JP2007184200A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Seiji Sano
誠治 佐野
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隆 梶原
Daiyu Yoshikawa
大雄 吉川
Hiromichi Sato
博道 佐藤
Yutaka Hotta
裕 堀田
Fumihiko Inui
文彦 乾
Yuichiro Ichikawa
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Abstract

【課題】セルモジュールの面内方向の捩れに対する剛性を向上させた燃料電池スタックを提供する。
【解決手段】燃料電池スタック1は、積層された複数のセルモジュール2と、セルモジュール2を積層方向に挟んで配置された1組のエンドプレート8と、セルモジュール2の側面に嵌合するコの字型の断面形状を備えた外部拘束部材12とを有する。また、前記側面とは異なる側面には、セルモジュール2の積層方向にセルモジュール2の全体に渡って延びたテンションシャフト16を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池スタックに関し、より詳しくは、積層された複数のセルモジュールを挟んで配置された1組のエンドプレートを備えた燃料電池スタックに関する。
燃料電池は、複数のセルモジュールが積層された燃料電池スタックを有する。この燃料電池が搭載された車両を走行させると、走行中の振動などによって、燃料電池スタックに荷重がかかる。このため、セルモジュール間ですべりが生じて、燃料電池スタックがばらけてしまうおそれがある。そこで、セルモジュールの積層方向両端に配置されたエンドプレートなどの周縁部近傍に貫通穴を設けてシャフトを通した後、さらにこのシャフトを固定することによって、上記不具合が発生するのを防ぐ措置が採られている。
しかし、上記構造では、貫通穴を設けることによりセルの面積が減少してしまうという問題があった。一方、セルの面積を減少させないために、積層方向と直交する方向の面積を大きくした場合には、燃料電池スタックの体積が大きくなることによって、レイアウトの自由度が小さくなってしまうという問題があった。
そこで、L字型の板材で両端のエンドプレートの四隅を締結することによって、セル面積の減少とスタック体積の増加とを抑制した燃料電池スタックが開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−42852号公報 特開2005−71900号公報
しかしながら、特許文献1に記載の燃料電池スタックでは、セルの面内方向の捩れに対する剛性が低いという問題があった。このため、外部から衝撃力が加わると、セルモジュールが正規の取り付け位置から移動してしまい、燃料電池が正常に機能しなくなるおそれがあった。
本発明は、こうした問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、セルモジュールの面内方向の捩れに対する剛性を向上させた燃料電池スタックを提供することにある。
本発明の他の目的および利点は以下の記載から明らかとなるであろう。
本発明は、積層された複数のセルモジュールと、この複数のセルモジュールを積層方向に挟んで配置された1組のエンドプレートと、複数のセルモジュールの側面に嵌合するコの字型の断面形状を備えた外部拘束部材とを有する燃料電池スタックであって、外部拘束部材が、エンドプレートに連結されていることを特徴とする燃料電池スタックに関する。
本発明の燃料電池スタックは、外部拘束部材が嵌合する側面とは異なる側面に設けられ、セルモジュールの積層方向にセルモジュールの全体に渡って延び、両端がエンドプレートに連結されたテンションシャフトをさらに有することができる。
また、本発明の燃料電池スタックは、外部拘束部材が配設される部位において、セルモジュールとエンドプレートとが実質的に同一の形状であることが好ましい。
本発明の燃料電池スタックによれば、複数のセルモジュールの側面に嵌合するコの字型の断面形状を備えた外部拘束部材をエンドプレートに連結しているので、セルモジュールの面内方向の捩れに対する剛性を向上させることができる。
図1〜図4を用いて、本実施の形態における燃料電池について説明する。尚、これらの図において、同じ符号を付した部分は同じものであることを示している。
図1は、本実施の形態における燃料電池スタックの平面図である。また、図2は、図1を上方向から見た平面図である。さらに、図3は、図2のA−A′線に沿う断面図であり、図4は、図2のB−B′線に沿う断面図である。
燃料電池スタック1は、1つのセルから構成されたセルモジュール2が複数積層された構造(以下、セル積層体と称す。)を有する。但し、セルモジュールは複数のセルから構成されていてもよい。
セルは、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane−Electrode Assembly)とセパレータとが積層されてなる。膜−電極アッセンブリは、イオン交換樹脂からなる電解質膜と、この電解質膜の一方の面に設けられた触媒層からなるアノードと、電解質膜の他方の面に設けられた触媒層からなるカソードとからなる。そして、膜−電極アッセンブリのアノード側およびカソード側のそれぞれに、拡散層を介してセパレータが設けられる。ここで、アノード側のセパレータには、アノードに燃料ガスを供給する燃料ガス流路が形成されている。一方、カソード側のセパレータには、酸化ガスを供給する酸化ガス流路が形成されている。
尚、本実施の形態では、アノード側およびカソード側のセパレータに、反応ガス流路を設けないセパレータ(以下、フラットセパレータと称す。)を用いることもできる。
図5は、フラットセパレータの断面図の一例である。図に示すように、フラットセパレータ101は、MEA102のカソード電極側に対向するカソード対向プレート103と、アノード電極側に対向するアノード対向プレート104と、カソード対向プレート103およびアノード対向プレート104に挟持される中間プレート105とを有する。また、MEA102は、MEA部およびMEA部の外周縁部に接合されたシール部106を有する。さらに、MEA102は、電解質膜107と、電解質膜107の一方の面に設けられたアノード(図示せず)と、電解質膜107の他方の面に設けられたカソード(図示せず)と、アノードおよびカソードのセパレータと対向する面に設けられた拡散層108とを有する。
図5では、アノード対向プレート104における中間プレート105との当接面104aと、カソード対向プレート103における中間プレート105との当接面105aとによって、冷却媒体流路109が形成されている。冷却媒体流路109は、一端が冷却媒体を供給するマニホールドに連結し、他端が冷却媒体を排出するマニホールドに連結している。そして、冷却媒体は、これらの間を図5の矢印の方向に移動する。
本実施の形態の燃料電池スタック1には、図4に示すように、冷却媒体マニホールド3、燃料ガスマニホールド4および酸化剤ガスマニホールド5が設けられている。そして、各種流体(冷媒、燃料ガスおよび酸化剤ガス)は、これらのマニホールド3,4,5を通って各セルに供給された後、再びマニホールド3,4,5を通って燃料電池スタック1の外部へと排出される。例えば、図5のフラットセパレータ101の場合、冷却媒体流路109の両端は、冷却媒体マニホールド3に連結することになる。尚、燃料電池スタック1に各種流体を供給する配管(図示せず)および燃料電池スタック1から各種流体を排出する配管(図示せず)は、セル積層体のセル積層方向の一端に設けられる。
また、図2および図3に示すように、セル積層体の両端には、ターミナル6、インシュレータ7およびエンドプレート8が配置されていて、セル積層体をセルモジュール2の積層方向に締め付けている。また、燃料電池スタック1に各種流体を供給する配管および燃料電池スタック1から各種流体が排出される配管が接続していない方のセル積層方向端部には、複数のスプリング9を有するスプリングボックス10が配置されている。スプリングボックス10は、インシュレータ7とエンドプレート8の間にあって、セルモジュール2に対してバネ力(定荷重)をかけている。尚、バネ力は、スプリングボックス10とエンドプレート8の間に設けられた調整ネジ11によって調整することができる。
本実施の形態においては、燃料電池スタック1が、セル積層体の側面に嵌合するコの字型の断面形状を備えた外部拘束部材12を有していて、外部拘束部材12とエンドプレート8がボルト13によって連結していることを特徴としている。外部拘束部材12は、セル積層体の1の側面と、これに対向する他の側面とに嵌合されることが好ましい。尚、本実施の形態においては、外部拘束部材を外部拘束フレームと称することもできる。
上記構成によれば、セルモジュール2の積層方向に対して垂直方向からセル積層体が外部拘束部材12によって拘束されることになるので、電解質膜を必要以上に圧迫して燃料電池の特性が低下するのを防ぐことができる。
また、セルモジュール2の面内方向の捩れに対する剛性を従来より向上させることができるので、燃料電池スタック1に対して衝撃力が加わった場合に、セルモジュール2が正規の取り付け位置から移動するのを防ぐこともできる。
さらに、外部拘束部材12は、セル積層体の全体を被覆するものではないので、セル電圧を測定するための電圧測定端子を取り付けるのが容易となる。例えば、図4に示すように、セルモジュール2の上部に電圧測定端子14を設けることができる。これに対して、例えば、従来技術である特許文献2のように、セル積層体を箱状ケーシング内に収容する構成では、電圧測定端子を取り付けることが困難となる。
外部拘束部材12は、例えば、車両衝突時に、セルモジュール2の積層方向からセル積層体に衝撃力が加わった場合であっても破損しない程度の機械的強度を有するものとする。本実施の形態では、外部拘束部材12として金属を用いており、セル積層体と金属の間に、図4に示すように、第1の絶縁性部材15を設けている。ここで、第1の絶縁性部材15は、外部拘束部材12とともに、ボルト13によってエンドプレート8に固定されている。第1の絶縁性部材15を設けることによって、セルモジュール2と金属の間の導通を防ぐことができる。さらに、外力が加わることによって、燃料電池スタック1内でセルモジュール2が移動するような事態が生じた場合であっても、第1の絶縁性部材15がクッション材として作用することにより、セルモジュール2に加わる衝撃力を緩和することができる。
図1および図4に示すように、外部拘束部材12が配設される部位において、セルモジュール2とエンドプレート8とは実質的に同一の形状であることが好ましい。これにより、第1の絶縁性部材15を介して、外部拘束部材12にセルモジュール2およびエンドプレート8を大きな隙間を生じることなしに嵌合させることができるので、燃料電池スタック1に衝撃力が加わった際にセルモジュール2間で横ずれが生じるのを防ぐことができる。
