JP2007154591A - 建設機械のエンジン室 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気管を有する建設機械のエンジン室を小型化する。
【解決手段】複数の配管21〜24の端面を斜めにカットし、これら配管21と22および配管23と24の端面同士を互いに接合して排気管20を形成する。これによって形成された排気管20は屈曲形状をなし、エンジン1から排出された排気ガスを斜め後方のマフラ17に導くため、マフラ17の配置の自由度が向上し、エンジン室5の小型化を実現できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械のエンジン室に関する。
油圧ショベルのエンジン室に設けられ、エンジンから排出された排気ガスをマフラに導くように排気通路を形成した排気管が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載のものは、曲げ構造の排気管により排気通路を形成するようにしている。
特開2001−26944号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の排気管構造では、エンジン室内に排気管の曲げ半径に応じたスペースが必要となるため、エンジン室が大型化する。
本発明による建設機械のエンジン室は、エンジンから排出された排気ガスをマフラに導くための排気通路を形成する排気管を有し、この排気管を、端面を斜めにカットした複数の配管を互いに接合して屈曲形状としたことを特徴とする。
エンジンからの排気の排出口とマフラへの排気の流入口を排気管により連通し、排出口を機体の幅方向一方に開口して設けるとともに、流入口を排出口と向かい合うように機体の幅方向他方に開口して設け、かつ流入口を排出口よりも機体後方側に設けることもできる。
この場合、排出口が設けられる機体の幅方向延長線上に、作動油タンクおよびまたは燃料タンクを配置することが好ましい。
本発明によれば、端面を斜めにカットした複数の配管を互いに接合して屈曲形状の排気管を形成するので、配管を曲げて排気管を形成する必要がなく、エンジン室を小型化することができる。
以下、図1〜図7を参照して本発明による建設機械のエンジン室の形態について説明する。
図1(a)および(b)は、本発明が適用される油圧ショベルの平面図および側面図である。以下では図1(a)に示すように前後左右方向を定義し、この定義にしたがって各部の配置を説明する。
油圧ショベルは、走行体1と、走行体1上に旋回可能に設けられた旋回体2と、旋回体2に回動可能に取り付けられたブーム,アーム,バケットからなる作業用フロント3とを有する。旋回体2の左前部には運転室4が、その後方にはエンジン室5がそれぞれ設けられ、旋回体2の後端部にはカウンタウエイト6が取り付けられている。エンジン室4は旋回フレーム2a(図3)の上方をカバーで囲んで形成される。
この油圧ショベルは、エンジン室5の前後方向の長さが短く形成されるとともに、エンジン室5を囲むように円弧状にカウンタウエイト6が形成され、旋回体2の後端は走行体1の後端よりも前方に位置している。すなわち本実施の形態に係る油圧ショベルは、旋回中心から旋回体2の後端までの長さが通常の油圧ショベルよりも短い、後方小旋回が可能な油圧ショベルである。
図2は旋回体2の構成、とくにエンジン室5内の構成を示す平面図であり、図3はエンジン室5内を側方から見た図(図2の矢視III図)である。エンジン室5にはエンジン10の長手方向が機体の幅方向を向くようにエンジン10が横置きに配置され、エンジン10は旋回フレーム2a上に支持されている。エンジン10の左端部にはエンジン10によって駆動する冷却ファン11が取り付けられ、冷却ファン11の左側方には、冷却ファン11によって送風された冷却風とエンジン冷却水とを熱交換するラジエータ12が配置されている。エンジン10の右端部にはエンジン10によって駆動する油圧ポンプ13が取り付けられている。油圧ポンプ13の前方には燃料タンク14と作動油タンク15が左右に並べて配置されている。これらタンク14,15は旋回フレーム2aに支持され、その上端面はマフラ17よりも上方に位置している。
エンジン10の上部前側にはターボチャージャー16が配設され、油圧ポンプ13の上方にはマフラ17が配設されている。ターボチャージャー16とマフラ17は排気管20で接続されている。エンジン10からの排気は、図示しないエキゾーストマニホールドを介してターボチャージャー16に流入する。ターボチャージャー16の排出口16aから排出された排気は排気管20を介してマフラ17の流入口17aに導かれ、マフラ17を通過後に尾管18を介してエンジン室外に排出される。なお、ターボチャージャー16はエンジン10の一部を構成し、ターボチャージャー16からの排気はエンジン10からの排気を意味する。
