示している。本実施形態の締結具は、ねじの一種としてのドリルねじ1と金属板製の座金(ディスク)2とからなっており、図1のうち(A)においてドリルねじ1の正面形状と座金2の断面形状を表示している。まず、図1〜2に基づいてドリルねじ1の構造を説明する。
(1).ドリルねじの構造
図1のうち(B)は平面図、(C)は(A)のC−C視断面図、(D)は(A)のD−D視断面図、(E)は(C)のE−E視断面図、(F)は(A)のF−F視断面図、(G)は座金2の部分平面図である。
ドリルねじ1は軸3とその基端に設けた頭4とを備えており、軸3の先端にはドリル部5が一体に形成されている。ドリル部5は一般的な態様であり、2つの切刃5aと縦溝5bとを有している。いうまでもないが、ドリル部5の形態は必要に応じて自由に設定できる。
軸3には、ドリル部5に連なる1条の長い第1ねじ山6と、頭4の側に寄った1条の短い第2ねじ山7とが形成されており、両ねじ山6,7の間はねじ無し部8になっている。第1ねじ山6は締結を司るもので、そのピッチP1と外径D1とは部材へのねじ込み機能を確保する寸法に設定されている一方、第2ねじ山7は座金2の取付け機能を果たすもので、第2ねじ山7のピッチP2と外径D2は第1ねじ山6のそれよりも大きい寸法に設定されている。D1とD2との寸法差は1〜2mm程度で良い。
第1ねじ山6の断面形状の一例を図2(A)で表示し、第2ねじ山7の断面形状の一例を図2(B)で表示している。両図の白抜き矢印はねじ込み方向を示しており、第1ねじ山6は、進み側フフランク6aの傾斜角度(軸心と直交した線に対して成す角度)θ1は35度程度とし、追い側フランジ6aの傾斜角は10度程度に設定しており、全体の山の角度θ2は45度程度になっている。
他方、第2ねじ山7は進み側フランク7a及び追い側フランク7bとも傾斜角度は略同じでかつ全体の山の角度θ3は30度程度に設定している。従って、両ねじ山6,7は高さは相違しても断面積はあまり変わらず、このため谷径も殆ど同じである。このため、第2ねじ山7の箇所において谷径が小さくなることで強度が低下することを防止できる。つまり、第2ねじ山7では、強度低下を招来することなく外径(換言すると山の高さ)D2を大きくしている。
第1ねじ山6において追い側フランク6bの傾斜角度を小さくしているのは、ねじ込まれる部材との摩擦抵抗を大きくするためであり、また、第2ねじ山7よりも山の角度θ2が大きいのは強度を確保して潰れを防止するためである。
図1(F)に示すように、本実施形態では、ドリル部5の外径(正確にはドリル部5の外接円の直径)D3を第1ねじ山6の谷径D4よりも若干小径に設定している。D3とD4との寸法差はねじの太さで相違するが、呼び径(D1)が6mm程度の場合なら0.2mm〜0.3mm程度で良い。なお、両外径D3,D4を同一径に設定しても良い。
頭4は、座面を軸3に向けて窄まるテーパ状に形成した皿頭になっており、頂面には四角形の係合穴4aが空いている(十字穴等の他の係合穴を形成しても良い)。そして、テーパ状の座面に、係合手段の一例として、4本の突起9を円周方向に沿って等間隔で形成している。各突起9は、軸3の付け根箇所から放射方向に延びており、かつ、頭4の外周に近づくに従って高さが高くなっている。
また、突起9は、ねじ戻し回転方向(図1(D)の白抜き矢印の示す方向)に向いて行くに従って高さが徐々に高くなると共に、ねじ込み回転方向に向いて終端に位置した追い側端面9aが平断面視で放射方向に延びるように形成されている。換言すると、突起9は、追い側端面9aから円周方向に離れるに従って軸心からの距離が小さくなる鋸刃に似た形状になっている。従って、突起9の高さ(換言すると段差)Hは、追い側端面9aの箇所でかつ外周縁の箇所において最大高さH0になっている。
なお、座面が完全な台錐状である場合を基準状態と仮定すると、突起9は、一部は基準状態よりも半径外側に盛り上げて一部は基準状態よりも半径内側に凹ませることによって形成されるものであり、従って、厳密には、突起と溝とが複合して凹凸状に形成されているのであるが、本実施形態では、単純化して突起9と表示している。各突起9の外周面は平断面視で緩い円弧状になっているが、平断面視で直線状になすことも可能である。
各突起9の最大高さ寸法H0は、第1ねじ山4のピッチP1の1/4よりも大きい寸法に設定している。より一般化して述べると、各突起9の最大高さ寸法H0は、第1ねじ山6のピッチP1を突起9の個数で除した寸法よりも大きい寸法(例えば2倍以上)に設定している。このような寸法に設定している理由は後述する。
(2). 座金の構成
座金2は、ドリルねじ1における頭4の座面が重なる座受け部10と、その外側に広がる拡張部11とからなっており、拡張部11の外径はドリルねじ1の頭4の外径よりも遥かに大きい寸法になっている(例えば5〜10倍)。
当然のことながら、座金2には軸3が嵌まる穴12が空いていてその内周部が座受け部10になっており、かつ、座受け部10はドリルねじ1の頭4の座面と重なるようにテーパ状に形成されている。また、拡張部11には、その外周縁を構成するフランジ11aと、フランジ11aと座受け部10との間においてワークに重なる環状の凹陥部11bとが形成されている。
いうまでもないが座金2の断面形状は任意に設定することができる。例えば、凹陥部11bが存在しない形状としたり、複数の凹陥部が波状的に形成されている形態としたり、或いは、座受け部10のすぐ外側から広い面積のフランジが広がる形態とするなどである。座金2は円形に形成する必然性はなく、六角形や八角形のような角形に形成することも可能である。
図3のうち(A)は座受け部10の拡大平面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は図1(A)の IIIC-IIIC断面面図である。これらの図に示すように、座受け部10は、円周方向に等間隔を隔てた4カ所において放射方向に延びる4本の切り込み13によって4つの舌片14に分断されている。なお、切り込み13に代えて細幅のスリットを形成しても良い。
そして、各舌片14は、ドリルねじ1のねじ戻し回転方向(図3(C)の黒抜き矢印方向)に向かって手前部から前方に行くに従って穴12の中心からの距離が遠くなるようにねじり変形されており、このため、各舌片14は、円周方向に沿って見た前端と後端とには寸法H1の段差(或いは半径方向の高低差)が生じている。段差H1は、ドリルねじ1における第1ねじ山6のピッチP1の1/4よりも大きい寸法(例えば2〜3倍)に設定している。本実施形態では、舌片14の段差寸法H1は切り込み13の全長にわたって略同じになるように設定している。
ドリルねじ1はねじ込みによって図3(C)に白抜き矢印方向に回転するが、便宜的に、舌片14のうちドリルねじ1のねじ込み回転方向に向かった先端面を進み側端面と称して符号14aを付している。そして、図4(C)に示すように、各舌片14がドリルねじ1における頭3の座面の突起9と重なって、舌片14の進み側端面13aが突起9の追い側端面9aに当接しうるように設定している。
座金2における穴12の内径(正確には、各舌片14の先端縁に接する内接円の直径)D5は、第1ねじ山6の外径D1よりも僅かに(例えば0.1〜0.3mm程度)大径で第2ねじ山7の外径D2よりも小径に設定している。
(3).使用状態の説明
次に、図4に基づいて使用状態を説明する。本例では、防水シート16で覆われた断熱材17を折板やデッキプレート等の金属板製の支持部材18に固定することに使用している。敢えて説明するまでもないが、防水シート16は樹脂系やアスファルト系であって可撓性を備えている。また、断熱材17はロックウール系やグラスウール系など様々の材質があるが、いずれにしても、圧縮力がかかると多少は弾性変形する。
本実施形態の締結具の使用方法は従来と同様であり、ドリルねじ1を座金2に嵌め入れて、動力ドライバによってドリルねじ1を回転させつつ押し付けて防水シート16,断熱材17,支持部材18の順に貫通させていき、そして、座金2が防水シート16を若干凹ませた状態まで第1ねじ山6を支持部材18にねじ込む。これにより、防水シート16および断熱材17は座金2を介してドリルねじ1の頭4によって押さえ固定される。
本実施形態では、固定作業の初期状態において座金2はドリルねじ1の首下部分に取付いており、ドリルねじ1の打ち込みによって座金2は防水シート16の上面に重なり、次いで、座金2はドリルねじ1の頭4による押圧作用を受けて防水シート16を凹ませながら断熱材17を若干圧縮することになる。
ドリルねじ1のねじ込み終了後は、ドリルねじ1の頭4の座面は座金2の座受け部10に強く当っているが、舌片14が突起9に密着していて図4(C)のように舌片14の進み側端面14aが突起9の追い側端面9aに当接している場合と、舌片14の進み側端面14aが突起9の追い側端面9aから離れている場合とが有り得る。
そして、ドリルねじ1に何らかの理由によって緩ませるような作用が生じた場合、舌片14の進み側端面14aが突起9の追い側端面9aに当接していると、ドリルねじ1は座金2と一緒でないと緩み方向に回転することはできないが、座金2は大径で広い範囲にわたって防水シート16に強く密着していることにより、座金2と防水シート16との間には大きな摩擦抵抗が存在しており、このため、ドリルねじ1の緩みが防止又は著しく抑制される。
ドリルねじ1をねじ込み切った状態で座金2における舌片14の進み側端面14aが突起9の追い側端面9aから離れている場合は、ドリルねじ1は、舌片14の進み側端面14aが突起9の追い側端面9aに当接するまでは戻り回転し得る。この場合、舌片14の進み側端面14aはドリルねじ1の頭4の隣り合った追い側端面9aの間のどこかに位置しているため、ドリルねじ1が戻り回転できる最大の範囲は、回転角度では90度であり、軸方向の距離では第1ねじ山6のピッチP1の1/4である。
そして、突起9の最大高さH0と舌片14の段差H1とが第1ねじ山6のピッチP1の1/4よりも大きい寸法になっていることと、座金2が防水シート16及び断熱材17を弾性変形させていること、及び、舌片14がドリルねじ1の頭4の押圧作用によって弾性変形した状態であることとにより、ドリルねじ1が戻り回転しても、座金2が防水シート16に強く密着した状態のままで舌片14の進み側端面14aが突起9の追い側端面9aに当たることになり、このため、ドリルねじ1の戻り回転(すなわち緩み)が座金2と防水シート16との間の摩擦によって阻止されるのである。
また、図4(D)に示すように、ドリルねじ1における頭4の座面が軸心Oに対して成す傾斜角度をθ4とすると、ドリルねじ1が戻り回転して舌片14が突起9から離脱するにはH2の距離が必要であるが、H2は(H0×1/sinθ4)の寸法であってH0よりも遥かに大きいため、H0をできるだけ小さくして加工の容易性を確保しつつ緩み止め効果を発揮できる。この点、本実施形態の利点である。
また、第2ねじ山7の外径D2が座金2の穴12の内径D5よりも大径であるため、座金2は保管や運搬状態においてドリルねじ1の首下部分に保持し続けることができ、このため、作業時の手間を軽減できる。なお、第2ねじ山7のピッチP2は座金2の板厚よりも大きくなっており、このため、座金2の取付けに支障はない。
座金2の穴12の内径D5を第1ねじ山6の外径D1より小さくすることも可能であるが(この場合は第2ねじ山7は不要になる)、この場合はドリルねじ1を座金2にねじ込まなければならないため、取付けに手間がかかる。これに対して本実施形態のように、ドリルねじ1の首下近くに第1ねじ山6よりも短い第2ねじ山7を形成してこれを座金2に対するストッパーと成すと、取付けの容易性を確保しつつ座金2を脱落しない状態に保持できる利点がある。
ドリル部5の外径D3が第1ねじ山6の谷径D4よりも小径であるため、第1ねじ山6の箇所は支持部材18にきっちりと食い込んでおり、このため締結強度を確保できる。
ところで、ドリルねじでは、一般に、隣り合った山の付け根は密接していて谷の縦断面形状は三角形になっているのに対して、本実施形態では、第1ねじ山6の箇所では、隣り合った山の付け根の間にねじ山の付け根部の厚さ寸法と同じ点の間隔が空いて谷が縦断面台形状になっており、このため、一般的なドリルねじに比べて第1ねじ山6のリード角が大きくなっている。このようにリード角が大きいことにより、第1ねじ山6が防水シート16,断熱材17,支持部材18に貫通することが迅速に行われて作業能率を向上できる。
そして、既述のように、ドリル部5の外径D4が第1ねじ山6の外径D5よりも小径であることにより、第1ねじ山6の部分が支持部材18にきっちりと噛み合って締結強度を確保できるのであり、従って、本実施形態では、締結強度の低下を招来することなく作業能率を向上できる利点を有する。
(4).他の実施形態・その他
図5では、ねじの頭を鍋形に形成した例を示している。(A)は使用状態の断面図、(B)は座金の2における座受け部10の平面図、(C)は(B)のC−C視断面図断面図である。この実施形態でも、ドリルねじ1における頭4の突起9と座金2における舌片14との噛み合い深さは、ねじ山6のピッチPを突起9の個数で割った値よりも大きい寸法(2〜3倍程度)に設定している。
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えばねじに頭は皿形や鍋形に限らず、六角形やラッパ形など、用途に応じて設定したら良い。また、ねじはドリルねじに限らず、タッピンねじ等も使用可能である。ねじには必ずしも自己穿孔機能は必要はなく、例えばコンクリートに開けた下穴にねじ込むアンカー方式とすることも可能である。更に、木材に断熱材等のワークを固定することに使用する場合はねじに木ねじが採用されることになり、また、ALCに軟質材製のワークを固定することに使用する場合は、木ねじに類似した方式のものを採用したら良い。
座金は必ずしも金属板製とする必要はなく、樹脂製でも良い。また、座金にワークとの摩擦抵抗を増大する部分を設けたり、ワークに食い込む爪を形成したりすることも可能であり(この場合は、拡張部の面積は必ずしも座受け部の面積よりも遥かに大きくする必要はないと言える)、座金にはワークの種類や用途に応じて様々の機能を付加することができる。1枚の座金と複数本のねじとがセットになった態様も可能である。
更に、係合手段は実施形態のような突起と舌片との組み合わせに限らず、溝と爪との組み合わせや爪と爪との組み合わせなど、他の形態を採用することも可能である。
第1実施形態の構造を示す図である。 ねじ山の拡大断面図である。 座金の要部を示す図である。 使用状態の説明図である。 他の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 ねじの一例としてのドリルねじ
2 座金
3 軸
4 頭
5 ドリル部
6 第1ねじ山
7 第2ねじ山
9 ねじの係合手段を構成する突起
10 座金の座受け部
12 座金の穴
13 切り込み
14 舌片

Claims (4)

  1. 外周にねじ山を形成した軸の基端に頭を設けたねじと、前記ねじの軸が嵌まる穴を有する座金とから成っており、前記座金は、ねじの頭の座面が重なる座受け部とその外側に広がる拡張部とを備えており、拡張部の面積が座受け部の面積よりも遥かに大きくなっている締結具であって、
    前記ねじにおける頭の座面と座金の座受け部とに、座金を固定した状態でねじをねじ込み回転させることは許容してねじ戻すことは阻止する係合手段を形成している、
    締結具。
  2. 前記ねじの軸の先端部はドリル部に形成されていると共に、ねじにおける頭の座面は軸に向けて外径が縮小するテーパ状に形成されており、このねじにおける頭の座面に、ねじの側の係合手段として、放射方向に延びる複数個の突起又は溝を円周方向に沿って等間隔で形成している一方、
    前記座金の座受け部は周方向に等間隔を隔てて放射方向に延びるスリットによって前記突起と同じ個数の舌片に分断されており、各舌片を、ねじのねじ戻し回転方向に向かって手前側の部分が半径内側にずれるようにねじり形成しており、各舌片を座金の側の係合手段と成している、
    請求項1に記載した締結具。
  3. 前記ねじの軸の先端部はドリル部に形成されており、軸に、ドリル部に連続した第1ねじ山と、首下の近くに位置して第1ねじ山よりも山径が大きい第2ねじ山とを形成しており、前記ドリル部の外径を第1ねじ山の谷径よりも小径に設定している一方、
    前記座金の穴の内径を、第1ねじ山の外径より大きくて第2ねじ山の外径より小さい寸法に設定している、
    請求項1に記載した締結具。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれかに記載したねじ又は座金。
JP2005197944A 2005-07-06 2005-07-06 締結具 Expired - Fee Related JP4568647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005197944A JP4568647B2 (ja) 2005-07-06 2005-07-06 締結具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005197944A JP4568647B2 (ja) 2005-07-06 2005-07-06 締結具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007016864A true JP2007016864A (ja) 2007-01-25
JP4568647B2 JP4568647B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=37754201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005197944A Expired - Fee Related JP4568647B2 (ja) 2005-07-06 2005-07-06 締結具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4568647B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011231800A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Sekisui House Ltd 緩み防止治具、建材の接合構造、及び建材の接合施工方法
KR200472493Y1 (ko) * 2013-11-12 2014-04-30 주식회사 석화디자인 무대장치 와이어 클립용 스페이서
JP2016540948A (ja) * 2013-11-05 2016-12-28 ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト ねじ、建築物外面、及び断熱方法
JP2017129247A (ja) * 2016-01-22 2017-07-27 日本パワーファスニング株式会社 締結装置
JP2018123593A (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 ロンシール工業株式会社 防水シートの固定構造および固定具
CN109356930A (zh) * 2018-12-20 2019-02-19 周诚恩 一种螺纹锁止结构
JP2019148330A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 積水ハウス株式会社 締結装置及びこれを使用した軟質材の固定構造
JP2022042404A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 近江Oft株式会社 薄金属板用ドリルねじ及びこれを使用した構造体並びに固定装置
JP2022066077A (ja) * 2020-10-16 2022-04-28 ロンシール工業株式会社 防水シート固定板およびこれを用いた防水シート固定構造、防水シート固定方法
JP7320893B1 (ja) 2023-01-27 2023-08-04 北村精工株式会社 固定具

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT510954B1 (de) * 2011-05-24 2012-08-15 Blum Gmbh Julius Rastgesperre für möbelstücke

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4739159Y1 (ja) * 1969-09-08 1972-11-27
JPS5213356U (ja) * 1975-07-16 1977-01-29
JPS61190015U (ja) * 1985-05-18 1986-11-27
JP2000035017A (ja) * 1998-07-22 2000-02-02 Matsuyama Seisakusho:Kk 波板取付け用ドリルねじ
JP2002039134A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 National House Industrial Co Ltd タッピングねじ
JP2002168226A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Aaki Yamade Kk 防水シート固定用ワッシャ
JP2004100244A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Japan Power Fastening Co Ltd シート類の押さえ固定用ワッシャー

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4739159Y1 (ja) * 1969-09-08 1972-11-27
JPS5213356U (ja) * 1975-07-16 1977-01-29
JPS61190015U (ja) * 1985-05-18 1986-11-27
JP2000035017A (ja) * 1998-07-22 2000-02-02 Matsuyama Seisakusho:Kk 波板取付け用ドリルねじ
JP2002039134A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 National House Industrial Co Ltd タッピングねじ
JP2002168226A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Aaki Yamade Kk 防水シート固定用ワッシャ
JP2004100244A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Japan Power Fastening Co Ltd シート類の押さえ固定用ワッシャー

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011231800A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Sekisui House Ltd 緩み防止治具、建材の接合構造、及び建材の接合施工方法
JP2016540948A (ja) * 2013-11-05 2016-12-28 ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト ねじ、建築物外面、及び断熱方法
US9677591B2 (en) 2013-11-05 2017-06-13 Hilti Aktiengesellschaft Screw, building envelope, and insulating method
