JP2007062514A - 車両用シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成でセンターシートの前方移動量を充分に確保することができるとともに、左右一対のサイドシートの間に配設されたセンターシートの設置部に長尺収容物を安定して収容できるようにする。
【解決手段】 車両の後方に位置する後部荷室2の前方側に配設された車両用シート装置であって、左右一対のサイドシート3と、両サイドシート3の間に配設されたセンターシート4とを具備し、このセンターシート4の使用位置において上記両サイドシート3のシートクッション5およびシートバック6と連続した座面および背もたれ面を構成するシートクッション7およびシートバック8を上記センターシート4に設け、このセンターシート4のシートバック8を起立状態で車体の前方側に移動可能に支持するとともに、前方位置に移動させたシートバック8の後方側に後部荷室2と連通した連通空間12が形成されるように構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両の後方に位置する後部荷室の前方側に配設された車両用シート装置の改良に関するものである。
従来、下記特許文献1に示されるように、後方を回転支点として上方に立ち上げられた格納位置と、前倒した使用位置とに移動可能に構成されたセンターアームレストを有する車両用シート構造において、このセンターアームレストを上記使用状態とした場合に、その下方に位置するセンターシートクッションを、前方を回転支点として上方に立ち上げた裏面使用位置と後倒した通常使用位置とに移動させる移動手段と、上記センターシートクッションの裏面に配設された液晶テレビ等からなる車室内装備品とを設けた構成が知られている。
また、下記特許文献2に示されるように、乗用貨物自動車のリヤホイールハウスの前部にリヤシートの後部が当接して設けられた3人掛け用リヤシートの中央部分を、車体の前方側に移動可能に構成し、前方に移動させた上記リヤシートの中央部分の後方側部を、スキー板等からなる長尺収容物の収容スペースとして利用するとともに、上記リヤシートの中央部分のシートバックをシートクッション上に折畳むことにより、物品の載置テーブル等として利用することが行われている。
特開2005−59648号公報 特開昭64−36240号公報
上記特許文献1に開示されているように、リヤシートの中央部分に設けられたセンターアームレストを、上方に立ち上げられた格納位置と前倒した使用位置とに移動可能に構成するとともに、その下方に位置するセンターシートクッションを、上方に立ち上げた裏面使用位置と後倒した通常使用位置とに移動可能に構成することにより、これらの有効活用を図ることができるという利点がある。しかし、特許文献1に開示された車両用シート構造では、上記センターアームレストを前倒させても、リヤシートの中央部分と、車両の後方に位置する後部荷室とを連通させることができないので、上記リヤシートの中央部分をスキー板等からなる長尺収容物の収容スペースとして利用することは不可能であり、物品の収納性を向上させることができないという問題がある。
一方、特許文献2に開示されているように、3人掛け用リヤシートの中央部分を、車体の前方側に移動させるとともに、そのシートバックをシートクッション上に折畳むように構成した場合には、前方に移動させた上記リヤシートの中央部分の後方側部を、スキー板等からなる長尺収容物の収容スペースとして利用でき、かつ上記リヤシートの中央部分を物品の載置テーブル等として有効に利用できるという利点がある。しかし、上記のようにシートバックおよびシートクッションからなるリヤシートの中央部分を一体の状態で車体の前後方向に移動させるように構成した場合には、リヤシートの中央部分をスライド自在に支持する支持機構等が大掛かりになるとともに、リヤシートの前方側に位置するフロントシート等の存在により、上記リヤシートの前方移動量が制限されることが避けられないという欠点がある。