JP2007115773A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】動作上の信頼性を向上させること。
【解決手段】基板1上の第1の領域に配設されたセレクトゲート3aと、第1の領域に隣接する第2の領域に配設されたフローティングゲート6aと、第2の領域と隣接する第3の領域に設けられた第1および第2の拡散領域7a、7bと、フローティングゲート6aの上に配設されたコントロールゲート11と、を備え、フローティングゲート6aは、上端面が平坦である。
【選択図】図2
【解決手段】基板1上の第1の領域に配設されたセレクトゲート3aと、第1の領域に隣接する第2の領域に配設されたフローティングゲート6aと、第2の領域と隣接する第3の領域に設けられた第1および第2の拡散領域7a、7bと、フローティングゲート6aの上に配設されたコントロールゲート11と、を備え、フローティングゲート6aは、上端面が平坦である。
【選択図】図2
Description
本発明は、セルトランジスタを有する半導体記憶装置およびその製造方法に関し、特に、1セルあたり複数ビット情報を記憶する半導体記憶装置およびその製造方法に関する。
従来の半導体記憶装置においては、図8に示すようなセルトランジスタを有する不揮発性半導体記憶装置が知られている(従来例1)。従来例1に係る不揮発性半導体記憶装置では、複数の第1電極104Gと、これに交差する複数のワード線105と、複数の第1電極104Gの隣接間であって複数のワード線105が平面的に重なる部分に配置された複数の浮遊ゲート電極106Gとを有する複数の不揮発性メモリセルを持つAND型のフラッシュメモリにおいて、複数の浮遊ゲート電極106Gの各々の断面形状を第1電極104Gよりも高い凸状とされている(特許文献1参照)。
従来例1に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法では、以下の工程を含む。(a)半導体基板101S上に第1絶縁膜108を介して第1電極104G形成用の導体膜を堆積する工程、(b)第1電極104G形成用の導体膜上に第2絶縁膜110を堆積する工程、(c)第2絶縁膜110上に第3絶縁膜(図示せず)を堆積する工程、(d)第1電極104G形成用の導体膜、第2絶縁膜110および第3絶縁膜(図示せず)をパターニングすることにより、第1電極104G、第2絶縁膜110および第3絶縁膜(図示せず)の積層パターンを形成する工程、(e)第1電極104Gの側面に第4絶縁膜116を形成する工程、(f)第1電極104G、第2絶縁膜110および第3絶縁膜(図示せず)の積層パターンの隣接間の半導体基板101S上に第5絶縁膜115を形成する工程、(g)第1電極104G、第2絶縁膜110および第3絶縁膜(図示せず)の積層パターンの隣接間が埋め込まれるように半導体基板101S上に第3電極106G形成用の導体膜を堆積する工程、(h)第3電極106G形成用の導体膜が第1電極104G、第2絶縁膜110および第3絶縁膜(図示せず)の積層パターンの隣接間に残されるように、異方性ドライエッチング処理によるエッチバック処理または化学機械研磨処理を施すことにより第3電極106G形成用の導体膜を除去し、第1電極104G、第2絶縁膜110および第3絶縁膜(図示せず)の積層パターンの隣接間に第3電極106G形成用の導体膜のパターンを第1電極104Gに対して自己整合的に形成する工程、(i)第3絶縁膜(図示せず)を除去する工程、(j)半導体基板101S上に、第6絶縁膜118を堆積する工程、(k)第6絶縁膜118上に第2電極105形成用の導体膜を堆積する工程、(l)第2電極105形成用の導体膜をパターニングすることにより、複数の第2電極105を形成する工程、(m)複数の第2電極105をマスクとして第3電極106G形成用の導体膜のパターンをパターニングすることにより、第1電極104Gよりも高くなるような断面凸状の複数の第3電極106Gを、複数の第2電極105に対して自己整合的に形成する工程。
