JP2007306867A - 核酸抽出装置及び核酸抽出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】核酸を含有する試料から、高い核酸回収効率と精製度で迅速に核酸抽出を行うことが可能な核酸抽出装置及び方法を実現する。
【解決手段】核酸抽出器具11はリブ19を介してスタンド41に保持される(A)。溶液は第1開口部14から第1容器15に搬入用ピペットチップ42で搬入される。第1容器15内、第2容器13内の圧力を各々制御する加減圧機器43が第1開口部14、第2開口部12に接続部材44を介して密着される(B)。加減圧機器43により第1容器15内が加圧され第2容器13内が減圧され溶液が容器15から13へ固相16を介して移動する(C)。溶液を固相16を通して移動させる動作を適切な回数行ない加減圧機器43を第1、2開口部14、12から外す。第2容器13に移動した溶液は第2開口部12から搬出用ピペットチップ45により吸引され、器具11外へ搬出される(D)。
【選択図】図4
【解決手段】核酸抽出器具11はリブ19を介してスタンド41に保持される(A)。溶液は第1開口部14から第1容器15に搬入用ピペットチップ42で搬入される。第1容器15内、第2容器13内の圧力を各々制御する加減圧機器43が第1開口部14、第2開口部12に接続部材44を介して密着される(B)。加減圧機器43により第1容器15内が加圧され第2容器13内が減圧され溶液が容器15から13へ固相16を介して移動する(C)。溶液を固相16を通して移動させる動作を適切な回数行ない加減圧機器43を第1、2開口部14、12から外す。第2容器13に移動した溶液は第2開口部12から搬出用ピペットチップ45により吸引され、器具11外へ搬出される(D)。
【選択図】図4
Description
本発明は、核酸を含有する試料から核酸を抽出する核酸抽出装置及び方法に関する。
遺伝情報を担う物質である核酸の分析は、学術研究や医療等の多岐の分野で実施されている。核酸の分析方法としては主に、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)等の核酸増幅技術の利用が多い。ここで、PCRとは核酸を塩基配列特異的に増幅する方法であり、PCRを応用することで目的の遺伝子の検出や定量等が可能である。
PCR等の核酸分析を行うにあたっては、生物試料等から核酸を抽出し、分析反応に対する阻害物質を含有しない状態に精製する必要がある。
生物試料から核酸を抽出する方法としては、カオトロピック物質の存在下でシリカ含有固相に核酸が結合する性質(非特許文献1)がある。この性質に基づいて、配管内部にシリカ含有の固相を内蔵する核酸抽出器具を用て、核酸を抽出する方法がある(特許文献1、特許文献2)。
この方法は、生物試料とカオトロピック物質を混合して生物試料から核酸を遊離させ、核酸とカオトロピック物質を含む溶液を核酸抽出器具で吸排することにより混合液を固相に接触させて核酸を固相に結合させる。そして、固相から不純物を除去する為の溶液を核酸抽出器具で吸排することにより溶液を固相に接触させて固相から不純物を除去し、核酸を固相から溶離する為の溶液を核酸抽出器具で吸排することにより溶液を固相に接触させて核酸を固相から溶離する方法である。
上述した特許文献1、2に記載された方法によれば、核酸抽出器具により溶液を吸排することで、固相と溶液の接触効率を向上させ、核酸と固相の結合、洗浄、及び溶離効率を向上させ、高い回収効率と精製度の核酸抽出を実現することができる。
しかしながら、上記方法では、生体試料を含有し高い粘性を有する溶液を固相に通過させて、吸引・排出する操作には、長い時間を要してしまう。特に、吸引操作においては、核酸抽出器具内外の圧力差は、最大でも1気圧未満となり吸引力が制約されることから所要時間が長く、核酸抽出全工程の所要時間が長い期間となってしまっていた。
本発明の目的は、核酸を含有する試料から、高い核酸回収効率と精製度で迅速に核酸抽出を行うことが可能な核酸抽出装置及び方法を実現することに関する。
本発明は、第1の容器と第2の容器とを孔で連通し、この孔内に核酸捕捉部を配置し、第1の容器部内及び第2の容器部内のいずれか一方を加圧すると共に、他方を減圧して、試料溶液を核酸捕捉部を介して往復移動させる。
本発明により、核酸を含有する試料から、高い核酸回収効率と精製度で迅速に核酸を抽出することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である核酸抽出装置に使用される核酸抽出器具(核酸抽出容器)の概略構成図である。そして、図2は、図1におけるA−A線に沿った断面図であり、図3は図1におけるB−B線に沿った断面図である。
図1〜3において、本発明の一実施形態における核酸抽出器具11は、上部に第1開口部14、第2開口部12を有する2つの容器13、15が、容器下部で核酸結合用の固相16を挿入した通路17により連結されたものである。
