JP2007196236A - エアブロワ及び円筒穴の内側表面の清掃方法 - Google Patents

エアブロワ及び円筒穴の内側表面の清掃方法 Download PDF

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隆文 比佐
Shintaro Kawai
真太郎 河合
Tomoya Sasaki
智哉 佐々木
Tomio Kakimoto
富生 柿本
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Abstract

【課題】1つのノズルを用いて、異なる大きさの円筒穴を清掃する。
【解決手段】ノズル30は、柔軟性を有するチューブで構成され、円筒穴に挿入されて円筒穴の内側表面へ空気を吹き付ける。回転パイプ25は、円筒穴の深さ方向に回転軸を有し、ノズル30が挿入され、ノズル30から円筒穴の内側表面へ吹き付けた空気の反作用でノズル30と共に回転する。保持金具40は、ノズル30の先端30aを、回転軸から所定の距離に、かつ円筒穴の内側表面に対して所定の角度に保持する。保持金具40により、円筒穴の大きさに応じて、ノズル30の先端30aの回転軸からの距離を変更し、円筒穴の内側表面の近傍から円筒穴の内側表面へ所定の角度で斜めに空気を吹き付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車用エンジンのシリンダブロックや自動車の走行系部品等に設けられた円筒穴の内側表面を清掃するエアブロワ、及びそれを用いた円筒穴の内側表面の清掃方法に係り、特に様々な大きさの円筒穴の内側表面を清掃するのに好適なエアブロワ、及びそれを用いた円筒穴の内側表面の清掃方法に関する。
自動車用エンジンのシリンダブロックや自動車の走行系部品の多くは、円筒穴を有し、鋳造によって製造され、製造後に円筒穴の内側表面に鋳巣、傷等の欠陥がないかどうかの検査が行われる。この検査を行う前には、円筒穴の内側表面を洗浄液で洗浄した後、エアブローを行って洗浄液及び塵埃を除去するのが望ましい。
従来、シリンダブロックのボア等の円筒穴の内側表面をエアブローする場合、空気を均一に吹き付けるために、エアブロワのノズルの内部にディフレクターやベーン等を設け、ノズルの先端から空気を円錐状又は釣鐘状に拡散させてエアブローを行っていた。空気を拡散させるため、空気の圧力が低下し、また大きな空気の流量が必要であった。
これに対し、特許文献1には、ノズルから吹き付けた空気の反作用によりノズルを回転させて、円筒穴の内側表面のエアブローを行う技術が開示されている。特許文献1に記載された技術によれば、少ない空気の流量で、高い圧力の空気を円筒穴の内側表面へ均一に吹き付けることができるので、円筒穴の内側表面の水滴や塵埃等を短時間で効果的に除去することができる。
特開2005−46725号公報
特許文献1に記載の技術において、ノズルは、円筒穴の内側表面の近傍から空気を吹き付ける様に、円筒穴の大きさに合わせて製作される。従って、異なる大きさの円筒穴を清掃する場合、円筒穴の大きさに合った複数のノズルを用意し、円筒穴の大きさに応じてノズルを交換する必要があった。
本発明の課題は、1つのノズルを用いて、異なる大きさの円筒穴を清掃することである。また、本発明の課題は、ノズルを交換する手間を省き、簡単な調整で異なる大きさの円筒穴の清掃に対応することである。
本発明のエアブロワは、柔軟性を有するチューブで構成され、円筒穴に挿入されて円筒穴の内側表面へ空気を吹き付けるノズルと、円筒穴の深さ方向に回転軸を有し、ノズルが挿入され、ノズルから円筒穴の内側表面へ吹き付けた空気の反作用でノズルと共に回転する回転手段と、ノズルの先端を、回転軸から所定の距離に、かつ円筒穴の内側表面に対して所定の角度に保持する保持手段と、ノズルを円筒穴の深さ方向に移動させる移動手段と、ノズルへ供給される空気の流量を制御する制御手段とを備え、保持手段により、円筒穴の大きさに応じて、ノズルの先端の回転軸からの距離を変更し、円筒穴の内側表面の近傍から円筒穴の内側表面へ所定の角度で斜めに空気を吹き付けるものである。
例えばビニールチューブ等の柔軟性を有するチューブでノズルを構成し、保持手段により、円筒穴の大きさに応じて、ノズルの先端の回転軸からの距離を変更する。これにより、様々な大きさの円筒穴に対して、円筒穴の内側表面の近傍から円筒穴の内側表面へ所定の角度で斜めに空気を吹き付けることが可能となる。
さらに、本発明のエアブロワは、保持手段に、ノズルの先端の回転軸からの距離を調節するための目盛を設けるものである。この目盛を用いることにより、ノズルの先端の回転軸からの距離の調節が容易となる。
本発明の円筒穴の内側表面の清掃方法は、上記のいずれかのエアブロワを用いて、円筒穴の内側表面をエアブローするものである。
本発明のエアブロワによれば、柔軟性を有するチューブでノズルを構成し、保持手段により、円筒穴の大きさに応じて、ノズルの先端の回転軸からの距離を変更することにより、様々な大きさの円筒穴に対して、円筒穴の内側表面の近傍から円筒穴の内側表面へ所定の角度で斜めに空気を吹き付けることが可能となる。従って、1つのノズルを用いて、異なる大きさの円筒穴を清掃することができる。
さらに、本発明のエアブロワによれば、保持手段に、ノズルの先端の回転軸からの距離を調節するための目盛を設けることにより、円筒穴の大きさに応じて、ノズルの先端の回転軸からの距離を容易に調節することができる。
本発明の円筒穴の内側表面の清掃方法によれば、1つのノズルを用いて、異なる大きさの円筒穴を清掃することができるので、ノズルを交換する手間を省き、簡単な調整で異なる大きさの円筒穴の清掃に対応することができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるエアブロワの一部断面側面図である。エアブロワは、流量制御バルブ10、供給パイプ21、継手22、カバー23、ケーシング24、回転パイプ25、ベアリング26、リング28、ガイド29、ノズル30、保持金具40、ちょうボルト41、及び移動機構50を含んで構成されている。
圧搾空気が、図示しないエアポンプから、流量制御バルブ10、供給パイプ21及び継手22を通って、カバー23へ供給される。カバー23の内部には、圧搾空気が通る空気通路23aが設けられており、空気通路23aは、カバー23の下端付近で狭くなっている。カバー23の下面には、空気通路23aの内壁の一部を突き出した突き出し部23bが設けられている。
カバー23の下面には、ケーシング24が接続されている。ケーシング24は中空になっており、内部には回転パイプ25が2つのベアリング26により回転可能に支持されている。回転パイプ25の上端には、回転パイプ25が回転するための隙間を持って、カバー23の突き出し部23bが挿入されている。回転パイプ25の外側には、回転パイプ25がケーシング24の内部で上下方向に移動するのを規制するために、リング28が取り付けられている。
回転パイプ25には、ガイド29が接続されている。ガイド29は、筒状で、側面に開口を有する。ノズル30は、例えばビニールチューブ等の柔軟性を有するチューブで構成され、ガイド29の側面の開口からガイド29の内部を通って、回転パイプ25の内部へ挿入されている。
ガイド29の下面には、ちょうボルト41により保持金具40が取り付けられている。図2は、保持金具の外観図である。保持金具40には、2つの爪40a、長穴40b、及び目盛40cが設けられている。保持金具40は、2つ爪40aにより、ノズル30の先端30aを両側から挟んで保持する。
カバー23へ供給された圧搾空気は、空気通路23aから回転パイプ25を通ってノズル30へ供給され、ノズル30の先端30aから吹き出される。また、カバー23にはエアシリンダ等に連結された移動機構50が取り付けられており、移動機構50は、カバー23及びそれに接続されたケーシング24を上下させることにより、ノズル30を図面縦方向に移動させる。
図3は、円筒穴の内側表面の清掃方法を示す下面図である。清掃作業を開始する前に、まず、保持金具40により、円筒穴の大きさに応じて、ノズル30の先端30aの回転軸からの距離Lを調節する。ちょうボルト41をゆるめ、保持金具40をガイド29の下面に設けた案内溝に沿ってスライドさせて、ノズル30の先端30aが円筒穴の内側表面1の近傍に位置する様に、ノズル30の先端30aの回転軸からの距離Lを調節する。このとき、保持金具40に設けられた目盛40cを参考にすると、ノズル30の先端30aの回転軸からの距離Lの調節が容易となる。調節後、ちょうボルト41を再び締めて、保持金具40をガイド29に固定する。
清掃作業では、エアシリンダ等により移動機構50を駆動して、円筒穴の上方からノズル30を円筒穴に挿入する。回転パイプ25の回転軸は、円筒穴の深さ方向(図3の図面奥行き方向)に位置する。保持金具40は、ノズル30の先端30aを、回転軸から所定の距離に、かつ円筒穴の内側表面1に対して所定の角度に保持する。
