JP2007140925A - 部門管理機能を有する画像形成装置及びその部門管理方法 - Google Patents

部門管理機能を有する画像形成装置及びその部門管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像データを画像形成装置から外部へ送信することによる機密情報漏洩を防止し、画像形成装置のファイリング機能に用いるHDD資源の有効利用を図り、さらに画像形成装置で用いる記録用紙の種別の細かな管理を可能とする部門管理を実現する。
【解決手段】画像形成装置を利用する部門の識別情報とその部門についての利用制限情報とからなる部門管理情報を予め登録し、部門管理情報記憶部240に保存する。ユーザにより部門識別情報が入力されると、部門管理情報記憶部240に保存されている部門管理情報を参照することにより、認証を行い、入力された部門識別情報に対応する利用制限情報を部門管理制御部280に伝達する。部門管理制御部280は伝達された利用制限情報にしたがって外部送信機能、HDDへの保存機能、記録用紙の種別を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に係わり、特に高度な部門管理機能を有する画像形成装置と、その部門管理方法に関するものである。
複写機あるいは、複写機能に加えプリンタ機能等を併せ持つ、いわゆるディジタル複合機等の複写機能を有する画像形成装置は、原稿の画像を読み取るスキャナ等の画像読み取り部と、読み取られた画像データを記録用紙上に画像形成するプリンタ等の画像形成部とを備え、画像読み取り部によって読み取られた画像データを画像形成部に出力することによってコピー動作を可能としている。
このような複写機能を有する画像形成装置を1つの会社等に設置し、その画像形成装置を複数の異なる使用部門構成員が共同して使用する場合、各画像形成装置の使用料金を各使用部門が分担する必要がある。このためには、各画像形成装置の使用情報を使用部門別に管理し、所定の時期にこれらを集計する必要がある。
そこで、かかる画像形成装置については、いわゆる部門管理がなされる。従来の部門管理においては、例えばキーカード装置を画像形成装置に設け、画像形成装置の使用者は所属する使用部門に対応するキー情報(部門コード)が磁気記録されているキーカードを前記キーカード装置の挿入口に挿入し、キーカード装置は挿入されたキーカードに記録されているキー情報を読み取り、画像形成装置の使用を許可するか否かを判断する。画像形成装置が使用されたときには、記録用紙使用枚数の使用情報をメモリに記憶し、必要に応じて各画像形成装置の記録用紙使用枚数の使用情報を集計管理装置に伝達する。
このように従来の部門管理は、画像形成装置の使用に関して部門毎に使用した記録用紙の使用枚数を把握する管理に留まっていた。換言すると、従来の部門管理は、主として部門ごとの経費管理を主たる目的としていた。
しかし最近のディジタル技術の進展に伴い、複写機はコピーだけの単機能のものから、原稿を読み取った画像のデータについて、ファクシミリや電子メール(E-mail)等の手段によって複写機の装置の外部へ送信する機能あるいは装置内部に設けられたハードディスクドライブ(HDD)に長期的に保存することによるファイリング機能などを併せ持つ、いわゆる多機能周辺装置(MFP:Multi-Function Peripherals)あるいはディジタル複合機と通称される画像形成装置に進化している。このようなMFPのように機能が拡充した画像形成装置においては、機能が拡充したことに伴って新たな問題が生じている。
すなわち、MFPがファクシミリやE-mail等の多様な手段によってMFP外部へ送信する機能を有することは、MFPに入力された機密情報が外部に漏洩する可能性が増加することを意味する。したがって、セキュリティの観点から何らかの対策を、繁雑な操作なしにとることが必要である。
また、MFPがファイリング機能を有するときに、読み取った原稿画像データをHDDに長期的に保存することを無制限に許容すれば、MFPが備える有限な容量のHDDの空き容量が少なくなり、最終的には空き容量は無くなり、新たにファイリングすることができなくなる問題点がある。
さらに、前述したように、従来の部門管理では、部門ごとのコピー使用の記録用紙枚数を把握するのみであり、A4あるいはA3など用いる記録用紙の種別についての管理はなされていなかった。画像形成装置で用いる記録用紙の種別は多くの場合、特定種別の記録用紙の使用量は多く、その他の記録用紙の使用量は少ないという事実がある。このような事情を考慮するならば、従来行われてきた記録用紙の種別を問わずに部門ごとの記録用紙使用量を管理するだけの部門管理方法では十分ではないという問題点があった。
特開2002−77480
本発明は上記のような従来の問題点に鑑みてなされたもので、解決しようとする課題は、画像形成装置内にある画像データを画像形成装置から外部へ送信することによる機密情報漏洩を防止し、画像形成装置のファイリング機能に用いられるHDDへの画像データの保存動作を管理することによりHDD資源の有効利用を図り、また画像形成装置で用いる記録用紙のより細かな部門管理を可能とする点である。さらに、画像形成装置内にある画像データを画像形成装置から外部へ送信する機能は多様な手段によって可能であるため、画像形成装置内の画像データを外部に送信する機能を、繁雑な操作を行うことなく制限することを可能とする点である。
本発明による部門管理機能を有する画像形成装置は、この画像形成装置に入力された画像データを前記装置の外部に送信する外部送信手段と、この外部送信手段による前記画像データを前記装置から外部への送信の可否を制御する外部送信機能制御部と、前記画像形成装置のユーザが属する部門に固有な部門識別情報と、この部門識別情報が入力されたときに前記外部送信手段による前記画像データを前記装置から外部への送信を制限するか否かの利用制限情報とを登録する処理を行う部門管理登録処理部と、この部門管理登録処理部で登録された前記部門識別情報と前記利用制限情報とを関連づけて記憶する部門管理情報記憶部と、この部門管理情報記憶部に記憶されている部門識別情報と一致する部門識別情報が入力されたときに、この入力された部門識別情報と関連づけられた前記利用制限情報を前記部門管理情報記憶部から読み出し、読み出された前記利用制限情報を前記外部送信機能制御部に伝達する部門管理情報処理部とを有する。なお、前記画像データはイメージスキャナユニットあるいはクライアントPC等から取得される。
ここで、本発明による部門管理機能を有する画像形成装置における前記外部送信手段は、前記画像データを添付ファイルとしてE-mail 送信するためのE-mail 処理部、または前記画像データをファイルとして転送するためのリモート保存処理部、またはインターネットFAXもしくはFAX送信処理部を有し、それぞれ対応する送信機能制御部を有することができる。
また、本発明による部門管理機能を有する画像形成装置の前記外部送信手段に異なる複数の送信方式に基づく手段が含まれる場合には、前記部門管理登録処理部は、前記外部送信手段に含まれる一の送信方式による外部への送信を制限する旨の入力があったときには、すべての送信方式による外部への送信を制限する旨の利用制限情報を登録する処理を行うことも可能である。
本発明によれば、画像形成装置内にある画像データが画像形成装置から外部へ送信されることによる機密情報漏洩のリスクが、繁雑な操作を行うことなく、低減される。また、画像形成装置のファイリング機能に用いられるHDDへの画像データの保存動作を適切に管理することによるHDD資源の有効利用が行われる。さらに、画像形成装置で用いる記録用紙のより細かな部門管理が実現される。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明による画像形成装置の一実施形態の機能ブロックを示す図である。図中の各構成要素はバスによって相互に電気的に接続されている。図1において、CPU110は画像形成装置における情報処理や制御の中核を担う。ROM115は、CPU110が情報処理や制御を行うためのプログラム等を格納する。RAM120はROM115等に格納されたプログラムを展開するとともにデータを一時的に記憶する。NVRAM(non-volatile RAM)125は画像形成装置の設定情報等を記憶する不揮発性記憶手段である。
ハードディスクドライブ(HDD)130は画像データ等、大容量のデータを記憶することができる大容量記憶手段である。HDD130に記憶される画像ファイルのHDD130における記憶形態は一時記憶と長期記憶との2種類に大別される。一時記憶の形態は、後に述べるスキャナユニット140によって読み取られた原稿の画像データを、後に述べる画像形成処理部170によって記録用紙上に画像形成する際に一時的にHDDに記憶し、印刷出力が終わった段階でデータが消去されるか、後から行われるスキャナユニット140による走査によって読み取られた原稿の画像データによってデータの上書きが許容される形態である。長期記憶の形態は、スキャナユニット140による走査によって読み取られた原稿の画像データを、再利用等の目的でファイリングし、保存する形態である。すなわち、保存を目的として画像データを記憶させる形態である。長期記憶の画像データは、その画像データをHDD130に記憶させたユーザまたは画像形成装置の管理者以外の者は消去できない。本発明では、長期記憶の形態で画像形成装置に備えられたHDD130に画像データを保存することを、ローカル保存という。ローカル保存の動作を管理することによりHDD資源の有効利用を図ることは、本発明の解決課題の一つである。
ユーザインタフェース135は、画像形成装置の操作者による操作情報を画像形成装置に入力する手段と、画像形成装置の状態等を操作者に認識させるための表示手段を併せ持ち、例えばタッチパネルによって構成される。スキャナユニット140は原稿を走査することによって読み取り、読み取った原稿の画像データを生成する。
145はFAXインタフェース(I/F)である。FAX I/F145は、FAX送受信で必要となる画像データの符号化および復号化を行う符号化/復号化部、この符号化/復号化部に接続され符号化データと伝送路に適した信号との相互変換である変復調を行うモデム、および電話回線を制御し相手側FAXに信号の送信を行い相手側FAXからの信号を受信する回線制御部とを有する。FAX送信する際は、スキャナユニット140によって読み取られた原稿の画像データがRAM120に一時的に記憶され、この画像データがFAX I/F145に送られ、FAX I/F145は画像データの帯域圧縮を含む符号化を行い、伝送路に適した変調を行ってから、画像形成装置から伝送路に送出する。
なお、回線交換網を前提とした古典的なFAXとは別に、インターネットプロトコルを用いたインターネットFAXがITU−TとIETFで標準化されている。インターネットFAXのインタフェースは、プロトコルをはじめとして、古典的なFAXインタフェースとは異なる点が多いが、本発明の実施形態におけるFAX I/F145にはインターネットFAX用のインタフェースも、含まれるものとする。ただし、インターネットFAXで画像形成装置との通信インタフェースがパケット転送網を前提としている場合には、画像データは次に述べるネットワークインタフェース回路(NIC)150を介して送出される。
ネットワークインタフェース回路(NIC)150は画像形成装置をパケット転送を行うLAN等に接続するためものであり、例えば100BASE-Tあるいは10BASE-T規格に則ったパケット通信をサポートする。画像データを外部に送信する際のインタフェースとしても機能するが、クライアントPCからの印刷ジョブのデータを受信する際のインタフェースとしても機能する。
E-mail 処理部155は、E-mail ソフトウェアがインストールされ、画像データを添付ファイルとして画像形成装置から外部への送信処理を行う。E-mail 処理部155においては、E-mail ソフトウェアにより画像データを添付ファイルとするE-mail を作成し、作成されたE-mail を画像形成装置から外部へ送信可能とする処理がCPU110、RAM120等のハードウェア資源を用いて実現される。E-mail 処理部155によって送信処理がなされると、画像データがファイルとして添付されたE-mail がNIC150を介して画像形成装置から送出される。
リモート保存処理部160は、ファイル転送ソフトウェアがインストールされ、画像データを画像形成装置から外部のクライアントPC等に送信し、そのクライアントPC等の記録媒体に保存する機能を有する。リモート保存処理部160においては、ファイル転送ソフトウェアにより、画像データを画像形成装置から外部へ送信可能とする処理が、CPU110、RAM120等のハードウェア資源を用いて実現される。リモート保存処理部160によって送信処理がなされると、送信処理がなされた画像データが、NIC150を介して画像形成装置から送出される。
以上説明したFAX I/F145、E-mail 処理部155およびリモート保存処理部160は、いずれも画像形成装置内にある画像データを、画像形成装置から外部へ送信する機能を有する。既に述べたように、画像形成装置内にある画像データを画像形成装置から外部へ送信することによる機密情報漏洩を低減することは、本発明の解決課題の一つである。
ローカル保存処理部165は前述したローカル保存の処理を行う。すなわち、ユーザインタフェース135からローカル保存を行う旨の情報を受けたとき、スキャナユニット140による走査によって読み取られた原稿の画像データをHDD130に格納する機能を有する。ローカル保存処理部165においては、ローカル保存処理ソフトウェアにより、画像データをHDD130に格納する処理が、CPU110、RAM120等のハードウェア資源を用いて実現される。ローカル保存により格納された画像データは、その画像データをHDD130に格納させたユーザまたは画像形成装置の管理者以外の者は消去できないため、HDD130の空き領域が不足する場合も生ずる。このため、前述したように、ローカル保存の動作を管理することによりHDD資源の有効利用を図ることは、本発明の解決課題の一つである。
画像形成処理部170は、スキャナユニット140で読み取った画像データを適宜処理し記録用紙上に画像形成するまでの、画像形成装置における主要な処理を担う。
給紙部175は、画像形成処理部170により印刷出力するための記録用紙を供給する。画像形成装置で用いる記録用紙の種別は定形のものに限っても、A4、A3、B5、B4など多岐にわたる。多様な種別の記録用紙を部門管理することも、本発明の解決課題の一つである。給紙部175はこれらの記録用紙を収容する給紙カセットや、手差しトレイを有する。また、画像形成装置で使用した記録用紙の枚数を把握するためのカウンタも備える。
