JP2007285152A - エンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

エンジンの燃料噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007285152A
JP2007285152A JP2006110792A JP2006110792A JP2007285152A JP 2007285152 A JP2007285152 A JP 2007285152A JP 2006110792 A JP2006110792 A JP 2006110792A JP 2006110792 A JP2006110792 A JP 2006110792A JP 2007285152 A JP2007285152 A JP 2007285152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection valve
engine
valve
fuel
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006110792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4618187B2 (ja
Inventor
Takafumi Teramoto
隆文 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2006110792A priority Critical patent/JP4618187B2/ja
Publication of JP2007285152A publication Critical patent/JP2007285152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4618187B2 publication Critical patent/JP4618187B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】この発明は、バッテリの電圧降下を抑制するとともに、水分の氷結や、潤滑油の浸入等に関わらず、安定したエンジンの始動性を確保しつつ、筒内噴射弁の固着を緩和して確実にこれを開弁させることができるエンジンの燃料噴射装置を提供することを目的とする。
【解決手段】スタータ20を作動させるためのイグニションスイッチ11のON操作時からスタータ20の作動前までの間に、コントロールユニット10が、開弁による気体水素の噴射が実行されない程度に気体水素噴射弁I1を作動させるようにした。これにより、氷結、潤滑油の浸入による可動部5bの固着を予め緩和し、クランキング時に直噴式水素インジェクタI1を確実に開弁させることができる。
【選択図】図6

Description

この発明は、作動室内に直接燃料を噴射する筒内噴射弁を備えたエンジンの燃料噴射装置に関する。
従来より、作動室内に直接燃料を噴射する直噴式の筒内噴射弁を備えたエンジンが知られている。かかる直噴式の筒内噴射弁を備えたエンジンにおいては、元々気体に含まれる水分又は、気体燃料を使用した場合の、燃焼に伴い生じる水分が外気温の低下に伴い氷結し、それが筒内噴射弁に付着して、その開弁を妨げるという問題が発生し得る。
かかる問題に対処して、例えば特許文献1には、低温始動時に、噴射弁に対する駆動電流の供給時間を長く設定し、それに伴う発熱作用により氷結を溶解させ、筒内噴射弁の固着を緩和する方法が提案されている。
特開平11−264334号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示されるように、通電時間を長くした場合には、結果的に燃料の噴射量が増え、始動時の空燃比がオーバーリッチとなることから、エンジン作動にも弊害が生じるおそれがある。従って、安定したエンジンの始動性を確保しつつ、噴射弁における開弁が確実に実行されることが切に望まれる。
また、筒内噴射弁に前記駆動電流を供給する場合、そのタイミングが重要となる。即ち、エンジン始動時(クランキング時)には、スタータの駆動により電力が消費され、電圧低下が発生した状態であるため、この状態で筒内噴射弁に前記駆動電流を供給すると、筒内噴射弁に駆動電流が十分に供給できず、該筒内噴射弁の固着を緩和できないおそれがある。
また、筒内噴射弁の固着の緩和のために長時間クランキングを実行すると、バッテリのさらなる電圧降下が早期に発生するため、エンジンが始動不能になるおそれがある。従って、筒内噴射弁の固着の緩和は、可及的に早いタイミングでなされなければならない。
また、潤滑油が筒内噴射弁に浸入し、該筒内噴射弁の作動を妨げるという問題がある。特に、トロコイド状の内周面を備えたロータハウジングと、平面状のサイドハウジングとを備え、その内部に形成された内部空間にロータが収納されることで複数の作動室が規定される所謂ロータリタイプのエンジンにおいては、ロータを円滑に回転させるために、ロータハウジングの内周面に潤滑油が供給される場合、大きな問題となる。
このように、前記潤滑油が筒内噴射弁内に浸入すると、潤滑油固有の粘性により、上述した水分の氷結の場合と同様、噴射弁の作動を妨げるという問題が発生し得る。
この発明は、バッテリの電圧降下を抑制するとともに、水分の氷結や、潤滑油の浸入等に関わらず、安定したエンジンの始動性を確保しつつ、筒内噴射弁の固着を緩和して確実にこれを開弁させることができるエンジンの燃料噴射装置を提供することを目的とする。
この発明のエンジンの燃料噴射装置は、作動室内に直接燃料を噴射する筒内噴射弁を備えたエンジンの燃料噴射装置であって、スタータを作動させるためのイグニションスイッチのON操作時から前記スタータの作動前までの間に、開弁による燃料噴射が実行されない程度に前記筒内噴射弁を作動させる噴射弁駆動手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、スタータの作動前までの間に、前記筒内直噴弁を強制的に作動させることにより、氷結、又は潤滑油の浸入による前記筒内直噴弁の固着を予め緩和させることができる。
また、スタータの作動前までの間に、前記筒内噴射弁の固着が予め緩和されることで、前記筒内噴射弁の固着の緩和のために長時間クランキングが実行されることが回避される。従って、スタータが長時間作動することによるバッテリの電圧降下を抑制し、エンジンを確実に始動させることができる。