また、前方に移動させた上記リヤシートの中央部分の後方側部に車両後部の後部荷室内から、車室内に導入されたスキー板等からなる長尺収容物の車室内における保持状態を安定させることが困難であるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でセンターシートの前方移動量を充分に確保することができるとともに、左右一対のサイドシートの間に配設されたセンターシートの設置部に長尺収容物を安定して収容することができる車両用シート構造を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、車両の後方に位置する後部荷室の前方側に配設された車両用シート装置であって、左右一対のサイドシートと、両サイドシートの間に配設されたセンターシートとを具備し、このセンターシートの使用位置において上記両サイドシートのシートクッションおよびシートバックと連続した座面および背もたれ面を構成するシートクッションおよびシートバックを上記センターシートに設け、このセンターシートのシートバックを起立状態で車体の前方側に移動可能に支持するとともに、前方位置に移動させたシートバックの後方側に後部荷室と連通した連通空間が形成されるように構成したものである。
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の車両用シート装置において、センターシートのシートバックを車体の前方側に移動させた際に、センターシートのシートクッションの上面を被覆するように設置される底面カバー部材を備えたものである。
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2に記載の車両用シート装置において、センターシートのシートバックを車体の前方側に移動させた際に、このシートバックと両サイドシートのシートバックとの間を被覆するように設置される側面カバー部材および上面カバー部材を備えたものである。
請求項4に係る発明は、上記請求項3に記載の車両用シート装置において、上記側面カバー部材および上面カバー部材を防水性シート材により構成するとともに、シートバックの前方移動に応じて側面カバー部材および上面カバー部材を後方の格納位置から前方に引き出して上記被覆位置に設置するように構成したものである。
請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用シート装置において、車体の前方側に移動させたセンターシートのシートバックを倒伏状態とすることにより、サイドシートに着座した乗員のアームレストとして使用可能に構成したものである。
請求項6に係る発明は、上記車室の後方側に配設された車両用シート装置であって、左右一対のサイドシートと、両サイドシートの間に配設されたセンターシートとを具備し、このセンターシートの使用位置において上記両サイドシートのシートクッションおよびシートバックと連続した座面および背もたれ面を構成するシートクッションおよびシートバックを上記センターシートに設け、このセンターシートのシートバックを起立状態で車体の前方側に移動可能に支持するとともに、このシートバックを車体の前方側に移動させた際に、上記両サイドシートのシートバックとセンターシートのシートバックとの間を被覆するように設置されるカバー部材を備えたものである。
請求項1に係る発明によれば、上記センターシートのシートバックだけを車体の前方位置に移動させることにより、左右のサイドシートおよびその間に配設されたセンターシートからなる3人掛け用シートを2人掛け用シートに容易に変化させることができるとともに、センターシートの前方側に位置するフロントシート等に邪魔されることなく、上記シートバックの前方移動量を充分に確保することにより、その後方部に充分な長さを有する連通空間を形成し、スキー板等からなる長尺収容物の収納性を効果的に向上させることができる。しかも、後部荷室から上記連通空間内に導入された長尺収容物が車室内の前方側に移動するのを、上記前方位置に設置されたシートバックによって確実に規制することができるため、上記連通空間内に導入された長尺収容物等を安定して保持できるという利点がある。
請求項2に係る発明によれば、センターシートのシートバックを車体の前方側に移動させた際に、このシートバックに設けられた底面カバー部材により、後方の使用位置に残された上記センターシートのシートクッションの上面を被覆するように構成したため、後部荷室から上記連通空間内に導入された長尺収容物等が上記シートクッションの上に直接載置されるのを防止することができる。したがって、後部荷室から連通空間内に長尺収容物等を導入する際に、この長尺収容物等によって上記シートクッションが傷付けられたり、汚損されたりするのを効果的に防止し、物品収容性を確保しつつ、車室内の居住性を良好状態に維持できるという利点がある。
