JP2007201431A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サージ電圧による内部回路の破壊を防ぐと共に、サージ保護回路における耐圧のばらつきの影響を受けることなく、半導体集積回路装置の特性を向上させる容量素子をサージによる破壊から保護できるようにする。
【解決手段】半導体集積回路装置は、第1の外部端子2、高電位電源端子3及び低電位電源端子4のそれぞれに接続された内部回路1と、第1の外部端子2と低電位電源端子4との間に接続され、第1の外部端子2に印加されたサージ電圧から内部回路1を保護するサージ保護回路6Aと、一端子が第1の外部端子2と接続された容量素子7と、該容量素子7の他端子と低電位電源端子4との間に接続されたMOSトランジスタ9と、サージ電圧が第1の外部端子2に印加された場合に、内部回路1を停止状態とし且つMOSトランジスタ9を活性化しない制御回路10とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機能回路の静電気破壊を防止するサージ保護回路を有する半導体集積回路装置に関する。
図8は第1の従来例に係るサージ保護回路を有する半導体集積回路装置の構成例を示す。図8に示すように、内部回路1には、外部端子2、内部回路1の動作状態を制御する制御端子210、高電位電源端子3及び低電位電源端子4がそれぞれ接続されている。外部端子2と低電位電源端子4との間には、電荷を放電するサージ保護回路6が接続されている。サージ保護回路6は、コレクタが外部端子2と接続され、エミッタが低電位電源端子4と接続され、ベースとエミッタとの間に第1の抵抗素子5が接続されたトランジスタにより構成されている。
外部端子2と低電位電源端子4との間には、高周波インピーダンスを低減する容量素子7と、該容量素子7におけるサージ耐圧を向上する第2の抵抗素子80が接続されている。
外部端子2と接続された内部回路1は、出力端子16を有し、トランジスタ11〜15と定電流源17、18とにより構成される入力バッファ回路である。定電流源17、18と接続された2つのMOS(metal-oxide-semiconductor)トランジスタ19、20の各ゲート電極に制御端子210からロウレベルの電圧が入力されると、定電流源17、18の電流は遮断される。
次に、図8に示すサージ保護回路6の動作を説明する。
外部端子2に印加される電圧が内部回路1の動作電圧の範囲内である場合には、サージ保護回路6はカットオフ状態であり、高インピーダンス状態にある。このため、サージ保護回路6は何ら動作せず、外部端子2に印加された電圧はそのまま内部回路1に供給されて、該内部回路1において通常の信号処理が行なわれる。このとき、容量素子7によって高周波インピーダンスが低下するため、高周波ノイズの影響を低減させることができる。
これに対し、何らかの理由により、外部端子2にサージ電圧が印加された場合には、サージ保護回路6は、BVCER(ベースエミッタ間に抵抗素子が接続された場合のコレクタエミッタ間耐圧)を超えるとブレークダウンする。このようにして、サージ保護回路6が外部端子2に印加される電圧を制限することにより、内部回路1を静電気(サージ)から保護することができる。
図8に示す半導体集積回路装置の場合は、サージ保護回路6の耐圧のばらつきにより、サージ保護回路6の耐圧よりも容量素子7の耐圧が低くなると、該容量素子7が破壊してしまう。このため、外部端子2と容量素子7との間に第2の抵抗素子80を挿入することにより、容量素子7の破壊を防止している。
次に、第2の従来例に係るサージ保護回路を有する半導体集積回路装置について説明する(例えば、特許文献1を参照。)。
図9は特許文献1に記載されたサージ保護回路を有する半導体集積回路装置の構成を示す。図9に示すように、内部回路1には外部端子200が接続されている。外部端子200と高電位電源端子3との間には、正の電荷を放電する第1のダイオード素子90が接続されている。外部端子200と低電位電源端子4との間には、負の電荷を放電する第2のダイオード素子91が接続されている。高電位電源端子3にはトランジスタ112と抵抗113とからなるサージ保護回路が接続されている。
また、高周波インピーダンスを低減する容量素子7が外部端子200と接続され、容量素子7と低電位電源端子4との間にはMOSトランジスタ110が接続されている。MOSトランジスタ110は、ドレインが容量素子7と接続され、ソースが低電位電源端子4と接続され、ゲートが高電位電源端子3と接続されている。