つまり、核酸抽出器具11は、第1開口部14を有する第一容器15と、第2開口部12を有する第2容器13とが、固相16が挿入された連絡通路17を有する隔壁板18で隔てられ、開口部12、14の外周に円板状のリブ19を備えている。
第1開口部14及び第2開口部12には加減圧機器が脱着可能であり、加減圧機器が接続した状態においては第1容器15及び第2容器13の気密が保持される構造である。第1容器15及び第2容器13には、第1開口部14及び第2開口部12を通じて、溶液を分注、或いは吸引する為のピペットチップ等が挿入可能である。
固相16は、その側面が連絡通路17の内壁に密着する状態で挿入されており、連絡通路17を通過する溶液は固相16内部を通過する。リブ19は核酸抽出器具11をスタンド等に保持し、且つ、核酸抽出器具11と加減圧機器の接続における接触面積を維持し気密性を向上させるための構造である。
次に、本発明の核酸抽出器具11により、溶液を固相に対して、往復して通過させる方法を図4を参照して説明する。
図4の(A)に示すように、核酸抽出器具11は、リブ19を介して、スタンド41に保持される。そして、溶液は第1開口部14を通じて、第1容器15に、搬入用ピペットチップ42により搬入される。
次に、図4の(B)に示すように、第1容器15内及び第2容器13内の圧力を各々制御する為の加減圧機器43が第1開口部14及び第2開口部12に接続部材44を介して密着される。ぞして、図4の(C)に示すように、第1開口部14に密着した加減圧機器43によって第1容器15内が加圧されるとともに、第2開口部12に密着した減圧機器43により第2容器13内が減圧され、溶液が第1容器15から第2容器13へと連絡通路17を通して移動する。
次いで、図4の(B)に示すように、第1開口部14に密着した加減圧機器43によって第1容器15内が減圧されるとともに、第2開口部12に密着した加減圧機器43により第2容器13内が加圧され、溶液が第2容器13から第1容器15内へと連絡通路17を通して移動する。
同様にして、溶液を第1容器15から第2容器13へと連絡通路17を通して移動させる動作を適切な回数行なった後、加減圧機器43が第1開口部14及び第2開口部12から外される。その後、図4の(D)に示すように、第2容器13に移動した溶液は、第2開口部12を通じて第2容器13に挿入された搬出用ピペットチップ45により吸引され、器具11外へ搬出される。
なお、第1容器15においては、容器内の溶液を第2容器13に移動させる際に、溶液が連絡通路17に集中するように、連絡通路17に通じる容器15の開口部分を最底部に位置するように配慮する。また、第2容器13においては、連絡通路17に通じる開口部分を、第1容器15の開口部分と同じか若しくはより低く、且つ、第2容器13の最底部よりも高く位置するように配慮する。
これにより、第1容器15の溶液は、第1容器15に残留することなく効率的に第2容器13へ連絡通路17を通じて移動させられる。そして、第2容器13に移動した溶液は、第2容器13に挿入し、先端部を第2容器13の最低部に接地させたピペットチップ45により吸引され、第2容器13に残留することなく効率的に器具外へ搬出される。
即ち、第2容器13或いは第1容器15から搬入された溶液は、最終的に全量が第2容器13へ移動させられ、第2開口部12を通じて第2容器13に挿入したピペットチップ45により吸引され全量が器具11外へ搬出される。
以上の構造を有するような核酸抽出器具11としては、図1に示した例の他に、図5〜図7に示す構成のものも考えられる。
つまり、図5に示すように、固相16が、第1容器15の最底部に固定化され、連絡通路17の中心軸が、円筒又は角柱状の容器15の中心軸方向に延び、溶液が上記中心軸方向に連絡通路17を移動するような形状とすることもできる。
また、図6に示すように、第1容器15び第2容器13が、隔壁板を共有することなく独立した容器形状であり、連絡通路17で互いに連結されるような形状のものを使用することができる。この場合は、連絡通路17の中心軸は、図1の例と同様に、円筒又は角柱状の容器15の中心軸とほぼ垂直な方向に延びる。
また、図7に示すように、配管状の第1容器15と第2容器13とから構成され、固相16が第1容器15の先端部(底部)に固定化され、この第1容器15は第2容器13内に収容される構成となっている。
つまり、第1容器15と第2容器13とは接続部20を介して脱着可能であり、第1容器15内の溶液は、第1容器15に接続した加減圧機器により第1容器15内の陰圧を保持した状態で第1容器15を第2容器13から離脱させ、第1容器15を所定位置に移動させることができる。そして、加減圧機器により第1容器15内を加圧することにより溶液を第1容器15から所定位置へと移動させることができる。即ち、この形態において第1容器15は溶液を容器外へ搬出する為のピペットチップ等の器具としての機能を兼ね備えるものである。
次に、本発明の核酸抽出器具11を用いた核酸抽出工程を図8を用いて説明する。
図8のステップS1において、核酸を含む試料とカオトロピック物質、及び、必要に応じて試料から核酸の遊離を促進する物質、核酸とシリカ含有固相の結合を促進する物質を混合する。
図8のステップS1において、核酸を含む試料とカオトロピック物質、及び、必要に応じて試料から核酸の遊離を促進する物質、核酸とシリカ含有固相の結合を促進する物質を混合する。
そして、混合液を核酸抽出器具11の第1容器15に搬入し、加減圧機器を接続して、混合液を移動させて核酸を固相に結合させ、加減圧機器を外して、第2容器13に移動した混合液を核酸抽出器具11外へ搬出する(ステップS2〜S4)。
続いて、固相16の不純物を除去する為の洗浄液を核酸抽出器具11の第1容器15に搬入し、加減圧機器を接続して、混合液を移動させて固相16の不純物を除去し、加減圧機器を外して、第2容器13に移動した洗浄液を核酸抽出器具外へ搬出する(ステップS5〜7)。
次に、固相16から核酸を溶離する為の溶液を核酸抽出器具11の第1容器15に搬入し、加減圧機器を接続して、混合液を移動させて核酸を固相16から溶離させ、加減圧機器を外して、第2容器13に移動したに溶液を精製核酸溶液として回収する(ステップS8〜10)。
次に、本発明の核酸抽出器具を用いた核酸抽出装置の概略構成について、図9〜図13を参照して説明する。
図9は、本発明の核酸抽出装置の概略平面図である。図9において、核酸抽出装置100は、レール101に溶液搬入ユニット102と加減圧ユニット103とが保持されている。溶液搬入ユニット102はレール101に沿ったY軸方向に移動可能に取り付けられ、加減圧ユニット103はY軸方向とZ軸方向にも移動可能に取り付けられている。
また、X軸方向に移動可能なアーム104には溶液搬出ユニット105がアーム104に沿ったY軸方向、及びZ軸方向に移動可能に取り付けられている。本体架台の作業面106には、核酸抽出器具11を保持する為のスタンド107と、未使用の分注チップラック108と、試薬ボトル109と、試薬プライミングにおける試薬受け110と、混合液と洗浄液の廃液受け111と、使用済み分注チップ受け112とが配置される。
図10は、溶液搬入ユニット102の概略説明図である。図10において、溶液搬入ユニット102は、溶液を吐出するためのノズル201と、このノズル201を保持する為のノズルホルダ206と、試薬を吸引するためのポンプ203と、試薬を切り替えるための切替弁204と、切替弁204とノズル201とを連絡する配管202と、切替弁204と各試薬を連絡する配管205とを備える。
溶液搬入ユニット102は、レール101のY軸方向に沿って試薬受け上部に移動して、切替弁204を作動して所定の試薬を選択して一定量をプライミングし、軸方向に沿ってスタンド107に保持された所定の核酸抽出器具11の上部に移動し、所定量の試薬をノズル201から吐出して核酸抽出器具11内に搬入する。
図11は、加減圧ユニット103の概略説明図である。図11において、加減圧ユニット103は、加減圧機器43であるシリンジ303及び304と核酸抽出器具11の開口部12、14とを接続する為の接続部材301と、シリンジ303及び304と接続部材301とを連絡する配管302と、接続部材301を保持する為の接続部ホルダ305とを備えている。
加減圧ユニット103は、レール101のY軸方向に沿って移動し、スタンド107に保持された所定の核酸抽出器具11の上部に移動し、Z軸下方向に移動し、接続部材301を核酸抽出器具11に密着させ、シリンジ303、304により所定の圧力で各容器13、15内を加圧または減圧し、溶液の移動が完了したら、Z軸上方向に移動し、接続部材301を核酸抽出器具11から外す。
図12は、溶液搬出ユニット105の概略説明図である。図12において、溶液搬出ユニット105は、チップ45に接続される接続部401と、接続部401を保持する為の接続部ホルダ404と、溶液を吸排するためのシリンジ403と、接続部401とシリンジ403とを連絡する配管402とを備える。
溶液搬出ユニット105は、X、Y軸方向に沿って分注チップラック108上の所定の位置に移動し、Z軸下方向に移動して分注チップを接続部401に圧入して接続する。そして、Z軸上方向に分注チップを引き上げて、スタンド107に保持された所定の核酸抽出器具11の上部にX、Y軸方向にそって移動し、Z軸下方向に分注チップを核酸抽出器具11内に挿入する。続いて、核酸抽出器具11内の溶液を吸引し、Z軸上方向に分注チップを引き上げて、廃液受け112の上部にX、Y軸方向に沿って移動し、Z軸下方向に分注チップを廃液受け112内に挿入し、溶液を排出する。