また、従来の半導体記憶装置において、図9及び図10に示すような不揮発性半導体記憶装置が知られている(従来例2)。従来例2に係る不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルにおいて、基板201表面に互いに離間して並設される第1の拡散領域207a及び第2の拡散領域207bと、第1の拡散領域207a及び第2の拡散領域207bの間の領域の基板201上に絶縁膜202を介して配設されるセレクトゲート203aと、セル領域外のセレクトゲート203a下の基板201表面に、セレクトゲート203aと交差する方向に延在して配設された第3の拡散領域(図9の221)と、を備え、第1の拡散領域207aとセレクトゲート203aとの間の第1の領域、及び、第2の拡散領域207bとセレクトゲート203aとの間の第2の領域に、絶縁膜205を介して配設されるフローティングゲート206aと、フローティングゲート206aの上に絶縁膜208を介して配設されるコントロールゲート211と、を有し、第1の拡散領域207aと、フローティングゲート206aと、コントロールゲート211と、セレクトゲート203aとで第1の単位セルを構成し、第2の拡散領域207bと、フローティングゲート206aと、コントロールゲート211と、セレクトゲート203aとで第2の単位セルを構成したものがある(特許文献2参照)。セレクトゲート203aに正電圧を印加することによって、セル領域内のセレクトゲート203a下の基板201表面に反転層220が形成される。
従来例2に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、従来例1に係る不揮発性半導体記憶装置と比べて、セレクトゲート203a下のチャネルをドレインにして読み出すことで、一方の単位セルの非対象記憶ノードを介することなく、セレクトゲート203aを挟んで非対象記憶ノードと対向して独立する他方の単位セルの対象記憶ノードの読み出しを行う構成とされており、メモリセルの高密度化、装置の小型化を図るのに有利である。
従来例2に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について図面を用いて説明する。図11〜14は、従来例2に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。
まず、基板201に素子分離領域(図示せず)を形成した後、基板201のセル領域にウェル(図示せず)を形成し、その後、第3の拡散領域(図9の221)を形成し、その後、基板201上に絶縁膜202(例えば、シリコン酸化膜)を形成し、絶縁膜202の上にセレクトゲート膜203(例えば、ポリシリコン膜)を形成し、セレクトゲート膜203上に絶縁膜204(例えば、シリコン窒化膜)を形成し、絶縁膜204上に絶縁膜212(例えば、シリコン酸化膜)を形成し、絶縁膜212上に絶縁膜213(例えば、シリコン窒化膜)を形成する(ステップA1;図11(A)参照)。次に、絶縁膜213上にセレクトゲート203aを形成するためのフォトレジスト(図示せず)を形成し、当該フォトレジストをマスクとして、絶縁膜213、絶縁膜212、絶縁膜204、セレクトゲート膜(図11(A)の203)、および絶縁膜202を選択的にエッチングすることでセレクトゲート203aを形成し、その後、当該フォトレジストを除去する(ステップA2;図11(B)参照)。次に、少なくとも基板201およびセレクトゲート203aの露出面に、絶縁膜205(例えば、シリコン酸化膜)を形成する(ステップA3;図11(C)参照)。
次に、フローティングゲート膜206(例えば、ポリシリコン膜)を基板全面に堆積する(ステップA4;図12(D)参照)。次に、フローティングゲート膜(図12(D)の206)をエッチバックすることにより、セレクトゲート203a、絶縁膜204、絶縁膜212、および絶縁膜213の側壁に、サイドウォール状のフローティングゲート206aを形成する(ステップA5;図12(E)参照)。次に、絶縁膜213とフローティングゲート206aをマスクとして、基板201にイオン注入を行うことで、セルフアラインで第1の拡散領域207a、第2の拡散領域207bを形成する(ステップA6;図12(F)参照)。
次に、基板全面に、絶縁膜209(例えば、CVDシリコン酸化膜)を堆積する(ステップA7;図13(G)参照)。次に、CMP法により絶縁膜213をストッパとして絶縁膜209を平坦化する(ステップA8;図13(H)参照)。次に、絶縁膜209を選択的に一部除去する(ステップA9;図13(I)参照)。
次に、絶縁膜(図13(I)の213)を選択的に除去する(ステップA10;図14(J)参照)。次に、絶縁膜212(絶縁膜209の一部も含む)を選択的に除去する(ステップA11;図14(K)参照)。なお、絶縁膜212を除去する際、絶縁膜209の一部も除去される。次に、基板全面に、絶縁膜208(例えば、ONO膜)を形成する(ステップA12;図14(L)参照)。
その後、基板全面に、コントロールゲート膜(例えば、ポリシリコン)を堆積し、ワード線を形成するためのフォトレジスト(図示せず)を形成し、当該フォトレジストをマスクとして、コントロールゲート膜、絶縁膜208、フローティングゲート206aを選択的に除去することで帯状のコントロールゲート211、及び、島状のフローティングゲート206aを形成し、その後、当該フォトレジストを除去する(ステップA13;図10参照)。これにより、メモリセルを有する半導体記憶装置ができる。
従来例2に係る不揮発性半導体記憶装置の読み出し動作について図面を用いて説明する。図15は、従来例2に係る半導体記憶装置の読み出し動作(フローティングゲートに電子が蓄積されていない状態のときの読み出し動作)を説明するための模式図である。
図15を参照すると、読み出し動作では、フローティングゲート206aに電子が蓄積されていない状態(消去状態;しきい値電圧低、ONセル)では、コントロールゲート211、セレクトゲート203a、第3の拡散領域(図9の221)に正電圧を印加することにより、電子eが第2の拡散領域207bからフローティングゲート206a直下のチャネルを走行し、かつ、セレクトゲート203a下に形成された反転層220を走行し、第3の拡散領域(図9の221)に移動する。一方、フローティングゲート206aに電子が蓄積された状態(書込状態;しきい値電圧高、OFFセル)では、コントロールゲート211、セレクトゲート203a、第3の拡散領域(図9の221)に正電圧を印加しても、フローティングゲート206a下にチャネルがないので電子eが流れない(図示せず)。電子eが流れるかどうかでデータ(0/1)を判断することで読み出しが行われる。
従来例2に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法では、エッチバックにてフローティングゲート206aを形成しているため(図12(E)参照)、サイドウォール状に形成されており、フローティングゲート206aは絶縁膜204の側壁面寄りの上端部に切り立った角部206bを有する(図10参照)。フローティングゲート206aにこのような角があると、読み出し動作時にコントロールゲート211にかける低い電圧がフローティングゲート206aの角に電界が集中してしまい(図16参照)、フローティングゲートからコントロールゲートに電子が引き抜かれてしまう(図17参照)。また、フローティングゲート206aは、エッチバック(図12(E)参照)のばらつきに左右されやすいので、フローティングゲート206aの形状および高さ(角部206bの位置)がばらつくおそれがある。特に、フローティングゲート206aのサードウォール状の曲面のうち上端近傍は、下端近傍よりも、エッチバックのばらつきに左右されやすく、エッチバックによるダメージを受けやすい。そのため、動作上の信頼性が低くなるおそれがある。
本発明の主な課題は、動作上の信頼性を向上させることである。
本発明の第1の視点においては、半導体記憶装置の製造方法において、基板上のセレクトゲートの側壁に絶縁膜を介してサイドウォール状のフローティングゲートを形成する工程と、前記セレクトゲートの上端部を平坦化する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の前記半導体記憶装置の製造方法において、前記フローティングゲートを形成する工程では、基板上に第1の絶縁膜を介してセレクトゲートが形成されるとともに、前記セレクトゲート上に下から順に第2の絶縁膜、第3の絶縁膜、第4の絶縁膜、第5の絶縁膜が形成され、かつ、少なくとも前記セレクトゲート間の領域の前記基板上、および前記セレクトゲートの側壁面に第6の絶縁膜が形成された基板の前記第6の絶縁膜上に、第2の半導体膜を堆積し、エッチバックにより、少なくとも前記第5の絶縁膜、前記第4の絶縁膜、前記第3の絶縁膜、前記第2の絶縁膜、及び前記セレクトゲートの両側に、サイドウォール状のフローティングゲートを形成し、前記セレクトゲートの上端部を平坦化する工程では、前記第5の絶縁膜を除去することが好ましい。
