JP2007288929A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減、組立工数の削減、コストの低減を実現可能なECUが一体化された電動モータを提供する。
【解決手段】モータコイルへの駆動電流の供給を制御する駆動回路が形成された制御用基板40と、モータケーシングを構成するハウジング10に一体的に形成されて制御用基板40を保持する基板保持部20とを有し、モータコイルのコイル端子16が制御用基板40に直接に接続固定されている構成とした。この構成によれば、部品点数の削減、組立工数の削減、コストの低減を実現可能なECUが一体化された電動モータが得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、電動式パワーステアリング装置等に用いられる電動モータに関する。
電動式パワーステアリング装置は、車両のステアリングホイール用の補助トルクを発生させる電動モータ、この電動モータを駆動制御する電子制御装置(ECU:Electric Control Unit)、電動モータの駆動電流を供給するバッテリ、ステアリングホイールの操舵トルクを検出するトルクセンサと、電動モータとECUとを電気的に接続するワイヤーハーネス及びコネクタ等から構成されている。
上記のような電動式パワーステアリング装置では、ワイヤーハーネス及びコネクタ等が必要であり、部品点数及び組立工数が増大するという問題がある。
電動モータへECUを一体的に設けて、部品点数、組立工数を削減すると共に装置を小型化する技術は、電動式パワーステアリング装置の技術分野及び他の分野において種々提案されている。(例えば、特許文献1、2等を参照)。
特開平10−234158号公報 特開2000−23408号公報
ところで、特許文献1は、パワートランジスタを搭載した基板を導電棒状部材からなる電源端子を介してモータコイルに電気的に接続してコードレス化する技術を開示しているが、基板を導電棒状部材の先端部で保持するため、基板を安定的に支持するのが難しく、組立作業も容易でない。
また、特許文献2に開示された技術においては、モータのケーシングを構成する部材に基板保持用のケースを一体的に形成しているので部品点数の削減、組立工数の削減等は可能である。しかしながら、特許文献2に開示された技術においても、基板をブラシに電気的に接続するための給電バーにはんだ等により固定する必要があり、基板の位置決め作業や組み付け作業は容易ではない。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、部品点数の削減、組立工数の削減、コストの低減を実現可能なECUが一体化された電動モータを提供することにある。
本発明に係る電動モータは、モータコイルへの駆動電流の供給を制御する駆動回路が形成された制御用基板と、モータケーシングに一体的に形成されて制御用基板を保持する基板保持部と、を有し、モータコイルの端子が制御用基板に直接に接続固定されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、制御用基板がモータコイルの端子に直接に接続固定されるので、モータコイルと制御用基板との間にコネクタやケーブル等が不要となり、部品点数の削減、組立工数の削減、コストの低減が可能となる、また、制御用基板はケーシングに一体的に形成された基板保持部により保持された状態でモータコイルの端子に接続されるので、制御用基板の位置決め作業や組み付け作業が容易となる。
上記構成において、基板保持部は、駆動回路の有する発熱素子と面接触して発熱素子からの熱を外部へ放出する、構成を採用できる。
この構成によれば、ケーシングに一体的に形成された基板保持部を通じて発熱素子の発した熱が外部に放出される。
上記構成において、基板保持部は、制御用基板の主面がモータ回転軸の軸線を横切るように保持する、構成を採用できる。
この構成によれば、モータ回転軸の軸線上の領域を利用できるので、装置の小型化が可能となる。
上記構成において、モータケーシング内に組み込まれたレゾルバの端子が制御用基板に直接に接続固定されている、構成を採用できる。
この構成によれば、レゾルバについてもコネクタや配線を省略でき、又、組立工数も削減できる。
上記構成において、端子は、制御用基板を貫通している、構成を採用できる。
この構成によれば、端子を制御用基板にはんだ等により容易に固定できる。
