JP2007200440A - 信号符号化装置、信号復号装置、信号処理装置、および記憶システム - Google Patents

信号符号化装置、信号復号装置、信号処理装置、および記憶システム Download PDF

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Abstract

【課題】より少ない回路規模で、ランレングス制限を満たしつつ、DCフリー特性を向上すること。
【解決手段】RLL/DCフリー/RS符号化部303は、RLL/DCフリー符号化部40と、RS符号化部42と、冗長系列付加部44とを含む。RLL/DCフリー符号化部40は、所定の信号系列をランレングス制限符号化およびDCフリー符号化することによって、DCフリー性を有するランレングス制限符号化系列(以下、「RLL系列」と略称する)を生成する。RS符号化部42は、RLL/DCフリー符号化部40によって生成されたRLL系列をRS符号化することによって、冗長系列を生成する。冗長系列付加部44は、RS符号化部42によって生成された冗長系列をRLL/DCフリー符号化部40によって生成されたRLL符号化系列に付加する。
【選択図】図4

Description

本発明は、誤り訂正符号化/復号技術に関し、特に、記憶媒体に記憶されるデータに対して誤り訂正符号化もしくは誤りを訂正する信号符号化装置、信号復号装置、信号処理装置、および記憶システムに関する。
近年、ハードディスクを用いた記憶装置は、パーソナルコンピュータ、ハードディスクレコーダー、ビデオカメラ、携帯電話など、さまざまな分野において必須の装置となりつつある。ハードディスクを用いた記憶装置は、適用される分野によって求められる仕様もさまざまである。たとえば、パーソナルコンピュータに搭載するハードディスクには、高速性、大容量性が求められる。高速性、大容量性を向上するためには、訂正能力の高い誤り訂正符号化をする必要がある。しかしながら、高速化が進むほど単位時間あたりに扱うデータの量が増えるため、単位時間あたりの誤りも比例して増大する。そうすると、高い誤り訂正能力を有する訂正方式を用いない限り、ハードディスクに対する再読込みが発生するため、ハードディスクへのアクセスに要する時間が増大し、高速化のボトルネックとなる。
一般的に、誤り訂正符号化の対象となる信号系列として、直流成分が低減もしくは除去された(以下、「DCフリー」、もしくは、「DCフリー性」と表記する)信号系列が望まれている。DCフリーとは、周波数が0、すなわち直流成分におけるスペクトルが0であることを意味する。いいかえると、変調前の信号系列に含まれる複数のビットにおいて、0と1の比率が等しいことなどを意味する。DCフリー性を信号系列に備えるさせることによって、記憶媒体に記憶された変調データの記録パターンから得られる再生信号の平均レベルが、変調前の信号系列のパターンによらずに、所定の信号系列長の範囲内で常に一定となる性質をもち、ノイズ耐性が向上する。すなわち、DCフリー性の低い信号系列においては、ビタビアルゴリズムを用いたデータ検出において、検出確率が低下することとなる。これにより、低密度パリティチェック復号やリードソロモン復号における訂正能力も低減されることとなる。また、一般的に、サンプリングタイミングとデータとの同期を確保するために、ランレングス制限符号が用いられている。ランレングス制限符号とは、0の最大連続長や1の最大連続長を制限する符号化である。
従来、信号系列のDCフリー性を満たしつつ、ランレングス制限符号化する方法として、それぞれ異なる冗長ビットが付加された信号系列に対し、ランレングス制限符号化を実行し、符号化された複数の系列のうち、DCフリーに近い特性を有する系列を選択する方法が提案されていた(たとえば、特許文献1参照。)。また、複数の異なる性質を有するランレングス制限符号化を実行し、符号化された複数の系列のうち、DCフリーに近い特性を有する系列を選択する方法が提案されていた(たとえば、特許文献2参照。)。
特開2002−100125号公報 特開2004−213863号公報
本発明者はこうした状況下、以下の課題を認識するに至った。すなわち、符号化側において、複数の符号化系列の中からDCフリー特性の良い系列を選択することによってDCフリー符号化を実現する場合、選択の対象となる複数の符号化系列においてDCフリー特性の良い符号化系列が存在しない場合がある。また、復号側において、符号化側で選択された符号化系列を判定する際に、その判定が誤ることによって、誤りが増大するといった課題である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、より少ない回路規模で、ランレングス制限を満たしつつ、DCフリー特性を向上できる信号符号化装置、信号復号装置、信号処理装置、および記憶システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の信号符号化装置は、所定の信号系列をランレングス制限符号化することによって、ランレングス符号化系列を生成するランレングス制限符号化部と、ランレングス制限符号化部によって生成されたランレングス符号化系列をリードソロモン符号化することによって、冗長系列を生成するリードソロモン符号化部と、リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列をランレングス制限符号化部によって生成されたランレングス符号化系列に付加する冗長系列付加部と、を備える。
ここで、「付加」とは、加算、乗算、挿入などを含む。この態様によると、ランレングス制限符号化を行なった後にリードソロモン符号化を行なうことによって、復号側においては、リードソロモン復号を行なった後の信号系列に対してランレングス制限復号を行なうことになるので、誤り訂正能力を向上できる。
本発明の別の態様もまた、信号符号化装置である。この装置は、デジタル信号系列をランレングス制限符号化することによって、第1ランレングス符号化系列を生成する第1ランレングス制限符号化部と、デジタル信号系列に含まれる複数のビットの個数を変えずに、デジタル信号系列に対し、所定の信号処理を実行する信号処理部と、信号処理部によって所定の信号処理が実行されたデジタル信号系列をランレングス制限符号化することによって、第2ランレングス符号化系列を生成する第2ランレングス制限符号化部と、第1ランレングス制限符号化部によって生成された第1ランレングス符号化系列と、第2ランレングス制限符号化部によって生成された第2ランレングス符号化系列とのうち、いずれか一方を選択して出力する直流成分除去符号化部と、直流成分除去符号化部によって出力されたランレングス符号化系列をリードソロモン符号化することによって、冗長系列を生成するリードソロモン符号化部と、リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列を直流成分除去符号化部によって出力されたランレングス符号化系列に付加する冗長系列付加部と、を備える。
ここで、「直流成分除去符号化部」とは、入力された系列の直流成分を除去するもしくは低減する回路などを含み、また、DCフリー性の高い系列を出力する回路などを含む。また、「第1ランレングス制限符号化部」と「第2ランレングス制限符号化部」とは、同一の性質を有するランレングス制限符号化回路であってもよい。また、同一の性質を有するランレングス制限符号化回路である場合、「第1ランレングス制限符号化部」と「第2ランレングス制限符号化部」は、1つのランレングス制限符号化回路を時分割で実行することにより実現されてもよい。
この態様によると、異なる2つの系列に対して、ランレングス制限符号化を実行するので、全く異なる2つの符号化系列を得ることができる。ランレングス制限符号化の対象となる系列に含まれるビットの個数を増加しないように所定の信号処理を実行することによって、全体の符号化率を低下させずに符号化系列が得られる。2つの符号化系列は全く異なるため、DCフリー性の高い符号化系列を選択するにあたり、より好ましい選択肢となる。より好ましい選択肢の中からDCフリー性の高い符号化系列を選択することによって、よりDCフリー性の高い符号化系列を選択できる可能性が向上できる。また、同一のランレングス制限符号化回路を用いることによって、回路構成を単純化でき、また、低規模にできる。また、ランレングス制限符号化を行なった後にリードソロモン符号化を行なうことによって、復号側においては、リードソロモン復号を行なった後の信号系列に対してランレングス制限復号を行なうことになる。いいかえると、リードソロモン復号によって誤り訂正された系列に対して、ランレングス制限復号が実行される。そうすると、符号化側において選択された符号化系列を正確に判別でき、全体としての誤り訂正能力を向上できる。
信号処理部は、デジタル信号系列に含まれる複数のビットのそれぞれに対し、ビット反転処理を実行してもよい。また、信号処理部は、デジタル信号系列に含まれる複数のビットの順序を並び替えてもよい。また、信号処理部は、デジタル信号系列に含まれる複数のビットのそれぞれに対し、ビット反転処理をした後に、ビットの順序を並び替え処理を実行してもよい。この態様によると、ビット反転処理、および/または、ビットの順序を並び替えることによって、ランレングス制限符号化の対象となる系列に含まれるビットの個数を増加せずに、異なる系列を生成できる。また、系列に含まれるビットの個数が増加しないため、全体の符号化率を低下させずに符号化系列が得られる。また、異なる系列を生成するために実行する所定の処理をビット反転処理、および/または、ビットの順序を並び替える処理とすることによって、単純な回路構成で所定の処理を実現できる。
直流成分除去符号化部は、第1符号化系列と第2符号化系列のうち、いずれか一方の符号化系列を選択する符号化系列選択部と、符号化系列選択部によって選択された符号化系列を示す選択識別情報を生成する選択識別情報生成部と、符号化系列選択部によって選択された符号化系列のいずれかの個所に、選択識別情報生成部によって生成された選択識別情報を付加する識別情報付加部と、を有してもよい。また、符号化系列選択部は、当該符号化系列選択部によってすでに選択された符号化系列と前記第1符号化系列とを連結させる第1連結部と、当該符号化系列選択部によってすでに選択された符号化系列と前記第2符号化系列とを連結させる第2連結部と、を有してもよい。符号化系列選択部は、第1連結部によって連結された系列を新たな第1符号化系列とし、第2連結部によって連結された系列を新たな第2符号化系列とし、いずれか一方の符号化系列を選択してもよい。第1ランレングス制限符号化部から出力された第1符号化系列のいずれかの個所に第1判定ビットを付加する第1付加部と、第2ランレングス制限符号化部から出力された第2符号化系列のいずれかの個所に第1判定ビットがビット反転された第2判定ビットを付加する第2付加部と、をさらに備えてもよい。
ここで、「すでに選択された符号化系列と前記第1符号化系列とを連結させる」とは、過去において選択された符号化系列と、現在選択の候補となっている系列とを連結させることなどを含む。この態様によると、いずれの符号化系列が選択されたことを示す情報を符号化系列に付加することによって、復号側にて、容易に選択された符号化系列を判別できる。
符号化系列選択部は、第1比率計算部と、第2比率計算部と、選択出力部と、を有してもよい。第1比率計算部は、第1ランレングス制限符号化部によって生成された、もしくは、第1連結部によって連結された第1符号化系列に含まれる複数のビットのうち、0を示すビットと1を示すビットとの比率を計算する。第2比率計算部は、第2ランレングス制限符号化部によって生成された、もしくは第2連結部によって連結された第2符号化系列に含まれる複数のビットのうち、0を示すビットと1を示すビットとの比率を計算する。選択出力部は、第1比率計算部で計算された比率と、第2比率計算部で計算された比率とのうち、50%に近いほうの比率に対応する符号化系列を選択して出力する。この態様によると、0を示すビットと1を示すビットとの比率が50%に近いほうを選択することによって、DCフリー性の高い符号化系列が選択できる。
符号化系列選択部は、第1合算部と、第2合算部と、符号化系列検出部と、選択出力部と、を有してもよい。第1合算部は、第1ランレングス制限符号化部によって生成された、もしくは、第1連結部によって連結された第1符号化系列に含まれる複数のビットを合算して第1合算値を生成する。第2合算部は、第2ランレングス制限符号化部によって生成された、もしくは、第2連結部によって連結された第2符号化系列に含まれる複数のビットを合算して第2合算値を生成する。符号化系列検出部は、第1合算部によって生成された第1合算値の絶対値と、第2合算部によって生成された第2合算値の絶対値とを比較して、第1符号化系列と第2符号化系列のうち、小さいほうの合算値に対応する符号化系列を検出する。選択出力部は、第1符号化系列と、第2符号化系列とのうち、系列検出部によって検出された符号化系列を選択して出力する。
ここで、「合算値」とは、系列に含まれるビットを加算することなどを含む。また、「系列に含まれる複数のビット」とは、0もしくは1を示すビットなどを含み、また、0を示すビットを+1と置換え、1を示すビットを−1と置換えた場合におけるビットなども含む。この態様によると、符号化系列に含まれる複数のビットを合算し、より小さい合算値に対応する系列を選択することによって、DCフリー性の高い符号化系列が選択できる。
符号化系列選択部は、第1移動加算部と、第1最大値検出部と、第2移動加算部と、第2最大値検出部と、符号化系列検出部と、選択出力部と、を有してもよい。第1移動加算部は、第1ランレングス制限符号化部によって生成された、もしくは、第1連結部によって連結された第1符号化系列に含まれる複数のビットを移動加算することによって、複数のビットと同数の第1移動加算値を生成する。第1最大値検出部は、第1移動加算部によって生成された複数の第1移動加算値のうち、最大値を検出する。第2移動加算部は、第2ランレングス制限符号化部によって生成された、もしくは、第2連結部によって連結された第2符号化系列に含まれる複数のビットを移動加算することによって、複数のビットと同数の第2移動加算値を生成する。第2最大値検出部は、第2移動加算部によって生成された複数の第2移動加算値のうち、最大値を検出する。符号化系列検出部は、第1最大値検出部によって検出された最大値と、第2最大値検出部によって検出された最大値とを比較して、第1符号化系列と第2符号化系列のうち、小さいほうの最大値に対応する符号化系列を検出する。選択出力部は、第1符号化系列と第2符号化系列とのうち、系列検出部によって検出された符号化系列を選択して出力する。
ここで、「移動加算する」とは、移動加算し、さらに、絶対値を計算することなどを含む。この態様によると、符号化系列に含まれる複数のビットを移動加算した結果のうちの最大値を用いて系列を選択することによって、DCフリー性の高い符号化系列が選択できる。
冗長系列付加部は、リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列を複数の組に分割する分割部を有してもよい。分割部によって分割された組を、ランレングス符号化系列のいずれかの個所であって、組ごとにそれぞれ異なる個所に付加してもよい。冗長系列付加部は、分割部によって分割された組ごとに、等間隔で、ランレングス符号化系列に付加してもよい。この態様によると、ランレングス符号化系列のいずれかの個所に、複数の組に分割された冗長系列をそれぞれ異なる個所に分散して付加することによって、冗長系列が付加された後の系列のRLL性、および、DCフリー特性を向上できる。また、組ごとに等間隔で付加することによって、冗長系列が付加された後の系列のRLL性、および、DCフリー特性をより向上できる。
分割部は、リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列に含まれる複数のビットのうち、いずれか2以上のビットを1組として、分割してもよい。分割部は、リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列に含まれる複数のビットのうち、2N(Nは1以上の整数)個のビットを1組として、分割してもよい。この態様によると、ランレングス符号化系列に偶数個ずつ冗長系列を付加することによって、冗長系列が付加された後の系列のRLL性をより向上できる。
本発明のさらに別の態様は、信号復号装置である。この装置は、所定の冗長系列が挿入された第1信号系列を入力する入力部と、入力部によって入力された第1信号系列のうち、冗長系列の挿入個所を検出する冗長系列検出部と、冗長系列検出部によって検出された挿入個所にしたがって、入力部によって入力された第1信号系列から冗長系列を切り離して、第2信号系列を取得する冗長系列取得部と、冗長系列取得部によって切り離された冗長ビットを用いて、冗長系列取得部によって取得された第2信号系列の誤りを訂正するリードソロモン復号部と、リードソロモン復号部によって誤りが検査された第2信号系列に対し、ランレングス制限復号を実行するランレングス制限復号部と、を備える。この態様によると、リードソロモン復号を行なった後の信号系列に対してランレングス制限復号を行なうことによって、誤り訂正能力を向上できる。
本発明の別の態様もまた、信号復号装置である。この装置は、入力部と、判定ビット取得部と、ランレングス制限復号部と、信号処理部と、を備える。入力部は、所定の判定ビットが付加された符号化系列を入力する。判定ビット取得部は、入力部によって入力された符号化系列に付加されている所定の判定ビットを取得する。ランレングス制限復号部は、入力部によって入力された符号化系列をランレングス制限復号することによってデジタル信号系列を生成する。信号処理部は、ランレングス制限復号部によって生成されたデジタル信号系列に対し、判定ビット取得部によって取得された判定ビットに応じて、デジタル信号系列に含まれる複数のビットのそれぞれをビット反転して出力する処理、もしくは、デジタル信号系列に含まれる複数のビットをそのまま出力する処理のいずれかの処理を実行する。また、信号処理部は、デジタル信号系列に含まれる複数のビットのそれぞれをビット反転して出力する処理に代えて、デジタル信号系列に含まれる複数のビットの順序を入れ替える処理を実行してもよい。この態様によると、符号化側において実行されたDCフリー符号化に対応する処理を実行することによって、元のデジタル信号系列を復号できる。
本発明のさらに別の態様は、信号処理装置である。この装置は、信号符号化装置と信号復号装置とを備える。この態様によると、ランレングス制限符号化を行なった後にリードソロモン符号化を行なうことによって、復号側においては、リードソロモン復号を行なった後の信号系列に対してランレングス制限復号を行なうことになるので、誤り訂正能力を向上できる。
本発明のさらに別の態様は、記憶システムである。この記憶システムは、データを記憶装置に書き込むライトチャネルと、記憶装置に記憶されているデータを読み出すリードチャネルとを備える信号記憶システムであって、ライトチャネルは、データに対し、ランレングス制限符号化を実行し、さらに、ランレングス制限符号化されたデータに対し、リードソロモン符号化を実行する第1の符号化部と、第1の符号化部で符号化されたデータに対し、低密度パリティ検査符号を用いて符号化する第2の符号化部と、第2の符号化部で符号化されたデータを記憶装置に書き込む書き込み部と、を備え、リードチャネルは、記憶装置から出力されたアナログ信号を入力する入力部と、入力部から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力するアナログデジタル変換部と、アナログデジタル変換部から出力されたデジタル信号の尤度を計算して軟判定値を出力するソフト出力検出部と、ソフト出力検出部から出力されたデータを復号する、第2の符号化部に対応した、第1の復号部と、第1の復号部で復号されたデータを復号する、第1の符号化部に対応した、第2の復号部と、を備える。第1の符号化部は、データをランレングス制限符号化することによって、ランレングス符号化系列を生成するランレングス制限符号化部と、ランレングス制限符号化部によって生成されたランレングス符号化系列をリードソロモン符号化することによって、冗長系列を生成するリードソロモン符号化部と、リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列をランレングス制限符号化部によって生成されたランレングス符号化系列に付加する冗長系列付加部と、を有する。第2の復号部は、第1の復号部によって復号されたデータを入力する入力部と、入力部によって入力された第1信号系列のうち、冗長系列の挿入個所を検出する冗長系列検出部と、冗長系列検出部によって検出された挿入個所にしたがって、入力部によって入力された第1信号系列から冗長系列を切り離して、第2信号系列を取得する冗長系列取得部と、冗長系列取得部によって切り離された冗長ビットを用いて、冗長系列取得部によって取得された第2信号系列の誤りを訂正するリードソロモン復号部と、リードソロモン復号部によって誤りが訂正された第2信号系列に対し、ランレングス制限復号を実行するランレングス制限復号部と、を有する。
この態様によると、ランレングス制限符号化を行なった後にリードソロモン符号化を行なうことによって、復号側においては、リードソロモン復号を行なった後の信号系列に対してランレングス制限復号を行なうことになるので、誤り訂正能力を向上できる。また、誤り訂正能力を向上できるので、より高速に記憶システムにアクセスすることができる。
本発明のさらに別の態様もまた、記憶システムである。この記憶システムは、さらに、データを記憶する記憶装置と、記憶装置への書き込みと、記憶装置からの読み出しとを制御する制御部と、を有する。リードチャネルは、制御部の指示に従って、記憶装置に記憶されているデータを読み出し、ライトチャネルは、制御部の指示に従って、符号化されたデータを記憶装置に書き込む。この態様によると、ランレングス制限符号化を行なった後にリードソロモン符号化を行なうことによって、復号側においては、リードソロモン復号を行なった後の信号系列に対してランレングス制限復号を行なうことになるので、誤り訂正能力を向上できる。また、誤り訂正能力を向上できるので、より高速に記憶システムにアクセスすることができる。
本発明のさらに別の態様は、信号符号化装置である。この装置は、符号化装置おいて、当該装置は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。この態様によると、DCフリー性およびランレングス特性の高い符号化処理が効率良く実行でき、余分なハードウェアを搭載する必要がなくなるので、低規模な半導体集積回路を実現できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、より少ない回路規模で、ランレングス制限を満たしつつ、DCフリー特性を向上できる。
本発明の実施形態を具体的に説明する前に、まず本実施形態にかかる記憶システム100について概要を述べる。本実施形態にかかる記憶システム100は、ハードディスクコントローラと、磁気ディスク装置と、リードチャネルとライトチャネルを含むリードライトチャネルと、を有する。ライトチャネルにおいては、誤り訂正符号化として、リードソロモン符号化と、ランレングス制限符号化と、DCフリー符号化と、LDPC符号化とを行う。このリードソロモン符号化(以下、「RS符号化」と略称する。)は、リードチャネルを搭載する半導体と一体的に搭載してもよく、また、他の半導体に搭載されていてもよい。また、リードチャネルにおいては、ビタビアルゴリズムなどを用いたデータ検出と、LDPC復号を行なう。このデータ検出は、DC成分が存在することによって検出精度が劣化することが知られている。さらに、検出精度が劣化することによりLDPC復号の訂正能力が低減する。したがって、本発明の実施形態においては、LDPC符号化を行なう前の段階において、DC成分を低減させるDCフリー符号化を行なう構成とした。なお、本実施形態にかかる記憶システム100は、LDPC符号化に限定されず、他の誤り訂正符号化方式、たとえば、ターボ符号化や畳込み符号化が実行される構成であってもよい。
DCフリー符号化は、異なる2つの系列のうち、よりDCフリー性の高い系列を選択することによって実現される。異なる2つの系列を生成するために、異なる2つの性質を有するRLL符号化を実行すると、2つ目のRLL符号化の回路が必要となる分、回路規模が増大する。また、回路規模の問題としないアプリケーションの場合であっても、異なる2つの性質を有するRLL符号化を実行した結果、双方の系列ともにDCフリー性が良いとは限らない。したがって、本発明の実施形態においては、同一のRLL符号化を実行することとした。
ここで、同一のRLL符号化を実行する場合、選択の対象となる系列が同一になるのを回避する必要がある。また、DCフリー特性の良い制限符号化系列が存在しない場合を避ける必要もある。そこで、本発明の実施形態においては、RLL符号化する前に、任意の信号系列と、任意の信号系列に所定の信号処理を実行した後の2つの系列とを対象とすることとした。これにより、生成される系列は全く異なることとなるため、統計的にDCフリー性の良い系列が生成できる。また、この所定の信号処理を信号系列のビット数を変えずに実行することによって、符号化利得の減少を回避している。さらに、信号処理の処理内容を任意に変更することによって、さまざまな系列を生成できるので、選択の幅を広げられる。そのため、よりDCフリー特性の良い系列を生成できる可能性が向上する。したがって、本発明の実施形態は、ハードディスクのような符号化率を低く設定できないようなアプリケーションにおいて好適となる。
複数のRLL符号化された系列のいずれかを選択する場合、復号側において、誤って、符号化側において選択された系列とは異なる系列を対象とする可能性がある。この場合、誤りが増大することとなる。一般的に、リードソロモン符号化は、RLL符号化の前に実行されていた。この場合、復号側においては、RLL復号は、リードソロモン復号(以下、「RS復号」と略称する)の前に実行されるとなり、選択された系列の判定が誤る可能性が低くなかった。したがって、本発明の実施形態においては、符号化側においては、RLL符号化および/またはDCフリー符号化、RS符号化の順で誤り訂正符号化を行なうこととした。また、復号側においては、RS復号、RLL復号の順で誤り訂正復号を行なうこととした。
しかしながら、符号化側において、RLL符号化および/またはDCフリー符号化、RS符号化の順で誤り訂正符号化を行なった場合、RS符号化において付加される冗長ビットは、RLL性および/またはDCフリー特性を満たさないこととなる。一般的に、RS符号化において生成され、RLL符号化系列に付加される冗長ビットの個数は、付加される系列に比べ1/10程度であるため、RLL性および/またはDCフリー特性を満たさないことによる弊害は大きい。したがって、本発明の実施形態においては、RS符号化において生成された冗長系列を分割し、RLL符号化系列に分散して付加することとした。これにより、冗長系列が付加された後の符号化系列は、RLL性、DCフリー特性を満足することとなる。詳細は後述する。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る記憶システム100の構成を示す図である。図1の記憶システム100は、大きく分けて、ハードディスクコントローラ1(以下、「HDC1」と略記する。)、中央処理演算装置2(以下、「CPU2」と略記する。)、リードライトチャネル3(以下、「R/Wチャネル3」と略記する。)、ボイスコイルモータ/スピンドルモータ制御部4(以下、「VCM/SPM制御部4」と略記する。)、及びディスクエンクロージャ5(以下、「DE5」と略記する。)とから構成される。一般に、HDC1、CPU2、R/Wチャネル3、及びVCM/SPM制御部4は同一の基板上に構成される。
HDC1は、HDC1全体を制御する主制御部11、データフォーマット制御部12、及びバッファRAM14を含む。HDC1は、図示しないインタフェース部を介してホストシステムと接続される。また、R/Wチャネル3を介して、DE5と接続されており、主制御部11の制御により、ホストとDE5の間のデータ転送を行う。このHDC1には、R/Wチャネル3で生成されるリードリファレンスクロック(RRCK)が入力される。データフォーマット制御部12は、ホストから転送されたデータをディスク媒体50上に記録するのに適したフォーマットに変換し、逆に、ディスク媒体50から再生されたデータをホストに転送するのに適したフォーマットに変換する。ディスク媒体50は、たとえば、磁気ディスクを含む。バッファRAM14は、ホストから転送されたデータを一時的に保存し、適切なタイミングでR/Wチャネル3に転送する。逆に、R/Wチャネル3から転送されたリードデータを一時的に保存し、適切なタイミングでホストに転送する。
CPU2は、フラッシュROM21(以下、「FROM21」と略記する。)、及びRAM22を含み、HDC1、R/Wチャネル3、VCM/SPM制御部4、及びDE5と接続される。FROM21には、CPU2の動作プログラムが保存されている。
R/Wチャネル3は、ライトチャネル31とリードチャネル32とに大別され、HDC1との間で記録するデータ及び再生されたデータの転送を行う。また、R/Wチャネル3は、DE5と接続され、記録信号の送信、再生信号の受信を行う。詳細は後述する。
VCM/SPM制御部4は、DE5中のボイスコイルモータ52(以下、「VCM52」と略記する。)とスピンドルモータ53(以下、「SPM53」と略記する。)を制御する。
DE5は、R/Wチャネル3と接続され、記録信号の受信、再生信号の送信を行う。またDE5は、VCM/SPM制御部4と接続されている。DE5は、ディスク媒体50、ヘッド51、VCM52、SPM53、及びプリアンプ54等を有している。図1の記憶システム100においては、ディスク媒体50が1枚であり、且つヘッド51がディスク媒体50の一方の面側のみに配置されている場合を想定しているが、複数のディスク媒体50が積層配置された構成であってもよい。また、ヘッド51は、ディスク媒体50の各面に対応して設けられるのが一般的である。R/Wチャネル3により送信された記録信号は、DE5内のプリアンプ54を経由してヘッド51に供給され、ヘッド51によりディスク媒体50に記録される。逆に、ヘッド51によりディスク媒体50から再生された信号は、プリアンプ54を経由してR/Wチャネル3に送信される。DE5内のVCM52は、ヘッド51をディスク媒体50上の目標位置に位置決めするために、ヘッド51をディスク媒体50の半径方向に移動させる。また、SPM53は、ディスク媒体50を回転させる。
ここで、図2を用いて、R/Wチャネル3について説明する。図2は、図1のR/Wチャネル3の構成を示す図である。R/Wチャネル3は、大きく分けて、ライトチャネル31とリードチャネル32から構成される。
ライトチャネル31は、バイトインターフェース部301、スクランブラ302、ランレングス制限/DCフリー/RS符号化部303(以下、「RLL/DCフリー/RS符号化部303」と略記する。)、低密度パリティチェック符号化部304(以下、「LDPC符号化部304」と略記する。)、書き込み補償部305(以下、「ライトプリコン部305」と略記する。)、ドライバ306を含む。
バイトインターフェース部301では、HDC1から転送されたデータが入力データとして処理される。メディア上に書き込むデータは1セクタ単位でHDC1から入力される。データバスは通常1バイト(8ビット)であり、バイトインターフェース部301により入力データとして処理される。スクランブラ302はライトデータをランダムな系列に変換する。同じ規則のデータの繰り返しは、リード時における検出性能に悪影響を与え、エラーレートを悪化させるのを防ぐためである。
RLL/DCフリー/RS符号化部303は、ディスク媒体50から再生されたデータに含まれる誤りの訂正及び検出を可能にするために、記録するデータを情報シンボルとして、冗長シンボルを付加する。RS符号は、再生されたデータに誤りが生じているかを判断し、誤りがある場合には訂正或いは検出を行う。但し、誤りが訂正できるシンボル数は有限であり、冗長データの長さに関係する。即ち、多くの冗長データを付加するとフォーマット効率が悪化するため、誤り訂正可能シンボル数とはトレードオフとなる。ECCとしてRS符号を利用して誤り訂正を行う場合、(冗長シンボル数/2)個までの誤りを訂正できる。また、RLL/DCフリー/RS符号化部303は、0の最大連続長を制限する。0の最大連続長を制限することにより、自動利得制御部317(以下、「AGC317」と略記する。)などに適したデータ系列にする。さらに、直流成分を低減し、誤り訂正能力の向上を図る。詳細は後述する。
LDPC符号化部304は、データ系列をLDPC符号化して冗長ビットであるパリティビットを含む系列を生成する役割を有する。LDPC符号化は、生成行列と呼ばれるk×nの行列に、長さkのデータ系列を左から掛け合わせることで行う。この生成行列に対応する検査行列Hに含まれる各要素は、0もしくは1であり、1の数が0の数に比べて少ないことから、低密度パリティ検査符号(Low Density Parity Check Codes)と呼ばれている。この1と0の配置を利用することによって、LDPC繰返復号部にて、効率的にエラーの訂正を行うことができる。
ライトプリコン部305は、メディア上の磁化遷移の連続による非線形歪を補償する回路である。ライトデータから補償に必要な規則を検出し、正しい位置で磁化遷移が生ずるようにライト電流波形を予め調整をする。ドライバ306は擬似ECLレベルに対応した信号を出力するドライバである。ドライバ306からの出力は図示しないDE5に送られ、プリアンプ54を通してヘッド51に送られ、ライトデータがディスク媒体50上に記録される。
リードチャネル32は、可変利得増幅器311(以下、「VGA311」と略記する。)、ローパスフィルタ312(以下、「LPF312」と略記する。)、AGC317、アナログ/デジタル変換器313(以下、「ADC313」と略記する。)、周波数シンセサイザ314、フィルタ315、ソフト出力検出部320、LDPC繰返復号部322、同期信号検出部321、ランレングス制限/DCフリー/RS復号部323(以下、「RLL/DCフリー/RS復号部323」と略記する。)、デスクランブラ324とから構成されている。
VGA311及びAGC317は、図示しないプリアンプ54から送られたデータのリード波形の振幅の調整を行う。AGC317は理想的な振幅と実際の振幅を比較し、VGA311に設定すべきゲインを決定する。LPF312は、カットオフ周波数とブースト量を調整することができ、高周波ノイズの低減と部分応答(Partial Response。以下、「PR」と略記する。)波形への等化の一部を担う。LPF312でPR波形への等化を行うが、ヘッドの浮上量変動、媒体の不均一性、モータの回転変動などの多くの要因により、アナログのLPFによる完全な等化は難しいので、後段に配置され、よりフレキシビリティに富んだフィルタ315を用いて、再度PR波形への等化を行う。フィルタ315は、そのタップ係数を適応的に調整する機能を有していてもよい。周波数シンセサイザ314は、ADC313のサンプリング用クロックを生成する。
ADC313は、AD変換により直接同期サンプルを得る構成とした。なお、この構成の他に、AD変換により非同期サンプルを得る構成であってもよい。この場合は、ゼロ相リスタート部、タイミング制御部、及び補間フィルタをさらにADC313の後段に設ければよい。非同期サンプルから同期サンプルを得る必要があり、これらのブロックがその役割を担う。ゼロ相リスタート部は初期位相を決定するためのブロックで、できるだけ早く同期サンプルを得るために用いられる。初期位相を決定した後は、タイミング制御部で理想的なサンプル値と実際のサンプル値を比較し、位相のずれを検出する。これを用いて補間フィルタのパラメータを決定することにより、同期サンプルを得ることができる。
ソフト出力検出部320は、符号間干渉に伴う復号特性の劣化を回避するために、ビタビアルゴリズムの一種であるソフト出力ビタビアルゴリズム(Soft−Output Viterbi Algorithm。以下、「SOVA」と略記する。)が用いられる。すなわち、近年の磁気ディスク装置の記録密度の上昇に伴い、記録された符号間の干渉が大きくなり、復号特性が劣化するといった課題を解決するため、これを克服する方式として符号間干渉による部分応答を利用した最ゆう復号(Partial Response MaximumLikeihood。以下、「PRML」と略記する。)方式を用いる。PRMLは、再生信号の部分応答のゆう度を最大にする信号系列を求める方式である。
ソフト出力検出部320としてSOVA方式が用いられている場合、軟判定値を出力する。例えば、SOVAの出力として、(−0.71、+0.18、+0.45、−0.45、−0.9)という軟判定値が出力されたとする。これらの値は、0である可能性が大きいか、1である可能性が大きいかを数値で表している。例えば、1番目の「−0.71」は1である可能性が大きいことを示しており、2番目の「+0.18」は0である可能性が大きいが1である可能性も小さくはないことを意味する。従来のビタビディテクタの出力はハード値であり、SOVAの出力を硬判定したものである。上記の例の場合、(1、0、0、1、1)である。ハード値は、0であるか、1であるかのみを表しており、どちらの可能性が高いかという情報が失われている。このためLDPC繰返復号部322に軟判定値を入力する方が復号性能が向上する。
LDPC繰返復号部322は、LDPC符号化されているデータ系列から、LDPC符号化前の系列に復元する役割を有する。復号化の方法としては、主に、sum−product復号法とmin−sum復号法があり、復号性能の面ではsum−product復号法が有利であるが、min−sum復号法はハードウェアによる実現が容易である特徴を持つ。LDPC符号を用いる実際の復号操作では、ソフト出力検出部320とLDPC繰返復号部322の間で繰り返し復号を行うことにより、非常に良好な復号性能を得ることができる。このために実際はソフト出力検出部320とLDPC繰返復号部322を複数段配列した構成が必要になる。同期信号検出部321は、データの先頭に付加された同期信号(Sync Mark)を検出し、データの先頭位置を認識する役割を有する。
RLL/DCフリー/RS復号部323は、LDPC繰返復号部322から出力されたデータに対して、ライトチャネル31のRLL/DCフリー/RS符号化部303の逆操作を行い、元のデータ系列に戻す。詳細は後述する。
デスクランブラ324は、ライトチャネル31のスクランブラ302の逆操作を行い、元のデータ系列に戻す。ここで生成されたデータはHDC1に転送される。
ここで、「DCフリー」について説明する。図3(a)〜(b)は、本発明の実施形態にかかるDCフリー特性の例を示す図である。図3(a)は、DCフリーである場合とそうでない場合における軟判定値の分布例を示す図である。横軸は個数、縦軸は軟判定値を示す。また、縦軸は、中心を±0として、プラス側、マイナス側の双方の軟判定値を含む軸である。実線で示す第1特性200は、DCフリーの場合の分布を示す。また、破線で示す第2特性300は、DCフリーでない場合の分布例を示す。DCフリーとは、前述したように、系列に含まれる0と1のビットの個数の比率が50%であることを示す。いいかえると、図3(a)の第1特性200に図示するように、図2のLDPC繰返復号部322における軟判定値の分布において、±1/2が中心値となり、±0付近の分布量が少ないことなどをいう。一方、DCフリーでない場合、たとえば、図3(a)の第2特性300に図示するように、軟判定値の分布において、±0付近の分布量が増加したものとなる。
図3(b)は、DCフリーである場合とそうでない場合におけるビット誤り率特性の例を示す図である。横軸は信号対雑音比(Signal to Noise Ratio)、縦軸はビット誤り率(Bit Error Rate)を示す。実線で示す第3特性210は、DCフリーの場合のビット誤り率特性を示す。また、破線で示す第4特性310は、DCフリーでない場合のビット誤り率特性を示す。図示するように、DCフリーでない場合は、DCフリーである場合と比べて、ビット誤り率が悪化することとなる。
図4は、図2のRLL/DCフリー/RS符号化部303の構成例を示す図である。RLL/DCフリー/RS符号化部303は、RLL/DCフリー符号化部40と、RS符号化部42と、冗長系列付加部44とを含む。RLL/DCフリー符号化部40は、所定の信号系列をランレングス制限符号化およびDCフリー符号化することによって、DCフリー性を有するランレングス制限符号化系列(以下、「RLL系列」と略称する)を生成する。RS符号化部42は、RLL/DCフリー符号化部40によって生成されたRLL系列をRS符号化することによって、冗長系列を生成する。冗長系列付加部44は、RS符号化部42によって生成された冗長系列をRLL/DCフリー符号化部40によって生成されたRLL符号化系列に分散して付加する。
図5は、図4のRLL/DCフリー符号化部40の構成例を示す図である。RLL/DCフリー符号化部403は、第1RLL符号化部60と、第1信号処理部62と、第2RLL符号化部64と、直流成分除去符号化部66とを含む。
第1RLL符号化部60は、スクランブラ302から出力されたデジタル信号系列をランレングス制限符号化することによって、第1符号化系列を生成する。第1信号処理部62は、スクランブラ302から出力されたデジタル信号系列に含まれる複数のビットの個数を変えずに、デジタル信号系列に対し、所定の信号処理を実行する。所定の信号処理は、デジタル信号系列に含まれる複数のビットの個数を変えなければ、任意の処理でよい。たとえば、デジタル信号系列に含まれる複数のビットのそれぞれに対し、ビット反転処理を実行する処理であってもよい。また、デジタル信号系列に含まれる複数のビットの順序を並び替えてもよい。また、ビット反転処理、ビットの順序を並び替えの双方の処理を行なってもよい。第2RLL符号化部64は、第1信号処理部62から出力された信号処理部によって所定の信号処理が実行されたデジタル信号系列をランレングス制限符号化することによって、第2符号化系列を生成する。直流成分除去符号化部66は、第1RLL符号化部60によって生成された第1符号化系列と、第2RLL符号化部64によって生成された第2符号化系列とのうち、DCフリー性の高い、いずれか一方を選択して出力する。
具体例を用いて説明する。処理すべきデジタル信号系列が300ビットから構成されている場合、RLL/DCフリー符号化部40は、30ビットを1組として、10回に分けて処理する。ここで、第1RLL符号化部60、第2RLL符号化部64の符号化率が30/31である場合、第1RLL符号化部60、第2RLL符号化部64からそれぞれ出力される1回あたりの系列のビット数は、31ビットとなる。
図6は、図5の直流成分除去符号化部66の構成例を示す図である。直流成分除去符号化部66は、符号化系列選択部74と、選択識別情報生成部76と、識別情報付加部78とを含む。符号化系列選択部74は、第1RLL符号化部60によって生成された第1符号化系列と、第2RLL符号化部64によって生成された第2符号化系列のうち、いずれか一方の符号化系列を選択する。選択識別情報生成部76は、符号化系列選択部74によって選択された符号化系列を示す選択識別情報を生成する。識別情報付加部78は、符号化系列選択部74によって選択された符号化系列のいずれかの個所に、選択識別情報生成部76によって生成された選択識別情報を付加する。
