JP2007207286A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通常の光ディスクを用いながらも、光ディスクに記録したデータの保持性能を高寿命化させることが可能な光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 光ピックアップ30から照射するレーザー光によって光ディスク20にデータを記録する光ディスク装置10において、光ディスク20の経年劣化に伴ってデビエーションが変化したときに最適デビエーションとなるように、データ記録時のデビエーションを最適デビエーションから外してデータを記録するように光ピックアップ30を制御する制御手段40を具備することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、光ディスク装置に関し、より詳細には、光ディスクへのデータ記録直後における反射光信号のデビエーションおよびベータ値のうち少なくとも一方を最適状態から外れるようにして光ディスクにデータを記録することにより、光ディスクに記録したデータの記録品位を長期にわたって維持することができる光ディスク装置に関する。
光ディスクに記録したデータの記録品位を長期にわたって維持するためには、例えば光ディスクの保護膜を構成する材料に耐久性のある材料を採用する方法が用いられている。このような技術として、例えば特許文献1に開示されているような技術が提案されている。特許文献1に係る技術は、光ディスクの保護膜の材料に硫黄やリンを含有させることによって保護膜の腐食を防止し、光ディスクに記録したデータの記録品位を長期にわたって維持しようとするものである。
特開平7−37284号公報
特許文献1記載の光ディスクのように、保護膜に硫黄やリンを含有させるためには、材料的にも工程的にも手間がかかり、光ディスクの製造コストが高騰してしまうといった課題がある。また、硫黄やリンは有害物質であるため、光ディスクの製造時におけるこれらの材料の取り扱いが厄介であるといった課題もある。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、通常の材料により形成されている光ディスクを用いながらも、光ディスクに記録したデータの記録品位を長期間維持させることが可能な光ディスク装置を提供することにある。
本発明に係る光ディスク装置は以下の構成を備える。
すなわち、光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持するために、光ディスクの経年劣化に伴ってデビエーションが変化したときに最適デビエーションとなるように、データ記録時のデビエーションを最適デビエーションから外して前記光ディスクにデータを記録するように前記光ピックアップを制御する制御手段を具備することを特徴とする光ディスク装置である。
これにより、記録直後から直ちにデータ記録品位の劣化が始まらず、光ディスクに記録したデータの記録品位の低下が先延ばしされる。
また、光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持するために、光ディスクの経年劣化に伴ってベータ値が変化したときに最適ベータ値となるように、データ記録時のベータ値を最適ベータ値から外して前記光ディスクにデータを記録するように前記光ピックアップを制御する制御手段を具備することを特徴とする光ディスク装置である。
さらに、光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持するために、光ディスクの経年劣化に伴ってデビエーションおよびベータ値が変化したときに、デビエーションまたはベータ値の少なくとも一方が最適状態となるように、データ記録時のデビエーションおよびベータ値を最適デビエーションおよび最適ベータ値から外して前記光ディスクにデータを記録するように前記光ピックアップを制御する制御手段を具備することを特徴とする光ディスク装置である。
また、光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持することを目的として、最適条件によりデータが記録された直後の最適デビエーションと、前記最適条件によりデータが記録された光ディスクの劣化後における劣化デビエーションとを用い、前記最適デビエーションから前記劣化デビエーションに変化した状態と逆の変化状態に前記最適デビエーションを変化させることにより得られる補正デビエーションが得られるストラテジを補正ストラテジとして、光ディスクの種類に対応させて予め記憶されている記憶手段を具備し、前記制御手段は、光ディスクが装着された後に、該装着された光ディスクの種類を特定した後、該特定された光ディスクの種類に対応する補正ストラテジを前記記憶手段から抽出し、該抽出された補正ストラテジを用いて前記光ピックアップにより前記装着された光ディスクへデータを記録させることを特徴とする光ディスク装置である。
さらにまた、光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持することを目的として、最適条件によりデータが記録された直後の最適ベータ値と、前記最適条件によりデータが記録された光ディスクの劣化後における劣化ベータ値とを用い、前記最適ベータ値から前記劣化ベータ値に変化した状態と逆の変化状態に前記最適ベータ値を変化させることにより得られる補正ベータ値を、光ディスクの種類に対応させて予め記憶されている記憶手段を具備し、前記制御手段は、光ディスクが装着された後に、該装着された光ディスクの種類を特定し、該特定された光ディスクの種類に対応する補正ベータ値を前記記憶手段から抽出した後、当該補正ベータ値を目標値としてOPC動作により補正レーザー光出力を決め、当該補正レーザー光出力を用いて前記光ピックアップにより前記装着された光ディスクへデータを記録させることを特徴とする光ディスク装置である。
さらには、光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持することを目的として、最適条件によりデータが記録された直後の最適デビエーションおよび最適ベータ値と、前記最適条件によりデータが記録された光ディスクの劣化後における劣化デビエーションおよび劣化ベータ値とを用い、前記最適デビエーションから前記劣化デビエーションに変化した状態と逆の変化状態に前記最適デビエーションを変化させることにより得られる補正デビエーションが得られるストラテジを補正ストラテジとし、また、前記最適ベータ値から前記劣化ベータ値に変化した状態と逆の変化状態に前記最適ベータ値を変化させることにより得られるベータ値を補正ベータ値とし、前記補正ストラテジおよび補正ベータ値を光ディスクの種類に対応させて予め記憶されている記憶手段を具備し、前記制御手段は、光ディスクが装着された後に、該装着された光ディスクの種類を特定し、該特定された光ディスクの種類に対応する補正ストラテジおよび補正ベータ値をそれぞれ前記記憶手段から抽出した後、前記補正ベータ値を目標値としてOPC動作を実行し、補正レーザー光出力を決め、前記補正ストラテジおよび補正レーザー光出力を用いて前記光ピックアップにより前記装着された光ディスクへデータを記録させることを特徴とする光ディスク装置である。
また、前記記憶手段には、光ディスクにデータを最適な状態で記録するための最適ストラテジおよび最適ベータ値も光ディスクの種類に対応させた状態で予め記憶されていて、前記制御手段が光ディスクにデータを記録する場合に使用させるストラテジおよびベータ値のうち少なくとも一つを、前記記憶手段に記憶されている前記最適ストラテジ、前記補正ストラテジ、前記最適ベータ値、前記補正ベータ値の中からユーザーにより選択することが可能な入力手段を有していることを特徴とする。
これにより、ユーザーは光ディスクへのデータ書き込みを行う際において、通常のデータ書き込み方式と、長寿命用のデータ書き込み方式のいずれかを選択することが可能になり、記録するデータの目的などに応じて適宜使い分けをすることができるようになる。
本発明に係る光ディスク装置によれば、通常の材料により形成された光ディスクであっても、光ディスクに記録したデータの記録品位を長期にわたって維持することができる。
また、光ディスクにデータを書き込みした直後にデータ記録品位を最適にする従来方式でのデータ記録方式と、光ディスクに記録したデータを長期にわたって維持することができるデータ記録方式のいずれかをユーザが選択可能にすることが可能になり、目的に応じて光ディスクへのデータの書き込み方式を使い分けすることができる。
(第1の実施の形態)
以下、図面に基づいて本実施の形態における光ディスク装置の最良の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図2は、最適デビエーションと劣化デビエーションと補正デビエーションの相関を示す説明図である。図3は、最適ベータ値と劣化ベータ値と補正ベータ値の相関を示す説明図である。
デビエーションは、光ディスク20の再生信号の物理的な基本要素の一つであり、ピットとランドの位置の理論値に対する分布の偏りのことである。また、ベータ値は、ピットとランドの物理的な記録のバランスを示す指標である。すなわち、デビエーションおよびベータ値の変化は、反射信号の状態(すなわち、光ディスク20に記録したデータの品位)に直接的に影響を与えるものである。
本実施の形態における光ディスク装置10は、光ディスク20へレーザー光を照射する光ピックアップ30と、光ピックアップ30からのRF信号を2値化するRFアンプ40と、制御手段50と、記憶手段60と、光ディスク20に記録するデータを変換するエンコーダ70からなる一般的な構成を有するものである。
光ピックアップ30は、光ディスク20にレーザー光を照射するレーザーダイオード32と、光ディスク20からの反射光を受光するフォトダイオード34を有している。
また、制御手段50は、CPU52と、光ピックアップ30のレーザーダイオード32へ供給する電力量を制御するためのレーザードライバー54とにより構成されており、記憶手段60に予め記憶されているファームウェアFに従って光ディスク装置10の各構成部品の動作を制御している。
記憶手段60には、光ディスク20の種類(ディジタル多目的ディスク(DVD)であるかコンパクトディスク(CD)であるか、R、RW、RAMであるか、データ書き込み速度が何倍速であるか等)に応じた補正ストラテジHSTと補正ベータ値HBが予め記憶されている。補正ストラテジHSTおよび補正ベータ値HBは、光ディスク装置メーカーによる実験等により予め算出されている。
補正ストラテジHSTと補正ベータ値HBのそれぞれについて具体的に説明する。
まず、補正ストラテジHSTについて説明する。図2に示すように、光ディスク20に最適条件(光ディスク20の種類、メディアメーカー等に応じて、光ディスク装置メーカーが予め行った実験により経験的に算出したストラテジ、レーザー光出力のデータ記録条件であって、光ディスクへのデータを書き込みした直後におけるデータ記録品位が最適になる条件のことをいう)でデータを記録した直後における最適デビエーションと、最適条件でデータ記録をした光ディスク20が劣化した状態における劣化デビエーションを、計測者が例えば一般的なパーソナルコンピュータ(以下、PCという)を用いてそれぞれ計測すると共に、PC等において使用可能に設けられている記憶手段に記憶させる。
計測に用いているPCの制御手段(例えばCPU)は、最適デビエーションを、最適デビエーションの状態から劣化デビエーションの状態に変化した状態と逆の変化状態に変化させることにより補正デビエーションを算出する。このようにして算出された補正デビエーションを得ることができるストラテジは、最適ストラテジを元にしてPCの制御手段により算出することができる。このようにして得られたストラテジを補正ストラテジHSTとしている。
次に、補正ベータ値HBについて説明する。補正ベータ値HBも、補正ストラテジHSTと同様に、光ディスク装置メーカーによる実験等により予め算出されている。図3に示すように、光ディスク20に最適条件でデータを記録した直後における最適ベータ値と、最適条件でデータ記録をした光ディスク20が劣化した状態における劣化ベータ値を計測者がPC等を用いてそれぞれ計測すると共に、計測に用いているPC等において利用可能に設けられている記憶手段に記憶させる。
計測に用いているPCのCPUは、最適ベータ値を、最適ベータ値の状態から劣化ベータ値の状態に変化した状態と逆の変化状態に変化させることにより補正ベータ値HBを算出する。このようにして得られたベータ値を補正ベータ値HBとしている。
以上に説明したとおり、補正デビエーションと補正ベータ値は、計測に用いられているPC等の制御手段により、それぞれの最適状態を、最適状態から劣化状態に変化した状態と逆の変化状態に変化させることで算出しているが、最適状態から劣化状態に変化した変化状態の絶対値(変化の度合い)と、最適状態を最適状態から劣化状態に変化した変化状態と逆の変化状態に変化させる絶対値は、必ずしも一致させなくても良い。
光ディスク20に記録したデータ状態が再現できる範囲であれば、補正デビエーションHDBと補正ベータ値HBを算出する際における最適デビエーションおよび最適ベータ値からの変化の度合いは適宜変更することができるのはもちろんである。
次に、光ディスク装置10に装着された光ディスク20へのデータ書き込みの処理手順について説明する。図4は、光ディスク装置に装着された光ディスクへのデータ書き込み処理手順を示すフロー図である。
ユーザーにより光ディスク20が本発明に係る光ディスク装置10に装着される(ステップ1)と、CPU52がリードイン領域からの反射光信号により、光ディスク装置10に装着された光ディスク20のメディアメーカーや、光ディスク20の種類(ディジタル多目的ディスク(DVD)であるかコンパクトディスク(CD)であるか、R、RW、RAMであるか、データ書き込み速度が何倍速であるか等)を判別する(ステップ2)。
装着された光ディスク20の種類が判別された後、制御手段50は、光ディスク装置10に装着された光ディスク20に適合する補正ストラテジHSTと補正ベータ値HBを記憶手段60から読み出す(ステップ3)。その後、CPU52は装着された光ディスク20において補正ベータ値HBを目標値としてOPC動作を実行してレーザー光出力を算出する(ステップ4)。制御手段50は、このようにして得られたレーザー光出力を補正レーザー光出力HLPとして、記憶手段60に一時的に記憶させる(ステップ5)。
レーザードライバー54は、記憶手段60から読み出した補正ストラテジHSTおよび補正レーザー光出力HLPを用いて光ピックアップ30のレーザーダイオード32の動作を制御しながら光ディスク20にデータを記録させる(ステップ6)のである。
図5は、従来技術と本発明に係る技術を用いて同じ光ディスクの同じデータを記録した場合における、ベータ値とデビエーションの指標品位の経過的変化を表すグラフである。また、図6は、従来技術と本発明に係る技術を用いて同じ光ディスクに同じデータを記録した場合における、記録データの総合的品位の経時的変化を表すグラフである。
補正ストラテジHSTおよび補正レーザー光出力HLPに基づいたデータ記録を実行すれば、図5に示すようにデータ記録後の反射光信号のデビエーションとベータ値の指標品位は、一旦向上する変化をしてから徐々に低下する変化を示すことになる。デビエーションおよびベータ値の指標品位は、光ディスク20へのデータ書き込み品位に直接的に影響を与えるため、デビエーションおよびベータ値の指標品位の経時的変化が図5に示すよう変化をなすと、光ディスクへのデータ書き込み品位の経時的変化は、図6に示すような変化状態を示すことになる。
図6から明らかなように、最適ストラテジおよび最適ベータ値で光ディスク20にデータを書き込みした場合におけるデータの記録品位の経時的変化に比べ、補正ストラテジHSTおよび補正ベータ値HBで光ディスク20にデータを書き込みした場合におけるデータの記録品位の経時的変化は、データ記録直後においては、データの記録品位が若干低いものの、データ記録直後以外においては逆に高くなっている。また、光ディスクに記録したデータにおいて、エラー訂正可能レベルを満足する時間が長くなっている。すなわち、補正ストラテジHSTおよび補正ベータ値HB(補正レーザー光出力)を用いた光ディスク20へのデータ書き込みをすることで、最適ストラテジおよび最適ベータ値(最適レーザー光出力)を用いてデータが書き込まれた光ディスク20に比べて長寿命にすることができる。
ところで、ストラテジの変化は主としてデビエーションに影響を与えるものであるが、ベータ値に対しても若干影響を与える。一方、データ書き込み用レーザー光出力の変化は、主としてベータ値に影響を与えるものであるが、デビエーションに対しても若干影響を与える。
すなわち、先の実施の形態で説明したように、光ディスク20へのデータ書き込みを行う際には、必ずしも補正ストラテジHSTと補正ベータ値の両方を同時に適用しなくても良いことになる。補正ストラテジHSTと補正ベータ値のいずれか一方のみを採用した場合であっても光ディスク20のデータ記録品位の寿命を長くすることができる。
具体的には、光ディスク装置10の記憶装置60に、光ディスク20の種類に応じた補正ストラテジHSTと最適ベータ値を予め記憶させておき、光ディスク装置10に光ディスク20が装着されたら、装着された光ディスク20の種類を判別させた後、装着された光ディスク20に該当する補正ストラテジHSTおよび最適ベータ値を記憶手段から読み出した後、通常のOPC動作を実行させて、光ディスク20へのデータ書き込みレーザー光出力を求め、補正ストラテジHSTと通常のデータ書き込みレーザー光出力(最適レーザー光出力)に基づいて、光ディスク20にデータを書き込む形態(他の実施形態1)であっても良い。
また、光ディスク装置10の記憶装置60に、光ディスク20の種類に応じた最適ストラテジおよび補正ベータ値HBのみを予め記憶させておき、光ディスク装置10に光ディスク20が装着されたら、装着された光ディスク20の種類を判別させた後、装着された光ディスク20に該当する最適ストラテジおよび補正ベータ値HBを記憶手段から読み出した後、補正ベータ値HBを目標値としてOPC動作を実行し、光ディスク20へのデータ書き込みレーザー光出力(補正レーザー光出力HLP)を求め、補正レーザー光出力HLPおよび最適デビエーションに基づいて、光ディスク20にデータを書き込む形態(他の実施形態2)であってもよい。
これらの他の実施形態1,2によりデータが記録された光ディスク20であっても、データの記録品位の経時的変化は、図5に示すようなグラフとなり、いわゆる最適条件で光ディスク20にデータを記録した場合に比べて、データの記録品位を長寿命にすることができる。
さらに他の形態として、光ディスク装置10の記憶手段60に、光ディスクの種類に対応させた最適ストラテジ、最適ベータ値、補正ストラテジHST、補正ベータ値HBを予め記憶させておき、光ディスク装置10に光ディスク20を装着した後に、光ディスク20へのデータ記録方式を通常の方式(最適ストラテジおよび最適ベータ値を用い、データ記録直後のデータ記録品位が最高となる)で行うか、光ディスク20へのデータ記録方式を長寿命にする方式(補正ストラテジHST、補正ベータ値HBのうちの少なくとも一つを用いて光ディスク20にデータを記録する方式)で行うか、ユーザーが選択可能とするように、入力手段を設ける形態としても良い。ここでいう入力手段は、光ディスク装置10本体に設けられたキーの他、光ディスク装置10が接続されているPCのキーボード、マウスおよびデータ書き込みソフトによるものであっても良い。
さらにデータの記録方式を長寿命にする選択をした場合には、補正ストラテジHST、補正ベータ値HBのうちどのような組み合わせを採用するかについてもユーザーが選択した後、先に説明した入力手段を用いて入力可能に設定しておくことがより好ましい。
以上に、実施の形態に基づいて、本願発明を説明してきたが、本願発明は以上の実施の形態に限定されるものではないもはもちろんである。
要は、ストラテジおよび/またはレーザー光出力を最適条件から外して光ディスク20へデータを書き込みすることにより、光ディスク20へのデータ記録直後におけるデビエーションおよび/またはベータ値を最適デビエーションおよび/または最適ベータ値から外すことにより、光ディスク20へ記録したデータの記録品位を長期にわたって維持させることができれば良いのである。
第1の実施の形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 最適デビエーションと劣化デビエーションと補正デビエーションの相関を示す説明図である。 最適ベータ値と劣化ベータ値と補正ベータ値の相関を示す説明図である。 光ディスク装置に装着された光ディスクへのデータ書き込み処理手順を示すフロー図である。 従来技術と本発明に係る技術を用いて同じ光ディスクの同じデータを記録した場合における、ベータ値とデビエーションの品位と経過時間の関係を表すグラフである。 従来技術と本発明に係る技術を用いて同じ光ディスクに同じデータを記録した場合における、記録データの総合的品位と経過時間の関係を表すグラフである。
符号の説明
10 光ディスク装置
20 光ディスク
30 光ピックアップ
32 レーザーダイオード
34 フォトダイオード
40 RFアンプ
50 制御手段
52 CPU
54 レーザーダイオード
60 記憶手段
70 エンコーダー

Claims (7)

  1. 光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、
    前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持するために、光ディスクの経年劣化に伴ってデビエーションが変化したときに最適デビエーションとなるように、データ記録時のデビエーションを最適デビエーションから外して前記光ディスクにデータを記録するように前記光ピックアップを制御する制御手段を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、
    前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持するために、光ディスクの経年劣化に伴ってベータ値が変化したときに最適ベータ値となるように、データ記録時のベータ値を最適ベータ値から外して前記光ディスクにデータを記録するように前記光ピックアップを制御する制御手段を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、
    前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持するために、光ディスクの経年劣化に伴ってデビエーションおよびベータ値が変化したときに、デビエーションまたはベータ値の少なくとも一方が最適状態となるように、データ記録時のデビエーションおよびベータ値を最適デビエーションおよび最適ベータ値から外して前記光ディスクにデータを記録するように前記光ピックアップを制御する制御手段を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持することを目的として、
    最適条件によりデータが記録された直後の最適デビエーションと、前記最適条件によりデータが記録された光ディスクの劣化後における劣化デビエーションとを用い、
    前記最適デビエーションから前記劣化デビエーションに変化した状態と逆の変化状態に前記最適デビエーションを変化させることにより得られる補正デビエーションが得られるストラテジを補正ストラテジとして、光ディスクの種類に対応させて予め記憶されている記憶手段を具備し、
    前記制御手段は、
    光ディスクが装着された後に、該装着された光ディスクの種類を特定した後、該特定された光ディスクの種類に対応する補正ストラテジを前記記憶手段から抽出し、該抽出された補正ストラテジを用いて前記光ピックアップにより前記装着された光ディスクへデータを記録させることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持することを目的として、
    最適条件によりデータが記録された直後の最適ベータ値と、前記最適条件によりデータが記録された光ディスクの劣化後における劣化ベータ値とを用い、
    前記最適ベータ値から前記劣化ベータ値に変化した状態と逆の変化状態に前記最適ベータ値を変化させることにより得られる補正ベータ値を、光ディスクの種類に対応させて予め記憶されている記憶手段を具備し、
    前記制御手段は、光ディスクが装着された後に、該装着された光ディスクの種類を特定し、該特定された光ディスクの種類に対応する補正ベータ値を前記記憶手段から抽出した後、当該補正ベータ値を目標値としてOPC動作により補正レーザー光出力を決め、当該補正レーザー光出力を用いて前記光ピックアップにより前記装着された光ディスクへデータを記録させることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 光ピックアップから照射するレーザー光によって光ディスクにデータを記録する光ディスク装置において、前記光ディスクに記録したデータを読み込む際における反射光信号のエラー訂正可能なレベルを長期にわたって維持することを目的として、
    最適条件によりデータが記録された直後の最適デビエーションおよび最適ベータ値と、前記最適条件によりデータが記録された光ディスクの劣化後における劣化デビエーションおよび劣化ベータ値とを用い、
    前記最適デビエーションから前記劣化デビエーションに変化した状態と逆の変化状態に前記最適デビエーションを変化させることにより得られる補正デビエーションが得られるストラテジを補正ストラテジとし、また、前記最適ベータ値から前記劣化ベータ値に変化した状態と逆の変化状態に前記最適ベータ値を変化させることにより得られるベータ値を補正ベータ値とし、前記補正ストラテジおよび補正ベータ値を光ディスクの種類に対応させて予め記憶されている記憶手段を具備し、
    前記制御手段は、
    光ディスクが装着された後に、該装着された光ディスクの種類を特定し、該特定された光ディスクの種類に対応する補正ストラテジおよび補正ベータ値をそれぞれ前記記憶手段から抽出した後、
    前記補正ベータ値を目標値としてOPC動作を実行し、補正レーザー光出力を決め、前記補正ストラテジおよび補正レーザー光出力を用いて前記光ピックアップにより前記装着された光ディスクへデータを記録させることを特徴とする光ディスク装置。
  7. 前記記憶手段には、光ディスクにデータを最適な状態で記録するための最適ストラテジおよび最適ベータ値も光ディスクの種類に対応させた状態で予め記憶されていて、
    前記制御手段が光ディスクにデータを記録する場合に使用させるストラテジおよびベータ値のうち少なくとも一つを、前記記憶手段に記憶されている前記最適ストラテジ、前記補正ストラテジ、前記最適ベータ値、前記補正ベータ値の中からユーザーにより選択することが可能な入力手段を有していることを特徴とする請求項4〜6のうちのいずれか一項に記載の光ディスク装置。
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