JP2007142015A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多結晶Si埋め込みゲートSiC接合FETで、高耐圧と低オン抵抗の両立を図る。
【解決手段】n+−SiCをドレイン層とし、n+ドレイン層に接するn-−SiCをドリフト層とする。n-ドリフト層上に形成されたn+−SiCをソース層とし、n+ソース層からn-ドリフト層の所定深さまでトレンチ溝を形成することでn-ドリフト層の一部をチャネル領域とする。こうして、前記トレンチ溝を充填するp型多結晶Siをゲート領域とする接合FETにおいて、少なくとも前記チャネル領域の側壁部分がp型多結晶Siゲート領域と酸化膜を介さずに接する。
【選択図】図1
【解決手段】n+−SiCをドレイン層とし、n+ドレイン層に接するn-−SiCをドリフト層とする。n-ドリフト層上に形成されたn+−SiCをソース層とし、n+ソース層からn-ドリフト層の所定深さまでトレンチ溝を形成することでn-ドリフト層の一部をチャネル領域とする。こうして、前記トレンチ溝を充填するp型多結晶Siをゲート領域とする接合FETにおいて、少なくとも前記チャネル領域の側壁部分がp型多結晶Siゲート領域と酸化膜を介さずに接する。
【選択図】図1
Description
本発明は、接合FET(JFET)及び静電誘導トランジスタ(SIT)の構造、並びに製造方法に関するものである。
シリコンカーバイド(SiC)は絶縁破壊電界がSiに比べ約10倍大きいため、耐圧を維持するドリフト層を薄く、且つ高濃度にすることができ、損失を低減できる材料である。SiCを用いたパワー半導体素子の一つであるJFETあるいはSITの例として、特開2002-314096号公報記載の構造がある(特許文献1)。その主要部を図2に示す。図において10はドレイン層であるn+基板、11はn-ドリフト層、12はn+ソース領域、14はpゲート領域、20、21、22はソース/ゲート間を電気的に絶縁するための絶縁膜である。
一般に、pゲート領域13はn-ドリフト層11へAlなどの原子をイオン注入することで形成されるが、SiCでは不純物の拡散係数が小さく、Siにおけるような熱拡散の手法を適用できない。このため、深いボックス形状のpn接合を形成するには、注入エネルギーを変える多段注入が必要であり、工程が煩雑であるという難点があった。
この改善策として、図2の例では、n-ドリフト層11にトレンチ溝を形成し、そこにp型多結晶Siを埋め込むことでpゲート領域14を形成している。これにより多段のイオン注入を用いることなく深いボックス形状を形成できるため、工程の簡略化が可能になっている。
図2の構造のもう一つの特徴は、トレンチ側壁13に酸化膜が形成されていることであり、pゲート領域14とのpn接合はトレンチ底部においてのみ形成されていることである。JFETでノーマリオフを実現するには、ゲート電圧が0Vの状態で、n+ドレイン10とn+ソース12の間が空乏層の拡がりで遮断されている必要がある。そのため、図2ではn-ドリフト層11とn+ソース12の間に、濃度が、n-ドリフト層11より低いチャネル層14を設け、空乏層を拡がりやすくしている。しかしながら、トレンチ側壁13には酸化膜21があるため、上記空乏層の拡がりはトレンチ底面からのみであるため、例えば600Vの耐圧を実現するには、チャネル層14の濃度を1015cm-3台前半或いはより低濃度に設定する必要があり、オン抵抗が増大する。
解決しようとする問題点の骨子は、多結晶Si埋め込みゲートを有するSiC接合FETにおいて、高耐圧と低オン抵抗の両立が図れないことである。
本発明は、接合型FETにおいて、少なくともチャネル領域のトレンチ側壁と多結晶Siが酸化膜を介さずに接する構造を採用することを最も主要な特徴とする。
その代表的な構成は、次の通りである。
即ち、第一導電型のSiCなるドレイン層と、前記ドレイン層に接する第一導電型且つ前記ドレイン層より低不純物濃度のSiCなるドリフト層と、前記ドリフト層の前記ドレイン層が接する面と対抗する面に形成された第一導電型且つ前記ドリフト層より高不純物濃度のSiCなるソース層と、前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体の所定深さまでに形成した凹部と、前記凹部を充填し、且つ前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体の両側壁の各々接する第二導電型のSi層と、を有し、前記第二導電型のSi層がゲート領域であり、前記ドリフト層内にチャネル領域が構成されることを特徴とする接合型FETである。