ノズル30へ圧搾空気を供給すると、ノズル30は、その先端30aから円筒穴の内側表面1へ所定の角度で斜めに空気を吹き付ける。このとき、ノズル30は吹き付けた空気の反作用を受け、これにより回転パイプ25は、ノズル30と共に矢印で示す方向へ高速で回転する。流量制御バルブ10を用いてノズル30へ供給される空気の流量を制御して、ノズル30から吹き付けられる空気の圧力及びノズル30の回転速度を調整する。ノズル30を回転させながら、移動機構50を駆動してノズル30を円筒穴の深さ方向に移動させることにより、円筒穴の内側表面1全体のエアブローを行う。
次に、異なる大きさの円筒穴の清掃を行う場合について説明する。本実施の形態では、保持金具40により、円筒穴の大きさに応じて、ノズル30の先端30aの回転軸からの距離Lを変更する。図4は、ノズルの先端の回転軸からの距離を変更したエアブロワの一部断面側面図である。また、図5は、図2と異なる大きさの円筒穴の内側表面の清掃方法を示す下面図である。
ちょうボルト41をゆるめ、保持金具40をガイド29の下面に設けた案内溝に沿ってスライドさせて、ノズル30の先端30aが円筒穴の内側表面1の近傍に位置する様に、ノズル30の先端30aの回転軸からの距離Lを変更する。このとき、保持金具40に設けられた目盛40cを参考にすると、ノズル30の先端30aの回転軸からの距離Lの調節が容易となる。調節後、ちょうボルト41を再び締めて、保持金具40をガイド29に固定する。
清掃作業は、図2の場合と同様であるが、流量制御バルブ10を用いてノズル30へ供給される空気の流量を制御し、円筒穴の大きさに応じて、ノズル30から吹き付けられる空気の圧力及びノズル30の回転速度を適宜変更する。
以上説明した実施の形態によれば、柔軟性を有するチューブでノズル30を構成し、保持金具40により、円筒穴の大きさに応じて、ノズル30の先端30aの回転軸からの距離Lを変更することにより、様々な大きさの円筒穴に対して、円筒穴の内側表面1の近傍から円筒穴の内側表面1へ所定の角度で斜めに空気を吹き付けることが可能となる。従って、1つのノズル30を用いて、異なる大きさの円筒穴を清掃することができる。
さらに、保持金具40に、ノズル30の先端30aの回転軸からの距離Lを調節するための目盛40cを設けることにより、円筒穴の大きさに応じて、ノズル30の先端30aの回転軸からの距離Lを容易に調節することができる。
本発明の円筒穴の内側表面の清掃方法によれば、1つのノズルを用いて、異なる大きさの円筒穴を清掃することができるので、ノズルを交換する手間を省き、簡単な調整で異なる大きさの円筒穴の清掃に対応することができる。
本発明の一実施の形態によるエアブロワの一部断面側面図である。 保持金具の外観図である。 円筒穴の内側表面の清掃方法を示す下面図である。 ノズルの先端の回転軸からの距離を変更したエアブロワの一部断面側面図である。 図2と異なる大きさの円筒穴の内側表面の清掃方法を示す下面図である。
符号の説明
1 円筒穴の内側表面
10 流量制御バルブ
21 供給パイプ
22 継手
23 カバー
24 ケーシング
25 回転パイプ
26 ベアリング
28 リング
29 ガイド
30 ノズル
40 保持金具
41 ちょうボルト
50 移動機構

Claims (3)

  1. 柔軟性を有するチューブで構成され、円筒穴に挿入されて円筒穴の内側表面へ空気を吹き付けるノズルと、
    円筒穴の深さ方向に回転軸を有し、前記ノズルが挿入され、前記ノズルから円筒穴の内側表面へ吹き付けた空気の反作用で前記ノズルと共に回転する回転手段と、
    前記ノズルの先端を、前記回転軸から所定の距離に、かつ円筒穴の内側表面に対して所定の角度に保持する保持手段と、
    前記ノズルを円筒穴の深さ方向に移動させる移動手段と、
    前記ノズルへ供給される空気の流量を制御する制御手段とを備え、
    前記保持手段により、円筒穴の大きさに応じて、前記ノズルの先端の前記回転軸からの距離を変更し、円筒穴の内側表面の近傍から円筒穴の内側表面へ所定の角度で斜めに空気を吹き付けることを特徴とするエアブロワ。
  2. 前記保持手段に、前記ノズルの先端の前記回転軸からの距離を調節するための目盛を設けることを特徴とする請求項1に記載のエアブロワ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のエアブロワを用いて、円筒穴の内側表面をエアブローすることを特徴とする円筒穴の内側表面の清掃方法。
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