しかしながら、特許文献1に開示された技術では、内燃機関の始動時に、内燃機関にアルコール及び水の混合物を供給することになるため、ガソリンを供給する場合と比較して、例えば低温始動時における、内燃機関の始動性が低下してしまうおそれがあるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、相分離により発生したアルコール及び水の混合物を燃料タンクから除去し、内燃機関の始動時において安定した性状の燃料を供給することが可能な内燃機関の制御装置を提供することを課題とする。
本発明に係る内燃機関の制御装置は上記課題を解決するために、ガソリン及びアルコールが混合された混合燃料を貯蔵する第1の燃料タンクを備えた内燃機関を制御する内燃機関の制御装置であって、前記第1の燃料タンク内で前記混合燃料が相分離することにより発生する前記アルコール及び水によって構成される分離相を、貯蔵する第2の燃料タンクと、前記第1及び第2の燃料タンク内の燃料を前記内燃機関に供給可能な燃料供給手段と、前記内燃機関の始動時には、前記第1の燃料タンク内の燃料を前記内燃機関に供給するように、前記燃料供給手段を制御する燃料供給制御手段とを備える。
本発明に係る「内燃機関」とは、燃料の燃焼を動力に変換する機関を包括する概念であり、例えばガソリン等を燃料とするエンジンなどを指す。本発明では、内燃機関の燃料として、ガソリン及びアルコールが混合された混合燃料(即ち、アルコール混合ガソリン)が使用される。混合燃料は、第1の燃料タンクに貯蔵される。このような混合燃料は、アルコール濃度が低い場合や、混合燃料中に水分が一定以上含まれた場合などに、ガソリンによって構成される相とアルコール及び水によって構成される相とに分離する、即ち、相分離する場合がある。第1の燃料タンク内に、ガソリンによって構成される相(より正確には、ガソリン濃度が高い混合燃料によって構成される相)とアルコール及び水によって構成される相との両方が存在すると、第1の燃料タンクから内燃機関に燃料を供給する際に、アルコール濃度が時々刻々と変化するため、安定した性状の燃料を供給できないおそれがある。この結果、例えば内燃機関の始動時などに、内燃機関の燃焼が不安定になったり、排ガス特性が悪化したりするおそれがある。しかるに本発明に係る内燃機関の制御装置によれば、その動作時には、第1の燃料タンク内で混合燃料が相分離することにより発生した分離相は、例えば第1の燃料タンクから第2の燃料タンクへ排出されて、第2の燃料タンク内に貯蔵される。その後、第1の燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給することにより、内燃機関への安定した性状の燃料の供給が可能となる。
より具体的には、本発明に係る内燃機関の制御装置によれば、その動作時には、内燃機関の始動前に、先ず、第1の燃料タンク内で混合燃料が相分離することにより発生した分離相は、第2の燃料タンクに貯蔵される。即ち、第1の燃料タンクから分離相が除去される、言い換えれば、第1の燃料タンク内の混合燃料における相分離が解消される。
その後、本発明では特に、内燃機関の始動時には、燃料供給制御手段による制御下において、例えば第1の燃料タンクと内燃機関との間に設けられた燃料供給経路、該燃料供給経路に設けられたポンプ、インジェクタ等を有する燃料供給手段によって第1の燃料タンク内の燃料が内燃機関に供給される。よって、相分離が解消された後の第1の燃料タンク内の燃料、即ち、ガソリン濃度の高い燃料を用いて内燃機関を始動させることが可能となる。従って、本発明に係る内燃機関の制御装置によれば、第1の燃料タンクの燃料を用いて適切な始動を行うことが可能となる。即ち、例えば低温或いは冷間始動時における、内燃機関の始動性を確保する或いは向上させることができる。
本発明に係る内燃機関の制御装置の一態様では、前記燃料供給制御手段は、前記内燃機関の始動後に、前記第2の燃料タンク内の燃料を、前記第1の燃料タンク内の燃料と共に又は単独で、前記内燃機関に供給するように、前記燃料供給手段を制御する。
この態様によれば、内燃機関の始動後或いは暖気後に、第2の燃料タンク内の燃料(即ち、アルコール及び水によって構成される分離相)を、内燃機関に供給する。よって、第2の燃料タンク内の燃料を確実に燃焼させることができる。
本発明に係る内燃機関の制御装置の他の態様では、前記第1の燃料タンク内で、前記分離相が発生しているか否かを判定する相分離判定手段と、前記分離相を前記第1の燃料タンクから前記第2の燃料タンクへ排出する排出処理を実行可能な排出手段と、前記相分離判定手段によって前記分離相が発生していると判定された場合には、前記排出処理を実行するように、前記排出手段を制御する排出制御手段とを更に備える。
この態様によれば、内燃機関の始動前に、先ず、例えばアルコール濃度センサ或いは水センサ等を有する相分離判定手段によって、分離相が発生しているか否かが判定される、即ち、第1の燃料タンク内の混合燃料が相分離しているか否かが判定される。次に、相分離していると判定された場合には、排出制御手段による制御下において、例えば第1の燃料タンクの底面に設けられた排出口、第1及び第2の燃料タンク間に設けられた排出経路、該排出経路に設けられたポンプ等を有する排出手段によって、分離相は、第1の燃料タンクから第2の燃料タンクへ排出される。これにより、第1の燃料タンクから分離相を除去することができる、言い換えれば、第1の燃料タンク内の混合燃料における相分離を解消できる。
上述した排出手段を更に備えた態様では、前記内燃機関は、モータジェネレータと共にハイブリッド車両に備えられており、少なくとも前記排出処理が行われている期間中は、前記ハイブリッド車両の走行のための動力源を前記内燃機関から前記モータジェネレータに切り換える動力切換手段を更に備えてもよい。
この場合には、分離相を第1の燃料タンクから第2の燃料タンクへ排出する排出処理が行われている期間中、ハイブリッド車両の動力源はモータジェネレータに切り換えられる、即ち、ハイブリッド車両のEV走行が実行される。よって、排出処理が終了した後に動力源を内燃機関に切り換える(即ち、内燃機関を始動させる)ことで、ガソリン濃度の高い燃料を用いて内燃機関を始動させることができる。よって、内燃機関の始動性を確保する或いは向上させることができる。
尚、本発明に係る「モータジェネレータ」は、バッテリから供給される電気エネルギを機械エネルギに変換することによって、電動機として動作する機能と、機械エネルギを電気エネルギに変換することによって、例えばバッテリ等に電力を供給する発電機として動作する機能とを有する。尚、モータジェネレータは予め、主として電動機(モータ)として使用されるモータジェネレータと、主として発電機(ジェネレータ)として使用されるモータジェネレータの二種類搭載されていてもよい。このような内燃機関及びモータジェネレータを備える本発明に係る「ハイブリッド車両」においては、モータジェネレータによって適宜内燃機関の動力をアシストすることが可能な所謂パラレル方式の制御が好適に行われる。
上述した相分離判定手段を更に備えた態様では、前記相分離判定手段は、前記第1の燃料タンク内の下部における燃料中に水が含まれるか否かを検出する水検出手段を有するように構成してもよい。
この場合には、例えば第1の燃料タンクの底面に設けられた水センサ等の水検出手段によって、アルコール及び水によって構成される(即ち、水を含んでなる)分離相を検出できる。更に、ガソリンよりも比重が重い水と、水に溶解しやすいという特性を有するアルコールとからなることに起因して、第1の燃料タンク内における下部に形成される分離相を、確実に検出できる。よって、相分離判定手段によって、分離相が発生しているか否かを確実に判定できる。
上述した相分離判定手段を更に備えた態様では、前記相分離判定手段は、前記第1の燃料タンク内の下部における燃料のアルコール濃度を検出する第1のアルコール濃度検出手段を有するように構成してもよい。
この場合には、例えば第1の燃料タンクの底面に設けられたアルコールセンサ等の第1のアルコール濃度検出手段によって、アルコール及び水によって構成される(即ち、アルコールを含んでなる)分離相を検出できる。更に、ガソリンよりも比重が重い水と、水に溶解しやすいという特性を有するアルコールとからなることに起因して、第1の燃料タンク内における下部に形成される分離相を、確実に検出できる。よって、相分離判定手段によって、分離相が発生しているか否かを確実に判定できる。
尚、より具体的には、例えば第1の燃料タンクへの混合燃料の給油時など、相分離が発生していない時点に第1のアルコール濃度検出手段によって検出されたアルコール濃度と、相分離判定手段による判定の際に第1のアルコール濃度検出手段によって検出されたアルコール濃度との差が、例えば所定基準値以上である場合には、相分離判定手段は、分離相が発生していると判定する。
上述した相分離判定手段が第1のアルコール濃度検出手段を有する態様では、前記第2の燃料タンク内の燃料のアルコール濃度を検出する第2のアルコール濃度検出手段を更に備え、前記燃料供給制御手段は、前記排出処理が行われた後に前記第1及び第2のアルコール濃度検出手段によって夫々検出されたアルコール濃度に基づいて、前記第1及び第2の燃料タンク内の燃料を、前記内燃機関の運転状態に応じて予め定められたアルコール濃度となる供給割合で供給するように、前記燃料供給手段を制御するように構成してもよい。
この場合には、燃料供給制御手段による制御下で、燃料供給手段によって、第1及び第2の燃料タンク内の燃料が、内燃機関の運転状態に応じて予め定められたアルコール濃度となる供給割合で、内燃機関に供給される。即ち、第1の燃料タンク内の燃料(即ち、ガソリン濃度が高い燃料)と第2の燃料タンク内の燃料(即ち、アルコール濃度が高い燃料)とが、内燃機関の運転状態によって決まる例えば要求オクタン価(或いは最適オクタン価)に応じて予め定められたアルコール濃度となる供給割合で、内燃機関に供給される。よって、内燃機関の運転状態に応じて、より具体的には、例えば内燃機関の運転状態よって決まる要求オクタン価に応じて、熱的或いはエネルギ的に高効率で内燃機関が動作するように当該内燃機関を制御可能である。尚、本発明に係る「内燃機関の運転状態」とは、例えば内燃機関の回転数、スロットル開度等、内燃機関に適合するアルコール濃度が変化し得るエンジンの物理的、電気的な状態全てを含む概念である。
