JP2007273902A - 有機led素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1つの画素内に、ITO2の膜厚がT1である第1の部分2aと、ITO2の膜厚がT2である第2の部分2bとが、所定の面積比で設けられている。膜厚T1と膜厚T2の値は、視野角による色度変化を互いに打ち消し合う値となっている。第1の部分2aと第2の部分2bとの膜厚差は、30nm〜70nmであることが好ましい。また、第1の部分2aと第2の部分2bとの段差部分は、なだらかな形状であることが好ましい。
【選択図】図14
Description
L1={(2m+1)/4}λ
L2={(m+1)/2}λ
(但し、m=0,1,・・・)
となる。したがって、光学的干渉の影響を受ける発光スペクトルや、外部量子効率が最適となるL2を求め、L2を構成する有機膜(正孔注入層や正孔輸送層)とITOとの膜厚バランスを調整することによって、有機LED素子の外部に取り出される光を大きくすることができる。
前記陽極の上に形成されて、少なくとも発光層を含む有機層と、
前記有機層の上に形成された陰極とを備えた有機LED素子において、
1つの画素内に、前記基板から前記陰極までの距離が異なる部分が所定の面積比で設けられており、
前記距離は、視野角による色度変化を互いに打ち消し合う値となっていることを特徴とするものである。
1つの画素内に、前記ITOの膜厚がT1である第1の部分と、前記ITOの膜厚がT2である第2の部分とを有し、
前記第1の部分と前記第2の部分とは所定の面積比で設けられていて、
前記T1と前記T2の値は、視野角による色度変化を互いに打ち消し合う値となっているものとすることができる。
この場合、前記第1の部分と前記第2の部分との段差部分は、なだらかな形状であることが好ましい。
あるいは、前記第1の部分と前記第2の部分との段差部分には、順テーパ形状の絶縁膜が形成されていることが好ましい。
前記基板の上の所定箇所には、前記陽極に被覆されるようにして前記陽極と屈折率の近い透明膜が設けられていて、
前記透明膜と前記陽極の積層部分と前記陽極のみからなる単層部分とは、所定の面積比で設けられており、
前記積層部分の膜厚T3と前記単層部分の膜厚T4の値は、視野角による色度変化を互いに打ち消し合う値となっているものとすることができる。
前記第1の部分と前記第2の部分とは所定の面積比で設けられていて、
前記T5と前記T6の値は、視野角による色度変化を互いに打ち消し合う値となっているものとすることができる。
I0(λ)Π{1−(ni−nj)2/(ni+nj)2} (1)
で表される。
exp{Σ2π(nd/λ)} (2)
で表される。但し、nは透過層の屈折率、dは透過層の膜厚である。
一方、観察方向を正面(視野角0度)から傾けていくと、発光色の色度座標は、あたかもITOの膜厚が薄くなったかのように、上記楕円上を反時計回りに移動することが実測から判明している。
そこで、観察角度を変えたときの発光スペクトルのシミュレーションは、観察角度に応じて、ITOの膜厚が薄くなったときの正面観察における発光スペクトルの計算結果を用いることとした。観察角度がθであるときに、有機膜とITO膜の膜厚の合計がcosθ倍に減少するとし、その減少分をITOの膜厚の減少として計算すると、得られた値は実測による結果とよく合うことがわかった。但し、ここでθは、ガラス基板からITO膜を見たときの観察角度である。ガラス基板と空気の界面では、スネルの法則にしたがって光の屈折が起こるので、θは、実際のディスプレイを観察する角度より小さくなる。例えば、視野角30度のときθは19.5度となり、視野角45度のときθは28.1度となり、視野角60度のときθは35.3度となる。
このようにして計算した視野角による色度変化を図1〜図6に示す。
図1〜図6を用いて、膜厚が厚くなった場合や視野角が大きくなった場合について、さらに説明する。
図1において、視野角が0度、30度、45度および60度であるときの色度座標は、それぞれ(0.301,0.316)、(0.318,0.326)、(0.334,0.344)および(0.351,0.370)となり、視野角0度を原点とすると、視野角が大きくなるにつれて、色度座標は反時計回りに移動している。この移動方向は、各ITOの膜厚において同様である。例えば、図6の各視野角における色度座標を示すと、0度の場合は(0.300,0.367)、60度の場合は(0.310,0.320)となる。
また、ITOの各膜厚が変わったときに色度座標がどのように移動するかを、各膜厚の視野角0度の値で示すと、膜厚が130nm、140nm、150nm、160nm、170nmおよび180nmであるときの色度座標は、それぞれ(0.310,0.316)、(0.294,0.319)、(0.291,0.328)、(0.292,0.341)、(0.296,0.354)および(0.300,0.367)となり、ITOの膜厚が厚くなるにつれて、視野角0度の色度座標は時計回りに移動することがわかる。
本実施の形態では、1つの画素内、すなわち、1つの有機LED素子について2種類の膜厚のITOを用いる。膜厚は、視野角による色度変化を互いに打ち消し合うような値に設定する。そして、膜厚の厚いITOの部分が、平面で見て円形を呈し、それ以外の部分が膜厚の薄いITOからなるようにする。但し、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、膜厚の薄いITOの部分が、平面で見て円形を呈し、それ以外の部分が膜厚の厚いITOからなるようにしてもよい。
実施の形態1では、膜厚の異なるITOを所定の面積比で述べる例について述べた。これに対して、本実施の形態では、ITOの膜厚は一定とした状態で、ITOの下層に、パターニングされた窒化ケイ素(SiNx)膜を設けることを特徴とする。
実施の形態1では、膜厚の異なるITOを所定の面積比で述べる例について述べた。これに対して、本実施の形態では、ITOの膜厚は一定とした状態で、有機層の膜厚を変えることを特徴とする。
2,201,202,23,32 ITO
3,24,33 有機層
4,25,34 陰極
5,26,35 有機LED素子
6,27,36 絶縁膜
7 隔壁
22 SiNx膜
Claims (6)
- 基板の上に形成された陽極と、
前記陽極の上に形成されて、少なくとも発光層を含む有機層と、
前記有機層の上に形成された陰極とを備えた有機LED素子において、
1つの画素内に、前記基板から前記陰極までの距離が異なる部分が所定の面積比で設けられており、
前記距離は、視野角による色度変化を互いに打ち消し合う値となっていることを特徴とする有機LED素子。 - 前記陽極はITOであって、
1つの画素内に、前記ITOの膜厚がT1である第1の部分と、前記ITOの膜厚がT2である第2の部分とを有し、
前記第1の部分と前記第2の部分とは所定の面積比で設けられていて、
前記T1と前記T2の値は、視野角による色度変化を互いに打ち消し合う値となっていることを特徴とする請求項1に記載の有機LED素子。 - 前記第1の部分と前記第2の部分との段差部分は、なだらかな形状であることを特徴とする請求項2に記載の有機LED素子。
- 前記第1の部分と前記第2の部分との段差部分には、順テーパ形状の絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の有機LED素子。
- 前記陽極は、前記発光層からの光を透過する材料からなり、
前記基板の上の所定箇所には、前記陽極に被覆されるようにして前記陽極と屈折率の近い透明膜が設けられていて、
前記透明膜と前記陽極の積層部分と前記陽極のみからなる単層部分とは、所定の面積比で設けられており、
前記積層部分の膜厚T3と前記単層部分の膜厚T4の値は、視野角による色度変化を互いに打ち消し合う値となっていることを特徴とする請求項1に記載の有機LED素子。 - 1つの画素内に、前記有機層の膜厚がT5である第1の部分と、前記有機層の膜厚がT6である第2の部分とを有し、
前記第1の部分と前記第2の部分とは所定の面積比で設けられていて、
前記T5と前記T6の値は、視野角による色度変化を互いに打ち消し合う値となっていることを特徴とする請求項1に記載の有機LED素子。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2006
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