KR200472493Y1 (ko) * 2013-11-12 2014-04-30 주식회사 석화디자인 무대장치 와이어 클립용 스페이서
JP2017129247A (ja) * 2016-01-22 2017-07-27 日本パワーファスニング株式会社 締結装置
JP7013079B2 (ja) 2017-02-01 2022-01-31 ロンシール工業株式会社 防水シートの固定構造および固定具
JP2018123593A (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 ロンシール工業株式会社 防水シートの固定構造および固定具
JP2019148330A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 積水ハウス株式会社 締結装置及びこれを使用した軟質材の固定構造
JP7089215B2 (ja) 2018-02-28 2022-06-22 積水ハウス株式会社 締結装置及びこれを使用した軟質材の固定構造
CN109356930A (zh) * 2018-12-20 2019-02-19 周诚恩 一种螺纹锁止结构
JP2022042404A (ja) * 2020-09-02 2022-03-14 近江Oft株式会社 薄金属板用ドリルねじ及びこれを使用した構造体並びに固定装置
JP7103677B2 (ja) 2020-09-02 2022-07-20 近江Oft株式会社 薄金属板用ドリルねじ及びこれを使用した構造体並びに固定装置
JP2022066077A (ja) * 2020-10-16 2022-04-28 ロンシール工業株式会社 防水シート固定板およびこれを用いた防水シート固定構造、防水シート固定方法
JP7590095B2 (ja) 2020-10-16 2024-11-26 ロンシール工業株式会社 防水シート固定板およびこれを用いた防水シート固定構造、防水シート固定方法
JP7320893B1 (ja) 2023-01-27 2023-08-04 北村精工株式会社 固定具
JP2024106362A (ja) * 2023-01-27 2024-08-08 北村精工株式会社 固定具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4568647B2 (ja) 2010-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5039262A (en) Self-drilling wall anchor
US5482418A (en) Self-drilling anchor
US6854942B1 (en) Sealing fastener with multiple threads
EP1422428B1 (en) Locking fastener
EP0878631B1 (en) Fastener
JP4568647B2 (ja) 締結具
US9611882B2 (en) Back-out resistant fastener
JP2004211753A (ja) ナット及びこれとボルトとの組合せ
JP6810520B2 (ja) 締結装置
US5074729A (en) Drill screw having cutting edges each forming an arc curving to a head side
JP4167218B2 (ja) 薄板用タッピンねじ
JP2001295818A (ja) 木ねじ
JP2002349536A (ja) 緩み止めねじ
JP7089215B2 (ja) 締結装置及びこれを使用した軟質材の固定構造
JP4531510B2 (ja) 木ねじ
JP6912643B1 (ja) 軟質材固定用の締結具
JP7103677B2 (ja) 薄金属板用ドリルねじ及びこれを使用した構造体並びに固定装置
JP4832163B2 (ja) 石膏ボード締結用の自己穿孔ねじ
JP2001041216A (ja) 座金並びにこれを取付けた自己穿孔式ねじ
JP4369788B2 (ja) アンカー
JP5455404B2 (ja) 緩み防止用の多条ねじ
JP2002039134A (ja) タッピングねじ
JP7320893B1 (ja) 固定具
WO2005035996A1 (ja) 建築用木ネジ
JP2021099110A (ja) 螺子

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070612

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4568647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees