JP2007127777A - 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸芯体の外周面に少なくとも二つの層が形成されてなり、最も外側の表層である導電性樹脂層には少なくとも導電性を有し、微小圧縮試験機により測定される10%圧縮時の弾性率が0.5kPa〜100kPaの範囲にある弾性粒子が配されていることを特徴とする弾性ローラ。
【選択図】図1
Description
株式会社 島津製作所製の微小圧縮試験機(MCT−W型)を使用し、弾性粒子1個の10%変形荷重P(単位:N)及び該試験機に付属の光学顕微鏡により測定した弾性粒子の粒子径d(単位:mm、長径及び短径の平均値)を測定し、下記計算式(1)にて測定弾性粒子の10%圧縮強度X(単位:kPa)を求める。この測定を、無作為に選択した10個について行い、得られたXの平均値を測定試料の10%圧縮強度とした。
X=28P/πd2 計算式(1)
試料粒子0.01g〜0.1gを測定に影響しない有機溶剤(エチルアルコール、MEKなど)5〜10mLに加えて作成した試料を、株式会社 島津製作所製のレーザー回折式粒度分布測定装置(SALD7000型)にて測定した。
試料粒子を40mmφのアルミリングに入れ、2500Nで加圧成形した試料を用い、株式会社ダイアインスツルメンツ製の抵抗率計ロレスタGP(商品名、MCP−T610型、4端子プローブ使用)又は同ハイレスタUP(商品名、MCP−HT450型、リングプローブ使用)にて測定した。なお、測定環境は、25±2℃、50±5RHとした。
窒素ガスで充分に置換し、乾燥させた内容積2Lのオートクレーブに、ポリオール「アデカポリエーテルG−700」(商品名、旭電化工業社製、水酸基価225mg/KOHg)748gとヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)1008gを仕込み、さらに窒素ガスにて充分に上方置換した後密閉し、120℃で20時間撹拌・混合して反応した。その後、減圧下で未反応のHDIを除去した後トルエンを加えて不揮発分90質量%の合成物を得た。このものはイソシアネート含有量8.73%で粘度1500cps(25℃)であった。
ポリイソシアネートプレポリマー組成、カーボンブラック使用量、顕濁安定剤濃度及び撹拌回転数などを調節し、参考例1と同様にして、表1に示す性質を有する弾性粒子を得た。
ポリε−カプロラクタムアミドのペレット「ナイロン6 A1025」(商品名、ユニチカ社製)89.3質量部にカーボンブラック「#3350」(商品名、三菱化学社製)10.7質量部を配合し、混錬した後、アトマイザーで粉砕し、篩にて分級して、それぞれ75%体積粒子径が4.3μm、6.1μm、14.6μmおよび22.8μmの弾性粒子G〜Jを得た。得られた弾性粒子の10%圧縮強度、75%体積粒子径および体積抵抗率を表1に示した。
ニッケルが溶解し、ニッケル酸化物が分散している無電解メッキ浴に、ウレタン粒子「アートパールC400透明」(商品名、根上工業社製)を投入し、該粒子表面にニッケル、ニッケル酸化物の複合被膜を形成し、弾性粒子Rを得た。該弾性粒子Rの10%圧縮強度、75%体積粒子径及び体積抵抗率は表1に示したとおりであった。
メチルメタクリレート80質量部、ブチルアクリレート6質量部及びジビニルベンゼン2.4質量部からなるモノマー混合物にカーボンブラック「#3350」(商品名)11.6質量部を加えたものを、イオン交換水300質量部に燐酸カルシウム2質量部とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5質量部を氷冷下に分散し、強撹拌している中に、クメンパーオキサイド2質量部と共に分散させ、懸濁液を得た。次いで、80℃まで昇温して、重合反応を開始し、2時間後にさらにクメンパーオキサイド1質量部を加え、さらに反応を6時間行なった。その後、得られた懸濁液をろ過し、イオン交換水で十分洗浄して、さらに乾燥後篩にて分級して、弾性粒子Sを得た。該弾性粒子Sの10%圧縮強度、75%体積粒子径及び体積抵抗率は表1に示したとおりであった。
ニッケル鍍金を施したSUS製の丸棒(φ6mm)の外周面に、さらに接着剤を塗布し、焼き付けした軸芯体を金型に配置し、液状ゴムコンパウンド(液状のシリコーンゴム(末端ビニル基封鎖の直鎖状ポリジメチルシロキサンと、1つのビニル基を有する分岐ポリシロキサンセグメントと二官能性のジメチルシロキサンを有する直鎖状オイルセグメントとからなるブロックポリマーとからなるポリシロキサン混合物に、架橋剤として1分子中にケイ素結合水素原子を2個以上有したオルガノシロキサンと白金系触媒を加え、混合した付加型シリコーンゴム組成物。東レ・ダウコーニング社製)100質量部に、無機微粉体である耐熱性付与剤としてシリカ粉体「AEROSIL130」(商品名、日本アエロジル社製)12質量部、石英粉末「Min−U−Sil 15」(商品名、U.S.Silica Company社製)45質量部及び導電性付与剤としてカーボンブラック「デンカブラックFX−35」(商品名、電気化学工業社製)20質量部を添加し、混合したもの)を金型内に形成されたキャビティに注入した。続いて、金型を120℃で10分間加熱し、その後室温に冷却した後に脱型し、再び200℃で30分間加熱してシリコーンゴムを加硫硬化して、厚み3mmの弾性体層を軸芯体の外周に設けた弾性層を有するローラを作製した。
この弾性ローラ1を、レーザービームプリンターLBP5500(商品名、キヤノン社製)の現像ローラとして組み込み、ベタ黒画像、ハーフトーン画像を出力し、特に微小領域での画像のムラを確認した。その評価方法は下記の通りであり、その評価結果を表2に示す。
連続1000枚の画出しした後、ベタ黒画像と、ハーフトーン画像という色合いの異なる2種類の画像を画出しし、その画像の品質、特に1〜2mm程度の細かい部分での濃度均一性(弾性ローラ表面の粗さ形成に用いた粒子部分、特に凸となる部分付近での濃度ムラに相当)に着目して、下記基準で評価した。
A:非常に良好。
B:良好。
C:問題がない。
D:やや濃淡が確認される。
E:明らかにムラが確認される。
ベタ黒画像、ハーフトーン画像の評価を合せ、下記基準で総合評価した。
S:いずれもA。
A:一方がA、他方がB。
B:いずれもB。
C:一方がCで、他方がA〜C。
D:一方がDで、他方がA〜D。
E:いずれかがE。
弾性粒子の種類及び配合量を表2に表す量にする外は実施例1と同様にして弾性ローラ2〜24を作製し、実施例1と同様に現像ローラとしての評価を行った。結果を表2にまとめた。なお、弾性粒子配合は、実施例2(弾性ローラ2)は表面粗さRaを1.0μm、実施例4(弾性ローラ4)は表面粗さRaを2.0μmとし、他は表面粗さRaが1.4〜1.6となるように調整した。
エピクロルヒドリンゴム三元共重合体(エピクロルヒドリン:エチレンオキサイド:アリルグリシジルエーテル=40mol%:56mol%:4mol%)100質量部、軽質炭酸カルシウム30質量部、脂肪族ポリエステル系可塑剤5質量部、ステアリン酸亜鉛1質量部、2−メルカプトベンズイミダゾール(MB)(老化防止剤)0.5質量部、酸化亜鉛5質量部、下記式(1)で示される四級アンモニウム塩2質量部及びカーボンブラック(表面未処理品、平均粒径:0.2μm、体積抵抗率:0.1Ω・cm)5質量部を、50℃に調節した密閉型ミキサーにて10分間混練して、原料コンパウンドを調製した。
粒子Mに代えて粒子V(表1参照)50質量部を使用した以外は、実施例21と同様にして、弾性ローラ26を得た。
上記で作製した弾性ローラ25、26をレーザービームプリンターLBP5500(商品名)の帯電ローラとして組み込んで、感光ドラムへの帯電ムラが発生しないかどうかを、ベタ黒画像を出力し、その画像ムラを見ることにより調べたところ、弾性ローラ25を組込んだ画像にはまったく問題なかったが、弾性ローラ26を組込んだ画像には濃度ムラが確認された。
ヒドリンゴム「エピクロマーH」(商品名、ダイソー(株)製。エピクロルヒドリン100%)40質量部、NBR「N240S」(商品名、日本合成ゴム(株)製。ニトリル分26%)40質量部、EPDM「EPT4070」(商品名、三井石油化学(株)製。ヨウ素価22)20質量部、ハイドロタルサイト(Mg4.3Al2(OH)12.6CO3・mH2O)3質量部、酸化亜鉛3質量部、ステアリン酸2質量部、炭酸カルシウム40質量部、液状NBR20質量部、粒子B(表1参照)20質量部、硫黄0.5質量部、6−メチルキノキサリン−2,3−ジチオカーボネート1.2質量部及び加硫促進剤DM2質量部とジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド(TRA)1.5質量部を添加混練した後、押出し成形によってチューブ状に成形し、蒸気加硫によって一次加硫を160℃で30分間行い、さらに電気炉によって二次加硫を150℃で30分間行ない、ゴム製チューブを得た。このチューブを切断した後、φ6mmの表面をニッケル鍍金した鉄製丸棒(軸芯体)を圧入し、表面を研磨してφ16mmの弾性ローラ27を得た。
粒子Bに代えて粒子U(表1参照)16質量部を使用した以外は、実施例21と同様にして、弾性ローラ28を得た。
上記で作製した弾性ローラ27、28をレーザービームプリンターLBP5500(商品名)の転写ローラとして組み込んで、トナー像の転写部材への移行ムラが発生しないかどうかを、ベタ黒画像を出力し、その画像ムラを見ることにより調べたところ、弾性ローラ27を組込んだ画像は良好であったが、弾性ローラ28を組込んだ画像には一部濃度の薄い部分が確認された。
2 弾性体層(基層)
3 樹脂層(表層)
21 感光ドラム
22 帯電装置(帯電ローラ)
23 レーザー光
25 現像ローラ
26 補助ローラ(現像剤供給ローラ)
27 弾性ブレード
28 非磁性トナー
29 転写ローラ
30 クリーニングブレード
31 廃トナー容器
32 定着装置
33 転写部材(紙)
34 現像容器
Claims (11)
- 軸芯体の外周面に少なくとも二つの層が形成されてなり、最も外側の表層が導電性樹脂層であり、該導電性樹脂層には少なくとも導電性を有し、微小圧縮試験機により測定される10%圧縮時の弾性率(以下、「10%圧縮時弾性率」という)が0.5kPa〜100kPaの範囲にある弾性粒子が配されていることを特徴とする弾性ローラ。
- 弾性粒子の10%圧縮時弾性率が、0.5kPa〜10kPaの範囲にある請求項1に記載の弾性ローラ。
- 弾性粒子の75%体積粒子径が、4μm〜60μmの範囲にある請求項1又は2に記載の弾性ローラ。
- 弾性粒子の75%体積粒子径が、6μm〜24μmの範囲にある請求項3に記載の弾性ローラ。
- 弾性粒子の体積抵抗率が、1×103Ω・cm〜1×109Ω・cmの範囲にある請求項1〜4のいずれかに記載の弾性ローラ。
- 弾性粒子が、カーボンブラック2質量%〜20質量%を含有している請求項1〜5に記載の弾性ローラ。
- 感光ドラム表面に形成された静電潜像に対して現像剤を付着させて、顕像化させる現像工程において、該感光ドラム表面に当接もしくは圧接する形態で現像ローラとして使用される請求項1〜6のいずれか1項に記載の弾性ローラ。
- 感光ドラムに当接もしくは圧接している現像ローラを備え、該現像ローラがその表面に担持する現像剤を感光ドラムに形成された静電潜像に付与し、該静電潜像を現像剤像として可視化する現像装置であって、該現像ローラが請求項7に記載された弾性ローラであることを特徴とする現像装置。
- 電子写真方式により静電潜像が形成される感光ドラム、静電潜像形成に必要な帯電量を感光ドラムに帯電するための帯電装置、感光ドラムの帯電領域に静電潜像を形成するための静電潜像形成装置、静電潜像に現像剤を付着させて可視化するための現像装置及び現像剤からなる画像を転写紙に転写するための転写装置を有する画像形成装置であって、
現像装置が、静電潜像が形成された感光ドラムの表面に現像剤を薄膜状に担持しつつ対向して当接もしくは圧接した状態で担持した現像剤を感光ドラム上の静電潜像に供給して静電潜像を顕像化するための現像ローラを有するものであり、
該現像ローラが請求項1〜6のいずれかに記載の弾性ローラであることを特徴とする画像形成装置。 - 電子写真方式により静電潜像が形成される感光ドラム、静電潜像形成に必要な帯電量を感光ドラムに帯電するための帯電装置、感光ドラムの帯電領域に静電潜像を形成するための静電潜像形成装置、静電潜像に現像剤を付着させて可視化するための現像装置及び現像剤からなる画像を転写紙に転写するための転写装置を有する画像形成装置であって、
帯電装置が、感光ドラムの表面に当接もしくは圧接した状態で担持した現像剤を感光ドラムに静電潜像形成に必要な帯電量を与えるための帯電ローラを有するものであり、
該帯電ローラが請求項1〜6のいずれかに記載の弾性ローラであることを特徴とする画像形成装置。 - 電子写真方式により静電潜像が形成される感光ドラム、静電潜像形成に必要な帯電量を感光ドラムに帯電するための帯電装置、感光ドラムの帯電領域に静電潜像を形成するための静電潜像形成装置、静電潜像に現像剤を付着させて可視化するための現像装置及び現像剤からなる画像を転写紙に転写するための転写装置を有する画像形成装置であって、
転写装置が、現像剤からなる画像を転写するために転写紙に帯電するための転写ローラを有するものであり、
該転写ローラが請求項1〜6のいずれかに記載の弾性ローラであることを特徴とする画像形成装置。
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