JP2007202065A - 放送画像生成方法、放送画像生成プログラム及び放送画像生成装置 - Google Patents

放送画像生成方法、放送画像生成プログラム及び放送画像生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末等の処理能力に制限がある端末においても、字幕情報の表示を行なうことができる映像情報処理方法、映像情報処理プログラム及び映像情報処理装置を提供する。
【解決手段】デコーダ702は、表示選択字幕データが含まれている映像信号のみをデコードする。表示選択字幕データデコーダ704は、取得した映像データに含まれる表示選択字幕データをデコードする。解析処理部705は、表示選択字幕データデコーダ704から供給された表示選択字幕データに対応するテキストデータを用いて文字データを生成する。文字画像生成部711が、このテキストに対してサブピクセルを利用したアンチエイリアシング処理を実行する。更に、文字画像生成部711から取得した文字画像データを、対応する映像データに重畳させることにより、合成画像を生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末等の処理能力に制限がある端末においても、字幕情報を表示させるための放送画像生成方法、放送画像生成プログラム及び放送画像生成装置に関する。
テレビジョン放送として放送される番組のデータには、映像データと音声データが含まれている。そして、放送される番組データには、表示させるか否かをユーザ側で選択可能な字幕データが含まれている場合がある。このような選択可能な字幕データは、一般にクローズドキャプション(closed caption)と称され、主に、聴覚障害者用に開発されたものである。この字幕の中には、出演者の会話だけではなく、例えば、BGMや効果音などの説明も含まれる。
このクローズドキャプションは、テレビジョン信号の21番目の水平走査線に、画面に関する音声等を文字コード化したものを挿入する。クローズドキャプションデータは、専用のデコーダによってテレビジョン信号から分離することができる。
このようなクローズドキャプションデータに基づき表示するか否かをユーザが選択することが可能なテキストデータを用いてメタデータを生成する技術も開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。この文献記載の情報処理装置においては、送信号を取得し、この放送信号から番組を固有に区別可能な区別情報を取得する。そして、放送信号に、時刻情報と区別情報とを付加する。これにより、テキストデータに対応する時刻情報と番組を区別する区別情報を有するメタデータを用いて検索することができる。
また、小さなディスプレイに映像を再生表示しても見やすいキャプションを表示する技術も検討されている(例えば、特許文献2を参照。)。この文献記載の技術では、記録メディアから読み込んだ変換前の映像データをフレームメモリに展開する。文字認識部は映像データ中に映像として書き込まれている映像キャプションを図形として解析し、文字認識を行なってキャプションテキストデータを得る。必要に応じてデータフォーマット変換部により映像データのデータフォーマットを変換し、書き込み部により変換後の映像データとキャプションテキストデータを記録する。携帯電話等の小型データ表示装置は記録メディアまたはネットワークメディアから映像データを入力し、ディスプレイの第1の表示エリアに映像データを、第2の表示エリアにキャプションテキストデータから当該エリアに合わせて生成したキャプションを表示する。
特開2005−198206号公報(第1頁) 特開2005−123726号公報(第1頁)
上述のように、特に最近では携帯電話端末等の携帯型端末が広く普及しつつある。このような携帯型端末は、ネットワーク接続機能、画像再生機能等、多種多様な機能を備えているものもある。更に、プログラムの実行環境を搭載した機種も提供されており、簡単なアプリケーションプログラムをダウンロードしたり、実行したりできる場合もある。しかし、携帯型端末は、携帯性のために小型の筐体に収められ、ディスプレイの大きさにも制限がある。更に、メモリ容量、消費電力やCPU(central processing unit )の機能にも制限があるため、高度な情報処理を実行することが困難な場合がある。このため、クローズドキャプションデータのデコーダ機能等の複雑なアプリケーションプログラムを小型の携帯端末において実行させることには限界がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、携帯端末等の処理能力に制限がある端末においても、字幕情報の表示を行なうことができる放送画像生成方法、放送画像生成プログラム及び放送画像生成装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成する方法であって、前記制御コンピュータが、放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得段階と、前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得段階と、前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成段階と、前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、JPEG方式の変換アルゴリズムにより生成する合体画像生成段階とを実行することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放送画像生成方法において、前記制御コンピュータが、受信した放送信号から字幕信号を抽出する段階と、前記文字データ取得段階において、前記字幕信号に基づいて文字データを生成することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の放送画像生成方法において、前記制