次に、Z軸上方向に分注チップ引き上げて、使用済み分注チップ受け113の上部にX、Y軸方向に沿って移動し、Z軸下方向に分注チップを使用済み分注チップ受け113内に挿入する。そして、X軸方向に沿って移動して分注チップ受け113内部に設けられたU字溝に接続部401を挿入し、Z軸上方向に移動して、U字溝に分注チップ上部開口部を引っ掛ける状態として分注チップを接続部401から外して分注チップ受け113に廃棄する。
図13は、本発明による核酸抽出装置の電気系の概略ブロックダイヤグラムである。図13において、動作制御部としてのパーソナルコンピュータ(PC)500には、操作条件等を入力する為の操作パネルとキーボード501と、入力情報や作動状況を表示する為の表示装置(CRT)502と、装置の各機構部を制御する機構制御部503とが接続される。
機構制御部503は、溶液を吐出するためのポンプ203、試薬種類を切り替えるための切替弁204、ノズルホルダ206をY軸方向に移動させる為のモータ504、シリンジ303及び304により加減圧を行うためのピストン駆動用のモータ505及び506を制御する。また、機構制御部503は、接側部ホルダ305をY軸方向移動させる為のモータ507、接続部ホルダ305をZ軸方向に移動させる為のモータ508、シリンジ403により溶液を吸排するためのピストン駆動用モータ509、溶液搬出ユニット105を保持するアーム104をX軸方向移動させる為のモータ510、接続部ホルダ404をY軸方向移動させる為のモータ511、接続部ホルダ404をZ軸方向に移動させる為のモータ512を制御する。
核酸抽出装置の各部は、所定のプログラムに基づき、PCからの指令に従って動作する。
ここで、核酸を含有する試料としては、全血、血清、血漿、喀痰、尿、唾液、精液等の組織、細胞、細菌、ウイルス等を含有する体液が使用できる。また、培養細胞、培養細菌、或いは粗精製状態の核酸等が使用できる。
ここで、核酸を含有する試料としては、全血、血清、血漿、喀痰、尿、唾液、精液等の組織、細胞、細菌、ウイルス等を含有する体液が使用できる。また、培養細胞、培養細菌、或いは粗精製状態の核酸等が使用できる。
また、カオトロピック物質としては、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、過塩素酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸グアニジン、塩酸グアニジン等が使用できる。カオトロピック物質は、試料からの核酸遊離、及び固相と核酸の結合を促進させる物質である。
試料からの核酸遊離は、超音波や攪拌等による物理的な方法、或いは、界面活性剤やタンパク質変性剤等による化学的な方法、或いは、タンパク質分解酵素などによる生化学的な方法、及び、それらを組み合わせた方法によっても促進される。
また、シリカ含有固相と核酸の結合は、有機溶媒の混合によっても促進される。有機溶媒としては、脂肪族アルコール、脂肪族エーテル、脂肪族エステル、脂肪族ケトンの中から選ばれた化合物の1種または2種以上を組み合わせたものを使用できる。脂肪族アルコールとしては、メタノール、エタノール、2−プロパノール、2−ブタノール、ポリエチレングリコール等を使用できる。脂肪族エーテルとしては、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等を使用できる。
また、脂肪族エステルとしては、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等を使用できる。脂肪族ケトンとしては、アセトン、ヒドロキシアセトン、メチルケトン等を使用できる。
また、固相としては、ガラス粒子、シリカ粒子、ガラス繊維、シリカ繊維、モノリス型シリカ等のシリカを含有する物質、或いは、表面に水酸基等の親水基を有する有機高分子で、内部に複数の連続する通液孔を有する形状が使用できる。また、固相を連絡通路の内壁に密着する状態で挿入し、連絡通路を通過する溶液が固相内部を通過するようにする為に、連絡通路の内壁と固相の側面の間にシール性を有する接続部材を介しても良い。
また、移動する溶液の通液抵抗によって固相が連絡通路から流出することを防止する為に、連絡通路内に挿入した固相の両端に通液性を有する保持部材を挿入しても良い。
また、加減圧機器としては、各容器に対して、移動させる溶液量と同等以上の容積を有するシリンジ或いはポンプ等を使用することができる。なお、加減圧機器と核酸抽出器具の接続においては、加減圧機器と核酸抽出器具に隔てられる空間の気密性を維持する為に、接続部分にシール性を有する接続部材を介することが好ましい。
洗浄液は、シリカ含有固相と核酸の結合を維持し、且つ、シリカ含有固相に結合した不純物を除去し得るものであり、例えば、エタノールまたはジエチレングリコールジメチルエーテルにカオトロピック物質、界面活性剤、緩衝材等を添加した溶液、或いは、エタノールまたはジエチレングリコールジメチルエーテルの水溶液を使用できる。
固相に結合した核酸を溶離する為の溶出液としては、シリカ含有固相から核酸を溶離し得るものであり、例えば、ヌクレアーゼフリーの水、またはヌクレアーゼフリーの低塩濃度の緩衝液を使用できる。また、溶出液には、後述する核酸分析反応に施す為の分析反応用試薬を含有させても良い。例えば、後述する核酸分析反応としてPCRを実施する場合は、PCR用試薬(緩衝液、プライマー、酵素、等)を含有する溶出液を使用することが可能であり、この場合は、溶出液から直ちにPCR反応を開始することができる。
次に、本発明の効果について行なった検証実験について説明する。
ここで、上記検証実験にて使用する試料、試薬、器具について説明する。
1.試料
健常人ヒト血液(抗凝固剤;EDTA・2Na添加)
2.試薬
2.1 カオトロピック溶液
5.5M グアニジン塩酸塩、80mM MES、47mM EDTA・2Na、20%(v/v)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、1%(v/v)ディスホーム
2.2 酵素溶液、20mg/ml プロテイナーゼK、10mM Tris−HCl(pH 7.5)
2.3 有機溶媒
ジエチレングリコールジメチルエーテル
2.4 洗浄液A
950mM グアニジン塩酸塩、14mM MES、8mM EDTA・2Na、4%(v/v)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、30%(v/v)ジエチレングリコールジメチルエーテル、
2.5 洗浄液B
55%(v/v)エタノール、14mM 酢酸カリウム、11mM 酢酸
2.6 溶出液、10mM Tris−HCl(pH8.0)、0.1mM EDTA(pH8.0)
3.核酸抽出器具
3.1 固相
固相としては、モノリス型シリカ(直径4mm、長さ2mm、通液孔径15μm)を用いた。
ここで、上記検証実験にて使用する試料、試薬、器具について説明する。
1.試料
健常人ヒト血液(抗凝固剤;EDTA・2Na添加)
2.試薬
2.1 カオトロピック溶液
5.5M グアニジン塩酸塩、80mM MES、47mM EDTA・2Na、20%(v/v)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、1%(v/v)ディスホーム
2.2 酵素溶液、20mg/ml プロテイナーゼK、10mM Tris−HCl(pH 7.5)
2.3 有機溶媒
ジエチレングリコールジメチルエーテル
2.4 洗浄液A
950mM グアニジン塩酸塩、14mM MES、8mM EDTA・2Na、4%(v/v)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、30%(v/v)ジエチレングリコールジメチルエーテル、
2.5 洗浄液B
55%(v/v)エタノール、14mM 酢酸カリウム、11mM 酢酸
2.6 溶出液、10mM Tris−HCl(pH8.0)、0.1mM EDTA(pH8.0)
3.核酸抽出器具
3.1 固相
固相としては、モノリス型シリカ(直径4mm、長さ2mm、通液孔径15μm)を用いた。
3.2本発明の核酸抽出器具
本発明の核酸抽出器具としては、図1に示す形状において、各容器の容積を約1ml、連絡通路を直径4mm、長さ2mmとして、ポリプロピレン樹脂により作製し、固相を連絡通路に圧入して固定化したものを用いた。
本発明の核酸抽出器具としては、図1に示す形状において、各容器の容積を約1ml、連絡通路を直径4mm、長さ2mmとして、ポリプロピレン樹脂により作製し、固相を連絡通路に圧入して固定化したものを用いた。
3.3 本発明とは異なる他の方法による核酸抽出器具(チップ型核酸抽出器具)
他の方法における核酸抽出器具としては、容器の溶液を約1ml、固相を保持する先端部の直径を4mmとして、ポリプロピレン樹脂により作製し、固相を先端部に圧入して固定化したチップ型核酸抽出器具を用いた。尚、チップ型核酸抽出器具は、開口部に加減圧機器を接続して、溶液を吸排することにより、溶液を固相に通過させる。
3.4 加減圧機器
加減圧機器としては、シリンジ(容積2.5ml)を用いた。また、核酸抽出器具とシリンジの接続は、各々の接続部形状を考慮したシリコン樹脂製の接続部材を用いた。尚、本発明の核酸抽出器具に対しては2本のシリンジと2個の接続部材を、チップ型核酸抽出器具に対しては1本のシリンジと1個の接続部材を用いる。
他の方法における核酸抽出器具としては、容器の溶液を約1ml、固相を保持する先端部の直径を4mmとして、ポリプロピレン樹脂により作製し、固相を先端部に圧入して固定化したチップ型核酸抽出器具を用いた。尚、チップ型核酸抽出器具は、開口部に加減圧機器を接続して、溶液を吸排することにより、溶液を固相に通過させる。
3.4 加減圧機器
加減圧機器としては、シリンジ(容積2.5ml)を用いた。また、核酸抽出器具とシリンジの接続は、各々の接続部形状を考慮したシリコン樹脂製の接続部材を用いた。尚、本発明の核酸抽出器具に対しては2本のシリンジと2個の接続部材を、チップ型核酸抽出器具に対しては1本のシリンジと1個の接続部材を用いる。