ターボチャージャー16の排出口16aは右方に向けて開口し、マフラ17の流入口17aは左方に向けて開口している。なお、排出口16aと流入口17aはほぼ同じ高さに設けられている。排出口16aは図2の左右方向の直線L1上に配置され、この直線L1上には作動油タンク15と燃料タンク14も配置されている。そのため、マフラ17はタンク15と干渉しないように直線L1よりも後方にずらして配置され、流入口17aは直線L1よりも後方にシフトした左右方向の直線L2上に配置されている。
これにより、例えば図4に示すように排出口16aと流入口17aを同一の直線L1上に配置し、直線状の排気管200により排出口16aと流入口17aを接続したものに比べ、油圧ポンプ13とタンク14,15との隙間SP1およびマフラ17とカウンタウエイト16との隙間SP2を小さくすることができる。その結果、エンジン室5内の余剰のスペースが少なくなって、エンジン室5をコンパクトに形成できる。
この場合、図2のようにマフラ17を後方にずらして配置すると、図4のような直線状の排気管200によっては排出口16aと流入口17aを接続することができない。また、背圧の増加を抑えるために排気管20はある程度の管径が必要であるため、例えば図5に示すように曲げ構造の排気管210によりターボチャージャー16からマフラ17に至る排気通路を形成すると、配管の曲げ半径が大きくなり、排出口16aから流入口17aまでの長さ(通路長さ)を短くすることができない。その結果、ターボチャージャー16とマフラ17のレイアウト上の制約が大きくなり、エンジン室5を小型化することが困難となる。そこで、本実施の形態では以下のように排気管20を形成する。
図6(a)は図2の排気管20の拡大断面図であり、図6(b)はその要部の外観図である。図6(a)に示すように排気管20は、管径がほぼ等しい第1配管21〜第4配管24により構成される。ターボチャージャー16の排出口16aにはフランジ部16bが設けられ、このフランジ部16bに、第1配管21の一端側(左端側)に設けたフランジ部21aが図示しないボルトにより締結されている。
第1配管21の他端(右端)は、その端面が斜め後方を向くように左右方向に傾斜した鉛直面SF1により斜めにカットされている。第2配管22の一端(左端)は、第1配管21の切り口の形状に合わせて斜めにカットされ、第1配管21と第2配管22の切り口は同一の楕円形状をなしている。この第1配管21と第2配管22の端面同士は突き合わせ溶接により接合され、第1配管21と第2配管22とが一体となってエンジン1からの排気通路(第1の排気管20A)を形成している。
一方、マフラ17の流入口17aには第4配管24の一端(右端)が溶接されている。第4配管24の他端(左端)は、その端面が斜め前方を向くように左右方向に傾斜した鉛直面SF2により斜めにカットされている。第3配管23の一端(右端)は、第4配管24の切り口の形状に合わせて斜めにカットされ、第4配管24と第3配管23の切り口は同一の楕円形状をなしている。この第4配管24と第3配管23の端面同士は突き合わせ溶接により接合され、第4配管24と第3配管23とが一体となってマフラ17への排気通路(第2の排気管20B)を形成している。なお、第2の排気管20Bはマフラ17に溶接されているので独立した排気管ではないが、このような排気管20Bを含めてここでは「排気管」と呼ぶ。
第3配管23の他端(左端)は第2配管22の他端(右端)よりもやや大径に形成されている。この第3配管23の端部には第2配管22の端部が嵌合し、その周囲は図6(b)に示すようにバンド25で締め付けられ、第1の排気管20Aと第2の排気管20Bが一体に締結されている。これによりターボチャージャー16の排出口16aからその右斜め後方のマフラ17の流入口17aにかけて排気管20が2段階に屈曲し、屈曲形状の排気通路が形成される。この場合、配管21〜24の端面を斜めにカットし、その端面同士を溶接して排気通路を形成するため、配管の曲げ半径を考慮して排出口16aと流入口17aを設ける必要がなく、図5に示したものに比べ排気管20の通路長さを短くすることができる。
以上の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)配管21〜24の端面を斜めにカットし、その端面同士を溶接して屈曲形状の排気管20を形成したので、曲げ構造の排気管210(図5)を用いる場合に比べ、排気管の通路長さを短くすることができ、エンジン室5を小型化できる。また、大径の配管を曲げ加工する必要がなく、排気管20の製造が容易である。