御コンピュータが、受信した放送信号の放送識別子を特定する段階と、前記文字データ取得段階において、前記放送識別子に関連付けられた文字データを、映像毎に取得することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成する方法であって、前記制御コンピュータが、放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得段階と、前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得段階と、前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成段階と、前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、離散コサイン変換の圧縮アルゴリズムにより生成する合体画像生成段階とを実行することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成する装置であって、前記制御コンピュータが、放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得手段と、前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得手段と、前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成手段と、前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、JPEG方式の変換アルゴリズムにより生成する合体画像生成手段として機能することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成する装置であって、前記制御コンピュータが、放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得手段と、前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得手段と、前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成手段と、前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、離散コサイン変換の圧縮アルゴリズムにより生成する合体画像生成手段として機能することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成するプログラムであって、前記制御コンピュータを、放送信号におけ
る映像データから第1画像データを取得する画像データ取得手段と、前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得手段と、前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成手段と、前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、JPEG方式の変換アルゴリズムにより生成する合体画像生成手段として機能させることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成するプログラムであって、前記制御コンピュータを、放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得手段と、前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得手段と、前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成手段と、前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、離散コサイン変換の圧縮アルゴリズムにより生成する合体画像生成手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
請求項1、5、7に記載の発明によれば、文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成し、文字画像データと第1画像データとを合体させた第2画像データを、JPEG方式の変換アルゴリズムにより生成する。これにより、JPEG方式で生成された画像を閲覧することができるビューアを備えた端末を用いて、映像と文字とを閲覧することができる。更に、文字画像データはサブピクセルを用いた階調表現処理を行なって生成されるので、読みやすい文字を再現させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、受信した放送信号から字幕信号を抽出し、字幕信号に基づいて文字データを生成するため、字幕放送の文字を、デコーダのない端末においても閲覧することができる。
請求項3に記載の発明によれば、受信した放送信号の放送識別子を特定し、この放送識別子に関連付けられた文字データを、映像毎に取得するため、字幕情報のみならず、多様なチャネルを介して提供される情報を、簡易な端末において閲覧することができる。
請求項4、6、8に記載の発明によれば、文字画像データと第1画像データとを合体させた第2画像データを、離散コサイン変換の圧縮アルゴリズムにより生成する。離散コサイン変換を用いた場合、データ圧縮を行なうと同時に、簡易な端末においても読みやすい文字を再現することができる。
本発明によれば、携帯端末等の処理能力に制限がある端末においても、字幕情報の表示を行なうことができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本発明を適用した映像情報処理装置の構成について説明するための説明図である。本実施形態では、図1に示すように、放送局からの放送信号を、テレビジョン受像機30を用いて受信する。このテレビジョン受像機30には表示選択字幕デコーダ40、ホームサーバ50が接続される。表示選択字幕デコーダ40は、ユーザの操作入力に基づいて、表示選択字幕をデコードして映像に重畳させて表示させたり、録画データを生成し、ホームサーバ50に供給して録画させたりする。
放送局10は、地上波や衛星波などを用いて番組を放送する施設である。放送される番
組の放送信号には、映像データと音声データが含まれる。この映像データは、動画像データであり、音声データは、映像データと同期して再生される音声に関するデータである。
また、この放送信号の中には、映像として常に表示される字幕と、選択により表示される字幕とが含まれる。前者には、番組の題名やキャストなどの紹介、海外の作品における日本語字幕等がある。一方、後者のように表示選択の可能な字幕データ(いわゆるクローズドキャプション)には、出演者の会話に対応するテキストデータや、例えばBGMや効果音など、放送コンテンツに関する説明が含まれている場合もある。このように、表示と非表示を選択可能な字幕データを「表示選択字幕データ」と呼ぶ。
次に、この表示選択字幕データについて説明する。例えばNTSC方式のアナログの地上波放送では、映像信号に525本の走査線が用いられている。この525本のうち、各フィールド(2フィールドで1フレームを構成)の最初の21本相当は、VBI(Vertical Blanking Interval:垂直帰線消去期間)と呼ばれ、走査を開始するためのインターバル用に割り当てられている。クローズドキャプションは、各フィールドのVBIのうち、VBIの21本目に7bitの文字コードを多重化することによって伝送されるように構成されている。そして、各フィールドを使って2種類の文字セットを約60文字/秒で伝送することができる。この表示選択字幕データは、再生時に映像データからデコードされて、映像と同時に表示させることができる。
ユーザは、テレビジョン受像機30を用いて、表示選択字幕データを含む映像データ及び音声データで構成される放送信号を受信する。このテレビジョン受像機30は、チューナ31、信号処理部32、ディスプレイやスピーカからなる出力部33を備える。表示選択字幕データを表示させない場合には、チューナ31によって選局された放送信号を信号処理部32において復調し、出力部33において、映像信号はディスプレイに出力し、音声信号はスピーカに出力して番組を視聴することができる。
このテレビジョン受像機30は、チューナ31によって選局された放送信号を取得する。そして、表示選択字幕デコーダ40は、テレビジョン受像機30のチューナ31によって選局された放送信号を取得し、映像信号および音声信号をデコードする。そして、ユーザの操作入力に基づいて、表示選択字幕データを抽出、デコードし、出力部33への出力を行なう。
ホームサーバ50は、ネットワークとしてのインターネットIを介して、映像情報処理装置としての映像情報提供サーバ70に接続される。
一方、ホームサーバ50は、ユーザの操作入力に基づいて、表示選択字幕デコーダ40により生成されたタイムスタンプつき録画データの供給を受けて、内部の録画データ記憶部に記録する。また、ホームサーバ50は、インターネットIを介して、映像情報提供サーバ70から、表示選択字幕データに対応するテキストデータと、テキストデータに対応するタイムコードにより構成される暗号化メタデータの供給を受ける。
更に、暗号化メタデータを、鍵データを利用して復号化し、このメタデータを用いてユーザが入力したテキストとメタデータとのマッチング処理を実行することができる。そして、マッチング処理の結果、ユーザが入力したテキストに対応するタイムコードを検出した場合には、タイムコードに基づいて録画データを検索し、表示選択字幕デコーダ40に供給する。
映像情報提供サーバ70は、各種ネットワークや電波を介して受信することにより、放送局10が作成した表示選択字幕データ付きの放送信号を取得する。そして、この放送信号を用いてメタデータを作成する。そして、作成したメタデータを暗号化する。また、映
像情報提供サーバ70は、暗号化されたメタデータを、インターネットIを介してユーザに配布する。この映像情報提供サーバ70は、CPU、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory )、HDD(Hard Disk Drive )等のデータ記憶手段を備える。このCPUが制御コンピュータとして機能する。映像情報提供サーバ70のブロック構成を図2に示す。映像情報提供サーバ70のCPUは、映像情報処理プログラムを実行することによって、画像データ取得段階、文字データ取得段階、文字画像生成段階、合体画像生成段階等を実行する。この結果、映像情報提供サーバ70は、画像データ取得手段、文字データ取得手段、文字画像生成手段、合体画像生成手段等として機能する。ここでは、映像情報提供サーバ70は、通常のメタデータ生成処理と、携帯端末向けの映像情報生成処理とを実行する。以下、映像情報提供サーバ70のブロック図に示す機能を実現する。
(メタデータ生成処理)
先ず、通常のメタデータ生成処理について説明する。映像情報提供サーバ70のCPUは、信号取得手段としての放送信号取得部701として機能する。この放送信号取得部701は、ネットワークや放送電波を介して放送信号を取得してデコーダ702に供給する。デコーダ702は、放送信号取得部701から供給された放送信号をデコードする。ここで、デコーダ702は、放送信号のうち、メタデータの作成に必要となる番組ID情報を含む番組管理情報や表示選択字幕データが含まれている映像信号のみをデコードする。
番組ID情報抽出部703は、デコーダ702によりデコードされた映像データに含まれる番組管理データから、放送番組を特定することができる番組ID情報を抽出し、メタデータ生成部708に供給する。更に、番組ID情報抽出部703は、この映像データを、分離手段としての表示選択字幕データデコーダ704に供給する。