本発明の前記半導体記憶装置の製造方法において、前記フローティングゲートを形成する工程の前に、前記基板上に、下から順に第1の絶縁膜、第1の半導体膜、第2の絶縁膜、第3の絶縁膜、第4の絶縁膜、第5の絶縁膜を形成する工程と、所定の領域の、前記第5の絶縁膜、前記第4の絶縁膜、前記第3の絶縁膜、前記第2の絶縁膜、及び前記第1の半導体膜を選択的にエッチングすることでセレクトゲートを形成する工程と、少なくとも前記セレクトゲート間の領域の前記基板上、および前記セレクトゲートの側壁面に第6の絶縁膜を形成する工程と、を含み、前記フローティングゲートを形成する工程と前記セレクトゲートの上端部を平坦化する工程の間に、前記第5の絶縁膜と前記フローティングゲートをマスクとして、イオン注入により、セルフアラインで基板表面に第1および第2の拡散領域を形成する工程と、隣り合う前記フローティングゲート間であって前記第1および第2の拡散領域上に第7の絶縁膜を埋め込む工程と、を含み、前記セレクトゲートの上端部を平坦化する工程の後に、前記第4の絶縁膜および前記第3の絶縁膜を除去する工程と、基板全面に第8の絶縁膜を形成する工程と、前記第8の絶縁膜上にコントロールゲートを形成する工程と、を含むことが好ましい。
本発明の前記半導体記憶装置の製造方法において、前記セレクトゲートの上端部を平坦化する工程では、CMP法により、前記第4の絶縁膜をCMPストッパとして、前記7の絶縁膜および前記フローティングゲートの上端面を平坦化することが好ましい。
本発明の第2の視点においては、半導体記憶装置において、基板上の第1の領域に配設されたセレクトゲートと、前記第1の領域に隣接する第2の領域に配設された第1および第2のフローティングゲートと、前記第2の領域と隣接する第3の領域に設けられた第1および第2の拡散領域と、前記第1および第2のフローティングゲートの上に配設されたコントロールゲートと、を備え、前記第1および第2のフローティングゲートは、上端面が平坦であることを特徴とする。
本発明の前記半導体記憶装置において、前記第1および第2のフローティングゲートは、エッチバックにより形成された側壁面を有し、前記フローティングゲートの上端面は、CMPにより平坦化されていることが好ましい。
本発明(請求項1−8)によれば、フローティングゲートの上端面を平坦化することにより、第8の絶縁膜の信頼性が向上する。また、エッチバックによるフローティングゲートの断面形状および高さのバラツキが低減され、セル容量比の製造バラツキを大幅に低減できる。特に、フローティングゲートの上端部の尖った部分(エッチバックによるダメージをもっとも受けている部分)が除去されるので、セル容量比の製造バラツキを大幅に低減できる。さらに、フローティングゲートの上端面が平坦化されているため、コントロールゲートに読み出し時の電圧を与えても、フローティングゲートとコントロールゲートの間に電界が集中しなくなり、フローティングゲート6aから電子が引き抜かれなくなる。これにより、動作上の信頼性が向上する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る半導体記憶装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る半導体記憶装置の構成を模式的に示した部分平面図である。図2は、本発明の実施形態1に係る半導体記憶装置の構成を模式的に示した(図1の)X−X´間の部分断面図である。
本発明の実施形態1に係る半導体記憶装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る半導体記憶装置の構成を模式的に示した部分平面図である。図2は、本発明の実施形態1に係る半導体記憶装置の構成を模式的に示した(図1の)X−X´間の部分断面図である。
実施形態1に係る半導体記憶装置は、1セルあたり2ビット情報を記憶する不揮発性半導体記憶装置である。半導体記憶装置は、基板1と、絶縁膜2と、セレクトゲート3aと、絶縁膜4と、絶縁膜5と、フローティングゲート6aと、第1の拡散領域7aと、第2の拡散領域7bと、絶縁膜8と、絶縁膜9と、コントロールゲート11と、第3の拡散領域21を有する(図1、2参照)。半導体記憶装置における一つの単位セルは、図1において一点鎖線で示すように、1つの第2の拡散領域7b(又は第1の拡散領域7a)と、1つのフローティングゲート6aと、コントロールゲート11と、セレクトゲート3aと、からなる。半導体記憶装置における2ビットセルは、セレクトゲート3aを共通として2つの単位セルを線対称として配置することで構成される。
基板1は、P型シリコン基板である(図1、2参照)。絶縁膜2は、セレクトゲート3と基板1の間に設けられたセレクトゲート絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)である(図2参照)。
セレクトゲート3aは、絶縁膜2の上に設けられた導電膜(例えば、ポリシリコン)である(図1、2参照)。セレクトゲート3aは、平面に対する法線方向から見て、共通線(図1の横線部分)から複数の櫛歯部分が延在する。一方のセレクトゲート3bの櫛歯部分は、他方のセレクトゲート3aの櫛歯間隙に所定の間隔をおいて(交互にかみ合うように)配されている。
絶縁膜4は、セレクトゲート3a上に設けられた絶縁膜(例えば、シリコン窒化膜)である(図2参照)。絶縁膜5は、少なくとも、セレクトゲート3aの側壁および基板1上と、フローティングゲート6aと、の間に設けられたトンネル絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜)である。
フローティングゲート6aは、記憶ノードであり、セレクトゲート3aの両側に、絶縁膜5を介して設けられている(図1、2参照)。フローティングゲート6aには、例えば、ポリシリコンを用いることができる。フローティングゲート6aの側壁面は、エッチバックによりサイドウォール状に形成された面であり、基板1の上面(主面側の面)に対して略垂直である。フローティングゲート6aの上端面はCMPにより平坦化された面である(図2参照)。フローティングゲート6aの上端面は、基板1の上面(主面側の面)と略平行である。各フローティングゲート6aの上端面は、同じ高さで均一化されている。フローティングゲート6aは、平面方向から見ると島状に配設されている(図1参照)。
第1の拡散領域7aおよび第2の拡散領域7bは、基板1の所定領域(隣り合うフローティングゲート6aの間)に設けられたn+型拡散領域であり、セレクトゲート3a(の櫛歯部分)が延在する方向に沿って配設されている(図1、2参照)。第1の拡散領域7aおよび第2の拡散領域7bは、セレクトゲート3aとの関係で、書込み時にはセルトランジスタのドレイン領域となり、読み出し時はソース領域となる。第1の拡散領域7aおよび第2の拡散領域7bは、ローカルビット線ともいう。第1の拡散領域7aおよび第2の拡散領域7bの不純物濃度は、同一である。
絶縁膜8は、フローティングゲート6aとコントロールゲート11の間に配設される絶縁膜(例えば、高絶縁性を有し、比誘電率が高く、薄膜化に好適なシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜よりなるONO膜)である(図2参照)。絶縁膜9は、絶縁膜8と基板1(の第1の拡散領域7aおよび第2の拡散領域7b)に間に配設される絶縁膜(例えば、CVD法で成膜したシリコン酸化膜、あるいは熱酸化によるシリコン酸化膜(熱酸化膜))である(図2参照)。
コントロールゲート11は、セレクトゲート3aと第1の拡散領域7a(第2の拡散領域7b)の間の領域のチャネルを制御する。コントロールゲート11は、セレクトゲート3aの櫛歯部分と直交する方向に延在されており、セレクトゲート3aと立体交差する(図1、2参照)。コントロールゲート11は、セレクトゲート3aとの交差部において、セレクトゲート3aの上層に設けられた絶縁膜8の上面に当接している(図2参照)。コントロールゲート11は、セレクトゲート3aの両側に絶縁膜5、フローティングゲート6、及び絶縁膜8を介して設けられている(図2参照)。コントロールゲート11は、導電膜よりなり、例えば、ポリシリコンを用いることができる。コントロールゲート11の表面に、高融点金属シリサイド(図示せず)を設け、低抵抗化する構成としてもよい。
第3の拡散領域21は、n+型拡散領域であり、書込み時にはセルトランジスタのソース領域となり、読み出し時はドレイン領域となる(図1参照)。第3の拡散領域21は、セル領域外でセレクトゲート3aの櫛歯部分と直交する方向に延在されており、セレクトゲート3aと立体交差する。第3の拡散領域21は、セレクトゲート3aとの交差部において、セレクトゲート3aの下層に設けられた絶縁膜2直下の基板1表層に形成されている(図示せず)。
なお、実施形態1の半導体記憶装置の書込み動作、読み出し動作、消去動作は従来例2と同様である。
次に、本発明の実施形態1に係る半導体記憶装置の製造方法について図面を用いて説明する。図3〜6は、本発明の実施形態1に係る半導体記憶装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。
まず、基板1に素子分離領域(図示せず)を形成した後、基板1のセル領域にウェル(図示せず)を形成し、その後、第3の拡散領域(図1の21)を形成し、その後、基板1上に絶縁膜2(例えば、シリコン酸化膜)を形成し、絶縁膜2の上にセレクトゲート膜3(例えば、ポリシリコン膜)を形成し、セレクトゲート膜3上に絶縁膜4(例えば、シリコン窒化膜)を形成し、絶縁膜4上に絶縁膜12(例えば、シリコン酸化膜)を形成し、絶縁膜12上に絶縁膜13(例えば、シリコン窒化膜)を形成し、絶縁膜13上に絶縁膜14(例えば、シリコン酸化膜)を形成する(ステップB1;図3(A)参照)。ここで、絶縁膜4は、セレクトゲート(図2の3a)のキャップ膜となるものである。また、絶縁膜13は、CMPストッパとなる膜である。また、絶縁膜14は、フローティングゲート(図2の6a)の高さをかせぐための膜であり、従来例2(図11(A)参照)にはないものである。さらに、絶縁膜12は、絶縁膜4と絶縁膜13が同じ材質のときにエッチングストッパとなる膜である。
次に、絶縁膜14上にセレクトゲート3aを形成するためのフォトレジスト(図示せず)を形成し、当該フォトレジストをマスクとして、絶縁膜14、絶縁膜13、絶縁膜12、絶縁膜4、セレクトゲート膜(図3(A)の3)、および絶縁膜2を選択的にエッチングすることでセレクトゲート3aを形成し、その後、当該フォトレジストを除去する(ステップB2;図3(B)参照)。
次に、少なくとも基板1およびセレクトゲート3aの露出面に、絶縁膜5(例えば、シリコン酸化膜)を形成する(ステップB3;図3(C)参照)。
次に、フローティングゲート膜6(例えば、ポリシリコン膜)を基板全面に堆積する(ステップB4;図4(D)参照)。
次に、フローティングゲート膜(図4(D)の6)をエッチバックすることにより、セレクトゲート3a、絶縁膜4、絶縁膜12、絶縁膜13、および絶縁膜14の側壁に、サイドウォール状のフローティングゲート6aを形成する(ステップB5;図4(E)参照)。
次に、絶縁膜14とフローティングゲート6aをマスクとして、基板1にイオン注入を行うことで、セルフアラインで第1の拡散領域7a、第2の拡散領域7bを形成する(ステップB6;図4(F)参照)。
次に、基板全面に、絶縁膜9(例えば、CVDシリコン酸化膜)を堆積する(ステップB7;図5(G)参照)。
次に、CMP法により絶縁膜13をCMPストッパとして絶縁膜9およびフローティングゲート6aの上面を平坦化する(ステップB8;図5(H)参照)。この際、絶縁膜14全体が除去される。これにより、各フローティングゲート6aの上端面は、同じ高さで均一化され、基板1の上面(主面側の面)と略平行となる。
次に、絶縁膜9を選択的に一部除去する(ステップB9;図5(I)参照)。なお、絶縁膜9の一部除去は、フローティングゲート6aの上端面がダメージを受けないようにするために、ウェットエッチングによる除去であることが好ましい。
次に、絶縁膜(図5(I)の13)を選択的に除去する(ステップB10;図6(J)参照)。なお、絶縁膜13の除去は、フローティングゲート6aの上端面がダメージを受けないようにするために、ウェットエッチングによる除去であることが好ましい。
次に、絶縁膜12(絶縁膜9の一部も含む)を選択的に除去する(ステップB11;図6(K)参照)。なお、絶縁膜12を除去する際、絶縁膜9の一部も除去される。また、絶縁膜12の除去は、フローティングゲート6aの上端面がダメージを受けないようにするために、ウェットエッチングによる除去であることが好ましい。
次に、基板全面に、絶縁膜8(例えば、ONO膜)を形成する(ステップB12;図6(L)参照)。
その後、基板全面に、コントロールゲート膜(例えば、ポリシリコン)を堆積し、ワード線を形成するためのフォトレジスト(図示せず)を形成し、当該フォトレジストをマスクとして、コントロールゲート膜、絶縁膜8、フローティングゲート6aを選択的に除去することで帯状のコントロールゲート11、及び、島状のフローティングゲート6aを形成し、その後、当該フォトレジストを除去する(ステップB13;図2参照)。これにより、フローティングゲート6aの上端面が平坦化された半導体記憶装置ができる。
実施形態1によれば、フローティングゲート6aの上端面を平坦化することにより、絶縁膜8の信頼性が向上する。また、エッチバックによるフローティングゲート6aの断面形状および高さのバラツキが低減され、セル容量比の製造バラツキを大幅に低減できる。特に、フローティングゲート6aの上端部の尖った部分(エッチバックによるダメージをもっとも受けている部分)が除去されるので、セル容量比の製造バラツキを大幅に低減できる。さらに、フローティングゲート6aの上端面が平坦化されているため、コントロールゲート11に読み出し時の電圧を与えても、フローティングゲート6aとコントロールゲート11の間に電界が集中しなくなり、フローティングゲート6aから電子が引き抜かれなくなる(図7参照)。これにより、動作上の信頼性が向上する。
1、201 基板
2、202 絶縁膜(シリコン酸化膜、第1の絶縁膜)
3、203 セレクトゲート膜(ポリシリコン、第1の半導体膜)
3a、203a セレクトゲート
4、204 絶縁膜(シリコン窒化膜、第2の絶縁膜)
5、205 絶縁膜(シリコン酸化膜、第6の絶縁膜)
6、206 フローティングゲート膜(ポリシリコン、第2の半導体膜)
6a、206a フローティングゲート
7a、207a 第1の拡散領域(ローカルビット線、N+拡散層)
7b、207b 第2の拡散領域(ローカルビット線、N+拡散層)
8、208 絶縁膜(ONO膜、第8の絶縁膜)
9、209 絶縁膜(シリコン酸化膜、第7の絶縁膜)
11、211 コントロールゲート(ワード線、ポリシリコン)
12、212 絶縁膜(シリコン酸化膜、第3の絶縁膜)
13、213 絶縁膜(シリコン窒化膜、第4の絶縁膜)
14 絶縁膜(シリコン酸化膜、第5の絶縁膜)
21 第3の拡散領域
101S 半導体基板
104G 第1電極
105 第2電極(ワード線)
105a 導体膜
105b 高融点金属シリサイド膜
106G 浮遊ゲート電極(第3電極)
108 絶縁膜(第1絶縁膜)
109 絶縁膜(第4絶縁膜)
110 キャップ膜(第2絶縁膜)
113 絶縁膜
115 絶縁膜(第5絶縁膜)
116 絶縁膜(第4絶縁膜)
118 絶縁膜(第6絶縁膜)
NIS0 n型埋込領域
PW1 p型のウエル
206b 角部
2、202 絶縁膜(シリコン酸化膜、第1の絶縁膜)
3、203 セレクトゲート膜(ポリシリコン、第1の半導体膜)
3a、203a セレクトゲート
4、204 絶縁膜(シリコン窒化膜、第2の絶縁膜)
5、205 絶縁膜(シリコン酸化膜、第6の絶縁膜)
6、206 フローティングゲート膜(ポリシリコン、第2の半導体膜)
6a、206a フローティングゲート
7a、207a 第1の拡散領域(ローカルビット線、N+拡散層)
7b、207b 第2の拡散領域(ローカルビット線、N+拡散層)
8、208 絶縁膜(ONO膜、第8の絶縁膜)
9、209 絶縁膜(シリコン酸化膜、第7の絶縁膜)
11、211 コントロールゲート(ワード線、ポリシリコン)
12、212 絶縁膜(シリコン酸化膜、第3の絶縁膜)
13、213 絶縁膜(シリコン窒化膜、第4の絶縁膜)
14 絶縁膜(シリコン酸化膜、第5の絶縁膜)
21 第3の拡散領域
101S 半導体基板
104G 第1電極
105 第2電極(ワード線)
105a 導体膜
105b 高融点金属シリサイド膜
106G 浮遊ゲート電極(第3電極)
108 絶縁膜(第1絶縁膜)
109 絶縁膜(第4絶縁膜)
110 キャップ膜(第2絶縁膜)
113 絶縁膜
115 絶縁膜(第5絶縁膜)
116 絶縁膜(第4絶縁膜)
