JP2007157665A - バッテリ終止検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電池電圧の変化量を使用環境温度に応じた値になるようにしたバッテリ終止検出装置、バッテリ終止検出方法、およびプログラムの提供
【解決手段】 基準環境温度(25℃)では、バイアス抵抗Aと、抵抗値が温度に依存するサーミスタTHおよびバイアス抵抗Bとによって生ずるバイアス電圧Vbと電圧検出器19の検出させたいドロップ変化量分低い電圧検出値Vdetの差分「Vb−Vdet」にカップリングコンデンサ16を介して取り出されたドロップ電圧の変化量が達すると、マイコン40は電源終止部60に信号を送って機器への電源電圧の供給を終止させる。低温環境の場合はサーミスタTHの抵抗値が上がるため、ドロップ電圧の検出変化量「Vb−Vdet」の幅が拡大するので、低温環境下でも温度に応じた終止電圧を検出することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 基準環境温度(25℃)では、バイアス抵抗Aと、抵抗値が温度に依存するサーミスタTHおよびバイアス抵抗Bとによって生ずるバイアス電圧Vbと電圧検出器19の検出させたいドロップ変化量分低い電圧検出値Vdetの差分「Vb−Vdet」にカップリングコンデンサ16を介して取り出されたドロップ電圧の変化量が達すると、マイコン40は電源終止部60に信号を送って機器への電源電圧の供給を終止させる。低温環境の場合はサーミスタTHの抵抗値が上がるため、ドロップ電圧の検出変化量「Vb−Vdet」の幅が拡大するので、低温環境下でも温度に応じた終止電圧を検出することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、単三電池等のバッテリの終止検出装置に関する。
デジタルカメラ等のようなバッテリ駆動の半導体メモリを有するパーソナル機器では一般的にサブマイコンでバッテリの状態を観察し、機器のパワーオン/オフを制御している。また、単三電池駆動仕様の機種では図6に示す単三電池駆動電源装置300のように電池の電圧ドロップ(変化量)を検出する回路(電源ドロップ検出回路30)を有する電源装置を備え、負荷変動により突発的に静止電圧以下に割り込む電圧ドロップが発生した際、パワーオフさせる制御を行っているものもある。
図6は単三電池駆動電源装置の従来例を示す図であり、点線枠内の部分が従来の電圧ドロップ検出回路30を構成しており、電圧ドロップ検出回路30において、記号11は理想電圧源(EVCC3.3)とグランドの間に設けられたバイアス抵抗A、記号12はバイアス抵抗B、記号16はカップリングコンデンサ、記号19は電圧検出器、記号Vaはバイアス抵抗Aとバイアス抵抗Bによって点jに与えられるバイアス電圧を示す。
基準環境温度(25℃)では、バイアス抵抗Aとバイアス抵抗Bによって点jにバイアス電圧Vaが与えられる。また、電圧ドロップ検出値は上記バイアス電圧Vaと、電圧検出器19の検出させたい変化量分低い検出電圧Vdetとの差分「Va−Vdet」で設定される。
カップリングコンデンサ16を介して取り出されたドロップ電圧の変化量が「Va−Vdet」に達すると電圧検出器19がそれを検知して信号をマイクロコンピュータ(以下、マイコン)40に送り、マイコン40はLDO(Low Drop Out)61を含む電源終止部60にパーソナル機器への電源電圧の供給を終止させる。
基準環境温度(25℃)では、バイアス抵抗Aとバイアス抵抗Bによって点jにバイアス電圧Vaが与えられる。また、電圧ドロップ検出値は上記バイアス電圧Vaと、電圧検出器19の検出させたい変化量分低い検出電圧Vdetとの差分「Va−Vdet」で設定される。
カップリングコンデンサ16を介して取り出されたドロップ電圧の変化量が「Va−Vdet」に達すると電圧検出器19がそれを検知して信号をマイクロコンピュータ(以下、マイコン)40に送り、マイコン40はLDO(Low Drop Out)61を含む電源終止部60にパーソナル機器への電源電圧の供給を終止させる。
一方、使用温度環境が低温時の場合は低温での特性劣化によって、負荷変動時のドロップ量が大きくなるが、電源ドロップ検出回路30が、基準環境温度で設定した(低温時のドロップ量より小さい)ドロップ量で終止検出をしてしまうため、低温時の電池寿命が短くなるという課題があった。
図7は単三電池の電池放電カーブの一例を示す図であり、図7で符号110はX軸を時間T、Y軸を電池電圧Vとしたときの基準環境温度(+25℃)における電池電圧の推移を示す放電カーブ、符号120は低温における電池電圧の推移を示す放電カーブを示す。また、記号Vkは図6に示した単三電池駆動電源装置300における終止電圧の設定値(静的負荷変動時の終止電圧)、記号Pは基準環境温度(+25℃)で設定した検出ドロップ量、記号Qは低温時における負荷変動字の電圧ドロップによるドロップ量(Q=P)を示す。
放電カーブ110、120は右肩下がりのカーブであり、時間の経過と共に放電により電池の電圧が低下する。基準環境温度の場合、電池電圧が終止電圧の設定値Vkに近くなったときに機器側の負荷変動により設定されたドロップ電圧の変化量P以上のドロップ量を検出すると電圧が終止電圧以下になるので単三電池駆動電源装置300はパーソナル装置への電源供給を終止する。一方、低温時には低温での特性劣化によって放電カーブ120に示すように負荷変動時のドロップ量が大きくなるが、ドロップ量の値が基準環境温度用に設定されたドロップ量Pに等しいドロップ量Qのときに終止検出を行い、パーソナル装置への電源供給を終止することとなる。つまり、低温環境ではドロップ量が大きくなっても基準環境温度用に設定されたドロップ量Pで終止検出を行うので結果的に早い時期に終止検出がなされることになり、電池寿命が短くなる。
ここで、リチウムイオン2次電池の放電特性によりリチウムイオン2次電池から放電を終了するエンド電圧を設定し、リチウムイオン2次電池の使用状況に応じてエンド電圧の設定を可変して制御するエンド電圧制御部を備えることにより、低温環境使用下や充放電回数が多くなったバッテリでも、バッテリの特性によりバッテリセルから放電を終了するエンド電圧を変更して設定することにより、放電可能となる時間を延ばすようにしたバッテリ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示の技術では、低温環境使用下や充放電回数が多くなったバッテリでも、バッテリ装置側で、そのバッテリの特性によりバッテリセルから放電を終了するエンド電圧を変更して設定するので放電可能となる時間を延ばすことができる。
しかしながら、低温での電池電圧の特性劣化によって負荷変動時のドロップ量が大きくなった場合に図6に示したような電池駆動電源装置で電源ドロップ検出回路が基準環境温度で設定したドロップ電圧の検出変化量で終止検出を行ってしまうといった課題を解決するための具体的な解決手段、例えば、ドロップ量(つまり、電池電圧の変化量)に着目した解決方法を与えるものではない。
本発明は、電池電圧の変化量を使用環境温度に応じた値になるようにしたバッテリ終止検出装置、バッテリ終止検出方法、およびプログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、バッテリ駆動電源装置におけるバッテリ終止検出装置であって、温度に応じた電源の電圧ドロップ検出値を設定する許容値設定手段と、バッテリ電源電圧のバイアス抵抗部の抵抗値を温度に応じて変化させる抵抗値制御手段と、抵抗値制御手段による変化後のバイアス抵抗部の抵抗値を検出する抵抗値検出手段と、抵抗値検出手段によって検出された抵抗値が電圧ドロップ検出値に達したとき、バッテリ電源の供給を終止させる電源供給終止手段と、を備えたことを特徴とするバッテリ終止検出装置を提供する。
これにより、バッテリ終止検出装置は、使用温度環境に応じて電圧ドロップ検出装置におけるバイアス抵抗の抵抗値を制御して温度に応じて電圧ドロップ検出量を変化させることができるので、低温環境下でも電池の特性に応じた終止電圧を検出することができることから、電池寿命を延ばすことができる。
これにより、バッテリ終止検出装置は、使用温度環境に応じて電圧ドロップ検出装置におけるバイアス抵抗の抵抗値を制御して温度に応じて電圧ドロップ検出量を変化させることができるので、低温環境下でも電池の特性に応じた終止電圧を検出することができることから、電池寿命を延ばすことができる。
請求項2に記載の発明では、抵抗値制御手段は、温度に依存して抵抗値が変化する温度依存抵抗部材であり、バイアス抵抗部は直列に配設された複数のバイアス抵抗部材と温度依存型抵抗部材からなることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ終止検出装置を提供する。
これにより、バイアス抵抗部に温度によって抵抗値が変化する温度依存型抵抗部材を追加したので使用環境温度に応じた終止検出が可能となり、低温環境下における電池寿命を従来より延ばすことができる。
これにより、バイアス抵抗部に温度によって抵抗値が変化する温度依存型抵抗部材を追加したので使用環境温度に応じた終止検出が可能となり、低温環境下における電池寿命を従来より延ばすことができる。
請求項3に記載の発明では、更に、温度を検出する温度検出手段を備え、抵抗値制御手段は、バイアス抵抗部において直列に配設されている複数のバイアス抵抗部材の接続を温度検出手段によって検出された温度に応じて切替える切替スイッチを有することを特徴とする請求項1に記載のバッテリ終止検出装置を提供する。
これにより、バッテリ終止検出装置は使用温度環境に応じて複数の切替えスイッチを切替えて電圧ドロップ検出回路におけるバイアス抵抗の抵抗値を変化させ、温度に応じて電圧ドロップ検出量を設定することができるので、低温環境下でも電池の特性に応じた終止電圧を検出することができることから、電池寿命を延ばすことができる。
これにより、バッテリ終止検出装置は使用温度環境に応じて複数の切替えスイッチを切替えて電圧ドロップ検出回路におけるバイアス抵抗の抵抗値を変化させ、温度に応じて電圧ドロップ検出量を設定することができるので、低温環境下でも電池の特性に応じた終止電圧を検出することができることから、電池寿命を延ばすことができる。
請求項4に記載の発明では、更に、切替えスイッチのオンオフ制御を行うスイッチ制御手段と、温度計測手段によって計測された温度値にスイッチのオン/オフ値を対応付けたスイッチ制御情報記憶手段とを備え、スイッチ制御手段は、温度計測手段によって計測された温度値に対応するスイッチのオン/オフ値をスイッチ制御情報記憶手段から取り出して切替えスイッチのオンオフ制御を行うことを特徴とする請求項3に記載のバッテリ終止検出装置を提供する。
これにより、抵抗値制御手段は検出された温度値に応じてスイッチ制御情報記憶手段を取り出して切替えスイッチのオン/オフ制御を行うことができる。
これにより、抵抗値制御手段は検出された温度値に応じてスイッチ制御情報記憶手段を取り出して切替えスイッチのオン/オフ制御を行うことができる。
請求項5に記載の発明では、バッテリ駆動電源装置におけるバッテリ終止検出方法であって、温度に応じた電源の電圧ドロップ検出値を設定するステップと、バッテリ電源電圧のバイアス抵抗部の抵抗値を温度に応じて変化させるステップと、温度による変化後のバイアス抵抗部の抵抗値を検出するステップと、 検出された抵抗値が設定された電圧ドロップ検出値に達したとき、バッテリ電源の供給を終止させるステップと、を備えたことを特徴とするバッテリ終止検出方法を提供する。
これにより、バッテリ終止検出装置は使用温度環境に応じて電池電圧のバイアス抵抗の抵抗値を制御して温度に応じて電圧ドロップ検出量を変化させることができるので、低温環境下でも電池の特性に応じた終止電圧を検出することができることから、電池寿命を延ばすことができる。
これにより、バッテリ終止検出装置は使用温度環境に応じて電池電圧のバイアス抵抗の抵抗値を制御して温度に応じて電圧ドロップ検出量を変化させることができるので、低温環境下でも電池の特性に応じた終止電圧を検出することができることから、電池寿命を延ばすことができる。
請求項6に記載の発明では、バッテリ駆動電源装置のコンピュータに、温度に応じた電源の電圧ドロップ検出値を設定する機能と、バッテリ電源で夏のバイアス抵抗部の抵抗値を温度に応じて変化させる機能と、温度による変化後のバイアス抵抗部の抵抗値が設定された電圧ドロップ検出値に達したとき、バッテリ電源の供給を終止させる機能と、を実行するプログラムを提供する。
これにより、バッテリ駆動電源装置は使用温度環境に応じて電池電圧のバイアス抵抗の抵抗値を制御して温度に応じて電圧ドロップ検出量を変化させることができるので、低温環境下でも電池の特性に応じた終止電圧を検出することができることから、電池寿命を延ばすことができる。
これにより、バッテリ駆動電源装置は使用温度環境に応じて電池電圧のバイアス抵抗の抵抗値を制御して温度に応じて電圧ドロップ検出量を変化させることができるので、低温環境下でも電池の特性に応じた終止電圧を検出することができることから、電池寿命を延ばすことができる。
本発明によれば、バッテリ終止検出装置は使用温度環境に応じて電池電圧のバイアス抵抗の抵抗値を制御して温度に応じて電圧ドロップ検出量を変化させることができるので、低温環境下でも電池の特性に応じた終止電圧を検出することができることから、電池寿命を延ばすことができる。
<実施形態1>
本実施形態は図6の電圧ドロップ検出回路30のバイアス抵抗部にサーミスタTHを追加することにより温度に応じた終止電圧を検出するようにした例である。サーミスタTHは、通常、焼結した半導体材料を成分とした大きい温度係数をもった温度依存性の高い抵抗である。
本実施形態は図6の電圧ドロップ検出回路30のバイアス抵抗部にサーミスタTHを追加することにより温度に応じた終止電圧を検出するようにした例である。サーミスタTHは、通常、焼結した半導体材料を成分とした大きい温度係数をもった温度依存性の高い抵抗である。
図1は実施形態1に係わる単三電池駆動電源装置の一実施例を示す図であり、点線枠内の部分が電圧ドロップ検出回路10を構成している。電圧ドロップ検出回路10において、記号11は理想電圧源(EVCC3.3)とグランドの間に設けられたバイアス抵抗A、記号12はバイアス抵抗B、記号16はカップリングコンデンサ、記号17はバイアス抵抗Aとバイアス抵抗Bの間に設けたサーミスタTH、記号19は電圧検出器、記号Vbはバイアス抵抗AとサーミスタTHとバイアス抵抗Bとによって点jに与えられるバイアス電圧を示す。
基準環境温度(25℃)では、バイアス抵抗Aと、抵抗値が温度に依存するサーミスタTHとバイアス抵抗Bによって点jにバイアス電圧Vbが与えられる。また、電圧ドロップ検出値は上記バイアス電圧Vbと電圧検出器19の検出させたいドロップ変化量分低い電圧検出値Vdetの差分「Vb−Vdet」で設定される。
カップリングコンデンサ16を介して取り出されたドロップ電圧の変化量が「Vb−Vdet」に達すると電圧ドロップ検出回路10がそれを検知してドロップ電圧の変化量をマイコン40に送り、マイコン40は電源終止部60に信号を送って機器への電源電圧の供給を終止させる。使用温度環境が低温時の場合はサーミスタTHの抵抗値が上がり、上記バイアス電圧Vbが上がるため、ドロップ電圧の検出変化量「Vb−Vdet」の幅が拡大するので、低温環境下でも温度に応じた終止電圧を検出することができ、電池寿命を延ばすことができる。
カップリングコンデンサ16を介して取り出されたドロップ電圧の変化量が「Vb−Vdet」に達すると電圧ドロップ検出回路10がそれを検知してドロップ電圧の変化量をマイコン40に送り、マイコン40は電源終止部60に信号を送って機器への電源電圧の供給を終止させる。使用温度環境が低温時の場合はサーミスタTHの抵抗値が上がり、上記バイアス電圧Vbが上がるため、ドロップ電圧の検出変化量「Vb−Vdet」の幅が拡大するので、低温環境下でも温度に応じた終止電圧を検出することができ、電池寿命を延ばすことができる。
上述したように、本実施形態では電圧ドロップ(変化量)を検出する電圧ドロップ回路に温度に依存して抵抗値が変化するサーミスタを追加したので使用環境温度に応じた終止検出が可能となり、低温環境下における電池寿命を従来より延ばすことができる。
図2は本実記形態に係わる電圧ドロップ検出回路による電圧ドロップの検出変化量温度特性を示す図であり、記号1は電圧ドロップの検出変化量温度特性カーブ、記号2は電圧検出器19の電圧検出値、記号3は低温時のドロップ量、記号4は25℃(基準環境温度)のドロップ量を示すドロップ電圧の変化量Vbは、Vb=EVCC3.3×{(RH+RB)/(RA+RH+RB)}として求めることができる。ここで、RAはバイアス抵抗Aの抵抗値、RBはバイアス抵抗Bの抵抗値、RHはサーミスタ16の抵抗値である。
<実施形態2>
上記実施形態2では電圧ドロップ検出回路のバイアス抵抗部に抵抗値が温度に依存するサーミスタを設けたことにより、温度環境に応じた終止検出を可能としたが、温度環境に応じた終止検出方法はこれに限定されない。
本実施形態では、温度センサ70を設け、図6の電池駆動電源装置にサブマイコンに環境温度の検出値を入力すると共に、電圧ドロップ検出回路のバイアス抵抗部に、バイアス抵抗C、D、Eを追加し、更にバイアス抵抗C、D、Eの接続を切替えるバイアス抵抗切替えスイッチを設け、温度センサによる検出値に基づいてマイコンの制御によりバイアス抵抗切替えスイッチをオン/オフさせてバイアス抵抗値を変化させることにより電圧ドロップ検出量を変化させ、環境温度で電池の特性に適した終止検出を可能とする。
上記実施形態2では電圧ドロップ検出回路のバイアス抵抗部に抵抗値が温度に依存するサーミスタを設けたことにより、温度環境に応じた終止検出を可能としたが、温度環境に応じた終止検出方法はこれに限定されない。
本実施形態では、温度センサ70を設け、図6の電池駆動電源装置にサブマイコンに環境温度の検出値を入力すると共に、電圧ドロップ検出回路のバイアス抵抗部に、バイアス抵抗C、D、Eを追加し、更にバイアス抵抗C、D、Eの接続を切替えるバイアス抵抗切替えスイッチを設け、温度センサによる検出値に基づいてマイコンの制御によりバイアス抵抗切替えスイッチをオン/オフさせてバイアス抵抗値を変化させることにより電圧ドロップ検出量を変化させ、環境温度で電池の特性に適した終止検出を可能とする。
図3は本実施形態に係わる単三電池駆動電源装置の一実施例を示す図であり、点線枠内の部分が電圧ドロップ検出回路20を構成しており、電圧ドロップ検出回路20において、記号11はバイアス抵抗A、記号13はバイアス抵抗C、記号14はバイアス抵抗D、記号15はバイアス抵抗E、記号16はカップリングコンデンサ、記号18はバイアス抵抗切替えスイッチ、記号19は電圧検出器、記号Vc1〜Vc4はバイアス抵抗Aと、バイアス抵抗B、D、Eの組み合わせ、とによって点jに与えられるバイアス電圧を示す。また、バイアス抵抗A、C、D、Eは理想電圧源(EVCC3.3)とグランドの間に直列に設けられており、バイアス抵抗B、D、Eはマイコン40によってオン/オフ制御されるバイアス抵抗切替えスイッチ18−1、18−2によって組み合わせを変化させることができる。
図4はバイアス抵抗制御用テーブルの一実施例を示す図であり、バイアス抵抗制御用テーブル80はバイアス抵抗切替えスイッチ18−1、18−2のオン/オフに応じたバイアス抵抗C、D、Eの組み合わせとバイアス抵抗Aとによって点jに生じるバイアス電圧Vc1〜Vc4に温度(温度範囲)を対応付けたテーブルであって、マイコン40のメモリに予め登録(記憶)されている。
図4で、記号81は温度の範囲を記憶した温度欄、記号82は温度欄81の範囲の検出温度に対応するバイアス抵抗切替えスイッチ18−1、18−2のオン/オフ設定値を記憶したスイッチ設定欄を意味する。なお、バイアス抵抗制御用テーブル80のテーブル定数として終止検出用プログラムに組み込むようにしてもよい。