次に、図9に示すサージ保護回路112、113の動作を説明する。
外部端子200に印加される電圧が、電源電圧の範囲内である場合は、各ダイオード素子90、91が共にカットオフ状態にあり、高インピーダンス状態にある。このため、サージ保護回路112、113は何ら動作せず、外部端子200に印加された電圧がそのまま内部回路1に供給されて、通常の信号処理が行なわれる。このとき、半導体集積回路装置において電源が投入された場合には、MOSトランジスタ110がオン状態となって、容量素子7の低電位電源端子4と接続されている端子が低電位(接地電位)となるため、高周波インピーダンスが低下して、高周波ノイズの影響が低減される。
これに対し、何らかの理由により、電源電圧を超える正のサージ電圧が外部端子200に印加されると、第1のダイオード素子90が導通して外部端子200に印加される電圧をクランプする。このとき、サージ保護回路112、113によってサージ電圧が放電される。
逆に、外部端子200に電源電圧を超える負のサージ電圧が印加されると、第2のダイオード素子91が導通して外部端子200に印加される電圧をクランプする。高電位電源端子3の電位が所定の電源電位にまで上昇していない場合は、MOSトランジスタ110がオフ状態となる。これにより、容量素子7の耐圧が増大して、該容量素子7に印加される電圧による容量素子7の破壊を防ぐことができる。
特開平9−162303号公報
しかしながら、前記第1の従来例及び第2の従来例に係るサージ保護回路を有する半導体集積回路装置は以下のような問題を有している。
図8に示す第1の従来例に係る半導体集積回路装置は、サージ保護回路6の耐圧のばらつきにより、容量素子7の耐圧と比べてサージ保護回路6の耐圧が高くなる場合を想定して、外部端子2と容量素子7との間に第2の抵抗素子80を設けている。ところが、第2の抵抗素子80を設けると、動作時の高周波インピーダンスが上昇して、高周波ノイズの影響を受けやすくなるという問題が生じる。
また、図9に示す第2の従来例に係る半導体集積回路装置におけるサージ保護回路112、113は、外部端子200に電源電圧を超える正のサージ電圧が印加された場合に、電源が未投入時であっても高電位電源端子3の電位が上昇してしまい、MOSトランジスタ110がオン状態となる可能性がある。このとき、容量素子7に耐圧以上の電圧が印加されて、該容量素子7が破壊されてしまうという問題がある。
このような背景から、サージによる内部回路の破壊を防ぎ、サージ保護回路における耐圧のばらつきの影響を受けることなく、半導体集積回路装置の特性を向上させる容量素子をサージによる破壊から保護する保護回路が望まれている。
本発明は、前記従来の問題を解決し、サージ電圧による内部回路の破壊を防ぐと共に、サージ保護回路における耐圧のばらつきの影響を受けることなく、半導体集積回路装置の特性を向上させる容量素子をサージによる破壊から保護できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、半導体集積回路装置を、サージ電圧が外部から印加された場合に、内部回路及び特性向上を図る容量素子を保護するトランジスタを動作させない、又は容量素子を保護するトランジスタをサージ電圧が印加された時点から遅延させて動作する構成とする。
具体的に、本発明に係る第1の半導体集積回路装置は、外部端子、高電位電源端子及び低電位電源端子のそれぞれに接続された内部回路と、外部端子と低電位電源端子との間に接続され、外部端子に印加されたサージ電圧から内部回路を保護するサージ保護回路と、一端子が外部端子と接続された容量素子と、容量素子の他端子と低電位電源端子との間に接続されたトランジスタと、サージ電圧が外部端子に印加された場合に、内部回路を停止状態とし、且つ、トランジスタを活性化しない制御回路とを備えていることを特徴とする。
第1の半導体集積回路装置によると、サージ電圧が外部端子に印加された場合に、内部回路を停止状態とし且つ容量素子を保護するトランジスタを活性化しない制御回路を備えているため、電源電圧を超えるサージ電圧が印加された場合に、高電位電源端子の電位が電源電圧以上に上昇したとしても、トランジスタがオン状態とはならない。これにより、容量素子には耐圧以上の電圧が印加されることがないので、該容量素子が破壊されることはない。その上、サージ保護回路における耐圧のばらつきによる影響を防止するための容量素子に直列接続される抵抗素子が不要となるので、動作時の高周波インピーダンスの上昇を防止することができる。
第1の半導体集積回路装置において、サージ保護回路は、コレクタが外部端子と接続され、エミッタが低電位電源端子と接続されたバイポーラトランジスタと、一端子がバイポーラトランジスタのベースと接続され、他端子がエミッタと接続された第1の抵抗素子とにより構成されていることが好ましい。
また、第1の半導体集積回路装置において、サージ保護回路は、ドレインが外部端子と接続され、ソースが低電位電源端子と接続された第1の電界効果トランジスタと、一端子が第1の電界効果トランジスタのゲートと接続され、他端子がソースと接続された第1の抵抗素子とにより構成されていることが好ましい。
第1の半導体集積回路装置において、トランジスタは、ドレインが容量素子の他端子と接続され、ソースが低電位電源端子と接続され、ゲートが低電位電源端子と第2の抵抗素子を介在させて接続された第2の電界効果トランジスタにより構成されていることが好ましい。
この場合に、制御回路は、第2の電界効果トランジスタのゲートと接続されていることが好ましい。
本発明に係る第2の半導体集積回路装置は、外部端子、高電位電源端子及び低電位電源端子のそれぞれに接続された内部回路と、外部端子と低電位電源端子間との間に接続され、外部端子に印加されたサージ電圧から内部回路を保護するサージ保護回路と、一端子が外部端子と接続された第1の容量素子と、第1の容量素子の他端子と低電位電源端子との間に接続されたトランジスタと、サージ電圧が外部端子に印加された場合に、サージ電圧の印加時から所定の時間が経過した後にトランジスタを活性化する遅延回路とを備えていることを特徴とする。
第2の半導体集積回路装置によると、サージ電圧が外部端子に印加された場合に、サージ電圧の印加時から所定の時間が経過した後にトランジスタを活性化する遅延回路を備えているため、電源電圧を超えるサージ電圧が印加された場合に、高電位電源端子の電位が電源電圧以上に上昇したとしても、トランジスタがオン状態とはならない。これにより、容量素子には耐圧以上の電圧が印加されることがないので、該容量素子が破壊されることはない。その上、サージ保護回路における耐圧のばらつきによる影響を防止するための容量素子に直列接続される抵抗素子が不要となるので、動作時の高周波インピーダンスの上昇を防止することができる。
第2の半導体集積回路装置において、サージ保護回路は、コレクタが外部端子と接続され、エミッタが低電位電源端子と接続されたバイポーラトランジスタと、一端子がバイポーラトランジスタのベースと接続され、他端子がエミッタと接続された第1の抵抗素子とにより構成されていることが好ましい。
また、第2の半導体集積回路装置において、サージ保護回路は、ドレインが外部端子と接続され、ソースが低電位電源端子と接続された第1の電界効果トランジスタと、一端子が第1の電界効果トランジスタのゲートと接続され、他端子がソースと接続された第1の抵抗素子とにより構成されていることが好ましい。
第2の半導体集積回路装置において、トランジスタは、ドレインが第1の容量素子の他端子と接続され、ソースが低電位電源端子と接続され、ゲートが低電位電源端子と第2の抵抗素子を介在させて接続された第2の電界効果トランジスタにより構成されていることが好ましい。
この場合に、遅延回路は、高電位電源端子と第2の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続された第3の抵抗素子と、第2の電界効果トランジスタのゲートと低電位電源端子との間に接続された第2の容量素子とを含むローパスフィルタ回路であることが好ましい。
本発明に係る半導体集積回路装置によると、サージ電圧による内部回路の破壊を防ぐと共に、サージ保護回路における耐圧のばらつきの影響を受けることなく、半導体集積回路装置の特性を向上させる容量素子をサージによる破壊から保護できる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の回路構成を示している。図1に示すように、内部回路1は、エミッタフォロワ構造を有するバッファ回路であって、ベースが第1の外部端子2と接続され、エミッタが第1の定電流源17と接続された第1のNPN型トランジスタ(バイポーラトランジスタ)11と、ベースが出力端子16及び第2の定電流源18と接続され、エミッタが第1の定電流源17と接続された第2のNPN型トランジスタ12と、エミッタが高電位電源端子3と接続され、ベースとコレクタとが接続された第1のPNP型トランジスタ13と、エミッタが高電位電源端子3と接続され、ベースが第1のPNP型トランジスタ13のベースと共有され、コレクタが第2のNPN型トランジスタ12のコレクタと接続された第2のPNP型トランジスタ14と、コレクタが高電位電源端子3と接続され、ベースが第2のPNP型トランジスタ14のコレクタと接続され、エミッタが出力端子16及び第2の定電流源18と接続された第3のNPN型トランジスタ15と、ドレインが第1の定電流源17と接続され、ソースが低電位電源端子4と接続され、ゲートが制御信号線22と接続された第1のN型MOSトランジスタ(NMOS型電界効果トランジスタ)19と、ドレインが第2の定電流源18と接続され、ソースが低電位電源端子4と接続され、ゲートが制御信号線22と接続された第2のN型MOSトランジスタ20とを有している。
第1の外部端子12と低電位電源端子4との間には、サージによる電荷を放電するためのサージ保護回路6Aが接続されている。サージ保護回路6Aは、コレクタが第1の外部端子2と接続され、エミッタが低電位電源端子4と接続された第4のNPN型トランジスタ6と、一端子が第4のNPN型トランジスタ6のベースと接続され、他端子がエミッタと接続された第1の抵抗素子5とにより構成されている。
また、第1の外部端子2と低電位電源端子4と間には、本集積回路装置の高周波特性を向上させる容量素子7と、該容量素子7の耐圧を切り替えるスイッチである第3のN型MOSトランジスタ9とが直列に接続されている。第3のN型MOSトランジスタ9は、ドレインが容量素子7と接続され、ソースが低電位電源端子4と接続され、ゲートとソースとの間には第2の抵抗素子8が接続されている。
第1の実施形態に係る半導体集積回路装置は、高電位電源端子3、低電位電源端子4及び第2の外部端子21と接続された制御回路10を有することを特徴とする。制御回路10は、第2の外部端子21に印加される制御信号により制御され、制御信号線22を介して各MOSトランジスタ9、19、20のゲートにそれぞれ制御信号を印加する。
次に、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の動作を説明する。
まず、第1の外部端子2に印加される電圧が、内部回路1における動作電圧の範囲内である場合は、第4のNPN型トランジスタ6がカットオフ状態であるため、サージ保護回路6Aは高インピーダンス状態となっている。このため、サージ保護回路6Aは何ら動作せず、第1の外部端子2に印加された電圧はそのまま内部回路1に供給されて、通常の信号処理が行なわれる。このとき、第2の外部端子21に印加される制御信号によって制御回路10が制御される。制御回路10は制御信号線22を介してハイレベルの電圧を供給し、第1のN型MOSトランジスタ19及び第2のN型MOSトランジスタ20を導通状態とすることにより、内部回路1が動作状態となる。また、同時に第3のN型MOSトランジスタ9もオン状態となり、該MOSトランジスタ9の入力インピーダンスは低下する。
一方、何らかの理由により、第1の外部端子2にサージ電圧が印加された場合には、サージ保護回路6がBVCER(ベースエミッタ間に抵抗が接続された場合のコレクタエミッタ間耐圧)を超えるとブレークダウンする。このとき、第2の外部端子21により制御回路10が制御される。すなわち、制御回路10は制御信号線22を介してロウレベルの電圧を供給して、第1のN型MOSトランジスタ19及び第2のN型MOSトランジスタ20をオフ状態とし、これにより、内部回路1を非動作状態とする。このとき、第3のN型MOSトランジスタ9もオフ状態となる。
ここで、容量素子7の耐圧をBVとし、第3のN型MOSトランジスタ9の耐圧をBVとし、サージ保護回路6の耐圧をBVとしたとき、式(1)の関係を有していれば、容量素子7の破壊よりも先にサージ保護回路6がブレークダウンするため、該容量素子7の破壊を防ぐことができる。
BV + BV ≧ BV ・・・ 式(1)
図2にサージ保護回路6Aの耐圧特性を示す。図2に示すように、式(1)を満たす範囲において、第1の実施形態に係る半導体集積回路装置は、サージ保護回路6により第1の外部端子2に印加されるサージ電圧を制限し、内部回路1をサージ電圧による破壊から保護することができる。
また、電源電圧の電圧値によらずに、第2の外部端子21から制御回路10が制御され、制御回路10の制御信号線22を通じて第3のN型MOSトランジスタ9のオン状態とオフ状態とが制御されるため、第1の外部端子2に印加されるサージ電圧によって高電位電源端子3の電圧が上昇した場合であっても、第3のN型MOSトランジスタ9は自動的にオン状態とはならないので、容量素子7の耐圧を上げることができる。すなわち、サージ保護回路6におけるブレークダウン電圧よりも高い電圧が容量素子7に印加されたとしても、該容量素子7の耐圧と第3のN型MOSトランジスタ9の耐圧との総和によって、容量素子7の破壊を防ぐことができる。
さらに、制御回路10は、内部回路1の動作状態をも制御することにより、内部回路1をサージから確実に保護することができる。
なお、半導体集積回路装置の通常の動作時においては、第2の外部端子21からの制御によって制御回路10が動作状態となり、第3のN型MOSトランジスタ9がオン状態となる。このとき、第3のN型MOSトランジスタ9における入力インピーダンスが低下して、容量素子7により、本来の目的である半導体集積回路装置の高周波特性を向上させることができる。
図3に制御回路10の構成の一例を示す。図3に示すように、制御回路10は、エミッタが高電位電源端子3と接続され、ベースとコレクタとが接続された第3のPNP型トランジスタ32と、エミッタが高電位電源端子3と接続され、ベースが第3のPNP型トランジスタ32のベースと共有され、コレクタが制御信号線22と接続された第4のPNP型トランジスタ33と、コレクタが第3のPNP型トランジスタ32のコレクタと接続され、エミッタが第3の抵抗素子301の一方の端子と接続された第5のNPNトランジスタ34と、コレクタ及びベースが第2の外部端子21と接続され、ベースが第5のNPNトランジスタ34のベースと共有され、エミッタが第4の抵抗素子302の一方の端子と接続された第6のNPNトランジスタ35とを有している。ここで、第3の抵抗素子301及び第4の抵抗素子302の各他方の端子はそれぞれ低電位電源端子4と接続されている。
次に、図3に示す制御回路10の動作について説明する。
制御回路10は、第2の外部端子21に5Vの電圧が印加されると、第5のNPNトランジスタ34及び第6のNPNトランジスタ35の共有されたベースに5Vの電圧が印加される。これにより、第5のNPNトランジスタ34及び第6のNPNトランジスタ35がオン状態となり、同時に、第3のPNP型トランジスタ32及び第4のPNP型トランジスタ33もオン状態となって、制御回路10が動作状態に入る。第4のPNP型トランジスタ33がオン状態となると、制御信号線22の電位が高電位となるため、第1のN型MOSトランジスタ19及び第2のN型MOSトランジスタ20がオン状態となって、内部回路1が動作状態となる。これと同時に、制御信号線22の高電位により、第3のN型MOSトランジスタ9はオン状態となる。
これに対し、第2の外部端子21に0Vの電圧が印加されると、制御回路10における第5のNPNトランジスタ34、第6のNPNトランジスタ35、第3のPNP型トランジスタ32及び第4のPNP型トランジスタ33はオフ状態となるため、制御回路10は非動作状態となる。これと同時に、制御信号線22の電位も低電位(0V)となるため、第3のN型MOSトランジスタ9はオフ状態となり、且つ第1のN型MOSトランジスタ19及び第2のN型MOSトランジスタ20がオフ状態となって、内部回路1は非動作状態となる。
(第1の実施形態の一変形例)
以下、本発明の第1の実施形態の一変形例について図面を参照しながら説明する。
図4は本発明の第1の実施形態の一変形例に係る半導体集積回路装置の回路構成を示している。図4において、図1に示す構成要件と同一の構成要件には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図4に示すように、本変形例の第1の実施形態との相違点は、サージ保護回路6Bにおいて、第4のNPN型トランジスタ6を第4のN型MOSトランジスタ60に代えた点である。具体的には、サージ保護回路6Bは、ドレインが第1の外部端子2と接続され、ソースが低電位電源端子4と接続された第4のN型MOSトランジスタ60と、一端子が第4のN型MOSトランジスタのゲートと接続され、他端子がソースと接続された第1の抵抗素子5とにより構成されている。
サージ保護回路6BにおけるトランジスタをバイポーラトランジスタからMOSトランジスタに代えていることにより、第3のN型MOSトランジスタ9の耐圧(BV)とサージ保護回路6Bの耐圧(BV)とが等しくなるため、上述した式(1)の関係が必然的に成り立つ。従って、高周波特性を向上する容量素子7をサージによる破壊から確実に保護することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図5は本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置の回路構成を示している。図5において、図1に示す構成要件と同一の構成要件には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
第2の実施形態に係る半導体集積回路装置が第1の実施形態と異なる点は、図1に示す制御回路10に代えて、遅延回路100を設けた点である。
遅延回路100は、高電位電源端子3と第3のN型MOSトランジスタ9のゲートとの間に接続された第3の抵抗素子101と、第3のN型MOSトランジスタ9のゲートと低電位電源端子4との間に接続された第2の容量素子102とから構成されたローパスフィルタ(LPF回路)である。
また、本実施形態に係る半導体集積回路装置は、アノードが第1の外部端子2と接続され、カソードが高電位電源端子3と接続され、正電荷を放電するダイオード素子90と、コレクタが高電位電源端子3と接続され、エミッタが接地された第5のNPN型トランジスタ112と、一方の端子が第5のNPN型トランジスタ112のベースと接続され、他方の端子が接地された第4の抵抗素子113とから構成された第2のサージ保護回路6Cとを有している。
ここで、内部回路1は、第1のN型MOSトランジスタ19及び第2のN型MOSトランジスタ20の各ゲートと接続された制御端子210からの制御信号により、その動作が制御される。
第2の実施形態に係る半導体集積回路装置は、高電位電源端子3と第3のN型MOSトランジスタ9のゲートとの間に遅延回路100を設けたことにより、第1の外部端子2に正のサージ電圧が印加された場合に、ダイオード素子90を介して高電位電源端子3の電位が上昇してから、第3のN型MOSトランジスタ9がオン状態に遷移するまでの間に遅延が生じる。
図6にサージ電圧が印加された場合の第3のN型MOSトランジスタ9におけるゲート電圧と経過時間との関係を示す。図6において、第2の実施形態に係る第3のN型MOSトランジスタ9のゲート電圧を実線で示し、比較用として、第2の従来例に係るMOSトランジスタ110のゲート電圧の時間変化を破線で示している。図6に示すように、第2の実施形態に係る半導体集積回路装置においては、高電位電源端子3の電位が上昇してから、N型MOSトランジスタ9のオンレベルを超える前に、第1の外部端子2に印加されたサージ電圧がダイオード素子90及び第2のサージ保護回路6Cを介して放電が完了するため、容量素子7をサージによる破壊から防ぐことができる。
これに対し、第2の従来例の場合は、ダイオード素子90によるクランプ電圧が既にMOSトランジスタ110のオンレベルを超えている。
(第2の実施形態の一変形例)
以下、本発明の第2の実施形態の一変形例について図面を参照しながら説明する。
図7は本発明の第2の実施形態の一変形例に係る半導体集積回路装置の回路構成を示している。図7において、図5に示す構成要件と同一の構成要件には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図7に示すように、本変形例の第2の実施形態との相違点は、サージ保護回路6Bにおいて、第4のNPN型トランジスタ6を第4のN型MOSトランジスタ60に代えた点である。具体的には、第1実施形態の一変形例と同様に、サージ保護回路6Bは、ドレインが第1の外部端子2と接続され、ソースが低電位電源端子4と接続された第4のN型MOSトランジスタ60と、一端子が第4のN型MOSトランジスタのゲートと接続され、他端子がソースと接続された第1の抵抗素子5とにより構成されている。
本変形例においても、サージ保護回路6BにおけるトランジスタをバイポーラトランジスタからMOSトランジスタに代えていることにより、第3のN型MOSトランジスタ9の耐圧(BV)とサージ保護回路6Bの耐圧(BV)とが等しくなるため、上述した式(1)の関係が必然的に成り立つ。従って、高周波特性を向上する容量素子7をサージによる破壊から確実に保護することができる。
以上説明したように、本発明に係る半導体集積回路装置は、内部回路1における第1の外部端子2と低電位電源端子4との間にサージ保護回路6A又は6Bを設け、且つ、高周波特性を向上させるノイズフィルタである容量素子7と該容量素子7の耐圧を向上して保護するMOSトランジスタ9をサージ保護回路6A又は6Bに並列に設けている。さらに、MOSトランジスタ9を制御する制御回路10又は遅延回路100を設けている。
この構成により、第1の外部端子2にサージ電圧が印加された場合に、第1の外部端子2と低電位電源端子4との間に接続されたサージ保護回路6A等の耐圧が製造ばらつきによって保護される容量素子7の耐圧よりも高くなったとしても、制御回路10又は遅延回路100によって、MOSトランジスタ9がオン状態とはならないようにすることができる。その結果、保護される容量素子7の耐圧とオフ状態のMOSトランジスタ9の耐圧との総和により、サージ電圧による容量素子7の破壊を防ぐことができる。
一方、通常の動作状態においては、第1の実施形態の場合には、第2の外部端子21によって制御される制御回路10によってMOSトランジスタ9がオン状態となるため、該MOSトランジスタ9における入力インピーダンスが低下して、該半導体集積回路装置の高周波特性を向上させることができる。
本発明に係る半導体集積回路装置は、サージ電圧による内部回路の破壊を防ぐと共に、サージ保護回路における耐圧のばらつきの影響を受けることなく、半導体集積回路装置の特性を向上させる容量素子をサージによる破壊から保護でき、RF(高周波)ノイズの影響を受ける電子機器等を構成する半導体集積回路装置等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の一例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置におけるサージ保護回路の耐圧特性を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置における制御回路の一例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態の一変形例に係る半導体集積回路装置を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置の一例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置におけるサージ電圧印加時のMOSトランジスタのゲート電圧と経過時間との関係を第2の従来例と比較したグラフである。 本発明の第2の実施形態の一変形例に係る半導体集積回路装置を示す回路図である。 第1の従来例に係る半導体集積回路装置を示す回路図である。 第2の従来例に係る半導体集積回路装置を示す回路図である。
符号の説明
1 内部回路
2 第1の外部端子
3 高電位電源端子
4 低電位電源端子
5 第1の抵抗素子
6 第4のNPN型トランジスタ
6A サージ保護回路
6B サージ保護回路
6C 第2のサージ保護回路
60 第4のN型MOSトランジスタ
7 容量素子
8 第2の抵抗素子
9 第3のN型MOSトランジスタ
10 制御回路
11 第1のNPN型トランジスタ
12 第2のNPN型トランジスタ
13 第1のPNP型トランジスタ
14 第2のPNP型トランジスタ
15 第3のNPN型トランジスタ
16 出力端子
17 第1の定電流源
18 第2の定電流源
19 第1のN型MOSトランジスタ
20 第2のN型MOSトランジスタ
21 第2の外部端子
22 制御信号線
32 第3のPNP型トランジスタ
33 第4のPNP型トランジスタ
34 第5のNPN型トランジスタ
35 第6のNPN型トランジスタ
301 第3の抵抗素子
302 第4の抵抗素子
60 第4のN型MOSトランジスタ
90 ダイオード素子
100 遅延回路(LPF回路)
101 第3の抵抗素子
102 第2の容量素子
112 第5のNPN型トランジスタ
113 第4の抵抗素子
210 制御端子

Claims (10)

  1. 外部端子、高電位電源端子及び低電位電源端子のそれぞれに接続された内部回路と、
    前記外部端子と前記低電位電源端子との間に接続され、前記外部端子に印加されたサージ電圧から前記内部回路を保護するサージ保護回路と、
    一端子が前記外部端子と接続された容量素子と、
    前記容量素子の他端子と前記低電位電源端子との間に接続されたトランジスタと、