118 絶縁膜(第6絶縁膜)
NIS0 n型埋込領域
PW1 p型のウエル
206b 角部
Claims (8)
- 基板上のセレクトゲートの側壁に絶縁膜を介してサイドウォール状のフローティングゲートを形成する工程と、
前記セレクトゲートの上端部を平坦化する工程と、
を含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。 - 前記フローティングゲートを形成する工程では、基板上に第1の絶縁膜を介してセレクトゲートが形成されるとともに、前記セレクトゲート上に下から順に第2の絶縁膜、第3の絶縁膜、第4の絶縁膜、第5の絶縁膜が形成され、かつ、少なくとも前記セレクトゲート間の領域の前記基板上、および前記セレクトゲートの側壁面に第6の絶縁膜が形成された基板の前記第6の絶縁膜上に、第2の半導体膜を堆積し、エッチバックにより、少なくとも前記第5の絶縁膜、前記第4の絶縁膜、前記第3の絶縁膜、前記第2の絶縁膜、及び前記セレクトゲートの両側に、サイドウォール状のフローティングゲートを形成し、
前記セレクトゲートの上端部を平坦化する工程では、前記第5の絶縁膜を除去することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置の製造方法。 - 前記フローティングゲートを形成する工程の前に、
前記基板上に、下から順に第1の絶縁膜、第1の半導体膜、第2の絶縁膜、第3の絶縁膜、第4の絶縁膜、第5の絶縁膜を形成する工程と、
所定の領域の、前記第5の絶縁膜、前記第4の絶縁膜、前記第3の絶縁膜、前記第2の絶縁膜、及び前記第1の半導体膜を選択的にエッチングすることでセレクトゲートを形成する工程と、
少なくとも前記セレクトゲート間の領域の前記基板上、および前記セレクトゲートの側壁面に第6の絶縁膜を形成する工程と、
を含み、
前記フローティングゲートを形成する工程と前記セレクトゲートの上端部を平坦化する工程の間に、
前記第5の絶縁膜と前記フローティングゲートをマスクとして、イオン注入により、セルフアラインで基板表面に第1および第2の拡散領域を形成する工程と、
隣り合う前記フローティングゲート間であって前記第1および第2の拡散領域上に第7の絶縁膜を埋め込む工程と、
を含み、
前記セレクトゲートの上端部を平坦化する工程の後に、
前記第4の絶縁膜および前記第3の絶縁膜を除去する工程と、
基板全面に第8の絶縁膜を形成する工程と、
前記第8の絶縁膜上にコントロールゲートを形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置の製造方法。 - 前記セレクトゲートの上端部を平坦化する工程では、CMP法により、前記第4の絶縁膜をCMPストッパとして、前記第7の絶縁膜および前記フローティングゲートの上端面を平坦化することを特徴とする請求項2又は3記載の半導体記憶装置の製造方法。
- 基板上の第1の領域に配設されたセレクトゲートと、
前記第1の領域に隣接する第2の領域に配設された第1および第2のフローティングゲートと、
前記第2の領域と隣接する第3の領域に設けられた第1および第2の拡散領域と、
前記第1および第2のフローティングゲートの上に配設されたコントロールゲートと、
を備え、
前記第1および第2のフローティングゲートは、上端面が平坦であることを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記第1および第2のフローティングゲートは、エッチバックにより形成された側壁面を有し、
前記第1および第2のフローティングゲートの上端面は、CMPにより平坦化されていることを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。 - 前記第1および第2のフローティングゲートの上端面は、同じ高さで均一化され、かつ、前記基板の主面側の面と略平行となるように構成されることを特徴とする請求項5又は6記載の半導体記憶装置。
- 前記フローティングゲートの側壁面のうちエッチバックにより形成された側壁面は、前記基板の主面側の面に対して略垂直となるように構成されることを特徴とする請求項6又は7記載の半導体記憶装置。
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