即ち、第一導電型のSiCなるドレイン層と、前記ドレイン層に接する第一導電型且つ前記ドレイン層より低不純物濃度のSiCなるドリフト層と、前記ドリフト層の前記ドレイン層が接する面と対抗する面に形成された第一導電型且つ前記ドリフト層より高不純物濃度のSiCなるソース層と、前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体の所定深さまでに形成した凹部と、前記凹部を充填し、且つ前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体の両側壁の各々接する第二導電型のSi層と、を有し、前記第二導電型のSi層がゲート領域であり、前記ドリフト層内にチャネル領域が構成されることを特徴とする接合型FETである。
実際的な形態では、前記ゲート領域を構成する第二導電型のSi層が、多結晶Si層である。
又、前記Siゲート領域は、積層方向に不純物濃度を異にする少なくとも2つの領域を有し、前記ソース領域の側壁部に接する前記Siゲート領域は、これ以外の領域に比較して低濃度であり、且つ前記低濃度のSiゲート領域は、その半導体積層体の積層方向の上部に高濃度のSi領域を有する形態を採用するが出来る。この形態は、ソース/ゲート耐圧を確保すると共に、ノーマリーオフ性能の向上を図ることが出来る。
高耐圧を確保するに、次の形態も有用である。前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体に接する第二導電型Si層の前記ドリフト層側に、第二導電型のSiC領域を有するものである。
前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体に接する第二導電型Si層の前記ドリフト層側に、第二導電型のSiC領域を有する形態も有用である。更に、前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体に接する第二導電型Si層における、前記ドリフト層側及び前記ドリフト層側にSiCの第二導電型領域を有する形態も有用である。又、ソース/ゲート耐圧向上の為、前記ソース領域の側壁及び前記Siゲート領域との間に、絶縁膜を有する構造は有用である。
本発明のFETを、一つの基板に複数搭載する際、所定基板上に、第1の接合型FETと第2の接合型FETとは、各接合型FETの前記第二導電型のSi層がゲート領域を金属層で電気的に接続する形態が実際的である。例えば、インバータ回路への適用である。
本発明のJFETは、チャネル領域の側壁部にpn接合を形成したため、チャネル領域のほぼ全体にわたって空乏層が拡がるようになるので、ノーマリオフ・高耐圧を、チャネル層の濃度をドリフト層より低濃度にすることなく実現できるという利点がある。
高耐圧と低オン抵抗の両立という目的を、トレンチ側壁酸化膜形成ならびにトレンチ底部での選択的酸化膜除去という工程を導入することなく実現した。
<実施例1>
図1は、本発明JFETの第1の実施例を示す断面図である。本例の主要構成は次の通りである。n+−SiC基板10上にn−ドリフト層11、n+ソース層12が積層される。これらのn−ドリフト層11及びn+ソース層12の側壁にp型多結晶Si層が配置され、又n−ドリフト層11の上部には低抵抗コンタクトを形成するためのオーミックシリサイド層であるシリサイド電極33とさらに、ソース電極34が形成され、これよりソースパッド35に接続される。一方、n+−SiC基板10下面には、低抵抗コンタクトを形成するためのオーミックシリサイド層であるシリサイド電極31を介してドレイン電極32が形成される。又、37はゲート電極である。尚、シリサイド電極33、ソース電極34とゲート電極37は絶縁物層20で絶縁されている。
図1は、本発明JFETの第1の実施例を示す断面図である。本例の主要構成は次の通りである。n+−SiC基板10上にn−ドリフト層11、n+ソース層12が積層される。これらのn−ドリフト層11及びn+ソース層12の側壁にp型多結晶Si層が配置され、又n−ドリフト層11の上部には低抵抗コンタクトを形成するためのオーミックシリサイド層であるシリサイド電極33とさらに、ソース電極34が形成され、これよりソースパッド35に接続される。一方、n+−SiC基板10下面には、低抵抗コンタクトを形成するためのオーミックシリサイド層であるシリサイド電極31を介してドレイン電極32が形成される。又、37はゲート電極である。尚、シリサイド電極33、ソース電極34とゲート電極37は絶縁物層20で絶縁されている。
本実施例の構造の特徴は、p型多結晶Si15がトレンチ底部だけでなくトレンチ側壁13の全面においてSiCと接していることである。ドリフト層11の濃度は2.0×1016cm-3、多結晶Si15の濃度は1018cm-3-1019cm-3、多結晶Siに挟まれたチャネルの幅は0.45μmである。チャネル側壁全面にもpn接合を形成したことにより、チャネル全体に空乏層が拡がり、ノーマリオフで600Vを達成できた。
図3Aより図3Fは実施例1のJFETを形成するための概略プロセスである。n−層11に酸化膜40上のイオン注入マスク材41をパターニングし、n+ソース12を形成するために窒素42をイオン注入する(工程a:図3A)。酸化膜40とマスク材41を除去後、注入された窒素を活性化するために1700℃で熱処理する。熱処理後、n+ソース12上に酸化膜などのエッチングマスク材43を形成し、パターニング後、ドライエッチによりトレンチ44を形成する(工程b:図3B)。トレンチ44をp型多結晶Si15で埋め込み、平坦化する(工程c:図3C)。n+ソース12表面に絶縁分離用の酸化膜20を形成し、ドレインであるn+基板10の表面にドレイン電極となるNi層31を形成する。この後、n+ソース12表面にコンタクト窓46を形成し、ソース電極となるNi層33を形成する。そして、Ni層31、33をシリサイド化するため、1000℃で熱処理する(工程d:図3D)。多結晶Si15の酸化膜20にゲートコンタクト窓を形成後、Al電極を形成し、エッチングにより分離領域47を除去し、ソースAl電極34とゲートAl電極37を形成する(工程e:図3E)。更に、ソース/ゲート絶縁分離用の絶縁膜22を形成し、引き出し用のソース電極とコンタクトするための窓48を形成する(工程f:図3F)。最後に図示していないが、引き出し用のソース電極を形成することにより、図1に示した実施例1のJFETが完成する。
図4は本発明JFETの第2の実施例を示す断面構造である。実施例1ではトレンチ全体を同一濃度p型多結晶Siで埋め込んだ。ノーマリオフ性能を向上させるには、埋め込み多結晶Siは高濃度ある方が望ましい。一方、スイッチング時の誤作動を防ぐには、ノーマリオフであってもゲートに負の電圧を印加できることが望ましく、ソース/ゲート間で数V以上の耐圧を保証する必要がある。そこで本実施例では、埋め込み多結晶Siのn+ソース12に触れる側壁部分を低濃度部分16とし、高濃度部分15はチャネル領域側とした。これによりソース/ゲート耐圧を確保でき、且つノーマリオフ性能の向上も可能となった。但し、低濃度多結晶Si16に直接電極をコンタクトさせるとコンタクト抵抗が大きくなるため、本実施例では低濃度多結晶Si16内に部分的に高濃度のコンタクト領域17を設ける構造とした。尚、図1と同一部位は同一符号で示した。
図5Aより図5Fは、実施例2のJFETを形成するための概略プロセスである。前述の図3Cの高濃度埋め込み多結晶Si15の平坦化時に、オーバーエッチングにより、n+ソース12が露出するまで多結晶Si15を除去する(工程a:図5A)。引き続き低濃度多結晶Si16を形成し、平坦化する(工程b:図5B)。表面に酸化膜50とイオン注入マスク51を形成し、パターニングし、低濃度多結晶Si16内部にボロンをイオン注入してコンタクト領域17を形成する(工程c:図5C)。酸化膜50とマスク材51を除去後、絶縁分離用の酸化膜20を形成する。その後の工程e(図5E)、工程f(図5F)は図3と同一であり、図4に示した実施例2のJFETが完成する。
図6は本発明JFETの第3の実施例を示す断面構造である。p型多結晶Siとn型SiCのpn接合で高耐圧を実現するには、多結晶Siの濃度として1019cm-3後半から1020cm-3台が必要である。これに対し本実施例では、1018cm-3台の多結晶Si濃度で高耐圧を実現するための構造であり、トレンチ底部にp型SiC層18を設けた。p型SiC層18の濃度は2×10cm-3、厚さは0.3μmである。これによりn-ドリフト層11のドレイン側から空乏層はp型SiC層18の内部に留まるため、多結晶Si16には高電界が発生することはなく、高耐圧を実現できた。
図7Aより図7Fは、実施例3のJFETを形成するための概略プロセスである。図3Bのトレンチ形成後、Alをイオン注入し、p型SiC層18を形成する(工程a:図7A)。但し本プロセスでは実施例1のプロセスとは異なり、n+ソース12形成用の窒素イオン注入直後における活性化熱処理は実施せず、工程aの後とした。引き続きp型多結晶Si16を形成後、平坦化処理を実施する(工程b:図7B)。その後の工程c(図7C)から工程f(図7F)は、実施例2のプロセスにおける工程c(図5C)から工程f(図5f)と同一であり、図6に示した実施例3のJFETが完成する。
図8は、本発明JFETの第4の実施例を示す断面構造である。多結晶SiはSiCよりバンドギャップが狭いため、SiCとpn接合を形成するとビルトイン電圧がSiC単体のpn接合におけるビルトイン電圧である約2.5Vより低下する。ノーマリオフ型デバイスではオン・オフ動作を0Vからビルトイン電圧の間で制御する。このため、多結晶Siゲートを用いたSiC接合FETの場合、ゲート電圧振幅の許容範囲が狭くなるという問題がある。そのため、本実施例では、トレンチ側壁13とトレンチ底部にp型SiC領域19を設け、トレンチ内部をp型多結晶Si16で埋め込む構造とした。これによりSiC単体JFETと同一のビルトイン電圧となるため、ゲート電圧振幅の低下を防ぐことができた。
図9は、実施例4のJFETを形成するための概略プロセスの一部である。実施例3のJFETプロセスの一部である図7Aでは、垂直イオン注入であったのに対し、本プロセスでは斜めイオン注入52とした。これによりトレンチ側壁及びトレンチ底部にp型SiC領域19を形成できる。その他の工程は、図7Bから図7Fに示されるものと同一である。
図9は、実施例4のJFETを形成するための概略プロセスの一部である。実施例3のJFETプロセスの一部である図7Aでは、垂直イオン注入であったのに対し、本プロセスでは斜めイオン注入52とした。これによりトレンチ側壁及びトレンチ底部にp型SiC領域19を形成できる。その他の工程は、図7Bから図7Fに示されるものと同一である。
図10は、本発明JFETの第5の実施例を示す断面構造である。ソース/ゲート間の耐圧を確保するため、本実施例ではトレンチ側壁13とn+ソース12の間にn−領域11が存在する構造とし、且つp型多結晶Si15の濃度を1020cm-3とした。これにより、ソース/ゲート間の耐圧として20V以上が確保でき、且つ高耐圧・低オン抵抗を実現できた。
図11は、本発明JFETの第6の実施例を示す断面構造である。本実施例は実施例4のJFETにおいて、トレンチ側壁のp型SiC領域19とn+ソース12の間にn−領域11が存在する構造とした。これによりソース/ゲート間の耐圧として20V以上が確保でき、かつ高耐圧・低オン抵抗を実現でき、更に、ゲート電圧振幅の低下を防ぐことができた。
図12は、本発明JFETの第7の実施例を示す断面構造である。本実施例ではn+ソース12のトレンチ側壁13に酸化膜23を設けた構造とした。一方、cチャネル領域におけるトレンチ側壁13の大部分には酸化膜を設けず、直接p型多結晶に接する構造とした。これによりこれによりソース/ゲート間の耐圧として20V以上が確保でき、且つ高耐圧・低オン抵抗を実現できた。
図13と図14とは、本発明のJFET構造の例を説明するための概略の斜視図である。一例として、実施例1のJFETで説明するが、他の実施例のJFETでも同様である。複数のn+ソース12は個別のソースAl電極34を介し、Al等の金属膜で形成された共通のソースパッド35に接している。図15は、図13及び図14において、符号Aで示した深さにおけるレイアウト図である。符号61で示した長方形が図13および図14における個別ソースAl電極34とソースパッド35のコンタクト部分を示す。図16は図13および図14において、符号Bで示した深さにおけるレイアウト図であり、ゲートAl電極37は互いにつながっており、符号62で示した四角形の領域で、共通のゲートパッド38に接している。図15及び図16において、一点鎖線示した長方形60が各実施例で示した個別JFETであり、同一間隔で配置されている。但し、ゲートの配線抵抗を小さくするため、ユニットJFET60は必ずしも全面に配置されてはおらず、ゲート配線幅の広い領域が設けられている。このようなレイアウト構造とすることにより、多数の個別JFETが同時かつ均一に動作することが可能である。
図17は、本発明のJFETを用いたインバータ回路の例である。図において、符号70は直流電源であるコンデンサー、符号71はモーターなどの負荷、符号81から符号86は本発明のJFET、符号91から符号96は還流用のフリーホイルダイオードである。本発明のJFETは高耐圧かつ低オン抵抗であるため、図17の回路構成を有するインバータの体積を小さくすることが可能である。又、電源電圧200V用に耐圧600VのJFETを用いてインバータを作製した結果、インバータ体積はSiデバイスを用いた場合の1/2にすることができた。
本願発明は、チャネル層とドレイン層の濃度が同一であるため、工程が簡略になるという効果がある。加えてノーマリオフ性能が高く、ゲート抵抗が小さく且つゲート耐圧を高く出来るため、使い勝手に優れるという効果がある。
以上、本願発明を詳細に説明した。以下にその主な形態を列挙する。
(1)第一導電型の高濃度SiCをドレイン層とし、前記ドレイン層に接する第一導電型の低濃度SiCをドリフト層とし、前記ドリフト層上に形成された第一導電型の高濃度SiCをソース層とし、前記ソース層から前記ドリフト層の所定深さまでトレンチ溝を形成することで前記ドリフト層の一部をチャネル領域とし、前記トレンチ溝を充填する第二導電型のSiをゲート領域とする接合FETにおいて、少なくとも前記チャネル領域の側壁部分が前記Siゲート領域と酸化膜を介さずに接することを特徴とする接合FET。
(2)第一導電型の高濃度SiCをドレイン層とし、前記ドレイン層に接する第一導電型の低濃度SiCをドリフト層とし、前記ドリフト層上に形成された第一導電型の高濃度SiCをソース層とし、前記ソース層から前記ドリフト層の所定深さまでトレンチ溝を形成することで前記ドリフト層の一部をチャネル領域とし、前記トレンチ溝を充填する第二導電型のSiをゲート領域とする接合FETにおいて、前記チャネル領域の側壁部分の略全体が酸化膜を介さずに接する前記Siゲート領域を高濃度とし、前記ソース領域の側壁部分が酸化膜を介さずに接する前記Siゲート領域を低濃度とし、かつ前記低濃度Siゲート領域の表面には高濃度Si領域が形成されていることを特徴とする接合FET。
(3)第一導電型の高濃度SiCをドレイン層とし、前記ドレイン層に接する第一導電型の低濃度SiCをドリフト層とし、前記ドリフト層上に形成された第一導電型の高濃度SiCをソース層とし、前記ソース層から前記ドリフト層の所定深さまでトレンチ溝を形成することで前記ドリフト層の一部をチャネル領域とし、前記トレンチ溝を充填する第二導電型のSiをゲート領域とする接合FETにおいて、少なくとも前記チャネル領域の側壁部分が前記Siゲート領域と酸化膜を介さずに接しており、かつ前記トレンチ底部のSiCには第二導電型領域が形成されていることを特徴とする接合FET。
(4)第一導電型の高濃度SiCをドレイン層とし、前記ドレイン層に接する第一導電型の低濃度SiCをドリフト層とし、前記ドリフト層上に形成された第一導電型の高濃度SiCをソース層とし、前記ソース層から前記ドリフト層の所定深さまでトレンチ溝を形成することで前記ドリフト層の一部をチャネル領域とし、前記トレンチ溝を充填する第二導電型のSiをゲート領域とする接合FETにおいて、少なくとも前記チャネル領域の側壁部分が前記Siゲート領域と酸化膜を介さずに接しており、かつ前記トレンチ底部ならびに前記チャネル領域の前記トレンチ側壁のSiCには第二導電型領域が形成されていることを特徴とする接合FET。
(5)前項(1)において、前記ソース領域の側壁と前期Siゲート領域の間には酸化膜が形成されていることを特徴とする接合FET。
(6)前項(1)から前項(5)に記載の接合FETが用いられている電気回路。
10:n+−SiC基板、11:n-ドリフト層、12:n+ソース層、13:トレンチ側壁、15、16:p型多結晶Si、17:コンタクト用高濃度p型多結晶Si、18、19:p型SiC領域、20、22:酸化膜、23:トレンチ側壁酸化膜、31、33:シリサイド電極、32:ドレイン電極、34:ソースAl電極、35:ソースパッド、37:ゲートAl電極、38:ゲートパッド、60:個別JFET、61:ソースAl電極34とソースパッド35のコンタクト部、62:ゲートAl電極37とゲートパッド38のコンタクト部
Claims (8)
- 第一導電型のSiCなるドレイン層と、
前記ドレイン層に接する第一導電型且つ前記ドレイン層より低不純物濃度のSiCなるドリフト層と、
前記ドリフト層の前記ドレイン層が接する面と対抗する面に形成された第一導電型且つ前記ドリフト層より高不純物濃度のSiCなるソース層と、
前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体の所定深さまでに形成した凹部と、
前記凹部を充填し、且つ前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体の両側壁の各々接する第二導電型のSi層と、を有し、
前記第二導電型のSi層がゲート領域であり、
前記ドリフト層内にチャネル領域が構成されることを特徴とする接合型FET。 - 前記ゲート領域を構成する第二導電型のSi層が、多結晶Si層であることを特徴とする請求項1に記載の接合型FET。
- 前記Siゲート領域は、積層方向に不純物濃度を異にする少なくとも2つの領域を有し、
前記ソース領域の側壁部に接する前記Siゲート領域は、これ以外の領域に比較して低濃度であり、且つ
前記低濃度のSiゲート領域は、その半導体積層体の積層方向の上部に高濃度のSi領域を有することを特徴とする請求項1に記載の接合型FET。 - 前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体に接する第二導電型Si層の前記ドリフト層側に、第二導電型のSiC領域を有することを特徴とする請求項1に記載の接合型FET。
- 前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体に接する第二導電型Si層の前記ドリフト層側に、第二導電型のSiC領域を有することを特徴とする請求項2に記載の接合型FET。
- 前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体に接する第二導電型Si層における、前記ドリフト層側及び前記ドリフト層側にSiCの第二導電型領域を有することを特徴とする請求項1に記載の接合型FET。
- 前記ソース領域の側壁及び前記Siゲート領域との間に、絶縁膜を有することを特徴とする請求項1に記載の接合型FET。
- 所定基板上に、少なくとも第1及び第2の接合型FETを有し、
前記接合型FETは、
第一導電型のSiCなるドレイン層と、
前記ドレイン層に接する第一導電型且つ前記ドレイン層より低不純物濃度のSiCなるドリフト層と、
前記ドリフト層の前記ドレイン層が接する面と対抗する面に形成された第一導電型の高濃度SiCなるソース層と、
前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体の所定深さまでに形成した凹部と、
前記凹部を充填し、且つ前記ソース層から前記ドリフト層に到る半導体積層体の両側壁に各々接する第二導電型のSi層と、を有し、
前記第二導電型のSi層がゲート領域であり、
前記ドリフト層内にチャネル領域が構成された接合型FETであり、
且つ、前記第1の接合型FETと前記第2の接合型FETとは、各接合型FETの前記第二導電型のSi層がゲート領域を電気的に接続する金属層を有することを特徴とする接合型FET。
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