また、前記筒内噴射弁を、開弁により燃料噴射が実行されない程度に作動させることにより、スタータの作動前に作動室内がオーバーリッチになることが防止されるため、エンジンの安定した始動性を得ることができる。
この発明の一実施態様においては、前記イグニションスイッチのON操作時から前記スタータが作動するまでの時間を予め設定し、前記噴射弁駆動手段を、前記予め設定した時間内に作動させることを特徴とする。
この構成によれば、前記噴射弁駆動手段が前記筒内噴射弁を強制的に作動させるための時間を十分に確保することができるため、前記筒内噴射弁の固着をより確実に緩和させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記筒内噴射弁は、駆動電流の供給により開閉制御されるものであり、前記噴射弁駆動手段は、前記筒内噴射弁への通電中の駆動電流の低下に基づき前記筒内噴射弁の開弁開始が検出された時、前記筒内噴射弁への通電を中止して閉弁させることを特徴とする。
この構成によれば、前記筒内噴射弁の開弁開始を確実に検出できるため、スタータ作動前までに燃料が噴射されることを確実に抑制できる。
この発明の一実施態様においては、前記筒内噴射弁の温度に関連する温度を検出する温度検出手段を備え、前記噴射弁駆動手段を、前記温度が所定温度未満である時に作動させることを特徴とする。
この構成によれば、冷間時における、前記筒内噴射弁の氷結の可能性を判断することができるため、冷間時における前記筒内噴射弁の作動を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、前記噴射弁駆動手段は、通常時の作動間隔よりも短い作動間隔で前記筒内噴射弁を強制的に作動させることを特徴とする。
この構成によれば、前記スタータの作動前までの、前記筒内噴射弁の作動回数を確保することができる。
なお、この発明における通常時とは、エンジンを始動させるクランキング時や、完爆後のエンジンの通常運転時を指す。
この発明の一実施態様においては、前記筒内噴射弁を、気体燃料を噴射すべく構成したことを特徴とする。
使用する燃料が気体水素等の気体燃料である場合、前記筒内噴射弁は、噴射される気体燃料の噴射量が多くなるように大型のものが使用される。このような大型の筒内噴射弁は、開弁に必要な駆動電流として大電流が求められる。
この構成によれば、気体燃料を噴射すべく構成された筒内噴射弁はより開弁しにくい傾向にあるものの、該筒内噴射弁を強制的に作動させることにより、前記固着を確実に緩和させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記エンジンを、気体燃料の使用状態とガソリンの使用状態とを切換え可能に構成し、前記噴射弁駆動手段の作動によって前記筒内噴射弁の開弁開始が検出されなかった場合、気体燃料の使用状態からガソリンの使用状態に切換えて前記エンジンを始動させる使用燃料切換え手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、前記気体燃料を噴射する筒内噴射弁の開弁が開始されない時、ガソリンによって始動性を確保することができる。
この発明によれば、スタータの作動前までの間に、前記筒内直噴弁を強制的に作動させることにより、氷結、又は潤滑油の浸入による前記筒内直噴弁の固着を予め緩和させることができる。従って、スタータの作動時には、前記筒内直噴弁を確実に開弁させることができる。
また、スタータの作動前までの間に、前記筒内噴射弁の固着が予め緩和されることで、前記筒内噴射弁の固着の緩和のために長時間クランキングを実行することが回避される。従って、スタータが長時間作動することによるバッテリの電圧降下を抑制し、エンジンを確実に始動させることができる。
また、前記筒内噴射弁を、開弁により燃料噴射が実行されない程度に作動させることにより、スタータの作動前に作動室内がオーバーリッチになることが防止されるため、エンジンの安定した始動性を得ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図6に示す第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るロータリタイプのエンジン本体1を概略的に表す図である。エンジン本体1は、外形をなす構成として、トロコイド状の内周面を備えたロータハウジングH1と、ロータRの平面方向に沿って広がるほぼ平面状のサイドハウジングH2とを有している。これらハウジングH1及びH2が組み合わせられ、その内部に形成された内部空間にロータRが収納された状態で、ロータRの周囲には、ロータハウジングH1の内周面とサイドハウジングH2とにより、3つの作動室E1、E2、E3が規定される。各作動室E1、E2、E3は、偏心軸CのまわりにおけるロータRの回転に伴い、拡大及び伸縮を繰り返し、ロータRが1回転する間に、各作動室E1、E2、E3にて吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程からなる一連の行程が完了される。
ロータハウジングH1には、作動室E1、E2、E3内に気体水素を直接噴射する気体水素噴射弁I1(以下、直噴式水素インジェクタI1という)と、作動室E1、E2、E3内に供給された燃料(気体水素)及びエアからなる混合気に点火するための点火プラグ8とが設けられている。他方、サイドハウジングH2には、吸気通路2に連通する吸気ポート2aが形成されるとともに、排気通路3に連通する排気ポート3aが形成されている。
図2は、エンジン本体1及びそれに関連する構成を概念的に表す制御系統図である。直噴式水素インジェクタI1には、電磁弁V1が設けられ、インジェクタI1における燃料噴射は、電磁弁V1の開閉動作に基づき制御される。なお、図2では、インジェクタI1に対して、電磁弁V1が別個に設けられるように示されるが、実際には、直噴式水素インジェクタI1の断面構造を表す図3及び図4に示すように、電磁弁V1がインジェクタI1内部に組み込まれている。
また、図2に示すように、本実施形態では、エンジン本体1の本体に対して、エンジン本体1の冷却水の水温を検出するための水温センサ18と、エンジン回転数を検出するためのエンジン回転数センサ19と、イグニションスイッチ11によって駆動され、エンジン本体1をクランキングさせるスタータ20とが設けられている。また、上記吸気通路2には、アクセルペダル(不図示)の踏込量に応じて開閉されてエアを絞るスロットル弁(不図示)が設けられている。また、吸気通路2には、吸気通路2内に流れる空気の温度を検出する吸気温センサ23が設けられ、他方、排気通路3には、作動室E1、E2、E3内の空燃比を算出すべく酸素濃度を検出するための酸素濃度センサ(所謂λセンサ)24が設けられている。また、直噴式水素インジェクタI1の電磁弁V1には、直噴式水素インジェクタI1の駆動電流の値を検出する電流検出手段25が設けられている。
さらに、図2に示すように、エンジン本体1をなすロータハウジングH1に設けられた直噴式水素インジェクタI1は、水素供給管9を介して、気体水素を貯留する水素貯留タンク14に接続されている。水素貯留タンク14の排出口には、水素貯留タンク14から水素供給管9への水素排出を制御すべく開閉制御される停止弁15が設けられている。さらに、水素供給管9内には、直噴式水素インジェクタI1に対する水素供給を制御するための遮断弁16が設けられている。また、さらに、水素供給管9内には、遮断弁16と直噴式水素インジェクタI1との間に、水素貯留タンク14内の水素残量を算出すべく水素供給管9内の残圧を検出するための圧力センサ17が設けられている。
なお、特に図示しないが、エンジン本体1に関連する構成としては、吸気通路2内に設けられるエアクリーナ、吸入エア量を検出するエアフローセンサと、スロットル弁の開度を検出するスロットル開度センサ、エアの流れを安定化させるサージタンク等、及び、排気通路3内に設けられる排気ガス浄化触媒、排気温センサ等、並びに、水素供給管9内に設けられ、各種インジェクタへ供給される燃料の流量を検出する燃料流量計等、上記以外の構成が設けられる。
さらに、図2に示すように、以上のようなエンジン本体1及びそれに関連する構成を制御するコントロールユニット10が設けられている。このコントロールユニット10は、コンピュータからなる、エンジン本体1の総合的な制御装置であって、エアフローセンサによって検出される吸入エア量、圧力センサ17によって検出される水素供給管9内の残圧、水温センサ18によって検出されるエンジン水温、スロットル開度センサやアイドルスイッチ(アクセルペダル全閉時にオンされるスイッチであるが、ここでは不図示)によって検出されるスロットル開度、エンジン回転数センサ19によって検出されるエンジン回転数、排気温センサによって検出される排気温度、燃料流量計によって検出されるインジェクタへの燃料流量、乗員がイグニションスイッチ11をON操作したことにより入力されるIG(イグニション)ON信号等の各種制御情報に基づいて、エンジン本体1の燃料噴射制御や点火時期調整制御などの各種制御を行うとともに、後述する直噴式水素インジェクタI1の駆動制御処理を行うようになっている。なお、このコントロールユニット10は、その内部に、マイクロコンピュータ(不図示)を有しており、直噴式水素インジェクタI1の駆動制御を含む各種制御を行うに際して実行される補正、演算、判断等の処理は、そのマイクロコンピュータによってなされる。
また、コントロールユニット10は、適宜の記憶手段(不図示)を有しており、該記憶手段には、氷結の可能性の有無を判断するための温度閾値データ、直噴式水素インジェクタI1の開弁の開始を判断するための駆動電流閾値データ、駆動電流を供給する際に出力する噴射指示信号のパルスパターン、つまり、パルスの供給タイミング及びそのパルス幅等、後述の各種設定データ、及び必要なプログラムが記憶されている。
次に、コントロールユニット10により駆動制御される直噴式水素インジェクタI1の構造について説明する。図3及び図4は、それぞれ、閉弁状態及び開弁状態にある直噴式水素インジェクタI1を示す縦断面図である。この水素インジェクタI1は、軸方向に沿って延びる気体通路4aを備えたインジェクタ本体4と、該インジェクタ本体4の気体通路4a内に設けられ、同じく軸方向に沿って延びる気体通路5aを備えたニードルバルブ5とを有している。
インジェクタ本体4は、その一端側(図3及び図4における上端側)で水素供給管9(図2参照)に連通する一方、その他端側(図3及び図4における下端側)で噴射孔4bを構成しつつエンジン本体1の作動室E1に対向している。また、気体通路4a内に設けられるニードルバルブ5の可動部5bは、その一端側(図3及び図4における上端側)で気体通路4aの内周面に沿って摺動するように保持される一方、その他端側(図3及び図4における下端側)で、シール部5cを構成するとともに、該シール部5cの上流側に、気体通路5aから分岐しニードルバルブ5の側面で開口するように形成された複数の分岐通路5dを備えている。ニードルバルブ5のシール部5cに対応して、インジェクタ本体4の気体通路4a内には、噴射孔4bの上流側に弁座面4cが形成されている。ニードルバルブ5のシール部5cが弁座面4cに着座することで、インジェクタ本体4の噴射孔4bからの水素噴射が妨げられ、直噴式水素インジェクタI1からエンジン本体1の作動室E1内への水素供給が停止される。
なお、本実施形態のように、使用する燃料が気体水素等の気体燃料である場合、直噴式水素インジェクタI1は、噴射される燃料の噴射量が多くなるように大型のものが使用される。このような大型の直噴式水素インジェクタI1のシール部5cは、閉弁時の噴射孔4bにおける気密性を向上させるためにラバー材質の部材により構成されている。
また、ニードルバルブ5には、磁性体(不図示)が取付けられる一方、インジェクタ本体4には、気体通路4aの周囲に、ニードルバルブ5とともに電磁弁V1を構成するソレノイドコイル6が組み込まれている。
また、ニードルバルブ5のうち、気体通路5aは、インジェクタ本体4に取付けられていることにより所定位置に固定された部材である一方、可動部5bは、気体通路4aに沿って上下方向にシフト可能な部材である。
気体通路5aと可動部5bとの間には、これらに挟まれるようにしてコイルスプリング7が設けられており、該コイルスプリング7は、その一端部が気体通路5aの端部と当接していることにより、可動部5bを常に下方に押圧している。
かかる構成を備えることにより、直噴式水素インジェクタI1では、ソレノイドコイル6への駆動電流の供給に際して、図4に示すように、可動部5bがコイルスプリング7の弾性力に抗してインジェクタ本体4の気体通路4aに沿って上方へシフトさせられる。可動部5bの移動範囲内においては、駆動電流が大きくなるにつれ、可動部5bの上方へのシフト量が大きくなる。ここで、上述したように、直噴式水素インジェクタI1が大型となる場合には、開弁に必要な駆動電流として大電流が求められる。
即ち、駆動電流がソレノイドコイル6に供給されていない状態では、コイルスプリング7の弾性力によって可動部5bが下方に押圧され、シール部5cが、インジェクタ本体4の気体通路4a内に形成された弁座面4cに着座することで、電磁弁V1が閉じ(図3参照)、他方、駆動電流がソレノイドコイル6に供給されている状態では、コイルスプリング7の弾性力に抗してシール部5cが弁座面4cから離間することで、電磁弁V1が開く(図4参照)。電磁弁V1が開いた状態では、図4中の破線の矢印で示すように、気体水素が、インジェクタ本体4の気体通路4a、ニードルバルブ5の気体通路5a、ニードルバルブ5の分岐通路5d、インジェクタ本体4の気体通路4a、インジェクタ本体4の噴射孔4bの順に流れ、インジェクタ本体4の噴射孔4bから噴射されることとなる。
かかる構成を備えた直噴式水素インジェクタI1における気体水素の噴射タイミング及び噴射量は、マイクロコンピュータを含むコントロールユニット10によって制御される。より詳しくは、コントロールユニット10は、前記記憶手段に記憶されたプログラムに従って、エアフローメータ、スロットルセンサ、圧力センサ17、水温センサ18及びエンジン回転数センサ19等の各種センサから検出される信号に基づき、直噴式水素インジェクタI1へ出力する噴射指示信号のパルスパターン、つまり、電磁弁V1の開弁タイミング及び開弁時間を算出するようにして、気体水素の噴射タイミング及び噴射量を制御する。
ところで、従来の直噴式燃料インジェクタを備えたエンジンでは、気体燃料の燃焼に伴い生じる水分等が直噴式燃料インジェクタに付着して、外気温の低下によって氷結したりすることで、その作動を妨げる可能性があった。また、潤滑油が直噴式燃料インジェクタへ浸入することにより、上述した水分の氷結の場合と同様、噴射弁の作動を妨げるおそれがあった。
そこで、本実施形態では、イグニションスイッチ11のON操作(IGON信号入力)時からスタータ20の作動前までの間に直噴式水素インジェクタI1を、開弁による気体水素の噴射が実行されない程度に強制的に作動させることで、氷結、潤滑油の浸入による可動部5bの固着を予め緩和し、クランキング時に直噴式水素インジェクタI1を確実に開弁させることができるようにした。
ここで、直噴式水素インジェクタI1に対して、通常時(クランキング時、完爆後のエンジン通常運転時を指す)に供給されるパルスと、エンジン始動前に供給されるパルスとを比較する。図5(a)は、通常時に供給される噴射指示信号及び、エンジン始動前までに供給される噴射指示信号を表す図であり、図5(b)は、エンジン始動前における噴射指示信号及び駆動電流の波形をあらわす図である。図5(a)において、通常時には、噴射指示信号として、約10(msec)程度のパルス幅W0を有するパルスP0が、エンジン、即ちロータR(図1参照)の回転周期T0と同期するように電磁弁V1のソレノイドコイル6に供給される。
これに対し、エンジン始動前には、噴射指示信号として、通常時と同様のパルス幅W0のパルスP0が、ロータRの回転周期T0よりも短い周期T1で供給されるようになっており、直噴式水素インジェクタI1の作動間隔が通常時よりも短く設定されている。
ここで、エンジン始動前に、パルスP0を図示のように複数回に亘って供給する間に、可動部5b(図3参照)が上方へシフトし始め、直噴式水素インジェクタI1が開弁を開始すると、パルスP0の1つ分に着目して、前記噴射指示信号、及び駆動電流の波形を表した図5(b)に示すように、コントロールユニット10(図2参照)は、ソレノイドコイル6に対する噴射指示信号のパルスP0の供給を停止し、通電を中止して直噴式水素インジェクタI1を閉弁させる。
直噴式水素インジェクタI1の開弁開始時には、可動部5bが上方にシフトし始めることでソレノイドコイル6と可動部5bとの位置関係がずれるため、電磁誘導が発生し、逆起電力が発生する。これにより、図5(b)において実線で示すように、通電中の駆動電流の値が低下することになる。コントロールユニット10は、この駆動電流の値の低下に基づき、直噴式水素インジェクタI1の開弁開始を判断している。
なお、パルスP0を供給する間、直噴式水素インジェクタI1が開弁を開始しない場合、駆動電流の値は、図5(b)において二点鎖線で示すように時間経過とともに上昇する。コントロールユニット10は、直噴式水素インジェクタI1が開弁を開始しなかった場合は、図5(a)において二点鎖線で示すように、前記記憶手段に記憶されたプログラムに従って周期T1でパルスP0を所定回数繰返し供給する。
このように、スタータ20を作動させてエンジンを始動させるクランキング前までに、短い周期T1でパルスP0を供給し、直噴式水素インジェクタI1を強制的に作動させることにより、氷結、又は潤滑油の浸入による可動部5bの固着を予め緩和させることができる。従って、スタータ20が作動するクランキング時には、パルスP0の供給により、直噴式水素インジェクタI1を確実に開弁させることができる。
また、スタータ20が作動される前に、可動部5bの固着が予め緩和されることで、直噴式水素インジェクタI1の固着の緩和のために長時間クランキングが実行されることを回避できる。従って、スタータ20が長時間作動することによるバッテリの電圧降下を抑制し、エンジンを確実に始動させることができる。
また、スタータ20の作動前までに周期T1でパルスP0を供給することにより、スタータ20の駆動による電力消費に起因して前記駆動電流の値が低下するといった事態を確実に防止できる。
また、直噴式水素インジェクタI1が開弁を開始した時、噴射指示信号の供給を停止し、閉弁させるようにすることにより、開弁により水素が噴射されない程度に直噴式水素インジェクタI1を作動させている。これにより、スタータ20作動前に、気体水素が噴射されることが防止され、作動室E1内がオーバーリッチになることが防止されるため、エンジンの安定した始動性を得ることができる。
また、直噴式水素インジェクタI1を、通常時の作動間隔(噴射指示信号を供給する周期T0)よりも短い作動間隔(周期T1)で強制的に作動させることにより、図5(a)に示すように直噴式水素インジェクタI1の作動回数を確保し、可動部5bに振動を発生させることができるため、該可動部5bの固着をより確実に緩和させることができる。
また、スタータ20を作動させるためのイグニションスイッチ11のON操作時からスタータ20の作動前までの間に、直噴式水素インジェクタI1を作動させる効果は、本実施形態のように、燃料として気体燃料が使用される場合において顕著となる。即ち、上述したような理由により、開弁に必要な駆動電流として大電流が必要となる上、シール部5cにラバー材質の部材が使用されるため、可動部5bがより開弁しにくい傾向にあるものの、本実施形態のように、直噴式水素インジェクタI1が強制的に作動されることにより、可動部5bの固着は確実に緩和されることになる。
以下、本実施形態に係るコントロールユニット10により実行される直噴式水素インジェクタI1の駆動制御について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、例えば、乗員がイグニションキー(不図示)を途中まで回動操作して、イグニションスイッチ11により、スタータ20以外の、エンジン本体1に関連する各装置(図2参照)がONしたことをコントロールユニット10が検出すると(ステップs1)、水温センサ18により検出されたエンジン本体1の冷却水の水温等、前記各装置により検出された各種信号を読取る(ステップs2)。
次に、コントロールユニット10は、乗員がイグニションキーをスタート位置までさらに回動操作して、スタータ20を作動させるための操作がイグニションスイッチ11によりなされたことを検出すると(ステップs3)、ステップs2において水温センサ18により検出された信号に基づいて、直噴式水素インジェクタI1の氷結の可能性を判断する(ステップs4)。直噴式水素インジェクタI1の温度は、エンジン本体1の冷却水の水温に略関連して変動すると考えることができ、コントロールユニット10は、水温センサ18により検出された信号に基づいて、直噴式水素インジェクタI1の温度を間接的に判定できる。ここで、例えば、温度閾値を0℃とし、コントロールユニット10が前記冷却水の水温を0℃未満であると判断すると(ステップs4:YES)、冷間時であるために直噴式水素インジェクタI1において氷結の可能性があると判断する。
ステップs4にて、コントロールユニット10が、直噴式水素インジェクタI1において氷結の可能性があると判断すると、ソレノイドコイル6に対して、図5(a)に示すような短い周期T1でパルスP0の噴射指示信号を所定時間、複数回に亘って供給する(ステップs5)。これにより、可動部5bが振動することになるため、氷結箇所にクラック(亀裂)を生じさせることができ、可動部5bの固着を緩和できる。
ここで、コントロールユニット10は、前記直噴式水素インジェクタI1への通電中に、図5(b)にて示すように、ソレノイドコイル6において逆起電力が発生し、駆動電流が所定値まで低下したか否かを、電流検出手段25、及び予め設定された駆動電流閾値データに基づき判断する。即ち、コントロールユニット10は、直噴式水素インジェクタI1が開弁を開始したか否かを判断し、駆動電流の値の低下により直噴式水素インジェクタI1の開弁開始を判断すると(ステップs6:YES)、前記指示信号の供給を停止し、ソレノイドコイル6への通電を中止する(ステップs7)。これにより、直噴式水素インジェクタI1はコイルスプリング7の弾性力等により完全に閉弁された状態に保持される。
ここで、ステップs3において、イグニションスイッチ11がON操作されてから、スタータ20が作動し、クランキングを実行するまでには必然的に時間差が生じる。これは、ステップs3において、スタータ20を作動させるための操作がイグニションスイッチ11に対してなされてから、実際にスタータ20が始動するまでには、コントロールユニット10を構成するコンピュータの演算処理等にある程度の時間を要するからである。従って、コントロールユニット10は、この時間内に上述したステップs4〜ステップs7を実行し、結果として該ステップs4〜ステップs7を実行した後にクランキングを開始させ(ステップs8)、処理をリターンすることになる。
また、ステップs4で、コントロールユニット10は、前記水温が0℃未満でない、即ち0℃以上であると判断すると(ステップs4:NO)、直噴式水素インジェクタI1において氷結の可能性はないとして、パルスP0の供給を実行せずに、スタータ20によるクランキングを開始させ(ステップs8)、処理をリターンする。
また、ステップs6で、コントロールユニット10は、前記駆動電流の値が低下していないと判断し、直噴式水素インジェクタI1が開弁を開始しなかったと判断すると(ステップs6:NO)、未だ直噴式水素インジェクタI1から気体水素が噴射されていないと判断して、スタータ20の作動前まで噴射指示信号の供給を継続する。
ここで、電流検出手段25は、例えば電気抵抗素子により構成することができる。従って、該電気抵抗素子の端子間電圧の電圧降下の変化により容易に且つ確実に前記電流値の低下、即ち直噴式水素インジェクタI1の開弁開始を検出でき、スタータ20作動前に気体水素が噴射されることを確実に抑制できる。
ところで、本実施形態においては、コントロールユニット10が、図6のステップs4にて、エンジン本体1の冷却水の水温に基づいて氷結の可能性を判断しているが、直噴式水素インジェクタI1の開作動を妨げる主要因が潤滑油であったとしても、スタータ20の作動前までにパルスP0を供給することにより、可動部5bの固着を予め緩和させることができる。また、直噴式水素インジェクタI1の開作動を妨げる主要因が潤滑油であれば、上述した氷結の可能性に関するステップs4の判断処理を省略し、噴射指示信号のパルスP0を供給するステップs5を実行させることもできる。
なお、前記ステップs4〜s7の処理については、スタータ20を作動させるためのイグニションスイッチ11のON操作から実際にスタータ20が作動するまでに必然的に発生する時間差を利用してなされるとしているが、前記ステップs4〜s7の処理を、ステップs2にてエンジン水温の読取りが実行されてから、スタータ20を作動させるためのイグニションスイッチ11のON操作が実行されるまでに完了させるようにしてもよい。
また、スタータ20を作動させるためのイグニションスイッチ11のON操作時から実際にスタータ20が作動するまでの時間をコントロールユニット10で予め設定し、コントロールユニット10の制御により時間差を生じさせるようにしてもよい。これにより、コントロールユニット10が前記ステップs4〜s7を実行するための時間を十分に確保することができるため、可動部5bの固着をより確実に緩和させることができる。
(第2実施形態)
次に、図7〜図9に示す第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。図7は、本実施形態に係るロータリタイプのエンジン本体1を概略的に表す図であり、特に、本実施形態では、ロータハウジングH1の直噴式水素インジェクタI1に加えて、吸気通路2に取付けられ、吸気通路2内にガソリンを噴射するガソリン噴射弁I2(以下、ポート噴射式ガソリンインジェクタI2という)が設けられている。そして、エンジン本体1における作動室内への燃料供給が必要とされる場合には、エンジン回転数、水素又はガソリンの燃料残量等の各種状態に応じて、若しくは、乗員の要求に応じて、直噴式水素インジェクタI1、ポート噴射式ガソリンインジェクタI2から適正なものが選択される。
また、本実施形態において、特に、ポート噴射式ガソリンインジェクタI2は、後述するエンジンの冷間始動前において、直噴式水素インジェクタI1の状態に応じてその作動の要否が判断される。
図8は、エンジン本体1及びそれに関連する構成を概念的に表す制御系統図である。ポート噴射式ガソリンインジェクタI2には電磁弁V2が設けられ、インジェクタI2における燃料噴射は、電磁弁V2の開閉動作に基づき制御される。なお、図2では、インジェクタI2に対して、電磁弁V2が別個に設けられるように示されるが、実際には、直噴式水素インジェクタI1と同様、電磁弁V2がインジェクタI2内部に組み込まれている。
さらに、図8に示すように、吸気通路2に取付けられたポート噴射式ガソリンインジェクタI2は、ガソリン供給管31を介して、ガソリン貯留タンク(不図示)に接続されている。
さらに、図8に示すように、以上のようなエンジン本体1及びそれに関連する構成を制御するコントロールユニット30が設けられている。このコントロールユニット30は、第1実施形態にて述べた各種制御を行うとともに、気体水素の使用状態(水素エンジン駆動モード)、ガソリンの使用状態(ガソリンエンジン駆動モード)のいずれかを乗員が選択する選択スイッチ26からの操作信号に基づいて、インジェクタI1、I2の駆動制御処理を行うようになっている。
また、コントロールユニット30も適宜の記憶手段(不図示)を有しており、該記憶手段には、第1実施形態と同様、温度閾値データ、駆動電流閾値データ等、各種設定データの他、各インジェクタI1、I2を駆動制御するために必要なプログラムが記憶されている。
ところで、第1実施形態では、イグニションスイッチ11のON操作時からスタータ20の作動前までの間に、開弁による水素噴射が実行されない程度に直噴式水素インジェクタI1を強制的に作動した後、スタータ20を始動させてクランキングを実行していたが、本実施形態では、直噴式水素インジェクタI1の強制的な作動によって開弁の開始が検出されない場合、ポート噴射式ガソリンインジェクタI2を駆動させ、より確実にエンジンを始動できるようにした。
以下、本実施形態に係るコントロールユニット30により実行される直噴式水素インジェクタI1、ポート噴射式ガソリンインジェクタI2の駆動制御について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、イグニションスイッチ11により、スタータ20以外の、エンジン本体1に関連する各装置(図8参照)がONしたことをコントロールユニット30が検出すると(ステップs11)、選択スイッチ26に対して水素エンジン駆動モードの選択操作がなされたか否か等、前記各装置により検出された各種信号を読取り、この結果、水素エンジン駆動モードの選択操作がなされたと判断すると(ステップs12:YES)、直噴式水素インジェクタI1を駆動制御する所定のプログラムを読込み、水素エンジン駆動モードへ切換える(ステップs13)。
以降、コントロールユニット30は、第1実施形態と同様に、水温センサ18により検出された信号に基づき、エンジン本体1の冷却水の水温を読取る処理から、直噴式水素インジェクタI1を駆動する駆動電流に基づいて、直噴式水素インジェクタI1が開弁を開始したか否かを判断する処理までを実行する(ステップs14〜ステップs18)。
ここで、コントロールユニット30は、ステップs18において、直噴式水素インジェクタI1が開弁を開始したと判断しなければ(ステップs18:NO)、前記駆動電流の通電を中止するとともに、ポート噴射式ガソリンインジェクタI2を駆動制御する所定のプログラムを読込み、ガソリンエンジン駆動モードへ切換えて(ステップs19)、クランキングを開始させ(ステップs20)、その後処理をリターンする。一方、コントロールユニット30は、ステップs18において、直噴式水素インジェクタI1が開弁を開始したと判断すれば(ステップs18:YES)、前記通電の中止のみを実行し(ステップs21)、クランキングを開始させる(ステップs20)。
なお、コントロールユニット30は、ステップs12にて、選択スイッチ26に対して水素エンジン駆動モードの選択操作がなされていない、即ち、ガソリンエンジン駆動モードの選択がなされていると判断すると(ステップ12:NO)、スタータ20により、ガソリンエンジン駆動モードの状態のままクランキングを開始させ(ステップs20)、処理をリターンする。
このように、直噴式水素インジェクタI1の開弁が開始されない時、スタータ20作動前にポート噴射式ガソリンインジェクタI2の使用状態に切換えるように構成したことで、ガソリンによって始動性を確保することができる。
(その他の実施形態)
上述の各実施形態においては、噴射指示信号として、所定の幅P0を有するパルスを複数回供給するようにしているが、パルス幅W0よりも十分に長いパルスを1回供給するようにしてもよい。
また、前記パルスを供給する周期の長短を、前記冷却水の水温等の周辺環境に応じて増減制御するようにしてもよい。例えば、冷間時において、前記水温が低い時は高い時に対して前記パルスの周期を短くし、可動部5bの作動間隔を短くするようにしてもよく、可動部5bの振動数を増やすことで、氷結箇所にクラックを生じさせ易くすることができる。
また、上述の実施形態においては、エンジン本体1をロータリタイプのエンジンとしているが、これに限定されることはなく、本発明は、レシプロエンジンにも適用可能である。
また、上述の各実施形態においては、気体水素を利用するエンジンについて述べているが、エンジン本体の作動室内に直接燃料を噴射する方式であれば、圧縮天然ガス、液化石油ガス等の気体燃料を利用したエンジンであってもよく、この他エンジン本体の作動室内に直接ガソリンを噴射する方式あってもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の筒内噴射弁は、気体水素噴射弁I1に対応し、
以下同様に、
噴射弁駆動手段は、ソレノイドコイル6に対応し、
温度検出手段は、水温センサ18に対応し、
使用燃料切換え手段は、ステップs19を実行するコントロールユニット30に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るロータリタイプのエンジン本体を概略的に表す図。 本発明の第1実施形態に係るエンジン本体及びそれに関連する構成を概念的に表す制御系統図。 閉状態にある直噴式水素インジェクタを示す縦断面図。 開状態にある直噴式水素インジェクタを示す縦断面図。 (a)通常時に供給される噴射指示信号及び、エンジン始動前までに供給される噴射指示信号を表す図。(b)エンジン始動前における噴射指示信号及び駆動電流の波形を表す図。 本発明の第1実施形態に係るコントロールユニットにより実行される直噴式水素インジェクタの駆動制御処理を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係るロータリタイプのエンジン本体を概略的に表す図。 本発明の第2実施形態に係るエンジン本体及びそれに関連する構成を概念的に表す制御系統図。 本発明の第2実施形態に係るコントロールユニットにより実行される直噴式水素インジェクタ、ポート噴射式ガソリンインジェクタの駆動制御処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…エンジン本体
10、30…コントロールユニット
11…イグニションスイッチ
18…水温センサ
20…スタータ
25…電流検出手段
I1…気体水素噴射弁
I2…ガソリン噴射弁

Claims (7)

  1. 作動室内に直接燃料を噴射する筒内噴射弁を備えたエンジンの燃料噴射装置であって、
    スタータを作動させるためのイグニションスイッチのON操作時から前記スタータの作動前までの間に、開弁による燃料噴射が実行されない程度に前記筒内噴射弁を作動させる噴射弁駆動手段を備えた
    エンジンの燃料噴射装置。
  2. 前記イグニションスイッチのON操作時から前記スタータが作動するまでの時間を予め設定し、
    前記噴射弁駆動手段を、前記予め設定した時間内に作動させる
    請求項1記載のエンジンの燃料噴射装置。
  3. 前記筒内噴射弁は、駆動電流の供給により開閉制御されるものであり、
    前記噴射弁駆動手段は、前記筒内噴射弁への通電中の駆動電流の低下に基づき前記筒内噴射弁の開弁開始が検出された時、前記筒内噴射弁への通電を中止して閉弁させる
    請求項1記載のエンジンの燃料噴射装置。
  4. 前記筒内噴射弁の温度に関連する温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記噴射弁駆動手段を、前記温度が所定温度未満である時に作動させる
    請求項1記載のエンジンの燃料噴射装置。
  5. 前記噴射弁駆動手段は、通常時の作動間隔よりも短い作動間隔で前記筒内噴射弁を強制的に作動させる
    請求項1記載のエンジンの燃料噴射装置。
  6. 前記筒内噴射弁を、気体燃料を噴射すべく構成した
    請求項1記載のエンジンの燃料噴射装置。
  7. 前記エンジンを、気体燃料の使用状態とガソリンの使用状態とを切換え可能に構成し、
    前記噴射弁駆動手段の作動によって前記筒内噴射弁の開弁開始が検出されなかった場合、気体燃料の使用状態からガソリンの使用状態に切換えて前記エンジンを始動させる使用燃料切換え手段を備えた
    請求項6記載のエンジンの燃料噴射装置。
JP2006110792A 2006-04-13 2006-04-13 エンジンの燃料噴射装置 Expired - Fee Related JP4618187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006110792A JP4618187B2 (ja) 2006-04-13 2006-04-13 エンジンの燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006110792A JP4618187B2 (ja) 2006-04-13 2006-04-13 エンジンの燃料噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007285152A true JP2007285152A (ja) 2007-11-01
JP4618187B2 JP4618187B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=38757177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006110792A Expired - Fee Related JP4618187B2 (ja) 2006-04-13 2006-04-13 エンジンの燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4618187B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009047132A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Kansai Electric Power Co Inc:The ガスエンジン制御装置
KR20140102508A (ko) * 2013-02-14 2014-08-22 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 듀얼연료 차량의 가스인젝터 히팅 방법
JP2015021470A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 マツダ株式会社 燃料噴射弁
US20150167621A1 (en) * 2013-12-17 2015-06-18 Hyundai Motor Company Method of controlling startup of vehicle
WO2016006169A1 (ja) * 2014-07-07 2016-01-14 株式会社デンソー 内燃機関の燃料噴射制御装置
WO2016132708A1 (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置
GB2638445A (en) * 2024-02-23 2025-08-27 Phinia Delphi Luxembourg Sarl Method for operating an internal combustion engine

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0783091A (ja) * 1993-09-01 1995-03-28 Robert Bosch Gmbh 内燃機関における寒冷時始動制御のための方法及び装置
JPH10227248A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Honda Motor Co Ltd 燃料噴射弁制御装置
JP2001271669A (ja) * 2000-03-24 2001-10-05 Kubota Corp ガスエンジン及びデュアル燃料エンジン
JP2005351226A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Toyota Industries Corp エンジンの始動制御装置、エンジンの始動制御システム、及びエンジンの始動制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0783091A (ja) * 1993-09-01 1995-03-28 Robert Bosch Gmbh 内燃機関における寒冷時始動制御のための方法及び装置
JPH10227248A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Honda Motor Co Ltd 燃料噴射弁制御装置
JP2001271669A (ja) * 2000-03-24 2001-10-05 Kubota Corp ガスエンジン及びデュアル燃料エンジン
JP2005351226A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Toyota Industries Corp エンジンの始動制御装置、エンジンの始動制御システム、及びエンジンの始動制御方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009047132A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Kansai Electric Power Co Inc:The ガスエンジン制御装置
KR20140102508A (ko) * 2013-02-14 2014-08-22 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 듀얼연료 차량의 가스인젝터 히팅 방법
JP2015021470A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 マツダ株式会社 燃料噴射弁
US20150167621A1 (en) * 2013-12-17 2015-06-18 Hyundai Motor Company Method of controlling startup of vehicle
WO2016006169A1 (ja) * 2014-07-07 2016-01-14 株式会社デンソー 内燃機関の燃料噴射制御装置
WO2016132708A1 (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置
GB2638445A (en) * 2024-02-23 2025-08-27 Phinia Delphi Luxembourg Sarl Method for operating an internal combustion engine

Also Published As

Publication number Publication date
JP4618187B2 (ja) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4353256B2 (ja) 燃料噴射制御装置及び燃料噴射制御システム
US7322345B2 (en) Stuck-open failure detection system for gas-fuel injection valve
US6968677B2 (en) Exhaust emission control apparatus for internal combustion engine
JP4742975B2 (ja) エンジンの燃料噴射装置
JP4618187B2 (ja) エンジンの燃料噴射装置
JP4270085B2 (ja) 内燃機関の制御装置
EP2527624B1 (en) Method for controlling fuel injection in a multifuel internal-combustion engine in the event of pressure jumps
JP2007303320A (ja) エンジンの燃料噴射装置
JP2013213439A (ja) 燃料噴射制御装置
JP2005120912A (ja) 車両の制御装置
JP5203157B2 (ja) バイフューエル内燃機関の燃料噴射制御方法
JP4383958B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP4412194B2 (ja) 直噴式水素エンジンの制御装置
JP4501804B2 (ja) 水素エンジンの燃料制御装置
JP2007278144A (ja) エンジンの燃料噴射装置
JP4353104B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2007291876A (ja) ロータリエンジンの燃料噴射装置
EP2527623B1 (en) Method for controlling fuel injection in a multifuel internal-combustion engine in the event of a request for fuel switching
JP2007309151A (ja) エンジンの燃料噴射装置
JP2002349305A (ja) 内燃機関の電子制御装置
JP2004301083A (ja) エンジンの始動装置
JP4212180B2 (ja) 燃料遮断弁制御装置及び制御方法
JP2014109247A (ja) 燃料供給装置
JP2016153626A (ja) 燃料噴射制御装置
JP2014109246A (ja) 燃料供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101011

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4618187

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees