JP2007261925A - セラミックス成形体の製造方法およびこれを用いたセラミックス焼結体の製造方法 - Google Patents

セラミックス成形体の製造方法およびこれを用いたセラミックス焼結体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007261925A
JP2007261925A JP2006093103A JP2006093103A JP2007261925A JP 2007261925 A JP2007261925 A JP 2007261925A JP 2006093103 A JP2006093103 A JP 2006093103A JP 2006093103 A JP2006093103 A JP 2006093103A JP 2007261925 A JP2007261925 A JP 2007261925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded body
solvent
mixture
curing agent
mixing step
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006093103A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Nakano
康博 中野
Masaki Yoshino
正樹 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2006093103A priority Critical patent/JP2007261925A/ja
Publication of JP2007261925A publication Critical patent/JP2007261925A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、原料混合物が凝集することなく容易に成形でき、形状保持性が高く寸法精度に優れた、乾燥時の割れ等がなく、また焼結体としたときの物性に優れたセラミックス成形体の製造方法を提供する。
【解決手段】窒化物系セラミックス粉体、硬化性樹脂、硬化剤、および溶媒を混合する混合工程、該混合物を成形型内に注入して成形し、含溶媒セラミックス成形体とする成形工程、該成形型を取り除く脱型工程、該脱型工程によって得られた含溶媒セラミックス成形体を乾燥させる乾燥工程を有するセラミックス成形体の製造方法であって、該混合工程が、窒化物系セラミックス粉体、硬化性樹脂、および溶媒からなる混合物にpH調整剤を添加してpHを9.0以上10.0未満に調整する第1混合工程、第1混合工程で得られた混合物にpH調整剤を添加してpHを10.0以上12.0以下に調整する第2混合工程、第2混合工程で得られた混合物に硬化剤を添加する第3混合工程からなることを特徴とするセラミックス成形体の製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、セラミックス製品を容易に製造するためのセラミック成形体の製造方法に関するものである。
近年、複雑形状のセラミックス部品を要求されるようになり、射出成形、鋳込み成形、押出し成形等で検討がなされ、各種硬化性樹脂や水硬化性ウレタンを硬化させることで成形体を得る方法や樹脂が提案されている(例えば特許文献1、2、3、4参照)。
しかし、いずれの場合にも、乾燥又は脱脂工程により成形体から溶媒やバインダーを除去する際に、寸法精度の悪化、反り、割れ等の問題を起こすことがある。また、溶媒を含んだ状態での強度は非常に低いため、賦形後、成形完了まで成形体の形状を維持することが非常に難しいことが多い。中でも複雑な形状の成形に適している鋳込み成形の場合、脱型後から乾燥が終了するまでの間の形状保持が問題となることが多い。そこで、かかる保形性の向上をはかるためにセラミック粉末とゲル化成分及び水を含むスラリーを鋳込みゲル化させた後、成形体を凍結させ、真空凍結乾燥により乾燥するセラミックの製造方法が提案されている(例えば特許文献5参照)。しかしながら真空凍結乾燥は脱型後凍結させると凍結するまでの間に自重による変形を起こしたり、水の凍結による体積膨張の影響から割れることがある。また、凍結後脱型しようとすると、凍結による体積膨張で、成形体が型と密着して折角凍結した成形体を加熱しないと取り出せなくなる等の問題がある。
また、セラミックス粉体、硬化性樹脂、溶媒、および溶媒により凝集する化合物を含む混合物を、成形、焼結するセラミックス成形体の製造方法が提案されている。(特許文献6参照)しかしながら、保形性は向上したが、乾燥時に割れが発生したり、焼結後の物性が低下することがあり、複雑な形状に対応できる製造方法は見いだされていないのが現状である。
また、一般に非酸化物系セラミックス粉末は水系溶媒への分散は難しい。例えば、窒化珪素は等電点がpH7付近にあり、ゼータ電位はそれより酸性側では+になり、アルカリ側では−になり分散することが知られており、そのpH操作を利用して分散させる方法が提案されている。(特許文献7、8、9参照)しかりながらこれらの方法を、硬化性樹脂と混合して硬化させる成形法に用いた場合、混合中に凝集固化したり、硬化剤の添加により瞬時に凝集固化してしまい、必要とする成形体が得られない等の問題がある。
特公平7−22931号公報 特開平10−217212号公報 特開平11−171651号公報 特開2001−278673号公報 特開平11−262907号公報 特開2005−53716号公報 特開平07−267614号公報 特開平07−82033号公報 特開平09−142936号公報
本発明の目的は、原料混合物が凝集することなく容易に成形でき、形状保持性が高く、成形乾燥時の割れ等がなく、また焼結体としたときの物性に優れたセラミックス成形体の製造方法を提供することにある。
本発明は、かかる課題を解決するために以下のような手段を採用するものである。すなわち、窒化物系セラミックス粉体、硬化性樹脂、硬化剤、および溶媒を混合する混合工程、該混合物を成形型内に注入して成形し、含溶媒セラミックス成形体とする成形工程、該成形型を取り除く脱型工程、該脱型工程によって得られた含溶媒セラミックス成形体を乾燥させる乾燥工程を有するセラミックス成形体の製造方法であって、該混合工程が、窒化物系セラミックス粉体、硬化性樹脂、および溶媒からなる混合物にpH調整剤を添加してpHを9.0以上10.0未満に調整する第1混合工程、第1混合工程で得られた混合物にpH調整剤を添加してpHを10.0以上12.0以下に調整する第2混合工程、第2混合工程で得られた混合物に硬化剤を添加する第3混合工程からなることを特徴とするセラミックス成形体の製造方法である。
本発明により、原料混合物が凝集することなく容易に成形でき、形状保持性が高く、乾燥時の割れがなく、また焼結体としたときの物性が優れたセラミックス成形体の製造方法を提供することができる。特に大型の複雑形状セラミックスの成形に好適である。
本発明は、窒化物系セラミックス粉体、硬化性樹脂、硬化剤、および溶媒を混合する混合工程、該混合物を成形型内に注入して成形し、含溶媒セラミックス成形体とする成形工程、該成形型を取り除く脱型工程、該脱型工程によって得られた含溶媒セラミックス成形体を乾燥させる乾燥工程を有するセラミックス成形体の製造方法であって、該混合工程が、窒化物系セラミックス粉体、硬化性樹脂、および溶媒からなる混合物にpH調整剤を添加してpHを9.0以上10.0未満に調整する第1混合工程、第1混合工程で得られた混合物にpH調整剤を添加してpHを10.0以上12.0以下に調整する第2混合工程、第2混合工程で得られた混合物に硬化剤を添加する第3混合工程からなることを特徴とするセラミックス成形体の製造方法である。石膏型等の吸水性の成形型を用いない鋳込み方法はセラミックス粉体、硬化性樹脂、硬化剤ならびに溶媒を含む混合物を作成し、成形型内に注入して成形し、含溶媒セラミックス成形体とした後前記成形型を取り除き乾燥させる方法であるが、セラミックス粉体、溶媒、硬化性樹脂、硬化剤の組み合わせが悪いと流動性の良い、成形に適した混合物が得られない。また、環境問題の観点から溶媒は水系へと移行しているが、そのため非酸化物系セラミックス粉体を流動性の良い分散状態の混合物にすることが難しくなってきた。バインダーにエポキシ樹脂を、セラミックス粉体に窒化物系セラミックスを用い、硬化剤としてアミンを添加すると、混合物は凝集固化してしまい、鋳込むことが困難となる。ここでいう窒化物系セラミックス粉体とは窒化珪素、窒化チタン、窒化アルミニウム、SIALON等をいう。特に主成分が窒化珪素である場合は顕著である。ここでいう主成分とは重量が全体の50%以上を占める成分のことをいう。
この問題を解決するために、第1混合工程において、水に良く分散した混合物を作製するためにpHを9.0以上10.0未満の範囲にすることが重要である。pHが9未満では混合物の分散性が劣り、pHが10以上では硬化剤を添加した時に凝集が起こることがある。第1混合工程のpHの調整にはアルカリや分散剤を添加して調整すると良い。アルカリには水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、アンモニア等があげられるが、他の成分の作用を妨害しないものを適宜選んで使用するのが望ましい。また、分散剤はアルカリ側で効果を発揮しまた維持するものが好ましい。ポリカルボン酸のアンモニウム塩はアルカリ性で分散効果を発揮し、また強アルカリ側に調整したときに過吸着による凝集等の悪影響を起こす可能性が低く好ましい。経時変化に対する混合物の安定性からpH調整剤に分散剤を用いることが望ましい。
第2混合工程において、第1混合工程で得られた混合物にpH調整剤を添加してpHを10.0以上12.0以下に調整する必要がある。pHが10.0を下まわると硬化剤を添加したときに凝集固化することがあり、pHが12.0を上まわるとpHを調整しながら混合している段階で粘度が高くなり流動性がわるくなる。10.5以上11.5以下の範囲がより好ましい。
第2混合工程のpHの調整にはアルカリを添加して調整することが望ましい。アルカリには水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、アンモニア等があげられるが、他の成分の作用を妨害しないものを適宜選んで使用するのが望ましい。
第2混合工程でpHを調整して安定させた後、第3混合工程で硬化剤を添加することが重量である。また第1段階から第3段階における混合物の温度を20℃以下に保持することが望ましい。温度の上昇による混合物中の成分とpH調整剤の反応、分散剤の吸着量の増加による凝集、硬化性樹脂と硬化剤の急激な反応等による混合物の凝集を引き起こす可能性があり温度制御することが望ましく、好ましくは15℃、より好ましくは10℃以下が望ましい。
前記硬化性樹脂が水溶性のエポキシ樹脂であり、前記硬化剤がアミンであることが望ましい。本発明において用いる硬化性樹脂とは重合反応により3次元網目構造を形成するものであればよいが混合物の流動性を高め、成形型への注入を良好にするという点から液状であることが望ましい。硬化性樹脂と溶媒の親和性についても、親和性が悪いと分離して成形体内部で偏析し、焼結時にポアなどの欠陥の原因となる恐れがあるので、溶媒との親和性のよい硬化性樹脂を選択することが望ましい。かかる硬化性樹脂としては、例えば、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アクリル酸樹脂、ウレタン樹脂等を挙げることができるが、エポキシ樹脂は成形体の保形性を高めるために望ましい。エポキシ樹脂としては、例えばビスフェノールA型、ビスフェノールF型等のビスフェノール類のジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等のグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、メチルグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、シクロヘキセンオキサイド型エポキシ樹脂、ゴム変性エポキシ樹脂などが挙げられる。環境への影響から溶媒は水系が好ましく、そのため硬化性樹脂も水溶性が好ましく、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、メチルグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、シクロヘキセンオキサイド型エポキシ樹脂が好ましく、中でもグリシジルエーテル型エポキシ樹脂が室温でも円滑に硬化が起こるのでより好ましい。
エポキシ樹脂の平均分子量は20〜30000が好ましく、平均分子量50〜3000が粉体との混合が容易であり、かつ一定の機械強度が得られることから、より好ましい。さらに好ましくは50〜2500である。かかるエポキシ樹脂は単独で、または複数を組み合わせて用いることもできる。
本発明の製造方法において、硬化性樹脂は、5〜15体積%が好ましい。硬化性樹脂の含有量が前記混合物中、5体積%未満であると含溶媒成形体及び乾燥成形体の強度が不十分な場合があり、15体積%を超えると含溶媒成形体を乾燥工程中に割れが発生したり、乾燥成形体を焼結体とするための脱脂工程や焼結工程など、硬化樹脂を除去する工程において、割れ等の問題が発生するという場合があり好ましくない。
硬化剤を適宜選択することにより、室温で硬化が進行する系とすることは、大型の成形体を製造する上で、型の耐熱性などに自由度が増すため好ましい。硬化剤としては、アミン系硬化剤は反応が迅速であるという点で好ましく、また、室温において硬化可能なことから型の耐熱性などに自由度が増すため好ましい。アミン系硬化剤としては、脂肪族アミン、脂環族アミン、芳香族アミンなどが挙げられ、モノアミン、ジアミン、トリアミン、ポリアミンのいずれも用いることができるが、炭素数が4〜20のアミンが好ましい。炭素数が4未満では成形体の弾力性が低く乾燥割れを起こすことがあり、炭素数が20を超えると粘度が高くなってくること、硬化した樹脂が緻密になりにくいことがある。また、分子内に反応性が良く、また架橋点として3次元構造を形成しやすい1級アミン、反応が緩やかな2級アミン、反応の触媒機能を持つ3級アミンを含む構造であると、効果が迅速であるが不均一な硬化や変形等を発生させないので好ましい。また環状構造を含むと耐衝撃性が向上するので好ましい。例えば1−(2−アミノエチル)ピペラジンは、常温から200℃程度までの広い硬化温度をとることができ、また不均質な硬化や変形が発生することがなく、好ましい。
硬化剤を添加する場合、その添加量は硬化性樹脂との組合せにより適宜決めることができる。すなわち硬化性樹脂の官能基当量と硬化剤の活性基当量により、好ましい配合比は異なるが、例えば、硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を、硬化剤としてポリアミン系硬化剤を用いる場合には、エポキシ当量に対するアミン系硬化剤の活性水素当量の比が0.8〜1.5程度とすることが硬化性の点から好ましい。
作成した成形体はこれに使用した粉体や成形体の形状によってそれぞれ適した条件で、乾燥、脱脂、焼結することにより、クラックや反りなどのない良好な焼成体を得ることができる。
前記混合物が窒化物系セラミックス粉体を35〜60体積%含有することが望ましい。35体積%未満では含溶媒成形体の弾性率が低く形状保形性が悪く、また乾燥割れを起こす可能性がある。60体積%を超えると混合物の粘度が高くなり成形性が悪くなる可能性があり好ましくない。
本発明において前記混合物の粘度が5Pa・s以下であると良い。粘度は粘度計で測定することができる。セラミックス粉体を含む混合物は非ニュートン流体であり、剪断速度により粘度は変化するため、本発明ではせん断速度1.9(1/s)のときの値とする。5Pa・s以上になると流動性が悪く、複雑形状の成形型に上手く注入できなかったり、また混合物に大きな泡がかみこみ、欠陥となることがあり好ましくない。好ましくは2Pa・s以下、より好ましくは1Pa・s以下が望ましい。
また混合物中の溶媒とは、環境への影響から水系が望ましく、有機溶媒等を添加せず、水だけが特に望ましい。水はフィルターを通したものや、イオン交換水を用いる事が望ましい。
保形性の指標として含溶媒成形体の弾性率を用いることができる。含溶媒成形体は粘弾性の特性を持つため応力により弾性率が変化するため、本発明における含溶媒成形体の弾性率は応力7MPaの場合の値とする。大型複雑形状成形体を作製するためには25MPa以上、より好ましくは30MPa以上、さらに好ましくは35MPa以上であることが望ましい。
得られたセラミックス成形体を焼結体にするために脱脂、焼結を行う。脱脂条件はバインダーの種類、量、成形体の形状等、焼結温度、雰囲気は使用するセラミックス素材及びセラミックス成形体の形状等により適宜決定すると良い。特に大型成形体や肉厚成形体は脱脂による割れが発生しないように600℃程度まで30℃/時間以下の速度で昇温してバインダーを取り除くと良い。
以下実施例について述べる。
実施例の物性の測定、評価は以下のように行った。
(1)BET比表面積
BET比表面積の測定はJIS−R1626(1996)「ファインセラミックス粉体の気体吸着BET法による比表面積の測定方法」に則り、BET1点法で行った。
(2)混合物のpH
各混合物のpHはpH計を用いて測定した。pH計は堀場製作所製pHメーターD−14 を用いた。
(3)混合物の温度
温度計を用いて混合物の温度を測温した。
(4)混合物の粘度
作成した硬化剤添加前の混合物を粘度計によって粘度を測定した。粘度計は株式会社トキメック製E型粘度計DVU−EII型を用いた。測定条件は、ローターは標準1°34′R24を用い、温度10℃、回転数0.5rpm(剪断速度1.9(1/s))とした。
(5)成形体の弾性率
作成した含溶媒成形体サンプルを3点曲げ試験し、変位量と曲げ荷重を連続的に測定し、式(1)及び式(2)により、含溶媒成形体は曲げ応力7MPa時の弾性率を求めた。測定数n=10とし、平均値を含溶媒成形体の弾性率とした。装置は米倉製作所製万能型試験機CATY2000を用いた。測定条件は以下のとおりである。含溶媒成形体の測定は成形型から脱型後すぐに測定した。
測定雰囲気:20±5℃、相対湿度40±10%
支点間距離:20mm
上部圧子の曲率半径:5mm
下部圧子の曲率半径:5mm
クロスヘッド速度:0.5mm/秒
試験片サイズ:φ9.5×40mm
σ=9.8×8×P×L/(π×D) (1)
σ:曲げ応力(MPa)
P:曲げ荷重(kg)
L:支点間距離(mm)
D:サンプル直径(mm)
E=4×9.8×P×L/(3×π×D×Y) (2)
E:弾性率(MPa)
P:曲げ荷重(kg)
L:支点間距離(mm)
D:サンプル直径(mm)
Y:変位量(mm)。
(6)乾燥時の割れ
作製した100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルを温度30℃、相対湿度60%で24時間加湿乾燥し、割れの有無を確認した。乾燥には恒温恒湿乾燥機を用いた。
(6)焼結体の相対密度
焼結体の焼結密度をアルキメデス法により測定した。焼結密度を理論密度で除した値を百分率で表した値を相対密度とした。各物質の理論密度は以下のとおりとした。
窒化珪素:3.24g/cm
窒化アルミニウム:3.30g/cm
実施例1
表1の実施例1に示す処方をボールミルに入れ24時間混合した。ボールミルは水冷式のジャケットを有し、5℃に設定した。
セラミックス粉体:窒化珪素(比表面積:BET値 3.1m/g)
硬化性樹脂:水溶性エポキシ樹脂(グリシジルエーテル型)(ナガセケムテックス製“EX−314”)
溶媒:イオン交換水
分散剤:ポリカルボン酸塩(中京油脂製“D−735”(含有量20%))
焼結助剤としてスピネル(MgAlO)粉体、酸化ジルコニウム(2.5モル酸化イットリウム含有)粉体を添加した。
次に、ボールミルから混合物を取り出し、pH、温度を測定後、ロータリーエバポレーターに入れて冷却しながらNaOH水溶液を添加しpHを10.9に調整した。調整中も温度を測定した。30分以上放置後、冷却しながら硬化剤を混合し、成形型に流し込み、20℃で24時間放置して硬化させ含溶媒成形体を得た。硬化剤は1−(2−アミノエチル)ピペラジンを使用し、混合中も温度を測定し、添加後の混合物の粘度を測定した。硬化剤添加後の粘度は変化していくので、硬化剤の混合時間を3分とし、その後1分以内に粘度の測定を行った。
成形型はそれぞれシリコーンゴム製φ9.5mm×40mm、PP製100mm×70mm、厚さ20mmを用いた。φ9.5mm×40mm含溶媒成形体サンプルで含溶媒成形体の弾性率を測定した。100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルは温度30℃相対湿度60%で24時間加湿乾燥し、割れの有無を確認した。また、100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルを温度30℃相対湿度80%で5日間加湿乾燥後、100℃で24時間熱風乾燥し、乾燥成形体を得、さらに窒素雰囲気下で600℃まで25℃/時間で昇温後、さらに昇温し1750℃で2時間焼結し焼結体サンプルを得た。得られた焼結体サンプルで密度を測定した。結果は表1に示すとおり、硬化剤添加後の粘度は低く、含溶媒成形体の弾性率は高く、また乾燥割れは発生しなかった。焼結体の相対密度は99.0%であった。
実施例2
表1の実施例2に示す処方をボールミルに入れ24時間混合した。
セラミックス粉体:窒化珪素(比表面積:BET値 5.9m/g)
硬化性樹脂:水溶性エポキシ樹脂(グリシジルエーテル型)(坂本薬品工業製“SR−PG”)
溶媒:イオン交換水
分散剤:ポリカルボン酸塩(中京油脂製“D−735”(含有量20%))
焼結助剤としてスピネル(MgAlO)粉体、酸化ジルコニウム(2.5モル酸化イットリウム含有)粉体を添加した。
次に、ボールミルから混合物を取り出し、pH、温度を測定後、ロータリーエバポレーターに入れてアンモニア水を添加しpHを10.6に調整した。調整中も温度を測定した。30分以上放置後硬化剤を混合し、成形型に流し込み、20℃で24時間放置して硬化させ含溶媒成形体を得た。硬化剤は1−(2−アミノエチル)ピペラジンを使用し、混合中も温度を測定し、添加後の混合物の粘度を測定した。硬化剤添加後の粘度は変化していくので、硬化剤の混合時間を3分とし、その後1分以内に粘度の測定を行った。
成形型はそれぞれシリコーンゴム製φ9.5mm×40mm、PP製100mm×70mm、厚さ20mmを用いた。φ9.5mm×40mm含溶媒成形体サンプルで含溶媒成形体の弾性率を測定した。100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルは温度30℃相対湿度60%で24時間加湿乾燥し、割れの有無を確認した。また、100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルを温度30℃相対湿度80%で5日間加湿乾燥後、100℃で24時間熱風乾燥し、乾燥成形体を得、さらに窒素雰囲気下で600℃まで25℃/時間で昇温後、さらに昇温し1750℃で2時間焼結し焼結体サンプルを得た。得られた焼結体サンプルで密度を測定した。結果は表1に示すとおり、硬化剤添加後の粘度は低く、含溶媒成形体の弾性率は高く、また乾燥割れは発生しなかった。焼結体の相対密度は98.8%であった。
実施例3
表1の実施例3に示す処方をボールミルに入れ24時間混合した。
セラミックス粉体:窒化珪素(比表面積:BET値 6.8m/g)
硬化性樹脂:水溶性エポキシ樹脂(グリシジルエーテル型)(坂本薬品工業製“SR−PG”)
溶媒:イオン交換水
分散剤:ポリカルボン酸塩(中京油脂製“D−305”(含有量40%))
焼結助剤としてスピネル(MgAlO)粉体、酸化ジルコニウム(2.5モル酸化イットリウム含有)粉体を添加した。
次に、ボールミルから混合物を取り出し、pH、温度を測定後、ロータリーエバポレーターに入れてNaOH水溶液を添加しpHを11.7に調整した。調整中も温度を測定した。30分以上放置後硬化剤を混合し、成形型に流し込み、20℃で24時間放置して硬化させ含溶媒成形体を得た。硬化剤は1−(2−アミノエチル)ピペラジンを使用し、混合中も温度を測定し、添加後の混合物の粘度を測定した。硬化剤添加後の粘度は変化していくので、硬化剤の混合時間を3分とし、その後1分以内に粘度の測定を行った。
成形型はそれぞれシリコーンゴム製φ9.5mm×40mm、PP製100mm×70mm、厚さ20mmを用いた。φ9.5mm×40mm含溶媒成形体サンプルで含溶媒成形体の弾性率を測定した。100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルは温度30℃相対湿度60%で24時間加湿乾燥し、割れの有無を確認した。また、100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルを温度30℃相対湿度80%で5日間加湿乾燥後、100℃で24時間熱風乾燥し、乾燥成形体を得、さらに窒素雰囲気下で600℃まで25℃/時間で昇温後、さらに昇温し1750℃で2時間焼結し焼結体サンプルを得た。得られた焼結体サンプルで密度を測定した。結果は表1に示すとおり、硬化剤添加後の粘度が僅かに高くなり、また乾燥割れはサンプルエッヂ部に小さなクラックが発生したが、含溶媒成形体の弾性率は高く、焼結体の相対密度は98.5%であった。
実施例4
表1の実施例4に示す処方をボールミルに入れ24時間混合した。
セラミックス粉末:窒化珪素(比表面積:BET値 6.8m/g)
硬化性樹脂:水溶性エポキシ樹脂(グリシジルエーテル型)(坂本薬品工業製“SR−PG”)
溶媒:イオン交換水
pH調整剤:アンモニア水
焼結助剤としてスピネル(MgAlO)粉体、酸化ジルコニウム(2.5モル酸化イットリウム含有)粉体を添加した。
次に、ボールミルから混合物を取り出し、pH、温度を測定後、ロータリーエバポレーターに入れてアンモニア水を添加しpHを12.0に調整した。調整中も温度を測定した。30分以上放置後硬化剤を混合し、成形型に流し込み、20℃で24時間放置して硬化させ含溶媒成形体を得た。硬化剤は1−(2−アミノエチル)ピペラジンを使用し、混合中も温度を測定し、添加後の混合物の粘度を測定した。硬化剤添加後の粘度は変化していくので、硬化剤の混合時間を3分とし、その後1分以内に粘度の測定を行った。
成形型はそれぞれシリコーンゴム製φ9.5mm×40mm、PP製100mm×70mm、厚さ20mmを用いた。φ9.5mm×40mm含溶媒成形体サンプルで含溶媒成形体の弾性率を測定した。100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルは温度30℃相対湿度60%で24時間加湿乾燥し、割れの有無を確認した。また、100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルを温度30℃相対湿度80%で5日間加湿乾燥後、100℃で24時間熱風乾燥し、乾燥成形体を得、さらに窒素雰囲気下で600℃まで25℃/時間で昇温後、さらに昇温し1750℃で2時間焼結し焼結体サンプルを得た。得られた焼結体サンプルで密度を測定した。結果は表1に示すとおり、硬化剤添加後の粘度が少しに高くなり、また乾燥割れはサンプルエッヂ部に小さなクラックが発生したが、含溶媒成形体の弾性率は高く、焼結体の相対密度は98.2%であった。
実施例5
表1の実施例5に示す処方をボールミルに入れ24時間混合した。
セラミックス粉体:窒化アルミニウム(比表面積:BET値 3.4m/g)
硬化性樹脂:水溶性エポキシ樹脂(グリシジルエーテル型)(坂本薬品工業製“SR−PG”)
溶媒:イオン交換水
pH調整剤:NaOH水溶液
焼結助剤として酸化カルシウム粉体、窒化ホウ素粉体を添加した。
次に、ボールミルから混合物を取り出し、pH、温度を測定後、ロータリーエバポレーターに入れてNaOH水溶液を添加しpHを10.8に調整した。調整中も温度を測定した。30分以上放置後硬化剤を混合し、成形型に流し込み、20℃で24時間放置して硬化させ含溶媒成形体を得た。硬化剤は1−(2−アミノエチル)ピペラジンを使用し、混合中も温度を測定し、添加後の混合物の粘度を測定した。硬化剤添加後の粘度は変化していくので、硬化剤の混合時間を3分とし、その後1分以内に粘度の測定を行った。
成形型はそれぞれシリコーンゴム製φ9.5mm×40mm、PP製100mm×70mm、厚さ20mmを用いた。φ9.5mm×40mm含溶媒成形体サンプルで含溶媒成形体の弾性率を測定した。100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルは温度30℃相対湿度60%で24時間加湿乾燥し、割れの有無を確認した。また、100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルを温度30℃相対湿度80%で5日間加湿乾燥後、100℃で24時間熱風乾燥し、乾燥成形体を得、さらに窒素雰囲気下で600℃まで25℃/時間で昇温後、さらに昇温し1800℃で5時間焼結し焼結体サンプルを得た。得られた焼結体サンプルで密度を測定した。結果は表1に示すとおり、硬化剤添加後の粘度が少しに高くなり、また乾燥割れはサンプルエッヂ部に小さなクラックが発生したが、含溶媒成形体の弾性率は高く、焼結体の相対密度は98.3%であった。
実施例6
表1の実施例6に示す処方をボールミルに入れ24時間混合した。
セラミックス粉末:窒化珪素(比表面積:BET値 6.8m/g)
硬化性樹脂:水溶性エポキシ樹脂(グリシジルエーテル型)(坂本薬品工業製“SR−PG”)
溶媒:イオン交換水
pH調整剤:NaOH水溶液
焼結助剤としてスピネル(MgAlO)粉体、酸化ジルコニウム(2.5モル酸化イットリウム含有)粉体を添加した。
次に、ボールミルから混合物を取り出し、pH、温度を測定後、ロータリーエバポレーターに入れてNaOH水溶液を添加しpHを10.0に調整した。調整中も温度を測定した。30分以上放置後硬化剤を混合し、成形型に流し込み、20℃で24時間放置して硬化させ含溶媒成形体を得た。硬化剤はエチレンジアミンを使用し、混合中も温度を測定し、添加後の混合物の粘度を測定した。硬化剤添加後の粘度は変化していくので、硬化剤の混合時間を3分とし、その後1分以内に粘度の測定を行った。
成形型はそれぞれシリコーンゴム製φ9.5mm×40mm、PP製100mm×70mm、厚さ20mmを用いた。φ9.5mm×40mm含溶媒成形体サンプルで含溶媒成形体の弾性率を測定した。100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルは温度30℃相対湿度60%で24時間加湿乾燥し、割れの有無を確認した。また、100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルを温度30℃相対湿度80%で5日間加湿乾燥後、100℃で24時間熱風乾燥し、乾燥成形体を得、さらに窒素雰囲気下で600℃まで25℃/時間で昇温後、さらに昇温し1750℃で2時間焼結し焼結体サンプルを得た。得られた焼結体サンプルで密度を測定した。結果は表1に示すとおり、硬化剤添加後の粘度が少し高くなり、また乾燥割れはサンプルエッヂ部に小さなクラックが発生した。含溶媒成形体の弾性は少し低かったが、焼結体の相対密度は97.5%であった。
比較例1
表2の比較例1に示す処方をボールミルに入れ24時間混合した。
セラミックス粉体:窒化珪素(比表面積:BET値 3.1m/g)
硬化性樹脂:水溶性エポキシ樹脂(グリシジルエーテル型)(坂本薬品工業製“SR−PG”)
溶媒:イオン交換水
分散剤:ポリカルボン酸塩(中京油脂製“D−735”(含有量20%))
焼結助剤としてスピネル(MgAlO)粉体、酸化ジルコニウム(2.5モル酸化イットリウム含有)粉体を添加した。
次に、ボールミルから混合物を取り出し、pH、温度を測定後、ロータリーエバポレーターに入れて硬化剤を混合したら、凝集固化してしまい成形型に流し込むことが出来なかった。硬化剤は1−(2−アミノエチル)ピペラジンを使用した。結果は表2に示す。
比較例2
表2の比較例2に示す処方をボールミルに入れ24時間混合した。
セラミックス粉体:窒化珪素(比表面積:BET値 3.1m/g)
硬化性樹脂:水溶性エポキシ樹脂(グリシジルエーテル型)(坂本薬品工業製“SR−PG”)
溶媒:イオン交換水
分散剤:ポリカルボン酸塩(中京油脂製“D−305”(含有量40%))
焼結助剤としてスピネル(MgAlO)粉体、酸化ジルコニウム(2.5モル酸化イットリウム含有)粉体を添加した。
次に、ボールミルから混合物を取り出し、pH、温度を測定後、ロータリーエバポレーターに入れてNaOH水溶液を添加しpHを9.6に調整した。調整中も温度を測定した。次に硬化剤を混合し、成形型に流し込み、20℃で24時間放置して硬化させ含溶媒成形体を得た。硬化剤は1−(2−アミノエチル)ピペラジンを使用し、混合中も温度を測定し、添加後の混合物の粘度を測定した。硬化剤添加後の粘度は変化していくので、硬化剤の混合時間を3分とし、その後1分以内に粘度の測定を行った。
成形型はそれぞれシリコーンゴム製φ9.5mm×40mm、PP製100mm×70mm、厚さ20mmを用いたが、混合物の粘度が高くφ9.5mm×40mmの成形型に上手く流し込むことが出来なかった。100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルは温度30℃相対湿度60%で24時間加湿乾燥し、割れの有無を確認した。また、100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルを温度30℃相対湿度80%で5日間加湿乾燥後、100℃で24時間熱風乾燥し、乾燥成形体を得、さらに窒素雰囲気下で600℃まで25℃/時間で昇温後、さらに昇温し1800℃で2時間焼結し焼結体サンプルを得た。得られた焼結体サンプルで密度を測定した。結果は表2に示すとおり、硬化剤添加後の粘度が高くて成形性が悪く、また乾燥割れが発生した。焼結体の相対密度は95.3%と低かった。
比較例3
表2の比較例3に示す処方をボールミルに入れ24時間混合した。
セラミックス粉体:窒化硅素(比表面積:BET値 3.1m/g)
硬化性樹脂:水溶性エポキシ樹脂(グリシジルエーテル型)(坂本薬品工業製“SR−PG”)
溶媒:イオン交換水
分散剤:ポリカルボン酸塩(中京油脂製“D−735”(含有量20%))
焼結助剤としてスピネル(MgAlO)粉体、酸化ジルコニウム(2.5モル酸化イットリウム含有)粉体を添加した。
次に、ボールミルから混合物を取り出し、pH、温度を測定後、ロータリーエバポレーターに入れてNaOH水溶液を添加しpHを13.2に調整したら凝集固化してしまった。結果は表2に示す。
比較例4
表2の比較例4に示す処方をボールミルに入れ24時間混合した。
セラミックス粉体:窒化硅素(比表面積:BET値 3.1m/g)
硬化性樹脂:水溶性エポキシ樹脂(グリシジルエーテル型)(坂本薬品工業製“SR−PG”)
溶媒:イオン交換水
pH調整剤:アンモニア水
焼結助剤としてスピネル(MgAlO)粉体、酸化ジルコニウム(2.5モル酸化イットリウム含有)粉体を添加した。
次に、ボールミルから混合物を取り出し、pH、温度を測定後、ロータリーエバポレーターに入れて、硬化剤を混合し、成形型に流し込み、20℃で24時間放置して硬化させ含溶媒成形体を得た。硬化剤はエチレンジアミンを使用し、混合中も温度を測定し、添加後の混合物の粘度を測定した。硬化剤添加後の粘度は変化していくので、硬化剤の混合時間を3分とし、その後1分以内に粘度の測定を行った。
成形型はそれぞれシリコーンゴム製φ9.5mm×40mm、PP製100mm×70mm、厚さ20mmを用いたが、混合物の粘度が高くφ9.5mm×40mmの成形型に上手く流し込むことが出来なかった。100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルは温度30℃相対湿度60%で24時間加湿乾燥し、割れの有無を確認した。また、100mm×70mm、厚さ20mmの含溶媒成形体サンプルを温度30℃相対湿度80%で5日間加湿乾燥後、100℃で24時間熱風乾燥し、乾燥成形体を得、さらにアルゴン雰囲気下で600℃まで25℃/時間で昇温後、さらに昇温し2150℃で3時間焼結し焼結体サンプルを得た。得られた焼結体サンプルで密度を測定した。結果は表2に示すとおり、硬化剤添加後の粘度が高くて成形性が悪く、また乾燥割れが発生した。焼結体の相対密度は95.1%と低かった。
Figure 2007261925
Figure 2007261925
表1の実施例1〜6に示す通り、本発明のセラミックス成形体の製造方法によると、混合物の粘度が低く、含溶媒成形体の弾性率が高く、かつ乾燥割れがなく、焼結体とした場合の特性に優れた成形体を得ることができる。
本発明による成形体の製造方法は、複雑形状物、大型複雑形状物等を好適に提供できるため、大型構造用部品、半導体部品、各種精密部品などに応用することができるが、その応用範囲がこれらに限られるものではない。

Claims (7)

  1. 窒化物系セラミックス粉体、硬化性樹脂、硬化剤、および溶媒を混合する混合工程、該混合物を成形型内に注入して成形し、含溶媒セラミックス成形体とする成形工程、該成形型を取り除く脱型工程、該脱型工程によって得られた含溶媒セラミックス成形体を乾燥させる乾燥工程を有するセラミックス成形体の製造方法であって、該混合工程が、窒化物系セラミックス粉体、硬化性樹脂、および溶媒からなる混合物にpH調整剤を添加してpHを9.0以上10.0未満に調整する第1混合工程、第1混合工程で得られた混合物にpH調整剤を添加してpHを10.0以上12.0以下に調整する第2混合工程、第2混合工程で得られた混合物に硬化剤を添加する第3混合工程からなることを特徴とするセラミックス成形体の製造方法。
  2. 前記硬化性樹脂が水溶性エポキシ樹脂であり、かつ前記硬化剤が炭素数4〜20のアミンであることを特徴とする請求項1に記載のセラミックス成形体の製造方法。
  3. 前記アミンが1−(2−アミノエチル)ピペラジンであることを特徴とする請求項2に記載のセラミックス成形体の製造方法。
  4. pH調整剤がポリカルボン酸のアンモニウム塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、またはアンモニアのいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセラミックス成形体の製造方法。
  5. 前記第1混合工程、第2混合工程、および第3混合工程において混合物の温度を20℃以下に保持しながら混合を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のセラミックス成形体の製造方法。
  6. 前記混合物がセラミックス粉末を35〜60体積%含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のセラミックス成形体の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかの製造方法によって得られたセラミックス成形体を焼結することを特徴とするセラミック焼結体の製造方法。
JP2006093103A 2006-03-30 2006-03-30 セラミックス成形体の製造方法およびこれを用いたセラミックス焼結体の製造方法 Pending JP2007261925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006093103A JP2007261925A (ja) 2006-03-30 2006-03-30 セラミックス成形体の製造方法およびこれを用いたセラミックス焼結体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006093103A JP2007261925A (ja) 2006-03-30 2006-03-30 セラミックス成形体の製造方法およびこれを用いたセラミックス焼結体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007261925A true JP2007261925A (ja) 2007-10-11

Family

ID=38635281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006093103A Pending JP2007261925A (ja) 2006-03-30 2006-03-30 セラミックス成形体の製造方法およびこれを用いたセラミックス焼結体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007261925A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010037146A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Nippon Soken Inc 分散スラリーの調製方法及び分散スラリー製造装置
JP2010510916A (ja) * 2006-11-29 2010-04-08 コーニング インコーポレイテッド 耐久性ハニカム構造体
WO2018038031A1 (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 旭硝子株式会社 セラミックス材料の成形方法、セラミックス物品の製造方法及びセラミックス物品
JP2019094233A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 日本特殊陶業株式会社 セラミックス接合体の製造方法
KR20210103155A (ko) * 2020-02-13 2021-08-23 (주)삼양세라텍 세라믹 소결체 제조방법
JP2021187156A (ja) * 2020-05-26 2021-12-13 Agc株式会社 成形型、セラミックス材料の成形方法及びセラミックス物品の製造方法
CN121159260A (zh) * 2025-11-18 2025-12-19 长沙理工大学 基于凝胶注模成型的碳化硅零件制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10217212A (ja) * 1997-02-07 1998-08-18 Toray Ind Inc セラミックス成形体の製造方法