上記構成において、端子を、制御用基板と直接的に接続可能な位置に支持する電気絶縁性の支持部材を有する、構成を採用できる。
この構成によれば、制御用基板と各端子とを確実に接続できる。
上記構成において、モータケーシング及び基板保持部に固定されて制御用基板を覆うカバーを有し、制御用基板は、モータ回転軸が貫通する貫通孔を有し、カバーは、モータ回転軸を回転自在に支持していると共にケーシングの一部を形成する、構成を採用できる。
この構成によれば、カバーによりケーシングの一部を形成することで、部品点数及び組立工数を大幅に削減できる。
本発明によれば、部品点数の削減、組立工数の削減、コストの低減を実現可能なECUが一体化された電動モータが得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図4は本発明の一実施形態に係る電動モータを示す図であって、図1は電動モータの外観斜視図、図2はカバーを取り外した状態の電動モータの外観斜視図、図3はハウジング及び基板保持部の構造を示す斜視図、及び、図4は電動モータの分解斜視図である。尚、この電動モータは、電動パワーステアリング装置に適用され、具体的には、後述する回転軸が図示しない車両のパワーステアリング装置の歯車と連結されてステアリングホイールの補助トルクを発生させる。
この電動モータ1は、図1ないし図4に示すように、その外輪郭を画定するハウジング10及びカバー30、回転軸15、ハウジング10に一体的に形成された基板保持部20、この基板保持部20に保持された制御用基板40、発熱素子としてのパワートランジスタ60等から構成されている。
尚、ハウジング10及びカバー30は、電動モータ1のステータ、ロータ等を内蔵すると共に回転軸15を回転自在に保持するケーシングを構成している。また、ハウジング10は電動モータ1のヨーク(磁気回路)を兼ねている。
ハウジング10は、回転軸15の軸線を中心軸にもつ略円筒形状に形成され、その内周にステータを構成する図示しないモータコイルが設けられていると共に、回転軸15の一端部を図示しない軸受を介して回転自在に支持している。
モータコイルの端子16は、図3、図4等に示すように、ハウジング10の軸線方向の一端側から突出して設けられており、回転軸15に軸線を中心にもつ所定半径の円周に沿って等間隔に配置されていると共に、電気絶縁性の樹脂で形成されてハウジング10の内周に嵌合する環状の絶縁用グロメット50により支持されている。尚、モータコイルのコイル端子16は、コイルを形成する銅線等をそのまま外部に導出したもの、あるいは、コイルに銅線等を接続したものであってもよい。
基板保持部20は、図1ないし図4に示すように、ハウジング10の側部から回転軸15の軸線に直交する向きに伸張して形成されている。ハウジング10及び基板保持部20は、例えば、ダイカスト成形、鋳造等により得られる。
基板保持部20は、そのプレート状のベース22の四隅に立設された複数のボス21、ベース22の一部に形成されたモータコイルへの駆動電流の供給を制御する駆動回路の一部を構成するパワートランジスタ60が面接触する接触部26、ベース22の周囲を囲むシールド壁24等を備えている。尚、駆動回路は、例えば、インバータ回路等から構成される。
ボス21は、その先端部において制御用基板40をそれぞれ支持する。
接触部26は、熱容量を増加させるために、他の部分よりも厚肉化されており、パワートランジスタ60からの熱を吸収する。接触部26の裏面には、図示しない放熱フィンが形成されてパワートランジスタ60の熱を外部へ効率よく放出する。
尚、パワートランジスタ60は、接触部26に対して、そのリード端子61がベース22とは反対向きに突出するように固定される。
シールド壁24は、上記したケース30と協働してベース22上の空間を外部から遮蔽する。尚、シールド壁24には、後述する制御信号用コネクタCN1及び電源用コネクタCN2が嵌合する切欠24a,24bが形成されている。
制御用基板40は、図3、図4等に示すように、基板保持部20のボス21にボルトBT2により固定されている。また、制御用基板40は、基板保持部20のベース22に対向する側の主面に、モータコイルへの駆動電流の供給を制御する駆動回路を構成するための各種大型部品(コンデンサ、コイルリレー等)43が搭載されていると共に、この駆動回路に制御信号及び電力を供給するための図示しないコネクタを受容するコネクタCN1、CN2が固定されている。電力は、例えば、車載用バッテリから供給され、制御信号は、車両の他のECUから信号ケーブルを通じて供給される。
また、制御用基板40には、回転軸15が貫通する貫通孔41が形成されていると共に、上記した複数のコイル端子16及びパワートランジスタ60のリード端子61が貫通する図示しない貫通孔がそれぞれ形成されている。
制御用基板40が、図2に示すように、ボス21上に位置決めされて設置されると、回転軸15、複数のコイル端子16及びパワートランジスタ60のリード端子61は制御用基板40を突き抜ける。
この状態において、コイル端子16及びリード端子61をはんだ付けにより制御用基板40に形成された図示しない配線に接続固定すると、制御用基板40と図示しないモータコイルとが電気的に接続される。
カバー30は、例えば、アルミニウム合金等の金属で形成され、図1、図3及び図4に示すように、その外周部に複数の突出片33が形成されており、この突出片33がハウジング10及び基板保持部20の外周部の対応する位置に形成された複数の取付部18に突き合わされて、ボルトBT1により固定される。これにより、制御用基板40はカバー30により覆われる。
このカバー30は、回転軸15の軸線上に支持孔31を備えており、この支持孔31により軸受32を介して回転軸15の一端を回転自在に支持している。すなわち、カバー30は、電動モータ1のケーシングとしての機能も果たす。
上記構成の電動モータ1では、ハウジング10及び基板保持部20と制御用基板40をグランドレベルに接地することにより、低ノイズ化を図ることができる。
また、シールド壁24により、制御用基板40を囲んだことにより、さらに低ノイズ化を図ることができる。
さらに、制御用基板40をバスバー等の接続部材を介さずに直接にモータコイルのコイル端子16に接続固定することにより、部品点数を削減できて、低コスト化が可能となる。
また、モータコイルのコイル端子16、パワートランジスタ60のリード端子61、回転軸15等は同じ軸線方向を向いているので、制御用基板40を取り付ける際、位置決め等が非常に容易であり、組立工数も削減できる。
図5ないし図8は本発明の他の実施形態に係る電動モータを示す図であって、図5は電動モータの外観斜視図、図6はカバーを外した状態の外観斜視図、図7はカバーを外した状態の他の方向からの外観斜視図、及び、図8はモータケーシング及び基板保持部の構造を示す外観斜視図である。
この電動モータ100は、図5ないし図8に示すように、その外輪郭を画定するハウジング101、ブラケット110及びカバー130、回転軸115、ブラケット110に一体的に形成された基板保持部120、この基板保持部120に保持された制御用基板140、発熱素子としてのパワートランジスタ160等から構成されている。
尚、ハウジング101及びブラケット110は、電動モータ100のステータ、ロータ等を内蔵すると共に回転軸115を回転自在に保持するケーシングを構成している。また、ハウジング101は電動モータ100のヨーク(磁気回路)を兼ねている。
ハウジング101は、図5ないし図8に示すように、回転軸115の軸線を中心軸にもつ略円筒形状に形成され、その内周にステータを構成する図示しないモータコイルが設けられていると共に、回転軸15の一端部を図示しない軸受を介して回転自在に支持している。
ブラケット110は、図5ないし図8に示すように、基板保持部120と共にアルミニウム合金等を用いてダイカスト成形されており、ハウジング101の軸線方向の一端部に設けられており、その外周部に形成された取付部128とハウジング101の対応する位置に形成された突出片108とがボルトBT4により締結されている。
このブラケット110は、図示しない軸受を介して回転軸115の他端部を回転自在に支持すると共に、図8に示すように、回転軸線を中心として周方向に等間隔に形成された複数の貫通孔111を備える。各貫通孔111には、電気絶縁性樹脂により形成された絶縁用グロメット150が設けられている。
絶縁用グロメット150は、各貫通孔111を貫通して軸線方向に突出するモータコイルの各コイル端子116をそれぞれ支持している。
ブラケット110には、図8に示すように、回転軸115の回転量を検出するためのレゾルバ170が設けられている。
このレゾルバ170の検出信号を出力する端子171は、電気絶縁性樹脂により形成された絶縁用グロメット172により支持されると共に、この絶縁用グロメット172から回転軸115の軸線方向に突出するように設けられている。
モータコイルのコイル端子116は、図6ないし図8に示すように、軸線方向に突出して設けられており、回転軸115に軸線を中心にもつ所定半径の円周に沿って等間隔に配置されている。尚、モータコイルのコイル端子116は、絶縁用グロメット150により支持されることにより、ブラケット110と電気的に絶縁されている。
基板保持部120は、図5ないし図8に示すように、ブラケット110の側部から回転軸115の軸線に直交する向きに伸張するプレート状に形成されている。
基板保持部120は、そのベース122の四隅に立設された複数のボス121、パワートランジスタ160が面接触する接触部126、ベース122のブラケット110から最も離れた側の端部に立設されたシールド壁124等を備えている。
ボス121は、その先端部において制御用基板140をそれぞれ支持する。
接触部126は、熱容量を増加させるために、他の部分よりも厚肉化されており、パワートランジスタ160からの熱を吸収する。接触部126の裏面には、図示しない放熱フィンが形成されてパワートランジスタ160の熱を外部へ効率よく放出する。
尚、パワートランジスタ160は、接触部126に対して、そのリード端子161がベース122とは反対向きに突出するようにボルト等の締結具により固定される。
シールド壁124は、上記したカバー130と協働してベース122上の空間を外部から遮蔽する。
制御用基板140は、図6及び図7に示すように、基板保持部120のボス121にボルトBT5により固定されている。また、制御用基板140は、基板保持部120のベース122に対向する側の主面に、モータコイルへの駆動電流の供給を制御する駆動回路を構成するための各種大型部品(コンデンサ、コイルリレー等)143が搭載されていると共に、この駆動回路に制御信号及び電力を供給するための図示しないコネクタを受容するコネクタCN3及びCN4が基板保持部120の側の端部に固定されている。
また、制御用基板140には、上記した複数のコイル端子116、レゾルバ170の端子171及びパワートランジスタ160のリード端子161が貫通する図示しない貫通孔がそれぞれ形成されている。
制御用基板140が、図6あるいは図7に示すように、ボス121上に位置決めされて設置されると、複数のコイル端子116、レゾルバ170の端子171及びパワートランジスタ160のリード端子161は制御用基板140を突き抜ける。
この状態において、コイル端子116、レゾルバ170の端子171及びリード端子161をはんだ付けにより制御用基板140に形成された図示しない配線に接続固定すると、制御用基板140と図示しないモータコイルとが電気的に接続される。
カバー130は、例えば、アルミニウム合金等の金属で形成され、図5及び図6に示すように、その外周部に複数の突出片133が形成されており、この突出片133がブラケット110及び基板保持部120の外周部の対応する位置に形成された複数の取付部118に突き合わされて、ボルトBT3により固定される。これにより、制御用基板140はカバー130により覆われる。
上記構成の電動モータ100では、ブラケット110及び基板保持部120と制御用基板140をグランドレベルに接地することにより、低ノイズ化を図ることができる。
また、モータコイルのコイル端子116、レゾルバ170の端子171、パワートランジスタ160のリード端子161等は同じ方向を向いているので、制御用基板140を取り付ける際に、位置決め等が非常に容易であり、組立工数も削減できる。
図9ないし図12は本発明のさらに他の実施形態に係る電動モータを示す図であって図9は電動モータの外観斜視図、図10は、電動モータのカバーを外した状態の外観斜視図、図11は電動モータのカバーを外した状態の他の方向からの外観斜視図、及び図12は基板保持部の構造を示す外観斜視図である。
この電動モータ200は、図9ないし図12に示すように、その外輪郭を画定するハウジング201、ブラケット210及びカバー230、回転軸215、ブラケット210に一体的に形成された基板保持部220、この基板保持部220に保持された制御用基板240、発熱素子としてのパワートランジスタ260等から構成されている。
尚、ハウジング201及びブラケット210は、電動モータ200のステータ、ロータ等を内蔵すると共に回転軸215を回転自在に保持するケーシングを構成している。また、ハウジング201は電動モータ200のヨーク(磁気回路)を兼ねている。
ハウジング201は、図9ないし図12に示すように、回転軸115の軸線を中心軸にもつ略円筒形状に形成され、その内部に図示しないモータコイル等が設けられていると共に、回転軸215の一端部を図示しない軸受を介して回転自在に支持している。
ブラケット210は、図9ないし図12に示すように、外形が円形のプレート状に形成され、ハウジング201の軸線方向の一端部を覆うと共に、その中心部において図示しない軸受を介して回転軸215の他端部を回転自在に支持している。また、ブラケット210は、基板保持部220と共にアルミニウム合金等を用いてダイカスト成形されており、ハウジング201の軸線方向の一端部に設けられており、その外周部に形成された取付部228とハウジング201の対応する位置に形成された突出片208とがボルトBT7により締結されている。
ブラケット210には、図12に示すように、回転軸215の回転量を検出するためのレゾルバ270が設けられている。
このレゾルバ270の検出信号を出力する端子271は、電気絶縁性樹脂により形成された絶縁用グロメット272により支持されると共に、この絶縁用グロメット272から回転軸215の軸線方向に突出するように設けられている。
基板保持部220は、図9ないし図12に示すように、外形が矩形状のプレート状に形成されていると共にブラケット210に対して軸線方向に重ねて一体的に形成されている。尚、基板保持部220の外形は、ブラケット210の外形よりも若干大きい。また、基板保持部220は、図10ないし図12に示すように、そのベース222の四隅に軸線方向に伸張するように立設された複数のボス221、ベース222の一部に形成されてパワートランジスタ260が面接触する接触部226、モータコイルのコイル端子216を導出するための導出孔225等を備えている。
ボス221は、図10及び図12に示すように、その先端部において制御用基板240をそれぞれ支持する。
接触部226は、熱容量を増加させるために、他の部分よりも厚肉化されており、パワートランジスタ260からの熱を吸収する。
尚、パワートランジスタ260は、接触部226に対してそのリード端子261がベース222とは反対向きに突出する向きにボルト等の締結具により固定される。
モータコイルのコイル端子216は、図12に示すように、電気絶縁性樹脂で形成された絶縁用グロメット250により支持されると共にベース222に形成された導出孔225から回転軸215の軸線方向に突出するように設けられている。コイル端子216は、絶縁用グロメット250により支持されることにより、所定位置に固定されると共に、ブラケット210及び基板保持部220との間で電気的に絶縁される。
制御用基板240は、図10及び図11に示すように、基板保持部220のボス221にボルトにより固定されている。また、制御用基板240は、基板保持部220のベース222に対向する側の主面に、モータコイルへの駆動電流の供給を制御する駆動回路を構成するための各種大型部品(コンデンサ、コイルリレー等)243が搭載されていると共に、この駆動回路に制御信号及び電力を供給するための図示しないコネクタを受容するコネクタCN5及びCN6が一端部に固定されている。
また、制御用基板240には、上記した複数のコイル端子216、レゾルバ270の端子271及びパワートランジスタ260のリード端子261が貫通する図示しない貫通孔がそれぞれ形成されている。
制御用基板240が、図10あるいは図11に示すように、ボス221上に位置決めされて設置されると、複数のコイル端子216、レゾルバ270の端子271及びパワートランジスタ260のリード端子261は制御用基板240を突き抜ける。
この状態において、コイル端子216、レゾルバ270の端子271及びリード端子261をはんだ付けにより制御用基板240に形成された図示しない配線に接続固定すると、制御用基板240と図示しないモータコイルとが電気的に接続される。
カバー230は、例えば、アルミニウム合金等の金属で形成され、図9及び図10に示すように、その外周部に複数の突出片233が形成されており、この突出片233が基板保持部220の外周部の対応する位置に形成された複数の取付部218に突き合わされて、ボルトBT6により固定される。これにより、制御用基板240はカバー230により覆われる。
上記構成の電動モータ200では、ブラケット210とこれに一体的に形成される基板保持部220とを略同程度の大きさとすると共に重ねて形成しているので、モータの外形寸法をさらに小さくすることができる。
また、ブラケット210及び基板保持部220と制御用基板240をグランドレベルに接地することにより、低ノイズ化を図ることができる。
さらに、モータコイルのコイル端子216、レゾルバ270の端子271、パワートランジスタ260のリード端子261等は同じ方向を向いているので、制御用基板240を取り付ける際に、位置決め等が非常に容易であり、組立工数も削減できる。
上記実施形態では、電動モータを電動式パワーステアリング装置に用いる場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、車両における他の電装品や車両以外の電気機器にも適用可能である。
本発明の一実施形態に係る電動モータの外観斜視図である。 カバーを取り外した状態の電動モータの外観斜視図である。 ハウジング及び基板保持部の構造を示す斜視図である。 電動モータの分解斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る電動モータの外観斜視図である。 電動モータのカバーを外した状態の外観斜視図である。 電動モータのカバーを外した状態の他の方向からの外観斜視図である。 モータケーシング及び基板保持部の構造を示す外観斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る電動モータの外観斜視図である。 電動モータのカバーを外した状態の外観斜視図である。 電動モータのカバーを外した状態の他の方向からの外観斜視図である。 基板保持部の構造を示す外観斜視図である。
符号の説明
1,100,200…電動モータ
10…ハウジング(モータケーシング)
15,115,215…回転軸
16,116,216…コイル端子
18,118,218…カバー取付部
20,120,220…基板保持部
21,121,221…ボス
22,122,222…ベース
24,124…シールド壁
26,126,226…素子接触部
30,130,230…カバー
31…支持孔
32…軸受
33,133,233…突出片
40,140,240…制御用基板
41…貫通孔
43,143,243…大型部品
50,150,250…絶縁用グロメット(支持部材)
60,160,260…パワートランジスタ
61,161,261…リード端子
101,201…ハウジング(モータケーシング)
170,270…レゾルバ
171,271…レゾレバ端子
172,272…絶縁用グロメット
CN1〜CN6…コネクタ
BT1〜BT7…ボルト

Claims (7)

  1. モータコイルへの駆動電流の供給を制御する駆動回路が形成された制御用基板と、
    モータケーシングに一体的に形成されて前記制御用基板を保持する基板保持部と、を有し、
    前記モータコイルの端子が前記制御用基板に直接に接続固定されている、
    ことを特徴とする電動モータ。
  2. 前記基板保持部は、前記駆動回路の有する発熱素子と面接触して前記発熱素子からの熱を外部へ放出する、ことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記基板保持部は、前記制御用基板の主面がモータ回転軸の軸線を横切るように保持する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動モータ。
  4. モータケーシング内に組み込まれたレゾルバの端子が前記制御用基板に直接に接続固定されている、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電動モータ。
  5. 前記端子は、前記制御用基板を貫通している、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電動モータ。
  6. 前記端子を、前記制御用基板と直接的に接続可能な位置に支持する電気絶縁性の支持部材を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電動モータ。
  7. モータケーシング及び前記基板保持部に固定されて前記制御用基板を覆うカバーを有し、
    前記制御用基板は、モータ回転軸が貫通する貫通孔を有し、
    前記カバーは、前記モータ回転軸を回転自在に支持していると共に前記ケーシングの一部を形成する、ことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
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