表示選択字幕データデコーダ704は、取得した映像データに含まれる表示選択字幕データをデコードして、対応するテキストデータを解析処理部705に供給する。解析処理部705は、表示選択字幕データデコーダ704から供給された表示選択字幕データに対応するテキストデータを、必要に応じて適切な長さのテキスト群に分割(例えば、一度に表示されるテキストを1つのテキスト群として分割)し、分割されたテキスト群をタイムコード付加処理部707に供給する。
そして、タイムコード付加処理部707は、解析処理部705から字幕データの登録指示を受ける。タイムコード付加処理部707は、タイマ706を用いて、字幕データの登録指示を受けた時刻をタイムコードとして付加する。例えば、表示選択字幕に対応するテキストの場合には、表示選択字幕の開始時刻に対応するタイムコードが付加される。放送信号取得部701が、放送に対してリアルタイムで放送信号を取得した場合、タイムコード付加処理部707はタイマ706が示す現在時刻に基づいて、タイムコードをテキストデータに付加するものとする。また、番組放送時刻に対してタイムコード付加時刻に遅れがある場合には、タイムコード付加処理部707は、この遅延時間とタイマ706が示す現在時刻とに基づいて、番組の放送時刻に対応するタイムコードを算出し、テキストデータに付加する。
メタデータ生成部708は、タイムコード付加処理部707から供給されたタイムコードが付加されたテキストデータに、番組ID情報抽出部703から供給された番組ID情報を付加してメタデータを生成する。このメタデータは、テキストデータに対して開始時刻が記載されたタイムコードが付加される。そして、番組ID情報抽出部703から供給された番組ID情報が付加される。そして、このメタデータは暗号化処理部709に供給される。
暗号化処理部709は、メタデータ生成部708から供給されたメタデータを、鍵データ記憶部72に予め記憶されている暗号化鍵で暗号化する。鍵データ記憶部72には、番組ID毎に暗号化鍵が記録されている。そして、暗号化処理部709は、メタデータに含まれる番組IDに基づいて、鍵データ記憶部72から暗号化鍵を抽出し、この暗号化鍵を用いてメタデータの暗号化を行なうとともに、暗号化メタデータ記憶部73に記録する。暗号化メタデータ記憶部73は、検索を行なった文字に基づいて映像情報ファイルを記録する映像情報記憶手段として機能する。この暗号化メタデータは、ユーザからの要求に応じて、番組毎に、送信手段としての通信部710からインターネットIを介してホームサーバ50に提供される。
ホームサーバ50は、映像情報提供サーバ70から取得した暗号化メタデータを、内蔵する暗号化メタデータ記憶部に記憶する。そして、鍵データ記憶部において、予め記憶された復号化鍵を用いて暗号化メタデータを復号する。この復号化鍵は番組ID毎に提供され、記録されている。復号されたメタデータは、ホームサーバ50内のメタデータ記憶部に記録される。ホームサーバ50の操作入力部に、検索対象の番組IDと、検索キーとなるテキストが入力された場合、ホームサーバ50はメタデータ記憶部に記録されているメタデータを参照して、マッチング処理を実行する。そして、検索キーを含むテキストを特定した場合、このテキストに関連付けられたタイムコードを用いて録画データ記憶部を検索する。
(携帯端末向けの映像情報生成処理)
次に、携帯電話端末100に対して提供する映像情報の生成処理について、図3を用いて説明する。この処理は、解析処理部705において表示選択字幕データに対応するテキストデータから生成された文字データを用いて実行する。
まず、映像情報提供サーバ70は、字幕データと映像データとを分離する(ステップS1−1)。この処理は、メタデータ生成処理と同様に、放送信号取得部701が取得した放送信号を、画像データ取得手段としてのデコーダ702がデコードする。ここでも、デコーダ702は、放送信号のうち、メタデータの作成に必要となる番組ID情報を含む番組管理情報や字幕信号(表示選択字幕データ)が含まれている映像信号のみをデコードする。
更に、番組ID情報抽出部703は、デコーダ702によりデコードされた映像データに含まれる番組管理データから、放送番組を特定することができる番組ID情報を抽出する。携帯端末向けの映像情報生成処理においては、この番組ID情報を重畳画像生成部712に供給する。更に、番組ID情報抽出部703は、この映像データを表示選択字幕データデコーダ704に供給する。
次に、映像情報提供サーバ70は、字幕データをテキストに変換する(ステップS1−2)。ここでも、表示選択字幕データデコーダ704が、取得した映像データに含まれる表示選択字幕データをデコードして、対応するテキストデータを、文字データ取得手段としての解析処理部705に供給する。解析処理部705は、表示選択字幕データに対応するテキストデータを用いて文字データを生成する。
そして、映像情報提供サーバ70は、生成した文字データ(テキストデータ)に対してRGBのサブピクセルにより階調表現した文字画像データを生成する(ステップS1−3)。本実施形態では、文字画像生成手段としての文字画像生成部711が、解析処理部705からテキストに対して、取得したサブピクセルを利用したアンチエイリアシング処理を用いて文字画像データを生成する。この技術は、文字と背景の境界部に両者の中間色を配置して階調をなめらかに調整する一般的なアンチエイリアシング処理を、サブピクセル
を含めて実施する技術である。すなわち、カラーディスプレイのピクセルを構成する「赤・緑・青」の三原色の画素において、一ピクセルを構成する各色の階調を制御するサブピクセルレンダリングにより、より細かい階調の変化を表現する。なお、本処理では、補間用のデータが存在するフォントを使用するため、ビットマップフォントは利用しない。