具体的に説明する。符号化系列選択部74によって第1符号化系列が選択された場合、識別情報付加部78において第1符号化系列に付加される選択識別情報は「0」となる。一方、符号化系列選択部74によって第2符号化系列が選択された場合、識別情報付加部78において第1符号化系列に付加される選択識別情報は「1」となる。いいかえると、選択識別情報「0」が付加された第1符号化系列、もしくは、選択識別情報「1」が付加された第2符号化系列がLDPC符号化部304に出力される。なお、識別情報付加部78によって選択識別情報が付加される個所は、符号化系列中の任意の一定の個所でよく、たとえば、符号化系列の最後尾に付加してもよい。詳細は後述するが、ここで付加される選択識別情報は判定ビットであり、復号側において判定ビットが付加された位置、および、判定ビットの内容を解析することにより、適切な復号処理が実現されることとなる。前述の具体例においては、1回あたり31ビットの符号化系列に1ビットの選択識別情報が付加され合計32ビットの系列が出力されることとなる。すなわち、RLL/DCフリー符号化部40における符号化率は、30/32となる。
また、符号化系列選択部74は、図示しない第1連結部と第2連結部とを含んでも良い。第1連結部は、当該符号化系列選択部74によってすでに選択された符号化系列と前記第1符号化系列とを連結させる。また、第2連結部は、当該符号化系列選択部74によってすでに選択された符号化系列と前記第2符号化系列とを連結させる。この場合、符号化系列選択部74は、第1連結部によって連結された系列を新たな第1符号化系列とし、第2連結部によって連結された系列を新たな第2符号化系列とし、いずれか一方の符号化系列を選択してもよい。すなわち、過去において選択された符号化系列と、現在選択の候補となっている符号化系列とを連結させたものを対象として、符号化系列選択部74が選択判定を行なうことによって、長区間におけるDCフリー特性を向上できる。
図7(a)〜(c)は、図6の符号化系列選択部74の第1〜第3の構成例を示す図である。図7(a)は、図6の符号化系列選択部74の第1の構成例を示す図である。第1の構成における符号化系列選択部74は、第1比率計算部80と、第2比率計算部82と、選択出力部84とを含む。
第1比率計算部80は、第1符号化系列に含まれる複数のビットのうち、0を示すビットと1を示すビットとの比率を計算する。第2比率計算部82は、第2符号化系列に含まれる複数のビットのうち、0を示すビットと1を示すビットとの比率を計算する。選択出力部84は、第1比率計算部80で計算された比率と、第2比率計算部82で計算された比率とのうち、50%に近いほうの比率に対応する符号化系列を選択して出力する。
具体例を用いて説明する。まず、時刻t=1において、第1RLL符号化部60、第2RLL符号化部64から、それぞれ31ビットの符号化系列が出力されたと仮定する。この場合、第1比率計算部80、第2比率計算部82は、それぞれの符号化系列に含まれるビットを解析して、比率を計算する。ここで、第1比率計算部80に入力される符号化系列に含まれるビットのうち、0を示すビットが14ビット、1を示すビットが17ビットである場合、比率は、第1比率計算部80によって以下のように計算される。
比率t=1 = (0を示すビット数+1)/(符号化系列のビット数+1)
= (14+1)/(31+1)
≒ 46.9% ・・・式(1)
また、第2比率計算部82に入力される符号化系列に含まれるビットのうち、0を示すビットが12ビット、1を示すビットが19ビットである場合、比率は、第2比率計算部82によって、以下のように計算される。この場合、第1符号化系列のほうが比率が50%に近いため、t=1においては、選択出力部84によって第1符号化系列が選択される。また、選択された第1符号化系列にかかる0を示すビット数「14」が記憶される。なお、式(1)、式(2)の右辺の分子において、それぞれ「1」、「0」を加算しているのは、それぞれの選択識別情報を「0」、「1」と仮定しているためである。また、式(1)、式(2)の右辺の分母において、「1」を加算しているのは、選択識別情報を含めた系列の0の個数の割合を計算するためである。
比率t=1 = (0を示すビット数+0)/(符号化系列のビット数+1)
= 12/(31+1)
= 37.5% ・・・式(2)
つぎに、t=2においてもt=1の場合と同様に、第1RLL符号化部60、第2RLL符号化部64から、それぞれ31ビットの符号化系列が出力されたとする。ここで、第1比率計算部80に入力される符号化系列に含まれるビットのうち、0を示すビットが11ビット、1を示すビットが20ビットである場合、比率は、以下のように計算される。
比率t=2 = (0を示すビット数+1)/((符号化系列のビット数+1)×t)
= (14+1+11+1)/((31+1)×2)
≒ 42.2% ・・・式(3)
上記は、t=1の場合と異なり、第1比率計算部80は、t=1において選択された符号化系列とt=2における第1符号化系列とが第1連結部によって連結された系列について、比率を計算する。すなわち、t=1で選択された第1符号化系列のうち0を示すビットの個数「14+1」と、t=2における第1符号化系列のうちの0を示すビットの個数「11+1」とが式(3)の分子において加算されることとなる。また、式(3)における分母は、2組の符号化系列にかかるビット数となる。
また、第2比率計算部82に入力される符号化系列に含まれるビットのうち、0を示すビットが17ビット、1を示すビットが14ビットである場合、第2比率計算部82によって、以下のように比率が計算される。この場合、第2符号化系列のほうが比率が50%に近いため、t=2においては、選択出力部84によって第2符号化系列が選択される。
比率t=2 = (0を示すビット数+0)/((符号化系列のビット数+1)×t)
= (14+1+17+0)/((31+1)×2)
= 50.0% ・・・式(4)
以下、同様にt=3以降においても比率が計算される。ここで、t=kにおける比率は、以下のように表される。ただし、kは1以上の整数とする。また、Nbit(m)とは、t=mにおいて選択された符号化系列に含まれるビットのうち、0を示すビットの個数を示す。ただし、Nbit(k)は、比率を計算する対象となる符号化系列に含まれるビットのうち、0を示すビットの個数を示す。なお、比率を計算する対象となる符号化系列には、選択識別情報も含まれるものとする。
Figure 2007200440
図7(b)は、図6の符号化系列選択部74の第2の構成例を示す図である。第2の構成における符号化系列選択部74は、第1合算部86と、第2合算部88と、選択出力部84とを含む。第1合算部86は、第1符号化系列に含まれる複数のビットを合算して第1合算値を生成する。第2合算部88は、第2符号化系列に含まれる複数のビットを合算して第2合算値を生成する。符号化系列検出部は、第1合算部86によって生成された第1合算値と、第2合算部88によって生成された第2合算値とを比較して、第1符号化系列と第2符号化系列のうち、小さいほうの合算値に対応する符号化系列を検出する。選択出力部84は、第1符号化系列と、第2符号化系列とのうち、系列検出部によって検出された符号化系列を選択して出力する。
具体例を用いて説明する。まず、t=1において、第1RLL符号化部60、第2RLL符号化部64から、それぞれ31ビットの符号化系列が出力されたと仮定する。この場合、第1合算部86、第2合算部88は、それぞれの符号化系列に含まれるビットを合算する。合算においては、0を「+1」に置換えると共に、1を「−1」に置換えて合計してもよい。このように合算することによって、0と1を示すビットの個数が等しい場合、合算値は0となる。したがって、選択出力部84においては、合算値が0に近い符号化系列を選べばよく、たとえば、合算値の絶対値が小さい符号化系列を選べばよい。なお、この手法は、連続デジタル加算(Running Digital Summation。以下、「RDS」と略称する。)とも呼ばれる。
ここで、t=1において、第1合算部86に入力される符号化系列に含まれる31個のビットのうち、0を示すビットが14ビット、1を示すビットが17ビットである場合、比率は、以下のように計算される。なお、右辺の第1項において「1」を加算しているのは、選択識別情報を0と仮定しているためである。
RDSabs = |(14+1)×(+1)+17×(−1)|
= 2 ・・・式(6)
また、第2合算部88に入力される符号化系列に含まれるビットのうち、0を示すビットが12ビット、1を示すビットが19ビットである場合、比率は、以下のように計算される。この場合、第1符号化系列のRDSのほうが小さいため、t=1においては、選択出力部84によって第1符号化系列が選択される。また、ここでは、絶対値を計算する前の第1符号化系列についてのRDSが「RDS=−2」として記憶される。なお、右辺の第2項において「1」を加算しているのは、選択識別情報を1と仮定しているためである。
RDSabs = |12×(+1)+(19+1)×(−1)|
= 6 ・・・式(7)
つぎに、t=2において、t=1の場合と同様に、第1RLL符号化部60、第2RLL符号化部64から、それぞれ31ビットの符号化系列が出力されたとする。ここで、第1合算部86に入力される符号化系列に含まれるビットのうち、0を示すビットが11ビット、1を示すビットが20ビットである場合、RDSは、以下のように計算される。t=1の場合と異なり、t=2においては、t=1において選択された符号化系列にかかるビット数も考慮にいれて計算されることとなる。
RDSabs = |RDS+(11+1)×(+1)+20×(−1)|
= |−2+(−8)|
= 10 ・・・式(8)
また、第2合算部88に入力される符号化系列に含まれるビットのうち、0を示すビットが17ビット、1を示すビットが14ビットである場合、比率は、以下のように計算される。この場合、第2符号化系列のRDSのほうが小さいため、t=2においては、選択出力部84によって第1符号化系列が選択される。また、RDS2=0が記憶される。
RDSabs = |RDS+17×(+1)+(14+1)×(−1)|
= |−2+(+2)|
= 0 ・・・式(9)
以下、同様にt=3以降においてもRDSabsが計算される。ここで、t=kにおけるRDSabs(k)は、以下のように表される。ただし、tは1以上の整数とする。また、Nbit0(m)とは、t=mにおいて選択された符号化系列および選択識別情報に含まれるビットのうち、0を示すビットの個数を示す。また、Nbit1(m)とは、t=mにおいて選択された符号化系列および選択識別情報に含まれるビットのうち、1を示すビットの個数を示す。ただし、Nbit0(k)、Nbit1(k)は、合算値を計算する対象となる符号化系列に含まれるビットのうち、それぞれ、0を示すビットの個数、1を示すビットの個数を示す。
Figure 2007200440
上記における符号化系列選択部74の動作は、ある時刻においては区間演算処理を行ないつつ、過去の連続する時刻間において移動演算処理を行なっている点が特徴となる。このように、区間処理と移動処理を組み合わせることによって、長区間、たとえば、300ビットの系列全体において、DCフリー性が向上されることとなる。
なお、第1合算部86、第2合算部88における合算処理は、符号化系列に含まれる0もしくは1を示すビットをそのまま合計してもよい。この場合、選択出力部84においては、合算値が符号化系列の個数の半分の値に近いほうに対応する符号化系列が選択されることとなる。
図7(c)は、図6の符号化系列選択部74の第3の構成例を示す図である。第3の構成における符号化系列選択部74は、第1移動加算部90と、第1最大値検出部92と、第2移動加算部94と、第2最大値検出部96と、選択出力部84とを含む。第1移動加算部90は、第1符号化系列に含まれる複数のビットを移動加算を計算することによって、複数のビットと同数の第1移動加算値を生成する。第1最大値検出部92は、第1移動加算部90によって生成された複数の第1移動加算値のうち、最大値を検出する。第2移動加算部94は、第2符号化系列に含まれる複数のビットを移動加算することによって、複数のビットと同数の第2移動加算値を生成する。第2最大値検出部96は、第2移動加算部94によって生成された複数の第2移動加算値のうち、最大値を検出する。符号化系列検出部は、第1最大値検出部92によって検出された最大値と、第2最大値検出部96によって検出された最大値とを比較して、第1符号化系列と第2符号化系列のうち、小さいほうの最大値に対応する符号化系列を検出する。選択出力部84は、第1符号化系列と、第2符号化系列とのうち、系列検出部によって検出された符号化系列を選択して出力する。
符号化系列選択部74の第3の構成例は、第2の構成例と同様に、第1移動加算部90、第2移動加算部94において、それぞれの符号化系列のRDSを計算することによって、選択出力部84が符号化系列を選択する。第3の構成例においては、32ビットのRDSの計算途中における最大値が小さいほうの符号化系列を選択する点で、32ビットのRDS計算の最終計算値のみ考慮して0に近い符号化系列を選択する第2の構成例と異なる。言い換えると、第3の構成例は、所定の区間においても、複数の区間においても、移動演算によって選択処理を行なっている。このような態様をとることによって、区間途中においてもDCフリー性の良い系列を選択できる。
ここで、「RDSの計算途中における最大値」は、時刻tごとに、以下で導出される。ただし、Min{y(0)、y(1)}とは、小さいほうの値を選択し、選択したほうの系列の番号を出力する関数を示す。たとえば、y(0)>y(1)の場合、S(t)は、1となる。また、max{x}とは、xのうち、最大値を検出する関数を示す。また、kは、32×(t−1)+1〜32×tの範囲の値を示す。また、Bit(m、j)は、第j符号化系列のうち、m番目のビットが0である場合は+1を示し、また、1である場合は−1を示す。
S(t)=Min{MaxRDS(1)、MaxRDS(2)} ・・・式(11)
MaxRDS(1) = max{RDS(k、1)} ・・・式(12−1)
MaxRDS(2) = max{RDS(k、2)} ・・・式(12−2)
Figure 2007200440
また、Bit(m、1)、Bit(m、2)は、tが増加するごとに、式(11)で選択された系列に係るビットを下記のように書き換えた後に、上述の式(13−1)、式(13−2)等が計算されることとなる。
Bit(m、1)=Bit(m、2)=Bit(m、S(t−1))
:m=(t−1)×32+1〜t×32、t≠1 ・・・式(14)
ここで、図7(c)に示す符号化系列選択部74の第3の構成例の動作について、図7(b)に示す符号化系列選択部74の第2の構成例の動作と比較する。図8は、図7(b)と図7(c)にそれぞれ示す符号化系列選択部74の動作の相違を示す図である。横軸は時間、縦軸はRDSを示す。ここで、400Aは、第1符号化系列におけるRDSの推移を示す。また、400Bは、第2符号化系列におけるRDSの推移を示す。図7(b)に示す符号化系列選択部74の第2の構成例においては、RDSの区間演算の最終値であるRDSとRDSとを比較して小さいほうの符号化系列を選択する。図8においては、RDS<RDSであるので、選択出力部84は、第1符号化系列を選択することとなる。一方、図7(c)に示す符号化系列選択部74の第3の構成例においては、それぞれのビットにおけるRDS、すなわち、32個のビットを順次移動演算処理した後の絶対値のうち、最大値を比較して、小さいほうの符号化系列を選択する。図8においては、第1符号化系列については、MaxAが最大値であり、また、第2符号化系列については、MaxBが最大値となる。ここでは、MaxA>MaxBであるので、選択出力部84は、第2符号化系列を選択することとなる。いずれの構成例を符号化系列選択部74に適用した場合においても、DCフリー性の高い符号化系列を選択することができる。
図4に戻る。冗長系列付加部44は、図示しない分割部を含む。分割部は、RS符号化部42によって生成された冗長系列を複数の組に分割する。分割部によって分割された組を、RLL/DCフリー符号化系列のいずれかの個所であって、組ごとにそれぞれ異なる個所に付加する。冗長系列付加部44は、分割部によって分割された組ごとに、等間隔で、たとえば、L個おきに、RLL/DCフリー符号化系列に付加する。分割部は、RS符号化部42によって生成された冗長系列に含まれる複数のビットのうち、いずれか2以上のビットを1組として、分割する。分割部は、RS符号化部42によって生成された冗長系列に含まれる複数のビットのうち、2N(Nは正の整数)個のビットを1組として、分割する。
図4に図示したRLL/DCフリー/RS符号化部303の動作について、具体的に説明する。図9は、図4のRLL/DCフリー/RS符号化部303の動作例を示す図である。まず、RLL/DCフリー符号化部40は、RLL/DCフリー符号化系列400を生成する。つぎに、RS符号化部42は、RLL/DCフリー符号化系列400に対してRS符号化を実行して、冗長系列500を生成する。つぎに、冗長系列付加部44の分割部は、冗長系列500をM個の部分冗長系列510に分割する。部分冗長系列510は、第1部分情報系列510aと、第2部分情報系列510bと、・・・、第M部分情報系列510cとを代表する。それぞれの部分冗長系列510は、2N個のビットを含む。冗長系列付加部44は、RLL/DCフリー符号化系列400に部分冗長系列510ごとに、それぞれ異なる位置に分散して付加する。また、冗長系列付加部44は、部分冗長系列510を等間隔でRLL/DCフリー符号化系列400に付加する。これにより、冗長系列500に含まれるすべてのビットがRLL/DCフリー符号化系列400に付加され、RLL/DCフリー/RS符号化系列600が生成される。
ここで、RLL/DCフリー符号化系列400、冗長系列500、RLL/DCフリー/RS符号化系列600の長さは、以下のように表される。ここで、Lは、部分冗長系列510が付加される間隔を示す。また、N、s、α、βは、正の整数とする。
RLL/DCフリー符号化系列400の長さ = sL+α ・・式(15)
冗長系列500の長さ = 2NM+β ・・式(16)
RLL/DCフリー/RS符号化系列600の長さ =
RLL/DCフリー符号化系列400の長さ+冗長系列500の長さ ・・式(17)
つぎに、RLL/DCフリー/RS符号化部303の具体的な動作過程について説明する。図10は、図4のRLL/DCフリー/RS符号化部303の動作例を示すフローチャートである。まず、RLL/DCフリー符号化部40は、RLL/DCフリー符号化系列400を生成する(S10)。つぎに、RS符号化部42は、RLL/DCフリー符号化系列400に対してRS符号化を実行して、冗長系列500を生成する(S12)。つぎに、冗長系列付加部44の分割部は、冗長系列500をM個の部分冗長系列510に分割し、部分冗長系列510ごとに、それぞれ異なる位置に等間隔で付加する(S14〜S20)。
S14〜S20においては、まず、RLL/DCフリー符号化系列400に関するカウンタiをL、冗長系列500に関するカウンタjを1に設定する(S14)。つぎに、RLL/DCフリー符号化系列400の先頭からi番目のビットの後ろに、冗長系列500のj番目から(j+2N)番目までのビットを付加する(S16)。ただし、冗長系列500に、(j+1)番目〜(j+2N)番目のいずれかのビットが存在しない場合、存在するビットをすべて付加した後、S18のステップに進む。つぎに、カウンタiをL個進めるとともに、カウンタjを2N個進める(S18)。ここで、jが2NM以下である場合(S20のN)、付加すべきRLL/DCフリー符号化系列400が残存していると判断して、S16〜S20の処理を繰り返す。一方、jが2NMより大きい値であった場合(S20のY)、すなわち、すべての冗長系列500が付加されたと判断して、処理を終了する。
具体例を用いて説明する。RLL/DCフリー符号化部40は、RLL/DCフリー符号化系列400を示すx(n)において偶数番目に存在する複数のビットを示すビット系列y0(m)において、0を示すビットの連続性を制限されるように符号化する。また、RLL/DCフリー符号化部40は、x(n)において奇数番目に存在する複数のビットを示すビット系列y1(m)のそれぞれにおいて、0を示すビットの連続性を制限されるように符号化する。たとえば、x(n)、y0(m)、y1(m)は、以下のように示される。ここで、0の最大連続長を3と仮定した。
x(n) = {01110010100110010001} ・・・式(18)
y0(m)= x(2n) ={0101101000} ・・・式(19)
y1(m)= x(2n+1)={1100010101} ・・・式(20)
また、DCフリー符号化は、一般的に、RLL/DCフリー符号化系列400の所定の区間において、0もしくは1を示すビットの比率が50%に近くなるように符号化することなどをいう。いいかえると、所定の区間より短い区間においては、DCフリーとはならなくともよい。上述のx(n)においては、0を示すビットの個数が11個なのに対し、1を示すビットの個数が9個となっているため、ほぼDCフリー性を満たしているといえる。
ここで、冗長系列付加部44において、式(18)に示すRLL/DCフリー符号化系列400に冗長系列500を付加するにあたり、式(18)の後ろに直列的に付加した第1RLL/DCフリー/RS符号化系列610を示すx’(n)と、分散して付加した第2RLL/DCフリー/RS符号化系列620を示すx’’(n)のRLL性、DCフリー性について比較する。なお、付加される冗長系列500は、4ビットとし、それぞれ、A、B、C、Dとした。また、y0’(m)、y1’(m)は、それぞれ第1RLL/DCフリー/RS符号化系列610を示すx’(n)における偶数番目、奇数番目に存在する複数のビットを示すビット系列を示す。また、y0’’(m)、y1’’(m)は、それぞれ第2RLL/DCフリー/RS符号化系列620を示すx’’(n)における偶数番目、奇数番目に存在するビットの系列を示す。
冗長系列500 = {A、B、C、D} ・・・式(21)
x’(n) = {01110010100110010001ABCD}
・・・式(22)
y0’(m) = {0101101000AC} ・・・式(23)
y1’(m) = {1100010101BD} ・・・式(24)
x’’(n) = {01110AB0101001100CD10001}
・・・式(25)
y0’’(m) = {010B11010D00} ・・・式(26)
y1’’(m) = {11A00010C101} ・・・式(27)
式(22)〜(24)によると、式(18)の後ろに直列的に付加した場合のy0’(m)、y1’(m)においては、Aが0を示すビットであれば、0の最大連続長は4となる。また、AとCの双方が0を示すビットであれば、0の最大連続長は5となる。式(18)の後ろに直列的に付加された冗長系列は、RLL符号化が施されていないため、このような結果となる。一方、式(25)〜(27)によると、分散して付加した場合のy0’’(m)、y1’’(m)においては、AもしくはDが0である場合を除き、0の最大連続長は3のままとなる。また、A、Dが0を示すビットであったとしても、0の最大連続長は、たかだか4にしかならない。いいかえると、偶数個のビットを1組として、RLL/DCフリー符号化系列に付加したとしても、RLL性は大きく劣化することがないといえる。さらにいいかえると、冗長系列をRLL/DCフリー符号化系列に分散して付加することによって、冗長系列をRLL符号化することと等価な効果が得られるといえる。
また、DCフリー性について検討すると、A、B、C、Dのすべてが0を示すビットである場合、x’’(n)には、0を示すビットが15個、1を示すビットが9個となり、ややDCフリー性が劣化する。また、A、B、C、Dのすべてが1を示すビットである場合、x’’(n)には、0を示すビットが11個、1を示すビットが13個となり、ややDCフリー性が劣化する。しかしながら、すべての冗長ビットが同一のビットを示すことは希である。また、冗長ビットの長さは、ランレングス符号化系列の長さに比べ1/10程度であり、このような場合、DCフリー性は局所的に崩れる場合があるものの、RLL/DCフリー/RS符号化系列600全体としてはほとんど劣化しない。
したがって、2N個の冗長ビットを1組として、RLL系列に等間隔で付加することによって、冗長系列が付加された後のRLL系列、すなわち、RLL/DCフリー/RS符号化系列600はRLL性、DCフリー特性を満足することができる。なお、必ずしも等間隔で付加する必要はないが、等間隔としたほうが処理が簡易になる効果がある。また、分散して付加しない場合と比べて、冗長系列部分のRLL性を極めて向上できる。
図11は、図2のRLL/DCフリー/RS復号部323の構成例を示す図である。RLL/DCフリー/RS復号部323は、冗長系列検出部34と、冗長系列取得部36と、RS復号部38と、RLL/DCフリー復号部46とを含む。冗長系列検出部34は、LDPC繰返復号部322によって入力された第1信号系列のうち、冗長系列の挿入個所を検出する。具体的には、冗長系列の挿入間隔、1組あたりのビット数を考慮して、挿入個所を検出する。
冗長系列取得部36は、冗長系列検出部34によって検出された挿入個所にしたがって、LDPC繰返復号部322によって入力された第1信号系列から冗長系列を切り離して、第2信号系列を取得する。RS復号部38は、冗長系列取得部36によって切り離された冗長ビットを用いて、冗長系列取得部36によって取得された第2信号系列の誤りを訂正する。RLL/DCフリー復号部46は、RS復号部38によって誤りが訂正された第2信号系列に対し、ランレングス制限復号を実行する。具体的には、図4に図示したRLL/DCフリー/RS符号化部303の動作と逆の順序で処理が行なわれる。
図12は、図11のRLL/DCフリー復号部46の構成例を示す図である。RLL/DCフリー復号部46は、判定ビット取得部68と、RLL復号部70と、第2信号処理部72とを含む。判定ビット取得部68は、RS復号部38によって誤りが訂正された第2信号系列に付加されている所定の判定ビットを取得する。RLL復号部70は、RS復号部38によって誤りが訂正された第2信号系列(判定ビットを除く)をランレングス制限復号することによってデジタル信号系列を生成する。第2信号処理部72は、RLL復号部70によって生成されたデジタル信号系列に対し、判定ビット取得部68によって取得された判定ビットに応じて、第1信号処理部62で実行された所定の信号処理と逆の信号処理を実行して出力する処理を実行する。たとえば、図5の第1信号処理部62において、ビット反転処理、および/または、ビットの順序を入れ替える処理を行なっていた場合、ビットの反転処理および/またはその入れ替えられた系列を元に戻す入れ替える処理とを実行する。もしくは、判定ビット取得部68によって取得された判定ビットに応じて、第2信号処理部72は、デジタル信号系列に含まれる複数のビットをそのまま出力する処理を実行する。
上述したこれらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
本実施形態によれば、ランレングス制限符号化を行なった後にRS符号化を行なうことによって、復号側においては、RS復号を行なった後の信号系列に対してランレングス制限復号を行なうことになる。いいかえると、RS復号によって誤り訂正された系列に対してランレングス制限復号が実行される。そうすると、符号化側において選択された符号化系列を正確に判別でき、全体としての誤り訂正能力を向上できる。また、ランレングス制限符号化系列のいずれかの個所に、複数の組に分割された冗長系列をそれぞれ異なる個所に付加することによって、冗長系列が付加された後の系列のRLL性、および、DCフリー特性を向上できる。また、組ごとに等間隔で付加することによって、冗長系列が付加された後の系列のRLL性、および、DCフリー特性をより向上できる。ランレングス制限符号化系列に偶数個ずつ冗長系列を付加することによって、冗長系列が付加された後の系列のRLL性をより向上できる。偶数個のビットを1組として、RLL/DCフリー符号化系列に付加したとしても、RLL性は大きく劣化することがないといえる。さらにいいかえると、冗長系列をRLL/DCフリー符号化系列に分散して負荷することによって、冗長系列をRLL符号化することと等価な効果が得られる。冗長ビットの長さは、ランレングス制限符号化系列の長さに比べ1/10程度であるので、DCフリー性はほとんど劣化せず、また、分散して付加しない場合と比べて、冗長系列部分のRLL性を極めて向上できる。
また、同一のRLL符号化を実行することによって、回路規模の増大を伴うことなく、DCフリー性が良い系列を生成できる。RLL符号化する前に、任意の信号系列と、任意の信号系列に所定の信号処理を実行した後の2つの系列とを対象とすることによって、生成される系列は全く異なるため、統計的にDCフリー性の良い系列が生成できる。また、この所定の信号処理を信号系列のビット数を変えずに実行することによって、符号化利得の減少を回避できる。さらに、信号処理の処理内容を任意に変更することによって、さまざまな系列を生成できるので、選択の幅を広げられる。そのため、よりDCフリー特性の良い系列を生成することができる。したがって、ハードディスクのような符号化率を低く設定できないようなアプリケーションにおいて好適となる。また、同一のRLL符号化回路を用いることによって、回路構成を単純化でき、また、低規模にできる。
また、ビット反転処理、および/または、ビットの順序を並び替えることによって、ランレングス制限符号化の対象となる系列に含まれるビットの個数を増加せずに、異なる系列を生成できる。また、系列に含まれるビットの個数が増加しないため、全体の符号化率を低下させずに符号化系列が得られる。また、異なる系列を生成するために実行する所定の処理をビット反転処理、および/または、ビットの順序を並び替える処理とすることによって、単純な回路構成で所定の処理を実現できる。また、いずれの符号化系列が選択されたことを示す情報を符号化系列に付加することによって、復号側にて、容易に選択された符号化系列を判別できる。
また、過去において選択された符号化系列と、現在選択の候補となっている符号化系列とを連結させたものを対象として、符号化系列選択部74が選択判定を行なうことによって、長区間におけるDCフリー特性を向上できる。符号化系列選択部74において、区間処理と移動処理を組み合わせてRDSを計算することによって、長区間、たとえば、300ビットの系列全体において、DCフリー性が向上できる。また、0を示すビットと1を示すビットとの比率が50%に近いほうを選択することによって、DCフリー性の高い符号化系列が選択できる。また、符号化系列に含まれる複数のビットを合算し、より小さい合算値に対応する系列を選択することによって、DCフリー性の高い符号化系列が選択できる。また、符号化系列に含まれる複数のビットを移動加算した結果のうちの最大値を用いて系列を選択することによって、DCフリー性の高い符号化系列が選択できる。符号化側において実行されたDCフリー符号化に対応する処理を実行することによって、元のデジタル信号系列を復号できる。DCフリー性の高い符号化処理を実行することによって、より高速に記憶システムにアクセスすることができる。また、余分なハードウェアを搭載する必要がなくなるので、低規模な半導体集積回路を実現できる。
本実施形態において、R/Wチャネル3は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。また、本実施形態の符号化系列選択部74において、区間演算処理、もしくは、移動演算処理として説明した。しかしながらこれにかぎらず、区間平均処理、もしくは、移動平均処理を行なうことによって、DCフリー性の高い符号化系列の選別を行なってもよい。この場合であっても、同様の効果を得ることができる。また、RLL/DCフリー/RS符号化部303の構成において、所定の信号処理を実行する第1信号処理部62を用いて、異なる2つの信号系列を生成するとして説明した。しかしながらこれにかぎらず、複数の信号処理部を用いて複数の信号系列を生成してもよい。たとえば、ビット反転処理、ビットの順序を入れ替える処理、ビット反転処理及びビットの順序を入れ替える処理をそれぞれ実行する信号処理装置を備えていてもよい。この場合、4つのうちいずれの系列が選択されたことを示す判定ビットを2ビットとすることによって、復号側において適切な復号処理が実現できる。また、信号処理を行なわない系列も含め、4つの異なる系列を生成することができる。また、選択肢を増やせるので、DCフリー性の高い系列が生成される可能性を向上できる。
また、誤り訂正方式としてRS符号を用いた場合について説明したがこれにかぎらず、他の組織符号、たとえば、LDPC符号やターボ符号であってもよい。これらの場合であっても、上述と同様の効果を得られることは言うまでもない。
また、図9、図10において、最初にL個の間隔を置いた後、RLL/DCフリー符号化系列400に部分冗長系列510を付加するとして説明した。しかしながらこれにかぎらず、任意の値、たとえばαや0に置換えて、これらの処理が実行されてもよい。また、S20において、jが2NMより大きいか否かによって終了判定を行なうとして説明した。しかしながらこれにかぎらず、iがsLより大きいか否かを条件として終了判定を行なってもよい。これらの場合であっても、上述と同様の効果を得られることは言うまでもない。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、実施形態相互の組み合わせ、または、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施形態に係る記憶システムの構成を示す図である。 図1のR/Wチャネルの構成を示す図である。 図3(a)〜(b)は、本発明の実施形態にかかるDCフリー特性の例を示す図である。 図2のRLL/DCフリー/RS符号化部の構成例を示す図である。 図4のRLL/DCフリー符号化部の構成例を示す図である。 図5の直流成分除去符号化部の構成例を示す図である。 図7(a)〜(c)は、図6の符号化系列選択部74の第1〜第3の構成例を示す図である。 図7(b)と図7(c)にそれぞれ示す符号化系列選択部の動作の相違を示す図である。 図4のRLL/DCフリー/RS符号化部の動作例を示す図である。 図4のRLL/DCフリー/RS符号化部の動作例を示すフローチャートである。 図2のRLL/DCフリー/RS復号部の構成例を示す図である。 図11のRLL/DCフリー復号部の構成例を示す図である。
符号の説明
1 HDC、 2 CPU、 3 R/Wチャネル、 4 VCM/SPM制御部、 5 DE、 11 主制御部、 12 データフォーマット制御部、 14 バッファRAM、 21 FROM、 22 RAM、 31 ライトチャネル、 32 リードチャネル、 34 冗長系列検出部、 36 冗長系列取得部、 38 RS復号部、 40 RLL/DCフリー符号化部、 42 RS符号化部、 44 冗長系列付加部、 46 RLL/DCフリー復号部、 50 ディスク媒体、 51 ヘッド、 52 VCM、 53 SPM、 54 プリアンプ、 60 第1RLL符号化部、 62 第1信号処理部、 64 第2RLL符号化部、 66 直流成分除去符号化部、 68 判定ビット取得部、 70 RLL復号部、 72 第2信号処理部、 74 符号化系列選択部、 76 選択識別情報生成部、 78 識別情報付加部、 80 第1比率計算部、 82 第2比率計算部、 84 選択出力部、 86 第1合算部、 88 第2合算部、 90 第1移動加算部、 92 第1最大値検出部、 94 第2移動加算部、 96 第2最大値検出部、 100 記憶システム、 200 第1特性、 210 第3特性、 300 第2特性、 301 バイトインターフェース部、 302 スクランブラ、 303 RLL/DCフリー/RS符号化部、 304 LDPC符号化部、 305 ライトプリコン部、 306 ドライバ、 310 第4特性、 311 VGA、 312 LPF、 313 ADC、 314 周波数シンセサイザ、 315 フィルタ、 316 補間フィルタ、 317 AGC、 318 ゼロ相リスタート部、 319 タイミング制御部、 320 ソフト出力検出部、 321 同期信号検出部、 322 LDPC繰返復号部、 323 RLL/DCフリー/RS復号部、 324 デスクランブラ、 400 RLL/DCフリー符号化系列、 500 冗長系列、 510 部分冗長系列、 510a 第1部分情報系列、 510b 第2部分情報系列、 510c 第M部分情報系列、 600 RLL/DCフリー/RS符号化系列、 610 第1RLL/DCフリー/RS符号化系列、 620 第2RLL/DCフリー/RS符号化系列。

Claims (11)

  1. 所定の信号系列をランレングス制限符号化することによって、ランレングス符号化系列を生成するランレングス制限符号化部と、
    前記ランレングス制限符号化部によって生成されたランレングス符号化系列をリードソロモン符号化することによって、冗長系列を生成するリードソロモン符号化部と、
    前記リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列を前記ランレングス制限符号化部によって生成されたランレングス符号化系列に付加する冗長系列付加部と、
    を備えることを特徴とする信号符号化装置。
  2. デジタル信号系列をランレングス制限符号化することによって、第1ランレングス符号化系列を生成する第1ランレングス制限符号化部と、
    前記デジタル信号系列に含まれる複数のビットの個数を変えずに、前記デジタル信号系列に対し、所定の信号処理を実行する信号処理部と、
    前記信号処理部によって所定の信号処理が実行されたデジタル信号系列をランレングス制限符号化することによって、第2ランレングス符号化系列を生成する第2ランレングス制限符号化部と、
    前記第1ランレングス制限符号化部によって生成された第1ランレングス符号化系列と、前記第2ランレングス制限符号化部によって生成された第2ランレングス符号化系列とのうち、いずれか一方を選択して出力する直流成分除去符号化部と、
    前記直流成分除去符号化部によって出力されたランレングス符号化系列をリードソロモン符号化することによって、冗長系列を生成するリードソロモン符号化部と、
    前記リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列を前記直流成分除去符号化部によって出力されたランレングス符号化系列に付加する冗長系列付加部と、
    を備えることを特徴とする信号符号化装置。
  3. 前記冗長系列付加部は、
    前記リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列を複数の組に分割する分割部を有し、
    前記分割部によって分割された組を、前記ランレングス符号化系列のいずれかの個所であって、組ごとにそれぞれ異なる個所に付加することを特徴とする請求項1または2に記載の信号符号化装置。
  4. 前記冗長系列付加部は、前記分割部によって分割された組ごとに、等間隔で、前記ランレングス符号化系列に付加することを特徴とする請求項3に記載の信号符号化装置。
  5. 前記分割部は、前記リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列に含まれる複数のビットのうち、いずれか2以上のビットを1組として、分割することを特徴とする請求項3または4に記載の信号符号化装置。
  6. 前記分割部は、前記リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列に含まれる複数のビットのうち、2N(Nは1以上の整数)個のビットを1組として、分割することを特徴とする請求項3または4に記載の信号符号化装置。
  7. 所定の冗長系列が挿入された第1信号系列を入力する入力部と、
    前記入力部によって入力された第1信号系列のうち、前記冗長系列の挿入個所を検出する冗長系列検出部と、
    前記冗長系列検出部によって検出された挿入個所にしたがって、前記入力部によって入力された第1信号系列から冗長系列を切り離して、第2信号系列を取得する冗長系列取得部と、
    前記冗長系列取得部によって切り離された冗長ビットを用いて、前記冗長系列取得部によって取得された第2信号系列の誤りを訂正するリードソロモン復号部と、
    前記リードソロモン復号部によって誤りが検査された第2信号系列に対し、ランレングス制限復号を実行するランレングス制限復号部と、
    を備えることを特徴とする信号復号装置。
  8. 請求項1または請求項2に記載の信号符号化装置と、請求項7に記載の信号復号装置とを備えることを特徴とする信号処理装置。
  9. データを記憶装置に書き込むライトチャネルと、記憶装置に記憶されているデータを読み出すリードチャネルとを備える信号記憶システムであって、
    前記ライトチャネルは、
    データに対し、ランレングス制限符号化を実行し、さらに、ランレングス制限符号化されたデータに対し、リードソロモン符号化を実行する第1の符号化部と、
    前記第1の符号化部で符号化されたデータに対し、低密度パリティ検査符号を用いて符号化する第2の符号化部と、
    前記第2の符号化部で符号化されたデータを記憶装置に書き込む書き込み部と、
    を備え、
    前記リードチャネルは、
    前記記憶装置から出力されたアナログ信号を入力する入力部と、
    前記入力部から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力するアナログデジタル変換部と、
    前記アナログデジタル変換部から出力されたデジタル信号の尤度を計算して軟判定値を出力するソフト出力検出部と、
    前記ソフト出力検出部から出力されたデータを復号する、第2の符号化部に対応した、第1の復号部と、
    前記第1の復号部で復号されたデータを復号する、前記第1の符号化部に対応した、第2の復号部と、
    を備え、
    前記第1の符号化部は、
    前記データをランレングス制限符号化することによって、ランレングス符号化系列を生成するランレングス制限符号化部と、
    前記ランレングス制限符号化部によって生成されたランレングス符号化系列をリードソロモン符号化することによって、冗長系列を生成するリードソロモン符号化部と、
    前記リードソロモン符号化部によって生成された冗長系列を前記ランレングス制限符号化部によって生成されたランレングス符号化系列に付加する冗長系列付加部と、
    を有し、
    前記第2の復号部は、
    前記第1の復号部によって復号されたデータを入力する入力部と、
    前記入力部によって入力された第1信号系列のうち、前記冗長系列の挿入個所を検出する冗長系列検出部と、
    前記冗長系列検出部によって検出された挿入個所にしたがって、前記入力部によって入力された第1信号系列から冗長系列を切り離して、第2信号系列を取得する冗長系列取得部と、
    前記冗長系列取得部によって切り離された冗長ビットを用いて、前記冗長系列取得部によって取得された第2信号系列の誤りを訂正するリードソロモン復号部と、
    前記リードソロモン復号部によって誤りが検査された第2信号系列に対し、ランレングス制限復号を実行するランレングス制限復号部と、
    を有することを特徴とする記憶システム。
  10. 請求項9に記載の記憶システムにおいて、当該記憶システムは、さらに、
    データを記憶する記憶装置と、
    記憶装置への書き込みと、記憶装置からの読み出しとを制御する制御部と、
    を有し、
    前記リードチャネルは、前記制御部の指示に従って、前記記憶装置に記憶されているデータを読み出し、
    前記ライトチャネルは、前記制御部の指示に従って、符号化されたデータを前記記憶装置に書き込むことを特徴とする記憶システム。
  11. 請求項1に記載の符号化装置おいて、当該装置は、1つの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする信号符号化装置。
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