JP2007174176A - 通信端末の試験装置および試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験中の現象を的確に検証できる試験装置および試験方法を提供する。
【解決手段】詳細情報取得手段101は、試験結果以外の情報を含んだ詳細情報を取得する。条件検出手段102は、試験実行中における特定の条件の発生を検出する。記録手段103は、条件検出手段102により特定の条件の発生が検出された場合に、詳細情報取得手段101により取得される詳細情報を記録する。この通信端末の試験装置によれば、特定の条件の発生が検出された場合に詳細情報を記録するので、大容量の記憶媒体を用いることなく必要な詳細情報を記録することができ、試験中に発生した現象を的確に検証できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信端末の通信特性を測定することで通信端末の合否判定を行う試験装置および試験方法に関し、とくに試験中の現象を的確に検証できる試験装置および試験方法に関する。
携帯電話機等の通信端末の通信特性を測定することで、通信端末の合否判定を行う試験装置が知られている。このような試験装置は試験対象となる通信端末との間で通信による情報のやり取りを実行し、通信端末からの応答に基づいて通信端末の送受信動作の状態等を調べることでその合否を判断している。
特開2005−12274号公報
上記の試験装置を用いて、例えば、試験により不合格の結果が得られたような場合には、同一試験を再度実施し不合格の原因を調査することになる。しかし、再現試験を行っても不合格の発生頻度が低い場合や、試験装置と試験対象との相互作用により不合格が発生している場合がある。また、不合格の判定が不適切な試験条件の設定や試験装置の不具合に起因する場合もある。このような場合には、原因の特定に複雑でクリティカルな検証が要求されるため、試験の実施者あるいは試験装置を提供する試験装置メーカーの側において、不合格の原因を解析するための詳細データを取得して調査する作業が必要となる。
しかし、合否判定には直接必要のない詳細なデータを試験装置内部に常時記録するとすれば、試験に不必要なデータを大量に蓄積するための大容量の記憶装置が必要となり現実的でない。また、仮に詳細なデータを蓄積したとしても、膨大なデータの中から検証のために本当に必要なデータを探し出すことは困難である。
本発明の目的は、試験中の現象を的確に検証できる試験装置および試験方法を提供することにある。
本発明の通信端末の試験装置は、通信端末の通信特性を試験し、試験結果を出力する試験装置において、前記試験結果以外の情報を含んだ詳細情報を取得する詳細情報取得手段と、試験実行中における特定の条件の発生を検出する条件検出手段と、前記条件検出手段により特定の条件の発生が検出された場合に、前記詳細情報取得手段により取得される前記詳細情報を記録する記録手段と、を備えることを特徴とする。
この通信端末の試験装置によれば、特定の条件の発生が検出された場合に詳細情報を記録するので、大容量の記憶媒体を用いることなく必要な詳細情報を記録することができ、試験中に発生した現象を的確に検証できる。
前記特定の条件は前記試験結果に示される条件であってもよい。
前記記録手段は、前記特定の条件の検出から遡った時刻の前記詳細情報を記録してもよい。
前記詳細情報は前記試験結果に含まれないデータの種類を含んでいてもよい。
前記詳細情報は前記試験結果よりも時間軸分解能の高いデータを含んでいてもよい。
前記詳細情報取得手段は、前記詳細情報をバッファリングするバッファリング手段を具備し、前記記録手段は前記バッファリング手段によりバッファリングされた前記詳細情報を記録してもよい。
本発明の通信端末の試験方法は、通信端末の通信特性を試験し、試験結果を出力する試験方法において、前記試験結果以外の情報を含んだ詳細情報を取得するステップと、試験実行中における特定の条件の発生を検出するステップと、前記検出するステップにより特定の条件の発生が検出された場合に、前記詳細情報を取得するステップにより取得される前記詳細情報を記録するステップと、を備えることを特徴とする。
この通信端末の試験方法によれば、特定の条件の発生が検出された場合に詳細情報を記録するので、大容量の記憶媒体を用いることなく必要な詳細情報を記録することができ、試験中に発生した現象を的確に検証できる。
前記特定の条件は前記試験結果に示される条件であってもよい。
本発明の通信端末の試験装置によれば、特定の条件の発生が検出された場合に詳細情報を記録するので、大容量の記憶媒体を用いることなく必要な詳細情報を記録することができ、試験中に発生した現象を的確に検証できる。