部門管理処理部180は、本発明の解決課題を解決するために主要な役割を担う。部門管理処理部180においては、部門管理用のソフトウェアによる部門管理処理がCPU110、RAM120等のハードウェア資源を用いて実現される。部門管理処理部180の構成については図2を用いてさらに詳細に説明を行う。
なお、本発明による画像形成装置の機能ブロック構成は、図1を用いて説明を行った上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の実施形態を形成できる。例えば、上記実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、説明を単純にするため、画像データは
スキャナユニット140で読み取ることによって取得されることとして説明しているが、NIC150を介してクライアントPCから受信することによって取得する場合もある。
図2は図1における前記部門管理処理部180の構成の詳細を説明するための機能ブロック図である。破線で囲まれた部分が部門管理処理部180であり、ユーザインタフェース135も併せて図中に示している。
部門管理処理部180のうち、管理者識別情報認証部210、部門管理情報登録処理部220、管理者識別情報記憶部230、部門管理の有効/無効設定情報記憶部250は、画像形成装置の部門管理に関する情報を登録するために必要な部分である。また、部門管理処理部180のうち、部門コード認証部260、部門管理情報処理部270、部門管理制御部280は、ユーザが画像形成装置を利用するときに部門管理を実行するために必要な部分である。部門管理情報記憶部は、画像形成装置の部門管理に関する情報を登録するためと、ユーザが画像形成装置を利用するときに部門管理を実行するためとの、双方に必要な部分である。
先ず、部門管理処理部180のうち、画像形成装置の部門管理に関する情報を登録するために必要な部分の説明を行う。
管理者識別情報認証部210は、画像形成装置の部門管理に関する情報を登録するときにユーザインタフェース135を介して入力される管理者識別情報を認証する機能を担う。管理者識別情報としては、例えば管理者パスワードを用いることができる。画像形成装置のアドミニストレータ権限を持つ管理者の識別情報は管理者識別情報記憶部230に記憶される。
入力された管理者識別情報が管理者識別情報認証部210によって認証されると、部門管理情報登録処理部220は、ユーザインタフェース135を介して引き続き入力される画像形成装置を利用する部門に固有の識別情報や、その部門の構成員が画像形成装置を利用する際の利用制限情報の登録処理を行う。ここで、部門に固有の識別情報としては、例えば部門コードを用いることができる。
また、本実施形態では、画像形成装置をユーザが利用する際の利用を制限しうる項目として、画像形成装置内にある画像データを画像形成装置から外部に送信する機能(以下、外部送信機能ということがある。)、ローカル保存機能、原稿をコピーするときに使用可能な記録用紙種別がある。
ここで、外部送信機能には、例えば、インターネットFAXによるものを含むFAX送信機能と、E-mail 送信機能と、リモート保存機能とがある。
E-mail 送信機能は、画像形成装置にインストールされているメールソフトウェアを用いて、スキャナユニット140による走査によって読み取った原稿の画像データを添付ファイルとして指定された宛先に送信する機能であり、その処理はE-mail 処理部155によって行われる。
リモート保存機能は、スキャナユニット140による走査によって読み取った原稿の画像データを、画像形成装置のファイル転送機能を用いて、画像形成装置とネットワークで接続されたファイルサーバあるいはクライアントPCなどの外部機器に内蔵される不揮発性記録媒体に、保存することを目的として記録する機能であり、その処理はリモート保存処理部160によって行われる。
また、ローカル保存機能は、スキャナユニット140による走査によって読み取った原稿の画像データを画像形成装置に内蔵されるHDD等の不揮発性記録媒体に、保存することを目的として記録する機能である。
部門管理情報記憶部240は、部門管理情報登録処理部220で登録された、部門識別情報と、その部門識別情報によって区別される部門の構成員が画像形成装置を利用する際の利用制限情報などから構成される部門管理情報を、例えば、テーブルの形態で保存する。テーブルの形態で保存される場合の部門管理情報の例は、本発明による画像形成装置の動作説明のところで後に説明する。
以上、図2を参照しながら、部門識別情報と、その部門識別情報によって特定される部門の構成員が画像形成装置を利用する際の利用制限情報についての部門管理情報を登録するための機能ブロックの説明を行った。これらの部門管理情報に基づく部門管理機能を実際に動作させるか停止させるかの設定も可能である。詳細は図7を用いて動作を説明するが、図2の中の部門管理の有効/無効設定情報記憶部250は、部門管理機能を実際に動作させるか停止させるかの設定情報を保存する部分である。部門管理の有効/無効設定情報記憶部250に部門管理機能を無効にする設定情報が保存されているときは、本発明の主眼である部門管理機能は動作しない。但し、以後の説明においては特に断らない限り、画像形成装置の部門管理機能は有効にする設定情報が、部門管理の有効/無効設定情報記憶部250に保存されていることを前提とする。
引き続いて、部門管理処理部180のうち、ユーザが画像形成装置を利用するときに部門管理を実行するために必要な機能ブロックの説明を、図2を参照しながら行う。
部門コード認証部260は、画像形成装置のユーザによって画像形成装置を利用するときにユーザインタフェース135を介して入力される部門識別情報である部門コードを認証する機能を担う。部門コード認証部260は、入力された部門コードと一致する部門コードが、登録された部門の部門コードが記憶されている部門管理情報記憶部240に記憶されているか否かによって、部門コードの認証を行う。
部門管理情報処理部270は、入力された部門コードが部門コード認証部260によって認証されたときに部門管理情報記憶部240を参照し、認証された部門コードに対応する利用制限情報を参照する。部門管理情報記憶部240から、認証された部門コードに対応する利用制限情報を読み出した部門管理情報処理部270は、読み出した利用制限情報を部門管理制御部280に伝達する。部門管理制御部280は、部門管理情報処理部270から伝達された利用制限情報にしたがって、画像形成装置の所定の機能の動作を制御する。
また、部門管理情報処理部270は、部門管理情報記憶部240から読み出した利用制限情報をユーザインタフェース135にも伝達し、ユーザインタフェース135の表示画面等に利用制限情報を反映させることができる。このことによって、ユーザは利用制限情報の内容を認識できる。例えば、ユーザインタフェース135の表示画面上で利用が制限される項目を表すアイコンを薄く表示することにより、ユーザは薄く表示されたアイコンに対応する項目が制限されていることを認識することができる。