(2)ターボチャージャー16の排出口16aとマフラ17の流入口17aを左右方向に互いに向き合うように設けるとともに、流入口17aを排出口16aよりも後方に設け、斜め後方に屈曲した排気管20により排出口16aと流入口17aを接続するので、マフラ17の配置の自由度が高まり、エンジン室5の省スペース化を実現できる。その結果、後方小旋回の油圧ショベルを容易に構成できる。
(3)排出口16aの延長線L1上にタンク14,15を配置するようにしたので、タンク14,15をエンジン10に接近して配置することができ、エンジン室4の余剰スペースを少なくすることができる。
(4)第1の排気管20Aと第2の排気管20Bをバンド25で連結するようにしたので、排気管20の取付位置を調整することができ、排気管20の取付が容易である。
なお、エンジン室内の部品の配置、および排出口16a,流入口17aの開口する向きは、上述したものに限らない。上記実施の形態では、排気管20を2段階に屈曲した形状としたが、端面を斜めにカットした複数の配管を互いに接合して屈曲形状の排気通路を形成するのであれば、排気管20の形状は上述したものに限らない。排出口16aと流入口17aを同一高さに設けたが、同一高さでなくてもよく、その場合には排気管20を鉛直方向に屈曲した形状とすればよい。
第1の排気管20Aと第2の排気管20Bをバンド25により連結したが、ボルト等、他の連結手段を介して連結してもよい。第1の排気管20Aと第2の排気管20Bを溶接し、排気管20をマフラ17に一体に設けてもよい。この場合、フランジ部16bに取付位置の調整機構を設けてもよい。また、マフラ17にフランジ部を設け、このフランジ部にボルトを介して配管24を締結するようにしてもよい。
図7の実線に示すように、両端面を斜めにカットした配管26を介して一対の配管21,22または23,24を接合するようにしてもよい。これにより配管21,22または23,24同士を接合する場合(図7の点線)よりも排気通路がなだらかに屈曲し、通路内の圧力損失を低減できる。排出口16aの延長線L1上に作動油タンク15と燃料タンク14を配置したが、そのどちらか一方のみを配置するのでもよい。
上記実施の形態は油圧ショベルに適用したが、排気管を有する他の建設機械にも本発明を同様に適用することができる。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の建設機械のエンジン室に限定されない。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
(a)は本発明が適用される油圧ショベルの平面図、(b)は側面図。 本発明の実施の形態に係る建設機械のエンジン室の内部構成を示す平面図。 図2の矢視III図。 図3との対比により本発明の効果を説明する図。 曲げ構造の排気管の一例を示す図。 (a)は図の排気管の拡大断面図、(b)はその一部外観図。 図6の変形例を示す図。
符号の説明
5 エンジン室
10 エンジン
14 燃料タンク
15 作動油タンク
16a 排出口
17 マフラ
17a 流入口
20 排気管
21 第1配管
22 第2配管
23 第3配管
24 第4配管

Claims (3)

  1. エンジンから排出された排気ガスをマフラに導くための排気通路を形成する排気管を有し、
    前記排気管は、端面を斜めにカットした複数の配管を互いに接合して屈曲形状とされることを特徴とする建設機械のエンジン室。
  2. 請求項1に記載の建設機械のエンジン室において、
    前記排気管は前記エンジンからの排気の排出口と前記マフラへの排気の流入口を連通し、前記排出口は機体の幅方向一方に開口して設けられるとともに、前記流入口は前記排出口と向かい合うように機体の幅方向他方に開口して設けられ、かつ前記流入口は前記排出口よりも機体後方側に設けられることを特徴とする建設機械のエンジン室。
  3. 請求項2に記載の建設機械のエンジン室において、
    前記排出口が設けられる機体の幅方向延長線上に、作動油タンクおよびまたは燃料タンクが配置されることを特徴とする建設機械のエンジン室。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013064256A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械
JP2021147753A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 株式会社加藤製作所 建設機械

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