JP2007018779A - 電池パックおよび電池パック用ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】 セルユニットの交換作業の容易化を図るとともに組み立ての簡素化を図り得る電池パックおよび電池パック用ケースを提供する。
【解決手段】 電池パック11は、電池20を保持したセルユニット30と、セルユニットが抜き挿し自在に収納される収納室41が設けられた収納容器40と、収納室に設けられ、挿し込まれたセルユニットの電池に対して電池厚み方向の面圧を付与するプレス部50と、を有する。電池パック用ケースは、収納容器とプレス部とから構成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電池パックおよび電池パック用ケースに関するものである。
複数の単電池を電気的に直列および/または並列に接続することにより、高出力および高容量の電池パックとすることが行われている(特許文献1参照)。電池パックは、一般的に、電池モジュールを組み立ての単位ユニットとしている。この電池モジュールは、単電池を保持したセルユニットをケース内に収納し、正負の出力端子をケースから外部に導出して構成されている。そして、要求される出力および容量に応じた個数の電池モジュールを、電気的に直列および/または並列に接続することによって、電池パックが製造される。電池モジュール同士は、通しボルトを挿通することによって相互に締結されている。
単電池としては、発電要素をラミネートフィルムなどの外装材によって封止した扁平型電池が広く使用されている。扁平型電池は、板状をなす正負の電極端子が外装材から外部に導出されている。単電池の電池性能の維持を図るためには、発電要素における電極板間の距離を均一に保つ必要がある。このため、セルユニットを包み込むケース体を用いて、電池の発電要素を押さえつけている。
特開2001−229896号公報
電池モジュール同士を相互に締結しているため、例えば、一部のセルユニットのみを交換する必要が生じた場合でも、すべての電池モジュール同士の締結を解除しなければ、当該セルユニットを交換することができない。
また、電池モジュール同士を相互に締結して電池パックを構成しているため、電池モジュールの位置決めが難しく、電池パックの組み立てが煩雑になるという問題がある。
本発明の目的は、セルユニットの交換作業の容易化を図るとともに組み立ての簡素化を図り得る電池パックおよび電池パック用ケースを提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、電池を保持したセルユニットと、
前記セルユニットが抜き挿し自在に収納される収納室が設けられた収納容器と、
前記収納室に設けられ、挿し込まれた前記セルユニットの電池に対して電池厚み方向の面圧を付与するプレス部と、を有する電池パックである。
また、上記目的を達成するための請求項8に記載の発明は、電池を保持したセルユニットが抜き挿し自在に収納される収納室が設けられた収納容器と、
前記収納室に設けられ、挿し込まれた前記セルユニットの電池に対して電池厚み方向の面圧を付与するプレス部と、を有する電池パック用ケースである。
本発明の電池パック、および本発明の電池パック用ケースを用いてなる電池パックは、収納容器の収納室にセルユニットを挿し込んで構成されており、セルユニット同士は直接締結されていない。このため、例えば、セルユニットのみを交換する必要が生じた場合には、当該セルユニットのみを抜き出して、新たなセルユニットを挿し込めばよく、セルユニットの交換作業の容易化を図ることができる。
収納室に設けたプレス部が、挿し込まれたセルユニットの電池に対して電池厚み方向の面圧を付与している。このため、収納室にセルユニットを挿し込むだけで、電極板間の距離を均一に保って電池性能を維持することができ、電池パックの組み立ての簡素化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1の実施形態に係る電池パック11を示す斜視図、図2は、図1の2−2線に沿う断面図、図3は、図2の3−3線に沿う断面図、図4は、図2の4−4線に沿う断面図、図5は、第1の実施形態においてセルユニット30を収納容器40の収納室41に挿し込む途中の状態を示す断面図、図6は、電池20の一例を示す斜視図、図7は、セルユニット30の上拘束板32を示す斜視図である。なお、図1に示される右手前側の面を電池パック11や収納容器40などの前面といい、左奥側の面を背面という。
図示するように、第1の実施形態の電池パック11は、概説すれば、扁平型電池20(電池に相当する)を保持したセルユニット30と、セルユニット30が抜き挿し自在に収納される収納室41が設けられた収納容器40と、収納室41に設けられ、挿し込まれたセルユニット30の扁平型電池20に対して電池厚み方向の面圧を付与するプレス部50と、を有している。収納容器40とプレス部50とから、本発明に係る電池パック用ケースが構成されている。図示する収納容器40は複数個の収納室41が設けられ、収納室41のそれぞれにプレス部50が設けられている。電池パック11は、車両、例えば、自動車や電車などに搭載されて使用される。以下詳述する。なお、扁平型電池20を、単に、「電池20」と略称する。
図6を参照して、前記電池20は、例えば、扁平なリチウムイオン二次電池であり、正極板、負極板およびセパレータを順に積層した積層型の発電要素(図示せず)がラミネートフィルムなどの外装材20aによって封止されている。電池20は、発電要素に一端が電気的に接続されるとともに板状をなすタブ20tが外装材20aから外部に導出されている。タブ20tは、電池20の長手方向の両側に延びている。タブ20tは、プラス側タブ20pと、マイナス側タブ20mとの総称である。
図2〜図4を参照して、前記セルユニット30は、タブ20tを挟持する保持プレート31と、電池20および保持プレート31を挟み込む上下の拘束板32、33と、を有している。図示例のセルユニット30は、複数個(8枚)の電池20が電池厚み方向(図3において上下方向)に積層されている。積層された8枚の電池20は、上位側の電池20のプラス側タブ20pと下位側の電池20のマイナス側タブ20mとが接続され、直列に接続されている。
各保持プレート31は、タブ20tを覆い隠す大きさを有している。保持プレート31の長手方向に沿う長さは、電池20の短手方向の長さつまり幅とほぼ等しい。保持プレート31は、電気絶縁性を有する材料、例えば、電気絶縁性の樹脂材料から形成されている。タブ20tのそれぞれは、電池積層方向に沿う両側から、保持プレート31によって挟持されている。なお、最下段の電池20に関して、タブ20tは、保持プレート31と下拘束板33のエンドプレート34とによって挟持されている。
上拘束板32は、図7にも示すように、長手方向に沿う両端に位置する一対のエンドプレート34と、一対のエンドプレート34の略中央に位置するセンタプレート35と、エンドプレート34およびセンタプレート35を連結する連結プレート36と、を有している。エンドプレート34およびセンタプレート35は電池20の幅方向に沿って伸び、連結プレート36は電池20の長手方向に沿って伸びている。拘束板32、33の長手方向に沿う長さは、電池20の長手方向の長さとほぼ等しく、エンドプレート34が保持プレート31に重なる。拘束板32、33のエンドプレート34には、ボルト孔37が形成されている。保持プレート31にも、同様にボルト孔(図示せず)が形成されている。拘束板32、33も、保持プレート31と同様の樹脂材料から形成されている。電池20および保持プレート31は、電池積層方向に沿う両側から、拘束板32、33によって挟み込まれている。ボルト孔37に挿通したボルトはナット(いずれも図示せず)により締結され、保持プレート31および拘束板32、33のエンドプレート34が相互に固定されている。このようにして、セルユニット30は電池20を保持している。
図2、図4、および図5に示すように、セルユニット30の背面には、正負の出力端子38、39が設けられている。プラス側出力端子38は例えば最下位の電池20のマイナス側タブ20mに接続され、マイナス側出力端子39は最上位の電池20のプラス側タブ20pに接続されている。正負の出力端子38、39は、ボルト形状を有している。
前記収納容器40は、収納室41が複数個設けられた棚形状を有している。図1に示すように、収納容器40は、上下方向に3段、左右方向に4列の合計12個の収納室41が設けられている。収納容器40を設置する空間形状に合わせて、段差をつけることもできる(例えば、左側2列を2段、右側2列を4段など)。1つの収納室41には、1個のセルユニット30が抜き挿し自在に収納される。各収納室41は、上面壁42aと、左右一対の側壁42bと、背面壁42cとによって区画され、前面には、セルユニット30を抜き挿しするための挿入口43が開口されている。収納容器40は、鋼板またはアルミ板から形成されている。
収納容器40は、収納室41に挿し込まれたセルユニット30の正負の出力端子38、39に電気的に接続される容器側端子44を有している。容器側端子44は、バスバーのような適当な接続部材から構成されている。容器側端子をなすバスバー44は、背面壁42c内面に取り付けられ、正負の出力端子38、39が挿通する通孔が形成されている。通孔に挿通した出力端子38、39はナット45により締結され、出力端子38、39およびバスバー44が電気的に接続されている。セルユニット30同士は、バスバー44を用いて直列および/または並列に接続される。複数個のセルユニット30を直並列に接続することによって、所望の電流、電圧、容量に対応した電池パック11を形成することができる。
図3に示されるように、電池パック11には、セルユニット30の抜き挿しをガイドするスライド機構60が設けられている。スライド機構60は、収納容器40に設けられた上下のガイドレール61、62と、セルユニット30に設けられガイドレール61、62に嵌まり込む上下のガイド溝63、64と、を有している。上下のガイドレール61、62のそれぞれは、側壁42b内面から収納室41に向けて突出し、挿入口43から背面壁42cに向けて伸びている。上ガイドレール61は下方に向けて折り曲げられた上側係合部が設けられ、下ガイドレール62は上方に向けて折り曲げられた下側係合部が設けられている。上下のガイド溝63、64のそれぞれは、上下の拘束板32、33の長手方向に沿って伸びている。上ガイド溝63は上拘束板32のエンドプレート34およびセンタプレート35の上面に形成され、下ガイド溝64は下拘束板33のエンドプレート34およびセンタプレート35の下面に形成されている。ガイドレール61、62には図示しないストッパが設けられ、このストッパにセルユニット30の一部が当接することによって、セルユニット30の挿入位置が定められる。
電池20は、電極板間の距離を均一に保って電池性能の維持を図るために、発電要素に圧力を掛けて押さえる必要がある。そこで、第1の実施形態にあっては、電池20に対して電池厚み方向の面圧を付与するプレス部50を収納室41に設けてある。
プレス部50は、セルユニット30を収納室41に挿し込む際の力を電池厚み方向の面圧に変換する変換部材を有している。変換部材は、カム51から構成されている。第1の実施形態にあっては、プレス部50は、板ばね52をさらに有している。
さらに詳しくは、図4および図5を参照して、板ばね52は、弾性変形が自在な略矩形形状を有している。板ばね52は、上面壁42a内面に3個取り付けられている。3個の板ばね52は、セルユニット30を抜き挿しする方向に沿って、かつ、上拘束板32の連結プレート36の上方に位置するように配列されている。板ばね52の図中上端の基端部は、上面壁42a内面に形成したキー溝に係合するキー形状を有する。板ばね52は、その基端部をキー溝に嵌め込み、90度回転されることによってロックされる。図7にも示されるように、上拘束板32の連結プレート36の上面には、変換部材をなすカム51が設けられている。カム51は、連結プレート36の上面から上面壁42a内面に向けて突出している。カム51における端面のうちセルユニット30を抜き挿しする方向に沿う前面および背面は、傾斜したカム面51aに形成されている。板ばね52は、カム51の上面51bに当接すると弾性的に圧縮され、弾性変形による弾発力をセルユニット30に付与する。
次に、作用を説明する。
電池パック11を組み立てる際には、まず、各収納室41の上面壁42a内面に板ばね52を取り付ける。電池20を保持したセルユニット30を、挿入口43から収納室41に挿し込む。このとき、セルユニット30の上ガイド溝63を上ガイドレール61に嵌め込み、下ガイド溝64を下ガイドレール62に嵌め込む。上下のガイドレール61、62と、上下のガイド溝63、64とによってガイドしながら、セルユニット30をスライドさせる。
各板ばね52は、カム51に当接していないときには、弾性変形していない初期状態にある(図5を参照)。この状態からセルユニット30を挿し込むと、各板ばね52は、カム面51aに当接して弾性的に圧縮されながらカム51に乗り上がる。セルユニット30を定められた挿入位置まで挿し込むと、各板ばね52は、カム51の上面51bに当接して弾性的に圧縮され、カム51の上面51bを介して、弾性変形による弾発力をセルユニット30に付与する。このように、セルユニット30を収納室41に挿し込む際の力が、カム51によって、電池厚み方向の面圧に変換される。さらには、各板ばね52の弾性変形による弾発力がセルユニット30に付与される。このようにして、プレス部50は、挿し込まれたセルユニット30の電池20に対して電池厚み方向の面圧を付与する。その結果、電池20は、電極板間の距離が均一に保たれ、電池性能が維持される。
セルユニット30の正負の出力端子38、39は、バスバー44の通孔に挿通され、背面壁42cから外部に突き出る。そして、この出力端子38、39にナット45を締結し、出力端子38、39およびバスバー44を電気的に接続する。バスバー44を介して複数個のセルユニット30が直並列に接続され、所望の電流、電圧、容量に対応した電池パック11の組み立てが完了する。
電池パック11は空冷式であり、複数個のセルユニット30は空間を隔てて収納されている。空間は、セルユニット30のそれぞれを冷却するための冷却風が流下する冷却風通路として利用される。冷却風を流して各セルユニット30を冷却することにより、電池温度を下げ、充電効率などの特性が低下することを抑制する。収納室41にセルユニット30を挿し込むだけで前記空間が形成されるため、セルユニット30同士の間に隙間を形成するためのカラーを配置する必要はない。
第1の実施形態の電池パック11は、収納容器40の収納室41にセルユニット30を挿し込んで構成されており、セルユニット30同士は直接締結されていない。このため、例えば、一部のセルユニット30のみを交換する必要が生じた場合には、当該セルユニット30のみを抜き出して、新たなセルユニット30を挿し込めばよく、セルユニット30の交換作業の容易化を図ることができる。
収納室41のそれぞれに設けたプレス部50が、挿し込まれたセルユニット30の電池20に対して電池厚み方向の面圧を付与している。このため、電極板間の距離を均一に保って、電池性能を維持することができる。
電池パック11の組み立てに際しては、収納容器40に通しボルトを挿通したり、セルユニット30同士の間にカラーを配置したりする必要がなく、これら部品の取り付け工数および部品点数を削減することができ、この観点からも、電池パック11の組み立ての簡素化を図ることができる。
プレス部50によって電池厚み方向の面圧を生じさせているので、セルユニット30を包み込むケース体を用いて電池20の発電要素を押さえつける形態に比べると、面圧の調整および管理を簡単に行うことができる。所定の面圧が得られるようにケース体によってセルユニットを包み込む作業や、ケース体そのものを廃止することができ、この観点からも、電池パック11の組み立ての簡素化を図ることができる。
セルユニット30は複数個の電池20が電池厚み方向に積層されているので、所望の電流、電圧、容量に対応したセルユニット30を製造できる。
収納容器40は複数個の収納室41が設けられ棚形状を有しているので、必要な個数のセルユニット30を簡単に収納できる。さらに、収納容器40の収納室41にセルユニット30を挿し込むだけで、セルユニット30同士の相対的な位置決めを行うことができる。このため、セルユニットをケースに収納した電池モジュール同士を相互に締結して電池パックを構成する形態に比べて、セルユニット30同士の相対的な位置決めが容易であり、電池パック11の組み立ての簡素化を図ることができる。
収納容器40は挿し込まれたセルユニット30の出力端子38、39に電気的に接続される容器側端子44を有しているので、セルユニット30と容器側端子44との電気的な接続作業を、セルユニット30を挿し込む作業と同時に行うことができる。
プレス部50はセルユニット30を収納室41に挿し込む際の力を電池厚み方向の面圧に変換する変換部材を有しているので、電池20に面圧を付与する作業を、セルユニット30を挿し込む作業と同時に行うことができる。
変換部材をカム51から構成することにより、セルユニット30を収納室41に挿し込む際の力を、電池厚み方向の面圧に簡単に変換することができる。