前記部門管理制御部280のさらに詳細な構成を、図3に示す機能ブロック図を用いて説明する。図3において破線で囲んだ部分が部門管理制御部280であり、その他、部門管理の制御に関連する機能部分も併せて同図中に示している。本実施形態において部門管理制御部280は、FAX送信機能制御部281、E-mail 送信機能制御部282、リモート保存機能制御部283、ローカル保存機能制御部284および給紙制御部285とを有する。これらの5つの制御部のうち、FAX送信機能制御部281、E-mail 送信機能制御部282およびリモート保存機能制御部283の3つの制御部は、画像形成装置内の画像データを外部に送信する機能の動作を制御するものである。また、これら3つの制御部と、ローカル保存機能制御部284とを加えた4つの制御部は、画像形成装置の所定の機能の動作を制御するものである。一方、給紙制御部285は画像形成装置の機能を制御するものではなく、原稿を複写する際に利用可能な記録用紙の種別を制御するものである。給紙制御部285には、給紙部175から供給される記録用紙の枚数をカウントする機能を含めることができる。
部門管理情報処理部270は、認証された部門コードに対応する利用制限情報を部門管理情報記憶部240から読み出し、部門管理制御部280を構成する281ないし285の各制御部に、これら各制御部に関連するそれぞれの利用制限情報を伝達する。
FAX送信機能制御部281、E-mail 送信機能制御部282、リモート保存機能制御部283およびローカル保存機能制御部284には、これらの制御部に関連するFAX送信機能の利用制限情報、E-mail 送信機能の利用制限情報、リモート保存機能の利用制限情報およびローカル保存機能の利用制限情報がそれぞれ伝達される。
例えば、FAX送信機能制御部281は、入力された部門コードに対してはFAX送信機能の利用が禁じられている旨の制限情報を受信すると、FAX I/F145に送信禁止の制御信号を送出する。そうすると、FAX I/F145にスキャナユニット140で原稿を走査することにより読み取られた画像データが入力されていても、FAX I/F145はその画像データを外部に送信しない。FAX送信機能制御部281が、入力された部門コードに対してはFAX送信機能の利用が許可されている旨の制限情報を受信したときは、画像データをFAX I/F145から外部に送信可能となる。
E-mail 送信機能制御部282はE-mail 処理部151を制御し、リモート保存機能制御部283はリモート保存処理部160を制御し、またローカル保存機能制御部284はローカル保存処理部165を制御し、これらの制御部はFAX送信機能制御部281とはそれぞれ制御対象が異なるが、基本的な動作は上記のFAX送信機能制御部281の動作と同様である。
給紙制御部285は、入力された部門コードに対して利用可能な記録用紙の種別情報を受信する。給紙制御部285は、受信した記録用紙種別情報にしたがって給紙部175の制御を行う。
図4に部門管理制御部280の、図3とは異なる実施形態の機能ブロック図を示す。図3の実施形態と異なる点は、FAX送信機能制御部281、E-mail 送信機能制御部282、リモート保存機能制御部283およびローカル保存機能制御部284の制御動作である。
例えば、FAX送信機能制御部281は、入力された部門コードに対してはFAX送信機能の利用が禁じられている旨の制限情報を受信すると、FAX送信機能制御部281に入力されている画像データをブロックする。したがって、画像データはFAX I/F145に伝達されず、その画像データを外部に送信されない。FAX送信機能制御部281が、入力された部門コードに対してはFAX送信機能の利用が許可されている旨の制限情報を受信したときは、FAX送信機能制御部281に入力されている画像データをブロックせず、その画像データをFAX I/F145に伝達する。FAX I/F145に伝達された画像データは外部に送信される。
E-mail 送信機能制御部282はE-mail 処理部151を制御し、リモート保存機能制御部283はリモート保存処理部160を制御し、またローカル保存機能制御部284はローカル保存処理部165を制御し、これらの制御部はFAX送信機能制御部281とはそれぞれ制御対象が異なるが、基本的な動作は上記のFAX送信機能制御部281の動作と同様である。
なお、本発明による画像形成装置の部門管理制御部280は、図3および図4を用いて説明を行った上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を形成できる。
以上、本発明の画像形成装置の実施形態の構成について説明した。以下、本発明の画像形成装置の実施形態の動作を、図2などの機能ブロック図を参照しながら、以下に示す図5ないし図11の動作説明図を用いて説明する。
図5は新たに画像形成装置の部門管理の対象とする部門についての部門管理情報を登録する動作例を説明するためのフローチャートである。部門管理情報の登録は画像形成装置のアドミニストレータの権限を有する管理者が行う。先ずS510で管理者の識別情報がユーザインタフェース135を介して入力される。管理者の識別情報は、パスワード等の情報、あるいは指紋、手のひらまたは指の静脈パターン等、多様な形態を採ることが可能であるが、以下の説明では管理者のパスワードを管理者の識別情報として説明を行う。管理者のパスワードがユーザインタフェース135を介して入力されると、S520で、管理者識別情報認証部210は入力されたパスワードの認証を行う。すなわち、管理者識別情報認証部210は、管理者識別情報記憶部230に記憶されているパスワードの中に入力されたパスワードと一致するものがあるか否かを判断する。管理者識別情報記憶部230に記憶されているパスワードの中に入力されたパスワードと一致するものが無く、入力されたパスワードが管理者識別情報認証部210により認証されないときには、管理者識別情報認証部210は再度パスワードの入力を求めS510に戻る。
管理者識別情報認証部210によって、管理者識別情報記憶部230に記憶されているパスワードの中に入力されたパスワードと一致するものが有ると判断されたときにはS530に進み、新規部門情報入力待ちの状態に移る。S530では画像形成装置を利用する構成員が属する部門の名称が入力される。ここで、部門名称を入力するのは、管理者が部門管理情報の把握を容易にするという便宜上の理由によるものである。すなわち、次に述べる部門識別情報のみによって、管理者が使用部門を認識できるときには、必ずしも部門名称を入力する必要はなく、S530をスキップしてもよい。
次にS540で部門識別情報が入力される。部門識別情報の形態としては様々なものがありうるが、ここでは例として英数字からなる部門コードとする。尚、本実施形態における部門コードの意義は所定の部門の構成員が画像形成装置を使用するための暗証番号の役割を果たすものである。
部門コードが入力されると、S550で、入力された部門コードが既に画像形成装置に登録されている他の部門の部門コードと重複しているか否かが、部門管理情報登録処理部220によって判断される。既登録の他の部門の部門コードと同一の部門コードが入力された場合にはS540に戻り、再度、部門コードの入力を要求する。
既登録の他の部門の部門コードと重複しない固有の部門コードが入力されるとS560に進み、入力された部門コードに対応する部門の構成員が画像形成装置を利用する際の、利用制限設定情報が入力され、登録処理される。入力される利用制限設定情報には、画像形成装置の所定の機能の利用を制限するための設定情報と、使用記録用紙に関する制限設定情報とがある。
ここで、画像形成装置の所定の機能の利用制限に関しては、原稿画像を走査して読み取ることにより生成される画像データを画像形成装置のE-mailまたはFAX機能(インターネットFAXによるものを含む)によって画像形成装置の外部に送信することと、原稿画像を走査して読み取ることにより生成される画像データを保存することを目的として記録すること、を制限項目とすることができる。原稿画像データのファイルを保存することを目的とした記録には、いわゆるローカル保存と、リモート保存の形態がある。
画像形成装置についての上記の利用制限対象機能のうち、インターネットFAXによるものを含むFAX送信機能と、E-mail 送信機能と、リモート保存機能とは、画像形成装置内の画像データを、画像形成装置から外部に送信する機能である。これらの外部送信機能は機密情報管理に関わるが、このように種類が多く利用制限情報を登録する際の入力作業が繁雑である。
記録用紙に関する制限については、従来から行われている枚数制限に加え、A4、A3等の記録用紙の種別についても制限項目とする。さらに、カラーコピーが可能な画像形成装置の場合には、フルカラー、2色カラーについても制限項目としてもよい。
S560における、利用制限設定情報の入力および登録処理は、利用制限項目の属性に分けて行うことができる。例えば、S561で外部送信機能利用制限設定情報入力および登録処理、S562でローカル保存機能利用制限設定情報入力および登録処理、S563で記録用紙についての利用制限設定情報入力および登録処理を行う。なお、S561ないしS563の順番は任意であり、図5に示した順番である必要はない。
ここで、S561で外部送信機能利用制限設定情報入力の作業には、上述した問題点がある。この問題点を考慮して、部門管理情報登録処理部220は外部送信機能の利用制限情報を登録するに際して、数種類の利用制限設定情報登録モードのいずれかまたはすべてを備えることができる。モードによってS561における利用制限設定情報入力および登録処理の動作が若干異なるが、この点は図6を用いて後に説明する。
S562で入力されるローカル保存機能利用制限設定情報と、S563で入力される記録用紙についての利用制限設定情報とは、部門管理情報登録処理部220でそのまま登録される。一方、S561で入力される外部送信機能利用制限設定情報は、部門管理情報登録処理部220でそのまま登録される場合と、処理した後に登録される場合がある。
S560で登録された利用制限設定情報とS540で入力された部門コードとは互いに関連づけられ、部門管理情報を形成する。部門管理情報は、S570で、部門管理情報記憶部240に、例えばテーブルの形態で記憶させる。部門管理情報記憶部240はNVRAM(non-volatile RAM)等の不揮発性メモリで構成することができる。
図6は、S561における外部送信機能利用制限設定情報の入力および登録処理についての動作例を3つのモードについて示したものである。
図6(a)に示す動作モード1は、いわば個別登録モードというべきものである。このモードにおいては、S5611ないしS5613で、それぞれE-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能についての利用制限情報を入力する。入力されたそれぞれの外部送信機能についての利用制限情報はそのまま登録する。この動作モード1によれば、外部送信機能をきめ細かく登録することができるが、登録する際の入力作業は繁雑である。
図6(b)に示す動作モード2においては、図6(a)に示した動作モード1と同様に、S5611ないしS5613で、それぞれE-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能についての利用制限情報を入力する。但し、S5611、S5612、S5613で入力された利用制限情報の内容が、利用を制限するものであるか否かを、それぞれS5615、S5616、S5617で判断する。S5615、S5616、S5617のいずれかで、入力された利用制限情報の内容が利用を制限するものであると判断されると、S5618で、すべての外部送信機能の利用を制限する登録を行う。すなわち、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能の内のいずれか一つの機能について利用を制限する旨の入力があると、他の外部送信機能について利用を制限せず許可する旨の入力があっても、すべての外部送信機能の利用を制限する登録が行われる。このようなモードにより、外部送信機能についての利用制限情報の入力の繁雑さが緩和され、機密情報の漏洩の問題に対して安全サイドの部門管理が可能となる。S5615、S5616、S5617のすべてで、入力された利用制限情報の内容が利用を制限しないものであると判断される場合には、S5619で、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能のすべての外部送信機能の利用を許可する登録を行う。
図6(c)に示す動作モード3は、いわば一括登録モードというべきものである。この動作モード3においては、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能の外部送信機能についての個々の利用制限情報は入力せずに、外部送信機能全体についての利用制限情報をS5614で入力する。入力された外部送信機能についての利用制限情報は、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能の個々の外部送信機能に分けて登録する。この動作モード3によれば、外部送信機能をきめ細かく登録することはできないが、登録する際の入力作業は簡単である。
図7に、3つの部門について、テーブルの形態で登録された部門管理情報の例を示す。部門コードがA111の部門の構成員は、E-mail送信、FAX送信およびリモート保存の外部通信機能の利用はいずれも制限、すなわち禁止されている。ローカル保存の機能の利用も制限されている。また、使用できる記録用紙の種別はA4に限られている。
部門コードがB211の部門の構成員は、E-mail送信、FAX送信およびリモート保存の外部通信機能の利用がいずれも認められている。ローカル保存の機能の利用も認められている。また、使用できる記録用紙の種別はA4、A3、B5が認められている。
部門コードがCQ78の部門の構成員はE-mail送信とFAX送信の機能の利用は認められているが、リモート保存およびローカル保存のファイル保存の機能の利用はいずれも制限されている。また、使用できる記録用紙の種別はA4とA3とに限られている。
図8は、図6で説明した外部送信機能利用制限設定情報の入力および登録処理に関する3つの動作モードについて、設定入力情報と設定登録情報との関係を示すものである。図8(a)に示す動作モード1の場合には、入力されたE-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能についての利用制限情報は、そのまま登録される。このため、設定登録情報は設定入力情報と同一である。
図8(b)に示す動作モード2の場合には、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能の内のいずれか一つの機能について利用を制限する旨の入力があると、すべての外部送信機能の利用を制限する処理が行われる。すなわち、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能のすべてについて利用を制限しない(許可する)旨の入力がない限り、すべての外部送信機能の利用を制限する旨の登録がなされる。図中の部門コードCQ78については、リモート保存の機能のみが制限されているが、E-mail 送信およびFAX送信の機能についても利用を制限する旨の登録がなされる。尚、部門コードCQ78の場合のように、外部送信機能の内のいずれか一つの機能について利用を制限する旨の入力がある場合は、この入力がなされるとすべての外部送信機能の利用が制限される処理が行われるため、必ずしも個々の外部送信機能のすべてが入力されるとは限らない。
図8(c)に示す動作モード3の場合には、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能の個々の外部送信機能についての利用制限情報は入力する代わりに、外部送信機能全体についての利用制限情報を入力する。入力された外部送信機能全体についての利用制限情報が利用を制限する旨であるときは、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能のすべてについて利用を制限する旨の登録が個々になされる。逆に、入力された外部送信機能全体についての利用制限情報が利用を制限しない旨であるときは、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能のすべてについて利用を制限しない旨の登録が個々になされる。図中の部門コードA111とCQ78については、外部送信機能全体についての利用制限情報が利用を制限する旨の入力がなされており、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能のすべてについて利用を制限する旨の登録が個々になされている。図中の部門コードB211については、外部送信機能全体についての利用制限情報が利用を制限しない(許可する)旨の入力がなされており、E-mail 送信機能、FAX送信機能、リモート保存機能のすべてについて利用を制限しない(許可する)旨の登録が個々になされている。
尚、前述したように、ローカル保存機能利用制限設定情報と、記録用紙についての利用制限設定情報とは、入力された情報がそのまま登録される。
図9は、図5で示した新たに画像形成装置の部門管理の対象とする部門についての部門管理情報を登録した後に、部門管理機能を有効にする動作を示すものである。S910で、画像形成装置のアドミニストレータの権限を有する管理者により、部門管理機能を有効にするか否かの指示情報が、例えばユーザインタフェース135を介して入力される。S920で、部門管理情報登録処理部220は、入力された指示情報が、部門管理機能を有効にする指示情報なのか、無効にする指示情報なのかを判断する。部門管理機能を有効にする旨の指示情報が入力されたときは、S930で部門管理機能が有効に設定されたことを部門管理の有効/無効設定情報記憶部250に記憶する。逆に、部門管理機能を無効にする旨の指示情報が入力されたときは、S940で部門管理機能が無効に設定されたことを部門管理の有効/無効設定情報記憶部250に記憶する。以上の動作により画像形成装置の部門管理を有効にも、無効にも設定することができる。画像形成装置の部門管理が無効に設定されたときは、図5を用いて説明した部門管理情報の登録結果は無視され、ユーザは何らの制限を受けることなく、画像形成装置を利用できる。しかし、本発明は画像形成装置内にある画像データを画像形成装置から外部へ送信することによる機密情報漏洩を防止し、また画像形成装置のファイリング機能に用いられるHDDへの画像データの保存動作を管理することによりHDD資源の有効利用を図り、さらには画像形成装置で用いる記録用紙のより細かな部門管理を可能にすることを課題としているため、以後の説明では画像形成装置の部門管理は有効に設定されていることを前提とする。
次に、部門管理情報が登録され、かつ、部門管理が有効に設定されている画像形成装置が利用される際の動作の説明を行う。画像形成装置が利用される際の動作は、画像形成装置のメーカ、機種などによって異なるが、本実施形態による画像形成装置は、先ず3つのモードのいずれかが選択された後に画像形成装置が有する諸機能が動作しうるものとする。また、本実施形態による画像形成装置は、スキャンモード、コピーモード、FAXモードの3つの動作モードを備えるものとする。スキャンモードには、E-mail 送信、リモート保存およびローカル保存機能が含まれる。コピーモードにはコピー機能が含まれ、FAXモードにはインターネットFAXを含むFAX通信機能が含まれる。
図10はスキャンモードが選択された場合の、部門管理の動作例を説明するための図である。ユーザによりスキャンモードが選択されると、画像形成装置は部門コードの入力を求める。S1010で部門コードが入力されると、部門コード認証部260は、S1020で、部門管理情報記憶部240に保存されている部門管理情報テーブルを参照する。入力された部門コードが部門管理情報テーブルに登録されている部門コードに同一のものが無いときは、部門コードは認証されず、画像形成装置は、部門コードの入力を再度求める。
入力された部門コードと同一の部門コードが部門管理情報テーブルに登録されているときは、入力された部門コードは部門コード認証部260により認証される。部門コードが認証されると、S1040で部門管理処理部270は、部門管理情報記憶部240に保存されている部門管理情報テーブルを参照し、認証された部門コードに対応する利用制限情報を参照し、その内容を記憶する。
部門管理処理部270は、記憶した利用制限情報においてローカル保存機能が制限されているか否かを判断する(S1050)。ローカル保存機能が制限されているときは、S1055で部門管理処理部270はローカル保存機能の制限処理を行う。すなわち、部門管理処理部270はローカル保存機能制御部284にローカル保存機能が禁止されている旨の利用制限情報を伝達するとともに、同一の情報をユーザインタフェースにも伝達する。ローカル保存機能が制限されていないときは、部門管理処理部270は何も行わない。
S1060に進み、部門管理処理部270は、記憶した利用制限情報においてリモート保存機能が制限されているか否かを判断する。リモート保存機能が制限されているときは、S1065で部門管理処理部270はリモート保存機能の制限処理を行う。すなわち、部門管理処理部270はリモート保存機能制御部283にリモート保存機能が禁止されている旨の利用制限情報を伝達するとともに、同一の情報をユーザインタフェースにも伝達する。リモート保存機能が制限されていないときは、部門管理処理部270は何も行わない。
次に、S1070で部門管理処理部270は、記憶した利用制限情報においてE-mail 送信機能が制限されているか否かを判断する。E-mail 送信機能が制限されているときは、S1075で部門管理処理部270はE-mail 送信機能の制限処理を行う。すなわち、部門管理処理部270はE-mail 送信機能制御部282にE-mail 送信機能が禁止されている旨の利用制限情報を伝達するとともに、同一の情報をユーザインタフェースにも伝達する。E-mail 送信機能が制限されていないときは、部門管理処理部270は何も行わない。
S1010以降の上記の処理を終えるとS1080に移り、入力された部門コードに対応した利用制限の条件下でスキャン操作が可能な待機状態になる。
尚、本実施動作例においてはS1020とS1040で2回、部門管理情報テーブルを参照しているが、S1020で1回だけ部門管理情報テーブルを参照し、入力された部門コードと同一の部門コードが部門管理情報テーブルに登録されているときは、その部門コードに対応する利用制限情報を参照し、その内容を記憶してもよい。また、S1050、S1060、S1070の各機能が制限されているか否かを判断、およびこれらにそれぞれ付随するS1055、1065、1075の各機能の制限処理の順番は、図10に示したものに限定されるわけではなく、任意の順番とすることが可能であることは明らかである。
FAXモードが選択された場合の動作例も、図示はしないが、同様である。ユーザによりFAXモードが選択されると、スキャンモードが選択された場合と同様に部門コードが入力されると、部門コード認証部260は、部門管理情報記憶部240に保存されている部門管理情報テーブルを参照する。入力された部門コードが部門管理情報テーブルに登録されている部門コードに同一のものが無いときは、部門コードは認証されず、画像形成装置は、部門コードの入力を再度求める。
入力された部門コードと同一の部門コードが部門管理情報テーブルに登録されているときは、入力された部門コードは部門コード認証部260により認証され、部門管理処理部270は、部門管理情報記憶部240に保存されている部門管理情報テーブルを参照し、認証された部門コードに対応する利用制限情報を参照し、その内容を記憶する。ここまでの処理は、図10のスキャンモードが選択された場合のS1010ないしS1040と同様である。
次に、部門管理処理部270は、記憶した利用制限情報においてFAX送信機能が制限されているか否かを判断し、FAX送信機能が制限されているときは、部門管理処理部270はFAX送信機能の制限処理を行う。すなわち、部門管理処理部270はFAX送信機能制御部281にFAX送信機能が禁止されている旨の利用制限情報を伝達するとともに、同一の情報をユーザインタフェースにも伝達する。FAX送信機能が制限されていないときは、部門管理処理部270は何も行わない。
上記の処理を終えると入力された部門コードに対応した利用制限の条件下でFAX送信操作が可能な待機状態になる。
図11はコピーモードが選択された場合の、部門管理の動作例を説明するための図である。S1110の部門コードの入力からS1130の部門コードの認証までの動作は、図10のスキャンモードが選択された場合の、S1010の部門コードの入力からS1030の部門コードの認証までの動作と同様である。
部門コードが認証されると、S1140で部門管理処理部270は、部門管理情報記憶部240に保存されている部門管理情報テーブルを参照し、認証された部門コードに対応する利用制限情報を参照し、その内容を記憶する。
部門管理処理部270は、記憶した利用制限情報において所定の記録用紙種別の使用が制限されているか否かを判断する(S1150)。所定の記録用紙種別の使用が制限されているときは、S1155で部門管理処理部270は所定の記録用紙種別の使用制限処理を行う。すなわち、部門管理処理部270は給紙制御部285に所定の記録用紙種別の使用が禁止されている旨の利用制限情報を伝達するとともに、同一の情報をユーザインタフェースにも伝達する。記録用紙の種別の使用がまったく制限されていないときは、部門管理処理部270は何も行わない。
上記の処理を終えるとS1160に移り、入力された部門コードに対応した利用制限の条件下でコピー操作が可能な待機状態になる。
尚、本実施動作例においてはS1120とS1140で2回、部門管理情報テーブルを参照している。しかし、S1120で1回だけ部門管理情報テーブルを参照し、入力された部門コードと同一の部門コードが部門管理情報テーブルに登録されているときは、その部門コードに対応する利用制限情報を参照し、その内容を記憶してもよいことはスキャンモードの場合と同様である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明による画像形成装置の一実施形態の機能ブロックを示す図である。 本発明による画像形成装置の一実施形態における部門管理処理部の構成の詳細を説明するための機能ブロック図である。 図2に示した部門管理処理部における部門管理制御部の詳細な構成を説明するための機能ブロック図である。 図2に示した部門管理処理部における部門管理制御部の他の実施形態の機能ブロック図である。 本発明による画像形成装置の一実施形態において、新たに部門管理の対象とする部門についての部門管理情報を登録する動作例を説明するためのフローチャートである。 本発明による画像形成装置の一実施形態において、新たに部門管理の対象とする部門についての外部送信機能利用制限設定情報の入力および登録処理の動作例を説明するための図である。 本発明による画像形成装置の一実施形態において、登録された部門管理情報の例を示す図である。 図6で示した外部送信機能利用制限設定情報の入力および登録処理の動作における、設定入力情報と設定登録情報との関係を説明するための図である。 本発明による画像形成装置の一実施形態において、新たに画像形成装置の部門管理の対象とする部門についての部門管理情報の登録後に、部門管理機能を有効にする動作を説明するための図である。 本発明による画像形成装置の一実施形態において、スキャンモードが選択された場合の部門管理の動作例を説明するための図である。 本発明による画像形成装置の一実施形態において、コピーモードが選択された場合の部門管理の動作例を説明するための図である。
符号の説明
125 non-volatile RAM
130 ハードディスクドライブ
135 ユーザインタフェース
140 スキャナユニット
145 FAXインタフェース
150 ネットワークインタフェース回路
155 E-mail 処理部
160 リモート保存処理部
165 ローカル保存処理部
170 画像形成処理部
175 給紙部
180 部門管理処理部
210 管理者識別情報認証部
220 部門管理情報登録処理部
230 管理者識別情報記憶部
240 部門管理情報記憶部
250 部門管理の有効/無効設定情報記憶部
260 部門コード認証部
270 部門管理情報処理部
280 部門管理制御部
281 FAX送信機能制御部
282 E-mail 送信機能制御部
283 リモート保存機能制御部
284 ローカル保存機能制御部
285 給紙制御部

Claims (8)

  1. 入力された画像データを前記装置の外部に送信する外部送信手段と、
    この外部送信手段による前記画像データを前記装置から外部への送信の可否を制御する外部送信機能制御部と、
    前記画像形成装置のユーザが属する部門に固有な部門識別情報と、この部門識別情報が入力されたときに前記外部送信手段による前記画像データを前記装置から外部への送信を制限するか否かの利用制限情報とを登録する処理を行う部門管理登録処理部と、
    この部門管理登録処理部で登録された前記部門識別情報と前記利用制限情報とを関連づけて記憶する部門管理情報記憶部と、
    この部門管理情報記憶部に記憶されている部門識別情報と一致する部門識別情報が入力されたときに、この入力された部門識別情報と関連づけられた前記利用制限情報を前記部門管理情報記憶部から読み出し、読み出された前記利用制限情報を前記外部送信機能制御部に伝達する部門管理情報処理部とを
    有することを特徴とする部門管理機能を有する画像形成装置。
  2. 前記外部送信手段は、
    前記画像データを添付ファイルとしてE-mail 送信するためのE-mail 処理部、
    または、前記画像データをファイルとして転送するためのリモート保存処理部、
    または、インターネットFAXもしくはFAX送信処理部を有し、
    前記外部送信機能制御部は、前記外部送信手段が前記E-mail 処理部であるときはE-mail 送信機能制御部であり、前記リモート保存処理部であるときはリモート保存機能制御部であり、前記インターネットFAXもしくはFAX送信処理部であるときはFAX送信機能制御部であることを特徴とする請求項1に記載の部門管理機能を有する画像形成装置。
  3. 前記画像データを前記装置から外部への送信を制限するか否かの利用制限情報とを登録する処理を行う前記部門管理登録処理部は、前記外部送信手段に異なる複数の送信方式に基づく手段が含まれる場合、前記外部送信手段に含まれる一の送信方式による外部への送信を制限する旨の入力があったときには、すべての送信方式による外部への送信を制限する旨の利用制限情報を登録する処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の部門管理機能を有する画像形成装置。
  4. 入力された画像データを格納する画像データ記憶部と、
    この画像データ記憶部への前記画像データのローカル保存の可否を制御するローカル保存機能制御部と、
    前記画像形成装置のユーザが属する部門に固有な部門識別情報と、この部門識別情報が入力されたときに前記画像データ記憶部への画像データのローカル保存を制限するか否かの利用制限情報とを登録する処理を行う部門管理登録処理部と、
    この部門管理登録処理部で登録された前記部門識別情報と前記利用制限情報とを関連づけて記憶する部門管理情報記憶部と、
    この部門管理情報記憶部に記憶されている部門識別情報と一致する部門識別情報が入力されたときに、この入力された部門識別情報と関連づけられた前記利用制限情報を前記部門管理情報記憶部から読み出し、読み出された前記利用制限情報を前記ローカル保存機能制御部に伝達する部門管理情報処理部とを
    有することを特徴とする部門管理機能を有する画像形成装置。
  5. 入力された画像データを記録用紙上に画像形成する画像形成処理部と、
    この画像形成処理部に記録用紙を供給する給紙部と、
    この給紙部により供給される記録用紙の種別を制御する給紙制御部と、
    前記画像形成装置のユーザが属する部門に固有な部門識別情報と、この部門識別情報が入力されたときに使用可能な記録用紙の種別を特定する利用制限情報とを登録する処理を行う部門管理登録処理部と、
    この部門管理登録処理部で登録された前記部門識別情報と前記利用制限情報とを関連づけて記憶する部門管理情報記憶部と、
    この部門管理情報記憶部に記憶されている部門識別情報と一致する部門識別情報が入力されたときに、この入力された部門識別情報と関連づけられた前記利用制限情報を前記部門管理情報記憶部から読み出し、読み出された前記利用制限情報を前記給紙制御部に伝達する部門管理情報処理部とを
    有することを特徴とする部門管理機能を有する画像形成装置。
  6. 画像形成装置のユーザが属する部門に固有な部門識別情報と、この部門識別情報が入力されたときに前記画像形成装置内にある画像データを前記画像形成装置から外部への送信を制限するか否かの利用制限情報とを登録するステップと、
    このステップで登録された前記部門識別情報と前記利用制限情報とを関連づけて記憶する部門管理情報記憶ステップと、
    部門識別情報の入力を受け取るステップと、
    このステップで受け取った部門識別情報が前記部門管理情報記憶ステップで記憶された部門識別情報と一致するか否かを判断するステップと、
    この判断ステップで、前記受け取った部門識別情報が前記部門管理情報記憶ステップで記憶された部門識別情報と一致すると判断したときに、前記受け取った部門識別情報と関連づけられて前記部門管理情報記憶ステップで記憶された前記利用制限情報を読み出すステップと、
    このステップで読み出された前記利用制限情報にしたがって、前記画像形成装置内にある画像データの前記画像形成装置から外部への送信を制御するステップとを
    有することを特徴とする画像形成装置の部門管理方法。
  7. 画像形成装置のユーザが属する部門に固有な部門識別情報と、この部門識別情報が入力されたときに前記画像形成装置内への画像データのローカル保存を制限するか否かの利用制限情報とを登録するステップと、
    このステップで登録された前記部門識別情報と前記利用制限情報とを関連づけて記憶する部門管理情報記憶ステップと、
    部門識別情報の入力を受け取るステップと、
    このステップで受け取った部門識別情報が前記部門管理情報記憶ステップで記憶された部門識別情報と一致するか否かを判断するステップと、
    この判断ステップで、前記受け取った部門識別情報が前記部門管理情報記憶ステップで記憶された部門識別情報と一致すると判断したときに、前記受け取った部門識別情報と関連づけられて前記部門管理情報記憶ステップで記憶された前記利用制限情報を読み出すステップと、
    このステップで読み出された前記利用制限情報にしたがって、前記画像形成装置内への画像データのローカル保存を制御するステップとを
    有することを特徴とする画像形成装置の部門管理方法。
  8. 画像形成装置のユーザが属する部門に固有な部門識別情報と、この部門識別情報が入力されたときに使用可能な記録用紙の種別を特定する利用制限情報とを登録するステップと、
    このステップで登録された前記部門識別情報と前記利用制限情報とを関連づけて記憶する部門管理情報記憶ステップと、
    部門識別情報の入力を受け取るステップと、
    このステップで受け取った部門識別情報が前記部門管理情報記憶ステップで記憶された部門識別情報と一致するか否かを判断するステップと、
    この判断ステップで、前記受け取った部門識別情報が前記部門管理情報記憶ステップで記憶された部門識別情報と一致すると判断したときに、前記受け取った部門識別情報と関連づけられて前記部門管理情報記憶ステップで記憶された前記利用制限情報を読み出すステップと、
    このステップで読み出された前記利用制限情報にしたがって、給紙する記録用紙の種別を制御するステップとを
    有することを特徴とする画像形成装置の部門管理方法。
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