請求項3に係る発明によれば、センターシートのシートバックを車体の前方側に移動させた際に、このシートバックと、後方位置にある両サイドシートのシートバックとの間を、上記側面カバー部材および上面カバー部材によって被覆するように構成したため、シートバックの後方部に形成された上記連通空間と車室内部との隔離性を充分に確保することができる。したがって、上記開口部を介して後部荷室と連通空間とが連通状態となることに起因した弊害、例えば後部荷室から連通空間内に導入された収容物がサイドシート上に進入したり、この収容物に付着した汚れによって車室の内部が汚損されたりするという事態の発生を確実に防止できるという利点がある。
請求項4に係る発明によれば、側面カバー部材および上面カバー部材を防水性シート材により構成するとともに、上記シートバックの前方移動に応じて側面カバー部材および上面カバー部材を後方の格納位置から前方に引き出して上記被覆位置に設置するように構成したため、上記シートバックを起立状態で車体の前方位置に移動させることにより、その後方部に後部荷室と連通した連通空間を形成するのと同時に、この連通空間と車室内部とを上記側面カバー部材および上面カバー部材により自動的に隔離することができる。
請求項5に係る発明によれば、センターシートのシートバックを起立状態で車体の前方位置に移動させることにより、その後方部に後部荷室と連通した連通空間を形成した状態と、上記シートバックを倒伏させることによりアームレストとして使用可能な状態とに容易に変化させることができるという利点がある。
請求項6に係る発明によれば、センターシートのシートバックを車体の前方側に移動させて左右のサイドシートからなる2人掛け用シートを構成するとともに、両サイドシートの間に上記側面カバー部材および上面カバー部材からなる隔離壁を設置することにより、上記両サイドシートに着座した乗員のプライバシー性を確保できる等の利点がある。
図1〜図4は、本発明に係る車両用シート装置の実施形態を示している。この車両用シート装置は、車室の前方に位置する運転席および助手席からなるフロントシート1と、車両の後方に位置する後部荷室(トランクルーム)2との間に配列された3人掛け用のリアリートからなり、上記後部荷室2の前方側において後部荷室2に近接した位置に設置された左右一対のサイドシート3,3と、両サイドシート3,3の間に配設されたセンターシート4とを具備している。
上記センターシート4は、その使用位置において上記両サイドシート3,3のシートクッション5およびシートバック6と連続した座面および背もたれ面を構成するシートクッション7およびシートバック8を有している。このセンターシート4は、そのシートクッション7およびシートバック8の幅寸法が、上記両サイドシート3,3のシートクッション5およびシートバック6に比べて小さな値に設定されている。
上記センターシート4を構成するシートクッション7の下方部には、シートバック8の側面下部に設けられた支持ブラケット9をスライド自在に支持するガイドレール10(図5参照)が配設され、このガイドレール10に沿って上記支持ブラケット9が起立状態で車体の前後方向にスライド変位することにより、上記シートバック8が後方の使用位置から、フロントシート1に近接した前方位置に移動可能に支持されている。このシートバック8が車体の前方側に移動すると、上記両サイドシート3,3のシートバック6,6の間に開口部11が形成され、この開口部11を介して車室内と後部荷室2とが連通した状態となることにより、後部荷室2に連通した連通空間12が上記前方位置にあるシートバック8の後方側に形成されるようになっている。
また、センターシート4のシートバック8の背面には、図1および図4等に示すように、合成樹脂製のプレート材等からなる底面カバー部材13が、上記シートバック8の下端部に設けられたヒンジ軸14を支点にして揺動可能に支持されている。この底面カバー部材13は、上記センターシート4のシートバック8が図1の実線で示す後方の使用位置にある場合に、サイドシート3のシートバック6等に設けられたアングル材等からなる支持部材15により底面カバー部材13が上記シートバック8の背面に当接した起立状態に保持されている。
そして、センターシート4のシートバック8が、車体の前方側に移動すると、上記支持部材15により底面カバー部材13が支持されつつ、その自重に応じて上記起立状態から、図3に示す倒伏状態に移行することにより、最終的には上記シートクッション7の上面が底面カバー部材13によって覆われるように構成されている。一方、上記シートバック8を前方位置から後方の使用位置に移動させる際には、図4に示すように、センターシート4のシートバック8に沿って後上がりの傾斜状態で設置された上記支持部材15により、底面カバー部材13がガイドされて起立状態に移行するようになっている。