JP2001278673A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Toray Ind Inc 水溶媒系湿式成形用硬化性樹脂

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10217212A (ja) * 1997-02-07 1998-08-18 Toray Ind Inc セラミックス成形体の製造方法
JP2001278673A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Toray Ind Inc 水溶媒系湿式成形用硬化性樹脂

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510916A (ja) * 2006-11-29 2010-04-08 コーニング インコーポレイテッド 耐久性ハニカム構造体
US8454886B2 (en) 2006-11-29 2013-06-04 Corning Incorporated Durable honeycomb structures
JP2010037146A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Nippon Soken Inc 分散スラリーの調製方法及び分散スラリー製造装置
JPWO2018038031A1 (ja) * 2016-08-24 2019-06-20 Agc株式会社 セラミックス材料の成形方法、セラミックス物品の製造方法及びセラミックス物品
CN109641807A (zh) * 2016-08-24 2019-04-16 Agc株式会社 陶瓷材料的成型方法、陶瓷物品的制造方法以及陶瓷物品
WO2018038031A1 (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 旭硝子株式会社 セラミックス材料の成形方法、セラミックス物品の製造方法及びセラミックス物品
JP7092030B2 (ja) 2016-08-24 2022-06-28 Agc株式会社 セラミックス材料の成形方法及びセラミックス物品の製造方法
US11572316B2 (en) 2016-08-24 2023-02-07 AGC Inc. Method for molding ceramic material, method for producing ceramic article, and ceramic article
JP2019094233A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 日本特殊陶業株式会社 セラミックス接合体の製造方法
KR20210103155A (ko) * 2020-02-13 2021-08-23 (주)삼양세라텍 세라믹 소결체 제조방법
KR102356364B1 (ko) * 2020-02-13 2022-01-27 (주)삼양세라텍 세라믹 소결체 제조방법
JP2021187156A (ja) * 2020-05-26 2021-12-13 Agc株式会社 成形型、セラミックス材料の成形方法及びセラミックス物品の製造方法
JP7694150B2 (ja) 2020-05-26 2025-06-18 Agc株式会社 セラミックス材料の成形方法、セラミックス物品の製造方法
CN121159260A (zh) * 2025-11-18 2025-12-19 长沙理工大学 基于凝胶注模成型的碳化硅零件制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5146010B2 (ja) セラミックス成形体の製造方法およびこれを用いたセラミックス焼結体の製造方法
CN107500781B (zh) 一种多孔陶瓷的制备方法
JP4536943B2 (ja) 粉体成形体の製造方法
JPWO2018038031A1 (ja) セラミックス材料の成形方法、セラミックス物品の製造方法及びセラミックス物品
CN109851379B (zh) 一种碳纳米管/陶瓷基复合材料的制备方法
CN115551818A (zh) 陶瓷烧结体的制造方法和陶瓷烧结体
JPWO2004035281A1 (ja) セラミック成形体の製造方法
JPS6136167A (ja) 射出成形耐火性造形物の製造方法および組成物
JP2007261925A (ja) セラミックス成形体の製造方法およびこれを用いたセラミックス焼結体の製造方法
KR101904874B1 (ko) 겔캐스팅법을 이용한 퓨즈드실리카 소결체 제조 방법
JP7800445B2 (ja) セラミックス物品
JP4946014B2 (ja) セラミックス成形体の製造方法およびこれを用いたセラミックス焼結体の製造方法
JP3692682B2 (ja) セラミックス成形体の製造方法
JP2011157222A (ja) セラミックス成形体の製造方法
CN101700676B (zh) 一种凝胶注模技术中控制坯体变形性的方法
CN112341164B (zh) 一种用于玻璃热弯成型的陶瓷模具及其制备方法
CN116813354A (zh) 一种原位制备氮化硅陶瓷的方法、制得的氮化硅陶瓷及其应用
JP5033087B2 (ja) 粉体成形体の製造方法
CN1317234C (zh) 通过纤维素醚热凝胶反应实现的陶瓷部件凝胶注模成型方法
JP2001278673A (ja) 水溶媒系湿式成形用硬化性樹脂
JP4470407B2 (ja) セラミックス成形体の製造方法
US20190039121A1 (en) Binder System For Producing A Slurry And Component Produced Using The Slurry
JP3463885B2 (ja) セラミック多孔体及びその製造方法
JP2008247672A (ja) セラミックス焼結体の製造方法
JP2010228424A (ja) セラミックス成形体の製造方法およびこれを用いたセラミックス焼結体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110726