プレス部50は板ばね52をさらに有しているので、板ばね52の弾性変形による弾発力がセルユニット30に付与され、電池20に対して電池厚み方向の面圧を確実に付与することができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る電池パック12を示す断面図、図9は、第2の実施形態においてセルユニット70を収納容器40の収納室41に挿し込む途中の状態を示す断面図、図10は、セルユニット70の拘束板71を示す斜視図である。なお、第1の実施形態と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
セルユニット70は、タブ20tを挟持する保持プレート31と、電池20および保持プレート31を挟み込む上下の拘束板71と、を有している。第2の実施形態の拘束板71は、図10に示すように、全体が矩形形状をなし、中央の連結プレート36のほか、側方の連結プレート72が設けられている。
図8および図9に示されるように、電池パック12には、セルユニット70の抜き挿しをガイドするスライド機構80が設けられている。スライド機構80は、収納容器40に設けられた上下のガイド溝81、82と、セルユニット70に設けられガイド溝81、82に嵌まり込む上下のガイドピン83、84と、を有している。上下のガイド溝81、82のそれぞれは、側壁42b内面に形成され、挿入口43から背面壁42cに向けて伸びている。上下のガイドピン83、84のそれぞれは、上下の拘束板71の短手方向つまり幅方向に突出して設けられている。ガイドピン83、84は、側方の連結プレート72に3個ずつ設けられている。
第2の実施形態のプレス部90は、第1の実施形態と同様に、セルユニット70を収納室41に挿し込む際の力を電池厚み方向の面圧に変換する変換部材を有している。変換部材は、カム91から構成されている。但し、第1の実施形態とは異なり、プレス部90は板ばねを有していない。
さらに詳しくは、側壁42b内面には、変換部材をなすカム91が設けられている。カム91は、上ガイド溝81に連続するカム溝91aを有する。カム溝91aは、上ガイド溝81から背面壁42cに向けて下り傾斜している。カム溝91aは、上ガイド溝81と平行に背面壁42cに向けて伸びる横溝92に連続する。下ガイド溝82は、上ガイド溝81と平行に伸びている。横溝92や下ガイド溝82の端部にガイドピン83、84が当接することによって、セルユニット70の挿入位置が定められる。上ガイドピン83が上ガイド溝81からカム溝91aを経て横溝92に達すると、上側の拘束板71が下側の拘束板71に向けて移動する。上下の拘束板71の相互間寸法が小さくなることによって、押し付け力をセルユニット70に付与する。
次に、作用を説明する。
電池パック12を組み立てる際には、電池20を保持したセルユニット70を、挿入口43から収納室41に挿し込む。このとき、セルユニット70の上ガイドピン83を上ガイド溝81に嵌め込み、下ガイドピン84を下ガイド溝82に嵌め込む。上下のガイド溝81、82と、上下のガイドピン83、84とによってガイドしながら、セルユニット70をスライドさせる。
上ガイドピン83が上ガイド溝81内をスライドしている間は、上側の拘束板71が下側の拘束板71に向けて移動しない初期状態にある(図9を参照)。この状態からセルユニット70を挿し込み、上ガイドピン83が上ガイド溝81からカム溝91aを経て横溝92に達すると、上側の拘束板71が下側の拘束板71に向けて移動する。上下の拘束板71の相互間寸法が小さくなることによって、押し付け力をセルユニット70に付与する。このように、セルユニット70を収納室41に挿し込む際の力が、カム91によって、電池厚み方向の面圧に変換される。このようにして、プレス部90は、挿し込まれたセルユニット70の電池20に対して電池厚み方向の面圧を付与する。その結果、電池20は、電極板間の距離が均一に保たれ、電池性能が維持される。
第2の実施形態の電池パック12は、第1の実施形態と同様に、収納容器40の収納室41にセルユニット70を挿し込んで構成されており、セルユニット70の交換作業の容易化を図ることができる。また、収納容器40の収納室41にセルユニット70を挿し込むだけで、セルユニット70の位置決めを行うことができ、電池パック12の組み立ての簡素化を図ることができる。
収納室41のそれぞれに設けたプレス部90が、挿し込まれたセルユニット70の電池20に対して電池厚み方向の面圧を付与している。このため、電極板間の距離を均一に保って、電池性能を維持することができる。
プレス部90はセルユニット70を収納室41に挿し込む際の力を電池厚み方向の面圧に変換する変換部材を有しているので、電池20に面圧を付与する作業を、セルユニット70を挿し込む作業と同時に行うことができる。
変換部材をカム91から構成することにより、セルユニット70を収納室41に挿し込む際の力を、電池厚み方向の面圧に簡単に変換することができる。
(その他の変形例)
本発明にあっては、1つの収納室41に収納されるセルユニット30、70の個数は限定されるものではない。例えば、複数個のセルユニット30、70を1個の収納室41に収納してもよい。また、収納容器40の外面に凹凸嵌合部を設けておき、複数個の収納容器40を上下方向に積層して連結したり、横方向に並べて連結したりできるようにしてもよい。
上述したセルユニット30、70は複数個の電池20が電気的に接続されているが、本発明は、1個の電池20のみを含むセルユニットにも適用可能である。
第1の実施形態に係る電池パックを示す斜視図である。 図1の2−2線に沿う断面図である。 図2の3−3線に沿う断面図である。 図2の4−4線に沿う断面図である。 第1の実施形態においてセルユニットを収納容器の収納室に挿し込む途中の状態を示す断面図である。 電池の一例を示す斜視図である。 セルユニットの上拘束板を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る電池パックを示す断面図である。 第2の実施形態においてセルユニットを収納容器の収納室に挿し込む途中の状態を示す断面図である。 セルユニットの拘束板を示す斜視図である。
符号の説明
11、12 電池パック、
20 電池、
30 セルユニット、
31 保持プレート、
32、33 上下の拘束板、
38、39 出力端子、
40 収納容器、
41 収納室、
43 挿入口、
44 バスバー(容器側端子)、
45 ナット、
50 プレス部、
51 カム(変換部材)、
51a カム面、
51b カムの上面、
52 板ばね、
60 スライド機構、
61、62 上下のガイドレール、
63、64 上下のガイド溝、
70 セルユニット、
71 上下の拘束板、
80 スライド機構、
81、82 上下のガイド溝、
83、84 上下のガイドピン、
90 プレス部、
91 カム(変換部材)、
91a カム溝、
92 横溝。

Claims (8)

  1. 電池を保持したセルユニットと、
    前記セルユニットが抜き挿し自在に収納される収納室が設けられた収納容器と、
    前記収納室に設けられ、挿し込まれた前記セルユニットの電池に対して電池厚み方向の面圧を付与するプレス部と、を有する電池パック。
  2. 前記セルユニットは、複数個の前記電池が前記電池厚み方向に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記収納容器は、棚形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  4. 前記収納容器は、挿し込まれた前記セルユニットの出力端子に電気的に接続される容器側端子を有していることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  5. 前記プレス部は、前記セルユニットを前記収納室に挿し込む際の力を前記電池厚み方向の面圧に変換する変換部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  6. 前記変換部材は、カムから構成されていることを特徴とする請求項5に記載の電池パック。
  7. 前記プレス部は、板ばねをさらに有していることを特徴とする請求項5に記載の電池パック。
  8. 電池を保持したセルユニットが抜き挿し自在に収納される収納室が設けられた収納容器と、
    前記収納室に設けられ、挿し込まれた前記セルユニットの電池に対して電池厚み方向の面圧を付与するプレス部と、を有する電池パック用ケース。
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