次に、映像情報提供サーバ70は、映像データに対して、文字画像生成部711において生成した文字画像データを重畳したJPEG画像データ(第2画像データ)を生成する(ステップS1−4)。ここでは、まず、重畳画像生成手段としての重畳画像生成部712がデコーダ702から、第1画像データとしての映像データを取得する。そして、「JPEG(Joint Photographic Experts Group)」方式など複数の形式をサポートした「Exif(Exchangeable Image File Format)」を用いて画像データを生成する。この「Exif」は、JPEG方式で圧縮された画像データに画像情報などを付加してファイルに格納するための標準フォーマットである「JFIF(JPEG File Interchange Format)」を拡張した形式である。日本電子工業振興協会(JEIDA)によって標準化されたデジタルカメラ用の画像ファイルの規格となっている。この規格では、画像についての情報や撮影日時などの付加情報を記録したり、縮小画像(サムネイル)を記録したりすることができる。
更に、文字画像生成部711から取得した文字画像データを、対応する映像データに重畳させた画像データを、JPEG方式の変換アルゴリズムにより生成する。なお、本実施形態では、文字画像データを画像データに重畳させるが、全体として両データが合体されて一つのファイルになっていればよい。例えば、文字画像データを第1画像データとは別のエリアに表示させ、両者を一体とした第2画像データを生成することも可能である。
次に、映像情報提供サーバ70は、JPEG画像データを、携帯端末用画像データ記憶部75に記録する(ステップS1−5)。この場合、重畳画像生成部712は、番組ID情報抽出部703から、放送番組を特定することができる番組ID情報を取得する。そして、番組ID情報を合成画像データに付与して、生成した順番に携帯端末用画像データ記憶部75に記録する。
そして、表示選択字幕データが変更されるまで待機する(ステップS1−6)。新たな表示選択字幕データが供給された場合には、ステップS1−1〜S1−5が繰り返される。これらの処理は、番組が終了した場合には処理を終了する(ステップS1−7)。
そして、このように携帯端末用画像データ記憶部75に記録された画像データは、利用者の要求に応じて通信部710を介して携帯電話端末100に提供される。
一方、携帯電話端末100では、通常のJPEG形式の画像データを閲覧可能なビューアを用いて閲覧することができる。この場合、利用者は、字幕の埋め込まれた映像画像を閲覧することができる。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、字幕データと映像データとを分離し(ステップS1−1)、字幕データをテキストに変換する(ステップS1−2)。そして、テキストデータに対してRGBのサブピクセルにより階調表現した文字画像データを生成する(ステップS1−3)。映像データに対して生成した文字画像データを重畳したJPEG画像データを生成する(ステップS1−4)。字幕の付加された画像はJPEG形式の画像データとして提供されるため、携帯端末等の比較的簡易な機種であっても閲覧することができる。
・ 上記実施形態では、テキストデータに対してRGBのサブピクセルにより階調表現した文字データを生成する(ステップS1−3)。例えば、DCT(discrete cosine tr
ansform :離散コサイン変換)処理を行なう場合にも、カラーシフトによりテキストデータを画像に重畳させた場合にも画像データとの相性がよく、読みやすい文字を再現することができる。
・ 上記実施形態では、映像情報提供サーバ70がメタデータ生成処理及び携帯端末向けの映像情報生成処理を実行する。従って、この2つの処理では、放送信号取得部701〜解析処理部705を兼用させることができる。
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○ 上記実施形態では、JPEG画像データの生成において離散コサイン変換だけではなく、離散ウェーブレット変換(DWT:Discrete Wavelet Transform)を用いることの可能である。この場合には、DCTの定常波(余弦波)の代わりに、DWTでは空間的局在性がある孤立波を用いる。これにより、さらに高周波成分に比較的多くの波の割当を行なうことにより、急激な変化にも対応することができる。従って、エッジなどの急峻な変化の周囲で発生していたモスキートノイズを抑制することができる。
○ 上記実施形態では、映像情報提供サーバ70が携帯端末向けの映像情報生成処理を実行する。これに代えて、携帯端末向けの映像情報生成処理をホームサーバ50において実行させてもよい。この場合には、ホームサーバ50に文字画像生成部711や重畳画像生成部712を設ける。
○ 上記実施形態では、文字画像データを生成する場合、文字画像生成部711が、解析処理部705からテキストに対して、取得したサブピクセルを利用したアンチエイリアシング処理を用いて文字画像データを生成する。この文字画像データの生成に用いるテキストは、解析処理部705から取得したデータに限定されるものはない。例えば、受信した放送信号の放送識別子を特定し、他のデータ記憶部から放送識別子に関連付けられた文字データを、映像毎に取得することも可能である。これにより、字幕データのみならず、多くのサーバから供給されている多様な情報を利用することができる。
○ 上記実施形態では、映像情報提供サーバ70がメタデータ生成処理及び携帯端末向けの映像情報生成処理を実行する。映像情報提供サーバ70が、二つの処理を同時期に実行することに限定されるものではない。
○ 上記実施形態では、映像情報提供サーバ70が、字幕データと映像データとの分離(ステップS1−1)〜文字画像データの記録(ステップS1−5)の処理を実行する。これらの処理を一つのコンピュータに実行させることに限定されるものではない。例えば、字幕データと映像データとの分離(ステップS1−1)、字幕データのテキスト変換(ステップS1−2)、文字画像データ生成(ステップS1−3)〜記録(ステップS1−5)を、それぞれ別のコンピュータで実行されることも可能である。これにより、放送時に同時に画像を生成する場合の他に、一度録画保存された番組と、字幕メタデータとからJPEG画像データを作ることも可能である。
本発明の一実施形態のシステム概略図。 本発明の一実施形態の映像情報提供サーバのブロック構成の説明図。 本発明の実施形態の処理手順の説明図。