セル積層体の外部拘束部材12が嵌合する側面と異なる側面には、セルモジュール2の積層方向にセル積層体の全体に渡って延びたテンションシャフト16が設けられている。そして、テンションシャフト16は、ボルト17によってエンドプレート8に固定されている。ここで、テンションシャフト16はなくてもよいが、テンションシャフト16を設けることによって、外部拘束部材12だけの場合に比して、セル積層体に締結荷重を均一にかけることが可能となる。また、外部拘束部材12と組み合わせることによって、セルモジュール2の面内方向の捩れに対する剛性を一層向上させることができる。尚、本実施の形態においては、円柱状のテンションシャフト16に代えて、平板状のテンションプレートを用いてもよい。
テンションシャフト16は、外部拘束部材12と同様に、セル2の積層方向からセル積層体に衝撃力が加わった場合であっても破損しない程度の機械的強度を有するものとする。本実施の形態では、テンションシャフト16に金属部材16aを用いている。そして、セル2と金属部材16aの間の導通を防ぐために、図4に示すように、金属部材16aを第2の絶縁性部材16bによって被覆している。
外部拘束部材12をエンドプレート8に連結するボルト13は、図1および図2に示すように、セル積層体の外部拘束部材12が嵌合する側面と、これに直交する側面とに設けることが好ましい。これにより、燃料電池スタック1に対して、図の上下および左右のいずれの方向から衝撃力が加わった場合であっても、セルモジュール2が正規の取り付け位置から移動するのを効果的に防ぐことが可能となる。尚、この場合、後者の側面に設けられたボルト13は、図1で示すように上下に突出することになるが、テンションシャフト16も同様の箇所に設けられるので、スペース的にはむしろ効率のよい配置と言える。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々変形して実施することができる。
図6および図7は、本実施の形態における燃料電池の他の例である。尚、これらの図において、図1〜図4と同じ符号を付した部分は同じものであることを示している。
図6は、燃料電池スタックの平面図である。この燃料電池スタックを上方向から見た平面図は、図2と同様である。そして、図7は、図2のB−B′線に対応する線に沿う断面図である。
図6および図7の例では、外部拘束部材12′は、セルモジュール2′の側に拡がったテーパ型の断面形状を有している。また、エンドプレート8′は、外部拘束部材12′と嵌合するように、両端部が外部拘束部材12′の側に狭くなった逆テーパ形状となっている。同様に、セルモジュール2′も、両端部が外部拘束部材12′の側に狭くなった逆テーパ形状となっている。このようにすることによって、次のような効果が得られる。
外部拘束部材に金属を用いた場合には、上述したように、外部拘束部材の内側に第1の絶縁性部材を設けることが必要となる。このため、セル積層体に外部拘束部材を嵌合する際には、第1の絶縁性部材が破損しないよう注意を要する。そこで、図6および図7に示すように、外部拘束部材12′の断面形状をセルモジュール2′の側に拡がったテーパ型とすることによって、開口部を大きくして嵌合を容易にすることができるので、第1の絶縁性部材15′が破損するおそれを最小限にすることが可能となる。
本発明における燃料電池スタックの平面図である。 図1を上方向から見た平面図である。 図2のA−A′線に沿う断面図である。 図2のB−B′線に沿う断面図である。 本発明に適用可能なフラットセパレータの断面図の一例である。 本発明における燃料電池スタックの平面図の他の例である。 図6の燃料電池スタックの断面図である。
符号の説明
1 燃料電池スタック
2,2′ セルモジュール
3 冷却マニホールド
4 燃料ガスマニホールド
5 酸化剤ガスマニホールド
6 ターミナル
7 インシュレータ
8,8′ エンドプレート
9 スプリング
10 スプリングボックス
11 調整ネジ
12,12′ 外部拘束部材
13,17 ボルト
14 電圧測定端子
15,15′ 第1の絶縁性部材
16 テンションシャフト
101 フラットセパレータ
102 MEA
103 カソード対向プレート103
104 アノード対向プレート
105 中間プレート
106 シール部
107 電解質膜
108 拡散層
109 冷却媒体流路



Claims (3)

  1. 積層された複数のセルモジュールと、
    前記複数のセルモジュールを積層方向に挟んで配置された1組のエンドプレートと、
    前記複数のセルモジュールの側面に嵌合するコの字型の断面形状を備えた外部拘束部材とを有する燃料電池スタックであって、
    前記外部拘束部材は、前記エンドプレートに連結されていることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 前記側面とは異なる側面に設けられ、前記セルモジュールの積層方向に前記セルモジュールの全体に渡って延び、両端が前記エンドプレートに連結されたテンションシャフトをさらに有する請求項1に記載の燃料電池スタック。
  3. 前記外部拘束部材が配設される部位において、前記セルモジュールと前記エンドプレートとが実質的に同一の形状である請求項1または2に記載の燃料電池スタック。
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