JP2007204221A - 給紙カセット - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙の持ち上げ部材が大きく回動する方向に力が加わった場合にも、持ち上げ部材がカセット本体から外れることを抑制することが可能な給紙カセットを提供する。
【解決手段】この給紙カセット10は、カセット本体11と、カセット本体11に回動可能に取り付けられる持ち上げ部材12とを備える。また、カセット本体11は、持ち上げ部材12が係合する係合部11aと、挿入穴11iと、板バネ部11jとを含み、持ち上げ部材12は、係合部11aに係合する係合部12aと、カセット本体11に当接可能に突出するように一体的に形成された回動規制部12eとを含み、持ち上げ部材12が所定の角度回動すると、回動規制部12eがカセット本体11と当接し、持ち上げ部材12が所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する。また、係合部12aは、板バネ部11jを撓ませることにより、挿入穴11iを介して係合部11aと係合される。
【選択図】図11

Description

この発明は、給紙カセットに関し、特に、画像形成装置に脱着可能に装着される給紙カセットに関する。
従来、画像形成装置に脱着可能に装着される給紙カセットにおいて、カセット本体に回動可能に取り付けられ、回動されることにより、画像形成装置に設けられる給紙ローラに用紙を押圧するための持ち上げ部材を備えた給紙カセットが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示された給紙カセットは、カセット本体とカセット本体に回動可能に取り付けられる押上げ板(持ち上げ部材)とを備える。カセット本体は、係止凸部を有する係止リブと、押上げ板がカセット本体から外れるのを抑制するためのリブとを含む。また、押上げ板は、カセット本体の係止凸部と係合する係止孔を有する取付部を含む。この特許文献1では、カセット本体の係止リブの係止凸部に、押上げ板の取付部の係止孔を係合させることにより、押上げ板をカセット本体に回動可能に取り付けるとともに、押上げ板の取付部をカセット本体の係止リブとリブとにより挟み込むことにより、押上げ板がカセット本体から外れるのを抑制している。
特開2000−247453号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の給紙カセットでは、たとえば、ユーザーが給紙カセットを取り外して給紙カセットを掃除する場合などに、給紙カセットを上下逆向きにすると、押上げ板が自重によって大きく回動する。その場合には、押上げ板(持ち上げ部材)の取付部が抜け止めとしてのリブから外れることによって、押上げ板(持ち上げ部材)がカセット本体から外れてしまうという問題点がある。また、給紙カセットが落下するなどして大きな衝撃を受けた場合にも、同様に押上げ板が大きく回動し、押上げ板がカセット本体から外れてしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、用紙の持ち上げ部材が大きく回動する方向に力(負荷)が加わった場合にも、持ち上げ部材がカセット本体から外れることを抑制することが可能な給紙カセットを提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による給紙カセットは、給紙ローラを含む画像形成装置に脱着可能に装着され、用紙が収納されるカセット本体と、カセット本体に回動可能に取り付けられ、回動されることにより用紙を持ち上げて画像形成装置の給紙ローラに用紙を接触させる持ち上げ部材とを備えた給紙カセットにおいて、カセット本体は、持ち上げ部材が回動可能に係合する第1係合部を含み、持ち上げ部材は、カセット本体の第1係合部に係合する第2係合部と、カセット本体に当接可能に突出するように一体的に形成され、持ち上げ部材がカセット本体の第1係合部と持ち上げ部材の第2係合部との係合位置を支点に回動する際に、回動角度が所定の角度になった場合に、カセット本体と当接して、持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する回動規制部とを含み、カセット本体の底部には、持ち上げ部材の第2係合部が挿入される挿入穴と、挿入穴に隣接するように樹脂製のカセット本体に一体的に設けられた弾性変形可能な板バネ部とが設けられており、持ち上げ部材の第2係合部は、カセット本体の板バネ部を撓ませることによりカセット本体の底部の挿入穴を介して第1係合部の下面側に係合するように設けられ、持ち上げ部材が所定の角度回動した場合に、持ち上げ部材の第2係合部がカセット本体の底部の挿入穴の内側面に当接するとともに、回動規制部がカセット本体の底部の上面に当接する。