上述した排出手段を更に備えた態様では、前記排出手段は、前記第1の燃料タンクの底面に設けられると共に前記分離相を排出する排出口を有するように構成してもよい。
この場合には、ガソリンよりも比重が重い水と、水に溶解しやすいという特性を有するアルコールとからなることに起因して、第1の燃料タンク内における下部に形成される分離相を、第1の燃料タンクの底面に設けられた排出口によって確実に排出させることができる。
上述した排出手段が排出口を有する態様では、前記燃料供給手段は、前記第1の燃料タンク内の燃料を、前記排出口を介して、前記内燃機関に供給するように構成してもよい。
この場合には、第1の燃料タンクの底面に設けられた排出口は、燃料供給手段によって、第1の燃料タンクから燃料を取り出すための取出口として使用される。よって、排出口とは別個に、取出口を第1の燃料タンクに設ける必要がない。
本発明に係る内燃機関の制御装置の他の態様では、前記第1の燃料タンクは、底面部において外部に向かって局所的に窪んだ凹部を有する。
この態様によれば、ガソリンよりも比重が重い水と、水に溶解しやすいという特性を有するアルコールとからなることに起因して、第1の燃料タンク内における下部に形成される分離相を、第1の燃料タンクの底面部において外部に向かって局所的に窪んだ凹部に溜めることができる。よって、分離相が第1の燃料タンク内において分散してしまうことを低減或いは防止できる。従って、第1の燃料タンクの凹部から分離相を確実に排出できる。尚、このような凹部は、典型的には、第1の燃料タンクの底面における中央部がその周辺部よりも底方向に下がることによって形成される。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る制御装置について、図1から図3を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る制御装置及び該制御装置を搭載したハイブリッド車両の全体構成について、図1を参照して説明する。ここに図1は、本実施形態に係る制御装置及び該制御装置を備えたハイブリッド車両の要部を示すブロック図である。
図1において、ハイブリッド車両1は、エンジン100、モータジェネレータ200、燃料タンク410、サブタンク420及び制御装置300を備えている。尚、エンジン100は、本発明に係る「内燃機関」の一例であり、燃料タンク410は、本発明に係る「第1の燃料タンク」の一例であり、サブタンク420は、本発明に係る「第2の燃料タンク」の一例であり、制御装置300は、本発明に係る「内燃機関の制御装置」の一例である。
ハイブリッド車両1は、エンジン100と電動機及び発電機として機能するモータジェネレータ200とを走行用の駆動源として搭載した、いわゆるパラレル型のハイブリッド車両として構成されている。エンジン100とモータジェネレータ200とは、図示しない伝達機構を介して互いに接続されている。
エンジン100は、図示しない4つの気筒を有しており、いわゆる4気筒エンジンとして構成されている。エンジン100は、各気筒内部のシリンダで混合気を燃焼させると共に、爆発力に応じて生じる内部のピストン運動を回転運動に変換することでハイブリッド車両1を駆動可能に構成されている。本実施形態では、エンジン100の燃料として、ガソリン及びエタノールが混合された混合燃料(即ち、エタノール混合ガソリン)が使用され、ガソリン100%であっても燃焼可能であり、エタノールが任意の割合で混合されていても燃焼可能である。
エンジン100の上流の吸気管130には、各気筒毎にインジェクタ120が設けられている。インジェクタ120は、後述する燃料タンク410及びサブタンク420に接続されており、各気筒毎に吸気通路内に燃料を噴射する。本実施形態では、インジェクタ120には、後述するように、燃料タンク410から供給される燃料とサブタンク420から供給される燃料とが、混合調整弁81によってエンジン100の運転状態に応じた混合比率で混合された燃料が供給される。
尚、インジェクタ120は、後述する燃料経路61、64及び65、ポンプ71及び72、混合調整弁81等と共に、本発明に係る「燃料供給手段」の一例を構成している。
尚、インジェクタ120は、燃料タンク410から供給される燃料を噴射するインジェクタとサブタンク420から供給される燃料を噴射するインジェクタとからなる別個に設けられた2つのインジェクタとして構成してもよい。更に、このような2つのインジェクタの両方を、気筒内に燃料を直接噴射する直噴インジェクタ或いは吸気通路内に燃料を噴射する(例えば、バンク毎など気筒群毎に又は気筒毎に設けられた)ポートインジェクタとして設けてもよいし、いずれか一方を直噴インジェクタとして設けると共に他方をポートインジェクタとしても設けてもよい。
エンジン100の本体には、エンジン回転数センサ54(以下「NEセンサ」ともいう。)が設けられている。NEセンサ54は、エンジン100の図示しないカムクランク軸近傍に設けられ、クランク軸の所定回転角(本実施形態では、180度)毎に信号パルス(即ち、TDCパルス)を生成して制御装置300へ供給する。制御装置300はNEセンサ54からの信号パルスに基づいてエンジン回転数を算出することができる。
エンジン100の下流の排気管140には、酸素センサ55が設けられている。酸素センサ55は排気管140内の排気ガス中の酸素濃度を検出することが可能である。
モータジェネレータ200は、図示しないインバータを介して図示しないバッテリに接続されており、モータジェネレータ200とバッテリとの間で適宜に電力が授受される。モータジェネレータ200は、バッテリから供給される電気エネルギを機械エネルギに変換することによって、電動機として動作する機能と、機械エネルギを電気エネルギに変換することによって、バッテリに電力を供給する発電機として動作する機能とを有している。
燃料タンク410は、エンジン100の燃焼に供される燃料91を貯蔵している。燃料タンク410に貯蔵された燃料91は、ポンプ71によって、燃料経路61及び65を介してインジェクタ120に供給される。燃料経路61と燃料経路65との間には、混合調整弁81が設けられている。混合調整弁81は、燃料経路61から供給される燃料と後述する燃料経路64から供給される燃料とを、後述する制御装置300によって制御される割合で混合して、燃料経路65に供給することが可能に構成されている。
燃料タンク410の底面には、本発明に係る「相分離判定手段」の一例としての相分離判定装置51が設けられている。相分離判定装置51は、燃料タンク410内において、燃料91がガソリンの相(以下「ガソリン相」と呼ぶ。)と、エタノール及び水によって構成される相(以下「水−エタノール相」とも呼ぶ。)と、に相分離しているか否かを検出することが可能に構成されている。言い換えれば、水−エタノール相が発生しているか否かを判定することが可能に構成されている。
ここで、相分離について、図2を参照して説明する。ここに図2は、相分離を説明するための模式図である。
図2に示すように、燃料タンク410内の燃料91は、ガソリン相91aと、本発明に係る「分離相」の一例としての水−エタノール相91bとに相分離している。矢印91cで示す位置は、ガソリン相91aと水−エタノール相91bとの相分離境界面(即ち、相分離が生じているときの、ガソリン相と水−エタノール相との境界面)を示している。通常、ガソリンよりも水及びエタノールのほうが、比重が大きいため、ガソリン相91aの下方に水−エタノール相91bが溜まる。相分離は、例えば、燃料中に一定以上の水分が含まれる場合などに発生する。このような相分離は、燃料91を攪拌することによって一時的に解消することができる。しかしながら、燃料91中に含まれる水分が原因で相分離が生じた場合には、攪拌しても燃料91に含まれる水分の割合が変わるわけではないので、ある程度の時間が経過すると相分離が再度生じてしまう。更に、相分離境界面91cが燃料経路61における燃料吸込口61aよりも上方に位置する場合には、燃料吸込口61aから吸引される燃料中のアルコール濃度が高くなってしまうと共に、燃料吸込口61aから水分も吸引されてしまう。よって、図2に示すような相分離が生じた場合において、仮に何らの対策も施さねば、燃料タンク410内の燃料を用いたエンジン100の始動時に、エンジン100における燃焼が不安定になってしまうおそれがある。即ち、例えば低温或いは冷間始動時に、エンジン100の始動性が悪化してしまうおそれがある。しかるに本実施形態では、後述するように、エンジン100の始動時には、水−エタノール相91bが除去された後に、燃料タンク410内の燃料がエンジン100に供給されるので、エンジン100の始動性の悪化を抑制或いは防止できる。
再び図1において、相分離判定装置51は、本発明に係る「第1のアルコール濃度検出手段」の一例としてのアルコールセンサ51aを備えている。アルコールセンサ51aは、燃料タンク410内の下部における燃料のアルコール濃度を検出する。相分離判定装置51は、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが発生しているか否かを、以下のように判定する。即ち、燃料タンク410への燃料の給油時など、相分離が発生していない時点にアルコールセンサ51aによって検出されたアルコール濃度と、相分離判定装置51による判定の際にアルコールセンサ51aによって検出されたアルコール濃度とに所定基準値以上の差がある場合には、相分離判定装置51は、水−エタノール相91bが発生していると判定する。ここで本実施形態では特に、相分離判定装置51は、燃料タンク410の底面に設けられたアルコールセンサ51aを有しているので、燃料タンク410の下方に溜まった水−エタノール相91bを、確実に検出できる。よって、相分離判定装置51によって、水−エタノール相91bが発生しているか否かを確実に判定できる。相分離判定装置51は、相分離しているか否かを示す信号を制御装置300に供給する。
尚、本実施形態の変形例として、相分離判定装置51は、アルコールセンサ51aに代えて或いは加えて、燃料タンク410の底面に設けられた水センサを備えていてもよい。この場合にも、燃料タンク410の下方に溜まった水−エタノール相91bを、確実に検出できる。よって、相分離判定装置51によって、水−エタノール相91bが発生しているか否かを確実に判定できる。
サブタンク420は、燃料タンク410内の燃料91が相分離して生じた水−エタノール相91bからなる燃料92を貯蔵することが可能に構成されている。より具体的には、燃料タンク410内で燃料91が相分離して生じた水−エタノール相91bは、ポンプ73によって、排出口411、排出経路62及び63を介してサブタンク420に排出され、燃料92として貯蔵される。即ち、ポンプ73は、燃料タンク410から排出口411及び排出経路62を介して水−エタノール相91bを吸い出し、排出経路632を介して水−エタノール相91bをサブタンク420へと送り込むことが可能に構成されている。サブタンク420に貯蔵された燃料92(言い換えれば、水−エタノール相91b)は、ポンプ72によって、燃料経路64を介して混合調整弁81に供給される。サブタンク420には、本発明に係る「第2のアルコール濃度検出手段」の一例としてのアルコールセンサ52が設けられている。アルコールセンサ52は、燃料タンク420内における燃料のアルコール濃度を検出する。アルコールセンサ52は、アルコール濃度を示す信号を制御装置300に供給する。
制御装置300は、排出制御部310、燃料供給制御部320及び動力切換部330を備えており、エンジン100及びモータジェネレータ200の動作全体を制御する。ここで排出制御部310は、本発明に係る「排出制御手段」の一例であり、燃料供給制御部320は、本発明に係る「燃料供給制御手段」の一例であり、動力切換部330は、本発明に係る「動力切換手段」の一例である。これらは、好適には、周知の電子制御ユニット(Electronic Control Unit:ECU)、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)、制御プログラムを格納した読み出し専用メモリ(Read Only Memory:ROM)、各種データを格納する随時書き込み読み出しメモリ(Random Access Memory:RAM)等を中心とした論理演算回路として構成されている。更に、制御装置300は、NEセンサ54等の各種センサや相分離判定装置51からの入力信号を受ける入力ポート及び、インジェクタ120等の各種アクチュエータに制御信号を送る出力ポートに対して、図示しないバスを介して接続されている。
排出制御部310は、ポンプ73を制御することが可能に構成されている。本実施形態では特に、相分離判定装置51によって相分離している(即ち、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが発生している)と判定された場合には、排出制御部310は、燃料タンク410内の水−エタノール相91bを排出口411、排出経路62及び63を介してサブタンク420へ排出する排出処理を行うように、ポンプ73を制御するように構成されている。よって、このような排出処理の後、燃料タンク410には、水−エタノール相91bが除去された燃料91(即ち、ガソリン相91a)が貯蔵され、サブタンク420には、水−エタノール相91bからなる燃料92が貯蔵されることになる。
燃料供給制御部320は、ポンプ71及び72、インジェクタ120及び混合調整弁81を制御することが可能に構成されている。より詳細には、燃料供給制御部320は、ポンプ71及び72による燃料供給タイミングや、混合調整弁81による、燃料経路61から供給される燃料と燃料経路64から供給される燃料とを混合する割合や、インジェクタ120による燃料の噴射量や噴射タイミングを制御することが可能に構成されている。本実施形態では特に、燃料供給制御部320は、燃料タンク410及びサブタンク420内の燃料を、エンジン100の運転状態に応じて予め定められたアルコール濃度となる供給割合で、エンジン100に供給するように、ポンプ71及び72、インジェクタ120及び混合調整弁81を制御することが可能に構成されている。
動力切換部330は、ハイブリッド車両1の動力源をエンジン100及びモータジェネレータ200間で切り換えることが可能に構成されている。本実施形態では特に、動力切換部330は、水−エタノール相91bを燃料タンク410からサブタンク420へ排出する排出処理が行われている期間中、ハイブリッド車両1の動力源をモータジェネレータ200に切り換えることが可能に構成されている。
次に、本実施形態に係る制御装置の動作処理について、図1及び図2に加えて、図3を参照して説明する。ここに図3は、本実施形態に係る制御装置の動作処理を示すフローチャートである。尚、図3では、エンジン100の始動時における動作処理を主として示している。
図3において、先ず、相分離判定装置51によって、燃料タンク410内の燃料91が相分離しているか否か(即ち、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが発生しているか否か)が判定される(ステップS11)。言い換えれば、燃料タンク410への燃料の給油時(即ち、相分離が発生していない時点)にアルコールセンサ51aによって検出されたアルコール濃度と、相分離判定装置51による判定の際にアルコールセンサ51aによって検出されたアルコール濃度とに所定基準値以上の差があるか否かが判定される。
相分離していない(即ち、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが発生していない)と判定された場合には(ステップS11:NO)、燃料タンク410内の燃料91を用いてエンジン100が始動される(ステップS21)。即ち、動力切換部330によって、ハイブリッド車両1の動力源がエンジン100に切り換えられると共に、燃料供給制御部310による制御下で、燃料タンク410内の燃料91が、ポンプ71、インジェクタ120等によって、エンジン100に供給されることにより、エンジン100が始動される。この場合、ポンプ73は動作されることはなく、不必要な排出処理によるエネルギーロスはない。
一方、相分離している(即ち、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが発生している)と判定された場合には(ステップS11:YES)、燃料タンク410内の水−エタノール相91bがサブタンク420へ排出される(ステップS12)。即ち、排出制御部310による制御下で、燃料タンク410内の水−エタノール相91bが、ポンプ73によって、排出口411並びに排出経路62及び63を介してサブタンク420へ排出される、即ち排出処理が行われる。続いて、相分離判定装置51によって、燃料タンク410内の燃料91が相分離しているか否か(言い換えれば、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが残っているか否か)が判定される(ステップS13)。相分離している(言い換えれば、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが残っている)と判定された場合には(ステップS13:YES)、再び、排出処理が行われる(ステップS12)。一方、相分離していない(言い換えれば、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが残っていない)と判定された場合には(ステップS13:NO)、排出処理が停止される(ステップS14:NO)。即ち、排出制御部310によって、水−エタノール相91bの排出が停止するように、ポンプ73が制御される。従って、この場合にも、ポンプ73の不必要な排出処理によるエネルギーロスはない。このように排出処理(ステップS12)は、燃料タンク410内の水−エタノール相91bが殆ど或いは好ましくは完全になくなるまで行われる。ここで、本実施形態では特に、水−エタノール相91bを燃料タンク410からサブタンク420へ排出する排出処理が行われている期間中、ハイブリッド車両1の動力源はモータジェネレータ200に切り換えられる、即ち、ハイブリッド車両1のEV走行が実行される。よって、排出処理が終了した後に動力源をエンジン100に切り換える(即ち、エンジン100を始動させる)ことで、ガソリン濃度の高い燃料を用いてエンジン100を始動させることができる。
次に、燃料タンク410の燃料91を用いてエンジン100が始動される(ステップS15)。即ち、動力切換部330によって、ハイブリッド車両1の動力源がエンジン100に切り換えられると共に、燃料供給制御部310による制御下で、燃料タンク410内の燃料91が、ポンプ71、インジェクタ120等によって、エンジン100に供給されることにより、エンジン100が始動される。このように本実施形態では特に、相分離が解消された後の燃料タンク410内の燃料91(言い換えれば、ガソリン相91a)即ち、ガソリン濃度の高い燃料を用いてエンジン100を始動させることができる。従って、例えば低温或いは冷間始動時における、エンジン100の始動性を確保することができる、或いは好ましくは向上させることができる。
次に、エンジン100の暖気後に、燃料タンク410内の燃料91とサブタンク420内の燃料92(即ち、水−エタノール相91b)とが混合されてエンジン100に供給される(ステップS16)。即ち、エンジン100の暖気後に、燃料供給制御部310による制御下で、エンジン100には、燃料タンク410内の燃料91に加えて或いは代えて、サブタンク420内の燃料92が供給される。よって、燃料タンク410からサブタンク420へ排出された燃料92を確実に燃焼させることができる。
この際、本実施形態では特に、燃料供給制御部310は、アルコールセンサ51a及び52によって夫々検出されたアルコール濃度に基づいて、燃料タンク410内の燃料91とサブタンク420内の燃料92とを、エンジン100の運転状態に応じて予め定められたアルコール濃度となる割合で供給するように、混合調整弁81を制御或いは調整する。即ち、燃料タンク410内の燃料91(即ち、ガソリン相91a、言い換えればガソリン濃度が高い燃料)とサブタンク420内の燃料92(即ち、水−エタノール相91b、言い換えれば、アルコール濃度が高い燃料)とが、エンジン100の運転状態によって決まる例えば要求オクタン価(或いは最適オクタン価)に応じて予め定められたアルコール濃度となる割合で、エンジン100に供給される。よって、エンジン100の運転状態に応じて、より具体的には、例えばエンジン100の運転状態よって決まる要求オクタン価に応じて、熱的或いはエネルギ的に高効率で動作するように、エンジン100を制御可能である。尚、NEセンサ54によって検出されるエンジンの回転数や、酸素センサ55によって検出される排気ガス中の酸素濃度等、各種センサによって検出されるエンジン100の運転状態が制御装置300に入力される。
以上説明したように、本実施形態に係る制御装置300によれば、相分離が解消された後の燃料タンク410内の燃料91、即ち、ガソリン濃度の高い燃料からなるガソリン相91aを用いてエンジン100を始動させることが可能となる。従って、例えば低温或いは冷間始動時における、エンジン100の始動性を確保する或いは向上させることができる。更に、エンジン100の始動後には、燃料タンク410内の燃料91とサブタンク420内の燃料92とを、エンジン100の運転状態に応じて予め定められたアルコール濃度となる割合で供給することができる。よって、エンジン100の運転状態に応じて、エンジン100を、熱的或いはエネルギ的に高効率で動作させることができる。
次に、本実施形態の変形例に係る燃料タンクの構成について、図4を参照して説明する。ここに図4は、本実施形態の変形例における図2と同趣旨の模式図である。
図4に示すように、燃料タンク410は、底面部において外部に向かって局所的に窪んだ凹部415を有していてもよい。より具体的には、凹部415は、燃料タンク410の底面における中央部がその周辺部よりも底方向に下がることによって形成されている。凹部415の底面415aには、排出口411が形成されている。よって、燃料タンク410内における下部に形成される水−エタノール相91bを、燃料タンク410の底面部において外部に向かって局所的に窪んだ凹部415に溜めることができる。従って、水−エタノール相91bが燃料タンク410内において分散してしまうことを低減或いは防止できる。更に、燃料タンク410の凹部415から水−エタノール相91bを、排出口411を介して確実に排出できる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る制御装置について、図5及び図6を参照して説明する。
先ず、第2実施形態に係る制御装置及び該制御装置を搭載したハイブリッド車両の全体構成について、図5を参照して説明する。ここに図5は、第2実施形態における図1と同趣旨のブロック図である。尚、図5において、図1に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
図5において、ハイブリッド車両2は、図1を参照して上述した制御装置300に代えて制御装置302を備える点で、第1実施形態に係るハイブリッド車両1と異なる。更に、ハイブリッド車両2は、図1を参照して上述した燃料経路61、排出経路62及び63並びにポンプ73に代えて、共通経路66a及び66b、ポンプ74、切替弁85、第1経路67並びに第2経路68を備える点で、第1実施形態に係るハイブリッド車両1と異なる。その他の点については、ハイブリッド車両2は、第1実施形態に係るハイブリッド車両1と概ね同様に構成されている。
図5において、燃料タンク410に貯蔵された燃料91は、ポンプ74によって、共通経路66a及び66b、第1経路67並びに燃料経路65を介してインジェクタ120に供給される。共通経路66bと第1経路67との間には、切替弁85が設けられている。切替弁85は、共通経路66bから供給される燃料を、第1経路67及び第2経路68のいずれかに一方に供給することが可能に構成されている。切替弁85は、共通経路66bから供給される燃料を、第1経路67及び第2経路68のいずれに供給するかを、後述する制御装置302によって切り替え制御可能に構成されている。
制御装置302は、図1を参照して上述した排出制御部310に代えて排出制御部312を備える点及び燃料供給制御部320に代えて燃料供給制御部322を備える点で、第1実施形態に係る制御装置300と異なる。その他の点については、制御装置302は、第1実施形態に係る制御装置300と概ね同様に構成されている。
排出制御部312は、ポンプ74及び切替弁85を制御することが可能に構成されている。本実施形態では特に、相分離判定装置51によって相分離している(即ち、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが発生している)と判定された場合には、排出制御部312は、燃料タンク410内の水−エタノール相91bを排出口411、共通経路66a及び66b並びに第2経路68を介してサブタンク420へ排出する排出処理を行うように、ポンプ74及び切替弁85を制御するように構成されている。よって、このような排出処理の後、燃料タンク410には、水−エタノール相91bが除去された燃料91(即ち、ガソリン相91a)が貯蔵され、サブタンク420には、水−エタノール相91bからなる燃料92が貯蔵されることになる。
燃料供給制御部322は、ポンプ74及び72、インジェクタ120、混合調整弁81並びに切替弁85を制御することが可能に構成されている。より詳細には、燃料供給制御部322は、切替弁85の切替タイミングや、ポンプ74及び72による燃料供給タイミングや、混合調整弁81による、第1経路67から供給される燃料と燃料経路64から供給される燃料とを混合する割合や、インジェクタ120による燃料の噴射量や噴射タイミングを制御することが可能に構成されている。本実施形態では特に、燃料供給制御部332は、相分離判定装置51によって相分離していない(即ち、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが発生していない)と判定された場合には、燃料供給制御部332は、燃料タンク410内の燃料91(或いはガソリン相91a)を排出口411、共通経路66a及び66b、第1経路68及び燃料経路65を介してインジェクタ120へ供給するように、ポンプ74及び切替弁85を制御することが可能に構成されている。よって、燃料タンク410の底面に設けられた排出口411は、燃料タンク410から燃料を取り出すための取出口としても使用される。よって、排出口411とは別個に、取出口を燃料タンク410に設ける必要がない。従って、燃料タンク410内に水分等が混入することによって相分離が発生してしまうことを抑制できる。
次に、本実施形態に係る制御装置の動作処理について、図5に加えて、図6を参照して説明する。ここに図6は、第2実施形態における図3と同趣旨のフローチャートである。尚、図6において、図3に示した第1実施形態に係る動作処理と同様の動作処理に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
図6において、本実施形態に係る制御装置の動作処理では、ステップS31及びステップS32に係る動作処理が行われる点で、図3を参照して上述した第1実施形態に係る制御装置の動作処理と異なる。その他の動作処理については、第1実施形態に係る制御装置の動作処理と概ね同様である。
図6において、相分離している(即ち、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが発生している)と判定された場合には(ステップS11:YES)、排出制御部312によって、切替弁85が第1経路67から第2経路68へ切り替えられる(ステップS31)。即ち、燃料タンク410内の水−エタノール相91bを排出口411、共通経路66a及び66b並びに第2経路68を介してサブタンク420へ排出する排出処理を行うことができるように、切替弁85を制御する。つまり、共通経路66bと第2経路68とを連通させると共に、共通経路66bと第1経路67との間を遮断するように、切替弁85を制御する。
続いて、燃料タンク410内の水−エタノール相91bがサブタンク420へ排出される(ステップS12)。即ち、排出制御部312による制御下で、燃料タンク410内の水−エタノール相91bが、ポンプ74によって、排出口411、共通経路66a及び66b並びに第2経路68を介してサブタンク420へ排出される、即ち排出処理が行われる。
図6において、排出処理(ステップS12)が行われた後に、相分離していない(言い換えれば、燃料タンク410内に水−エタノール相91bが残っていない)と判定された場合には(ステップS13:NO)、燃料供給制御部322によって、切替弁85が第2経路68から第1経路67へ切り替えられる(ステップS32)。即ち、燃料タンク410内の燃料91(言い換えれば、ガソリン相91a)を、排出口411、共通経路66a及び66b、第1経路67並びに燃料経路65を介してインジェクタ120に供給することができるように、切替弁85を制御する。つまり、共通経路66bと第1経路67とを連通させると共に、共通経路66bと第2経路68との間を遮断するように、切替弁85を制御する。
続いて、燃料タンク410の燃料91を用いてエンジン100が始動される(ステップS15)。即ち、動力切換部330によって、ハイブリッド車両2の動力源がエンジン100に切り換えられると共に、燃料供給制御部312による制御下で、燃料タンク410内の燃料91が、ポンプ74、インジェクタ120等によって、エンジン100に供給されることにより、エンジン100が始動される。よって、例えば低温或いは冷間始動時における、エンジン100の始動性を確保することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う内燃機関の制御装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1…ハイブリッド車両、51…相分離判定装置、51a…アルコールセンサ、54…エンジン回転数センサ、55…酸素センサ、61、64、65…燃料経路、61a…燃料吸込口、62、63…排出経路、71、72、73、74…ポンプ、81…混合調整弁、91…燃料、91a…ガソリン相、91b…水−エタノール相、92…燃料、100…エンジン、120…インジェクタ、200…モータジェネレータ、300…制御装置、310…排出制御部、320…燃料供給制御部、330…動力切換部、410…燃料タンク、411…排出口、420…サブタンク、