    前記サージ電圧が前記外部端子に印加された場合に、前記内部回路を停止状態とし、且つ、前記トランジスタを活性化しない制御回路とを備えていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記サージ保護回路は、コレクタが前記外部端子と接続され、エミッタが前記低電位電源端子と接続されたバイポーラトランジスタと、
    一端子が前記バイポーラトランジスタのベースと接続され、他端子が前記エミッタと接続された第1の抵抗素子とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記サージ保護回路は、ドレインが前記外部端子と接続され、ソースが前記低電位電源端子と接続された第1の電界効果トランジスタと、
    一端子が前記第1の電界効果トランジスタのゲートと接続され、他端子が前記ソースと接続された第1の抵抗素子とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記トランジスタは、ドレインが前記容量素子の他端子と接続され、ソースが前記低電位電源端子と接続され、ゲートが前記低電位電源端子と第2の抵抗素子を介在させて接続された第2の電界効果トランジスタにより構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記制御回路は、前記第2の電界効果トランジスタのゲートと接続されていることを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路装置。
  6. 外部端子、高電位電源端子及び低電位電源端子のそれぞれに接続された内部回路と、
    前記外部端子と前記低電位電源端子間との間に接続され、前記外部端子に印加されたサージ電圧から前記内部回路を保護するサージ保護回路と、
    一端子が前記外部端子と接続された第1の容量素子と、
    前記第1の容量素子の他端子と前記低電位電源端子との間に接続されたトランジスタと、
    前記サージ電圧が前記外部端子に印加された場合に、前記サージ電圧の印加時から所定の時間が経過した後に前記トランジスタを活性化する遅延回路とを備えていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 前記サージ保護回路は、コレクタが前記外部端子と接続され、エミッタが前記低電位電源端子と接続されたバイポーラトランジスタと、
    一端子が前記バイポーラトランジスタのベースと接続され、他端子が前記エミッタと接続された第1の抵抗素子とにより構成されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記サージ保護回路は、ドレインが前記外部端子と接続され、ソースが前記低電位電源端子と接続された第1の電界効果トランジスタと、
    一端子が前記第1の電界効果トランジスタのゲートと接続され、他端子が前記ソースと接続された第1の抵抗素子とにより構成されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記トランジスタは、ドレインが前記第1の容量素子の前記他端子と接続され、ソースが前記低電位電源端子と接続され、ゲートが前記低電位電源端子と第2の抵抗素子を介在させて接続された第2の電界効果トランジスタにより構成されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  10. 前記遅延回路は、前記高電位電源端子と前記第2の電界効果トランジスタの前記ゲートとの間に接続された第3の抵抗素子と、前記第2の電界効果トランジスタの前記ゲートと前記低電位電源端子との間に接続された第2の容量素子とを含むローパスフィルタ回路であることを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009212169A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Fujitsu Ten Ltd 集積回路装置および電子機器
JP2016034028A (ja) * 2015-09-16 2016-03-10 ローム株式会社 半導体チップ及びこれをパッケージングした半導体装置

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