JP2007286100A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有色トナー用の現像手段のみを備えた装置であっても、光沢感に富んだ画像を得ることのできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】オフィスモードでは、中間転写ベルト30に対して一次転写されるトナー像は、YMCKとなる。フォトモードでは、ブラック(K)のトナーを透明トナー(T)に交換し、中間転写ベルト30に転写されるトナー像の色順を変更する。これにより、中間転写ベルト30に対して一次転写されたトナー像は、ベルト30側から順にTYMCの色順となる。このトナー像が記録用紙に二次転写された場合には、トナー像の外側層が透明トナーとなり、有色トナー像を透明トナーが覆うようになる。
【選択図】図3

Description

本発明は透明トナーを用いて画像を形成するための技術に関する。
例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の有色のトナー像の他に、透明トナーによる層を中間転写体上で形成して用紙に転写し定着装置で定着することで、光沢感に富み色調に優れた画像を形成する方法が提案されている(特許文献1〜5)。一般に人物や風景などの写真画像の場合には、光沢感に富んだ画像の方が望ましいとされており、近年ではこのような画像のニーズはますます高まってきている。
特開昭63−58374号公報 特開平4−278967号公報 特開平4−204670号公報 特開平5−232840号公報 特開平7−072696号公報
上記のような光沢感に富む画像を得るための画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の有色のトナーに加え、透明トナーを用紙のほぼ全面に被覆するため、最低でも5個の現像器が必要となる。一方、オフィス等で使用される画像形成装置にあっては、光沢感のあるカラー印刷を行うことは希である。このため、オフィス等においては、透明トナー用の現像器を備えた画像形成装置を使用することは、当該装置のコストアップに起因して実用的ではない、という問題がある。
本発明は、前述した先行技術に鑑みてなされたもので、有色トナー用の現像手段のみを備えた装置であっても光沢感の富んだ画像を得ることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明が採用する画像処理装置の構成は、決められた画像形成条件に従って、像担持体に潜像を形成してその潜像を複数色のトナーで現像し、現像によって前記像担持体に形成されたトナー像を記録シートに転写する画像形成手段と、前記現像に用いる各色のトナーのいずれかが透明トナーであることを検知する検知手段と、前記検知手段によって透明トナーが検知された場合と前記検知手段によって透明トナーが検知されない場合とで、前記画像形成手段が従う前記画像形成条件を変更する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
前記目的を達成するために、本発明が採用する他の画像処理装置の構成は、それぞれ異なる色のトナーを充填した現像容器が装着され、像担持体に形成された潜像を各々の前記現像容器に充填されているトナーで現像し、当該像担持体に異なる色のトナー像を形成する複数の現像手段と、前記像担持体に形成された複数色の前記トナー像を決められた色順で中間転写体または記録シートに転写する転写手段と、前記現像手段に装着された現像容器が透明トナーの充填された透明トナー用現像容器であることを検知する検知手段と、前記転写手段が前記複数のトナー像を中間転写体に転写する場合には、前記透明トナー用現像容器が装着されたことが前記検知手段によって検知されると、前記透明トナー用現像容器が装着された現像手段によって現像されたトナー像を透明トナー以外の色のトナー像よりも先に前記中間転写体に転写させ、一方、前記転写手段が前記複数のトナー像を記録シートに転写する場合には、前記透明トナー用現像容器が装着されたことが前記検知手段によって検知されると、前記透明トナー用現像容器が装着された現像手段によって現像されたトナー像を透明トナー以外の色のトナー像よりも後に前記記録シートに転写させる制御手段と、を備えた事を特徴とする。
一般的に、一次転写によって中間転写体にトナーを積層して形成されたトナー像の色順は、記録シートへの二次転写時には、その色順が逆転して転写されることになる。このため、透明トナーを転写する場合には、制御手段は、透明トナー以外の色のトナー像よりも先に前記中間転写体に転写させることにより、二次転写時に記録シート上に形成されるトナー像は透明トナーで覆われるようになり、光沢感のある画像を得ることができる。
一方、転写手段によって記録シートにトナー像を転写する場合には、制御手段は、透明トナー以外の色のトナー像よりも後に前記記録シートに転写させることにより、記録シート上に形成されるトナー像は透明トナーで覆われるようになり、光沢感のある画像を得ることができる。
上記画像形成装置において、前記透明トナー用現像容器の形状が、透明トナー以外の色のトナーが充填される現像容器の形状とは異なっており、前記検知手段は、前記現像手段に装着されている各々の前記現像容器の形状に基づいて、前記透明トナー用現像容器が装着されたことを検知することが好ましい。
上記画像形成装置において、前記検知手段は、各々の前記現像容器に取り付けられ、その現像容器に充填されたトナーの色を記憶したICタグと、前記ICタグに記憶された色を読み出す読取部とを備え、前記読取部によって読み出された色に基づいて前記透明トナー用現像容器が装着されたことを検知することが好ましい。
上記画像形成装置において、前記透明トナー以外のトナーの色はイエロー、マゼンタ、シアンであることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置によれば、検知手段で現像手段に装着された現像容器が透明トナーの充填された透明トナー用現像容器であることを検知した場合、転写手段によって、中間転写体または記録シートに転写されるトナー像の色順を、中間転写体に転写する場合には、透明トナーのトナー像を、透明トナー以外の色のトナー像よりも先に前記中間転写体に転写させ、記録シートに転写する場合には、透明トナーのトナー像を、透明トナー以外の色のトナー像よりも後に前記記録シートに転写させる。これにより、前記記録シート上に形成されたトナー像は透明トナーで覆われるようになり、光沢感の富んだ画像を得ることができる。
<第1実施形態>
[構成]
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成図である。この画像形成装置は、中間転写ベルトが用いられるタンデム型の画像形成装置であり、Y(イエロー)M(マゼンタ)C(シアン)K(ブラック)の各色に対応した4系統の処理系を備えている。
画像形成装置1はCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する制御部46を備え、この制御部46は、図2に示すように、入出力制御部46A、コントローラ46Bおよび記憶部46Cを具備する。また、制御部46には、入出力制御部46Aを介してU/I(User Interface)部47、検知センサ48、感光体ドラム23Y,23M,23C,23Kの駆動部、ベルト駆動部30Aに接続されている。このU/I部47は、画像形成装置1を操作するための各種ボタン(図示略)、タッチパネル、各種メニューを表示する液晶ディスプレイ等からなるユーザインターフェースである。ユーザによりU/I部47のボタンやタッチパネルが操作されると、制御部46は、ROMに記憶されているプログラムに従って、画像形成装置1の各部位の動作を制御し、原稿の複写等の処理を行う。特に、本実施形態では、記憶部46Cには、中間転写ベルト30への色毎のトナー像の転写順(色順)を含む画像形成条件を決めるためのプログラムが格納されている。
また、本実施形態における画像形成装置1では、ユーザの設定によりオフィスモードとフォトモードとに切り換えられるようになっている。オフィスモードとは、YMCKの4色によるカラー画像を印刷するモードであり、フォトモードとは、例えばブラックトナーの代わりに透明トナー(T)を用いて光沢感の富んだカラー画像を印刷するモードのことである。
画像読取部10は、原稿を読み取り、読み取った原稿の画像信号を生成するユニットであり、光源11、プラテンガラス12、反射ミラー13、レンズ14、および固体撮像素子15を備えている。光源11から発せられてからプラテンガラス12に載置された原稿で反射した光は、反射ミラー13で反射する。そして、反射ミラー13で反射した光は、レンズ14を介して固体撮像素子15に入射する。固体撮像素子15は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色に対応した素子により、入射した光を電気信号に変換し、各色の画像を表す画像信号を生成して出力する。
このRGBの画像信号は、画像処理部45においてデジタル処理され、スクリーン処理や濃度補正、倍率補正等の各種処理が施される。そして、画像処理部45においては、各種処理が施された画像信号に対して色変換処理が行われ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(ブラック)の画像信号が生成される。このYMCKの各色の画像信号は画像処理部45から出力され、画像を形成する画像形成部20へ入力される。
画像形成部20は、YMCKの各色のトナー像を形成するユニット21Y,21M,21C及び21Kと、ユニット21Y,21M,21C及び21Kに形成された4色分のトナー像を重ね合わせて中間転写ベルト30に一次転写する一次転写ロール22Y,22M,22C及び22Kと、4色分のトナー像を重ね合わせて一次転写された中間転写ベルト30に記録用紙P(記録媒体)を押し付ける二次転写ロール31とを備えている。また、中間転写ベルト30の移動方向において、各ユニット21の上流側には中間転写ベルト30の残留トナーを除去するベルトクリーナを備えている。
なお、ユニット21Y,21M,21C及び21Kの構成は、形成するトナー像の色が異なる点を除いては、その構成が同じであるため、以下の説明においては、そのひとつであるユニット21Yについて説明し、他のユニットについては説明を省略する。
ユニット21Yは、トナー像が形成される感光体ドラム23(23Y)と、感光体ドラム23を帯電させる帯電器24と、ユニット21Yに対応する色(Y)の画像信号の供給を受けると当該画像信号を用いて変調した露光光を当該画像信号に対応したタイミングで感光体ドラム23に照射し、静電潜像を形成する露光ユニット25と、静電潜像が形成された感光体ドラム23に、ユニット21Yに対応する色(Y)のトナーを付着させてトナー像を形成する2成分現像方式の現像装置26Yと、形成されたトナー像が中間転写ベルト30に1次転写された後に感光体ドラム23Yをクリーニングして残留トナーを取り除くクリーニング機構27Yと、を備えている。また、画像形成部20の上部には、各現像装置26にトナーを供給するためのトナーカートリッジ28が着脱可能に装着される装着部が設けられている。このトナーカートリッジ内には有色トナーが充填されており、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の色毎にトナーカートリッジ28Y,28M,28C,28Kとなる。
また、ユニット21Y,21M,21C及び21Kには、現像装置26Y,26M,26C及び26Kが備えられている。また、本実施形態では、別途透明トナー用の現像装置26Tを備えたユニット21Tも用意されている。
各感光体ドラム23は所定の方向に回転し、各帯電器24により均一に帯電される。露光ユニット25から各色の画像信号に対応してレーザ光が感光体ドラム23に照射されると、感光体ドラム23が露光され、静電潜像が形成される。各感光体ドラム23の周囲には、トナーカートリッジ28から供給されるYMCK色のトナーを収容する各現像装置26が配設されており、各感光体ドラム23に形成された静電潜像は、各感光体ドラム23毎に配設された各現像装置26により現像され、各色のトナー像が形成される。感光体ドラム23で静電潜像を形成する動作は、制御部46から送信される駆動信号によって制御される。
一方、4つの感光体ドラム23に接触する中間転写ベルト30は、対向ロール32,33、一次転写ロール31に掛け渡されてベルト駆動部30A(図2、参照)によって矢印A方向に循環移動する。また、対向ロール33の外側には中間転写体クリーニング機構33aが配置されている。各感光体ドラム23上に形成された各色のトナー像は、それぞれの転写位置に配置された各一次転写ロール22により、中間転写ベルト30上に積層されて転写される。この積層されるトナー像は、図3(a)に示すように、中間転写ベルト30側から見てYMCKの順に積層される。このようにして、中間転写ベルト30上に積層(一次転写)された各色トナー像は、用紙トレイ40(もしくは用紙トレイ41,42)から用紙搬送ロール40a(もしくは用紙搬送ロール41a,42a)により搬送された記録用紙Pに重ね合わされ、中間転写ベルト30を挟んでニップ部を形成する対向ロール32および二次転写ロール31により記録用紙Pに二次転写される。各色トナー像が転写された記録用紙Pは、さらに加熱ロールと加圧ロールとを備えた定着装置44により加熱および加圧される。これにより、各色トナー像が記録用紙P上に定着されて画像が形成される。ベルト駆動部30Aは、制御部46からのベルト駆動信号によって制御される。
以上が、画像形成装置1を通常のオフィスモードで実行した際の印刷処理である。
本実施形態における画像形成装置1においては、少なくともブラックのトナーカートリッジ28Kが装着される装着部には検知センサ48が設けられており、この検知センサ48は、何色のトナーカートリッジが装着されたかを検知して検知信号COを制御部46に出力する。具体的には、トナーカートリッジ28には、充填されるトナーの種類毎に特徴形状が形成されており、検知センサ48が特徴形状に応じた検知信号COを出力する。そして、制御部46では、検知信号COに対応したトナー色のテーブルを記憶部46Cに記憶しておき、検知信号COからテーブルを参照することにより、装着部に装着されたトナーカートリッジ28が何色のトナーが充填されたカートリッジであるかを決定する。
[動作]
次に、本実施形態の特徴となる部分を以下に説明する。なお、具体例としてブラックのトナーカートリッジ28Kを透明トナー(T)のトナーカートリッジ28Tに交換し、且つ、ブラックの現像装置26Kを透明トナーの現像装置26Tに交換した場合を例示する。なお、この場合、画像形成ユニット21K全体を画像形成ユニット21と交換しても良いし、現像装置を含むユニットの一部を交換するようにしてもよい。
この画像形成装置1は、YMCKの4色によるカラー画像を印刷することが多いオフィス等に設置されている。このため、画像形成装置1は、YMCKの4色によるオフィスモードで使用されるのが普通である。しかし、写真等を印刷する場合には、光沢のある画像形成が必要になることがあり、この場合、ユーザがU/I部47を操作して、当該装置1の印刷モードを「オフィスモード」から「フォトモード」に切り換えると共に、図1に示すように、ブラックのトナーカートリッジ28Kを透明トナーのトナーカートリッジ28Tに交換し、且つブラックの現像装置26Kを透明トナーの現像装置26Tに交換する。これにより、画像形成装置1は、以下の処理を実行する。
図4〜図6は、本実施形態による処理を示したフロートチャートである。
図4は、フォトモードにおける印刷処理の流れを示したものである。
まず、制御部46はU/I部47をユーザが操作することにより、印刷モードが「オフィスモード」から「フォトモード」に切り換ったか否かを判定し(ステップSa1)、切り換えられるまで待機する(ステップSa1;NO)。フォトモードに切り換った場合には(ステップSa1;YES)、制御部46は、後述する画像形成条件設定処理(ステップSa10)、トナー像形成処理(ステップSa20)および二次転写・定着処理(ステップSa30)を行い、このフォトモード印刷処理を終了する。
画像形成条件設定処理は、図5に示すフローチャートに示すように処理される。
即ち、制御部46は、検知センサ48から検知信号COを読み込み(ステップSa11)、読み込んだ検知信号COからブラックのトナーカートリッジが装着されていた装着部に、交換されたトナーカートリッジ28に何色のトナーが充填されているかを検知する。本例の場合には、ブラックトナーを透明トナーに交換しているため、ブラックのトナーカートリッジ28Kの代わりに透明トナーのトナーカートリッジ28Tが装着されたことを検知する。
さらに、制御部46は、中間転写ベルト30に積層して形成されるトナー像の色順を設定する(ステップSa12)。具体的には、図1に示すように、図面右側からYMCKの色順で色毎に現像器が配置される。このため、オフィスモードでは、ベルト駆動部30Aを駆動すると、矢印A方向に移動を始め、この移動に対し、上流側からYMCKで配置された現像器から順に一次転写することで中間転写ベルト30側から見てYMCKの色順に積層されたトナー像が形成されていた。
そこで、制御部46は、YMCKの色順をTYMCの色順に変更し(ステップSa12)、また、二次転写ロール31と中間転写体クリーニング機構33aを退避させて中間転写ベルト30上のT像をY色の現像装置26Yの上流に移動させてY,M,C像を作像するように制御し、さらに定着装置44における定着温度および定着圧力に設定する(ステップSa13)。光沢有る画像を得るためには、定着温度および定着圧力は、通常の温度(例えば、100〜190℃)・通常の圧力(例えば、0.1〜0.8MPa)よりも10%程度高めに設定する。
そして、制御部46は、この処理を終了する。
トナー像形成処理は、図6に示すフローチャートに示すように処理される。
制御部46は、ベルト駆動部30Aにベルト駆動信号を出力し、中間転写ベルト30を図1の矢印A方向への移動を開始する(ステップSa21)。始めに、制御部46は、透明トナー用のユニットに切り替わっているK色のユニット21KのK色感光体ドラム23Kを動作させて、トナー像を中間転写ベルト30に一次転写する(ステップSa22)。次に、制御部46は、透明トナーのトナー像がY色感光体ドラム23Yに掛かる際に、Y色トナーのトナー像を透明トナーのトナー像に重ねて一次転写する(ステップSa23)。さらに、制御部46は、M色トナーのトナー像を透明トナー・Y色トナーと積層されたトナー像に重ねて一次転写し(ステップSa24)、C色トナーのトナー像を透明トナー・Y色トナー・M色トナーの順に積層されたトナー像に重ねて一次転写する(ステップSa25)。
このトナー像形成処理により、中間転写ベルト30上には、図3(b)に示すように、中間転写ベルト30側から見てTYMCの色順で積層されたトナー像が形成されることになる。
図4に戻って、制御部46は、中間転写ベルト30に形成されたトナー像は、中間転写ベルト30を挟んでニップ部を形成する対向ロール32および二次転写ロール31により記録用紙Pに二次転写され、定着装置44で定着される(ステップSa30)。この際、記録用紙P上に二次転写されたトナー像は、記録用紙P側から見てシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・透明トナー(T)の色順で積層されており、外側が透明トナー(T)で覆われるようになる。
[効果]
このように、本実施形態による画像形成装置1は、単にブラック用のトナーカートリッジ28Kを透明トナーのトナーカートリッジ28Tに交換しただけでは、記録用紙Pに形成されたトナー像の外側層がイエローとなっていたのを、トナー像の外側層が透明トナーとなるように色順を変更する。これにより、画像形成装置1がフォトモード時に出力される記録用紙Pに形成される画像は、トナー像の表面が透明トナーで覆われるようになり、画像表面を平坦にして光沢感に富み色調に優れた画像を形成することができる。
しかも、有色トナー用の現像手段のみを備えた画像形成装置で、光沢感に富んだ画像を印刷できるため、有色トナー用の現像手段に加えて透明トナーの現像手段を備えた画像形成装置に比べ、大幅なコスト低減を図ることも可能となる。
<第2実施形態>
[構成]
以下、図面を参照して本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、前述した第1実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。第2実施形態の特徴は、ロータリー型画像形成装置とし、トナーの交換をユニット毎に交換するようにした点にある。
図7はロータリー型画像形成装置の構成を示す図であり、図8はロータリー現像装置の要部を示す図である。
この画像形成装置50の構成は、画像形成部60と、画像読取部70と、用紙供給部80とに大別される。さらに、画像形成装置50は、ユーザが各種の操作を行うためのU/I部47を備えている。
用紙供給部80は、用紙供給源と、この用紙供給源から図中の点線Sによって示される搬送路を経由して画像形成部20へ用紙を搬送するための搬送手段を有している。用紙供給源は、用紙トレイ81a,81b,81c及び手差記録シートレイ82というように、用紙を収容するための手段を複数個備えている。また、搬送手段は、搬送ロール84a〜84cやレジストロール84dを備えている。
画像読取部70は、原稿送り71と、CCD等により構成される光学系部材72とを備えている。画像読取部70は、原稿送り71によって図示せぬプラテンガラスに順番に載置される原稿の画像を光学系部材72によって読み取り、読み取った画像を表す画像データを生成する。画像形成部60は、画像読取部70によって生成された画像データや、通信インタフェースを介して受信した画像データに基づいて画像形成処理を行う。
次に、画像形成部60は、感光体ドラム61と、帯電器62と、露光ユニット63と、ロータリー現像装置64と、クリーニング機構65と、中間転写ベルト66と、支持ロール67と、一次転写ロール68と、二次転写ロール69と、対向ロール51と、搬送ベルト52と、定着装置53とを備えている。感光体ドラム61の外周面(ドラム表面)には感光層が形成されており、この感光体ドラム61は図示せぬ駆動機構によって図中矢印a方向に回転させられる。帯電器62は、例えばロール型帯電装置やコロトロン型帯電装置であり、感光体ドラム61の表面を所定の電位に一様に帯電させる。露光ユニット63は、一様に帯電した感光体ドラム61に対し、画像データに応じて変調されたレーザ光を照射し、感光体ドラム61の表面に静電潜像を形成する。
ロータリー現像装置64は、それぞれY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色のトナー(現像剤)をそれぞれ収容する現像器64Y,64M,64C,64Kを備えている。このロータリー現像装置64が図示せぬ駆動機構によって図中矢印b方向に回転させられることにより、これら4つの現像器64Y,64M,64C,64Kは順番に感光体ドラム61と近接した位置に移動させられる。そして、現像器64Y,64M,64C,64Kに収容された各トナーが、それぞれの色に対応する静電潜像に電気的に転移させられることによって、感光体ドラム61の表面にトナー像が形成される。
中間転写ベルト66は、無端のベルト部材であり、その内周面を複数の支持ロール67(図7では2つ)と一次転写ロール68と二次転写ロール69とによって張架された状態で、矢印c方向に周回移動させられる。一次転写ロール68は、感光体ドラム61との間で中間転写ベルト66を挟持しつつ、感光体ドラム61表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト66の外周面に転写(一次転写)する。感光体ドラム近傍に設けられたクリーニング機構65は、一次転写後の感光体ドラム61表面に残ったトナーを除去する。二次転写ロール69は、対向ロール51との間に形成されるニップ領域において、中間転写ベルト66の外周面に転写されているトナー像を用紙へ転写(二次転写)する。
定着装置53は、搬送路Sを挟んで互いに対向する定着ロール53a及び加圧ロール53bを備えている。定着装置53は、トナー像が二次転写された用紙に対し、定着ロール53a及び加圧ロール53bによって圧力を加えながら急速に加熱することによってトナー像を用紙に定着させる。この定着処理がなされた後に、用紙は排紙ロール54a,54bによって排紙トレイ55に排出される。
ロータリー現像装置64は、図8に示すように、軸64Aの周囲に装着されたY,M,C,Kの4色の現像器Dy,Dm,Dc,Dkを有しており、軸64Aの回転に伴い、各4色の現像器Dy,Dm,Dc,Dkが順次現像領域に移動するように構成されている。現像器Dy,Dm,Dc,Dkは、感光体ドラム61上の静電潜像を、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各色のトナー像に現像する装置である。感光体ドラム61には、回転する中間転写ベルト66が配置されている。中間転写ベルト66表面は、回転する感光体ドラム61の表面に沿って現像領域の下流側で且つ感光体ドラム61に設定された1次転写領域を通過するようになっている。
現像器Dは、現像ロールR0、第1オーガR1、第2オーガR2を備えている。これらのオーガR1,R2は画成された部屋内を攪拌することにより、2つの部屋内のトナーを繰り返し巡回させる。
以上のように構成されるロータリー型画像形成装置50であっても、記録用紙Pに画像を形成する処理については、第1実施形態とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
現像器Dy,Dm,Dc,Dkは、ロータリー現像装置64に対して着脱可能に装着される。ロータリー現像装置64側の装着部には、検知センサ48が設けられており、この検知センサ48は、現像器の特徴形状を検知して検知信号COを制御部46に出力し、制御部46では、何色のトナーが充填された現像器Dが装着されたかを検知する。
[動作]
次に、第2実施形態において特徴となる部分を以下に説明する。なお、具体例としてブラックの現像器Dkを透明トナー(T)の現像器Dtにユニット毎交換した場合を例示する。
この実施形態では、制御部46は、第1実施形態と同様に、検知センサ48からの検知信号COを受けて、フォトモードにおける画像形成条件を設定し、トナー像の色順をYMCKからTCMYとなるように設定する。
この色順の設定に基づいて、以下の動作を行う。
まず、制御部46は、ロータリー現像装置64のうち現像器Dkの位置に装着された現像器Dtの現像ロールR0を感光体ドラム61に接触するように、軸64Aを回動させ、透明トナーによるトナー像を感光体ドラム61に形成し、このトナー像を中間転写ベルト66に一次転写する。この際、軸64Aの回動方向は、オフィスモード時には反時計方向であったが、時計方向・反時計方向のいずれの方向にも回動できるものとする。
次に、C色の現像器Dcの現像ロールR0を感光体ドラム61に接触するように、軸64Aを回動させ、C色トナーによるトナー像を感光体ドラム61に形成し、中間転写ベルト66に一次転写された透明トナーによるトナー像にC色トナーによるトナー像を重なるように、一次転写する。同様に、M色・Y色トナーによるトナー像を感光体ドラム61に形成した後に、中間転写ベルト66に一次転写する。これにより、中間転写ベルト66上にはこの中間転写ベルト66側からTCMYの色順に積層されたトナー像が形成されることになる。
その後、二次転写されたトナー像は、記録用紙PからYCMTの順に積層され、定着装置53で定着される。
[効果]
このように、ロータリー型画像形成装置50であっても、単にブラック用の現像器Dkを透明トナーの現像器Dtに交換しただけでは、記録用紙Pに形成されたトナー像の外側層がイエローとなっていたのを、トナー像の外側層が透明トナーとなるように色順を変更する。これにより、トナー像の表面が透明トナーで覆われることになり、画像表面を平坦にして光沢感に富んだ画像を形成することができ、第一実施形態と同様の効果を奏する。
<変型例>
前記各実施形態では、充填されるトナーのユニットには、その色毎に特徴形状が形成されており、検知センサ48が特徴形状に応じた検知信号COを出力することにより、装着されたトナーカートリッジに充填されたトナーの色を把握するようにしたが、具体的には、特徴形状はトナー供給口の位置を異ならせる等であっても良い。
前記実施形態では、検知センサ48は、ブラックトナーのトナーカートリッジ28K(現像器Dk)が装着される装着部に設けるものとして述べたが、本発明はこれに限らず、各色のカートリッジ28(現像器D)の装着部にセンサを設け、各装着部に装置されるカートリッジ(現像器D)の色を把握するようにしても良い。これにより、二次転写時に透明トナーが外側層に来るように、感光体ドラム23からの一次転写の色順を設定しても良い。
また、装着されたトナーカートリッジ(ユニット)の色を検知する方法は、検知センサ48に限るものではなく、着脱可能なユニット側に色,各種データ等の情報が書き込まれたICタグ(図示せず)を貼着し、本体側に設置した読取部で情報の読み取りを行うようにして、ICタグからの情報で色を検知するようにしても良い。
さらに、光沢用定着装置が別途備えられている画像形成装置にあっては、記録用紙の搬送路を、通常のオフィスモードでは定着装置44を通過させ、一方フォトモードでは光沢用定着装置を通過させて、定着処理を行うようにしても良い。
前記各実施形態では、転写手段により中間転写ベルトにトナー像を転写する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、記録シートに直接トナー像を転写するようにしても良い。この場合、記録シートに転写されるトナー像の色順は、透明トナー以外の色のトナー像よりも後に透明トナーのトナー像を転写させるようにする。
さらに、前記実施形態の画像形成条件設定処理では、トナー像の色順、定着条件を設定するようにしたが、この条件に限らず、作像シーケンスの処理条件、スクリーンの処理条件、現像条件を設定するようにしても良い。
また、前記実施形態では、透明トナーを使用した際、第1実施形態では記録用紙PからCMYTの順に積層され、第2実施形態では記録用紙PからYCMTの順に積層される場合を例示したが、これらの色順に限定されず、透明トナー(T)が外側になる色順であれば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の色順は上記に限定されるものではない。
本発明の第1実施形態による画像形成装置を示す図である。 第1実施形態による制御部の構成を示すブロック図である。 第1実施形態による中間転写ベルトに一次転写されるトナー像を拡大して示す図である。 第1実施形態によるフォトモード印刷処理を示す流れ図である。 第1実施形態による画像形成条件設定処理を示す流れ図である。 第1実施形態によるトナー像形成処理を示す流れ図である。 本発明の第2実施形態による画像形成装置を示す図である。 第2実施形態によるロータリー現像装置を示す図である。
符号の説明
1,50…画像形成装置、10,70…画像読取部、20,60…画像形成部、23,61…感光体ドラム、21Y,21M,21C,21K,21T…ユニット、26Y,26M,26C,26K,26T…現像装置、28Y,28M,28C,28K,28T…トナーカートリッジ、30,66…中間転写ベルト、64…ロータリー現像装置、Dy,Dm,Dc,Dk,Dt…現像器。

Claims (5)

  1. 決められた画像形成条件に従って、像担持体に潜像を形成してその潜像を複数色のトナーで現像し、現像によって前記像担持体に形成されたトナー像を記録シートに転写する画像形成手段と、
    前記現像に用いる各色のトナーのいずれかが透明トナーであることを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって透明トナーが検知された場合と前記検知手段によって透明トナーが検知されない場合とで、前記画像形成手段が従う前記画像形成条件を変更する制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. それぞれ異なる色のトナーを充填した現像容器が装着され、像担持体に形成された潜像を各々の前記現像容器に充填されているトナーで現像し、当該像担持体に異なる色のトナー像を形成する複数の現像手段と、
    前記像担持体に形成された複数色の前記トナー像を決められた色順で中間転写体または記録シートに転写する転写手段と、
    前記現像手段に装着された現像容器が透明トナーの充填された透明トナー用現像容器であることを検知する検知手段と、
    前記転写手段が前記複数のトナー像を中間転写体に転写する場合には、前記透明トナー用現像容器が装着されたことが前記検知手段によって検知されると、前記透明トナー用現像容器が装着された現像手段によって現像されたトナー像を透明トナー以外の色のトナー像よりも先に前記中間転写体に転写させ、一方、前記転写手段が前記複数のトナー像を記録シートに転写する場合には、前記透明トナー用現像容器が装着されたことが前記検知手段によって検知されると、前記透明トナー用現像容器が装着された現像手段によって現像されたトナー像を透明トナー以外の色のトナー像よりも後に前記記録シートに転写させる制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記透明トナー用現像容器の形状が、透明トナー以外の色のトナーが充填される現像容器の形状とは異なっており、
    前記検知手段は、前記現像手段に装着されている各々の前記現像容器の形状に基づいて、前記透明トナー用現像容器が装着されたことを検知する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記検知手段は、各々の前記現像容器に取り付けられ、その現像容器に充填されたトナーの色を記憶したICタグと、
    前記ICタグに記憶された色を読み出す読取部とを備え、
    前記読取部によって読み出された色に基づいて前記透明トナー用現像容器が装着されたことを検知する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記透明トナー以外のトナーの色はイエロー、マゼンタ、シアンである
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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