上記両サイドシート3,3のシートバック6,6の間に形成された開口部11には、図図6および図7に示すように、センターシート4のシートバック8を車体の前方側に移動させた際に、このシートバック8と両サイドシート3,3のシートバック6,6との間を被覆するように設置される側面カバー部材16,16および上面カバー部材17が設置されている。
上記側面カバー部材16,16および上面カバー部材17は、合成樹脂製シート等からなる防水性シート材により形成されるとともに、上記開口部11の左右両側辺部および上辺部に配設された回転軸に基端部が固着されるとともに、図外の鶴巻ばね等からなる付勢手段の付勢力に応じロール状に巻回された状態で収納されている。そして、上記側面カバー部材16,16および上面カバー部材17は、シートバック8の前方移動に応じて後方の格納位置から車体の前方側に引き出されることにより、図7に示すように、上記連通空間12の左右両側面部および上面部を被覆するように構成されている。
そして、通常時には、上記センターシート4のシートバック8が後方の使用位置に設置されて図外のロック手段により固定されることにより、左右一対のサイドシート3,3と、上記センターシート4とからなるとともに、車室の後部に配設された3人掛け用リヤシートを構成している。すなわち、上記両サイドシート3,3のシートクッション5およびシートバック6と、後方の使用位置に固定されたセンターシート4のシートクッション7およびシートバック8とにより連続した着座面および背もたれ面を有するベンチシートタイプのリヤシートが構成されている。
また、センターシート4の不使用時には、上記ロック手段によるロックを解除した後、センターシート4のシートバック8をガイドレール10に沿って車体の前方側に移動させることにより、左右のサイドシート3,3にそれぞれ乗員が着座可能な独立シートタイプの2人掛け用リヤシートが構成されることになる。また、上記シートバック8の後方側には、開口部11を介して後部荷室2と連通した連通空間12が形成されるとともに、この連通空間12の左右両側面および上下両面が、上記側面カバー部材16,16および上面カバー部材17と、底面カバー部材13とによってそれぞれ覆われた状態となる。
上記のように車両の後方に位置する後部荷室2の前方側に、左右一対のサイドシート3,3と、両サイドシート3,3の間に配設されたセンターシート4とを備えた車両用シート装置において、このセンターシート4が使用位置にある場合に、上記両サイドシート3,3のシートクッション5およびシートバック6と連続した座面および背もたれ面を構成するシートクッション7およびシートバック8を上記センターシート4に設け、このセンターシート4のシートバック8を起立状態で車体の前方側に移動可能に支持するとともに、前方位置に移動させたシートバック8の後方側に後部荷室2と連通した連通空間12が形成されるように構成したため、上記センターシート4のシートクッション7を後方の使用位置に残した状態で、そのシートバック8を前方位置に移動させることにより、上記左右のサイドシート3,3およびその間に配設されたセンターシート4からなるリヤシートを、3人掛け用から2人掛け用に容易に変化させることができる。
そして、上記センターシート4のシートバック8だけを車体の前方位置に移動させることができるように構成したため、センターシート4の前方側に位置するフロントシート1に邪魔されることなく、上記シートバック8の前方移動量を充分に確保することにより、その後方部に充分な長さを有する連通空間12を形成し、スキー板等からなる長尺収容物の収納性を効果的に向上させることができる。しかも、上記連通空間12の前端部に移動した起立状態のシートバック8により、後部荷室2から上記連通空間12内に導入された長尺収容物の前方移動が規制されるため、この連通空間12内に導入された長尺収容物等を安定して保持できるという利点がある。
また、上記実施形態では、センターシート4のシートバック8を車体の前方側に移動させた際に、このシートバック8に設けられた底面カバー部材13により、後方の使用位置に残された上記センターシート4のシートクッション7の上面を被覆するように構成したため、後部荷室2内から上記連通空間12内に導入された長尺収容物が上記シートクッション7の上に直接載置されるのを防止することができる。したがって、後部荷室2内から連通空間12内に長尺収容物を導入する際に、この長尺収容物によって上記シートクッション7が傷付けられたり、泥等の汚れが付着したスキー板等によって上記シートクッション7が汚損されたりするのを効果的に防止し、長尺収容物の収容性を確保しつつ、車室内の居住性を良好状態に維持できるという利点がある。