温度センサ70が環境温度を検出してサブマイコン50に入力すると、サブマイコン50は検出値をデジタル化してマイコン40に送り、マイコン40はバイアス抵抗制御用テーブル80を参照し、検出された温度に対応するバイアス抵抗切替えスイッチ18−1、18−2のオン/オフの組み合わせを用いて、電圧ドロップ検出回路20が現在の温度環境に適合した電圧ドロップの変化量Vcを検出できるようにバイアス抵抗切替えスイッチ18−1、18−2をオン/オフ制御する。
なお、図4の例で、バイアス抵抗制御用テーブル80の温度欄81の温度範囲を25℃以上、15℃以上〜25℃未満、5℃以上〜15℃未満、5℃未満としたが、温度範囲はこの例に限定されない。つまり、理論値または実測値に基づく近似値、或いは経験値によって予め決定しバイアス抵抗切替えスイッチ18−1、18−2のオン/オフの組み合わせに対応付けてバイアス抵抗制御用テーブル80に登録することができる。
図5は本実施形態に係わる単三電池駆動電源装置のバッテリ終止検出時の動作例を示すフローチャートであり、以下に示す処理は基本的にマイコン40が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行するものである。以下、図3に示した単三電池駆動電源装置200に本発明を適用した例について図3及び図4を基に説明する。
なお、図5のフローチャートでは基本的にマイコン40に予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。
図5で、温度センサ70は温度の検出信号をサブマイコン50に入力し(ステップS1)、サブマイコン50は温度センサ70から受け取る温度信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換すると共に所定温度単位(例えば、℃)の温度値として所定時間間隔ごとにマイコン40に送信する(ステップS2)。
マイコン40は、サブマイコン50から受信した温度値をバイアス抵抗制御用テーブル80の温度欄81に記憶されている温度範囲と比較し、該当する温度範囲に対応付けられているスイッチ設定欄82の値(バイアス抵抗切替えスイッチ18−1、18−2のオン/オフ値)を取得して(ステップS3)、電圧ドロップ検出回路20のバイアス抵抗切替えスイッチ18−1、18−2をオン/オフ制御する(ステップS4)。
電圧ドロップ検出回路20は、バイアス抵抗Aと、バイアス抵抗切替えスイッチ18−1、18−2のオン/オフに応じたバイアス抵抗C、D、Eの組合わせとによって点jに生じるバイアス電圧Vcと、電圧検出器19の電圧検出値Vdetとの差分である電圧ドロップ検出量「Vc−Vdet」を設定し(ステップS5)、バイアス電圧Vcと設定した電圧ドロップ検出量「Vc−Vdet」とを比較し、バイアス電圧Vc≧設定値の場合はステップS7に進み、バイアス電圧Vc<設定値の場合はステップS1に戻る(ステップS6)。
バイアス電圧Vc≧設定値(電圧ドロップ検出量「Vc−Vdet」)の場合は、マイコン40は電源終止部60に信号を送って機器への電源電圧の供給を終止させる(ステップS7)。
上記図5のフローチャートに示した動作により、単三電池駆動電源装置200は使用温度環境に応じてマイコン40で電圧ドロップ検出回路20におけるバイアス抵抗の抵抗値を制御して温度に応じて電圧ドロップ検出量「Vc−Vdet」を設定することができるので、低温環境下でも電池の特性に応じた終止電圧を検出することができることから、電池寿命を延ばすことができる。
なお、図3の例ではバイアス抵抗切替えスイッチ18によって切替えられるバイアス抵抗をバイアス抵抗C、D、およびEの3個としたがこれ以上設けるようにしてもよい。この場合、バイアス抵抗が1つ増すごとにバイアス抵抗切替えスイッチ18を1つ追加し、バイアス抵抗制御用テーブル80のスイッチの組み合わせに対応する温度の範囲を変更するようにすればよい。
また、図3の例では複数のバイアス抵抗をスイッチ制御することにより、バイアス抵抗値を可変にするようにしたが、検出された温度を基にマイコン40で所定の計算式により点jで発生させたいバイアス抵抗値を求め、マイコン40の制御により連続的にバイアス抵抗値が可変になるような可変バイアス抵抗素子を用い、その可変バイアス抵抗素子とバイアス抵抗Aとによって点jに生ずるバイアス抵抗値を変化させることにより電圧ドロップ検出量を変化させ、環境温度で電池の特性に適した終止検出を行うようにしてもよい。このようにすると、検出された温度の変化に1対1に応じた終止検出を行うことができる。
(変形例)
上記実施形態2では温度センサを用い、マイコン制御により電圧ドロップ検出量を変化させるようにしたが、さらにセットによる自動電池判別或いはユーザによる電池種別設定の結果と組み合わせることにより、各種電池の温度特性に適した電圧ドロップによる終止検出を行うことができる。
上記実施形態2では温度センサを用い、マイコン制御により電圧ドロップ検出量を変化させるようにしたが、さらにセットによる自動電池判別或いはユーザによる電池種別設定の結果と組み合わせることにより、各種電池の温度特性に適した電圧ドロップによる終止検出を行うことができる。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
10、20、30 電圧ドロップ検出回路(バッテリ終止検出手段)
11、12、13、14、15 バイアス抵抗
17 サーミスタ(抵抗値制御手段)
18−1、18−2 バイアス抵抗切替えスイッチ(抵抗値制御手段、切替えスイッチ)
40 マイコン(抵抗値制御手段、スイッチ制御手段)
50 サブマイコン
70 温度センサ(温度検出手段)
80 バイアス抵抗制御用テーブル(抵抗値制御手段、スイッチ制御情報記憶手段)
100、200、300 単三電池駆動電源装置
11、12、13、14、15 バイアス抵抗
17 サーミスタ(抵抗値制御手段)
18−1、18−2 バイアス抵抗切替えスイッチ(抵抗値制御手段、切替えスイッチ)
40 マイコン(抵抗値制御手段、スイッチ制御手段)
50 サブマイコン
70 温度センサ(温度検出手段)
80 バイアス抵抗制御用テーブル(抵抗値制御手段、スイッチ制御情報記憶手段)
100、200、300 単三電池駆動電源装置
Claims (6)
- バッテリ駆動電源装置におけるバッテリ終止検出装置であって、
温度に応じた電源の電圧ドロップ検出値を設定する許容値設定手段と、
バッテリ電源電圧のバイアス抵抗部の抵抗値を温度に応じて変化させる抵抗値制御手段と、
前記抵抗値制御手段による変化後のバイアス抵抗部の抵抗値を検出する抵抗値検出手段と、
前記抵抗値検出手段によって検出された抵抗値が前記電圧ドロップ検出値に達したとき、前記バッテリ電源の供給を終止させる電源供給終止手段と、
を備えたことを特徴とするバッテリ終止検出装置。 - 前記抵抗値制御手段は、温度に依存して抵抗値が変化する温度依存抵抗部材であり、前記バイアス抵抗部は直列に配設された複数のバイアス抵抗部材と前記温度依存型抵抗部材からなることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ終止検出装置。
- 更に、温度を検出する温度検出手段を備え、
前記抵抗値制御手段は、前記バイアス抵抗部において直列に配設されている複数のバイアス抵抗部材の接続を前記温度検出手段によって検出された温度に応じて切替える切替スイッチを有することを特徴とする請求項1に記載のバッテリ終止検出装置。 - 更に、前記切替えスイッチのオンオフ制御を行うスイッチ制御手段と、前記温度計測手段によって計測された温度値にスイッチのオン/オフ値を対応付けたスイッチ制御情報記憶手段とを備え、
前記スイッチ制御手段は、前記温度計測手段によって計測された温度値に対応するスイッチのオン/オフ値を前記スイッチ制御情報記憶手段から取り出して前記切替えスイッチのオンオフ制御を行うことを特徴とする請求項3に記載のバッテリ終止検出装置。 - バッテリ駆動電源装置におけるバッテリ終止検出方法であって、
温度に応じた電源の電圧ドロップ検出値を設定するステップと、
バッテリ電源電圧のバイアス抵抗部の抵抗値を温度に応じて変化させるステップと、
温度による変化後のバイアス抵抗部の抵抗値を検出するステップと、
検出された抵抗値が前記設定された電圧ドロップ検出値に達したとき、前記バッテリ電源の供給を終止させるステップと、
を備えたことを特徴とするバッテリ終止検出方法。 - バッテリ駆動電源装置のコンピュータに、
温度に応じた電源の電圧ドロップ検出値を設定する機能と、
バッテリ電源電圧のバイアス抵抗部の抵抗値を温度に応じて変化させる機能と、
温度による変化後のバイアス抵抗部の抵抗値が前記設定された電圧ドロップ検出値に達したとき、前記バッテリ電源の供給を終止させる機能と、
を実行するプログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005355504A JP2007157665A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | バッテリ終止検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005355504A JP2007157665A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | バッテリ終止検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007157665A true JP2007157665A (ja) | 2007-06-21 |
Family
ID=38241742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005355504A Pending JP2007157665A (ja) | 2005-12-09 | 2005-12-09 | バッテリ終止検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2007157665A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010104186A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Sanyo Electric Co Ltd | モード処理装置 |
| US9614262B2 (en) | 2013-11-22 | 2017-04-04 | Hyundai Motor Company | Battery temperature raising system and control method thereof |
| US9616835B2 (en) | 2013-03-21 | 2017-04-11 | Denso Corporation | Vehicle-mounted emergency report device |
| CN119959783A (zh) * | 2025-04-11 | 2025-05-09 | 深圳鼎智达表计信息科技有限公司 | 蓄电池在线监测及智能核容装置 |
-
2005
- 2005-12-09 JP JP2005355504A patent/JP2007157665A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010104186A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Sanyo Electric Co Ltd | モード処理装置 |
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| CN119959783A (zh) * | 2025-04-11 | 2025-05-09 | 深圳鼎智达表计信息科技有限公司 | 蓄电池在线监测及智能核容装置 |
| CN119959783B (zh) * | 2025-04-11 | 2025-07-22 | 深圳鼎智达表计信息科技有限公司 | 蓄电池在线监测及智能核容装置 |
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