本発明の通信端末の試験方法によれば、特定の条件の発生が検出された場合に詳細情報を記録するので、大容量の記憶媒体を用いることなく必要な詳細情報を記録することができ、試験中に発生した現象を的確に検証できる。
図1は本発明による通信端末の試験装置を機能的に示すブロック図である。
図1において、詳細情報取得手段101は、試験結果以外の情報を含んだ詳細情報を取得する。条件検出手段102は、試験実行中における特定の条件の発生を検出する。記録手段103は、条件検出手段102により特定の条件の発生が検出された場合に、詳細情報取得手段101により取得される詳細情報を記録する。
以下、図2〜図4を参照して、本発明による通信端末の試験装置の一実施形態について説明する。
図2(a)は、本発明による試験装置を携帯電話機の試験装置に適用した一実施形態の構成を示すブロック図である。
図2(a)に示すように、本実施形態の試験装置は、携帯電話機10が使用する所定周波数の電波を用いて携帯電話機10との間で信号の送受信を行う高周波送受信回路1と、高周波送受信回路1から受けた受信波を復調し、あるいは後述するプロトコル処理部3から受けたデータで高周波を変調する変復調処理部2と、携帯電話機10との間で通信チャネルの確立に関する制御情報をやり取りするプロトコル処理部3と、携帯電話機10から受信した高周波の特性や変調特性等を測定するとともに、その測定結果と、基準値格納部41に格納された基準値とを対比して合否判定を実行する測定処理部4と、測定処理部4により得られた測定結果の数値および合否判定の結果を試験結果として格納する試験結果格納部5と、高周波送受信回路1、変復調処理部2、プロトコル処理部3および測定処理部4から詳細情報を獲得する内部ログ6と、を備える。この詳細情報については後述する。
図2(a)に示すように、内部ログ6は詳細情報をバッファリングする一時記憶部61と、バッファリングされた詳細情報を不揮発的に保存するハードディスク等の記憶媒体62と、を備える。
図2(b)は、本実施形態の試験装置の制御系の構成を示す制御ブロック図である。
図2(b)に示すように、本実施形態の試験装置では、上記高周波送受信回路1、変復調処理部2、プロトコル処理部3、測定処理部4、試験結果格納部5および内部ログ6が、制御部7により制御される。また、制御部7に接続された操作部8は、制御部7での制御に必要な設定等についてのユーザの各種指示を受け付ける。
次に、本実施形態の試験装置の動作について説明する。
上記のように、内部ログ6は高周波送受信回路1、変復調処理部2、プロトコル処理部3および測定処理部4から詳細情報を取得する。詳細情報は、試験実行時の携帯電話機10および試験装置の状態を検証する際に使用される情報であり、試験結果格納部5に格納される試験結果の範囲を越えて取得される。すなわち、詳細情報は試験結果を構成するデータ種以外の種類のデータを含んでいる。また、詳細情報は試験結果のデータの取得タイミングとは異なるタイミングで取得されたデータを含んでいる。
上記のように、詳細情報は、試験実行中に試験装置の各部から得られる。詳細情報には、高周波送受信回路1、変復調処理部2、プロトコル処理部3に対する内部設定の状態や動作状態が含まれる。例えば、信号レベルの増幅度を規定する各部のアッテネータや各部のゲインの設定状態、変復調処理部2における変復調レベルや変調の精度、プロトコル処理部3におけるデータ処理の手順等が含まれる。
また、詳細情報には、試験実行中における高周波送受信回路1、変復調処理部2、プロトコル処理部3および測定処理部4についての入出力データおよび中間処理データが含まれる。例えば、高周波送受信回路1の送信パワー、試験装置各部における信号の強度、信号の周波数、変復調処理部2やプロトコル処理部3における信号やデータの状態等が含まれる。
さらに詳細情報は、試験装置の異常や故障を示す情報を含んでいてもよい。
また詳細情報は試験結果格納部5に格納される試験結果自体を含んでいてもよい。
これらの詳細情報にはタイムスタンプが付され、詳細情報はタイムスタンプとともに内部ログ6の一時記憶部61に順次記憶される。詳細情報は一時記憶部61に順次上書きされ、一時記憶部61には常に最新の詳細情報が一定時間分バッファリングされる。
また、本実施形態では、不合格の判定時にはバッファリングされた詳細情報が記憶媒体6に格納される。格納時の手順については後述する。
図3(a)は、本実施形態の試験装置の動作手順を示すフローチャートである。
図3(a)のステップS1〜ステップS2は、制御部7によるトリガ通知の処理手順を示している。
図3(a)のステップS1では、制御部7は測定処理部4から出力される測定結果に基づいて、不合格の判定が示されたか否か判断し、判断が肯定されればステップS2へ進み、判断が否定されればステップS1を繰り返す。ステップS2では、制御部7は内部ログ6に向けてトリガ通知を実行し、ステップS1へ戻る。
このように、ステップS1〜ステップS2の処理では、不合格の判定の有無を判断し、不合格の場合には内部ログ6に向けてトリガ通知を行っている。
図3(a)のステップS11〜ステップS12は、内部ログ6における処理手順を示している。通常時、すなわちトリガ通知(ステップS2)が行われない場合には、内部ログ6では、上記のようにタイムスタンプが付された詳細情報が一時記憶部61に順次記憶され、常に最新の詳細情報がバッファリングされている。ステップS11〜ステップS12の処理は、このような状態の下で実行される。
図3(a)のステップS11では、制御部7からのトリガ通知(ステップS2)が受信されたか否か判断し、判断が肯定されればステップS12へ進み、判断が否定されればステップS11を繰り返す。ステップS12では、現在バッファリングされている詳細情報および新たに取得されつつある詳細情報をタイムスタンプとともに記憶媒体62に格納し、ステップS11へ戻る。
図3(b)は、ステップS12において記憶媒体62に格納される詳細情報の時間的範囲を示す図である。
図3(b)において、トリガ通知の受信が認識された時刻をTとして示している。このとき、一時記憶部61には時刻Tから時刻Tの間に取得された詳細情報がバッファリングされている。また、ステップS12において記憶媒体62に新たに格納する詳細情報は、時刻Tから時刻Tの間に取得されたものである。
このように、ステップS12では、時刻Tを挟んで時刻Tから時刻Tまでに内部ログ6が取得する詳細情報を記憶媒体62に格納している。
図4は、試験結果格納部5に格納される試験結果と、内部ログ6で取得される詳細情報との関係を示す図である。
図4に示すように、詳細情報として取り扱われるデータは、試験結果を構成するデータ以外の種類のデータを含んでいる。また、時間軸方向についても、詳細情報を構成するデータは、試験結果に比較しより細かく取得された、時間軸分解能のより高いデータである。
このように、データの種類を増加させるとともに、時間軸に対して高い分解能で記録された詳細情報は、ユーザの指示に基づいて自由に記憶媒体62から取り出すことができる。この詳細情報は、実質的に不合格の判定がなされた時刻である時刻T0の前後の詳細な状況を示す材料となるため、不合格の原因を詳細に検証することが可能となる。例えば、不合格の判定が得られた時刻から遡って記録された詳細情報を検証することで、不合格の判定が発生する直前の状況を把握することができる。また、本実施形態では、必要な期間だけ詳細情報を記録するので、常時詳細情報を記録する場合に要求されるような大容量の記憶媒体を用意する必要がない。
以上のように、本実施形態では、試験実行中に不合格の判定が得られた場合に、試験装置各部から得られる詳細情報が時刻情報とともに順を追って自動的に記録される。このような記録を、解析のノウハウを有する技術者が検証することで、例えば、再現頻度の低い場合の不合格要因を的確に把握することができる。あるいは試験環境により再現性が変動するような場合の再現条件を特定することができる。例えば、試験装置が想定外の信号に反応しているような場合に、この信号を抽出することも可能となる。また、試験装置自体の異常を適切に把握できる。さらに、試験装置と試験対象との相互作用により不合格が発生する場合のメカニズム等も把握できる。
また、本実施形態では、高い時間軸分解能で詳細情報を記録している。このため、不適切な試験条件の設定、例えば、データの取得タイミングのずれ等に起因して不合格が発生するような場合に、詳細情報を検出することで試験条件を適正化することが可能となる。とくに、通信端末の試験では、試験装置からの指示に対する通信端末の応答を試験することになり、通信を介した応答期間の許容範囲などを考慮する必要がある。このため、試験装置では、通信端末からの応答を適切なタイミングで取得する必要があり、データの取得タイミングを最適化できることは大きな利点となる。
上記実施形態では、不合格の判定の前後について詳細情報を記録しているが、不合格の判定前、あるいは判定後の詳細情報のみを記録してもよい。
また、上記実施形態では、不合格の判定がなされた場合に詳細情報を記録しているが、例えば、不合格の判定値の90%あるいは70%といった条件でトリガ通知を行うことで、不合格に近い試験結果が得られた場合の詳細情報を記録してもよい。これにより、再現頻度が低い現象等についても、再現条件に結びつくデータをより高い確率で収集することができる。