さらに、上記実施形態に示すように、センターシート4のシートバック8を車体の前方側に移動させた際に、このシートバック8と、後方位置にある両サイドシート3,3のシートバック6との間を、上記側面カバー部材16,16および上面カバー部材17によって被覆するように構成した場合には、シートバック8の後方部に形成された上記連通空間12と車室内部との隔離性を充分に確保することができる。したがって、上記開口部11を介して後部荷室2と連通空間12とが連通状態となることに起因した弊害、例えば後部荷室2内から連通空間12内に導入された収容物がサイドシート3上に進入したり、この収容物に付着した汚れによって車室の内部が汚損されたりするという事態の発生を確実に防止できるという利点がある。
なお、上記実施形態では、側面カバー部材16,16および上面カバー部材17を防水性シート材により構成し、かつ上記側面カバー部材16,16および上面カバー部材17を、センターシート4のシートバック8が後方の使用位置にある場合に、上記開口部11の左右両側辺部および上辺部においてロール状に巻回した状態で格納するとともに、シートバック8の前方移動に応じて上記被覆位置に引き出すように構成した例について説明したが、この構成に代えて上記側面カバー部材16,16および上面カバー部材17を省略し、あるいは上記シートバック8を前方位置に引き出した状態で、このシートバック8と後方位置にある両サイドシート3,3のシートバック6との間に、合成樹脂製の板材等からなる側面カバー部材および上面カバー部材を着脱可能に設置するように構成することも可能である。
しかし、上記実施形態に示すように、側面カバー部材16,16および上面カバー部材17を防水性シート材により構成するとともに、上記シートバック8の前方移動に応じて側面カバー部材16,16および上面カバー部材17を後方の格納位置から前方に引き出して上記被覆位置に設置するように構成した場合には、上記シートバック8を起立状態で車体の前方位置に移動させることにより、その後方部に後部荷室2と連通した連通空間12を形成するのと同時に、この連通空間12と車室内部とを上記側面カバー部材16,16および上面カバー部材17によって隔離できるという利点がある。
また、センターシート4のシートバック8を、図8の仮想線で示す起立状態と、実線で示す倒伏状態とに揺動変位可能に支持し、上記シートバック8を車体の前方側に移動させた状態で倒伏させることにより、サイドシート3,3に着座した乗員用のアームレストとして使用可能に構成してもよい。このように構成した場合には、上記シートバック8を起立状態で車体の前方位置に移動させることにより、その後方部に後部荷室2と連通した連通空間12を形成した状態と、上記シートバック8を倒伏させることによりアームレストとして使用可能な状態とに容易に変化させることができるという利点がある。
なお、上記実施形態では、車室の前部に配設されたフロントシート1と、車体の後方に位置する後部荷室2との間に配設されたリヤシートに本発明を適用した例について説明したが、フロントシート1の後方側に中列シートが配設されるとともに、その後方側にリヤシートが配設された3列シートタイプの車両において、最後方のリヤシートについて本発明を適用することも可能である。
また、センターシート4のシートバック8を起立状態で車体の前方側に移動させることにより、シートバック8の後方側に後部荷室2と連通した連通空間12が形成されるように構成した上記実施形態に代え、センターシート4のシートバック8を起立状態で車体の前方側に移動可能に支持するとともに、このシートバック8を車体の前方側に移動させた際に、上記両サイドシート3,3のシートバック6とセンターシート4のシートバック8とに形成されるとともに、後部荷室2とは連通していない空間部を、側面カバー部材16,16および上面カバー部材17により被覆するように構成してもよい。
例えば、3列シートタイプの車両において、中列シートに左右一対のサイドシート3,3と、両サイドシート3,3の間に配設されたセンターシート4とを設け、このセンターシート4の使用位置において上記両サイドシート3,3のシートクッション5およびシートバック6と連続した座面および背もたれ面を構成するシートクッション7およびシートバック8を上記センターシート4に設け、このセンターシート4のシートバック8を起立状態で車体の前方側に移動可能に支持するとともに、このシートバック8を車体の前方側に移動させた際に、上記両サイドシート3,3のシートバック6とセンターシート4のシートバック8との間を被覆するように設置される上記側面カバー部材16,16および上面カバー部材17を設けた構成としてもよい。