本発明の核酸抽出器具による核酸抽出方法を次に示す。
(1)全血0.2mlに酵素溶液0.02mlとカオトロピック溶液0.24mlを添加し混合する。
(1)全血0.2mlに酵素溶液0.02mlとカオトロピック溶液0.24mlを添加し混合する。
(2)50℃で20分間インキュベートする。
(3)有機溶媒0.2mlを添加し混合する。
(4)混合液を核酸抽出器具内に搬入する。
(5)核酸抽出器具に加減圧機器を接続して、混合液を各容器を4.5往復移動させる。
(6)混合液を核酸抽出器具外に搬出する。
(7)洗浄液A1.0mlを核酸抽出器具内に搬入する。
(8)核酸抽出器具に加減圧機器を接続して、混合液を他方容器へと移動させる。
(9)洗浄液を核酸抽出器具外に搬出する。
(10)洗浄液A1.0mlを核酸抽出器具内に搬入する。
(11)核酸抽出器具に加減圧機器を接続して、混合液を他方容器へと移動させる。
(12)洗浄液を核酸抽出器具外に搬出する。
(13)洗浄液B1.0mlを核酸抽出器具内に搬入する。
(14)核酸抽出器具に加減圧機器を接続して、混合液を他方容器へと移動させる。
(15)洗浄液を核酸抽出器具外に搬出する。
(16)洗浄液B1.0mlを核酸抽出器具内に搬入する。
(17)核酸抽出器具に加減圧機器を接続して、混合液を他方容器へと移動させる。
(18)洗浄液を核酸抽出器具外に搬出する。
(19)溶出液0.2mlを核酸抽出器具内に搬入する。
(20)核酸抽出器具に加減圧機器を接続して、溶出液を各容器を4.5往復移動させる。
(21)溶出液を核酸抽出器具外に搬出し、精製核酸溶液として回収する。
次に、本発明とは異なる方法であり、比較のための一例における核酸抽出器具の核酸抽出方法1(吸引・吐出による往復通液)を説明する。
(1)全血0.2mlに酵素溶液0.02mlとカオトロピック溶液0.24mlを添加し混合する。
(2)50℃で20分間インキュベートする。
(3)有機溶媒0.2mlを添加し混合する。
(4)チップ型核酸抽出器具内に上部開口部から混合液を搬入し、加減圧機器を接続し、器具内の混合液を吐出し、4回吸引吐出を行う。(4.5往復吸引吐出)
(5)混合液を廃棄する。
(5)混合液を廃棄する。
(6)器具内に上部開口部から洗浄液A1.0mlを搬入し、吐出する。
(7)洗浄液を廃棄する。
(8)器具内に上部開口部から洗浄液A1.0mlを搬入し、吐出する。
(9)洗浄液を廃棄する。
(10)器具内に上部開口部から洗浄液B1.0mlを搬入し、吐出する。
(11)洗浄液を廃棄する。
(12)器具内に上部開口部から洗浄液B1.0mlを搬入し、吐出する。
(13)洗浄液を廃棄する。
(14)器具内に上部開口部から溶出液0.2mlを搬入し、加減圧機器を接続し、器具内の溶出液を吐出し、4回吸引吐出を行う。(4.5往復吸引吐出)
(15)溶出液を精製核酸溶液として回収する。
(15)溶出液を精製核酸溶液として回収する。
次に、本発明とは異なる方法であり、比較のための他の例における核酸抽出器具の核酸抽出方法2(吐出による一方向通液)を説明する。
(1)全血0.2mlに酵素溶液0.02mlとカオトロピック溶液0.24mlを添加し混合する。
(2)50℃で20分間インキュベートする。
(3)有機溶媒0.2mlを添加し混合する。
(4)チップ型核酸抽出器具内に上部開口部から混合液を搬入し、加減圧機器を接続し、器具内の混合液を吐出する。(1方向吐出)
(5)混合液を廃棄する。
(5)混合液を廃棄する。
(6)器具内に上部開口部から洗浄液A1.0mlを搬入し、吐出する。
(7)洗浄液を廃棄する。
(8)器具内に上部開口部から洗浄液A1.0mlを搬入し、吐出する。
(9)洗浄液を廃棄する。
(10)器具内に上部開口部から洗浄液B1.0mlを搬入し、吐出する。
(11)洗浄液を廃棄する。
(12)器具内に上部開口部から洗浄液B1.0mlを搬入し、吐出する。
(13)洗浄液を廃棄する。
(14)器具内に上部開口部から溶出液0.2mlを搬入し、加減圧機器を接続し、器具内の溶出液を吐出する。(1方向吐出)
(15)溶出液を精製核酸溶液として回収する。
(15)溶出液を精製核酸溶液として回収する。
次に、検証実験において精製した核酸の評価方法を説明する。
1.核酸濃度と純度の定量
核酸溶液は、分光光度計により260nmの吸光度を測定し、50μg/mlのDNA溶液の260nmの吸光度を1として算出した。また、核酸純度は、分光光度計により260nmと280nmの吸光度を測定し、その比(A260/A280)の値とした。
2.核酸抽出の所要時間測定
試料に酵素溶液とカオトロピック溶液を添加してインキュベートした後に、有機溶媒を添加して混合液を調製した状態を測定開始点として、核酸溶液を得るまでの所要時間を測定した。
1.核酸濃度と純度の定量
核酸溶液は、分光光度計により260nmの吸光度を測定し、50μg/mlのDNA溶液の260nmの吸光度を1として算出した。また、核酸純度は、分光光度計により260nmと280nmの吸光度を測定し、その比(A260/A280)の値とした。
2.核酸抽出の所要時間測定
試料に酵素溶液とカオトロピック溶液を添加してインキュベートした後に、有機溶媒を添加して混合液を調製した状態を測定開始点として、核酸溶液を得るまでの所要時間を測定した。
本発明の核酸抽出器具による核酸抽出方法と、本発明とは異なる方法の核酸抽出器具による核酸抽出方法1及び2を比較した実験結果を図14に示す。
本発明による方法は、他の方法1と比較すると、核酸の濃度と純度は同等以上となり、核酸抽出の所要時間は、本発明が8分に対し他の方法1は16分必要であり、1/2の短縮となった。この所要時間の差異は、通液抵抗の大きい混合液を固相に対して往復して通液させる時間に主に起因する。
本発明方法は、溶液を固相に対して往復して通液させる際、溶液の各両端に陽圧と陰圧を同時に作用させて圧力差を発生させるため、溶液の移動速度が増加する。一方、他の方法1は、溶液を固相に対して往復して通液させる際、溶液の一端に陽圧または陰圧のみを作用させるため圧力差が小さく、特に、陰圧のみを作用させる場合は、圧力差は最大でも1気圧未満となることから吸引力が制約され、溶液の移動速度が低下するためである。
次に、本発明による方法と他の方法2とを比較すると、本発明は、核酸の濃度は2.6倍の増加、純度は同等以上となり、核酸抽出の所要時間は、他の方法2が5分であるため、本発明は、他の方法2の1.6倍の延長となった。本発明による方法は、試料とカオトロピック物資とを含む混合液、及び、溶出液を固相に対して往復して通液させることにより、核酸と固相の結合効率、及び、溶出効率を向上させて核酸回収効率を向上させている。
一方、他の方法2は、各溶液を固相に対して一方向でしか通液させていないため、所要時間を短縮できるものの、結合効率と溶出効率が低下して核酸回収効率が低下する。
また、本発明の方法は、容器と加減圧機器に隔てられて閉鎖容器で溶液の往復移動を行う為、溶液の移動にともなって発生する飛沫溶液等を外部に流出させることなく、外部環境を汚染する危険を低減している。
一方、他の方法1及び2においては、溶液を核酸抽出器具内部から外部へと吐出する際に、飛沫溶液が発生して外部環境を汚染する危険が高まる。
以上のように、本発明の一実施形態によれば、核酸抽出器具11を、それぞれ開口部を有する2つの容器部13、15を形成し、これら容器13、15とを底部において、連通する連絡通路17を形成し、この連絡通路17に核酸を捕捉する固相16を配置する。そして、容器13又は15の一方に試料液を収容し、加減圧機器43を用いて、容器13、15の一方を加圧すると共に他方を減圧することを繰り返すことにより、試料液の固相への往復通過を密閉した容器内で迅速に行なっている。
したがって、密閉した器具内で、核酸を含有する試料から、高い核酸回収効率と精製度で迅速に核酸抽出を行うことが可能な核酸抽出装置、核酸抽出方法及びこれに用いられる核酸抽出器具を実現することができる。
11 核酸抽出器具
12 第2開口部
13 第2容器
14 第1開口部
15 第1容器
16 固相
17 連絡通路
18 隔壁板
19 リブ
20 接続部
41 スタンド
42 搬入用ピペットチップ
43 加減圧機器
44 接続部材
45 搬出用ピペットチップ
100 核酸抽出装置
101 レール
102 溶液搬入ユニット
103 加減圧ユニット
104 アーム
105 溶液搬出ユニット
106 作業面
107 スタンド
108 分注チップラック
109 試薬ボトル
110 試薬受け
111 廃液受け
112 分注チップ受け
201 ノズル
202、302 配管
203 ポンプ
204 切替弁
205、402 配管
206 ノズルホルダ
301 接続部材
303、304 シリンジ
305、404 接続部ホルダ
401 接続部
403 シリンジ
500 PC
501 キーボード
502 CRT
503 機構制御部
504〜512 モータ
12 第2開口部
13 第2容器
14 第1開口部
15 第1容器
16 固相
17 連絡通路
18 隔壁板
19 リブ
20 接続部
41 スタンド
42 搬入用ピペットチップ
43 加減圧機器
44 接続部材
45 搬出用ピペットチップ
100 核酸抽出装置
101 レール
102 溶液搬入ユニット
103 加減圧ユニット
104 アーム
105 溶液搬出ユニット
106 作業面
107 スタンド
108 分注チップラック
109 試薬ボトル
110 試薬受け
111 廃液受け
112 分注チップ受け
201 ノズル
202、302 配管
203 ポンプ
204 切替弁
205、402 配管
206 ノズルホルダ
301 接続部材
303、304 シリンジ
305、404 接続部ホルダ
401 接続部
403 シリンジ
500 PC
501 キーボード
502 CRT
503 機構制御部
504〜512 モータ
Claims (15)
- 試料溶液から核酸を抽出する核酸抽出装置において、
試料溶液の核酸を捕捉する捕捉手段と、
上記捕捉手段を介して互いに連通する第1の容器部及び第2の容器部を有する核酸抽出器具と、
上記核酸抽出器具に、溶液を搬入、搬出する手段と、
上記核酸抽出手段の第1の容器部内及び第2の容器部内のいずれか一方を加圧すると共に、他方を減圧する加減圧手段と、
を備えることを特徴とする核酸抽出装置。 - 請求項1記載の核酸抽出装置において、上記加減圧手段は、上記第1の容器部に接続される第1のシリンジポンプと、上記第2の容器に接続される第2のシリンジポンプとを有することを特徴とする核酸抽出装置。
- 請求項1記載の核酸抽出装置において、上記搬入搬出手段は、上記核酸抽出手段に試料溶液を搬入し、上記加減圧手段による上記加減圧動作後に、上記核酸抽出手段内の溶液を搬出し、上記核酸抽出手段に洗浄液を搬入し、上記加減圧手段による上記加減圧動作後に、上記核酸抽出手段内の洗浄液を搬出し、上記核酸抽出手段に溶出液を搬入し、上記加減圧手段による上記加減圧動作後に、上記核酸抽出手段内の溶出液を搬出することを特徴とする核酸抽出装置。
- 試料溶液から核酸を抽出する核酸抽出方法において、
試料溶液の核酸を捕捉する捕捉手段を介して互いに連通する第1の容器部及び第2の容器部の一方に試料溶液を搬入し、
上記第1の容器部内及び第2の容器部内のいずれか一方を加圧すると共に、他方を減圧して、上記試料溶液を上記捕捉手段を介して、上記第1の容器部内と第2の容器部内との間を往復移動させて、試料溶液の核酸を上記捕捉手段に捕捉し、
上記捕捉手段により捕捉された核酸を抽出することを特徴とする核酸抽出方法。 - 請求項4記載の核酸抽出方法において、上記捕捉手段に核酸を捕捉させた後、上記第1の容器部及び第2の容器部の一方に洗浄液を搬入し、上記第1の容器部内及び第2の容器部内のいずれか一方を加圧すると共に他方を減圧する加減圧動作を行い、上記洗浄液を上記捕捉手段を介して、上記第1の容器部内と第2の容器部内との間を移動させ、上記第1の容器部及び第2の容器部核酸抽出手段内の洗浄液を搬出し、上記第1の容器部及び第2の容器部の一方に溶出液を搬入し、上記加減圧動作後に、上記第1の容器部及び第2の容器部核酸抽出手段内の溶出液を搬出し、核酸を抽出することを特徴とする核酸抽出方法。
- 試料溶液から核酸を抽出するための核酸抽出器具において、
一つの容器を第1の開口部を有する第1の容器部と第2の開口部を有する第2の容器部とに分割し、上記第1の容器部と第2の容器部とを互いに連通する連通孔が形成された隔壁と、
上記隔壁に形成された連通孔内に配置される核酸捕捉手段と、
を備えることを特徴とする核酸抽出器具。 - 請求項6記載の核酸抽出器具において、上記連通孔は、上記第1の容器部及び第2の容器部の底部に対応する位置に形成されていることを特徴とする核酸抽出器具。
- 請求項6記載の核酸抽出器具において、上記第1の容器部の底部は、上記第2の容器部の底部に向かって傾斜していることを特徴とする核酸抽出器具。
- 請求項8記載の核酸抽出器具において、上記第1の容器部及び第2の容器部の開口部には、円板状のリブが形成されていることを特徴とする核酸抽出器具。
- 試料溶液から核酸を抽出するための核酸抽出器具において、
一つの容器を第1の開口部を有する第1の容器部と第2の開口部を有する第2の容器部とに分割する隔壁と、
核酸捕捉手段と、
を備え、上記第1の容器部の底部に、上記第1の容器部と第2の容器部とを互いに連通する連通孔が形成され、この連通孔内に上記核酸捕捉手段が配置されていることを特徴とする核酸抽出器具。 - 請求項10記載の核酸抽出器具において、上記第1の容器部及び第2の容器部の開口部には、円板状のリブが形成されていることを特徴とする核酸抽出器具。
- 試料溶液から核酸を抽出するための核酸抽出器具において、
開口部を有する第1の容器と、
開口部を有する第2の容器と、
核酸捕捉手段と、
を備え、上記第1の容器と第2の容器とを互いに連通する連通孔が形成され、この連通孔内に上記核酸捕捉手段が配置されていることを特徴とする核酸抽出器具。 - 請求項12記載の核酸抽出器具において、上記第1の容器及び第2の容器の開口部には、円板状のリブが形成されていることを特徴とする核酸抽出器具。
- 試料溶液から核酸を抽出するための核酸抽出器具において、
核酸捕捉手段と、
上記核酸捕捉手段が配置される孔が底部に形成され、第1の開口部を有する第1の容器と、
上記第1の容器を内部に収容し、第2の開口部を有する第2の容器と、
を備えることを特徴とする核酸抽出器具。 - 請求項14記載の核酸抽出器具において、上記第1の容器及び第2の容器の開口部には、円板状のリブが形成されていることを特徴とする核酸抽出器具。
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090324 |