符号の説明
10…放送局、30…テレビジョン受像機、40…表示選択字幕デコーダ、50…ホームサーバ、70…映像情報処理装置としての映像情報提供サーバ、701…放送信号取得
部、702…デコーダ、704…表示選択字幕データデコーダ、705…解析処理部、711…文字画像生成部、712…重畳画像生成部、75…携帯端末用画像データ記憶部、I…ネットワークとしてのインターネット。

Claims (8)

  1. 放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成する方法であって、
    前記制御コンピュータが、
    放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得段階と、
    前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得段階と、
    前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成段階と、
    前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、JPEG方式の変換アルゴリズムにより生成する合体画像生成段階と
    を実行することを特徴とする放送画像生成方法。
  2. 前記制御コンピュータが、受信した放送信号から字幕信号を抽出する段階と、
    前記文字データ取得段階において、前記字幕信号に基づいて文字データを生成することを特徴とする請求項1に記載の放送画像生成方法。
  3. 前記制御コンピュータが、受信した放送信号の放送識別子を特定する段階と、
    前記文字データ取得段階において、前記放送識別子に関連付けられた文字データを、映像毎に取得することを特徴とする請求項1に記載の放送画像生成方法。
  4. 放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成する方法であって、
    前記制御コンピュータが、
    放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得段階と、
    前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得段階と、
    前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成段階と、
    前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、離散コサイン変換の圧縮アルゴリズムにより生成する合体画像生成段階と
    を実行することを特徴とする放送画像生成方法。
  5. 放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成する装置であって、
    前記制御コンピュータが、
    放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得手段と、
    前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成手段と、
    前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、JPEG方式の変換アルゴリズムにより生成する合体画像生成手段
    として機能することを特徴とする放送画像生成装置。
  6. 放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成する装置であって、
    前記制御コンピュータが、
    放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得手段と、
    前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成手段と、
    前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、離散コサイン変換の圧縮アルゴリズムにより生成する合体画像生成手段
    として機能することを特徴とする放送画像生成装置。
  7. 放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成するプログラムであって、
    前記制御コンピュータを、
    放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得手段と、
    前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成手段と、
    前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、JPEG方式の変換アルゴリズムにより生成する合体画像生成手段
    として機能させることを特徴とする放送画像生成プログラム。
  8. 放送信号を取得する制御コンピュータを用いて、放送に関する画像データを生成するプログラムであって、
    前記制御コンピュータを、
    放送信号における映像データから第1画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記映像データに対応する文字データを取得する文字データ取得手段と、
    前記文字データに対してサブピクセルを用いた階調表現処理を行なった文字画像データを生成する文字画像生成手段と、
    前記文字画像データと前記第1画像データとを合体させた第2画像データを、離散コサイン変換の圧縮アルゴリズムにより生成する合体画像生成手段
    として機能させることを特徴とする放送画像生成プログラム。
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