また、詳細情報を記録する条件は不合格の判定に限定されることなく、任意に設定できる。例えば、測定条件が特定の条件を満たす場合、あるいは、測定結果が特定の条件を満たす場合等に詳細情報を記録してもよい。また、詳細情報を記録する条件を、ユーザが設定できるようにしてもよい。例えば、操作部8(図2(b))に対する操作を介して条件の設定を受け付けてもよい。さらに、測定器や測定環境の異常を検出する手段を設け、何らかの異常が検出された場合に、詳細情報を記録するようにしてもよい。
試験装置の稼働時間、寿命のある部品の使用頻度や部品の寿命に関連する情報、例えば、ハードディスクに対するアクセス頻度、ハードディスクのエラーログなど、保守サービスに有用な内部情報をログとして記録し、上記詳細情報と併せて検証できるようにしてもよい。
また、試験装置の電源投入と電源切断の時刻をログとして記録し、上記詳細情報と併せて検証可能とすることで、ウォームアップ時間の不足等で発生する現象等も追跡しやすくなる。
上記実施形態では、内部ログを試験装置に内蔵した例を示したが、試験装置の外部に詳細情報を記録してもよい。
上記実施形態では、携帯電話機の試験を行う場合を例示したが、通信端末の種類はこれに限定されない。通信端末の通信の種類は無線通信に限定されず、有線通信、光通信等を含む。
本発明の適用範囲は上記実施形態に限定されることはない。本発明は、通信端末の通信特性を試験する試験装置および試験方法に対し、広く適用することができる。
本発明による通信端末の試験装置を機能的に示すブロック図。 本実施形態の試験装置の構成を示す図であり、(a)は、本実施形態の試験装置の構成を示すブロック図、(b)は、本実施形態の試験装置の制御系の構成を示す制御ブロック図。 本実施形態の試験装置の動作を示す図であり、(a)は、試験装置の動作手順を示すフローチャート、(b)は、記憶媒体に格納される詳細情報の時間的範囲を示す図。 試験結果格納部に格納される試験結果と、内部ログで取得される詳細情報との関係を示す図。
符号の説明
6 内部ログ(詳細情報取得手段、記録手段)
7 制御部(条件検出手段)
61 一時記憶部(バッファリング手段)
62 記憶媒体(記録手段)
101 詳細情報取得手段
102 条件検出手段
103 記録手段

Claims (8)

  1. 通信端末の通信特性を試験し、試験結果を出力する試験装置において、
    前記試験結果以外の情報を含んだ詳細情報を取得する詳細情報取得手段と、
    試験実行中における特定の条件の発生を検出する条件検出手段と、
    前記条件検出手段により特定の条件の発生が検出された場合に、前記詳細情報取得手段により取得される前記詳細情報を記録する記録手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末の試験装置。
  2. 前記特定の条件は前記試験結果に示される条件であることを特徴とする請求項1に記載の通信端末の試験装置。
  3. 前記記録手段は、前記特定の条件の検出から遡った時刻の前記詳細情報を記録することを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末の試験装置。
  4. 前記詳細情報は前記試験結果に含まれないデータの種類を含んでいることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信端末の試験装置。
  5. 前記詳細情報は前記試験結果よりも時間軸分解能の高いデータを含んでいることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信端末の試験装置。
  6. 前記詳細情報取得手段は、前記詳細情報をバッファリングするバッファリング手段を具備し、
    前記記録手段は前記バッファリング手段によりバッファリングされた前記詳細情報を記録することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信端末の試験装置。
  7. 通信端末の通信特性を試験し、試験結果を出力する試験方法において、
    前記試験結果以外の情報を含んだ詳細情報を取得するステップと、
    試験実行中における特定の条件の発生を検出するステップと、
    前記検出するステップにより特定の条件の発生が検出された場合に、前記詳細情報を取得するステップにより取得される前記詳細情報を記録するステップと、
    を備えることを特徴とする通信端末の試験方法。
  8. 前記特定の条件は前記試験結果に示される条件であることを特徴とする請求項7に記載の通信端末の試験方法。
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