JP2007287345A - El発光モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】プラス電極またはマイナス電極に電力を供給するための配線が簡単な構成とされたEL発光モジュールを提供する。
【解決手段】透明基板32に配置された封止部33、プラス電極36pおよびマイナス電極36mを備えたEL素子30と、これらの電極に接続した引出線とで構成されたEL素子モジュール1は、プラス電極36pおよびマイナス電極36mが封止部33を間に対向した一対の電極として形成され、同極性同士が短絡線63により接続され、引出線60および短絡線63が封止部33に沿って配置され外部に導出された構成とされている。これにより、プラス電極またはマイナス電極に電力を供給するための配線が簡単な構成とされる。
【選択図】図1
【解決手段】透明基板32に配置された封止部33、プラス電極36pおよびマイナス電極36mを備えたEL素子30と、これらの電極に接続した引出線とで構成されたEL素子モジュール1は、プラス電極36pおよびマイナス電極36mが封止部33を間に対向した一対の電極として形成され、同極性同士が短絡線63により接続され、引出線60および短絡線63が封止部33に沿って配置され外部に導出された構成とされている。これにより、プラス電極またはマイナス電極に電力を供給するための配線が簡単な構成とされる。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレクトロルミネッセンス素子(以下、EL素子ともいう。)を用いたEL発光モジュールに関する。
近年、EL素子の開発が進み、高輝度、大面積を有する表示用、または光源用のEL素子が提案されるようになっている。それに伴いEL素子を適用して照明用とするEL発光モジュールの検討がされつつある。EL発光モジュールは、照明器具などの光源となるEL素子とEL素子に接続された電力を供給するための引出線により主要部が構成されたものであり、種々の照明器具などに適用されるものである。
図4は、従来のEL発光モジュールの断面図である。
EL発光モジュール100は、EL素子130とEL素子130に電力を供給するための引出線160により主要部が構成されている。
EL素子130は、電力を光に変換する発光層131eと、相互に対向して配置された透明基板132および封止部133を備える。封止部133は、封止基板133pと封着部133jで構成され、封着部133jを介して封止基板133pを透明基板132に接合してある。
透明基板132は発光層131eからの光を外部へ導出するために透明性が要求され、例えば、ガラス基板で構成してある。そして、透明基板132において発光層131eからの光を外部へ導出する部分は発光領域131として構成される。
封止基板133pは、例えばガラス基板で構成してある。また、封着部133jは、ガラス基板を相互に接着するために例えばエポキシ系の接着剤で構成してある。
透明基板132には、プラス電極134p、発光層131e、およびマイナス電極134mが順次積層され、プラス電極134pおよびマイナス電極134mの間に適宜の電圧を印加することにより、電力を供給して発光層131eを発光させる。
プラス電極134pは、光を透過させる必要があることから透明性が要求され、例えばITO(酸化インジウム錫)で構成される。また、発光層131eに対して裏面側に積層されたマイナス電極134mは、透明性を要求されず適宜の反射性を要求されることから、例えばアルミニウムで構成される。なお、プラス電極134pおよびマイナス電極134mの端部は適宜、封止部133の外側(透明基板132の外周領域)に導出され、それぞれに対応した接続端子134pt,134mt(図4では、マイナス電極134mに対応する接続端子134mtは接続端子134ptに隠れている。)が形成される。
プラス電極134pおよびマイナス電極134mに適宜の電圧を印加するために、接続端子134mt、134ptに引出線160が適宜の接続手段により接続される。
このような従来のEL発光モジュール100は、例えば特許文献1に提示されている。
特開平11−354272号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている従来技術においては、プラス電極およびマイナス電極(以下、プラス電極およびマイナス電極を総称するときは電極という。)の一端から電力が供給されるため、電極の電位にばらつきが生じ、発光部に輝度斑が生じてしまうという問題があった。
これを解決する手段として、発光領域を間にプラス電極またはマイナス電極を延長させて、発光領域を間に対向して配置されたプラス電極(またはマイナス電極)の両端から電力を供給することが考えられる。これにより、電極の電位のばらつきが抑えられて、発光部の輝度斑が抑えられる。
このような構成とする場合、プラス電極(またはマイナス電極)の両端に当接する導体パターンが形成された補助部材を形成し、この補助部材の導体パターンを電極に接合することで電力を供給することが考えられる。
また、他の手段として、EL素子の透明基板にプラス電極(またはマイナス電極)の両端から導出させた導体パターンを形成して、導体パターンを介して電極に電力を供給することが考えられる。
しかしながら、補助部材を形成するには、導体パターンの形成など多数の工程を経なければならず、製造コストがかかるものであった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、プラス電極またはマイナス電極に電力を供給するための配線が簡単な構成とされたEL発光モジュールを提供することを目的とする。
本発明に係るEL発光モジュールは、透明基板、該透明基板に対向して配置された封止部、該封止部の外周に導出され前記透明基板上に透明電極で配置されたプラス電極およびマイナス電極とにより構成されたEL素子と、一端が前記プラス電極に接続され他端が外部に導出されたプラス引出線と、一端が前記マイナス電極に接続され他端が外部に導出されたマイナス引出線とを備えたEL発光モジュールであって、前記プラス電極は、前記封止部を間に互いに対向した一対の電極として形成され、前記マイナス電極は、前記封止部を間に互いに対向した一対の電極として形成され、一対の前記プラス電極同士および一対の前記マイナス電極同士は、それぞれが前記封止部に沿って配置された短絡線により接続され、前記プラス引出線または前記マイナス引出線の少なくともいずれか一方は、前記封止部の外周に沿って配置され、前記プラス引出線と前記マイナス引出線は、外部で一対にされたことを特徴とする。
この構成により、プラス引出線およびマイナス引出線(以下、プラス引出線およびマイナス引出線を総称して引出線ともいう。)のそれぞれをプラス電極およびマイナス電極に配線することから、簡単な配線構造でEL素子に電力を供給することができる。
また、一対のプラス電極同士および一対のマイナス電極同士は、それぞれが短絡線により接続されていることから、EL素子のプラス電極およびマイナス電極の両端縁に電力が供給されるので、プラス電極およびマイナス電極の全体の電位ばらつきを抑えることができる。この結果、発光部の輝度斑を低減することができる。
また、プラス引出線とマイナス引出線を一箇所から一対の引出線を外部に導出させていることから、EL発光モジュールを用いて照明器具などを製作する際における引出線の配線が容易になる。
また、本発明に係るEL発光モジュールでは、一対とした前記プラス引出線と前記マイナス引出線の前記他端には、電源接続用コネクタが設けられたことを特徴とする。この構成により、容易にEL発光モジュールの交換ができる。
また、本発明に係るEL発光モジュールでは、前記プラス電極および前記マイナス電極の少なくとも一方には前記透明電極よりも低抵抗の板状の導電体が接合してあり、該導電体には前記プラス引出線または前記マイナス引出線の前記一端が接続してあることを特徴とする。
この構成により、導電体を介してプラス電極およびマイナス電極に電力が供給されることから、プラス電極およびマイナス電極の電位が略同一になるので、発光部の輝度斑を低減することができる。
また、プラス電極またはマイナス電極と導電体は面で強固に接合され、引出線は半田等で導電体に接続されているので、EL素子に容易に電力を供給することができる。
また、本発明に係るEL発光モジュールでは、前記透明基板に対向して前記EL素子を収容する表面ケースと、該表面ケースに係合して前記EL素子を被う裏面ケースとを備え、前記表面ケースは、前記EL素子の発光領域に対応する窓部を有することを特徴とする。
この構成により、表面ケースはEL素子を安定的に支持するので、透過率を低下させることなく機械的強度を十分に確保することができる。また、表面ケースは透明基板の端縁および角部を保護するので、端縁および角部で破損を生じさせず、かつシャープエッジ(透明基板の端縁に形成される鋭い稜)から取扱者を保護する効果も有する。
また、本発明に係るEL発光モジュールでは、前記表面ケースは遮光性を有することを特徴とする。
この構成により、発光領域の周囲(発光領域の外周領域)がマスキングされ、発光領域を顕在化させることができるので、発光領域を顕在化させることができる。また、非発光部(発光領域以外の部分)をマスキングできることから装飾性、デザイン性を向上させることができる。
また、本発明に係るEL発光モジュールでは、前記裏面ケースは前記封止部に対応する窓部を有することを特徴とする。
この構成により、放熱性を低下させることなく機械的強度を確保し、かつ、配線部(引出線を配置した部分)をマスキングすることができ、また、窓部から突出する形状の放熱体を設けることにより放熱性をさらに向上させることも可能である。
本発明に係るEL発光モジュールによれば、プラス引出線およびマイナス引出線のそれぞれをプラス電極およびマイナス電極に配線することから、簡単な配線構造でEL素子に電力を供給することができる。
また、一対のプラス電極同士および一対のマイナス電極同士は、それぞれが短絡線により接続されていることから、EL素子のプラス電極およびマイナス電極の両端に電力が供給されるので、プラス電極およびマイナス電極の全体の電位ばらつきを抑えることができる。この結果、発光部の輝度斑を低減することができる。
また、プラス引出線とマイナス引出線を一箇所から一対の引出線を外部に導出させていることから、EL発光モジュールを用いて照明器具などを製作する際における引出線の配線が容易になる。
また、本発明に係るEL発光モジュールによれば、一対としたプラス引出線とマイナス引出線の他端には、電源接続用コネクタが設けられているので、容易にEL発光モジュールの交換ができる。
また、本発明に係るEL発光モジュールによれば、プラス電極およびマイナス電極の少なくとも一方には、透明電極よりも低抵抗の板状の導電体が接合され、導電体にプラス引出線またはマイナス引出線が接続されていることから、導電体を介してプラス電極およびマイナス電極に電力が供給され、プラス電極およびマイナス電極の電位が略同一とすることができるので、発光部の輝度斑を低減することができる。
また、プラス電極またはマイナス電極と導電体は面で強固に接合され、引出線がはんだ等で導電体に接続されているので、EL素子に容易に電力供給することができる。
また、本発明に係るEL発光モジュールによれば、EL素子を収容する表面ケースと裏面ケースを備え、表面ケースは発光領域に対応する窓部を有することから、透過率を低下させることなく機械的強度を十分に確保することができる。また、表面ケースは透明基板の端縁および角部を保護するので、端縁および角部で破損を生じさせず、かつシャープエッジから取扱者を保護する効果も有する。
また、本発明に係るEL発光モジュールによれば、発光領域の周囲がマスキングされ、発光領域を顕在化させることができ、装飾性やデザイン性を向上させることができる。
また、本発明に係るEL発光モジュールによれば、裏面ケースは封止部に対応する窓部を有することから、放熱性を低下させることなく機械的強度を確保し、かつ、配線部をマスキングすることができ、また、窓部から突出する形状の放熱体を設けることにより放熱性をさらに向上させることも可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係るEL発光モジュールの斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係るEL発光モジュールの斜視図である。
EL発光モジュール1は、EL素子30とEL素子30に電力を供給するための引出線60により主要部が構成されている。EL素子30は電力を光に変換するものである。引出線60は、一端がEL素子30に接続され、他端が電力を供給する電源や電源接続用コネクタなどに接続されるものである。
EL素子30は、電力を光に変換する発光層(不図示)と、相互に対向して配置された透明基板32および封止部33を備える。封止部33は、封止基板33pと封着部33jで構成され、封着部33jを介して封止基板33pを透明基板32に接合してある。なお、EL素子30の構成は、従来技術に示したEL素子130と同様である。
透明基板32と封止基板33pの間には発光層が形成してある。また、発光層を挟んでプラス側に正孔輸送層(不図示)、マイナス側に電子輸送層(不図示)が形成してある。発光層を有機分子で構成したものが有機EL素子である。さらに、プラス側の正孔輸送層の外側にプラス電極36pが形成され、マイナス側の電子輸送層の外側にマイナス電極36mが形成されている。
EL素子30を有機EL素子とすることにより、低電圧で点灯が可能となり、発光効率の良いEL発光モジュール1とすることができる。なお、EL素子30の発光層および発光層に積層される正孔輸送層、電子輸送層などの構造については種々のものが提案されており、上述した構造に限るものではない。
透明基板32は、例えば、ガラス基板で構成してある。透明基板32において発光層からの光を外部へ放出する部分は、発光領域31として構成される。
封止基板33pは、例えばガラス基板で構成してある。また、封着部33jは、ガラス基板を相互に接着するために例えばエポキシ系の接着剤で構成してある。
封止基板33pは透明基板32に対向する面に配置されるものであり、透明基板32と封着部33jで接合することにより発光層を密封封止するものである。また、封止基板33pの裏面には、適宜放熱手段を設けることもできる。
プラス電極36pは、透明基板32の発光領域31を含む領域に形成してある。プラス電極36pには正孔輸送層が積層され、正孔輸送層には発光層が積層され、さらに電子輸送層が積層される。透明基板32に積層されたプラス電極36pは、光を放出する必要があることから透明性が要求され、例えばITO(酸化インジウム錫)で構成される。また、発光層に対して裏面側に積層されたマイナス電極36mは、透明性を要求されず適宜の反射性を要求されることから、例えばアルミニウムで構成される。
プラス電極36pは、封止部33の外周の両側へ延長され、発光領域31を間に対向されて配置してある。発光領域31を間にして配置されたプラス電極36p同士は、短絡線63pで接続される。
マイナス電極36mは、プラス電極36pが延長した方向と交叉する方向で封止部33の外周へ延長させ、発光領域31を間に対向されて配置してある。発光領域31を間にして配置されたマイナス電極36m同士は、短絡線63mで接続される。
短絡線63p、63mは、封止部33の外周に沿って配置される。短絡線63p、63mは、芯が導体(例えば、銅やアルミニウム)であり芯の周囲が絶縁性皮膜に覆われたものである。例えば、ワイヤハーネスが短絡線63p、63mとして用いられる。短絡線63p、63mの芯の周囲が絶縁性皮膜に覆われているので、異なる極性の電極を跨いでショートさせずに同極性の電極同士(マイナス電極36m同士またはプラス電極36p同士)を短絡線63p、63mで短絡することができる。
プラス電極36p、36pおよびマイナス電極36m、36mは、それぞれが短絡線63p、63mにより接続してあることから、EL素子30のプラス電極36pまたはマイナス電極36mに電力が供給されたとき各電極面の電位差を抑えることができる。これにより、発光部の輝度斑を低減することができる。
引出線60は、芯が導体(例えば、銅やアルミニウム)であり芯の周囲が絶縁性皮膜に覆われたものである。例えば、ワイヤハーネスが引出線60として用いられる。
引出線60は、プラス電極36pとマイナス電極36mにそれぞれ接続される。プラス電極36pに接続された引出線60はプラス引出線60pとする。マイナス電極36mに接続された引出線60はマイナス引出線60mとする。
プラス引出線60pは、一端がプラス電極36pに接続され、封止部33の側壁33wに沿って配線され他端が透明基板32の外部に導出される。また、マイナス引出線60mは、一端がマイナス電極36mに接続され、封止部33の側壁33wに沿って配線され他端が透明基板32の外部に導出される。また、それぞれのプラス引出線60pやマイナス引出線60mは、絶縁性接着剤で側壁33wに接着されて固定される。これにより、引出線60が強固に固定されるので、引出線60と電極36の接続の切断がなくなる。
なお、EL発光モジュール1は、プラス引出線60pおよびマイナス引出線60mの両方を封止部33の側壁33wに沿って配線した構成とするものに限らず、プラス引出線60pおよびマイナス引出線60mのいずれか一方を封止部33の側壁33wに沿って配線した構成としてもよい。
EL素子30に電力を供給するための手段として、引出線60を配線して電極に接続した構成としたことから、簡単な配線構造となっている。
プラス引出線60pとマイナス引出線60mは、透明基板32の外部で一対とされてコードに形成される。コードの先端(引出線60の他端に対応する部分)には、電源接続用コネクタ61が設けられる。透明基板32の一箇所から一対の引出線60を外部に導出させているので、EL発光モジュール1を用いて照明器具などを製作する際、引出線60の配線が容易となる。また、引出線60の先端(他端)には電源接続用コネクタ61が設けられているので、容易にEL発光モジュールの交換ができる。
<実施の形態2>
図2は、本発明の実施の形態2に係るEL発光モジュールの斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態2に係るEL発光モジュールの斜視図である。
本実施の形態に係るEL発光モジュール1は、EL素子30とEL素子30に電力を供給するための引出線60により主要部が構成され、プラス電極36pとマイナス電極36mが板状の導電体70により補強されている。EL素子30および引出線60などの構成は、実施の形態1と略同様であるので説明を省略する。
プラス電極36pには、全体または一部を覆うように板状の導電体70が導電性接着剤により接合されて形成されている。また、マイナス電極36mには、全体または一部を覆うように板状の導電体70が導電性接着剤により接合されて形成されている。導電体70としては、例えば、銅板などが用いられる。
導電体70は、導電性接着剤により全体または一部を覆うようにしてプラス電極36pまたはマイナス電極36mに接続されている。また、導電体70の表面にはプラス引出線60p(またはマイナス引出線60m)や短絡線63p(または、短絡線63m)が接続されている。
プラス電極36p同士は、導電体70を介して短絡線63pにより接続されている。同様に、マイナス電極36m同士は、導電体70を介して短絡線63mにより接続されている。
プラス引出線60pの一端はプラス電極36pに接合された導電体70に接続され、プラス引出線60pの他端は透明基板32の外部に導出されている。また、マイナス引出60mの一端はマイナス電極36mに接合された導電体70に接続され、マイナス引出60mの他端は透明基板32の外部に導出されている。
導電体70が電極36に面接合され、引出線60が導電体70にはんだ等で強固に接合されていることから、確実にEL素子へ電力供給できる。
また、プラス電極36pまたはマイナス電極36mを覆った導電体70を介してEL素子30に電力が供給されることから、プラス電極36pまたはマイナス電極36mの電位が均等化し、これにより、発光部の輝度斑が低減する。特に、プラス電極36pまたはマイナス電極36mの全体を導電体70で覆ったときには、プラス電極36pまたはマイナス電極36mの電位を略同一とすることができるので、さらに、発光部の輝度斑を低減することができる。
<実施の形態3>
図3は、本発明の実施の形態3に係るEL発光モジュールの分解斜視図である。
図3は、本発明の実施の形態3に係るEL発光モジュールの分解斜視図である。
本実施の形態に係るEL発光モジュール1は、EL素子30、EL素子30に接続された引出線60、透明基板32に対向して配置された表面ケース20、表面ケース20に係合する裏面ケース50により主要部が構成されている。すなわち、本実施の形態に係るEL発光モジュール1は、実施の形態1または実施の形態2に係るEL発光モジュール1のEL素子30を保護し、また、外観をよくするために表面ケース20および裏面ケース50が設けられたものである。EL素子30や引出線60や透明基板32は、実施の形態1または実施の形態2と同様であるので説明を省略する。
表面ケース20は、EL素子30(透明基板32)を載置して支持する四辺形で平面状の支持部21、支持部21の外周端に立設されてEL素子30(透明基板32)を内包し、位置決めして収容する枠部22を備える。
この構成により、EL素子30を表面ケース20の内側に確実に位置合わせして載置することができる。表面ケース20は、EL素子30を安定的に支持して外部環境から確実に分離するので、EL素子30を周囲の外部環境から保護することが可能となる。したがって、EL素子30の機械的強度を容易に確保することが可能となり、信頼性および実用性を向上させることができる。また、表面ケース20は透明基板32の端縁および角部を保護するので、端縁および角部で破損を生じさせず、かつシャープエッジ(透明基板の端縁に形成される鋭い稜)から取扱者を保護する効果も有する。
支持部21の中央にはEL素子30からの光をEL発光モジュール1の外部に直接放出するためにEL素子30の発光領域31に対応して開口された窓部23が形成してある。つまり、支持部21は、EL素子30の外周部分に対応させて額縁状としてある。したがって、EL素子30により放射される光は窓部23からEL発光モジュール1の外部へ直接放出されることから、窓部23を設けない場合(例えば、表面ケース20を全体的に透明なケースとした場合など)に比較してEL発光モジュール1としての透過率を向上させることが可能となる。また、支持部21はEL素子30の周囲を確実に支持していることから、透過率を低下させることなく機械的強度を確保することができる。
また、表面ケース20は、例えば合成樹脂で成形してあり、窓部23を有することから遮光性樹脂で形成することが可能となる。表面ケース20を遮光性の合成樹脂(例えばプラスチック)で成形することによりEL素子30の発光領域31を際立たせて発光領域31を顕在化させ、また、発光領域31の周囲の非発光部(発光領域31の外周領域)を見えないように遮光(マスキング)することが可能となることから、発光領域31を顕在化させることができ、EL発光モジュール1を照明用光源として用いる場合に装飾性、デザイン性を向上させることができる。なお、表面ケース20を透光性とした場合には、窓部23を設けずに平板状とすることが可能である。
また、表面ケース20の一辺に対応する枠部22の適宜の位置には引出線60を配置、導出するための端子導出部24が切り欠き状に形成してある。
EL素子30は製造の容易性などから一般的に四辺形とされることから、表面ケース20も同様に四辺形としてあるが、表面ケース20は、EL素子30の形状に応じて適宜変形することが可能である。
裏面ケース50は、EL素子30の外周部を被覆する被覆部51、被覆部51の外周端に立設されてEL素子30を内包する枠部52を備える。つまり、裏面ケース50(枠部52)は、表面ケース20(枠部22)に係合され、EL素子30を被るように構成してあることから、表面ケース20と係合してEL素子30を外部環境から確実に分離して保護することが可能となり、EL発光モジュール1の機械的強度をさらに向上させて、信頼性および実用性を向上させることができる。また、配線部(引出線を配置した部分)をマスキングすることができるので、デザイン性が向上する。
したがって、EL素子30は、表面ケース20と裏面ケース50で構成される箱に収納された構造とすることとなるので、いわゆるカセット式構造となり、取り扱いが極めて容易となり、照明光源としての実用性を大きく向上させることが可能となる。
被覆部51の中央にはEL素子30からの熱をEL素子30の外部に放出するためにEL素子30に対応させて開口された窓部53が形成してある。つまり、被覆部51は、EL素子30の外周部分に対応させて額縁状としてあることから、EL素子30で発生した熱はEL素子30の外部へ直接放出される。したがって、窓部53を設けない場合に比較して、EL素子30としての放熱性を低下させることなく機械的強度を確保できる。また、透明基板の端縁および角部を保護することができるので、透明基板の端縁および角部で破損が生じることもない。また、窓部53から突出する形状の放熱体を封止部33に設けることにより、さらに放熱効率を向上させることが可能となる。
1 EL発光モジュール
20 表面ケース
21 支持部
22 枠部
23 窓部
24 端子導出部
30 EL素子
31 発光領域
32 透明基板
33 封止部
33j 封着部
33p 封止基板
36 電極(プラス電極およびマイナス電極)
36m マイナス電極
36p プラス電極
50 裏面ケース
51 被覆部
52 枠部
53 窓部
60 引出線(プラス引出線およびマイナス引出線)
60m マイナス引出線
60p プラス引出線
63、63m、63p 短絡線
70 導電体
20 表面ケース
21 支持部
22 枠部
23 窓部
24 端子導出部
30 EL素子
31 発光領域
32 透明基板
33 封止部
33j 封着部
33p 封止基板
36 電極(プラス電極およびマイナス電極)
36m マイナス電極
36p プラス電極
50 裏面ケース
51 被覆部
52 枠部
53 窓部
60 引出線(プラス引出線およびマイナス引出線)
60m マイナス引出線
60p プラス引出線
63、63m、63p 短絡線
70 導電体
Claims (6)
- 透明基板、該透明基板に対向して配置された封止部、該封止部の外周に導出され前記透明基板上に透明電極で配置されたプラス電極およびマイナス電極とにより構成されたEL素子と、
一端が前記プラス電極に接続され他端が外部に導出されたプラス引出線と、
一端が前記マイナス電極に接続され他端が外部に導出されたマイナス引出線とを備えたEL発光モジュールであって、
前記プラス電極は、前記封止部を間に互いに対向した一対の電極として形成され、
前記マイナス電極は、前記封止部を間に互いに対向した一対の電極として形成され、
一対の前記プラス電極同士および一対の前記マイナス電極同士は、それぞれが前記封止部に沿って配置された短絡線により接続され、
前記プラス引出線または前記マイナス引出線の少なくともいずれか一方は、前記封止部の外周に沿って配置され、
前記プラス引出線と前記マイナス引出線は、外部で一対にされたことを特徴とするEL発光モジュール。 - 一対とした前記プラス引出線と前記マイナス引出線の前記他端には、電源接続用コネクタが設けられたことを特徴とする請求項1に記載のEL発光モジュール。
- 前記プラス電極および前記マイナス電極の少なくとも一方には前記透明電極よりも低抵抗の板状の導電体が接合してあり、該導電体には前記プラス引出線または前記マイナス引出線の前記一端が接続してあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のEL発光モジュール。
- 前記透明基板に対向して前記EL素子を収容する表面ケースと、該表面ケースに係合して前記EL素子を被う裏面ケースとを備え、
前記表面ケースは、前記EL素子の発光領域に対応する窓部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のEL発光モジュール。 - 前記表面ケースは遮光性を有することを特徴とする請求項4に記載のEL発光モジュール。
- 前記裏面ケースは前記封止部に対応する窓部を有することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のEL発光モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006109975A JP2007287345A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | El発光モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006109975A JP2007287345A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | El発光モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007287345A true JP2007287345A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38758953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006109975A Pending JP2007287345A (ja) | 2006-04-12 | 2006-04-12 | El発光モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2007287345A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101407225B1 (ko) * | 2011-12-21 | 2014-06-13 | 재단법인 한국조명연구원 | 인출선을 구비한 유기발광 조명 패널 |
| KR101407223B1 (ko) | 2011-12-21 | 2014-06-16 | 재단법인 한국조명연구원 | 착탈 구조의 유기 발광부를 구비한 조명 패널 |
| KR101578298B1 (ko) * | 2014-07-18 | 2015-12-28 | 김상식 | Oled를 이용한 조명장치 |
-
2006
- 2006-04-12 JP JP2006109975A patent/JP2007287345A/ja active Pending
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