この第1の局面による給紙カセットでは、カセット本体に回動可能に係合する持ち上げ部材に、持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する回動規制部を設けることによって、持ち上げ部材が通常の給紙動作時の回動角よりも大きい所定の角度分回動する方向に負荷が加わった場合にも、回動規制部により持ち上げ部材の回動が規制されるので、持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動することに起因して持ち上げ部材がカセット本体から脱落するという不都合が発生することを抑制することができる。また、持ち上げ部材がカセット本体の第1係合部と持ち上げ部材の第2係合部との係合位置を支点に回動する際に、回動角度が所定の角度になった場合に、回動規制部がカセット本体と当接して、持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制することによって、容易に、持ち上げ部材の回動を規制することができるので、容易に、持ち上げ部材がカセット本体から脱落することを抑制することができる。また、回動規制部を、カセット本体に当接可能に突出するように、樹脂製の持ち上げ部材に一体的に形成することによって、回動規制部を有する持ち上げ部材を容易に樹脂成形により形成することができる。また、カセット本体の底部に、持ち上げ部材の第2係合部が挿入される挿入穴と、挿入穴に隣接するようにカセット本体に一体的に設けられた弾性変形可能な板バネ部とを設け、持ち上げ部材の第2係合部を、板バネ部を撓ませることによりカセット本体の第1係合部の挿入穴に挿入してカセット本体の第1係合部と係合させることによって、容易に、カセット本体の第1係合部と持ち上げ部材の第2係合部とを係合させることができるので、容易に、給紙カセットを組み立てることができる。また、持ち上げ部材の第2係合部を、カセット本体の底部の挿入穴を介して第1係合部の下面側に係合するように形成するとともに、持ち上げ部材が所定の角度回動した場合に、持ち上げ部材の第2係合部がカセット本体の底部の挿入穴の内側面に当接し、かつ、回動規制部がカセット本体の底部の上面に当接するように構成することによって、持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しようとすると、第2係合部が挿入穴の内側面に当接するとともに、回動規制部がカセット本体の底部の上面に当接するので、2点の当接により、より有効に持ち上げ部材の動きを規制することができる。
この発明の第2の局面による給紙カセットは、給紙ローラを含む画像形成装置に脱着可能に装着され、用紙が収納されるカセット本体と、カセット本体に回動可能に取り付けられ、回動されることにより用紙を持ち上げて画像形成装置の給紙ローラに用紙を接触させるとともに、所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する回動規制部を有する持ち上げ部材とを備える。
この第2の局面による給紙カセットでは、カセット本体に回動可能に係合する持ち上げ部材に、持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する回動規制部を設けることによって、持ち上げ部材が通常の給紙動作時の回動角よりも大きな角度分回動する方向に負荷が加わった場合にも、回動規制部により持ち上げ部材の回動が規制されるので、持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動することに起因して持ち上げ部材がカセット本体から脱落するという不都合が発生することを抑制することができる。
上記第2の局面による給紙カセットにおいて、好ましくは、カセット本体は、持ち上げ部材が回動可能に係合する第1係合部を含み、持ち上げ部材は、カセット本体の第1係合部に係合する第2係合部を含み、持ち上げ部材が、カセット本体の第1係合部と持ち上げ部材の第2係合部との係合位置を支点に回動する際に、回動角度が所定の角度になった場合に、回動規制部がカセット本体と当接して、持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する。このように構成すれば、容易に、持ち上げ部材の回動を規制することができるので、容易に、持ち上げ部材がカセット本体から脱落することを抑制することができる。
この場合、好ましくは、回動規制部は、カセット本体に当接可能に突出するように、樹脂製の持ち上げ部材に一体的に形成されている。このように構成すれば、回動規制部を有する持ち上げ部材を容易に樹脂成形により形成することができる。
上記した、持ち上げ部材の回動角度が所定の角度になった場合に回動規制部がカセット本体と当接して持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する構成において、好ましくは、カセット本体の底部には、持ち上げ部材の第2係合部が挿入される挿入穴と、挿入穴に隣接するように樹脂製のカセット本体に一体的に設けられた弾性変形可能な板バネ部とが設けられており、持ち上げ部材の第2係合部は、カセット本体の板バネ部を撓ませることによりカセット本体の挿入穴に挿入されて第1係合部と係合される。このように構成すれば、容易に、カセット本体の第1係合部と持ち上げ部材の第2係合部とを係合させることができるので、容易に、給紙カセットを組み立てることができる。
上記した、持ち上げ部材の回動角度が所定の角度になった場合に回動規制部がカセット本体と当接して持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する構成において、好ましくは、カセット本体の底部には持ち上げ部材の第2係合部が挿入される挿入穴が設けられており、持ち上げ部材の第2係合部が挿入される挿入穴を含み、持ち上げ部材の第2係合部は、カセット本体の底部の挿入穴を介して第1係合部の下面側に係合するように設けられ、持ち上げ部材が所定の角度回動した場合に、持ち上げ部材の第2係合部がカセット本体の底部の挿入穴の内側面に当接するとともに、回動規制部がカセット本体の底部の上面に当接する。このように構成すれば、持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しようとすると、第2係合部が挿入穴の内側面に当接するとともに、回動規制部がカセット本体の底部の上面に当接するので、2点の当接により、より有効に持ち上げ部材の動きを規制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態による給紙カセットおよび給紙カセットが装着される熱転写プリンタの全体構成を示す斜視図である。図3は、本発明の一実施形態による給紙カセットおよび給紙カセットが装着される熱転写プリンタの断面図である。図4〜図10は、本発明の一実施形態による給紙カセットの構造の詳細を示す図である。まず、図1〜図10を参照して、本発明の一実施形態による給紙カセットおよび給紙カセットが装着される熱転写プリンタの構造について説明する。なお、本実施形態では、本発明の給紙カセットが装着される画像形成装置の一例として熱転写プリンタについて説明する。
本発明の一実施形態による給紙カセット10は、図1および図2に示すように、熱転写プリンタ20に脱着可能に装着することが可能なように構成されている。
給紙カセット10は、図4〜図6に示すように、樹脂製のカセット本体11と、樹脂製の持ち上げ部材12と、樹脂製の蓋部材13(図6参照)とを備えている。また、樹脂製の蓋部材13は、図6に示すように、用紙50(図3参照)に埃などが付着するのを抑制するために設けられているとともに、カセット本体11に対してスライド可能に取り付けられる。また、図4〜図7に示すように、カセット本体11は、持ち上げ部材12が回動可能に係合する一対の係合部11aと、後述する一対の用紙分離壁22bを逃がすための一対の切欠部11bと、後述する押上げ部材25を逃がすための切欠部11cと、給紙カセット10の装着時に熱転写プリンタ20と係合する弾性変形可能な一対の取付部11dと、用紙50(図3参照)のB方向(図7参照)の位置を揃えるための2つの凸部11eと、凸部11eに用紙50(図3参照)を付勢するための用紙付勢部11fと、蓋部材13をカセット本体11に対してスライド可能にガイドするガイド部11gと、用紙50(図3参照)を支持するための給紙方向(A方向)に延びる3つのリブ11hとを有する。なお、一対の係合部11aは、本発明の「第1係合部」の一例である。
また、図4に示すように、一対の取付部11dは、給紙カセット10のカセット本体11の外側側面から突出する外側突出部分を有するように給紙カセット10のカセット本体11に一体的に設けられている。この取付部11dは、給紙カセット10を熱転写プリンタ20に装着する際に後述する熱転写プリンタ20の取付部装着部22cと係合することにより、給紙カセット10を熱転写プリンタ20に対して固定する機能を有する。また、3つのリブ11hは、給紙時に用紙50(図3参照)が搬送される際のガイドとしての機能を有し、カセット本体11の後端からカセット本体11の一対の係合部11aの近傍まで伸びるように形成されている。
また、本実施形態では、図4〜図8に示すように、カセット本体11の底部には、それぞれ、持ち上げ部材12の係合部12aが挿入される挿入穴11iと、挿入穴11iに隣接するようにカセット本体に一体的に設けられた板バネ部11jとを有する。本実施形態では、持ち上げ部材12は、板バネ部11jの撓みを利用することにより挿入穴11iを介してカセット本体11の係合部11aと係合する。この点については後で詳細に説明する。
また、持ち上げ部材12は、図4〜図6、図9および図10に示すように、カセット本体11の一対の係合部11aに係合する一対の係合部12aと、給紙カセット10を熱転写プリンタ20に装着した時に一対の用紙分離壁22bを逃がすための一対の切欠部12bとを有する。なお、係合部12aは、本発明の「第2係合部」の一例である。また、持ち上げ部材12の係合部12aは、持ち上げ部材12が回動する際の回動軸となる軸部12cと、軸部12cから持ち上げ部材12と平行に突出するように形成された係止部12dとを有する。この係止部12dは、挿入穴11iから挿入されてカセット本体11の係合部11aの下面側に係合する。また、持ち上げ部材12の軸部12cの給紙方向と直交する方向(B方向)の幅W2(図10参照)は、カセット本体11の係合部11aの給紙方向と直交する方向(B方向)の幅W1(図7参照)とほぼ同じ大きさを有する。このため、持ち上げ部材12は、カセット本体11に対して給紙方向と直交する方向(B方向)にずれることが抑制される。
ここで、本実施形態では、図1〜図6、図9および図10に示すように、持ち上げ部材12は、カセット本体11に当接可能に突出するように一体的に設けられた2つの回動規制部12eを有する。この2つの回動規制部12eは、カセット本体11の3つのリブ11hとの干渉を避けるために、図7に示すように、3つのリブ11hに対して、平面的に見て、給紙方向と直交する方向(B方向)にずらした位置に配置されている。また、回動規制部12eは、図4および図5に示すように、持ち上げ部材12の回動軸の軸線に沿った位置に設けられ、持ち上げ部材12をカセット本体11に取り付けた状態で、カセット本体11の底部の上面に対して上側に位置する。すなわち、持ち上げ部材12が回動軸(軸部12c)を中心に上方に回動すると、回動規制部12eは、回動軸(軸部12c)を中心に下方に回動する。これにより、持ち上げ部材12が所定の角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)分回動すると、回動規制部12eがカセット本体11の底部の上面に当接する。また、図5に示すように、回動規制部12eは、カセット本体11の底面から垂直方向に間隔D1を隔てるように形成されている。また、回動規制部12eの給紙方向(A方向)の長さLは、上記間隔D1に対応して大きさが決定され、持ち上げ部材12の所定の回動角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)以下の回動角度では回動規制部12eがカセット本体11の底部の上面に接触しないように形成されている。これにより、通常の給紙動作において、回動規制部12eは、カセット本体11と接触することがなく、給紙動作に影響しない。その一方、持ち上げ部材12が所定の角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)より大きい角度分回動しようとした場合、この回動規制部12eがカセット本体11の底部の上面に当接することにより、持ち上げ部材12の回動が規制される。この点については、後で詳細に説明する。
また、図6に示すように、蓋部材13は、カセット本体11に装着するときにカセット本体11の取付部11dと係合する取付部係合部13aを有する。給紙カセット10が熱転写プリンタ20に装着されていないときには、蓋部材13の取付部係合部13aは、カセット本体11の取付部11dと係合している。一方、図示しないが、給紙カセット10が熱転写プリンタ20に装着する際には、ユーザーは、蓋部材13の取付部係合部13aをカセット本体11の取付部11dから外す。そして、蓋部材13を、カセット本体11のガイド部11gに沿ってカセット本体11に対して給紙方向(A方向)と反対方向にスライドさせた状態で給紙カセット10を熱転写プリンタ20に装着する。これにより、給紙カセット10は、蓋部材13が給紙動作に影響を及ぼすことがないように構成されている。
また、熱転写プリンタ20は、図1および図2に示すように、金属製のシャーシ21と、給紙カセット装着部22と、用紙50を熱転写プリンタ20内部へ搬送するためのゴム製の給紙ローラ23と、給紙ローラギア24と、用紙50(図3参照)が載置された持ち上げ部材12を上方に押し上げて、用紙50(図3参照)を給紙ローラ23に押圧させる押上げ部材25と、給紙カセット10が熱転写プリンタ20に装着されたことを検知するセンサ部26と、給紙ローラ23などを駆動するためのモータ27と、用紙50(図3参照)に画像を印字するための印字ヘッド28と、印字ヘッド28を押圧する図示しない押圧部材および押上げ部材25を駆動するためのモータ29と、モータ27およびモータ29を取り付けるためのモータブラケット30と、インクシート(図示せず)が内蔵されたインクシートカートリッジ31と、インクシートを巻き取るための巻取リール32と、揺動可能な揺動ギア33と、給紙ローラギア24にモータ27の駆動力を伝えるための複数の中間ギア34と、ゴム製の排紙ローラ35と、排紙ローラギア36とを有する。
また、シャーシ21は、図1および図2に示すように、モータブラケット30が取り付けられる一方側面21aと、他方側面21bと、一方側面21aと他方側面21bとを連結する底面21cとを有する。また、シャーシ21の他方側面21bには、インクシート(図示せず)が内蔵されたインクシートカートリッジ31を取り付けるためのインクシートカートリッジ挿入孔21dが設けられている。
また、図1および図2に示すように、給紙カセット装着部22は、給紙カセット10を熱転写プリンタ20に装着するときの一対のガイド部22aと、用紙50(図3参照)の二重送りを防止するための一対の用紙分離壁22bと、給紙カセット10を熱転写プリンタ20に装着したときにカセット本体11の一対の取付部11dと係合する一対の取付部装着部22cとを有する。また、図2に示すように、給紙カセット10を熱転写プリンタ20に装着した時には、カセット本体11の一対の切欠部11bおよび持ち上げ部材12の一対の切欠部12bには、一対の用紙分離壁22bが位置する。また、図2および図3に示すように、給紙カセット10を熱転写プリンタ20に装着した時には、持ち上げ部材12の上方には、給紙ローラ23が位置し、持ち上げ部材12の下方には、押上げ部材25が位置する。また、給紙ローラ23は、回転することにより、押上げ部材25によって押し上げられた用紙50(図3参照)を熱転写プリンタ20の内部に搬送する機能を有する。また、給紙ローラ23の一方端には、給紙ローラギア24が取り付けられており、給紙ローラギア24の回転に伴い給紙ローラ23も回転する。
また、図1に示すように、センサ部26は、給紙カセット装着部22の一方端近傍に配置されている。また、センサ部26は、突起部26aを有する。給紙カセット10が熱転写プリンタ20の給紙カセット装着部22に装着されると、突起部26aが給紙カセット10によって押し込まれることによって、センサ部26により給紙カセット10が装着されたことが検出される。
図11は、本発明の一実施形態による給紙カセットを上下逆向きにした状態を示す図である。次に、図11を参照して、本発明の一実施形態による給紙カセットの回動規制部の回動規制機能について説明する。
本実施形態による給紙カセット10を上下逆向きにすると、図11に示すように、持ち上げ部材12が所定の角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)より大きい角度分回動しようとした場合には、持ち上げ部材12の係合部12aがカセット本体11の底部の挿入穴11iの内側面に当接するとともに、回動規制部12eがカセット本体11の底部の上面に当接する。この2点の当接により、持ち上げ部材12には、回動を止める方向の力が2ヵ所に加えられるので、持ち上げ部材12の回動が停止する。これにより、持ち上げ部材12が所定の回動角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)より大きい角度分回動することが効果的に抑制されることによって、カセット本体11の係合部11aと持ち上げ部材12の係合部12aとの係合が外れにくくなる。このため、持ち上げ部材12がカセット本体11から脱落することが抑制される。
次に、図12〜図14を参照して、本発明の一実施形態による給紙カセットの組立方法について説明する。
まず、図12に示すように、持ち上げ部材12の係合部12aをカセット本体11の係合部11a(板バネ部11j)の上方に位置させる。次に、持ち上げ部材12の係合部12aを板バネ部11jに押し付けると、図13に示すように、板バネ部11jは、下方に撓む。その状態で、挿入穴11iを介して持ち上げ部材12の係止部12dをカセット本体11の係合部11aとの係合位置まで図13のC方向にスライドさせると、板バネ部11jは、持ち上げ部材12の係合部12aによる下方への押圧力から開放される。これにより、図14に示すように、板バネ部11jの撓みが元に戻り、カセット本体11の係合部11aと持ち上げ部材12の係合部12aとが係合する。この後、持ち上げ部材12を下方(図14のD方向)に回動させることにより、図5に示したように、カセット本体11の係合部11aの下面に持ち上げ部材12の係合部12aの係止部12dの上面が係合した状態になる。このようにして、本実施形態では、持ち上げ部材12をカセット本体11に容易に回動可能に取り付けることが可能である。
図15は、本発明の一実施形態による給紙カセットおよび熱転写プリンタの断面図である。次に、図1〜図3および図15を参照して、本発明の一実施形態による給紙カセットおよび熱転写プリンタの給紙動作を説明する。
まず、図1に示した状態から、図2に示すように、給紙カセット10を熱転写プリンタ20に装着する。なお、給紙カセット10には、図3に示すように、持ち上げ部材12の上面に用紙50が載置されている。給紙カセット10が熱転写プリンタ20に装着された場合には、図3に示すように、用紙50が載置された持ち上げ部材12の上方に給紙ローラ23が位置する。また、持ち上げ部材12の下方(カセット本体11の切欠部11cに対応する位置)には、押上げ部材25が位置する。この状態で、モータ29(図2参照)が駆動する。モータ29の駆動力は、図示しない駆動力伝達機構を介して、押上げ部材25を、図15に示すように、E方向(上方)へ回動する。押上げ部材25は、給紙カセット10の装着時には、持ち上げ部材12の下方に位置するので、押上げ部材25がE方向(上方)へ回動することにより、持ち上げ部材12も、係合部12aを中心に図15に示すF方向に回動する。これによって、持ち上げ部材12に載置された用紙50が給紙ローラ23に当接するまで上方に押し上げられる。
また、このとき、モータ27(図2参照)も駆動しており、モータ27の駆動力は、複数の中間ギア34を介して給紙ローラギア24を図2のG方向に回転させる。これによって、給紙ローラ23は図15に示すG方向に回転される。
上記押し上げられた用紙50は、図15に示すように、G方向に回転している給紙ローラ23に押圧される。そして、給紙ローラ23と用紙50との摩擦力により、用紙50は、熱転写プリンタ20の内部へ搬送される。なお、本実施形態では、持ち上げ部材12が回動動作を行う際に、持ち上げ部材12の回動規制部12eはカセット本体11と当接しないように形成されているため、給紙動作は問題なく行われる。
本実施形態では、上記のように、カセット本体11に回動可能に係合する持ち上げ部材12に、持ち上げ部材12が所定の回動角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)より大きい角度分回動するのを規制する回動規制部12eを設けることによって、持ち上げ部材12が所定の回動角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)よりも大きな角度分回動する方向に負荷が加わった場合にも、回動規制部12eにより持ち上げ部材12の回動が規制されるので、持ち上げ部材12が所定の回動角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)よりも大きな角度分回動することに起因して持ち上げ部材12がカセット本体11から脱落するという不都合が発生することを抑制することができる。
また、持ち上げ部材12がカセット本体11の係合部11aと持ち上げ部材12の係合部12aとの係合位置を支点に回動する際に、回動角度が所定の角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)になった場合に、回動規制部12eがカセット本体11と当接して、持ち上げ部材12が所定の角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)より大きい角度分回動しないように規制することによって、容易に、持ち上げ部材12の回動を規制することができるので、容易に、持ち上げ部材12がカセット本体11から脱落することを抑制することができる。
また、回動規制部12eを、カセット本体11に当接可能に突出するように、樹脂製の持ち上げ部材12に一体的に形成することによって、回動規制部12eを有する持ち上げ部材12を容易に樹脂成形により形成することができる。
また、カセット本体11の底部に、持ち上げ部材12の係合部12aが挿入される挿入穴11iと、挿入穴11iに隣接するようにカセット本体11に一体的に設けられた板バネ部11jとを設け、持ち上げ部材12の係合部12aを、板バネ部11jを撓ませることによりカセット本体11の挿入穴11iを介してカセット本体11の係合部11aと係合させることによって、容易に、カセット本体11の係合部11aと持ち上げ部材12の係合部12aとを係合させることができるので、容易に、給紙カセット10を組み立てることができる。
また、持ち上げ部材12の係合部12aを、カセット本体11の底部の挿入穴11iを介してカセット本体11の係合部11aの下面側に係合するように形成するとともに、持ち上げ部材12が所定の角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)回動した場合に、持ち上げ部材12の係合部12aがカセット本体11の底部の挿入穴11iの内側面に当接し、かつ、回動規制部12eがカセット本体11の底部の上面に当接するように構成することによって、持ち上げ部材12が所定の回動角度(通常の給紙動作に必要な回動角度よりも大きな角度)より大きい角度分回動すると、持ち上げ部材12の係合部12aが挿入穴11iの内側面に当接するとともに、回動規制部12eがカセット本体11の底部の上面に当接するので、2点の当接により、より有効に持ち上げ部材12の動きを規制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、持ち上げ部材に回動規制部を2つ設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、持ち上げ部材に回動規制部を、1つ設けてもよいし、3つ以上設けてもよい。
本発明の一実施形態による給紙カセットおよび熱転写プリンタの全体構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットおよび熱転写プリンタの全体構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットおよび熱転写プリンタの断面図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットの平面図である。 図4の50−50線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットの分解斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットのカセット本体の平面図である。 図7の100−100線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットの持ち上げ部材の斜視図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットの持ち上げ部材の平面図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットを上下逆向きにした状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットの組立方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットの組立方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットの組立方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による給紙カセットおよび熱転写プリンタの給紙動作を説明するための断面図である。
符号の説明
10 給紙カセット
11 カセット本体
11a 係合部
11i 挿入穴
11j 板バネ部
12 持ち上げ部材
12a 係合部
12e 回動規制部
20 熱転写プリンタ
23 給紙ローラ
50 用紙

Claims (6)

  1. 給紙ローラを含む画像形成装置に脱着可能に装着され、用紙が収納されるカセット本体と、前記カセット本体に回動可能に取り付けられ、回動されることにより前記用紙を持ち上げて前記画像形成装置の給紙ローラに前記用紙を接触させる持ち上げ部材とを備えた給紙カセットにおいて、
    前記カセット本体は、前記持ち上げ部材が回動可能に係合する第1係合部を含み、
    前記持ち上げ部材は、前記カセット本体の第1係合部に係合する第2係合部と、前記カセット本体に当接可能に突出するように一体的に形成され、前記持ち上げ部材が前記カセット本体の第1係合部と前記持ち上げ部材の第2係合部との係合位置を支点に回動する際に、回動角度が所定の角度になった場合に、前記カセット本体と当接して、前記持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する回動規制部とを含み、
    前記カセット本体の底部には、前記持ち上げ部材の第2係合部が挿入される挿入穴と、前記挿入穴に隣接するように樹脂製の前記カセット本体に一体的に設けられた弾性変形可能な板バネ部とが設けられており、
    前記持ち上げ部材の第2係合部は、前記カセット本体の板バネ部を撓ませることにより前記カセット本体の底部の挿入穴を介して前記第1係合部の下面側に係合するように設けられ、
    前記持ち上げ部材が所定の角度回動した場合に、前記持ち上げ部材の第2係合部が前記カセット本体の底部の挿入穴の内側面に当接するとともに、前記回動規制部が前記カセット本体の底部の上面に当接する、給紙カセット。
  2. 給紙ローラを含む画像形成装置に脱着可能に装着され、用紙が収納されるカセット本体と、
    前記カセット本体に回動可能に取り付けられ、回動されることにより前記用紙を持ち上げて前記画像形成装置の給紙ローラに前記用紙を接触させるとともに、所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する回動規制部を有する持ち上げ部材とを備えた、給紙カセット。
  3. 前記カセット本体は、前記持ち上げ部材が回動可能に係合する第1係合部を含み、
    前記持ち上げ部材は、前記カセット本体の第1係合部に係合する第2係合部を含み、
    前記持ち上げ部材が、前記カセット本体の第1係合部と前記持ち上げ部材の第2係合部との係合位置を支点に回動する際に、回動角度が所定の角度になった場合に、前記回動規制部が前記カセット本体と当接して、前記持ち上げ部材が所定の回動角度より大きい角度分回動しないように規制する、請求項2に記載の給紙カセット。
  4. 前記回動規制部は、前記カセット本体に当接可能に突出するように、樹脂製の前記持ち上げ部材に一体的に形成されている、請求項3に記載の給紙カセット。
  5. 前記カセット本体の底部には、前記持ち上げ部材の第2係合部が挿入される挿入穴と、前記挿入穴に隣接するように樹脂製の前記カセット本体に一体的に設けられた弾性変形可能な板バネ部とが設けられており、
    前記持ち上げ部材の第2係合部は、前記カセット本体の板バネ部を撓ませることにより前記カセット本体の挿入穴に挿入されて前記第1係合部と係合される、請求項3または4に記載の給紙カセット。
  6. 前記カセット本体の底部には、前記持ち上げ部材の第2係合部が挿入される挿入穴が設けられており、
    前記持ち上げ部材の第2係合部は、前記カセット本体の底部の挿入穴を介して前記第1係合部の下面側に係合するように設けられ、
    前記持ち上げ部材が所定の角度回動した場合に、前記持ち上げ部材の第2係合部が前記カセット本体の底部の挿入穴の内側面に当接するとともに、前記回動規制部が前記カセット本体の底部の上面に当接する、請求項3〜5のいずれか1項に記載の給紙カセット。
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