上記のように構成した場合には、センターシート4のシートバック8を車体の前方側に移動させて上記中列シート等を左右のサイドシート3,3からなる2人掛け用とするとともに、両サイドシート3,3の間に上記側面カバー部材16,16および上面カバー部材17からなる隔離壁を設置することにより、上記両サイドシート3,3に着座した乗員のプライバシー性を確保できるという利点がある。
本発明に係る車両用シート装置の実施形態を示す説明図である。 本発明に係る車両用シート装置の要部構成を示す斜視図である。 センターシートのシートバックを前方位置に移動させた状態を示す斜視図である。 センターシートのシートバックを前方位置に移動させる過程を示す説明図である。 ガイドレールの具体的構成を示す正面図である。 側面カバー部材および上面カバー部材の設置状態を示す正面図である。 本発明に係る車両用シート装置の別の実施形態を示す説明図である。 本発明に係る車両用シート装置の別の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
2 後部荷室
3 サイドシート
4 センターシート
5 サイドシートのシートクッション
6 サイドシートのシートバック
7 センターシートのシートクッション
8 センターシートのシートバック
13 底面カバー部材
16 側面カバー部材
17 上面カバー部材

Claims (6)

  1. 車両の後方に位置する後部荷室の前方側に配設された車両用シート装置であって、左右一対のサイドシートと、両サイドシートの間に配設されたセンターシートとを具備し、このセンターシートの使用位置において上記両サイドシートのシートクッションおよびシートバックと連続した座面および背もたれ面を構成するシートクッションおよびシートバックを上記センターシートに設け、このセンターシートのシートバックを起立状態で車体の前方側に移動可能に支持するとともに、前方位置に移動させたシートバックの後方側に後部荷室と連通した連通空間が形成されるように構成したことを特徴とする車両用シート装置。
  2. センターシートのシートバックを車体の前方側に移動させた際に、センターシートのシートクッションの上面を被覆するように設置される底面カバー部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用シート装置。
  3. センターシートのシートバックを車体の前方側に移動させた際に、このシートバックと両サイドシートのシートバックとの間を被覆するように設置される側面カバー部材および上面カバー部材を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シート装置。
  4. 上記側面カバー部材および上面カバー部材を防水性シート材により構成するとともに、シートバックの前方移動に応じて側面カバー部材および上面カバー部材を後方の格納位置から前方に引き出して上記被覆位置に設置するように構成したことを特徴とする請求項3に記載の車両用シート装置。
  5. 車体の前方側に移動させたセンターシートのシートバックを倒伏状態とすることにより、サイドシートに着座した乗員のアームレストとして使用可能に構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用シート装置。
  6. 車室の後方側に配設された車両用シート装置であって、左右一対のサイドシートと、両サイドシートの間に配設されたセンターシートとを具備し、このセンターシートの使用位置において上記両サイドシートのシートクッションおよびシートバックと連続した座面および背もたれ面を構成するシートクッションおよびシートバックを上記センターシートに設け、このセンターシートのシートバックを起立状態で車体の前方側に移動可能に支持するとともに、このシートバックを車体の前方側に移動させた際に、上記両サイドシートのシートバックとセンターシートのシートバックとの間を被覆するように設置されるカバー部材を備えたことを特徴とする車両用シート装置。
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