JP2007071048A - エンジンのブリーザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大きな設置スペースを必要としない小型コンパクトな装置で以って、多量のブローバイガスに対してもオイルの分離処理を確実に行ない得るエンジンのブリーザ装置を提供する。
【解決手段】 ギヤケースの内部に滞留するブローバイガスからオイルを分離するブリーザ装置であって、エンジン回転をエンジン補機に伝達する歯車を収納するギヤケースの内部に設置した仕切板によりギヤケースの内部をギヤ収納室とブローバイガスが流動するブローバイガス旋回室とに区画するとともに、ブローバイガス旋回室を歯車の側部に凹設された肉抜き部に仕切板を陥没させて、ブローバイガス入口から導入されたブローバイガスを旋回、流動せしめてブローバイガス出口に排出する環状の旋回通路を形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 ギヤケースの内部に滞留するブローバイガスからオイルを分離するブリーザ装置であって、エンジン回転をエンジン補機に伝達する歯車を収納するギヤケースの内部に設置した仕切板によりギヤケースの内部をギヤ収納室とブローバイガスが流動するブローバイガス旋回室とに区画するとともに、ブローバイガス旋回室を歯車の側部に凹設された肉抜き部に仕切板を陥没させて、ブローバイガス入口から導入されたブローバイガスを旋回、流動せしめてブローバイガス出口に排出する環状の旋回通路を形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主として車両用エンジンに適用され、ギヤケースの内部に滞留するブローバイガスに旋回運動を与えて旋回、流動させ、該ブローバイガスからオイルを分離するエンジンのブリーザ装置に関する。
エンジンのピストン周りから洩れたブローバイガスをエンジン前部のギヤケース内に導入し、該ギヤケース内に設置されたブリーザ装置にてブローバイガスからオイルを分離するとともに空気をエンジンの吸気系に送り込むように構成されたエンジンのブリーザ装置の一つとして、特許文献1(特開2004−84506号公報)の技術が提供されている。
かかる技術においては、エンジンの外壁の一部を形成する垂直方向の隔壁によって第1分離室と第2分離室とに区画し、該隔壁の上部に第1分離室と第2分離室との連通路を設けるとともに、隔壁の下部にオイル排出路を設け、前記第2分離室内に吸気系に排気管を
突設して、前記第1分離室で第1段のオイル分離を行なったブローバイガスを前記連通路を通して第2分離室の上部に導き、該第2分離室を下方に流れて第2段のオイル分離を行ない、ブローバイガスを前記排気管を通して吸気系に供給するように構成されている。
かかる技術においては、エンジンの外壁の一部を形成する垂直方向の隔壁によって第1分離室と第2分離室とに区画し、該隔壁の上部に第1分離室と第2分離室との連通路を設けるとともに、隔壁の下部にオイル排出路を設け、前記第2分離室内に吸気系に排気管を
突設して、前記第1分離室で第1段のオイル分離を行なったブローバイガスを前記連通路を通して第2分離室の上部に導き、該第2分離室を下方に流れて第2段のオイル分離を行ない、ブローバイガスを前記排気管を通して吸気系に供給するように構成されている。
前記特許文献1(特開2004−84506号公報)のようなギヤケース内にブリーザ装置を装備しているエンジンにあっては、前記のようなエンジン内部に多量のブローバイガスが発生した場合には、このブローバイガスがブリーザ装置に一挙に流入するため、該ブローバイガス中のオイルの分離処理を確実に行なうには、ブローバイガスの増加に対応してブリーザ装置の処理容量を大きくする必要がある。
しかしながら、かかる従来技術ではギヤケースの内部という限られたスペース内にブリーザ装置を設置しているため、ブリーザ装置の処理容量を大きくするとギヤケースの大型化を招き、あるいは仮に前記ブリーザ装置をギヤケース外に設置したとしても、自動車用エンジンは良好な搭載性を保持するためエンジンを限られた搭載スペースに設置することが必須であることから、前記のようなブリーザ装置の大型化はエンジン及びその周りの機器の搭載性に支障を来すこととなる。
従って、本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、大きな設置スペースを必要としない小型コンパクトな装置で以って、多量のブローバイガスに対してもオイルの分離処理を確実
に行ない得るエンジンのブリーザ装置を提供することを目的とする。
に行ない得るエンジンのブリーザ装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、エンジン回転をエンジン補機に伝達する歯車を収納したギヤケースの内部に仕切板を設置して、該仕切板により前記ギヤケースの内部をエンジン軸方向において、前記歯車が収納されるギヤ収納室と、エンジン内部で発生したブローバイガスが旋回し流動するブローバイガス旋回室とに区画するとともに、前記ブローバイガス旋回室を前記歯車の側部に凹設された肉抜き部に前記仕切板を陥没させてブローバイガスが流れる通路を設け、ブローバイガス入口から導入されたブローバイガスを旋回、流動せしめてブローバイガス出口に排出する環状の旋回通路を形成したことを特徴とする(請求項1)。
前記仕切板は鋼鈑等の金属板あるいは樹脂板を、前記歯車側部の肉抜き部の形状に合わせてプレス等によって曲げ成形して構成され、前記ギヤケースに形成された取付ボスに複数のかしめ部材で取り付けるように構成するのが好ましい。
前記仕切板は鋼鈑等の金属板あるいは樹脂板を、前記歯車側部の肉抜き部の形状に合わせてプレス等によって曲げ成形して構成され、前記ギヤケースに形成された取付ボスに複数のかしめ部材で取り付けるように構成するのが好ましい。
また、かかる発明において、好ましくは、前記ブローバイガス入口及びブローバイガス出口を前記歯車の回転中心の前記旋回通路よりも上部に設置し、前記ブローバイガス入口から前記旋回通路に導入されたブローバイガスを該旋回通路の中心廻りに180°以上旋回させて前記ブローバイガス出口に排出するように構成する(請求項2)。
また本発明は、一端が前記旋回通路の下部に連通されるとともに、前記一端から下方に延び最下部で湾曲して上方に反転するように形成されたオイル溜め通路を設け、該オイル溜め通路の他端にオイルパンに連通されるオイル排出口を設けたことを特徴とする(請求項3)。
このオイル溜め通路は、一端側(入口側)の開口部を前記旋回通路の下部に連通し,他端側(出口側)の開口部をオイルパンに連通される前記オイル排出口に連通するようにしたU字状通路に形成するのが好ましい。
このオイル溜め通路は、一端側(入口側)の開口部を前記旋回通路の下部に連通し,他端側(出口側)の開口部をオイルパンに連通される前記オイル排出口に連通するようにしたU字状通路に形成するのが好ましい。
また本発明は、前記旋回通路にオイル切り突起を突設したことを特徴とする(請求項4)。
本発明によれば、仕切板により、ギヤケースの内部を歯車が収納されるギヤ収納室とブローバイガスが旋回し流動するブローバイガス旋回室とに区画し、該ブローバイガス旋回室を歯車側部に凹設された肉抜き部を利用した環状の旋回通路に形成し、前記旋回通路の上方のオイル分の少ない位置に設けたブローバイガス入口から環状の旋回通路に導入したブローバイガスを、該旋回通路を、該旋回通路の中心廻りに180°以上旋回させてから、旋回通路の上方に設けたブローバイガス出口に導くので(請求項1,2)、かかるブローバイガスの旋回に伴うサイクロン作用によって、ブローバイガス中からオイルを分離して分離オイルを重力によって下方に落下させるとともに、オイル分離後のブローバイガスを前記旋回通路の上方に設けたブローバイガス出口に引き上げることによりさらに重力によるオイルの分離を促進することができる。
これにより、歯車側部に凹設された肉抜き部のスペースを有効利用して、ギヤケースの内部に格別なスペースを設けることなく、ブローバイガスのオイル分離処理を行なうことができる。
また、前記仕切板を1枚の金属板あるいは樹脂板を前記歯車側部の肉抜き部の形状に合わせてプレス等によって曲げ成形して形成し、該仕切板を前記ギヤケース内に形成された取付ボスに複数のかしめ部材で予め取り付けてから、歯車の側部を覆うようにして仕切板を取り付けたギヤケースをクランクケースの端面に組付けることができるので、前記仕切板の設置に伴うギヤケースの組立工数の増加は軽微である。
また、前記仕切板を1枚の金属板あるいは樹脂板を前記歯車側部の肉抜き部の形状に合わせてプレス等によって曲げ成形して形成し、該仕切板を前記ギヤケース内に形成された取付ボスに複数のかしめ部材で予め取り付けてから、歯車の側部を覆うようにして仕切板を取り付けたギヤケースをクランクケースの端面に組付けることができるので、前記仕切板の設置に伴うギヤケースの組立工数の増加は軽微である。
また本発明によれば、前記旋回通路側から下方に延び最下部で湾曲して上方に反転するように形成されたオイル溜め通路を設け、該オイル溜め通路の上部にオイルパンに連通されるオイル排出口を設けたので(請求項3)、エンジン内部のブローバイガス発生量が多くなった場合でも、前記旋回通路側から下方に延び最下部で湾曲して上方に反転するように形成されたオイル溜め通路、好ましくはU字状通路に形成されたオイル溜め通路に溜まったオイルによって、オイルパン側からブローバイガスがギヤケースのブローバイガス旋回室側に逆流するのを防止できる。
また本発明によれば、前記旋回通路にオイル切り突起を突設したので(請求項4)、該旋回通路を旋回するブローバイガスをオイル切り突起に衝突させることにより、該ブローバイガス中のオイルを効率良く分離することができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の実施例に係る車両用エンジンのブリーザ装置を示すアイドラ歯車中心線に沿うブローバイガス入口を含む要部断面図(図3のB−B線断面図)、図2は前記実施例におけるブローバイガス出口を含む要部断面図(図3のC−C線断面図)、図3は仕切板の取付座の平面形状を示す図1のA−A線断面図である。また図4は前記実施例における仕切板の部品図で、(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B線断面図である。
図1〜3において、1はアルミニウム鋳物等の鋳造品からなるギヤケースで、図示しないクランクケースの前端面に複数のボルトによって固着されている。該ギヤケース1の内部には、クランク軸の回転を各補機に伝達するアイドラギヤ2を含むタイミングギヤ、補機類の駆動ギヤ等の歯車列が収納されている。2aは前記アイドラギヤ2の回転中心である。
図1は本発明の実施例に係る車両用エンジンのブリーザ装置を示すアイドラ歯車中心線に沿うブローバイガス入口を含む要部断面図(図3のB−B線断面図)、図2は前記実施例におけるブローバイガス出口を含む要部断面図(図3のC−C線断面図)、図3は仕切板の取付座の平面形状を示す図1のA−A線断面図である。また図4は前記実施例における仕切板の部品図で、(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B線断面図である。
図1〜3において、1はアルミニウム鋳物等の鋳造品からなるギヤケースで、図示しないクランクケースの前端面に複数のボルトによって固着されている。該ギヤケース1の内部には、クランク軸の回転を各補機に伝達するアイドラギヤ2を含むタイミングギヤ、補機類の駆動ギヤ等の歯車列が収納されている。2aは前記アイドラギヤ2の回転中心である。
3は鋼鈑等の金属板あるいは樹脂板からなる仕切板で、前記ギヤケース1の内部は該仕切板3によって、エンジン軸方向において前記アイドラギヤ2を含む歯車列が収納されるギヤ収納室7とブローバイガスが旋回し流動するブローバイガス旋回室6とに区画されている。
前記仕切板3は、図1〜2及び図4(A),(B)のように、鋼鈑等の金属板あるいは樹脂板からなる一体板をプレス成形して製作されており、前記アイドラギヤ2の側面に凹設されたギヤ肉抜き部8の形状に合わせて陥没させて凹部3aを形成している。従って該凹部3aによって前記ブローバイガスが流れる後述する旋回通路6aを形成することとなる。
図4において15は後述するように前記ギヤケース1の仕切板取付座12に設けられるかしめ部材13が挿通される取付穴、3cはオイル戻し口9(図2参照)の連通されるオイル戻し用穴である。
前記仕切板3は、図1〜2及び図4(A),(B)のように、鋼鈑等の金属板あるいは樹脂板からなる一体板をプレス成形して製作されており、前記アイドラギヤ2の側面に凹設されたギヤ肉抜き部8の形状に合わせて陥没させて凹部3aを形成している。従って該凹部3aによって前記ブローバイガスが流れる後述する旋回通路6aを形成することとなる。
図4において15は後述するように前記ギヤケース1の仕切板取付座12に設けられるかしめ部材13が挿通される取付穴、3cはオイル戻し口9(図2参照)の連通されるオイル戻し用穴である。
図3及び図1〜2のように、前記ギヤケース1の前面内部には、前記仕切板3を取り付けるための仕切板取付座12が該ギヤケース1内部の前記ブローバイガス旋回室6に向けて突設されており、前記仕切板3は複数のかしめ部材13によって前記仕切板取付座12に取付けられている。
尚、前記かしめ部材13に代えてネジ等も使用可能である。
従って、前記仕切板3は、該仕切板3と前記仕切板取付座12との当接面以外の部分では前記ギヤケース1の内面1zとの間に空間が形成されることとなり、該空間部が前記ブローバイガス旋回室6となっている。
尚、前記かしめ部材13に代えてネジ等も使用可能である。
従って、前記仕切板3は、該仕切板3と前記仕切板取付座12との当接面以外の部分では前記ギヤケース1の内面1zとの間に空間が形成されることとなり、該空間部が前記ブローバイガス旋回室6となっている。
即ち図3のように、一体板をプレス成形して製作された仕切板3を前記ギヤケース1の仕切板取付座12及びかしめ部材13に合わせて取り付けることにより、図1及び図3のように該仕切板3の前面3yと前記ギヤケース1の内面1zとの間に、旋回通路6a、オイル溜め6b、U字状オイル通路10等のブローバイガス旋回室6を形成している。
前記旋回通路6aは、前記アイドラギヤ2の回転中心2aと同心(必ずしも同心でなくてもよい)の環状に形成されている。
4はブローバイガス入口で、図4のように前記仕切板3の上部を内側に折り曲げて折曲部3dを形成し、図1のように該折曲部3dと前記ギヤケース1の内面1z上部との間に該ブローバイガス入口4を形成している。
図2において5はブローバイガス出口で、図3のように前記ギヤケース1の前記旋回通路6a終端の上部に穿孔されている。
また図2において、100は前記ギヤケース1の外部に設置された外装ブリーザ装置で、
前記ブローバイガス出口5と該外装ブリーザ装置のブローバイガス導入口100aとが連通されている。
前記旋回通路6aは、前記アイドラギヤ2の回転中心2aと同心(必ずしも同心でなくてもよい)の環状に形成されている。
4はブローバイガス入口で、図4のように前記仕切板3の上部を内側に折り曲げて折曲部3dを形成し、図1のように該折曲部3dと前記ギヤケース1の内面1z上部との間に該ブローバイガス入口4を形成している。
図2において5はブローバイガス出口で、図3のように前記ギヤケース1の前記旋回通路6a終端の上部に穿孔されている。
また図2において、100は前記ギヤケース1の外部に設置された外装ブリーザ装置で、
前記ブローバイガス出口5と該外装ブリーザ装置のブローバイガス導入口100aとが連通されている。
図1及び図3のように前記ブローバイガス入口4は、前記アイドラギヤ2の回転中心2aよりも上部に設置されて前記旋回通路6aの入口通路6zに接続され、前記ブローバイガス出口5は前記アイドラギヤ2の回転中心2aよりも上部に設置されて前記旋回通路6aの終端部6yに接続されている。
これにより、前記旋回通路6aは前記アイドラギヤ2の回転中心2a廻りに180°以上の旋回角で以って形成され、従って前記ブローバイガス入口4から前記旋回通路6aに導入されたブローバイガスは該旋回通路6aを180°以上旋回して前記ブローバイガス出口5に排出することとなる。
11は前記旋回通路6aの下部に突設されたオイル切り突起で、該旋回通路6aを旋回するブローバイガスを該オイル切り突起に衝突させることにより、該ブローバイガス中のオイルを分離する。
また、該オイル切り突起11は、後述するU字状オイル通路(オイル溜め通路)の近傍に設けると良い。このように構成することにより、該オイル切り突起11によって分離されたオイルがブローバイガスに持ち去られることなく、効率よくオイルを排出できる。
これにより、前記旋回通路6aは前記アイドラギヤ2の回転中心2a廻りに180°以上の旋回角で以って形成され、従って前記ブローバイガス入口4から前記旋回通路6aに導入されたブローバイガスは該旋回通路6aを180°以上旋回して前記ブローバイガス出口5に排出することとなる。
11は前記旋回通路6aの下部に突設されたオイル切り突起で、該旋回通路6aを旋回するブローバイガスを該オイル切り突起に衝突させることにより、該ブローバイガス中のオイルを分離する。
また、該オイル切り突起11は、後述するU字状オイル通路(オイル溜め通路)の近傍に設けると良い。このように構成することにより、該オイル切り突起11によって分離されたオイルがブローバイガスに持ち去られることなく、効率よくオイルを排出できる。
6bは前記旋回通路6aの下方部位に形成されたオイル溜め、10は該オイル溜め6bの下方部位に形成されたU字状オイル通路(オイル溜め通路)である。該U字状オイル通路10は、前記オイル溜め6b側(一端)から下方に延び最下部で湾曲して上方に反転するようなU字状に形成されている。9は該U字状オイル通路10の他端に開口されたオイル排出口で、図示しないオイルパンに連通されている。
このように構成することにより、エンジン内部のブローバイガス発生量が多くなった場合でも、前記オイル通路10に溜まったオイルによって、オイルパン側からブローバイガスがギヤケース1のブローバイガス旋回室6側に逆流するのを防止できる。
このように構成することにより、エンジン内部のブローバイガス発生量が多くなった場合でも、前記オイル通路10に溜まったオイルによって、オイルパン側からブローバイガスがギヤケース1のブローバイガス旋回室6側に逆流するのを防止できる。
かかる実施例において、ブローバイガス入口4からブローバイガス旋回室6の旋回通路6aに導入されたブローバイガスは、該旋回通路6aを図3の矢印のように旋回して流れ、
サイクロン作用によってオイルを分離するとともに、前記オイル切り突起11に衝突することによりオイルを分離し、ブローバイガス出口5を通って外装ブリーザ装置100に送り込まれる。
以上のようにしてブローバイガスから分離されたオイルは、オイル溜め6b、U字状オイル通路10及びオイル排出口9を通って図示しないオイルパンに排出される。
サイクロン作用によってオイルを分離するとともに、前記オイル切り突起11に衝突することによりオイルを分離し、ブローバイガス出口5を通って外装ブリーザ装置100に送り込まれる。
以上のようにしてブローバイガスから分離されたオイルは、オイル溜め6b、U字状オイル通路10及びオイル排出口9を通って図示しないオイルパンに排出される。
従って、かかる実施例によれば、前記仕切板3により、ギヤケース1の内部を歯車が収納されるギヤ収納室7とブローバイガスが旋回し流動するブローバイガス旋回室6とに区画し、該ブローバイガス旋回室6をアイドラギヤ2の側部に凹設されたギヤ肉抜き部8を利用した環状の旋回通路6aを形成し、前記旋回通路6aの上方のオイル分の少ない位置に設けたブローバイガス入口4からこの旋回通路6aに導入したブローバイガスを、該旋回通路6aを、該旋回通路6aの中心廻りに180°以上旋回させてから、旋回通路6aの上方に設けたブローバイガス出口5に導くので、かかるブローバイガスの旋回に伴うサイクロン作用及び前記オイル切り突起11への衝突により、ブローバイガス中からオイルを分離して分離オイルを重力によって下方に落下させるとともに、オイル分離後のブローバイガスを前記旋回通路6aの上方に設けたブローバイガス出口5に引き上げることによりさらに重力によるオイルの分離を促進してから、ギヤケース1の外部に設置された外装ブリーザ装置100に排出することができる。
これにより、アイドラギヤ2の側部に凹設されたギヤ肉抜き部8のスペースを有効利用して、ギヤケース1の内部に格別なスペースを設けることなく、ブローバイガスの第1段目のオイル分離処理を行なうことができる。
従って、かかる旋回通路6a内のサイクロン作用及びオイル切り突起11への衝突による第1段目のオイル分離処理を行なった後のブローバイガスを、ギヤケース1の外部に設置された外装ブリーザ装置100に送り込んで第2段目のオイル分離処理を行なうことにより、排気ターボ過給機付きの自動車用エンジンにおいて排気ブレーキの作動時に発生する多量のブローバイガスに対しても、ギヤケース1を大型化することなく且つブリーザ装置100を大型化することなく、小型コンパクトな装置で以って、該ブローバイガスからオイルを確実に分離してオイルを含まない空気のみを吸気系に送り込むことが可能となる。
従って、かかる旋回通路6a内のサイクロン作用及びオイル切り突起11への衝突による第1段目のオイル分離処理を行なった後のブローバイガスを、ギヤケース1の外部に設置された外装ブリーザ装置100に送り込んで第2段目のオイル分離処理を行なうことにより、排気ターボ過給機付きの自動車用エンジンにおいて排気ブレーキの作動時に発生する多量のブローバイガスに対しても、ギヤケース1を大型化することなく且つブリーザ装置100を大型化することなく、小型コンパクトな装置で以って、該ブローバイガスからオイルを確実に分離してオイルを含まない空気のみを吸気系に送り込むことが可能となる。
また、前記仕切板3を1枚の金属板あるいは樹脂板を前記アイドラギヤ2のギヤ肉抜き部8の形状に合わせてプレス等によって曲げ成形して形成し、該仕切板3を前記ギヤケース1内に形成された仕切板取付座12に設けられたかしめ部材13で予め取り付けてから、アイドラギヤ2の側部を覆うようにして仕切板3を取り付けたギヤケース1をクランクケースの端面に組付けることができるので、前記仕切板3の設置に伴うギヤケース1の組立工数の増加は軽微である。
また、かかる実施例によれば、前記旋回通路6a側から下方に延び最下部で湾曲して上方に反転するように形成されたU字状オイル通路(オイル溜め通路)10を設け、該U字状オイル通路10の上部にオイルパンに連通されるオイル排出口9を設けたので、エンジン内部で発生したブローバイガス発生量が多くなった場合でも、前記旋回通路6a側から下方に延び最下部で湾曲して上方に反転するように形成されたU字状オイル通路10に溜まったオイルによって、オイルパン側からブローバイガスがギヤケースのブローバイガス旋回室6側に逆流するのを防止できる。
尚、前記旋回通路6aは、この実施例のようにアイドラギヤ2に限らず、ギヤケースに収容される他のギヤに設けることができる。
尚、前記旋回通路6aは、この実施例のようにアイドラギヤ2に限らず、ギヤケースに収容される他のギヤに設けることができる。
本発明によれば、大きな設置スペースを必要としない小型コンパクトな装置で以って、多量のブローバイガスに対してもオイルの分離処理を確実に行ない得るエンジンのブリーザ装置を提供できる。
1 ギヤケース
2 アイドラギヤ
2a 回転中心
3 仕切板
3a 凹部
4 ブローバイガス入口
5 ブローバイガス出口
6 ブローバイガス旋回室
6a 旋回通路
6b オイル溜め
7 ギヤ収納室
8 ギヤ肉抜き部
9 オイル排出口
10 U字状オイル通路(オイル溜め通路)
11 オイル切り突起
12 仕切板取付座
100 外装ブリーザ装置
2 アイドラギヤ
2a 回転中心
3 仕切板
3a 凹部
4 ブローバイガス入口
5 ブローバイガス出口
6 ブローバイガス旋回室
6a 旋回通路
6b オイル溜め
7 ギヤ収納室
8 ギヤ肉抜き部
9 オイル排出口
10 U字状オイル通路(オイル溜め通路)
11 オイル切り突起
12 仕切板取付座
100 外装ブリーザ装置
Claims (4)
- エンジン回転をエンジン補機に伝達する歯車を収納したギヤケースの内部に仕切板を設置して、該仕切板により前記ギヤケースの内部をエンジン軸方向において、前記歯車が収納されるギヤ収納室と、エンジン内部で発生したブローバイガスが旋回し流動するブローバイガス旋回室とに区画するとともに、前記ブローバイガス旋回室を前記歯車の側部に凹設された肉抜き部に前記仕切板を陥没させてブローバイガスが流れる通路を設け、ブローバイガス入口から導入されたブローバイガスを旋回、流動せしめてブローバイガス出口に排出する環状の旋回通路を形成したことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。
- 前記ブローバイガス入口及びブローバイガス出口を前記歯車の回転中心の前記旋回通路
よりも上部に設置し、前記ブローバイガス入口から前記旋回通路に導入されたブローバイガスを該旋回通路の中心廻りに180°以上旋回させて前記ブローバイガス出口に排出するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のエンジンのブリーザ装置。 - 一端が前記旋回通路の下部に連通されるとともに、前記一端から下方に延び最下部で湾曲して上方に反転するように形成されたオイル溜め通路を設け、該オイル溜め通路の他端にオイルパンに連通されるオイル排出口を設けたことを特徴とする請求項1記載のエンジンのブリーザ装置。
- 前記旋回通路にオイル切り突起を突設したことを特徴とする請求項1記載のエンジンのブリーザ装置。
Priority Applications (1)
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| JP2005256208A JP2007071048A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | エンジンのブリーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2005256208A JP2007071048A (ja) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | エンジンのブリーザ装置 |
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